JP2919913B2 - 成形金型における突き出し方法及び装置 - Google Patents

成形金型における突き出し方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明はプラスチック材料及び熱可塑性エラストマー
材料等の軟質材料を使用しての2層成形に関する。
〔従来技術の説明〕
近年、例えば磁気テープカセットハーフの成形等に於
て、その性能を向上させるために、通常のプラスチック
材料で成形した一次側部品に熱可塑性エラストマー等の
軟質材料から成る二次側部品を一体成形する技法が開発
された。しかしながら、前記熱可塑性エラストマーはそ
の特性上、離型時に金型に張り突き易く作業効率上問題
がある。この問題に対処するべく金型表面に細かい凹凸
模様、所謂シボ加工を施したものが使用されたが、こう
した金型で高硬度の熱可塑性エラストマー材料を取扱う
とそれらシボがアンダーカットとなる等、熱可塑性エラ
ストマー材料と噛み合い関係となってやはり離型不良が
発生することが見出された。従って、そうしたシボ加工
を施した金型では硬度を限定した材料を使用せざるを得
ないため汎用性に欠け、金型コストは増大する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述の如き従来技術の問題を解消す
る2層成形部品の成形方法及び装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要及び作用効果〕
本発明に従えば、 一次側成形用金型内に於て成形した一次側部品上に、
二次側成形用金型を使用し熱可塑性エラストマー等の軟
質材料から成る二次側部品を一体的に成形した2層成形
部品を成形する成形金型における突き出し方法であっ
て、 離型時に前記二次側成形用金型から前記2層成形部品
を突き出すようにしたことを特徴とする前記成形金型に
おける突き出し方法が提供される。
本発明の方法は前述の如く、二次側成形用金型から前
記2層成形部品を突き出すようにしたことによって、離
型時の二次側成形用金型への二次側部品の張り付きが効
果的に防止される作用効果を奏する。
本発明はまた、一次側成形用金型内に於て成形した一
次側部品上に、二次側成形用金型を使用して熱可塑性エ
ラストマー等の軟質材料から成る二次側部品を一体的に
成形して2層成形部品を成形する、成形金型における突
き出し装置であって、 前記二次側成形用金型内に、ばね手段によって前記一
次側成形用金型方向に突出すための複数の突き出し部材
を設けたことを特徴とする前記成形金型における突き出
し装置を提供する。該装置によれば、離型時の二次側成
形用金型への張り付きが効果的に防止される作用効果を
奏する。
〔実施例の説明〕
図面を参照して本発明を詳しく説明するに、第1図か
ら第4図は、通常の硬質プラスチック材料及び熱可塑性
エラストマー等の軟質材料の2種を使用して実施される
代表的な2層成形部品成形方法を4段階に分けて例示し
たものである。
第1図の成形装置は、回転自在の可動プレート10に18
0゜離間して支持された一次側成形金型12、12と、固定
支持枠15に支持された一次側成形金型17及び二次側成形
金型16とより成立っている。尚、固定側の金型16、17に
は第3図に示されるように樹脂供給路が形成されている
が、第1図、2図及び4図では省略した。第1図は、可
動プレート10に保持した一次側成形用金型12内に硬質の
熱可塑性樹脂による一次側部品14が成形されそこに担持
された状態で180゜回転される様子が例示される。この
後、第2図に示されるように可動プレート10を廻動して
前記一次側成形用金型12に二次側成形用金型16が合致さ
れ、次いで第3図に示されるように一次側部品14上に熱
可塑性エラストマー等の軟質材料から成る二次側部品18
が一体的に成形される。これと同時に、一次側成形金型
12、17による一次成形が実施され、以下同様の工程が反
復される。本発明の方法に従って、この段階の後、前記
一次側成形用金型12及び二次側成形用金型16の離型時
に、以下に詳述する手段により前記二次側成形用金型16
から製品を突き出すことによって、前記離型時の二次側
成形用金型16への製品の、詳しくは二次側部品18の張り
付きが防止される。
第5図及び第6図には、本発明の方法及び装置によっ
て作製され得る代表的な磁気テープカセットハーフの表
側及び裏側からの平面図が夫々示される。第5図に示さ
れる実施例では、一次側部品19の外周に7箇所、そして
2つの駆動軸挿入孔に相当する。夫々(イ)〜(リ)で
示される位置に突き出しピンを設けた。
参照番号19によって硬質熱可塑性樹脂による一次成形
層が示され、また参照番号20により、線a、b、c、d
によって囲まれ、一次成形層の表面に固着された熱可塑
性エラストマーによる2次成形層が示される。
第7図は本発明に従う2層成形部品成形装置の概略断
面図である。図面右側には一次側成形用金型12が示さ
れ、同図左側には二次側成形用金型16が示される。該二
次側成形用金型16は、参照番号21で示されるような二次
側部品18を成形するための、従来と同様の二次側キャビ
ティを具備する。本発明に於ては更に、前記二次側成形
用金型16に前述の如く突き出し手段22が設けられる。該
突き出し手段22は、前記二次側成形用金型16内部に形成
され前記二次側キャビティ21の外縁に隣合って開口を設
けた空間24と、該空間24内で前記一次側成形用金型12に
向けてばね手段26によって付勢された複数の突き出し部
品28とによって構成される。該突き出し部品28の各々は
その先端部分30が、一次側部品14或は二次側部品が外観
を構成しない場合には直接二次側部品に当接するように
され、これによって一次側及び二次側の各成形用金型の
離型に際し、二次側部品18は常に一次側部品14と共に一
次側成形用金型12側に押し付けられるようになる。次い
で、一次側の離型は比較的容易であるから、従来問題と
されていた成形品の張り付きが防止され、能率の良い離
型が可能となる。
以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の
内で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は代表的な2層成形部品成形方法の1つの段階を
示す概念図である。 第2図は第1図に示される代表的な2層成形部品成形方
法の次の段階を示す概念図である。 第3図は第2図に示される代表的な2層成形部品成形方
法の次の段階を示す概念図である。 第4図は第3図に示される代表的な2層成形部品成形方
法の次の段階を示す概念図である。 第5図は本発明の方法及び装置によって作製され得る代
表的な磁気テープカセットハーフの表側からの平面図で
ある。 第6図は本発明の方法及び装置によって作製され得る代
表的な磁気テープカセットハーフの裏側からの平面図で
ある。 第7図は本発明に従う2層成形部品成形装置の概略断面
図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 10:可動プレート 12:一次側成形用金型 14:一次側部品 16:二次側成形用金型 18:二次側部品 21:二次側キャビティ 22:突き出し手段 24:空間 26:ばね手段 28:突き出し部品 30:先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 津一 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−31019(JP,A) 特開 平3−264318(JP,A) 特開 昭63−319114(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 33/44 B29C 45/00 - 45/44 B29C 45/14,45/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側成形用金型内に於て成形した一次側
    部品上に、二次側成形用金型を使用し熱可塑性エラスト
    マー等の軟質材料から成る二次側部品を一体的に成形し
    て2層成形部品を成形する成形金型における突き出し方
    法であって、 離型時に前記二次側成形用金型から前記2層成形部品を
    突き出すようにしたことを特徴とする前記成形金型にお
    ける突き出し方法。
  2. 【請求項2】一次側成形用金型内に於て成形した一次側
    部品上に、二次側成形用金型を使用して熱可塑性エラス
    トマー等の軟質材料から成る二次側部品を一体的に成形
    した2層成形部品を成形する、成形金型における突き出
    し装置であって、 前記二次側成形用金型内に、ばね手段によって前記一次
    側成形用金型方向に突出すための複数の突き出し部材を
    設けたことを特徴とする前記成形金型における突き出し
    装置。
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CN114800991B (zh) * 2022-01-20 2024-04-02 江苏安与华新材料有限公司 一种纳米海绵复合吸音板加工用挤压成型设备及生产工艺

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