JP2922600B2 - スラッシュ靴の製造方法 - Google Patents
スラッシュ靴の製造方法Info
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- JP2922600B2 JP2922600B2 JP2197886A JP19788690A JP2922600B2 JP 2922600 B2 JP2922600 B2 JP 2922600B2 JP 2197886 A JP2197886 A JP 2197886A JP 19788690 A JP19788690 A JP 19788690A JP 2922600 B2 JP2922600 B2 JP 2922600B2
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- Japan
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多色多層の踵部構造を有するスラッシュ靴
の製造方法に関し、さらに詳しくは踵底部の色および／
または物性が異なるスラッシュ靴の製造方法に関する。
の製造方法に関し、さらに詳しくは踵底部の色および／
または物性が異なるスラッシュ靴の製造方法に関する。
一般に、スラッシュ靴は、革靴のしぼ、模様、縫い目
などと同じ外観を自在に表現できるとともに、独特のし
なやかさ、触感、防水性などを付与することができ、し
かも使用するペーストの属性により耐寒性、防滑性、耐
油性などの種々の機能を付加することができるため広く
利用されている。
などと同じ外観を自在に表現できるとともに、独特のし
なやかさ、触感、防水性などを付与することができ、し
かも使用するペーストの属性により耐寒性、防滑性、耐
油性などの種々の機能を付加することができるため広く
利用されている。
そして、このように数多くの特徴を有するスラッシュ
靴の踵部を、異色および／または異物性の組合せで構成
することにより、スラッシュ靴の機能性と商品価値をよ
り高めようとする試みが行われており、その具体例とし
て、スラッシュ成形金型の踵底部に熱伝導性の良好な突
出壁によって囲繞区画されたインサート片成形用のプラ
スチゾルを導入し、これを加熱により半ゲル化してイン
サート片を成形する工程と、前記プラスチゾルとは異質
な靴本体成形用のプラスチゾルをスラッシュ成形金型の
インサート片の上面に導入し、加熱によりスラッシュ成
形金型の内壁面に半ゲル化層を付着成形して靴本体を成
形して、未ゲル化のプラスチゾルを排出する工程と、加
熱によりインサート片と靴本体とを完全にゲル化すると
ともに、溶着する工程とからなることを特徴とするスラ
ッシュ靴の製造方法などが提唱されている（特開昭63−
270001号公報参照）。
靴の踵部を、異色および／または異物性の組合せで構成
することにより、スラッシュ靴の機能性と商品価値をよ
り高めようとする試みが行われており、その具体例とし
て、スラッシュ成形金型の踵底部に熱伝導性の良好な突
出壁によって囲繞区画されたインサート片成形用のプラ
スチゾルを導入し、これを加熱により半ゲル化してイン
サート片を成形する工程と、前記プラスチゾルとは異質
な靴本体成形用のプラスチゾルをスラッシュ成形金型の
インサート片の上面に導入し、加熱によりスラッシュ成
形金型の内壁面に半ゲル化層を付着成形して靴本体を成
形して、未ゲル化のプラスチゾルを排出する工程と、加
熱によりインサート片と靴本体とを完全にゲル化すると
ともに、溶着する工程とからなることを特徴とするスラ
ッシュ靴の製造方法などが提唱されている（特開昭63−
270001号公報参照）。
ところで、前記に示すような従来のスラッシュ靴の製
造方法は、インサート片成形用プラスチゾルをインサー
ト片成形室に導入する際、突出壁によって、インサート
片成形用のプラスチゾルがインサート片成形室から流出
するのを防止することができ、このようにして形成され
たインサート片の上面に靴本体を成形した場合、靴底の
踵部接地面においてインサート片と靴本体を鮮明に区分
した外観良好なスラッシュ靴を得ることができるととも
に、インサート片と靴本体とを異物性のプラスチゾルで
成形することにより、踵部に異なる機能を付与すること
ができる。
造方法は、インサート片成形用プラスチゾルをインサー
ト片成形室に導入する際、突出壁によって、インサート
片成形用のプラスチゾルがインサート片成形室から流出
するのを防止することができ、このようにして形成され
たインサート片の上面に靴本体を成形した場合、靴底の
踵部接地面においてインサート片と靴本体を鮮明に区分
した外観良好なスラッシュ靴を得ることができるととも
に、インサート片と靴本体とを異物性のプラスチゾルで
成形することにより、踵部に異なる機能を付与すること
ができる。
しかしながら、このような従来のスラッシュ靴の製造
方法では、色および／または物性が、２を超える異なる
もので構成されたスラッシュ靴を得ることができず、し
かも熱伝導性の良好な突出壁を設けたスラッシュ成形金
型を必要とするため、経済性、作業性においても問題を
有している。
方法では、色および／または物性が、２を超える異なる
もので構成されたスラッシュ靴を得ることができず、し
かも熱伝導性の良好な突出壁を設けたスラッシュ成形金
型を必要とするため、経済性、作業性においても問題を
有している。
本発明は、以上のような従来の技術的課題を背景にな
されたものであり、異色のペーストを使用することによ
り、スラッシュ靴の踵底部の多色表現が可能となるとと
もに、物性の異なるペーストを使用することにより、踵
底部に種々の機能を付加することを可能にし、さらに従
来のように熱伝導性の良好な突出壁を設けたスラッシュ
成形金型を必要とせず、経済性、作業性に優れたスラッ
シュ靴の製造方法を提供することを目的とする。
されたものであり、異色のペーストを使用することによ
り、スラッシュ靴の踵底部の多色表現が可能となるとと
もに、物性の異なるペーストを使用することにより、踵
底部に種々の機能を付加することを可能にし、さらに従
来のように熱伝導性の良好な突出壁を設けたスラッシュ
成形金型を必要とせず、経済性、作業性に優れたスラッ
シュ靴の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、スラッシュ成形金型の踵底部に、突出壁で
囲繞区画された複数の部分靴底成形室を形成し、次にこ
れらの部分靴底成形室内に部分靴底成形用ペーストを所
要高さまで順次分割注入・加熱して半ゲル化状態の部分
靴底をそれぞれ成形し、次いでこの部分靴底上面に靴本
体成形用のペーストを注入・加熱してスラッシュ成形金
型の内壁面に半ゲル化層を付着成形させたのち未ゲル化
のペーストを排出し、次にまた部分靴底と靴本体とを加
熱により完全にゲル化させたことを特徴とするスラッシ
ュ靴の製造方法を提供するものである。
囲繞区画された複数の部分靴底成形室を形成し、次にこ
れらの部分靴底成形室内に部分靴底成形用ペーストを所
要高さまで順次分割注入・加熱して半ゲル化状態の部分
靴底をそれぞれ成形し、次いでこの部分靴底上面に靴本
体成形用のペーストを注入・加熱してスラッシュ成形金
型の内壁面に半ゲル化層を付着成形させたのち未ゲル化
のペーストを排出し、次にまた部分靴底と靴本体とを加
熱により完全にゲル化させたことを特徴とするスラッシ
ュ靴の製造方法を提供するものである。
本発明のスラッシュ靴の製造方法によれば、スラッシ
ュ成形金型の踵底部に、突出壁で囲繞区画された複数の
部分靴底成形室が形成され、これらの部分靴底成形室内
に部分靴底成形用ペーストを所要高さまで順次分割注入
・加熱して半ゲル化状態の部分靴底をそれぞれ成形す
る。
ュ成形金型の踵底部に、突出壁で囲繞区画された複数の
部分靴底成形室が形成され、これらの部分靴底成形室内
に部分靴底成形用ペーストを所要高さまで順次分割注入
・加熱して半ゲル化状態の部分靴底をそれぞれ成形す
る。
そのため、このようにして成形された部分靴底の上面
に靴本体を成形した場合、靴底の踵底部において、多色
の部分靴底で鮮明に区分された外観良好なスラッシュ靴
を得ることができ、また各部分靴底を異物性のペースト
で成形することにより、踵部に種々の機能を有するスラ
ッシュ靴を得ることができる。
に靴本体を成形した場合、靴底の踵底部において、多色
の部分靴底で鮮明に区分された外観良好なスラッシュ靴
を得ることができ、また各部分靴底を異物性のペースト
で成形することにより、踵部に種々の機能を有するスラ
ッシュ靴を得ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照にして説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
第１図〜第８図は本発明のスラッシュ靴の製造方法の
一実施例を示したものであり、該製造方法は、第１図に
示すように、スラッシュ成形金型10の踵底部10aに、突
出壁20で囲繞区画された複数の部分靴底成形室30a、30b
を形成し、次に第２図に示すように、これらの部分靴底
成形室30a、30b内に部分靴底成形用ペーストB1、B2をそ
れぞれ所要高さまで順次分割注入・加熱して半ゲル化状
態の部分靴底40a、40bを成形し、以下、常法により、第
３図に示すように、この部分靴底上面40cに靴本体50の
成形用ペーストＫを注入・加熱してスラッシュ成形金型
10の内壁面11に半ゲル化層12を付着成形させたのち、第
４図に示すように、未ゲル化のペーストを排出し、次に
また第５図に示すように踵空隙部60に踵芯70成形用のペ
ーストK1を注入し、そののち、加熱によりこの踵芯70、
靴本体50および部分靴底40a、40bを完全にゲル化すると
ともに、これらを相互に溶着したのち、冷却して離型
し、第６図〜第８図に示すように、完成したスラッシュ
靴Ｓ得るものである。
一実施例を示したものであり、該製造方法は、第１図に
示すように、スラッシュ成形金型10の踵底部10aに、突
出壁20で囲繞区画された複数の部分靴底成形室30a、30b
を形成し、次に第２図に示すように、これらの部分靴底
成形室30a、30b内に部分靴底成形用ペーストB1、B2をそ
れぞれ所要高さまで順次分割注入・加熱して半ゲル化状
態の部分靴底40a、40bを成形し、以下、常法により、第
３図に示すように、この部分靴底上面40cに靴本体50の
成形用ペーストＫを注入・加熱してスラッシュ成形金型
10の内壁面11に半ゲル化層12を付着成形させたのち、第
４図に示すように、未ゲル化のペーストを排出し、次に
また第５図に示すように踵空隙部60に踵芯70成形用のペ
ーストK1を注入し、そののち、加熱によりこの踵芯70、
靴本体50および部分靴底40a、40bを完全にゲル化すると
ともに、これらを相互に溶着したのち、冷却して離型
し、第６図〜第８図に示すように、完成したスラッシュ
靴Ｓ得るものである。
ここで、スラッシュ成形用金型10の踵底部10aに形成
される突出壁20は、本実施例では２ヶ所の部分靴底成形
室30a、30bが設けられるように形成されているが、必ず
しもこれに限定させる必要はなく、目的に応じて２ヶ所
以上の部分靴底成形室が設けられるように複数の突出壁
20を形成することも可能であり、また第９図に示すよう
に、段階的に高さの異なる突出壁20を設けることもでき
る。
される突出壁20は、本実施例では２ヶ所の部分靴底成形
室30a、30bが設けられるように形成されているが、必ず
しもこれに限定させる必要はなく、目的に応じて２ヶ所
以上の部分靴底成形室が設けられるように複数の突出壁
20を形成することも可能であり、また第９図に示すよう
に、段階的に高さの異なる突出壁20を設けることもでき
る。
また、この突出壁20は、スラッシュ成形金型10と一体
に形成されてもよいし、スラッシュ成形金型10と別途に
形成されたものを、スラッシュ成形型10の踵底部10aに
設けることも可能である。
に形成されてもよいし、スラッシュ成形金型10と別途に
形成されたものを、スラッシュ成形型10の踵底部10aに
設けることも可能である。
さらに、部分靴底成形室30a、30bは、第２図に示すよ
うに、部分靴底成形用ペーストB1、B2を所要高さまで順
次分割注入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40a、40b
をそれぞれ成形するためのものである。
うに、部分靴底成形用ペーストB1、B2を所要高さまで順
次分割注入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40a、40b
をそれぞれ成形するためのものである。
そして、この部分靴底成形用ペーストB1、B2に、異色
および／または異物性のものを使用することにより、多
色の部分靴底で鮮明に区分された外観良好なスラッシュ
靴Ｓを得ることができるとともに、踵部に種々の機能を
有するスラッシュ靴Ｓを得ることができる。
および／または異物性のものを使用することにより、多
色の部分靴底で鮮明に区分された外観良好なスラッシュ
靴Ｓを得ることができるとともに、踵部に種々の機能を
有するスラッシュ靴Ｓを得ることができる。
この異物性の部分靴底成形用ペーストB1、B2として
は、例えば塩化ビニル樹脂ペーストに、ポリエステル系
可塑剤、液状ゴムなどを添加して耐油性の向上を目的と
したもの、耐寒性可塑剤、液状ゴムなどを添加して耐寒
性の向上を目的としたもの、セラミック粒子、鉄粉、シ
リカなどを添加して防滑性の向上を目的としたもの、あ
るいは塩化ビニル樹脂ペーストに使用される塩化ビニル
樹脂の重合度を変えたりあるいは該ペーストの硬度を変
えてグリップ性の向上を目的としたものなどを必要に応
じて適宜選択して採用することができる。
は、例えば塩化ビニル樹脂ペーストに、ポリエステル系
可塑剤、液状ゴムなどを添加して耐油性の向上を目的と
したもの、耐寒性可塑剤、液状ゴムなどを添加して耐寒
性の向上を目的としたもの、セラミック粒子、鉄粉、シ
リカなどを添加して防滑性の向上を目的としたもの、あ
るいは塩化ビニル樹脂ペーストに使用される塩化ビニル
樹脂の重合度を変えたりあるいは該ペーストの硬度を変
えてグリップ性の向上を目的としたものなどを必要に応
じて適宜選択して採用することができる。
なお、本実施例では、まず部分靴底成形室30aに部分
靴底成形用ペーストB1を突出壁20から流出しない程度に
注入・加熱して半ゲル化状の部分靴底40a成形し、その
のち部分靴底成形室30bに、部分靴底40aを覆うようペー
ストB2を注入・加熱して半ゲル化状の部分靴底40b成形
しているが、必ずしもこれに限定する必要はなく、逆に
することも可能である。
靴底成形用ペーストB1を突出壁20から流出しない程度に
注入・加熱して半ゲル化状の部分靴底40a成形し、その
のち部分靴底成形室30bに、部分靴底40aを覆うようペー
ストB2を注入・加熱して半ゲル化状の部分靴底40b成形
しているが、必ずしもこれに限定する必要はなく、逆に
することも可能である。
また、この部分靴底成形用ペーストB1、B2の加熱時
間、温度はそれぞれ１〜３分、180〜230℃程度である。
間、温度はそれぞれ１〜３分、180〜230℃程度である。
さらに、部分靴底成形室30a、30bの底部に、突出壁20
よりも低い図示しない突起を形成することにより、踵底
部10aに所望の意匠を現出させることも可能である。
よりも低い図示しない突起を形成することにより、踵底
部10aに所望の意匠を現出させることも可能である。
なお、前述のごとく、第９図に示すように、段階的に
高さの異なる突出壁を形成して、複数の部分靴底成形室
を設けた場合には、第10図に示すように、例えばまず一
番浅い成形室30′ａに部分靴底成形用ペーストB1を所要
高さまで注入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40′ａ
を成形し、そののち、段階的に深い成形室に、異色およ
び／または異物性の部分靴底成形用ペーストB2、B3を順
次分割注入・加熱して半ゲル化状態の各部分靴底を成形
することで、スラッシュ靴の踵底部10aに、より多色表
現が可能となるとともに、踵底部10aに色彩、大きさ、
形状、深さなどの異なる複雑な意匠を自由に表現するこ
とができ、しかも踵底部10aに種々の機能をさらに付加
することが可能になる。
高さの異なる突出壁を形成して、複数の部分靴底成形室
を設けた場合には、第10図に示すように、例えばまず一
番浅い成形室30′ａに部分靴底成形用ペーストB1を所要
高さまで注入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40′ａ
を成形し、そののち、段階的に深い成形室に、異色およ
び／または異物性の部分靴底成形用ペーストB2、B3を順
次分割注入・加熱して半ゲル化状態の各部分靴底を成形
することで、スラッシュ靴の踵底部10aに、より多色表
現が可能となるとともに、踵底部10aに色彩、大きさ、
形状、深さなどの異なる複雑な意匠を自由に表現するこ
とができ、しかも踵底部10aに種々の機能をさらに付加
することが可能になる。
なお、靴本体50の成形用ペーストＫ、踵芯70の成形用
ペーストK1の加熱時間、温度および物性などについて
は、常法により適宜決定すればよい。
ペーストK1の加熱時間、温度および物性などについて
は、常法により適宜決定すればよい。
以上説明してきたように、本実施例のスラッシュ靴の
製造方法では、スラッシュ成形金型10の踵底部10aに、
突出壁20で囲繞区画された複数の部分靴底成形室30a、3
0bが形成され、これらの部分靴底成形室内30a、30bに部
分靴底成形用ペーストB1、B2を所要高さまで順次分割注
入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40a、40bをそれぞ
れ成形するため、このようにして成形された部分靴底の
上面40cに靴本体50を成形した場合、靴底の踵底部10aに
おいて、多色の部分靴底で鮮明に区分された外観良好な
スラッシュ靴Ｓを得ることができ、また各部分靴底を異
物性のペーストで成形することにより、踵部に種々の機
能を有するスラッシュ靴を得ることができる。
製造方法では、スラッシュ成形金型10の踵底部10aに、
突出壁20で囲繞区画された複数の部分靴底成形室30a、3
0bが形成され、これらの部分靴底成形室内30a、30bに部
分靴底成形用ペーストB1、B2を所要高さまで順次分割注
入・加熱して半ゲル化状態の部分靴底40a、40bをそれぞ
れ成形するため、このようにして成形された部分靴底の
上面40cに靴本体50を成形した場合、靴底の踵底部10aに
おいて、多色の部分靴底で鮮明に区分された外観良好な
スラッシュ靴Ｓを得ることができ、また各部分靴底を異
物性のペーストで成形することにより、踵部に種々の機
能を有するスラッシュ靴を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体的な構成は
この実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を変
更しない範囲における変更などがあっても本発明に含ま
れる。
この実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を変
更しない範囲における変更などがあっても本発明に含ま
れる。
例えば、本実施例では、スラッシュ靴の踵部をすべて
部分靴底成形用ペーストB1、B2で成形しているが、必ず
しもこれに限定させる必要はなく、第11図に示すよう
に、靴底本体成形用ペーストＫで部分靴底成形用ペース
トB2を兼用させることも可能である。
部分靴底成形用ペーストB1、B2で成形しているが、必ず
しもこれに限定させる必要はなく、第11図に示すよう
に、靴底本体成形用ペーストＫで部分靴底成形用ペース
トB2を兼用させることも可能である。
本発明は以上のように構成されているため、異色のペ
ーストを使用することにより、スラッシュ靴の踵底部の
多色表現が可能となるとともに、物性の異なるペースト
を使用することにより、踵底部に種々の機能を付加する
ことを可能にし、さらに従来のように熱伝導性の良好な
突出壁を設けたスラッシュ成形金型を必要とせず、経済
性、作業性に優れたスラッシュ靴の製造方法を提供する
ことができる。
ーストを使用することにより、スラッシュ靴の踵底部の
多色表現が可能となるとともに、物性の異なるペースト
を使用することにより、踵底部に種々の機能を付加する
ことを可能にし、さらに従来のように熱伝導性の良好な
突出壁を設けたスラッシュ成形金型を必要とせず、経済
性、作業性に優れたスラッシュ靴の製造方法を提供する
ことができる。
第１図〜第８図は本発明の実施例であるスラッシュ靴の
製造方法を説明するための図であり、第１図〜第６図は
該実施例のスラッシュ靴の製造工程を説明するための要
部断面図、第７図は第６図のVII矢視図、第８図は第６
図のVIII−VIII断面図、第９図〜第11図は本発明の他の
実施例を説明するための要部断面図である。 10;スラッシュ成形用金型 20;突出壁 30a、30b;部分靴底成形室 40a、40b;部分靴底 50;靴本体 60;踵空隙部 70;踵芯 B1、B2;部分靴底成形用ペースト K;靴本体成形用ペースト K1;踵芯成形用ペースト S;スラッシュ靴
製造方法を説明するための図であり、第１図〜第６図は
該実施例のスラッシュ靴の製造工程を説明するための要
部断面図、第７図は第６図のVII矢視図、第８図は第６
図のVIII−VIII断面図、第９図〜第11図は本発明の他の
実施例を説明するための要部断面図である。 10;スラッシュ成形用金型 20;突出壁 30a、30b;部分靴底成形室 40a、40b;部分靴底 50;靴本体 60;踵空隙部 70;踵芯 B1、B2;部分靴底成形用ペースト K;靴本体成形用ペースト K1;踵芯成形用ペースト S;スラッシュ靴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 41/18 B29D 31/50
Claims (1)
- 【請求項１】スラッシュ成形金型の踵底部に、突出壁で
囲繞区画された複数の部分靴底成形室を形成し、次にこ
れらの部分靴底成形室内に部分靴底成形用ペーストを所
要高さまで順次分割注入・加熱して半ゲル化状態の部分
靴底をそれぞれ成形し、次いでこの部分靴底上面に靴本
体成形用のペーストを注入・加熱してスラッシュ成形金
型の内壁面に半ゲル化層を付着成形させたのち未ゲル化
のペーストを排出し、次にまた部分靴底と靴本体とを加
熱により完全にゲル化させたことを特徴とするスラッシ
ュ靴の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2197886A JP2922600B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | スラッシュ靴の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2197886A JP2922600B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | スラッシュ靴の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0484901A JPH0484901A (ja) | 1992-03-18 |
| JP2922600B2 true JP2922600B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=16381935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2197886A Expired - Lifetime JP2922600B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | スラッシュ靴の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922600B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3001379U (ja) * | 1994-02-24 | 1994-08-23 | アキレス株式会社 | スラッシュ靴 |
| DE102016223567A1 (de) * | 2016-11-28 | 2018-05-30 | Adidas Ag | Verfahren zur Herstellung von Sportartikeln und Sportartikel |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2197886A patent/JP2922600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0484901A (ja) | 1992-03-18 |
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