JP2923089B2 - 磁気テープ装置におけるデータ再生方法 - Google Patents

磁気テープ装置におけるデータ再生方法

Info

Publication number
JP2923089B2
JP2923089B2 JP16532891A JP16532891A JP2923089B2 JP 2923089 B2 JP2923089 B2 JP 2923089B2 JP 16532891 A JP16532891 A JP 16532891A JP 16532891 A JP16532891 A JP 16532891A JP 2923089 B2 JP2923089 B2 JP 2923089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
packet
magnetic tape
host
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16532891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0511927A (ja
Inventor
徳広 築山
博 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16532891A priority Critical patent/JP2923089B2/ja
Publication of JPH0511927A publication Critical patent/JPH0511927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2923089B2 publication Critical patent/JP2923089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ装置のデータ
再生方法にかかり、特に圧縮アルゴリズムに起因して磁
気テープの逆方向送行による復元が不可能な磁気テープ
装置において、磁気テープ上に記憶された圧縮データを
逆方向に読み出して、逆方向の読み出しデータをホスト
に送信することを可能にし、これによって従来の逆方向
読み出し命令を有するプログラムをそのまま使用可能に
するのに好適な磁気テープ装置のデータ再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ圧縮・復元方式としては、
特公昭63−6172号公報に記載されているように、
圧縮されたデータを復元する場合に、一方向復元のみ可
能な方式が知られている。
【0003】また、アメリカン ナショナル スタンダ
ード イクステンディドマグネテック テープ フォー
マット フォ− インフォメ−ション インータチエン
ジエックス3ビ−5/89−201エム(AMERIC
AN NATIONALSTANDARD EXTEN
DED MAGNETIC TAPE FORMAT
FOR INFORMATION INTERCHAN
GE X3B5/89−201M)に記載されているよ
うに、ホストから転送された1グループのデータは正方
向で前記した一方向復元のみ可能なデータ圧縮技法によ
り圧縮され、この1グループの圧縮データを1パケット
と定義し、さらに複数のパケットを連結して1データブ
ロックとし、これを磁気テープ上に記録する。さらに、
記録されたデータを1グループ毎に、正方向読み出しを
実施する場合、磁気テープ上の1データブロックを全て
一時記録のバッファへ記録した後、複数パケットの中か
ら必要とするパケットの先頭位置とそのパケット内のデ
ータの終了位置を検出して、一時記録のバッファからパ
ケット内のデータを読み出し、圧縮されたデータを復元
してホストへ1パケットのデータを転送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
上記したように圧縮アルゴリズムに起因して逆方向復元
が不可能であるため、磁気テープ上に記憶された圧縮デ
ータを磁気テープの逆方向送行によって読み出して、復
元することはできなかった。したがって、ホストから逆
方向読み出し命令が出力された場合には、エラーメッセ
ージをホスト側へ送出し、オペレーテングシステム(以
後、OSと称する)によるリカバリーとして、正方向読
み出し命令が再発行された。
【0005】正方向読み出し命令が再発行されると、磁
気テープ上で読み出しが開始されるデータブロックの位
置が逆方向読み出しの場合と異なるため、位置決めを再
度行い、その後正方向読み出しが行われる。このため、
データ読み出し完了迄に多大の時間を要すると共に、ホ
スト側のオーバーヘッドが増加する等の問題点があっ
た。
【0006】さらに、前記したアメリカン ナショナル
スタンダード イクステンディドマグネテック テー
プ フォーマット フォ− インフォメ−ションインー
タチエンジ エックス3ビ−5/89−201エム(A
MERICAN NATIONAL STANDARD
EXTENDED MAGNETIC TAPE F
ORMAT FOR INFORMATION INT
ERCHANGEX3B5/89−201M)に記載さ
れている技術において、パケット内のデータを圧縮しな
いで磁気テープに記録した場合、磁気テープ上に記憶さ
れたデータを磁気テープの逆方向送行によって読み出し
て、これをそのままホスト側に転送することはできなか
った。その理由は、各パケット間にギャップ領域が設け
られていなため、非圧縮状態のデータであっても、各パ
ケットにおいてデータの始まりと終わりの部分が不明と
なるからである。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みなされたもので、圧縮アルゴリズムに起因して逆方向
復元が不可能な場合においても、磁気テープ上に記憶さ
れた圧縮データを逆方向に読み出して、逆方向の読み出
しデータをホストに送信することを可能にし、これによ
って従来のプログラムをそのまま使用可能とし、さらに
逆方向読み出し命令に対するホスト側の負荷を低減する
(OSによるエラーリカバリー不要)ことが可能な磁気
テープ装置のデータ再生方法を提供することを目的とし
ている。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、非圧縮デー
タからなる複数のパケットを1つのデータブロックとし
て記録する場合、磁気テープ上に記憶された非圧縮デー
タを逆方向に読み出して、逆方向の読み出しデータをホ
ストに送信することを可能にする磁気テープ装置のデー
タ再生方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の磁気テー
プ装置のデータ再生方法は、データ圧縮・復元手段を備
え、ホストから転送された1グループのデータを圧縮し
て1パケットととし、複数のパケットを鎖状に連結して
1データブロックとし、1データブロック単位に磁気テ
ープに記録し、記録したデータを再生する際に、磁気テ
ープから読み出されたデータを復元してホストに転送す
る磁気テープ装置に適用されるものであり、特に磁気テ
ープを逆方向に走行させた状態において、磁気テープか
ら読み出されたデータの転送順序を逆転する第1のステ
ップと、第1のステップにおいて転送順序が逆転された
データを復元する第2のステップと、第2のステップに
おいて復元されたデータの転送順序を再度逆転する第3
のステップとから構成される。
【0010】本発明の第2の磁気テープ装置のデータ再
生方法は、データ圧縮・復元手段を備え、ホストから転
送された1グループのデータを圧縮して1パケットとと
し、上記1パケットは少なくともテープ上の自分の位置
と上記データのパケット内における格納エリアを指示す
る制御情報及びホストから転送されたデータを有して構
成され、複数のパケットを鎖状に連結して1データブロ
ックとし、1データブロック単位に磁気テープに記録
し、記録したデータを再生する際に、磁気テープから読
み出されたデータのうちの目的のパケット内のデータを
復元してホストに転送する磁気テープ装置に適用される
ものであり、特に磁気テープを逆方向に走行させた状態
において、磁気テープから読み出されたデータを格納す
る第1のステップと、第1のステップにおいて格納され
たデータ内のパケットの制御情報を読み出して目的のパ
ケットか否かを判定する第2のステップと、第2のステ
ップにおいて目的のパケットであると判定された場合、
上記制御情報からパケット内におけるデータの先頭位置
と最終位置を知り、これに基づいて上記目的のパケット
内のデータを上記最終位置から先頭位置に向かって逆方
向に読み出して転送する第3のステップと、第3のステ
ップにおいて転送された上記目的のパケット内のデータ
を復元する第4のステップと、第4のステップにおいて
復元された上記目的のパケット内のデータを格納する第
4のステップと、第4のステップにおいて格納されたデ
ータを逆方向に読み出してホストに転送する第5のステ
ップとから構成されている。
【0011】本発明の第3の磁気テープ装置のデータ再
生方法は、ホストから転送された1グループのデータを
1パケットととし、上記1パケットは少なくともテープ
上の自分の位置と上記データのパケット内における格納
エリアを指示している制御情報及びホストから転送され
たデータを有して構成され、複数のパケットをギャップ
領域を介することなく鎖状に連結して1データブロック
とし、1データブロック単位に磁気テープに記録し、記
録したデータを再生する際に、磁気テープから読み出さ
れたデータのうちの目的のパケット内のデータをホスト
に転送する磁気テープ装置に適用されるものであり、特
に磁気テープを逆方向に走行させた状態において、磁気
テープから読み出されたデータを格納する第1のステッ
プと、第1のステップにおいて格納されたデータ内のパ
ケットの制御情報を読み出して目的のパケットか否かを
判定する第2のステップと、第2のステップにおいて目
的のパケットであると判定された場合、上記制御情報か
らパケット内におけるデータの先頭位置と最終位置を知
り、これに基づいて上記目的のパケット内のデータを上
記最終位置から先頭位置に向かって逆方向に読み出して
転送する第3のステップと、第3のステップにおいて転
送された上記目的のパケット内のデータを格納する第4
のステップと、第4のステップにおいて格納されたデー
タを逆方向に読み出してホストに転送する第5のステッ
プとから構成されるている。
【0012】
【作用】上記第1及び第2の発明によれば、磁気テープ
装置の圧縮アルゴリズムに起因して逆方向復元が不可能
な場合においても、磁気テープ上に記憶された圧縮デー
タを逆方向に読み出して、データの転送順序を逆転して
データ復元し、さらに復元されたデータ転送順序を逆転
してホストに送ることができる。したがって、逆方向の
読み出しデータをホストに送信することが可能になり、
これによって従来のプログラムをそのまま使用可能と
し、さらに逆方向読み出し命令に対するホスト側の負荷
を低減する(OSによるエラーリカバリー不要)ことが
可能になる。また、上記第3の発明によれば、非圧縮状
態のデータからなる複数のパケットを1つのデータブロ
ックとして磁気テープに記録している場合、磁気テープ
上に記憶された非圧縮データを逆方向に読み出して格納
し、各パケットの制御情報から各パケットにおけるデー
タの先頭位置と最終位置を知り、上記最終位置から先頭
位置に向かってデータを転送し、さらに転送されたデー
タを格納して逆方向に読み出すことにより、磁気テープ
上に記憶された非圧縮データを逆方向に読み出して、逆
方向の読み出しデータをホストに送信することが可能に
なる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2を用い
て説明する。図2は、ホストから送られたデータを磁気
テープ上に記録する場合における磁気テープ上のデータ
フォーマットを示すものである。
【0014】図2において、標準データフォーマット1
00は、データ圧縮を行わないもので、ホストから転送
された1グループのデータを1データブロックとして磁
気テープ上に記録する。このとき、データブロック間に
IBGと称するギャップを挿入することで、1データブ
ロックの始端と終端が判かる様になっている。
【0015】図2に示すデータフォーマット101は、
本発明の対象となるものであり、ホストから転送された
データをデータ圧縮して、データ量を削減し、これを1
パケットとする。さらに、磁気テープ上に記録される1
データブロックは、互いに連結された複数(n個)のパ
ケットから構成される。すなわち、図示するように、情
報があらかじめ定められた一定量になるまでIBGを削
除して各パケット間を連結し、1パケットからnパケッ
ト迄を1データブロック107としている。
【0016】各パケット102は、図示するよう、パケ
ットID103とユーザデータ104とパケットトレー
ラ105とから構成されている。ここで、パケットID
103は32バイトで構成され、パケットの先頭部分に
非圧縮状態で記録されている。このパケットID103
には、当該パケットに含まれるブロックのブロック位置
を示すブロックIDと、パケットID103のバイト数
とユーザデータ104のバイト数を加算した合計バイト
数を表示すパケット・オフセット位置106と、パケッ
トトレーラ105のバイト数を表示する情報と、パケッ
トID103内の先行する30バイトに対する冗長情報
の2バイトなどから構成されている。
【0017】ユーザデータ104は、ホストより転送さ
れたデータを圧縮して得られたデータ又は非圧縮のデー
タを記録する領域である。本実施例では圧縮したデータ
の場合を示す。
【0018】パケットトレーラ105は、ホストから転
送された非圧縮状態のデータのバイト数及びそのデータ
に対する冗長情報CRC1と、圧縮後のユーザデータ1
04のバイト数及びCRC1を含んだ冗長情報CRC2
と、ユーザデータ104とパケットトレーラ105の合
計バイト長が32の倍数となる様にパディング・データ
“00”を付加した情報と、圧縮されたユーザデータ1
04の情報と前記パケットトレーラ105の情報を含め
た冗長情報CRC3とから構成される。
【0019】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図であり、まずデータの磁気テープへの書き込み動作に
ついて説明する。図1において、ホストより転送された
データは、チャネルインタフェース1を介してデータ圧
縮・復元回路2に入力され、データ圧縮・復元回路得に
おいてデータ圧縮される。圧縮されたデータは、パケッ
ト内のユーザデータ104として、データバッファイン
タフェース3を介して主データバッファ4に格納され
る。続いて、データ圧縮・復元回路2からパケットトレ
ーラ105の情報が、データバッファインターフェイス
3を介して主データバッファ4に格納される。ユーザ・
データ104とパケット・トレイラ105のデータが主
データ・バック4に格納された後、マイクロ・プロセッ
サ9は、マイクロプログラムによりパケットID103
の情報を生成し、ライトPIDレジスタ6に転送する。
転送されたパケットIDの情報は、最後に冗長情報バイ
トCRC2を付加され、データバッファインターフェイ
ス3を介して主データバッファ4へ格納される。以後、
同様の動作を繰り返すことで複数のパケットが主データ
バッファに格納される。
【0020】主データバッファ4に格納されたパケット
の合計バイト数が一定値になると、それまでに格納した
複数パケットが、1データブロックとして、図2のデー
タ圧縮後のデータフォーマット101及びパケット10
2に示す構成順に磁気テープ上へ記録される。
【0021】次に、データの逆方向復元動作について説
明する。ここで、データ圧縮・復元回路2は、逆方向復
元が不可能であるものとする。この場合でも、データバ
ッファ8によってデ−タの方向を正方向にすることで復
元動作を可能とする。
【0022】すなわち、1パケット目のユーザ・データ
104をホストが逆方向で読み出す場合、磁気テープ上
より必要とする1パケットを含んだ1データブロック1
07の情報を、磁気テープを逆方向に走行させて主デー
タバッファ4に格納する。
【0023】マイクロプロセッサ9は、1データブロッ
ク107の情報が主データバッファ4に格納されると、
主データバッファ4からデータバッファインターフェイ
ス3を介してデータバッファ8へデータを転送するよう
に、信号線10によって指示する。これによって、デー
タバッファ8に主データバッファ4に格納されているデ
ータが転送されて格納される。
【0024】データバッファ8に格納された1データブ
ロック107の情報は、逆方向に読み出されて格納され
ているため、そのアドレスはnパケットの終端より順に
カウントアップされてゆき、最後に1パケットのパケッ
トID103の先頭で終わっている。したがって、デー
タパッファ8から1パケットのユーザデータ104を正
方向で読み出すために、マイクロプロセッサ9は信号線
11によってデータバッファ8のアドレスをカウントダ
ウンする様にデータバッファ8をセットし、データバッ
ファ8に格納された1データブロック107の最終アド
レスからカウントダウンしてゆき、パケットID103
の情報を正方向でリードPIDレジスタ7へ転送する。
【0025】マイクロプロセッサ9は、リードPIDレ
ジスタ7内のパケットID103の情報を分析し、目的
のパケットであるか否か及びパケットのオフセット位置
106を判断する。次に、目的のパケットである場合に
は、1パケット内のユーザデータ104をホストへ転送
するために、前記データバッファ8の最終アドレスから
パケットIDの32バイトを引いたアドレスを、マイク
ロプロセッサ9よりバス線12によってデータバッファ
8へセットし、ユーザデータ104の始端のアドレスと
する。1パケット内のユーザデータ104の終端とし
て、前記同様マイクロプロセッサ9よりバス線12によ
ってパケットのオフセット位置106のアドレスをデー
タバッファ8へセットする。マイクロプロセッサ9より
データバッファ8の始端アドレスから、終端アドレス迄
をカウントダウンでデータを読み出す指示を信号線13
により出力すると、1パケットのユーザデータ14は、
データバッファ8よりデータ圧縮・復元回路2に転送さ
れ、データの正方向復元動作が実施される。
【0026】正方向でデータ復元されたデータは、デー
タ圧縮・復元回路2よりデータバッファ5にアドレスカ
ウントアップして格納される。
【0027】1パケット分のユーザデータ104が全て
データ圧縮・復元回路2でデータ復元完了すると、エン
ド信号を信号線13によりデータバッファ5へ送出する
ことにより、データバッファ5はアドレスカウントをカ
ウントダウンに切り替える。続いて、データバッファ5
に格納された復元後の全てのユーザデータ104は、カ
ウントダウンでアドレスを更新することにより、データ
バッファ5からチャネルインターフェイス1を介してホ
スト側へ転送される。この時、ホストへ転送されるデー
タは、ホストから正方向で書き込んだ時と逆方向で転送
されており、逆方向読み出しが行なわれている。
【0028】次に、ホストより1データブロック内の2
パケット目のユーザ・データを逆方向で読み出す命令が
出た場合、すでにデータバッファ8内に1データブロッ
クのデータが全て格納されているため、磁気テープを動
作することなく、読み出すことが可能になる。すなわ
ち、前記の場合と同様に、マイクロプロセッサ9は、パ
ケットID103から2パケット目のパケットIDの始
端を検索し、2パケット目のユーザデータ104を前記
と同様に逆方向転送によってホスト側へ転送する。
【0029】以上の説明から明らかなように、上記実施
例によれば、データ圧縮・復元回路が一方向のみの復元
動作可能な圧縮・復元方式であっても、ホストからの逆
方向読み出し命令を実現することが可能になる。
【0030】また、複数パケットを1データブロックに
連結するデータ書き込み方式において、同一データブロ
ック内のパケットを続けて逆方向読み出しを行う場合、
前記データ復元方式と組み合わせることにより、磁気テ
ープを動作させることなく、データの復元と逆方向読み
出しが可能となる。したがって、ホストのオーバヘッド
が低減でき、逆方向読み出し時の処理時間の短縮を図る
ことができる。
【0031】なお、上記実施例においては、データ圧縮
・復元回路によってホストから送られたデータを圧縮し
て磁気テープに記録する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、図2の基準データ
フォーマット100に示すように、データ圧縮されてい
ないデータを磁気テープに記録する場合についても適用
できる。
【0032】また、上記実施例においては、図2の圧縮
後のデータフォーマット101に示すように、各パケッ
ト間にはギャップIBGが設けられていない例を示して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、各パ
ケット間にギャップIBGを設けてもよい。この場合に
は、あらかじめ定められた数のパケットが磁気テープか
ら読み出され場会、磁気テープからの読み出しを停止
し、読み出しされパケット群を1データブロックとすれ
ばよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮アルゴリズムに起
因して逆方向復元が不可能な場合においても、磁気テー
プ上に記憶された圧縮データを逆方向に読み出して、逆
方向の読み出しデータをホストに送信することを可能に
し、これによって従来のプログラムをそのまま使用可能
とし、さらに逆方向読み出し命令に対するホスト側の負
荷を低減する(OSによるエラーリカバリー不要)こと
が可能となり、逆方向読み出し時の処理時間を早めるこ
とができる。
【0034】さらに、本発明によれば、非圧縮データか
らなる複数のパケットを1つのデータブロックとして記
録する場合、磁気テープ上に記憶された非圧縮データを
逆方向に読み出して、逆方向の読み出しデータをホスト
に送信することを可能にする磁気テープ装置のデータ再
生方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープ装置の一実施例を示すブロ
ック図。
【図2】磁気テープ上に記録されるデータのデータフォ
ーマットの一例を示す図。
【符号の説明】
1…チャネルインターフェイス、2…データ圧縮・復元
回路、3…データバッファインターフェイス、4…主デ
ータバッファ、5…データバッファ、6…ライトPID
レジスタ、7…リードPIDレジスタ、8…データバッ
ファ、9…マイクロプロセッサ、100…標準データフ
ォーマット、101…データ圧縮後データフォーマッ
ト、102…パケット、103…パケットID、104
…ユーザデータ、105…パケットトレーラ、106…
パケットのオフセット位置、107…1データブロッ
ク。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ圧縮・復元手段を備え、ホストから
    転送された1グループのデータを圧縮して1パケットと
    とし、複数のパケットを鎖状に連結して1データブロッ
    クとし、1データブロック単位に磁気テープに記録し、
    記録したデータを再生する際に、磁気テープから読み出
    されたデータを復元してホストに転送する磁気テープ装
    置において、 磁気テープを逆方向に走行させた状態において、磁気テ
    ープから読み出されたデータの転送順序を逆転する第1
    のステップと、 第1のステップにおいて転送順序が逆転されたデータを
    復元する第2のステップと、 第2のステップにおいて復元されたデータの転送順序を
    再度逆転してホストに転送する第3のステップとから構
    成されることを特徴とする磁気テープ装置におけるデー
    タ再生方法。
  2. 【請求項2】データ圧縮・復元手段を備え、ホストから
    転送された1グループのデータを圧縮して1パケットと
    とし、上記1パケットは少なくともテープ上の自分の位
    置と上記データのパケット内における格納エリアを指示
    する制御情報及びホストから転送されたデータを有して
    構成され、複数のパケットを鎖状に連結して1データブ
    ロックとし、1データブロック単位に磁気テープに記録
    し、記録したデータを再生する際に、磁気テープから読
    み出されたデータのうちの目的のパケット内のデータを
    復元してホストに転送する磁気テープ装置において、 磁気テープを逆方向に走行させた状態において、磁気テ
    ープから読み出されたデータを格納する第1のステップ
    と、 第1のステップにおいて格納されたデータ内のパケット
    の制御情報を読み出して目的のパケットか否かを判定す
    る第2のステップと、 第2のステップにおいて目的のパケットであると判定さ
    れた場合、上記制御情報からパケット内におけるデータ
    の先頭位置と最終位置を知り、これに基づいて上記目的
    のパケット内のデータを上記最終位置から先頭位置に向
    かって逆方向に読み出して転送する第3のステップと、 第3のステップにおいて転送された上記目的のパケット
    内のデータを復元する第4のステップと、 第4のステップにおいて復元された上記目的のパケット
    内のデータを格納する第4のステップと、 第4のステップにおいて格納されたデータを逆方向に読
    み出してホストに転送する第5のステップとから構成さ
    れることを特徴とする磁気テープ装置におけるデータ再
    生方法。
  3. 【請求項3】ホストから転送された1グループのデータ
    を1パケットととし、上記1パケットは少なくともテー
    プ上の自分の位置と上記データのパケット内における格
    納エリアを指示する制御情報及びホストから転送された
    データを有して構成され、複数のパケットをギャップ領
    域を有することなく鎖状に連結して1データブロックと
    し、1データブロック単位に磁気テープに記録し、記録
    したデータを再生する際に、磁気テープから読み出され
    たデータのうちの目的のパケット内のデータをホストに
    転送する磁気テープ装置において、 磁気テープを逆方向に走行させた状態において、磁気テ
    ープから読み出されたデータを格納する第1のステップ
    と、 第1のステップにおいて格納されたデータ内のパケット
    の制御情報を読み出して目的のパケットか否かを判定す
    る第2のステップと、 第2のステップにおいて目的のパケットであると判定さ
    れた場合、上記制御情報からパケット内におけるデータ
    の先頭位置と最終位置を知り、これに基づいて上記目的
    のパケット内のデータを上記最終位置から先頭位置に向
    かって逆方向に読み出して転送する第3のステップと、 第3のステップにおいて転送された上記目的のパケット
    内のデータを格納する第4のステップと、 第4のステップにおいて格納されたデータを逆方向に読
    み出してホストに転送する第5のステップとから構成さ
    れることを特徴とする磁気テープ装置におけるデータ再
    生方法。
JP16532891A 1991-07-05 1991-07-05 磁気テープ装置におけるデータ再生方法 Expired - Lifetime JP2923089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16532891A JP2923089B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 磁気テープ装置におけるデータ再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16532891A JP2923089B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 磁気テープ装置におけるデータ再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511927A JPH0511927A (ja) 1993-01-22
JP2923089B2 true JP2923089B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=15810249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16532891A Expired - Lifetime JP2923089B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 磁気テープ装置におけるデータ再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2923089B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3026669B1 (en) * 2014-11-25 2020-01-15 Fujitsu Limited Methods for restoring data, method for storing data and tape storage system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0511927A (ja) 1993-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2854391B2 (ja) Datテープのデータ・グループを組み立てるための方法
JPH0828053B2 (ja) データ記録方法
JPH0815263B2 (ja) データ圧縮復元方法
JPH01295325A (ja) ブロック間ギャップの間へのブロック化データの大きなパケットの書き込み及び読み出しを行う高容量のテープ駆動装置
US5194995A (en) Method and apparatus for recording compressed data on DAT media
JPH1091393A (ja) データバッファリング装置
JP2923089B2 (ja) 磁気テープ装置におけるデータ再生方法
JPH04359315A (ja) データ圧縮制御装置及びデータ復元制御装置
KR100659915B1 (ko) 데이터 전송 방법 및 장치
US5612829A (en) Data recording control method of magnetic tape
JP3097076B2 (ja) トレースデータ採取方式
JP3017351B2 (ja) データ書き込み方式
JPH06274279A (ja) ミラードディスクおよびその制御方式
JP2003099308A (ja) バックアップ装置およびデータバックアップ方法
JP3138607B2 (ja) 磁気テープ制御装置
JPH07121199A (ja) 情報記録再生装置
JPH04139665A (ja) 磁気テープ制御装置のデータ圧縮方式および磁気テープ制御装置
JPS61236224A (ja) デ−タ圧縮方法
JPH04242424A (ja) データ圧縮制御装置およびデータ復元制御装置
JPH05204553A (ja) データ処理装置
JP2001024514A (ja) データ記録装置
JPH04321976A (ja) ディジタルデータ記録再生装置
JPH04248613A (ja) 磁気テープ制御装置
JPH0478218B2 (ja)
JPH1125599A (ja) リムーバルブデータ記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13