JP2920149B2 - 部品取付用のグロメット - Google Patents

部品取付用のグロメット

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は部品取付用のグロメットに関する。
<従来の技術> 従来の部品取付用のグロメットとしては、例えば第4
図〜第7図に示すようなものがある(実開昭63−64908
号公報参照)。
1は自動車の樹脂製ピラーカバー(部品)であり、セ
ンタピラー(取付対象部)2に取付けられるものであ
る。このピラーカバー1の下方内側には、先端に膨出頭
部3を有する係止リブ(突起部)4が突出形成してあ
る。一方、センタピラー2には上下方向(図中A・B方
向)に長い取付孔5が形成してあり、この取付孔5内に
グロメット6が嵌め込んである。このグロメット6は、
取付孔5内に挿入される本体7と、この本体7の周囲に
形成したフランジ8とから成っている。フランジ8には
シールワッシャ9が予め貼着されていると共に、本体7
の左右側部には取付孔5からの離脱防止用としての突部
10が形成してある。本体7の内部には凹部11が形成して
あり、この凹部11の側面には、前記係止リブ4の膨出頭
部3と係合する係止部12が図中上下方向に沿って突設し
てある。
そして、ピラーカバー1の係止リブ4をグロメット6
の凹部11における中央Sに挿入して係合させ、次いで係
止リブ4を前記中央Sに位置決めしたままピラーカバー
1の上部をセンタピラー2の上部へ固着する。このよう
にして取付けられたピラーカバー1は、その係止リブ4
がグロメット6の凹部11内において上下方向に往復移動
自在なので、取付け後における熱変化に起因してピラー
カバー1に伸縮変形が起きたとしても、その伸縮変形は
吸収され、熱影響による歪みの発生等を防止することが
できる。
このように、ピラーカバー1の係止リブ4は熱変化に
応じて凹部11内を上方A又は下方Bに移動するので、ピ
ラーカバー1を取付けた最初の状態においては、係止リ
ブ4は前述の如く凹部11の中央Sに位置させることが大
事である。中央Sでなく上端7aか下端7bのどちらか一方
側へかたよってしまうと、そのかたよった方への十分な
移動ができず、熱影響による歪み等が発生してしまう場
合がある。例えば、第6図に示す如く上端7a側へかたよ
ってしまうと、上方A(伸縮方向)への十分な移動がで
きなくなる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら従来のグロメット6にあっては、係止リ
ブ4を凹部11の中央Sへ位置決めさせることが前述の如
く大変に大事であるにもかかわらず、そのための対策が
なんら講じられていなかった。そのため、係止リブ4が
中央Sから外れた位置に位置決めされるおそれがあると
共に、係止リブ4を凹部11の中央Sへ位置決めしたまま
ピラーカバー1の上部をセンタピラー2へ固定する作業
も面倒であった。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、部品突起部を凹部の中央に位置決めさせる
ための位置決め手段を備えた部品取付用のグロメットを
提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係る部品取付用のグロメットは、上記の目
的を達成するために、取付対象部に取付けられると共
に、長穴状の開口から部品に形成した位置決め用の突起
部を長手方向に沿って往復移動自在に収納する長穴状の
凹部が表面側より形成されているものにおいて、上記凹
部内に、一端が内面に略密着した状態で且つ前記一端か
ら凹部の深さ方向に延びる他端側が凹部の長手方向で対
向する内面から離間する状態とされた平板製の弾性体を
対峙するようにそれぞれ設け、該弾性体により部品の突
起部を凹部の長手方向中央側に向けて付勢するようにな
っている。
別の発明に係る部品取付用のグロメットは、取付対象
部に取付けられると共に、長穴状の開口から部品に形成
した位置決め用の突起部を長手方向に沿って往復移動自
在に収納する長穴状の凹部が表面側より形成されている
ものにおいて、上記凹部内の底部に、該底部よりも表面
側に位置する一対の対向部が前記長手方向で所定間隔開
いた略コ字状で且つ全体が平板製の弾性体を、前記一対
の対向部が凹部の長手方向で対向する内面から離間する
状態で取付けて、前記一対の対向部により部品の突起部
を凹部の長手方向中央側に向けて付勢するようになって
いる。
<作用> 突起部を凹部内へ挿入した時点で、突起部は弾性体
(又は弾性体の対向部)により凹部の両端側から長手方
向中央側に向けて付勢されるので、突起部は凹部の中央
に自然に位置決めされる。しかし、熱変化による伸縮変
形後に突起部が元の中央に復元する際も、この弾性体に
よる付勢力が突起部に加わっていることから、突起部が
凹部内でひっかかったりすることなく元の中央位置に円
滑に復元する。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には図中に同
一の符号を付すだけとし、重複する説明は省略する。
この実施例におけるグロメット13には長穴状の凹部14
がグロメットの13の表面側から形成されており、この凹
部14内の底部には「弾性体」としてのクリップ体17が取
付けられている。このクリップ体17は全体が平板製で、
底部に対応する部分の両端から表面側に延びる一対の
「対向部」としてのクリップ片15、16を有したコ字形を
呈してる。この上下のクリップ片15、16は、凹部14の上
下方向(長手方向)で対向する上端7a及び下端7bの各内
面から離間しており、クリップ片15、16同士は、係止リ
ブ4の上下幅に相応する間隔で対峙していると共に、先
端部15a、16aが上下に開いた如く曲折している。従っ
て、係止リブ4を凹部14内へ挿入すれば必ずこの上下の
クリップ片15、16間へ挿入されることとなる。そして、
係止リブ4を凹部14内へ挿入して膨出頭部3と係止部12
とを係合させれば、仮に挿入した時点では係止リブ4が
凹部14の中央Sから外れていたとしても、外れた方向に
おけるクリップ片15、16の弾性付勢力により中央Sへ戻
されるので、係止リブ4は必ず中央Sへ移動してそこで
位置決めされる。
このようにしてグロメット13の凹部14内へ挿入された
係止リブ4は、ピラーカバー1の熱変化による伸縮変形
がおきても、上下のクリップ片15、16に抗しつつ凹部14
内を上下に移動するので、従来同様に前記の如き伸縮変
形を吸収することができる。そして、この係止リブ4は
上下のクリップ片15、16が凹部14の各内面に密着するま
で上下移動が可能ため、係止リブ4の上下方向での移動
代を最大限稼げる(クリップ片15、16の板厚分しか移動
代が犠牲にならない)。
しかも、例えば、第2図に示す如く、寒さによりピラ
ーカバー1が収縮して係止リブ4が凹部14の上端7a側へ
いったん移動したような場合でも、その後に暖かくなれ
ばまたピラーカバー1が伸びて係止リブ4が凹部14内を
下降して元の中央Sに戻ることとなるが、このようにし
て係止リブ4が元の中央Sへ戻る際も、係止リブ4には
上側のクリップ片15による中央Sへ向けた付勢力が加わ
っているので、中央Sへの戻り動作が大変円滑に行われ
ることとなる。更に、動くのはあくまでもピラーカバー
1側の係止リブ4であり、グロメット13はセンタピラー
2の取付孔5に嵌め込まれたままなので、この取付孔5
部分における水密性は良好に保たれたままである。
尚、以上の説明において、コ字形をした「弾性体」と
してのクリップ体17に、「対向部」としての一対のクリ
ップ片15、16を形成した例を示したが、凹部14の上端7a
及び下端7bの各内面に、クリップ片15、16だけを「弾性
体」として取付けても良い。尚、その場合は、クリップ
片15、16が係止リブ4で押された場合に、それぞれが上
端7a及び下端7bの各内面へ密着するように、クリップ片
15、16の底部側或いは表面側の一端を各内面に略密着し
た状態にしておく必要がある。
<発明の効果> この発明に係る部品取付用のグロメットは、以上説明
してきた如き内容のものであって、部品の突起部が弾性
体(又は弾性体の対向部)により凹部の両端側から長手
方向中央側に向けて付勢されるので、突起部は凹部の中
央に自然に位置決めされることとなる。従って、部品取
付け時における突起部の凹部中央に対する位置決め作業
が大変容易となる。また、熱変化による部品の伸縮後に
突起部が中央に復元する際も、この弾性体による付勢力
が突起部に加わっていることから、突起部が凹部内にお
いてひっかかったりすることなく円滑に復元することと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るグロメットを示す部
分断面図、 第2図は係止リブを挿入した状態を示すグロメットの断
面図、 第3図は第2図中矢示III−III線に沿うグロメットの部
分断面図、 第4図は従来例を示す自動車の斜視図、 第5図はピラーカバーのセンタピラーへの取付け方を表
す斜視図、 第6図は第5図中VI−VI線に沿う断面図、そして 第7図は第5図中VII−VII線に沿う断面図である。 1……ピラーカバー(部品) 2……センタピラー(取付対象部) 4……係止リブ(突起部) 13……グロメット 14……凹部 15、16……クリップ片(対向部) 17……クリップ体(弾性体) A……上方 B……下方 S……凹部の長手方向中央
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−149340(JP,U) 実開 昭62−39007(JP,U) 実開 昭62−137743(JP,U) 特公 昭57−15813(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 12/00 - 13/24 B60R 13/02 - 13/08 F16B 21/00 - 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付対象部に取付けられると共に、長穴状
    の開口から部品に形成した位置決め用の突起部を長手方
    向に沿って往復移動自在に収納する長穴状の凹部が表面
    側より形成されている部品取付用のグロメットにおい
    て、 上記凹部内に、一端が内面に略密着した状態で且つ前記
    一端から凹部の深さ方向に延びる他端側が凹部の長手方
    向で対向する内面から離間する状態とされた平板製の弾
    性体を対峙するようにそれぞれ設け、該弾性体により部
    品の突起部を凹部の長手方向中央側に向けて付勢するこ
    とを特徴とする部品取付用のグロメット。
  2. 【請求項2】取付対象部に取付けられると共に、長穴状
    の開口から部品に形成した位置決め用の突起部を長手方
    向に沿って往復移動自在に収納する長穴状の凹部が表面
    側より形成されている部品取付用のグロメットにおい
    て、 上記凹部内の底部に、該底部よりも表面側に位置する一
    対の対向部が前記長手方向で所定間隔開いた略コ字状で
    且つ全体が平板製の弾性体を、前記一対の対向部が凹部
    の長手方向で対向する内面から離間する状態で取付け
    て、前記一対の対向部により部品の突起部を凹部の長手
    方向中央側に向けて付勢することを特徴とする部品取付
    用のグロメット。
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