JP2918920B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2918920B2
JP2918920B2 JP1221908A JP22190889A JP2918920B2 JP 2918920 B2 JP2918920 B2 JP 2918920B2 JP 1221908 A JP1221908 A JP 1221908A JP 22190889 A JP22190889 A JP 22190889A JP 2918920 B2 JP2918920 B2 JP 2918920B2
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laundry
weight
dehydration
drying
washing
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博志 池田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba Audio Video Engineering Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は洗濯物の乾燥所要時間を算出する機能を具え
た洗濯機に関する。
(従来の技術) 従来より、洗濯機においては、洗濯をした洗濯物の乾
燥に要する時間を算出する機能を具えたものは供されて
いない。供されているとすれば、それは乾燥機であり、
しかし、乾燥機のそれは、一般に洗濯物の量(布量)を
検出してそれの乾燥に要する時間を算出するものであ
り、正確さに欠けるという問題点を有していた。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、洗濯物の乾燥に要する時間を算出する
機能を具えたものとして、従来より供されている乾燥機
のその機能は、正確さに欠けるという問題点を有してい
たのである。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従
ってその目的は、洗濯物の乾燥所要時間をより正確に算
出することのできる洗濯機を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の洗濯機は、洗濯物の洗濯並びに脱水を行ない
得るものにあって、その洗濯物の洗濯前の重量と脱水後
の重量を検出する重量検出手段を具え、且つその重量検
出手段による検出結果に基づいて脱水後の洗濯物の水分
量を算出すると共にその算出結果から別体の乾燥機を運
転する際の洗濯物の乾燥所要時間を算出する算出手段を
具えたところに特徴を有するものである。
(作用) 上記手段によれば、洗濯物を乾燥させるについて最も
その対象となる水分量から別体の乾燥機を運転する際の
該洗濯物の乾燥所要時間を算出することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき、図面を参照して説明
する。
まず第2図に示す洗濯機全体の外箱1には、内部に外
槽2を、複数(一つのみ図示)の吊棒3及び同スプリン
グ4等から成る懸架装置5により弾性支持して配設して
いる。外槽2内には内槽6を配設しており、内槽6内に
はこの場合容器状を成す撹拌体7を配設している。又、
外槽2外の下方部には、洗い及びすすぎ時に撹拌体7を
正逆回転させ脱水時に内槽6を一方向に高速回転させる
モータ8を初めとした駆動機構9を配設している。この
ほか、外槽2外の下方部には、排水弁10,排水ホース11
等をも配設している。
前記懸架装置5にあっては、第3図に示すように、ス
プリング4下端の可動座板12と吊棒3下端のつば部13と
の間にスプリング14をそれぞれ介在させており、又、そ
の可動座板12とつば部13には電極15,16をそれぞれ対向
配置で取付けていて、この電極15,16を、第4図に示す
抵抗17,18及びノット回路19,20とで図示のごとく組んで
発振回路21を構成し、重量検出手段としている。なお、
第4図には上記発振回路21の出力波形をも同時に示して
おり、その発振周期Tは下記の式で表わされる。
T≒2CR (但し、R≫RS) C …電極15,16間の静電容量 R …抵抗17の値 R3…抵抗18の値 従って、電極15,16間の静電容量が洗濯物の重量如何
による外槽2の沈み具合によって変化することにより、
発振回路21出力の発振周期Tも変化するものであり、こ
のように変化する発振回路21出力の発振周期Tによって
洗濯物の重量を検出できるようになっている。
一方、前記外箱1の上部にはトップカバー22を装着し
ており、その前部に第5図に示すパネル23を設けてい
る。パネル23には、「洗い」,「すすぎ」及び「脱水」
についての選択操作キー24〜26並びに表示LED27〜29を
設けると共に、洗濯物の乾燥所要時間を例えば図示のご
とく文字表示する表示窓30を設けている。
トップカバー22の前部には又、制御装置31を組込んで
いる。この制御装置31は、例えばマイクロコンピュータ
により算出手段の機能を含んで構成されており、第6図
に示すように、交流電源32から電源回路部33を介して制
御電源が与えられるようになっている。交流電源33に
は、トライアック34を介して前記内槽6内に給水すべく
設けた給水弁35を接続しており、トライアック36を介し
て前記排水弁10を接続し、トライアック37,38を介して
前記モータ8を接続している。又、制御装置31には、前
記発振回路21から発振出力が入力されると共に、前記選
択操作キー24〜26から成る操作部39から操作信号が入力
されるようになっており、制御装置31は、その入力並び
にあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、上
記トライアック34,36,37,38のオンオフ状態を制御し、
同時に前記表示LED27〜29及び表示窓30から成る表示部4
0の表示作動状態を制御すると共に、図示しない乾燥機
に乾燥所要時間信号を出力する信号出力部41の作動状態
を制御するようになっている。
そこで、以下においては、制御装置31の制御内容につ
いて、第1図を参照しながら述べる。
すなわち、制御装置31は制御電源が与えられてその作
動を開始すると、最初に現時点がスタートの初期である
か否かの判断をする(ステップA1)。ここで、現時点が
スタートの初期であると判断されれば、次には選択され
た運転のコースが「洗い」から「脱水」までであるか否
かの判断をし(ステップA2)、そうであると判断されれ
ば、次に重量判断のルーチンへと進む(ステップA3)。
この重量判断のルーチンでは、第1図(b)に示すよ
うに、前記発振回路21から入力される発振出力の発振周
期Tをみて懸架装置5の吊棒の一つ一つに加わる洗濯物
の洗濯前の重量を検出し(ステップB1)、次にそれらの
平均値の算出をして(ステップB2)、洗濯物の洗濯前の
重量Xの判断をするものであり(ステップB3)、その判
断を終えればメインルーチンへと戻る。
戻ったメインルーチンでは、次に洗濯物の洗濯前の重
量判断経過フラグF1を「1」にし(ステップA4)、更に
スタート初期経過フラグF2を「1」にする(ステップA
5)。この後、次行程へと進んで(ステップA6)、図示
を省略した「洗い」から「脱水」までのうちの行なうべ
き行程の制御をし、ステップA1へと戻る。
従って、再び現時点がスタートの初期であるか否かの
判断をするのであるが、このときにはそうではないこと
が先のスタート初期経過フラグF2が「1」になっている
ことで判断されるため、次に「脱水」までの全コースを
終了したか否かの判断をし(ステップA7)、終了したと
判断されれば、次に洗濯物の洗濯前の重量判断がなされ
たか否かの判断する(ステップA8)。しかして、ここで
もその重量判断がなされていることが先の重量判断経過
フラグF1が「1」になっていることで判断されるため、
次に再び重量判断のルーチンへと進む(ステップA9)。
この重量判断のルーチンは、前述と同様の内容であ
り、従って第1図(b)に示したステップB1,B2,B3を経
て、この場合、洗濯物の脱水後の重量Yを検出し、検出
後メインルーチンへと戻る。
戻ったメインルーチンでは、次に、先に判明している
洗濯物の洗濯前の重量Xを上述により判明した洗濯物の
脱水後の重量Yから差し引くことにより、脱水後の洗濯
物の水分量Z(Z=Y−X)を算出する(ステップA1
0)。そしてその判明した脱水後の洗濯物の水分量Zを
もとに、別体の乾燥機を運転する際の該洗濯物の乾燥に
要する時間(乾燥所要時間)tの算出をする(ステップ
A11)。この乾燥所要時間tの算出は下記の式により行
なう。
ここで、第7図には乾燥機による乾燥運転の開始時か
ら終了時までの乾燥室内温度の経時変化を示しており、
その恒温状態時の蒸発量は、乾燥機の違いに関係なくほ
ゞ一定で、乾燥布量が増えれば乾燥面積が増えるため、
その量に比例して下記のように定まる。
恒温時の蒸発量:18cc/分(布量:定格量〜2/3) 16cc/分( 2/3〜1/3) 14cc/分( 1/3以下) 又、ロス時間は同図に示す開始時から恒温状態に至る
までの間に約7分を要し、又、恒温状態から終了までの
送風運転時に約5分を要するところから、合計で約12分
となっている。
従って、今、洗濯前で2kg、脱水終了時で3.14kg(脱
水率57%時…これは通常の全自動洗濯機の脱水後の脱水
率である)の洗濯物の場合、 水分量(Z)=3.14kg−2kg=1140g となり、洗濯前の重量が2kgでは、定格量が3kgの乾燥機
にあっては、2/3以上と判断されるから、蒸発量は18cc
で、 と算出される。
よって、次には上述の算出結果をパネル23の表示窓30
に第5図に示すように文字表示させ、同時に信号出力部
41を作動させて図示しない乾燥機にその算出結果を出力
し、それに基づいて乾燥機の運転が例えばタイマー制御
されて行なわれるようにする(ステップA12)。そして
この後、ステップA6へと進む。
なお、先のステップA2で、選択された運転のコースが
「洗い」から「脱水」までではないと判断されれば、次
にはステップA5へと飛んで進み、又、ステップA7で、コ
ースを終了していないと判断されれば、ステップA6へと
飛んで進み、更に、ステップA8で、洗濯物の洗濯前の重
量判断がなされていないと判断されれば、同様にステッ
プA6へと飛んで進む。
このように本実施例によれば、洗濯物を乾燥させるに
ついて最もその対象となる水分量の算出をして、それよ
り別体の乾燥機を運転する際のその洗濯物の乾燥所要時
間の算出をするもので、洗濯物の量(布量)を検出して
それよりそれの乾燥に要する時間を算出している従来の
乾燥機等に比し、より正確な乾燥所要時間の算出ができ
るものであり、使用者の便宜を大いに図ることができ
る。
[発明の効果] 以上の記述で明らかなように、本発明の洗濯機によれ
ば、洗濯物の洗濯前の重量と脱水後の重量を検出する重
量検出手段を具え、且つその重量検出手段による検出結
果に基づいて脱水後の洗濯物の水分量を算出すると共に
その算出結果から別体の乾燥機を運転する際の洗濯物の
乾燥所要時間を算出手段を具えたのであるから、洗濯物
を乾燥させるについて最もその対象となる水分量から別
体の乾燥機を運転する際の該洗濯物の乾燥所要時間を算
出することができ、よってその洗濯物の乾燥所要時間を
より正確に算出することができるという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示したもので、第1図(a)
は全体作用のメインルーチンのフローチャート、同図
(b)は重量判断ルーチンのフローチャート、第2図は
全体構成の縦断側面図、第3図は重量検出手段部分の拡
大側面図、第4図は同部分の回路構成図、第5図はパネ
ル部分の平面図、第6図は全体の概略電気構成図、第7
図は乾燥機による乾燥運転時の乾燥室内温度の経時変化
を示した図である。 図面中、15,16は電極、21は発振回路(重量検出手
段)、31は制御装置(算出手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 25/00,33/02 D06F 39/04,58/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯物の洗濯並びに脱水を行ない得るもの
    であって、その洗濯物の洗濯前の重量と脱水後の重量を
    検出する重量検出手段を具え、且つその重量検出手段に
    よる検出結果に基づいて脱水後の洗濯物の水分量を算出
    すると共にその算出結果から別体の乾燥機を運転する際
    の洗濯物の乾燥所要時間を算出する算出手段を具えたこ
    とを特徴とする洗濯機。
JP1221908A 1989-08-29 1989-08-29 洗濯機 Expired - Lifetime JP2918920B2 (ja)

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