JP3698631B2 - 婦人用体調管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排卵日、PMS期、月経期、妊娠可能日等の婦人の月周期で現れる体調を判定するための婦人用体調管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
婦人の月周期で現れる体調は基礎体温と密接な関係を有しており、排卵日を境に基礎体温は、低温期から高温期に推移し、月経開始日を境に低温期から高温期に徐々に推移するということが知られている。
【0003】
更に、この女性の1ヶ月の体調変化は一般的に月経中、月経後、排卵後、月経前の4つの期間に分けて説明され、実際にその期間毎に精神と身体が微妙に変化すると言われる。特に月経前から月経中は、水分や脂肪を体に蓄え易く、人によっては、通常より体重が1〜3kg程度増加するとも言われる。
【0004】
また月経前一週間は、PMS(Premenstrual Syndrome)期とも呼ばれ、多くの婦人が頭痛やイライラ、腹痛、むくみ等の何らかの不快な症状に悩まされている。このような時期に、運動や食事制限をして減量を行っても、ストレスが溜まりやすく効率が悪いうえに、その反動で普段以上に飲食をしてしまうという事態も起き、返って逆効果であるとも言われている。
【0005】
また、PMS期の不快な症状を緩和するには、自分がその状態にあることを認識し、その症状も健康の証であるとポジティブに捕らえることがよいと言われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年女性が盛んにダイエットを行っている。しかしその方法は、毎日継続的に運動や食事制限をすることで、体重を減らしていくものであり、本人の精神状態や体調をあまり考慮せず行われている。これは不調時においては、体に対する負担は大きなものであった。特に精神的に不安定な時期でのダイエットは前述した通り逆効果であるばかりか、無理な減量は身体の様々な機能に悪影響を及ぼす。肌の艶が無くなったり、髪がパサパサになったり、爪がもろくなったりする。
【0007】
このような症状は減量を行っていなくとも、女性の身体は月周期のホルモン変化が起きるため、周期的に発生するものである。しかし、このような症状に悩んでしまい、無理に症状を改善すると言われる食品や薬品を過大に摂取して副作用が発生したり、必要以上に化粧をして返って肌荒れを引き起こしたりしていた。
【0008】
特にPMS期においては、むくみの発生により様々な症状が現れるが、その発生や程度を把握する方法もなく、また対策もされずに多くの女性が悩まされてきた。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、婦人の月周期で現れる体調を判断し、その時点の体調を利用者に認識させ、更にその体調に適したアドバイスを行うことで負担を軽減し、利用者に快適な生活を提供することである。特に多くの女性が不快な症状に悩まされているPMS期には、その発生を認識させ、適当なアドバイスを行うことで症状を緩和させることである。また、近年盛んに行われているダイエットに適した時期を利用者に教えることで、効率よくダイエットを行わせることでもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の婦人用体調管理装置は、生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、婦人の月周期で現れる体調の変化に応じて、その月周期を複数の期間に分割し、各期間における複数のアドバイスを記憶したアドバイス記憶手段と、
前記インピーダンス測定手段において測定された生体電気インピーダンス値の推移から現在の体調が前記複数の期間のいずれに該当するかを判定する体調判定手段と、
前記体調判定手段において判定された期間に応じて、前記アドバイス記憶手段に記憶された各期間における複数のアドバイスの中から、適当なアドバイスを選択するアドバイス選択手段と、選択されたアドバイスを報知する報知手段とを有する。
【0011】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記アドバイス記憶手段は、前記複数の期間を月経の開始日から終了日までを第一の期間、月経の終了日から排卵日までを第二の期間、排卵日から次の月経開始一週間前までを第三の期間、月経開始一週間前から月経開始日までを第四の期間と4種類に分割して記憶してある。
【0012】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記アドバイス記憶手段は、前記第一の期間から第四の期間に加え、更に妊娠可能期間を第五の期間として記憶している。
【0013】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記体調判定手段はむくみ判定手段を備え、判定された期間が第四の期間である場合には、このむくみ判定手段によりインピーダンス測定手段で測定された生体電気インピーダンス値に基づいてむくみの程度を判定し、前記アドバイス選択手段はむくみの程度に応じて前記アドバイス記憶手段から最適なアドバイスを選択する。
【0014】
また本発明の婦人用体調管理装置では、更に目標体重を入力する入力手段と、現在の体重を測定する体重測定手段と、目標体重と現在の体重とを比較し体重差を演算する体重差演算手段とを有し、前記アドバイス選択手段は体重差と前記現在の体調に応じた期間から最適なアドバイスを前記アドバイス記憶手段から選択する。
【0015】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記体重測定手段により測定された体重により、生体電気インピーダンス値を補正することとする。
【0016】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記複数のアドバイスは、体重及びダイエットに関する内容である。
【0017】
また本発明の婦人用体調管理装置では、前記体調判定手段において判定された期間が第三の期間である場合には、前記選択手段で選択される体重およびダイエットに関するアドバイスはダイエットを積極的に行うことを促す内容である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本願出願人は既に特願平11−258358号の明細書において、生体電気インピーダンス(以下、BIとする)測定を行うことで婦人の月周期で現れる体調を判断することが可能な装置について提案した。この装置では、BI値は基礎体温と密接な関係があり、基礎体温の低温期には高値を示し、高温期には低値を示す。また、月経直前から月経前半期には一時上昇後に低値を示すといった周期的な推移を行う。
【0019】
本発明の婦人用体調管理装置では、このような関係を利用して測定したBI値から婦人の月周期で現れる体調を判定し、判定結果に基づき、複数用意されたアドバイスの中から利用者に最適なアドバイスを選択し表示する。特にPMS期においては、測定されたBI値から利用者のむくみの程度を判定し、その程度に応じた適切なアドバイスを表示する。
【0020】
また、利用者の目標体重を入力し測定された現在の体重との差を求め、体重差と判定された現在の体調に応じて最適なアドバイスを表示する。
【0021】
【実施例】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施例である婦人用体調管理装置の正面図である。図1に示す通り、婦人用体調管理装置10は、体重計付き生体電気インピーダンス計20と、この体重計付き生体電気インピーダンス計20に電気ケーブル30を介して接続された制御ボックス40とから構成されている。本実施例では、体重計付き生体電気インピーダンス計20と制御ボックス40とは通常の電気ケーブル30を介して相互に接続されているが、例えば赤外線や電磁波等による無線通信を介して接続されても良い。
【0022】
体重計付き生体電気インピーダンス計20の上面には、定電流印加用電極21a、21b及び電圧測定用電極22a、22bが設けられており、また、制御ボックス40の前面には、電源スイッチ41a、測定キー41b、アップキー41c、ダウンキー41d、月経開始日キー41e、設定キー41fといった一群の操作キー、及び、表示装置42が設けられている。
【0023】
図2は、図1に示した婦人用体調管理装置10の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、体重計付き生体電気インピーダンス計20には、定電流印加用電極21a、21bと、定電流印加用電極21a、21bに印加される高周波の微弱な定電流を生成するための高周波定電流回路23と、電圧測定用電極22a、22bと、電圧測定用電極22a、22b間の電圧を測定するためのインピーダンス測定手段である電圧測定回路24と、被判定者の体重を測定するための体重測定手段である体重測定装置25と、測定された電圧及び体重をA/D変換するためのA/D変換器28とが備えられている。
【0024】
また、制御ボックス40には、測定開始の指示や月経期間データの入力等のための一群の操作キー41aから41fを含む入力手段であるデータ入力装置41と、測定されたBIの推移や判定された体調等を表示するための報知手段である表示装置42と、測定日時等を計時するための時計装置43と、測定されたBIや計時された測定日時及び複数のアドバイスを記憶している記憶手段である記憶装置44と、入力装置41によって入力された月経期間データや測定されたBI及び体重等のデータに基づいて婦人の月周期で現れる体調を判定したり、記憶装置44への各種データの記憶や表示装置42への各種データの表示を制御したりするための演算制御手段及びアドバイス選択手段であり、体調判定手段及びむくみ判定手段でもあるCPU45とが備えられている。
【0025】
本実施例では、各機能要素が上述のように体重計付き生体電気インピーダンス計20と制御ボックス40とに分離されているが、本発明はこれに限られず、例えばCPU45は制御ボックス40ではなく体重計付き生体電気インピーダンス計20に備えられていても良く、また、体重計付き生体電気インピーダンス計10と制御ボックス40とが一体となった構成とされていても良い。
【0026】
次に、上述したような実施例の婦人用体調測定装置の動作に関連させて、本発明による婦人用体調判定方法について詳述する。
【0027】
図3は、本発明に係る婦人の月周期で現れる体調を判定するための手順を示すフローチャートである。ステップ1では、被判定者は電源スイッチ41aを押下して婦人用体調管理装置10の電源をオンにする。ステップ2では、被判定者が設定キー41fを押下したならば、婦人用体調管理装置10は設定モードとなってステップ3に移る。
【0028】
ステップ3では、現在の日時設定となる。アップキー41c及びダウンキー41dを用いて表示装置42に表示される現在日時を変更していく。変更された値は、再度設定キー41fを押下することで決定される。更に、前回の月経開始日も同様に入力する。
【0029】
ステップ4では、被測定者が測定キー41bを押下したならば、婦人用体調管理装置10は測定モードとなってステップ5に移り、押下しなければ月経期間データ入力モードとなってステップ14に移る。
【0030】
ステップ5から、測定モードが始まる。被判定者が左足裏及び右足裏のつま先を定電流印加用電極21a及び21bにそれぞれ接触させ、また、左足裏及び右足裏のかかとを電圧測定用電極22a、22bにそれぞれ接触させて、体重計付き生体電気インピーダンス計20に素足で乗ると、体重測定装置25は重量を検知して被判定者の体重の測定を開始する。
【0031】
続いて、ステップ6では、高周波定電流回路23によって生成された高周波の微弱な定電流が、定電流印加用電極21a及び21bを介して被判定者のつま先に印加され、被判定者の下腹部を含む両足間に流される。そして、電圧測定回路24によって電圧測定用電極22a、22b間の電圧が測定され、BIが測定される。ステップ7では、ステップ6で測定されたBIが、次に示すような補正式に基づいて補正される。
補正式1 : 体重補正BI=BI+A×初回に測定された体重との差異
補正式2 : 体重補正BI=BI+B×前回測定された体重との差異
つまり体重補正BIは、BIから体重の増減に伴うBIの増減を減算もしくは加算することにより得られるものであり、補正式1もしくは補正式2から算出される。ここで、A及びBは補正係数である。これにより、体重変化の影響が除去された体重補正BIが算定される。
【0032】
ステップ8では、記憶装置44から前日まで数日間の補正BI値および前日の体調、月経開始日等のデータがCPU45に読み込まれる。
【0033】
ステップ9では、CPU45において、上述したようなBIと婦人の月周期で現れる体調との関係に基づいて、ステップ7で得られた今回測定された体重補正BIとステップ8で記憶装置44から読み込まれた前日まで数日間の測定された体重補正BIおよび前日の体調、月経開始日データ等から被判定者が現在、どのような体調の期間であるか判定する。つまり第一の期間(月経期)、第二の期間(好調期)、第三の期間(維持期)、第四の期間(不調期)、及び第五の期間(妊娠可能期)の体調が判定される。
【0034】
ここで体調判定について説明する。但し、この判定例は月経周期が28日周期の人の場合であり、月経周期は個人により異なるものであるので、各期間の日数は利用者の周期に応じて適宜変更していく。
【0035】
図4は、BI値から各期間の判定方法を説明する図である。この場合、月経開始日から約7日間を第一の期間(月経期)とし、その次の日から、BI値が高値から低値に変化する日までを第二の期間(好調期)とし、BI値が低値に変化した日から約7日間を第三の期間(維持期)とし、その次の日から次の月経開始日までを第四の期間(不調期)とする。更にBIが高値から低値に変化する前後3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。このBI値の変化の判定基準としては、過去の高BI期間における平均BI値の4%以上の低いBI値が発生した時点で、高BI期間から低BI期間に変化したとする。
【0036】
また、第四の期間(不調期)においては、その期間中の過去の平均BI値と比較して、1%以上の低BI値が生じていたら、むくみが発生しているものとし、その段階をむくみレベル1とし、2%以上の低BI値でむくみレベル2、3%以上の低BI値でむくみレベル3とする。
【0037】
図4の被測定者の場合、高BI値期間の平均値は約590Ω、低BI値期間の平均値は約560Ωとなっている。従って590Ωの4%である23.6Ω低い値の566.4Ω以下のBI値が測定された時点で低BI値期間に推移したものとする。15日目にその低BI値が現れたので、この日の前後3日間が妊娠可能期となる。
【0038】
また、第四の期間における平均BI値は560Ωであり、この1%低いBI値が554.4Ω以下でむくみレベル1とし、2%低いBI値が544.8Ω以下でむくみレベル2とし、3%低いBI値が543.2Ω以下でむくみレベル3となる。
【0039】
従って本発明の婦人用体調管理装置10では、女性の月周期で現れる各期間を次のように判定する。
入力された月経開始日データの日にちを月経開始日とする。
月経開始日から一週間を第一の期間(月経期)とする。
その次の日から過去の第二の期間の平均BI値より4%低いBI値が測定される前日までを第二の期間(好調期)とする。
その次の日から、過去のデータから推測される次の月経開始予定日の一週間前の日までを第三の期間(維持期)とする。
次の日から、次の月経開始日データが入力される日までを第四の期間(不調期)とする。
また、過去のデータに基づき、次回の月経開始予想日から遡って排卵日までの平均日数を求め、推定排卵日の前後3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。ここでは、月経開始予想日から14日前を推定排卵日とする。但し、この第五の期間(妊娠可能期)は測定されたBI値の高値期から低値期の変化を判定した時点で補正する。つまり、推定排卵日より早くこのBI値の変化による排卵が判定された場合、その日から3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。逆に推定排卵日を過ぎてもBI値の変化が生じない場合には、その間も継続的に第五の期間(妊娠可能期)とし、BI値の変化による排卵が判定されてから3日後までを第五の期間(妊娠可能期)とする。
【0040】
以上のような判定方法に基づいて被測定者が現在、前日までの期間と変わらないか、あるいは次の期間に変化したかを判断する。尚、この体調判定は一周期分の過去の測定BI値が揃うことで判定が可能であり、そのデータが揃うまでは判定を行わない。このような場合には、「データが足りません」といった内容のメッセージを表示装置42に表示することとなる。
【0041】
そして、ステップ10では、ステップ9で判定された体調の判定結果に基づいてCPU45は、表示装置42に表示するアドバイスを記憶装置44に記憶されている複数のアドバイスの中から選択する。この時、アドバイスの選択は、過去数日と同じ内容にならないように、記憶装置44に記憶されている過去に表示したアドバイス番号も確認する。
【0042】
ステップ11では、判定された体調や選択されたアドバイスを表示装置42に表示する。表示する体調の判定結果としては、例えば第一の期間には月経中、第二の期間には好調期間、第三の期間には排卵終了や体調維持期、第四の期間には月経前や不調期あるいはPMS期、第五の期間には妊娠可能期といった体調が表示される。
【0043】
また、体調の判定結果に関連するアドバイスとしては、例えば「月経前、PMS期、むくみ、イライラし易いので注意、ビタミンBを取りましょう」、「月経期間中、もう少し我慢、貧血に注意、鉄分を取りましょう」、「月経終了、絶好調、積極的に運動しましょう」、「排卵期、体調下降気味、食べ過ぎに注意しましょう」といった食生活を含む生活行動上の注意点等が表示される。二つの期間に該当する場合(図4では12〜16日)には、各期間のアドバイスを選択し同時あるいは順次に表示装置42へ表示する。尚、図5にアドバイスの例を列挙する。ここには期間毎に3種類のアドバイス例を示しているが、更に多くのアドバイスが記憶装置44に記憶されている。
【0044】
ステップ12では、今回測定された体重補正BIや体重や現在の体調及び測定日や表示したアドバイス番号等が記憶装置44に記憶される。その後、ステップ13で、自動的に電源がオフにされ、測定は終了する。
【0045】
また、ステップ14から、月経期間データ入力モードが始まる。被判定者は、アップキー41cもしくはダウンキー41dを押下することにより、表示装置42に表示される所望の日付けを選択する。ステップ15では、被判定者により月経開始日キー41eが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ16において、ステップ14で選択された日付けが月経開始日として記憶装置44に記憶される。一方、ステップ15でキーが押下されていない場合には、ステップ17で、被判定者により電源スイッチ41aが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ13において電源がオフにされ、入力は終了する。
【0046】
次いで、本発明の更に別の第二実施例について説明する。第二実施例においては、婦人用体調管理装置に利用者の目標体重を入力することが可能であり、目標体重と測定された現在の体重及びBI値から、適切なアドバイスを表示する。女性の身体は排卵日を境に基礎代謝量が上がると言われている。これは排卵後に基礎体温が上がるため、基礎代謝量も上昇する。つまりこの時期は運動中のカロリー消費量を表す運動効率も上がり、効率よくカロリーを消費できると言われ、最もダイエットを行うのに適した時期である。一方、月経の一週間前から月経初期に掛けては、基礎代謝量も下がり運動効率も悪く、運動を行っても効果が期待できない。またこの時期は、身体に水分を溜めやすく、むくみが生じているため、若干の体重増加は気にする必要は無い言われる。従って、無理をせず安静している方が望ましいとされる。また、月経後から排卵期までは一般的に最も体調が良く、何事も積極的に活動することが望ましいとされ、この時期もダイエットを行うことは悪くないとされる。
【0047】
従って、排卵日以降の第三の期間(維持期)には積極的にダイエットを行うことを促すアドバイスを表示し、月経前一週間の第四の期間(不調期)には、運動を控えるようなアドバイスを表示し、月経後から排卵日までの第二の期間(好調期)にも、ダイエットに限らず積極的に活動するよう促すアドバイスを表示する。
【0048】
尚、外観図及びブロック図は第一実施例で示した図1及び図2と同様であるので、それらを用いて説明する。
【0049】
図6は、本発明に係る婦人の月周期で現れる体調を判定するための手順を示すフローチャートである。ステップ1では、被判定者は電源スイッチ41aを押下して婦人用体調管理装置10の電源をオンにする。ステップ2では、被判定者が設定キー41fを押下したならば、婦人用体調管理装置10は設定モードとなってステップ3に移る。
【0050】
ステップ3では、現在の日時設定の状態となる。アップキー41c及びダウンキー41dを用いて表示装置42に表示される現在日時を変更していく。変更された値は、再度設定キー41fを押下することで決定される。更に、前回の月経開始日も同様に入力する。更にステップ4では、目標体重を入力する。この目標体重は本人が希望する体重であるが、仮に利用者の身長や年齢を入力させ理想体重を体重管理管理装置10が演算し、その体重を目標体重として設定する形態としてもよい。
【0051】
ステップ5では、被測定者が測定キー41bを押下したならば、婦人用体調管理装置10は測定モードとなってステップ6に移り、押下しなければ月経期間データ入力モードとなってステップ15に移る。
【0052】
ステップ6から、測定モードが始まる。被判定者が左足裏及び右足裏のつま先を定電流印加用電極21a及び21bにそれぞれ接触させ、また、左足裏及び右足裏のかかとを電圧測定用電極22a、22bにそれぞれ接触させて、体重計付き生体電気インピーダンス計20に素足で乗ると、体重測定装置25は重量を検知して被判定者の体重の測定を開始する。
【0053】
続いて、ステップ7では、高周波定電流回路23によって生成された高周波の微弱な定電流が、定電流印加用電極21a及び21bを介して被判定者のつま先に印加され、被判定者の下腹部を含む両足間に流される。そして、電圧測定回路24によって電圧測定用電極22a、22b間の電圧が測定され、BIが測定される。ステップ8では、ステップ7で測定されたBIが、第一実施例に示したような補正式1又は補正式2に基づいて補正される。
【0054】
ステップ9では、記憶装置44から前日まで数日間の補正BI値および前日の体調、月経開始日等のデータがCPU45に読み込まれる。
【0055】
ステップ10では、CPU45において、上述したようなBIと婦人の月周期で現れる体調との関係に基づいて、ステップ8で得られた今回測定された体重補正BIとステップ9で記憶装置44から読み込まれた前日まで数日間の測定された体重補正BIおよび前日の体調、月経開始日データ等から被判定者が現在、どのような体調の期間であるか判定する。つまり第一の期間(月経期)、第二の期間(好調期)、第三の期間(デリケート期)、第四の期間(不調期)、及び第五の期間(妊娠可能期)の体調が判定される。この体調判定は、第一実施例で説明したように行われる。
【0056】
そして、ステップ11では、ステップ10で判定された体調の判定結果及び記憶装置44に記憶されている目標体重とステップ6で測定された現在の体重との差に基づいてCPU45は、表示装置42に表示するアドバイスを記憶装置44に記憶されている複数のアドバイスの中から選択する。上述のように、排卵後には基礎代謝が上昇し、運動中のカロリー消費効率も上がるため、積極的にダイエットを行うアドバイスを表示する。
【0057】
ここでは体重差が2kg以内をダイエットレベル1とし、2〜5kgをダイエットレベル2とし、5kg以上をダイエットレベル3とする。つまり、現在の体調と測定された体重差との組み合わせにより、アドバイス表示する項目を選択する。この時、アドバイスの選択は、過去数日と同じ内容にならないように、記憶装置44に記憶されている過去に表示したアドバイス番号も確認する。
【0058】
ステップ12では、ステップ11で選択されたアドバイスを表示装置42に表示する。尚、図7に表示するアドバイスの例を列挙する。また目標体重と現在体重に差がないか、それ以下の場合には、特に体重及びダイエットに関するアドバイスは表示せず、第一実施例に示したような一般的なアドバイスを表示する。
【0059】
ステップ13では、今回測定された体重補正BIや体重や現在の体調及び測定日や表示したアドバイス番号等が記憶装置44に記憶される。その後、ステップ13で、自動的に電源がオフにされ、測定は終了する。
【0060】
また、ステップ15から、月経期間データ入力モードが始まる。被判定者は、アップキー41cもしくはダウンキー41dを押下することにより、表示装置42に表示される所望の日付けを選択する。ステップ16では、被判定者により月経開始日キー41eが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ17において、ステップ15で選択された日付けが月経開始日として記憶装置44に記憶される。一方、ステップ16でキーが押下されていない場合には、ステップ16で、被判定者により電源スイッチ41aが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ14において電源がオフにされ、入力は終了する。
【0061】
以上、本発明の実施例を説明したが、体調に基づく期間の分割は必ずしもここで示した形態に限ることなく数日異なっていたり、あるいは各期間が重なる日があっても構わない。
【0062】
また、むくみレベル及びダイエットレベルも、ここで示した値でレベル分けすることに限定する必要はなく、またそのレベル数も適宜変更することは可能である。
【0063】
また、ここでは報知手段として表示装置を設け、直接そのアドバイスを表示装置に表示する形態を示したが、アドバイスを絵や図形で表示したり、予めアドバイスの一覧とランプを設け、判定手段により判定された内容に応じて適当なアドバイスのランプを点灯させる形態でもよい。あるいはアドバイスを音声で報知する形態としてもよい。
【0064】
尚、上述した第一実施例及び第二実施例は共に両足間のBIを測定するようにされたものであるが、両手間もしくは手足間のBIを測定するようにされたものであっても良い。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の婦人用体調管理装置では、BIに基づいて婦人の月周期で現れる体調を判定可能であり、基礎体温からは不可能であったむくみ及びPMSの判定も可能となる。その体調判定に従って、多数記憶されているアドバイスの中から最適なアドバイスを選択し表示するので、自分の体調を把握でき、対策も取りやすくなる。これにより、特に不調な時期には症状を和らげる対策が可能であり、快適な生活を送ることができる。
【0066】
また、アドバイス表示により利用者に対して測定に興味を持たせることが可能であり、継続的な利用が可能である。これにより過去のデータを長期間に渡り多数得ることができるため、過去の測定値から求められる基準値がより正確な値となる。従ってより利用者に即した正確な体調判定が可能となる。
【0067】
また、本発明の婦人用体調管理装置では、目標体重と現在の体重から体重差を演算し、その程度と現在の体調に応じて、最適なアドバイスが表示されるので、ダイエットに適した時期には積極的に運動等を行うことが可能であり、体調に合わせて効率よく体重を減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る婦人用体調管理装置の第一実施例の外部構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した婦人用体調管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一実施例における婦人用体調管理装置の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る婦人の月周期で現れる体調変化の判定例を説明する図である。
【図5】本発明の第一実施例におけるアドバイスの例を示す図である。
【図6】本発明の第二実施例における婦人用体調管理装置の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第二実施例におけるアドバイスの例を示す図である。
【符号の説明】
10 婦人用体調管理装置
20 体重計付き生体電気インピーダンス計
21a、21b 定電流印加用電極
22a、22b 電圧測定用電極
23 高周波定電流回路
24 電圧測定回路
25 体重測定装置
30 電気ケーブル
40 制御ボックス
41 データ入力装置
41a 電源スイッチ
41b 測定キー
41c アップキー
41d ダウンキー
41e 月経開始日キー
41f 設定キー
42 表示装置
43 時計装置
44 記憶装置
45 CPU

Claims (7)

  1. 生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、
    該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、
    婦人の月周期で現れる体調の変化に応じて、その月周期を月経の開始日から終了日までを第一の期間、月経の終了日から排卵日までを第二の期間、排卵日から次の月経開始一週間前までを第三の期間、月経開始一週間前から月経開始日までを第四の期間と4種類に分割し、各期間における複数のアドバイスを記憶したアドバイス記憶手段と、
    前記インピーダンス測定手段において測定された生体電気インピーダンス値の推移から現在の体調が前記複数の期間のいずれに該当するかを判定する体調判定手段と、
    前記体調判定手段において判定された期間に応じて、前記アドバイス記憶手段に記憶された各期間における複数のアドバイスの中から、適当なアドバイスを選択するアドバイス選択手段と、選択されたアドバイスを報知する報知手段とを有する婦人用体調管理装置。
  2. 前記アドバイス記憶手段は、前記第一の期間から第四の期間に加え、更に妊娠可能期間を第五の期間として記憶している請求項1に記載の婦人用体調管理装置。
  3. 前記体調判定手段はむくみ判定手段を備え、判定された期間が第四の期間である場合には、このむくみ判定手段によりインピーダンス測定手段で測定された生体電気インピーダンス値に基づいてむくみの程度を判定し、前記アドバイス選択手段はむくみの程度に応じて前記アドバイス記憶手段から最適なアドバイスを選択する請求項1または請求項2に記載の婦人用体調管理装置。
  4. 更に目標体重を入力する入力手段と、現在の体重を測定する体重測定手段と、目標体重と現在の体重とを比較し体重差を演算する体重差演算手段とを有し、前記アドバイス選択手段は体重差と前記現在の体調に応じた期間から最適なアドバイスを前記アドバイス記憶手段から選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の婦人用体調管理装置。
  5. 前記体重測定手段により測定された体重により、生体電気インピーダンス値を補正することを特徴とする請求項4に記載の婦人用体調管理装置。
  6. 前記複数のアドバイスは、体重及びダイエットに関する内容である請求項1または請求項2に記載の婦人用体調管理装置。
  7. 前記体調判定手段において判定された期間が第三の期間である場合には、前記選択手段で選択される体重およびダイエットに関するアドバイスはダイエットを積極的に行うことを促す内容である請求項6に記載の婦人用体調管理装置。
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