JP2924587B2 - フィルタコネクタ - Google Patents

フィルタコネクタ

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JP2924587B2
JP2924587B2 JP5213178A JP21317893A JP2924587B2 JP 2924587 B2 JP2924587 B2 JP 2924587B2 JP 5213178 A JP5213178 A JP 5213178A JP 21317893 A JP21317893 A JP 21317893A JP 2924587 B2 JP2924587 B2 JP 2924587B2
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隆明 大井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタコネクタ、特
に、複数の信号伝送用のコネクタピンを有し、かつ、コ
ンデンサ等のフィルタ素子を内蔵したフィルタコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機器内部のプリント基板に取り
付けられ、他の機器から導出されたケーブルの先端に取
付けられたプラグコネクタが接続されるコネクタにあっ
ては、信号伝送用のコネクタピンを通して侵入するノイ
ズを除去するためのフィルタ素子(主に、貫通コンデン
サ)を内蔵したものが種々知られている。フィルタ素子
をコネクタに内蔵することにより、プリント基板の有効
利用スペースを広くとるためである。
【0003】ところで、この種のフィルタコネクタでは
組立て性を向上させることでコストダウンを図ることが
一つの課題となっている。一つの方法として、実公昭5
9−27022号公報に示されているように、貫通コン
デンサの外周部に鍔部を形成することが知られている。
鍔部を本体ケース(絶縁体)とシールドケースとで挟み
込むことによって貫通コンデンサを仮固定し、貫通コン
デンサの内外周電極をコネクタピンとシールド板とに半
田付け(ディップ半田)する際に、フィルタコネクタを
反転させたときの貫通コンデンサの落下、位置ずれを防
止したものである。しかし、鍔付きのコンデンサを使用
すると、外径が大きくなり、コネクタピンのピッチが狭
い仕様品には適用できないという問題点を有している。
【0004】この点を改善するために、実公平1−21
548号公報に示されているように、貫通コンデンサの
鍔部の両側を欠除することが提案されている。しかし、
組立て時に各コンデンサの欠除部分の方向性を揃える必
要があり、組立て性の点では必ずしも改善されてはいな
い。さらに、鍔付きの貫通コンデンサを狭いピッチで設
置するために、実公平3−38955号公報、実開平2
−146774号公報に示されているように、貫通コン
デンサの挿入方向を隣接するコンデンサごとに逆方向と
し、鍔部をラップさせて設置することも提案されてい
る。しかし、これでは半田付け作業が極めて困難とな
る。
【0005】即ち、従来のフィルタコネクタでは鍔付き
のフィルタ素子を用いるのが一般的であったが、狭いピ
ッチに対応させるための組立て性や位置決めの点で問題
を残していた。しかも、鍔部を付けること自体、素子の
成形性が劣り、小径化が困難である。
【0006】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、成形性に優れ、小径化が可能な鍔部のないストレ
ートな円筒形状のフィルタ素子を用い、かつ、組立て性
及び素子の位置決め性の良好なフィルタコネクタを提供
することにある。以上の目的を達成するため、本発明に
係るフィルタコネクタは、本体ケースと、端子部とコン
タクト部を有するコネクタピンと、内外周面に電極を有
するストレートな円筒形状のフィルタ素子と、前記本体
ケースの少なくとも上面を被覆するシールドケースと、
フィルタ素子を仮固定しておくための絶縁材からなる板
状のサポータとから構成され、サポータの孔はフィルタ
素子の外径より大きく、その内壁部にはフィルタ素子の
外周面に圧接する少なくとも1本の小突起が形成され
いる。
【0007】本体ケースには所定のピッチで複数の貫通
孔が形成されており、この貫通孔にコネクタピンのコン
タクト部が圧入、収納される。コネクタピンの端子部は
本体ケースの上面から所定のピッチで突出している。フ
ィルタ素子はコネクタピンの端子部の根元部に嵌着さ
れ、かつ、サポータに所定のピッチで形成された複数の
孔に圧入固定されている。次に、シールドケースを本体
ケースに被せる。このとき、シールドケースに所定のピ
ッチで形成された複数の孔にフィルタ素子が挿入され、
サポータは本体ケースの上面とシールドケースとの間に
挟着されることとなる。
【0008】以上の本発明において、フィルタ素子はス
トレートな円筒形状であるため、成形が簡単で小径のも
のが得られ、狭いピッチで設置することが可能となる。
また、フィルタ素子はサポータの孔に圧入して固定さ
れ、サポータは本体ケースとシールドケースとで挟着さ
れているため、フィルタ素子の半田付け時に、コネクタ
を反転させてもフィルタ素子が落下したり、位置ずれを
生じるおそれはない。
【0009】さらに、本発明に係るフィルタコネクタに
あっては、サポータの孔の内壁部に少なくとも1本の小
突起が形成されており、この小突起がフィルタ素子の外
周面に圧接してフィルタ素子を保持するため、フィルタ
素子に過大な応力が発生して素子の破壊を引き起こすこ
とが防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るフィルタコネクタの実施
例について添付図面を参照して説明する。図1及び図2
において、フィルタコネクタは、本体ケース1と、5本
ずつ3列に所定のピッチで並べられたコネクタピン5
と、各コネクタピン5に取り付けた貫通コンデンサ10
と、該貫通コンデンサ10を仮固定するためのサポータ
15と、フロントシールドケース20と、リアシールド
ケース25とで構成されている。
【0011】本体ケース1は樹脂材から一体的に成形し
たもので、上下に貫通する複数の貫通孔2がコネクタピ
ン5のピッチに対応して形成されている。コネクタピン
5は棒状の端子部6と幅広のコンタクト部7とを有し、
コンタクト部7の直上に幅の狭いストレートな首部8と
両側に突出した鍔部9とが形成されている。また、コン
タクト部7は二股に分岐しており、図示しない相手方プ
ラグが挿入される。
【0012】コネクタピン5はコンタクト部7が前記貫
通孔2に上方から圧入、収納されることにより、本体ケ
ース1に取り付けられる。圧入は、図示しない櫛歯状治
具で鍔部9の直上を把持し、該治具が鍔部9を押圧する
ことで行われ、コンタクト部7は鍔部9の上端が本体ケ
ース1の上面と一致するまで圧入される。コンタクト部
7は両肩部が貫通孔2の内壁部に圧接し、かつ、厚み方
向には貫通孔2の内壁部に形成したリブ3によって規制
された状態で収納、固定される。図5は、コネクタピン
5を本体ケース1に取り付けた状態を示す。
【0013】貫通コンデンサ10は、ストレートな円筒
形状の誘電体成形品の外周面及び内周面に電極11,1
2を形成したもので、以下に説明するように、コネクタ
ピン5の端子部6の根元部に嵌着され、外周電極11が
リアシールドケース25と半田付けされ、内周電極12
が端子部6と半田付けされる。
【0014】サポータ15は、前記貫通コンデンサ10
の長さの約半分の厚さを有する樹脂製の板状体であり、
図3、図4に示すように、コネクタピン5と同じピッチ
で複数の孔16が形成されている。これらの孔16は貫
通コンデンサ10の外径より僅かに大きく、内壁部には
4本の小突起17が孔16の軸方向に形成されている。
このサポータ15は、組立て時において、貫通コンデン
サ10を孔16に圧入することにより保持する。このと
き、貫通コンデンサ10は外周面が小突起17に圧接し
た状態で保持される。
【0015】サポータ15に保持された貫通コンデンサ
10は、本体ケース1に取り付けられたコネクタピン5
の端子部6に嵌着される(図6参照)。このとき、サポ
ータ15は本体ケース1の上面に当接し、かつ、貫通コ
ンデンサ10は一端が本体ケース1の上面に当接し、端
子部6の根元部にセットされた状態となる。
【0016】フロントシールドケース20は本体ケース
1の側面を被覆するもの、リアシールドケース25は本
体ケース1の上面を被覆するものであり、互いにかしめ
によって本体ケース1を囲んで結合されている。また、
リアシールドケース25からは一対の突片26が引き出
され、突片26は本フィルタコネクタのプリント基板へ
の取り付け部として機能する。また、リアシールドケー
ス25はコネクタピン5と同じピッチで複数の孔27が
形成されている。これらの孔27は貫通コンデンサ10
の外径より僅かに大きい。リアシールドケース25を本
体ケース1に取り付けることにより、サポータ15が本
体ケース1の上面とリアシールドケース25との間に挟
着保持され、各貫通コンデンサ10が位置決めされるこ
ととなる。また、リアシールドケース25の孔27に貫
通コンデンサ10の上半分が挿入された状態となる。
【0017】以上の如く組立てられたフィルタコネクタ
は、図1の状態から上下に反転され、ラインLまで半田
液に浸けられる。即ち、ディップ半田が施され、貫通コ
ンデンサ10の外周電極11がリアシールドケース25
と電気的に接続され、内周電極12がコネクタピン5の
端子部6と電気的に接続される。
【0018】なお、各コネクタピン5の端子部6は、図
1において一点鎖線で示すように、それぞれ90゜折り
曲げられ、一対の突片26の間に位置する。端子部6の
折り曲げ部分には必要であればリテーナ30が装着さ
れ、フィルタコネクタとして完成する。
【0019】以上の実施例において、貫通コンデンサ1
0はサポータ15の孔16に圧入保持され、サポータ1
5は本体ケース1とリアシールドケース25との間に挟
着されているため、半田付けの際フィルタコネクタを反
転させても、貫通コンデンサ10が落下したり、位置ず
れを生じることはない。しかも、サポータ15の孔16
に小突起17を形成することにより、貫通コンデンサ1
0が小突起17の頂部を押し潰す状態で孔16に圧入さ
れ、貫通コンデンサ10に過大な応力が発生することが
防止される。また、貫通コンデンサ10はストレートな
形状であるため、成形が容易で、寸法精度のよいものが
得られ、かつ、狭いピッチでセットすることができる。
【0020】さらに、前記実施例においては、コネクタ
ピンのコンタクト部7の直上に幅の狭い首部8を形成し
た。本フィルタコネクタは周囲の温度変化によって、本
体ケース1、シールドケース20,25が膨張、収縮を
繰り返し、両者の熱膨張率の差に起因してコネクタピン
5が歪み、貫通コンデンサ10の半田付け部分に導通不
良が発生するおそれがある。しかし、本実施例では、コ
ネクタピン5に生じる歪みは首部8の変形によって吸収
され、導通不良といった不具合が生じることはない。し
かも、首部8はストレートな形状であるため、コネクタ
ピン5を本体ケース1の貫通孔2に圧入する際に首部8
が曲がることなくスムーズに圧入できる。さらに、首部
8は貫通孔2内に収納されるため、コネクタピン5が本
体ケース1に取り付けられた後、首部8が折れ曲がるお
それはなく、端子部6のピッチが正確に維持される。従
って、貫通コンデンサ10を端子部6へ嵌着する作業が
容易である。
【0021】なお、本発明に係るフィルタコネクタは前
記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更できる。特に、フィルタ素子としては貫通コ
ンデンサ10以外にインダクタあるいはその他ノイズ除
去用のフィルタを使用できる。また、組立て工程として
は、貫通コンデンサ10をサポータ15に取り付けた状
態で端子部6に嵌着する他に、各貫通コンデンサ10を
端子部6の根元部に嵌着した後、サポータ15を上方か
ら押さえ付けて各貫通コンデンサ10を孔16に嵌合さ
せてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るフィルタコネクタの一実施例を示
す。
【図1】フィルタコネクタの横垂直断面図。
【図2】フィルタコネクタの縦垂直断面図。
【図3】サポータの斜視図。
【図4】(A)はサポータの孔部分の拡大断面図、
(B)は孔部分の底面図。
【図5】本体ケースにコネクタピンを取り付けた状態を
示す横断面図。
【図6】コネクタピンに貫通コンデンサを取り付けた状
態を示す横垂直断面図。
【符号の説明】
1…本体ケース 2…貫通孔 5…コネクタピン 6…端子部 7…コンタクト部 10…貫通コンデンサ 11,12…電極 15…サポータ 16…孔 17…小突起 25…リアシールドケース 27…孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−326073(JP,A) 特開 平3−219575(JP,A) 実開 平5−23460(JP,U) 実開 昭51−79476(JP,U) 実開 昭60−46675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/66 - 13/719

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなり、所定のピッチで複数の
    貫通孔が形成されている本体ケースと、 棒状の端子部と、相手方プラグが接続するコンタクト部
    とを有し、該コンタクト部を前記本体ケースの貫通孔に
    圧入、収納したコネクタピンと、 内外周面に電極を有するストレートな円筒形状からな
    り、前記コネクタピンの端子部の根元部に嵌着され、該
    端子部と内周電極とが半田付けされたフィルタ素子と、 前記本体ケースの少なくとも上面を被覆し、所定のピッ
    チで形成された複数の孔に前記フィルタ素子が挿入さ
    れ、フィルタ素子の外周電極と半田付けされたシールド
    ケースと、 絶縁材からなり、前記フィルタ素子の長さの略半分の厚
    さを有する板状体であって、所定のピッチで形成された
    複数の孔に前記フィルタ素子を圧入固定した状態で、前
    記本体ケースの上面と前記シールドケースとの間に挟着
    されたサポータと、を備え、 前記サポータの孔は前記フィルタ素子の外径よりも大き
    く、その内壁部にはフィルタ素子の外周面に圧接する少
    なくとも1本の小突起が形成されていること、を特徴と
    するフィルタコネクタ。
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