JPS63270001A - スラツシユ靴の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、スラッシュ化の製造法に関するものである
。

（従来の技術） 従来、特開昭５８−１８３１０１号によって。

スラッシュ成形型の底部に耐油性のプラスチゾルの一定
量を導入し、これを加熱により半ゲル化して耐油性の靴
底部を成形する工程と、靴本体成形用とは異質のプラス
チゾルをスラッシュ成形型に導入し、加熱することによ
ってスラッシュ成形型の内壁面に半ゲル化層を付着成形
して靴本体を成形し、未ゲル化のプラスチゾルを排出す
る工程と、加熱により靴底部と靴本体を完全ゲル化する
とともに、溶着する工程とからなるスラッシュ化の製造
法が提案されている。

しかしながら、靴底の踵部は靴底の他の部分より肉厚が
厚く、これにともなってスラッシュ成形型の踵底部の容
積が他の部分よりも大きく形成されているため、靴本体
成形用にスラッシュ成形型の踵底部に導入されたプラス
チゾルを踵部の中央部まで均一に加熱半ゲル化できず、
未ゲル化のプラスチゾルを特公昭５８−５４８０２号に
示されているように真空吸引等により排出する必要があ
り、製造工程が煩雑かしコストアップとなっていた。

（発明の解決しようとする問題点） この発明はこれらの欠点を除去するとともに、踵底部に
部分的に他の部分と鮮明に区分された異質のインサート
片を挿入成形した外観良゛　好なスラッシュ靴を簡単な
方法によって提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段並びに実施例）この発明
は、スラッシュ成形金型１の踵底部に熱伝導性の良好な
突出壁１１１によって囲続区画されたインサート片成形
室１１にインサート片成形用のプラスチゾルａ′を導入
し、これを加熱により半ゲル化してインサート片ａを成
形する工程と、前記のプラスチゾルａ′とは異質な靴本
体成形用のプラスチゾルｂ′をスラッシュ成形金型１の
インサート片ａの上面に導入し、加熱によりスラッシュ
成形金型１の内壁面に半ゲル化層を付着成形して靴本体
すを成形して、未ゲル化のプラスチゾルｂ′を排出する
工程と、加熱によりインサート片ａと靴本体すとを完全
にゲル化するとともに、溶着する工程とからなることを
特徴とするスラッシュ靴の製造法を発明の要旨とするも
のである。

この発明において、インサート片成形室１１を囲続区画
する突出壁１１１はスラッシュ成形金型１と一体に形成
されていてもよいし、スラッシュ成形金型１とは別途に
形成されたものを、スラッシュ成形金型１の踵底部に設
置したものであってもよい。そして必要によっては、イ
ンサート片成形室１１内に、突出壁１１１よりも低い熱
伝導突起１１１１・・・を突出させておけば、加熱時に
突起１１１１・・・によってインサート片成形室１１に
導入されたインサート片成形用のプラスチゾルａ′　を
万遍なく加熱でき、インサート片成形用のプラスチゾル
ａ′の半ゲル化時間を短縮することができる。

そしてこの発明において、インサート片成形用のプラス
チゾルａ″と靴本体成形用のプラスチゾルｂ′とは長靴
の使用目的に応じて硬度、柔軟性、耐薬品性、耐熱性、
耐寒性、耐摩耗性または防滑性等において材質的に異質
に配合されていてもよいし、色彩的に異質に配合されて
いてもよい。

（発明の効果） この発明は以上のように構成されているので、インサー
ト片ａ成形時に、インサート片成形室１１に導入された
インサート片成形用のプラスチゾルａ′は、突出壁１１
１並びに底部１１０を介して加熱される。従って靴底の
踵部の肉厚に応じてインサート片成形室１１の容積を適
宜に決定してもインサート片成形室１１に導入されたイ
ンサート片成形用のプラスチゾルａ′を全体的に加熱半
ゲル化することができ、従来のように踵部中央部の未ゲ
ル化のプラスチゾルを真空吸引等により排出する必要も
なく、しかもインサート片成形用のプラスチゾルをイン
サート片成形室１１に導入する際、突出壁１１１によっ
て、インサート片成形用のプラスチゾルａ′がインサー
ト片成形室１１から流出するのを防止することができ、
このようにして形成されたインサート片ａの上面に靴本
体すを成形した場合、靴底の踵部接地面においてインサ
ート片ａと靴本体すを鮮明に区分した外観良好なスラッ
シュ靴を得ることができる。

実施例 配合　　　　　　ａ′（重量部）ｂ′（重量部）ＰｖＣ
ペーストレジン１００　　　　　１００アクリル樹脂　
　　　　２０ 液状ニトリルゴム　　　　１０ 可塑剤　　　　　　　　４０７０ 安定剤　　　　　　　　　４８ 架橋剤　　　　　　　　　２ 架橋促進剤　　　　　　　ｌ 赤色顔料　　　　　　　　２ 紺色顔料　　　　　　　　　　　　　２上記配合により
、インサート片成形用のプラスチゾルａ′と靴本体成形
用のプラスチゾルｂ′を準備し、スラッシュ成形金型１
の踵底部にスラッシュ成形金型１と一体に形成された突
出壁１１１によって、囲繞区画されたインサート片成形
室１１に上記の耐寒、防滑性配合の赤色のインサート片
成形用のプラスチゾルａ′を、注入ノズルによって規定
量導入して、これを１００°１分間加熱して半ゲル化し
てインサート片ａを形成した後、上記の柔軟配合の紺色
の靴本体成形用のプラスチゾルｂ′をスラッシュ成形金
型１のインサート片ａの上面に、該成形型１の胴部成形
部まで導入し、１００°Ｃで４分間加熱して、スラッシ
ュ成形金型１の内壁面に半ゲル化層を付着成形して、底
部ｂｌｌ胛部ｂ２と胴部す、からなる靴本体すを成形し
た後未ゲル化のプラスチゾルｂ′を排出し、底部ｂ１の
踵部にさらに踵芯成形用のプラスチゾルＣ′を導入し、
１９０°Ｃで１０分間加熱することにより踵芯成形用の
プラスチゾルＣ′と半ゲル化されている靴本体すと半ゲ
ル化されているインサート片ａとを完全ゲル化するとと
もにこれらを相互に溶着した後冷却して、インサート片
ａと靴本体すと踵芯Ｃとからなる完成されたスラッシュ
化をスラッシュ成形金型より脱型した。

このようにして実施例において、この発明所望のスラッ
シュ化を得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例におけるインサート片成形状態を示す断
面図であり、第２図は実施例における靴本体成形状態を
示す断面図であり、第３図は実施例によって製造された
スラッシュ化の断面図である。 符合の説明 １、スラッシュ成形金型　１１・・・インサート片成形
室１１０・・・底部　　　　　　１１１・・・突出壁１
１１１・・・熱伝導突起 ａ′インサート片成形用のプラスチゾルａ　インサート
片 ｂ′靴本体成形用のプラスチゾル ｂ　靴本体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スラッシュ成形金型１の踵底部に熱伝導性の良好な突出
   壁１１１によって囲繞区画されたインサート片成形室１
   １にインサート片成形用のプラスチゾルａ′を導入し、
   これを加熱により半ゲル化してインサート片ａを成形す
   る工程と、前記のプラスチゾルａ′とは異質な靴本体成
   形用のプラスチゾルｂ′をスラッシュ成形金型１のイン
   サート片ａの上面に導入し、加熱によりスラッシュ成形
   金型１の内壁面に半ゲル化層を付着成形して靴本体ｂを
   成形して、未ゲル化のプラスチゾルｂ′を排出する工程
   と、加熱によりインサート片ａと靴本体ｂとを完全にゲ
   ル化するとともに、溶着する工程とからなることを特徴
   とするスラッシュ靴の製造法。