JP2811833B2 - 洗濯機の制御装置 - Google Patents
洗濯機の制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯槽内の液の汚れ、あるいは濁度等を検出
して、洗い、あるいはすすぎを制御する洗濯機の制御装
置に関する。
して、洗い、あるいはすすぎを制御する洗濯機の制御装
置に関する。
従来の技術 洗濯槽内の液の濁度を検出して、すすぎを制御する洗
濯機の従来例として例えば、特公昭62−13034号公報あ
るいは特公昭63−14639号公報に示すものがある。すな
わち、洗濯槽内のすすぎ撹拌前とすすぎ撹拌後のすすぎ
液の濁度変化を光学的に検出し、すすぎ工程を制御する
ものであった。
濯機の従来例として例えば、特公昭62−13034号公報あ
るいは特公昭63−14639号公報に示すものがある。すな
わち、洗濯槽内のすすぎ撹拌前とすすぎ撹拌後のすすぎ
液の濁度変化を光学的に検出し、すすぎ工程を制御する
ものであった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、特公昭62−13034号公報あるいは特公
昭63−14639号公報に示すような制御方法では、次のよ
うな課題があった。
昭63−14639号公報に示すような制御方法では、次のよ
うな課題があった。
(1) 全自動洗濯機は、通常柔軟仕上げ剤をすすぎ時
に投入するが、洗剤及び汚れが少なくて、1回すすぎで
よい場合の判定が、従来の方法では1回すすぎの終了近
辺となり柔軟仕上げ剤の投入時期が遅れてしまう。
に投入するが、洗剤及び汚れが少なくて、1回すすぎで
よい場合の判定が、従来の方法では1回すすぎの終了近
辺となり柔軟仕上げ剤の投入時期が遅れてしまう。
(2) 特に、柔軟仕上げ剤を投入する方法として中間
脱水時、洗濯脱水槽内回転数の変化を利用して、隔壁か
らの移動により柔軟仕上げ剤を投入するためには、すす
ぎ1回で終了することを、洗い工程において、判定する
必要がある。
脱水時、洗濯脱水槽内回転数の変化を利用して、隔壁か
らの移動により柔軟仕上げ剤を投入するためには、すす
ぎ1回で終了することを、洗い工程において、判定する
必要がある。
(3) すすぎ度合を濁度により判定する場合には、す
すぎ前とすすぎ後の差ではなく、変化率により判定する
必要があり、すすぎ前の給水中の濁度に応じたデータへ
一定値でなければ、濁度測定はできない。
すぎ前とすすぎ後の差ではなく、変化率により判定する
必要があり、すすぎ前の給水中の濁度に応じたデータへ
一定値でなければ、濁度測定はできない。
(4) すすぎ前の給水中における清水の濁度をできる
だけ一定で、かつ透明な水での初期データを測定する必
要があり、従来の方法では、洗剤の残り分により影響を
受ける。
だけ一定で、かつ透明な水での初期データを測定する必
要があり、従来の方法では、洗剤の残り分により影響を
受ける。
本発明は、上記課題に鑑み、洗いおよびすすぎの濁度
を正確に検出し、かつ、すすぎ1回の制御を容易に行な
うことを目的とする。
を正確に検出し、かつ、すすぎ1回の制御を容易に行な
うことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、洗濯液の濁度
を検出する発光素子と受光素子よりなる光センサと、前
記発光素子の発光出力を一定に制御して前記受光素子の
出力変化を検知する汚れ検知装置と、洗い、すすぎ、脱
水行程を制御するマイクロコンピュータと、モータ、排
水弁、給水弁等を制御するパワースイッチング回路より
なり、中間脱水が終了してから排水弁を所定時間動作さ
せた後すすぎ撹拌前の間に、前記受光素子の出力電圧が
基準値となるように発光出力を制御し、すすぎ行程およ
び次回の洗濯時の洗濯行程における前記基準値から光セ
ンサの電圧変化に応じてすすぎ行程および次回の洗濯時
の洗濯行程を制御するものである。
を検出する発光素子と受光素子よりなる光センサと、前
記発光素子の発光出力を一定に制御して前記受光素子の
出力変化を検知する汚れ検知装置と、洗い、すすぎ、脱
水行程を制御するマイクロコンピュータと、モータ、排
水弁、給水弁等を制御するパワースイッチング回路より
なり、中間脱水が終了してから排水弁を所定時間動作さ
せた後すすぎ撹拌前の間に、前記受光素子の出力電圧が
基準値となるように発光出力を制御し、すすぎ行程およ
び次回の洗濯時の洗濯行程における前記基準値から光セ
ンサの電圧変化に応じてすすぎ行程および次回の洗濯時
の洗濯行程を制御するものである。
作 用 上記技術的手段によれば、すすぎ撹拌前の給水中に、
濁度検出用の光センサ出力レベルを一定値となるように
発光出力を制御し、かつ、その発光出力を一定値に記憶
保持し、それからの光センサ出力レベルの変化を検知し
て、すすぎ撹拌中の濁度変化および次回洗濯の洗い時の
濁度変化を検知し、すすぎおよび洗い工程を制御するの
で、給水される清水からの変化は洗濯液の汚れ度合と考
えられる。すすぎ撹拌時の変化はすすぎ液の濁度に相当
し、洗い撹拌時の変化は洗剤量および衣類の汚れ度合に
相当する。また、すすぎ給水中に光センサ出力レベルを
一定基準値に制御することにより、正確な濁度検知と汚
れ判定が可能となる。特に、洗濯液の汚れ度合に対する
光センサの出力変化は対数的な変化を示すので、濁度
(汚れ)検出のためには、清水にて光センサ出力レベル
を一定値にしなければ濁度検知は対数演算をする必要が
ある。また、清水からの濁度変化検知により洗い撹拌時
の洗剤量と衣類の汚れ量を検出できるので、汚れに応じ
て洗い工程を制御するだけではなく、次工程のすすぎ工
程も制御可能となる。つまり、洗い時の濁度が小さけれ
ば、洗剤量および衣類の汚れは少ないので、すすぎ回数
は一回で十分であると推測でき、洗い時の濁度変化より
すすぎ工程、中間脱水工程を制御するものであり、すす
ぎ水の節水が可能となる。
濁度検出用の光センサ出力レベルを一定値となるように
発光出力を制御し、かつ、その発光出力を一定値に記憶
保持し、それからの光センサ出力レベルの変化を検知し
て、すすぎ撹拌中の濁度変化および次回洗濯の洗い時の
濁度変化を検知し、すすぎおよび洗い工程を制御するの
で、給水される清水からの変化は洗濯液の汚れ度合と考
えられる。すすぎ撹拌時の変化はすすぎ液の濁度に相当
し、洗い撹拌時の変化は洗剤量および衣類の汚れ度合に
相当する。また、すすぎ給水中に光センサ出力レベルを
一定基準値に制御することにより、正確な濁度検知と汚
れ判定が可能となる。特に、洗濯液の汚れ度合に対する
光センサの出力変化は対数的な変化を示すので、濁度
(汚れ)検出のためには、清水にて光センサ出力レベル
を一定値にしなければ濁度検知は対数演算をする必要が
ある。また、清水からの濁度変化検知により洗い撹拌時
の洗剤量と衣類の汚れ量を検出できるので、汚れに応じ
て洗い工程を制御するだけではなく、次工程のすすぎ工
程も制御可能となる。つまり、洗い時の濁度が小さけれ
ば、洗剤量および衣類の汚れは少ないので、すすぎ回数
は一回で十分であると推測でき、洗い時の濁度変化より
すすぎ工程、中間脱水工程を制御するものであり、すす
ぎ水の節水が可能となる。
実施例 以下、図面に従がい本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明による洗濯水の汚れ検知装置の一実
施例である。発光素子8aと受光素子8bよりなる光センサ
ー8を、洗濯機の洗濯槽底部に設置する。発光素子8aの
発光出力は、マイクロコンピュータ16のPWM出力端子16a
よりパルス幅制御された可変電圧を、積分回路よりなる
D/A変換回路19aに印加し、可変直流電圧とし、トランジ
スタ19bのベース電圧を制御する。NPNトランジスタ19c
のエミッタにはエミッタ抵抗が接続されているので、ベ
ース電圧を制御すれば、コレクタに接続された発光素子
8aの電流制御ができ、発光出力が制御できる。発光素子
8aと対向して受光素子8bを設置し発光出力を一定にすれ
ば、発光素子8aと受光素子8b間に介在する洗濯液の汚れ
に応じて、受光素子8bの出力電流が変化し、出力抵抗19
dの出力電圧Veが変化し、マイクロコンピュータ16のA/D
入力端子により、汚れに応じた出力電圧Veを検出でき、
汚れ検知装置19が構成される。
施例である。発光素子8aと受光素子8bよりなる光センサ
ー8を、洗濯機の洗濯槽底部に設置する。発光素子8aの
発光出力は、マイクロコンピュータ16のPWM出力端子16a
よりパルス幅制御された可変電圧を、積分回路よりなる
D/A変換回路19aに印加し、可変直流電圧とし、トランジ
スタ19bのベース電圧を制御する。NPNトランジスタ19c
のエミッタにはエミッタ抵抗が接続されているので、ベ
ース電圧を制御すれば、コレクタに接続された発光素子
8aの電流制御ができ、発光出力が制御できる。発光素子
8aと対向して受光素子8bを設置し発光出力を一定にすれ
ば、発光素子8aと受光素子8b間に介在する洗濯液の汚れ
に応じて、受光素子8bの出力電流が変化し、出力抵抗19
dの出力電圧Veが変化し、マイクロコンピュータ16のA/D
入力端子により、汚れに応じた出力電圧Veを検出でき、
汚れ検知装置19が構成される。
第2図は本発明による汚れ検知装置を全自動洗濯機に
設置した一実施例である。1は洗濯脱水槽で、洗い撹拌
時にはその底部の撹拌翼2が回転し、脱水時には撹拌翼
2と共に回転する。3は洗濯水を溜める洗濯槽である。
4は洗濯脱水槽1、水槽3等を吊り下げる吊り棒で、5
は全体を支える外部筐体である。洗濯槽3の底部にはモ
ータ6、減速機構7を設置し、撹拌翼2へ回転力を伝達
する。8は光センサーで、水槽3の排水口9と、排水弁
10間の排水パイプ11に設置し、洗濯水の汚れを検知す
る。
設置した一実施例である。1は洗濯脱水槽で、洗い撹拌
時にはその底部の撹拌翼2が回転し、脱水時には撹拌翼
2と共に回転する。3は洗濯水を溜める洗濯槽である。
4は洗濯脱水槽1、水槽3等を吊り下げる吊り棒で、5
は全体を支える外部筐体である。洗濯槽3の底部にはモ
ータ6、減速機構7を設置し、撹拌翼2へ回転力を伝達
する。8は光センサーで、水槽3の排水口9と、排水弁
10間の排水パイプ11に設置し、洗濯水の汚れを検知す
る。
第3図は本発明による洗濯機の制御装置の一実施例を
示すブロックダイヤグラムである。交流電源12より制御
装置13へ交流電力を加え、制御装置13は撹拌,脱水を制
御するモータ6、排水弁10、給水弁14を制御する。15は
洗濯槽3の水位を検知する水位センサで、水位に応じた
圧力を検知し、マイクロコンピュータ16に信号を加え
る。17は布量センサで、撹拌中のモータ6のオフ期間に
発生するモータ用コンデンサ6′のパルス数をカウント
し、パルス数が多ければ、モータ6の惰性回転が多く、
布量が少ないと判断する。18は記憶素子で、光センサ8
の発光出力制御データを記憶する。19は第1図にて説明
した汚れ検知装置である。20はパワースイッチング回路
で、マイクロコンピュータ16からの信号によりモータ
6、排水弁10等の電力部品を制御する。21は操作制御回
路で、スイッチあるいは表示素子等よりなる。
示すブロックダイヤグラムである。交流電源12より制御
装置13へ交流電力を加え、制御装置13は撹拌,脱水を制
御するモータ6、排水弁10、給水弁14を制御する。15は
洗濯槽3の水位を検知する水位センサで、水位に応じた
圧力を検知し、マイクロコンピュータ16に信号を加え
る。17は布量センサで、撹拌中のモータ6のオフ期間に
発生するモータ用コンデンサ6′のパルス数をカウント
し、パルス数が多ければ、モータ6の惰性回転が多く、
布量が少ないと判断する。18は記憶素子で、光センサ8
の発光出力制御データを記憶する。19は第1図にて説明
した汚れ検知装置である。20はパワースイッチング回路
で、マイクロコンピュータ16からの信号によりモータ
6、排水弁10等の電力部品を制御する。21は操作制御回
路で、スイッチあるいは表示素子等よりなる。
以下、本発明の詳細な制御方法を第4図〜第7図を用
いて説明する。
いて説明する。
第4図は洗い,すすぎ,脱水工程のおけるセンサ電圧
Veの変化を示す。洗濯開始時T0において、発光出力は記
憶素子18からのデータにより一定に制御される。T0,T1
間は給水時で、発光素子8aからの光エネルギーの減衰は
小さく、受光素子8bの写力電圧Veは高い。洗いの撹拌が
始まると、洗濯液が濁り、衣類の汚れに応じてセンサ電
圧Veは低くなる。洗い時の電圧変化がほぼ一定となる時
の電圧Ve′に応じて洗い時間を更に延長するかどうか
をマイクロコンピュータ16が判断する。洗い終了時T2に
て排水を始め、T2〜T3期間は、排水,中間脱水のためセ
ンサ電圧Veは非常に不安定で、かつ、低い値となる。T3
よりすすぎ時の水が始まり、センサ電圧は高くなる。こ
の時、数秒間排水弁が開いて、泡等をとり除き、センサ
電圧Veが設定値となるように、発光素子8aの発光出力を
制御する。すすぎ撹拌前の給水中の水の透明度が一番高
く、かつ排水パイプの汚れの大小にかかわらず基準値と
なるように制御する。発光出力制御の後、設定水位に達
した後、すすぎ撹拌を開始し、撹拌1分後の基準値から
のセンサ電圧変化△Vにより、以降のすすぎ時間、すす
ぎ回数を制御する。
Veの変化を示す。洗濯開始時T0において、発光出力は記
憶素子18からのデータにより一定に制御される。T0,T1
間は給水時で、発光素子8aからの光エネルギーの減衰は
小さく、受光素子8bの写力電圧Veは高い。洗いの撹拌が
始まると、洗濯液が濁り、衣類の汚れに応じてセンサ電
圧Veは低くなる。洗い時の電圧変化がほぼ一定となる時
の電圧Ve′に応じて洗い時間を更に延長するかどうか
をマイクロコンピュータ16が判断する。洗い終了時T2に
て排水を始め、T2〜T3期間は、排水,中間脱水のためセ
ンサ電圧Veは非常に不安定で、かつ、低い値となる。T3
よりすすぎ時の水が始まり、センサ電圧は高くなる。こ
の時、数秒間排水弁が開いて、泡等をとり除き、センサ
電圧Veが設定値となるように、発光素子8aの発光出力を
制御する。すすぎ撹拌前の給水中の水の透明度が一番高
く、かつ排水パイプの汚れの大小にかかわらず基準値と
なるように制御する。発光出力制御の後、設定水位に達
した後、すすぎ撹拌を開始し、撹拌1分後の基準値から
のセンサ電圧変化△Vにより、以降のすすぎ時間、すす
ぎ回数を制御する。
第5図は、光センサの汚れ度合と、センサ出力電圧の
特性を示す。汚れ度合(濁度)が零の時、センサ出力電
圧がAとなるように発光出力を制御すると、一定の汚れ
度合F1のときセンサ電圧はBとなり、AとBの比、B/A
は汚れ量に対しランバート・ベールの法則により常に対
数的な変化を示す。よって排水パイプが汚れていても、
清水(給水中)の時に、センサ電圧を一定基準値にすれ
ば、基準値からの変化が汚れ度合(濁度)に対応する。
特性を示す。汚れ度合(濁度)が零の時、センサ出力電
圧がAとなるように発光出力を制御すると、一定の汚れ
度合F1のときセンサ電圧はBとなり、AとBの比、B/A
は汚れ量に対しランバート・ベールの法則により常に対
数的な変化を示す。よって排水パイプが汚れていても、
清水(給水中)の時に、センサ電圧を一定基準値にすれ
ば、基準値からの変化が汚れ度合(濁度)に対応する。
第6図は洗い時におけるセンサ電圧変化を示し、洗剤
の種類と汚れの大小による変化を示す。aは液体洗剤の
み(汚れなし)で電圧変化はほとんどなむ、a′は液体
洗剤で汚れ大の場合の変化である。bは粉末洗剤のみ
で、センサ電圧はアルミノけい酸塩により、Bに変化す
る。b′は粉末洗剤に汚れが加わった場合で、b″は粉
末洗剤で、かつ汚れが少ない場合である。洗い開始2分
後のセンサ電圧の大小により液体か、粉末かの判定がで
き、その後、液体ならば、センサ電圧Aからの変化、粉
末ならば、センサ電圧Bからの電圧変化の大小により汚
れ大小の変化が検知できる。また、b″のように洗い開
始2分後の変化が大きく、かつ電圧がBに近い場合に
は、洗剤量が少ない場合も考えられ、この場合でも洗い
時間は短くし、かつ、すすぎ回数を1回に制御できる。
ただし、すすぎ性能を考慮すると、布量が少ない場合に
限定し、かつ、すすぎは1回の注水すすぎにすればよ
い。
の種類と汚れの大小による変化を示す。aは液体洗剤の
み(汚れなし)で電圧変化はほとんどなむ、a′は液体
洗剤で汚れ大の場合の変化である。bは粉末洗剤のみ
で、センサ電圧はアルミノけい酸塩により、Bに変化す
る。b′は粉末洗剤に汚れが加わった場合で、b″は粉
末洗剤で、かつ汚れが少ない場合である。洗い開始2分
後のセンサ電圧の大小により液体か、粉末かの判定がで
き、その後、液体ならば、センサ電圧Aからの変化、粉
末ならば、センサ電圧Bからの電圧変化の大小により汚
れ大小の変化が検知できる。また、b″のように洗い開
始2分後の変化が大きく、かつ電圧がBに近い場合に
は、洗剤量が少ない場合も考えられ、この場合でも洗い
時間は短くし、かつ、すすぎ回数を1回に制御できる。
ただし、すすぎ性能を考慮すると、布量が少ない場合に
限定し、かつ、すすぎは1回の注水すすぎにすればよ
い。
第7図は、すすぎ時のセンサ電圧変化で、撹拌前の給
水中にセンサ電圧を基準値VSに制御し、T4時点よりすす
ぎ撹拌を開始する。すすぎ時の汚れの大小によりc,c′,
c″のような変化があった場合、すすぎ撹拌開始一定時
間経過後T5にてセンサ電圧はV1,V2,V3の変化となり、こ
の電圧の大小によりすすぎ時間とすすぎ回数を制御す
る。すなわち、スレシホールド電圧VS1より高ければ、
汚れは少なく、すすぎ撹拌はT5に終了し、VS1〜VS2なら
ば、すすぎ時間を延長する。VS2よりも下がれば、すす
ぎ時間をさらに長くし、かつ、すすぎ回数を3回にす
る。
水中にセンサ電圧を基準値VSに制御し、T4時点よりすす
ぎ撹拌を開始する。すすぎ時の汚れの大小によりc,c′,
c″のような変化があった場合、すすぎ撹拌開始一定時
間経過後T5にてセンサ電圧はV1,V2,V3の変化となり、こ
の電圧の大小によりすすぎ時間とすすぎ回数を制御す
る。すなわち、スレシホールド電圧VS1より高ければ、
汚れは少なく、すすぎ撹拌はT5に終了し、VS1〜VS2なら
ば、すすぎ時間を延長する。VS2よりも下がれば、すす
ぎ時間をさらに長くし、かつ、すすぎ回数を3回にす
る。
以上述べた如く、洗いおよびすすぎの撹拌時のセンサ
電圧の変化により、すすぎ回数、すすぎ時間等を制御す
るものである。
電圧の変化により、すすぎ回数、すすぎ時間等を制御す
るものである。
第8図は本発明による制御装置のフローチャートの一
実施例を示す。
実施例を示す。
160で洗いスタートすると、まずサブルーチン161にお
いて光センサの発光出力を制御するため、記憶素子18か
らのデータに基き発光出力を一定に制御する。次に、サ
ブルーチン162により、布量検知を行ない、布量に応じ
た水位を設定する。布量検知は、非常に低い水位に給水
後行なう。163で再給水し、164の布量に応じた設定水位
まで給水する。その後、撹拌工程に移り、サブルーチン
165により光センサ信号を入力し、166にてセンサ電圧の
時間に対する変化が設定値以下かどうかを判定し、167
にてセンサ電圧に応じて汚れ量を検知し、追加洗い時
間、すすぎ回数の判定を行なう。布量センサにより布量
が少なく、汚れ量が少なければ、すすぎ回数は1回と判
定する。168にて洗い時間が判定値かどうか判断して排
水中間汚水工程169に移る。なお、液体洗剤検知等の詳
細なフローは省略する。すすぎ1回の場合には、169の
中間脱水は脱水工程を2回に分け、柔軟仕上げ剤を移動
させる。170以降はすすぎ工程で、光センサ出力電圧を
基準値に制御する制御水位まで給水する(170,171)。
制御水位に達すると、発光出力制御と、出力制御データ
メモリルーチン172を実行する。この工程は、排水弁を
数秒動作させた後、発光出力を制御してセンサ出力電圧
が設定値となるように制御した後、出力電圧が基準値に
設定できれば、以降発光出力を一定とし、その制御デー
タを記憶する。
いて光センサの発光出力を制御するため、記憶素子18か
らのデータに基き発光出力を一定に制御する。次に、サ
ブルーチン162により、布量検知を行ない、布量に応じ
た水位を設定する。布量検知は、非常に低い水位に給水
後行なう。163で再給水し、164の布量に応じた設定水位
まで給水する。その後、撹拌工程に移り、サブルーチン
165により光センサ信号を入力し、166にてセンサ電圧の
時間に対する変化が設定値以下かどうかを判定し、167
にてセンサ電圧に応じて汚れ量を検知し、追加洗い時
間、すすぎ回数の判定を行なう。布量センサにより布量
が少なく、汚れ量が少なければ、すすぎ回数は1回と判
定する。168にて洗い時間が判定値かどうか判断して排
水中間汚水工程169に移る。なお、液体洗剤検知等の詳
細なフローは省略する。すすぎ1回の場合には、169の
中間脱水は脱水工程を2回に分け、柔軟仕上げ剤を移動
させる。170以降はすすぎ工程で、光センサ出力電圧を
基準値に制御する制御水位まで給水する(170,171)。
制御水位に達すると、発光出力制御と、出力制御データ
メモリルーチン172を実行する。この工程は、排水弁を
数秒動作させた後、発光出力を制御してセンサ出力電圧
が設定値となるように制御した後、出力電圧が基準値に
設定できれば、以降発光出力を一定とし、その制御デー
タを記憶する。
第9図は172以降のすすぎ制御を示す。173,174により
設定水位まで給水し、175よりすすぎ撹拌を開始する。1
76はすすぎ撹拌1分後の光センサ出力信号を検知して以
降のすすぎを制御する。この詳細は第7図にて説明し
た。179はすすぎ時間の終了判定である。
設定水位まで給水し、175よりすすぎ撹拌を開始する。1
76はすすぎ撹拌1分後の光センサ出力信号を検知して以
降のすすぎを制御する。この詳細は第7図にて説明し
た。179はすすぎ時間の終了判定である。
第10図はサブルーチン172の詳細なフローである。19
0,191,192により光センサ出力電圧が設定値となるよう
に発光出力を制御し、設定後、発光出力を一定にして、
そのデータを194にて記憶する。一定期間あるいは一定
ループカウンタ内で設定値に達しなければ、排水パイプ
が非常に汚れたか、異常と判断して,洗い,すすぎを標
準時間で制御する。
0,191,192により光センサ出力電圧が設定値となるよう
に発光出力を制御し、設定後、発光出力を一定にして、
そのデータを194にて記憶する。一定期間あるいは一定
ループカウンタ内で設定値に達しなければ、排水パイプ
が非常に汚れたか、異常と判断して,洗い,すすぎを標
準時間で制御する。
発明の効果 以上述べた如く本発明は、中間脱水が終了してから排
水弁を所定時間動作させた後すすぎ撹拌前の間に、前記
受光素子の出力電圧が基準値となるように発光出力を制
御し、すすぎ行程および次回の洗濯時の洗濯行程におけ
る前記基準値から光センサの電圧変化に応じてすすぎ行
程および次回の洗濯時の洗濯行程を制御するものであ
り、下記の効果を奏する。
水弁を所定時間動作させた後すすぎ撹拌前の間に、前記
受光素子の出力電圧が基準値となるように発光出力を制
御し、すすぎ行程および次回の洗濯時の洗濯行程におけ
る前記基準値から光センサの電圧変化に応じてすすぎ行
程および次回の洗濯時の洗濯行程を制御するものであ
り、下記の効果を奏する。
(1) すすぎ,洗い撹拌時の洗濯液の汚れ変化が、清
水の基準値からの変化として検知でき、濁度変化が正確
に検知でき、洗い及びすすぎの制御も正確となる。
水の基準値からの変化として検知でき、濁度変化が正確
に検知でき、洗い及びすすぎの制御も正確となる。
(2) 洗い時の洗濯液の汚れ変化が正確にできるの
で、洗剤量,衣類の汚れの大小を判定でき、汚れが少な
い時には洗い時間だけではなく、すすぎ回数あるいはす
すぎ水位も制御でき、柔軟仕上げ剤投入のための中間脱
水回転制御がすすぎ前に可能となり、時間短縮される。
で、洗剤量,衣類の汚れの大小を判定でき、汚れが少な
い時には洗い時間だけではなく、すすぎ回数あるいはす
すぎ水位も制御でき、柔軟仕上げ剤投入のための中間脱
水回転制御がすすぎ前に可能となり、時間短縮される。
(3) 特にすすぎ1回目の撹拌前の給水中において光
センサ出力調整を行なうことにより、清水に近い透明な
水で、光センサ出力電圧を基準値に制御でき濁度判定が
正確になる。
センサ出力調整を行なうことにより、清水に近い透明な
水で、光センサ出力電圧を基準値に制御でき濁度判定が
正確になる。
(4) すすぎ撹拌前の給水中に光センサ出力調整を行
なうので、その後のすすぎ撹拌時のセンサ電圧変化が正
確となり、すすぎ時の濁度検知の精度が向上し、すすぎ
制御が正確で常に衣類に残った洗剤分を減らすことがで
き、人の肌への影響を減らすことができる。
なうので、その後のすすぎ撹拌時のセンサ電圧変化が正
確となり、すすぎ時の濁度検知の精度が向上し、すすぎ
制御が正確で常に衣類に残った洗剤分を減らすことがで
き、人の肌への影響を減らすことができる。
第1図は本発明による汚れ検知装置の一実施例を示す回
路図、第2図は本発明による全自動洗濯機の構成を示す
断面図、第3図は本発明による洗濯機の制御装置の一実
施例を示すブロック図、第4図は光センサの洗い、すす
ぎ行程における出力電圧変化を示す図、第5図は光セン
サの汚れ度合とセンサ出力電圧の特性を示す図、第6図
は洗い行程におけるセンサ電圧の変化を示す図、第7図
はすすぎ時のセンサ電圧変化とすすぎ制御方法を示す
図、第8図は本発明による洗い、すすぎ制御のフローチ
ャート、第9図はすすぎ時の制御を示すフローチャー
ト、第10図は光センサ周力調整と発光出力制御データメ
モリのフローチャートである。 8a……発光素子、8b……受光素子、8……光センサ、13
……制御装置、16……マイクロコンピュータ、19……汚
れ検知装置、20……パワースイッチング回路。
路図、第2図は本発明による全自動洗濯機の構成を示す
断面図、第3図は本発明による洗濯機の制御装置の一実
施例を示すブロック図、第4図は光センサの洗い、すす
ぎ行程における出力電圧変化を示す図、第5図は光セン
サの汚れ度合とセンサ出力電圧の特性を示す図、第6図
は洗い行程におけるセンサ電圧の変化を示す図、第7図
はすすぎ時のセンサ電圧変化とすすぎ制御方法を示す
図、第8図は本発明による洗い、すすぎ制御のフローチ
ャート、第9図はすすぎ時の制御を示すフローチャー
ト、第10図は光センサ周力調整と発光出力制御データメ
モリのフローチャートである。 8a……発光素子、8b……受光素子、8……光センサ、13
……制御装置、16……マイクロコンピュータ、19……汚
れ検知装置、20……パワースイッチング回路。
フロントページの続き (72)発明者 高木 眞一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−122595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 33/02 D06F 41/00
Claims (1)
- 【請求項1】洗濯液の濁度を検出する発光素子と受光素
子よりなる光センサと、前記発光素子の発光出力を一定
に制御して前記受光素子の出力変化を検知する汚れ検知
装置と、洗い、すすぎ、脱水行程を制御するマイクロコ
ンピュータと、モータ、排水弁、給水弁等を制御するパ
ワースイッチング回路よりなり、中間脱水が終了してか
ら排水弁を所定時間動作させた後すすぎ撹拌前の間に、
前記受光素子の出力電圧が基準値となるように発光出力
を制御し、すすぎ行程および次回の洗濯時の洗濯行程に
おける前記基準値から光センサの電圧変化に応じてすす
ぎ行程および次回の洗濯時の洗濯行程を制御する洗濯機
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309611A JP2811833B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 洗濯機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309611A JP2811833B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 洗濯機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03168187A JPH03168187A (ja) | 1991-07-19 |
JP2811833B2 true JP2811833B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17995113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1309611A Expired - Fee Related JP2811833B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 洗濯機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811833B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101504129B1 (ko) * | 2008-08-13 | 2015-03-19 | 삼성전자 주식회사 | 세탁기의 제어 방법 |
JP2011200523A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
JP7016104B2 (ja) * | 2016-10-27 | 2022-02-04 | 青島海爾洗衣机有限公司 | 洗濯機 |
CN111560732B (zh) * | 2020-06-02 | 2023-01-10 | 安徽康佳同创电器有限公司 | 一种洗衣控制方法、智能洗衣机及存储介质 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60122595A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-07-01 | シャープ株式会社 | 自動洗濯機の制御方法 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP1309611A patent/JP2811833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03168187A (ja) | 1991-07-19 |
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JPS6242638B2 (ja) | ||
JPH0353960B2 (ja) |
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