JP2925037B2 - 高さ自動調節装置付の台車 - Google Patents

高さ自動調節装置付の台車

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JP2925037B2 JP526991A JP526991A JP2925037B2 JP 2925037 B2 JP2925037 B2 JP 2925037B2 JP 526991 A JP526991 A JP 526991A JP 526991 A JP526991 A JP 526991A JP 2925037 B2 JP2925037 B2 JP 2925037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物の積み降ろしを容
易、迅速、円滑に行えるようにした高さ自動調節装置付
の台車に関する。
【0002】
【従来の技術】各種荷物を積載し任意の位置へ移動可能
の台車は、汎用性が高く、各種工場で多用されている。
荷物積載用のテーブルは、固定式のものと、テーブル駆
動方式のものの例がある。
【0003】これら台車では、各種高さの荷物を台車テ
ーブル上に積載し、荷物を別の場所に運搬して、各種位
置に荷降ろしする。
【0004】したがって、従来のテーブル固定方式の台
車では、荷物の積み降ろしに際し、積載高さと荷物を積
み降ろしするパスラインとの間に高さの違いが有るの
で、荷物を上げ下げするために大きな労力が必要であ
る。また、荷物の積み降ろしをロボット等で行う場合に
は、荷の積み降ろし状況に応じ積載高さに変化が生じる
ので各種積載条件に応じてロボット駆動のためのソフト
ウェアを調整する必要がある。
【0005】また、従来のテーブル駆動方式の台車で
は、テーブル高さを手動操作で調節する方式であったた
め、手動調節ボタンの操作によって逐一高さ調節しなけ
ればならず、荷物位置と操作部位置との間を行ったり来
たりとなり、手間であった。また、荷物積み降ろしをロ
ボットで行う場合でもロボットとの連動は取れないの
で、ロボット動作に合わせて積載高さと手動ボタンを用
いて調節してやらねばならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の台
車では、テーブル固定方式のものにあっては荷の積み降
ろしが大変であり、テーブル駆動方式のものにあっては
荷物積み降ろしに際し逐一手動操作によって高さ調節し
なければならず煩わしかった。
【0007】そこで、本発明は、荷物積み降ろしのパス
ラインに合わせて積載物の高さを自動調節することによ
り、荷物の積み降ろしを容易、迅速、円滑に行える高さ
自動調節装置付の台車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、図1にその概要を示すように、積載テーブ
ルC1上に定形定重量の荷物Wi (W0 ,W1 ,W
2 …)を複数積載し運搬する台車C2において、前記テ
ーブルC1の高さ位置を位置検出器Eで検出しつつテー
ブルC1を昇降駆動するためのサーボモータMz を駆動
して前記テーブルC1を適宜高さに位置決め駆動するサ
ーボドライバC3と、前記テーブルC1上に積載された
荷物の重量を検出する重量センサSと、前記サーボドラ
イバC3を手動操作で駆動し、積載された最上部の荷物
i の上面または下面の高さを所望のパスラインPLに
合わせる高さ手動設定手段C4と、そのときの荷物個数
を入力する手段と、スイッチSW等による高さ自動調節
モードの設定時、前記重量センサSで検出された重量か
ら前記荷物Wi の積載個数を割り出す個数割り出し手段
C5と、該個数割り出し手段C5で割り出された荷物W
i の個数及び荷物1個当りの高さから最上段の荷物Wi
の上面または下面の高さを、前記高さ手動設定手段C4
で設定されたときの高さに自動調節する高さ自動調節手
段C6と、を備える構成とした。
【0009】
【作用】本発明の高さ自動調節装置付の台車では、高さ
手動設定時に検出された荷物重量とそのとき入力された
荷物個数より荷物1個当りの重量が判別され、現在重量
に応じて荷物個数を割り出すことができ、割り出された
現在個数に応じ、そのときの最上部の荷物高さを高さ手
動設定手段C4で設定されたときの最上部の荷物高さに
自動調節できる。
【0010】したがって、オペレータは、テーブル上に
積載された最上部の荷物の上面または下面を荷物積み降
ろしのためのパスラインに合わせ、そのときの荷物個数
を入力し、高さ自動調節をモード指令するのみで良く、
以下自動的な高さ調節を行わせて、手操作による荷物の
積み降ろしをパスラインに対して容易、迅速、円滑に行
うことができる。さらに、ロボットを連動させる場合に
も、ロボットは一定高さの荷物に対して積み降ろしでき
る。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0012】図2は、本発明の一実施例に係るパワー台
車PWTの側面図、図3はその平面図、図4は図1のカ
バーを外して示す左側面図である。
【0013】図2〜図4において、箱状に形成された基
台1には、駆動輪2と旋回輪3が設けられている。これ
ら車輪は、左右(図2において紙面に直向する方向)に
それぞれ一対設けられる。各駆動輪2は、補助駆動装置
としてのサーボモータMR ,ML によりベルト4を介し
て駆動されるようになっている。両車輪2、3間の空間
にはバッテリ5が配置される。
【0014】前記基台1の図2において右方側には箱状
のポスト6が立設してあり、このポスト6は内部に設け
た補強部材7によって補強されている。
【0015】前記ポスト6の内部で前記補強部材7の後
面には、サーボモータMz で駆動されるボールねじ8が
立設され、このボールねじ8にはナット部材9が螺合さ
れる。このナット部材9には上下移動体10が固定さ
れ、この上下移動体10には前記ポスト6の後面で上下
に設けた溝内を通過する突出部11が設けられ、この突
出部11の先端には重量センサ12が設けられている。
重量センサ12の作用については後述する。上下移動体
10の移動位置はアブソリュートエンコーダEで検出さ
れている。
【0016】また、前記補強部材7の前方側で上方に
は、操作力を検出する力センサ13を介して操作部とし
てのハンドル14が設けられている。
【0017】図5〜図7は力センサ13及びハンドル1
4の詳細を示す説明図である。図5はハンドル14の正
面図、図6はハンドル14の左側面図、図7はハンドル
14の右側部分のみを示す平面図である。
【0018】図5〜図7に示すように、ハンドル14
は、その両端にポスト6に対して延伸される水平部14
aと、この水平部14aを手前内側に持ち上げた傾斜部
14bと、中間部14cとから成る。ハンドル14の両
端は、リニアモーションガイド15によって前後方向に
案内されるリニア部材16に対し、板ばね17を介して
接合されている。前記リニア部材16の後部は接合部1
8を介して前記力センサ13の上端部に接合されてい
る。
【0019】したがって、前記ハンドル14の中間部1
4cから傾斜部14bにかけて両手をかけ、前後方向に
操作力f1を与えることにより、左右の操作力をそれぞ
れの力センサ13にて検出可能である。
【0020】再度図2〜図4において、前記基台1の上
方には前方側の対偶19を前記重量センサ12の軸線上
で移動させ、後方側の対偶20を前後に移動させること
としたXリンク21が設けられ、このXリンク21の上
部には積載物を積載するためのテーブル22が設けられ
ている。前記対偶19は前記重量センサ12を介して突
出部11上に支持され、Xリンク21は上下移動体10
の上下移動に伴って上下動され、テーブル22を上下動
するようになっている。
【0021】したがって、サーボモータMz の駆動によ
り、テーブル22を上下動することができ、最上部の積
載物の上面または下面をパスラインに一致させることが
できる。また、積載物の重量を重量センサ12で検出す
ることができる。
【0022】前記ポスト6の上面前方には、操作ボック
ス23が設けられている。この操作ボックス23内に
は、前記駆動輪2を駆動し、前記リンク21を上下動
するために前記サーボモータMZ を駆動するための制御
装置が内蔵されている。26は接触検出スイッチ付のバ
ンパ、27は障害物検出用の超音波センサ、28はシグ
ナルホンを示す。
【0023】図8は、前記操作ボックス23の操作面の
説明図である。
【0024】図8において、操作ボックス23の操作面
(操作パネル)には、メインスイッチ29と、ディスプ
レイ画面30と、種々の機能F1〜F12を作動させる
たの操作スイッチと、カーソル移動キー31a,31
b,31c,31dや自動または手動操作のためのモー
ド切換キー31e,31fを含めた操作キー群と、ブレ
ーキ作動ボタン32と、非常停止ボタン33とが配置さ
れている。各操作キー群に対しては、適宜状態表示用の
LEDランプが設けられる。
【0025】操作ボックス23の下方でポスト6の手前
側に設けられたボリューム24は、オペレータの都合に
より操作力f1と推進力f2との関係を調節することが
できるようにするためのものである。
【0026】図9は上記操作ボックス23内に配置され
る制御装置34のうち、前記サーボモータML ,MR を
制御する制御部材34aの構成例を示すブロック線図で
ある。図10は制御装置34aの作用を示す説明図、図
11は各部の力関係を示す説明図、図12〜図14は各
変数の相互の関係を示すグラフである。
【0027】次に、制御装置34aの作用を示す。ま
ず、図11の関係において、次の通り変数を定める。
【0028】 積載物の質量 m1 台車の質量 m2 積載物及び台車の質量 m 操作力 f1 補助駆動装置の推進力 f2 台車の受ける力の合力 F 垂直抗力 N 摩擦係数 μ 重力加速度 g 台車の加速度 α 上記の如く定められる変数において、図11を参照する
と、積載物の質量m1と台車の質量m2の合計mは、 m=m1+m2 …(1) であり、重量mgが床に対して働く。これに対し、床か
らは垂直抗力Nが働く。これらは相等しいので、 N=m・g …(2) が成り立つ。この垂直抗力Nが働くとき、台車にはμ・
Nの摩擦力が働く。
【0029】そこで、今、操作力f1が与えられ、補助
動力装置MR 、ML から推進力f2が出力されたとする
と、台車の受ける合力Fは、 F=f1+f2−μN …(3) となる。
【0030】よって、台車はこの力Fによって加速度α
で加速される。
【0031】 α=F/m …(4) (3),(4)式から、補助動力装置の推進力f2の大
きさを制御することにより、台車の加速度αを制御でき
ることがわかる。
【0032】一方、図12のように、推進力f2を操作
力f1に比例させると、質量mが一定の時、 f2=k1×f1(m=一定) …(5) であるので、台車の加速度αを操作力f1で制御するこ
とができる。
【0033】また、図13のように、合計質量mが大き
くなったときには、 f2=k3×m(f1=一定) …(6) として推進力を大きくすることが必要である。
【0034】(5),(6)式を同時に成り立たせるた
めには、 f2=k1×f1 …(7) k1=k2×m …(8) とすれば良い。
【0035】ここに、k2はボリューム24によって自
由に調節できる値である。
【0036】図10において、ステップ1001で力セ
ンサ13の出力(f1)を読み込み、ステップ1002
で重量センサ12の出力(m1)を読み込み、ステップ
1003で質量合計(m)を求め、ステップ1004で
ボリューム24の値(k2)を読み込み、ステップ10
05で(8)式のk1を求め、ステップ1006で
(7)式の推進力f2を求めてサーボモータMR または
ML を駆動する。
【0037】したがって、本例のパワー台車PWTによ
れば、台車の操作部に加わる力を検出する力センサ13
を設け、前記台車の積載部に積載された積載物の重量を
検出する重量センサ12を設け、両センサで検出された
操作力f1及び積載物の重量mに応じ前記台車の推進力
f2を積載物の重量変化に拘らず一定操作力で一定の速
度及び加速度特性を得るよう調整する制御装置34aを
設け、該制御装置34aで調整された推進力f2にて前
記台車の駆動輪2を駆動する補助動力装置MR,ML を
設けたので、ボリューム24を適宜調節した上で現在速
度及び加速度に応じ操作力f1を調整することにより、
積載物の重量(質量)m1に関係なく、小さな操作力に
より一定の速度及び加速度特性で滑らかに運転できる。
また、操作力f1は、ハンドル14を用いてそれぞれ左
右の力センサ13に対して与えるので、右回り、左回り
の旋回、並びに後退動作を自由に行うことができ、各種
運搬条件に応じて臨機応変に対応できる。
【0038】また、操作力f1をゼロとする場合には、
各モータMR ,ML を中立状態で停止できるので、ハン
ドル14から手を離せば台車はゆっくりと停止し、ま
た、電源断にて、またはブレーキ作動ボタン27のオン
操作でブレーキをかけることができる。さらに、非常停
止ボタン28の操作では、台車を緊急停止させることが
できる。
【0039】図15は前記制御装置34のうち、前記テ
ーブル22の高さ制御を行う部分としての制御装置43
bの構成を示すブロック図である。
【0040】図において、モード切換えスチッチSW
は、前述の操作キー31f,31eによって手動側(O
FF)または自動側(ON)に切換えられるようになっ
ている。手動時には前述の操作キー31a,31bによ
る高さ調節用の上昇下降ボタンによってテーブル22が
上下方向に駆動される。これらキー31a,31bと上
下方向の駆動装置とで高さ手動設定手動C4が構成され
る。この他、制御装置43bはスイッチSW信号を入力
する比較部44と、高さ自動調節手動C6を構成すると
ころの制御側記憶部45と、サーボドライバC3として
の高さ調節部46と、高さ測定部47とを有し、図16
以下で詳細に示すように、前述のアブソリュートエンコ
ーダEが検出した高さhを比較部44に帰還しつつ、自
動時は、演算された指令高さyとなるよう、テーブル
22が高さ制御される。
【0041】図16は、テーブル22の高さ自動調節方
式を示すフローチャートである。
【0042】ステップ1601で積載数及び荷物1個当
りの高さを入力し、ステップ1602で図17または図
18に示すように最上段の荷物W1 を所望の高さに手動
操作で位置調節し、ステップ1603で自動モードに切
換えることにより、ステップ1604で前記制御則を用
いての高さ自動調節ルーチンに移行させることができ
る。
【0043】図17は、台48上の荷物W0 を最上段の
荷物W1 の上に順次積載してゆく場合の手動調節方式を
示す。図において、最上段の荷物W1 の上面を台48の
パスラインPLに合わせておけば、荷物W0 を容易に積
載することができる。図18は、最上段の荷物W1 を台
48のパスラインに合わせる場合の例である。いずれの
場合でも、オペレータは最上段の荷物W1 の高さを所望
の高さに合わせ、自動モードに切換えれば良い。
【0044】図19は、上記高さ自動調節ルーチンの詳
細を示すフローチャートである。
【0045】ステップ1901でスイッチSWが動作さ
れ自動モードに切換えられると、ステップ1902を介
してステップ1903へ移行し、重量センサ12より重
量m1が入力され、ステップ1904で荷物の現在個数
が割り出され、ステップ1905で現在最上段に位置す
る荷物W1 が手動操作時の最上段の荷物W1 と同じ高さ
に自動調節される。
【0046】即ち、今、n個の荷物が台車に載っている
とする。
【0047】荷物1個当りの質量をmとすると、重量セ
ンサ12によって、n・mが測定される。
【0048】高さ調節部46は、このn・mの大きさに
よって、 F=n・m・g …(9) の力で押し上げる。但し、gは重力加速度である。
【0049】ここで、荷物1個当りの高さをhとし、個
数がnからn´に変化したとすると、テーブル22の高
さyを y*=y0 +(n−n´)h となるように制御する。y0 は手動調節時のテーブル高
さである。
【0050】高さ指令値yを計算によって求めるアル
ゴリズムを図20に示す。
【0051】図示のように割算部49,50を介して個
数変化n−n´が求められ、比較部51,54を介して
掛け算部52で1個の荷物の高さh(=y2−y1)変
更すべき高さyを求め出力される。
【0052】ステップ1902の確認要は、荷物1個の
積み降ろしを行った毎に“送りボタン”を操作すること
とした場合に必要とされる手段である。
【0053】即ち、上記例では、高さ自動調節ルーチン
にて重量変化に応じて自動的に高さ調整されるので、荷
物がひっかかた場合や、荷崩れしたときに危険を生じる
恐れが有る。そこで、本例では、“送りボタン”を設
け、ステップ1906で送りボタンの操作が有ればステ
ップ1903へ移行するようにしたものである。
【0054】ステップ1903の前にタイマ調整手順を
設け、重量変化があっても直ぐには作動しいないように
しておいても良い。即ち、この場合には、例えば荷物を
降ろすと、一定時間(例えば2秒)後にテーブル22が
上昇してくることになる。
【0055】以上により、本例では、図17,図18で
示したように初期の個数入力と高さ手動調節により、以
下の作業について最上段の荷物W1 の高さを自動調節す
ることができ、荷物W1 の高さをパスラインPLに合わ
せて、容易、円滑、迅速な作業を実施することができ
る。
【0056】また、ロボットを連動させる場合にも、ロ
ボットは図17,図18に示したように高さ自動調節さ
れた高さに対して荷物を積み降ろしすればよいので、そ
の連動が容易である。
【0057】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、適宜の設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りの高さ自動調節装置付の台車であるので、高
さ手動設定時に検出された荷物重量と荷物個数より荷物
1個当りの重量が判別され、現在重量に応じて荷物個数
を割り出すことができ、割り出された現在個数及び荷物
1個当りの高さに応じ、そのときの最上部の荷物高さを
高さ手動設定手段C4で設定されたときの最上部の荷物
高さに自動調節できる。
【0059】したがって、オペレータは、テーブル上に
積載された最上部の荷物の上面または下面を荷物積み降
ろしのためのパスラインに合わせ、そのときの荷物個数
を入力するのみで、後は荷物1個当りの高さに基いて
動的に、高さ調節することができ、オペレータは、手操
作による荷物の積み降ろしをパスラインに対して容易、
迅速、円滑に行うことができる。さらに、ロボットを連
動させる場合にも、ロボットは一定高さの荷物に対して
積み降ろしできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の概要を示す説明図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例に係るパワー台車の
一側面図である。
【図3】図3は、上記パワー台車の平面図である。
【図4】図4は、上記パワー台車のカバーを外して示す
背面図で、図1の左側面図に相当する。
【図5】図5は、図3のハンドル部分の拡大図である。
【図6】図6は、図1のハンドル部分の拡大図である。
【図7】図7は、図2の右側(図2の上部側)部分の拡
大図である。
【図8】図8は、操作ボックスの操作面の拡大図であ
る。
【図9】図9は、制御装置のブロック線図である。
【図10】図10は、制御装置の作用を示すフローチャ
ートである。
【図11】図11は、台車の力関係を示す説明図であ
る。
【図12】図12は、操作力と推進力の関係を示す説明
図である。
【図13】図13は、質量と推進力との関係を示す説明
図である。
【図14】図14は、質量と係数k1との関係を示す説
明図である。
【図15】図15は、本発明の一実施例に係る高さ制御
装置の構成例を示すブロック図である。
【図16】図16は、上記高さ制御装置における高さ自
動調節方式を示すフローチャートである。
【図17】図17は、最上段の荷物の上面をパスライン
に合わせる状態を示す説明図である。
【図18】図18は、最上段の荷物の下面をパスライン
に合わせる状態を示す説明図である。
【図19】図19は、高さ自動調節ルーチンの内容を示
すフローチャートである。
【図20】図20は、上記高さ自動調節ルーチンのアル
ゴリズムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 駆動輪 3 旋回輪 5 バッテリ 12 重量センサ 13 力センサ 14 ハンドル 22 テーブル 23 操作ボックス 24 ボリューム 34 制御装置 MZ サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 59/02 B60P 1/02 B65G 67/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載テーブル上に定形定重量の荷物を複
    数積載し運搬する台車において、 前記テーブル高さ位置を検出しつつ前記テーブルを適宜
    高さに位置決め駆動するサーボドライバと、 前記テーブル上に積載された荷物の重量を検出する重量
    センサと、 前記サーボドライバを手動操作で駆動し、積載された最
    上部の荷物の上面または下面の高さを所望のパスライン
    に合わせる高さ手動設定手段と、 そのときの荷物個数を入力する手段と、 高さ自動調節モードの設定時、前記重量センサで検出さ
    れた重量から前記荷物の積載個数を割り出す個数割り出
    し手段と、 該個数割り出し手段で割り出された荷物の個数及び荷物
    1個当りの高さから最上段の荷物の上面または下面の高
    さを、前記高さ手動設定手段で設定されたときの高さに
    自動調節する高さ自動調節手段と、 を備えたことを特徴とする高さ自動調整装置付の台車。
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