JPH0357494A

JPH0357494A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH0357494A
Application number: JP1193194A
Authority: JP
Inventors: Katsuharu Matsuo; 勝春松尾; Yoshiyuki Makino; 嘉幸牧野
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Audio Video Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba AVE Co Ltd
Priority date: 1989-07-26
Filing date: 1989-07-26
Publication date: 1991-03-12
Anticipated expiration: 2012-12-24
Also published as: JP2693590B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、洗剤による洗い行程実行後にすすぎ行程を自
動的に行なう機能を備えてなる洗濯機に関する。

（従来の技術）この種の洗濯機である脱水兼用洗濯機においては、従来
より、すすぎ行程実行中にすすぎ度合いを検出する検出
手段を設けたものが供されている。この検出手段として
は、例えば洗濯槽内の水溶液の光透過度を検出する光透
過度検出手段がある。この構成では、すすぎ行程におい
て、例えばすすぎを１回行なう毎に光透過度検出手段に
よりすすぎ度合いを検出し、この検出したすすぎ度合い
が基準値に達したか否かによって、すすぎ行程を終了す
るか続けるかを判断する制御を行なっている。尚、すす
ぎ行程における１回のすすぎは、排水、脱水、給水、並
びに給水を行なってから設定された時間すすぎ運転を行
なうことからなる。

また、上述したすすぎ行程の制御は、マイクロコンピュ
ータ等によって行なわれる。そして、このようなマイク
ロコンピュータを備えた洗濯機では、一般的に、洗濯運
転全般を自動的に行なうために、洗濯槽内の水量を検出
するための水位検出手段、洗濯槽内に洗剤を投入する洗
剤自動供給装置、洗濯槽内に収容された洗濯物の量を検
出する洗濯物量検出手段等を備えている。

（発明が解決しようとする課題）上記従来構成において、光透過度検出手段は投光部及び
受光部を有しており、これら投光部及び受光部の投光面
及び受光面が洗濯槽内の水溶液中に配置されるようにな
っている。しかし、長期間使用すると、投光面及び受光
面に洗剤成分等が付着して汚れることがあり、光透過量
が経時的に変化し、すすぎ度合いを正確に検出できなく
なる欠点があった。また、洗剤の種類により水溶液の光
透過度が変化することもある。更に、投光面及び受光面
に気泡等が付いて光が散乱することがあり、この場合に
も光透過量が変化してすすぎ度合いを正確に検出できな
くなる。そして、すすぎ度合いを正確に検出できないと
、すすぎが過剰になったり、或いはすすぎが不足したり
するという問題点があった。すすぎ過剰の場合、水を無
駄に浪費すると共に、すすぎ行程に要する時間ひいては
洗濯に要する時間が長くなる不具合があった。

そこで、本発明の目的は、すすぎが過剰になったり、或
いはすすぎが不足したりすることを防止できる洗濯機を
提供するにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の洗濯機は、洗濯槽内の水量を検出するための水
位検出手段を備えると共に、前記洗濯槽内に洗剤を投入
する洗剤自動供給装置を備え、そして洗濯槽内に収容さ
れた洗濯物の量を検出する洗濯物量検出手段を備え、更
に洗い行程における前記洗濯槽内の水量、洗剤量及び洗
濯物量と予め設定されたすすぎ完了基準値としての洗剤
濃度基準値とに基づいてすすぎ行程のすすぎ回数及び水
位を設定するすすぎモード設定手段を備えたところに特
徴を有する（作用）上記手段によれば、洗い行程における洗濯槽内の水量、
洗剤量及び洗濯物量に基づいて、すすぎ実行前の洗剤濃
度を計算できる。この洗剤濃度とすすぎ行程のすすぎ回
数及び水位とから、すすぎ実行後の洗剤濃度を計算する
ことができる。従って、すすぎ実行後の洗剤濃度が予め
設定されたすすぎ完了基準値としての洗剤濃度基準値に
達するように、すすぎ回数及び水位を設定し、もってす
すぎ行程を実行すれば、すすぎ実行後のすすぎ度合いは
過不足なしの適切なものとなる。この場合、洗濯槽内の
水量、洗剤量及び洗濯物量という誤差の少ない量に基づ
いて、すすぎ回数及び水位を設定するので、光透過度検
出手段によりすすぎ度合いを検出する従来（検出が不正
確なもの）に比べて、すすぎの過不足を確実に防止でき
る。

（実施例）以下、本発明の第１の実施例につき第１図ないし第６図
を参照しながら説明する。

まず第２図において、例えば脱水兼用洗濯機の外箱１内
には、洗濯槽である水受槽が弾性吊持され、この水受槽
内に洗い及び脱水兼用の回転槽が配設されている（何れ
も図示しない）。この回転槽の内底部には、容器状の撹
拌体（図示しない）が配設されている。この撹拌体は、
洗い時に水受槽の外底部に取付けられた洗濯モータ２（
第１図参照）により正逆回転駆動される。上記回転槽は
、脱水時に洗濯モータにより撹拌体とともに一体的に一
方向に回転駆動される。また、前記外箱１の上部には上
部カバー３が装着されており、この上部カバー３の後部
には回転槽ひいては水受槽内に洗剤を投入する洗剤自動
供給装置４が設けられている。この洗剤自動供給装置４
は洗剤供給モータ４ａ（第１図参照）を有しており、こ
の洗剤供給モータ４ａが通電されたとき洗剤が回転槽内
に供給されるようになっている。上部カバー３に形成さ
れた洗濯物の出入口は２つ折れ式のＭ５により開閉され
る。上部カバー３の前端部には操作バネル６が設けられ
ており、この操作パネル６には、第３図に示すように、
スタート／一時停止スイッチ７及び「洗剤量切換」、「
水位切換」、「洗い」「すすぎ」、「脱水」、「コース
切換」の各設定スイッチ８〜１３が設けられ、各設定ス
イッチ８〜１３にはそれぞれ表示装置としてのＬＥＤ８
ａ　〜８　ｃ　，　　９　ａ　〜９　ｄ　，　　１　０
　ａ　〜１　０　ｃ　，　　１　１　ａ　，１　ｌｂ，
１２ａ　〜１２ｃ，１３ａ　〜１３ｃが設けられ、これ
らに対応させて各設定状態の表示文字が設けられている
。尚、第２図に示すように、外ｍｌの下部四隅部には支
持脚１４が設けられている。

さて、電気的構成を示す第１図において、１５はマイク
ロコンピュータで、これは洗濯運転全体を実行制御する
機能の他、すすぎモード設定手段の機能を有している。

このマイクロコンピュータ１５は、駆動回路１６を介し
て前記洗濯モータ２、給水弁１７、前記洗剤供給モータ
４ａ，排水弁１８をそれぞれ通断電制御する。１９は洗
濯物量検出手段である洗濯物量センサで、これは例えば
洗濯モータ２に印加される電圧と該モータに流れる電流
との位相差を検出することにより、該モータ２にかかる
負荷量即ち回転槽内に収容された洗濯物の量を検出し、
その検出信号をマイクロコンピュータ１５に与えるよう
になっている。２０は水位検出手段である水位センサで
、これは回転槽内の水位を検出し、水位に応じた水位検
出信号をマイクロコンピュータ１５に与えるようになっ
ている。また、マイクロコンピュータ１５には、前記ス
タート／一時停止スイッチ７及び各設定スイッチ８〜１
３を有するスイッチ入力部２１からのスイッチ信号が与
えられる。尚、マイクロコンピュータ１５は、前記ＬＥ
Ｄ８ａ　〜８ｃ，９ａ　〜９ｄ，１０ａ　〜１０ｃ，ｌ
ｌａ，ｌｌｂ，１２ａ　〜１２ｃ，１３ａ〜１３ｃを有
する表示部２２に表示駆動信号を与える。

次に、上記構成の作用について第４図ないし第６図も参
照して説明する。この第４図に示すように、洗い行程は
、回転槽内への「給水」と、撹拌体を正逆回転駆動する
「洗い」とからなる。また、すすぎ行程は、例えばすす
ぎを２回行なう場合、各回のすすぎは、回転槽内の水溶
液を排出する「排水」と、回転槽及び撹拌体を一体に回
転駆動する「脱水」と、回転槽内への「給水ｊと、撹拌
体を正逆回転駆動する「すすぎ」とからなる。また、脱
水行程は、回転槽内の水溶液を排出する「排水」と、回
転槽及び撹拌体を一体に回転駆動する「脱水」とからな
る。

さて、第５図はマイクロコンピュータ１５に記憶された
洗濯運転制御プログラムの概略を示すフローチャートで
ある。この第５図において、まずスタート／一時停止ス
イッチ７が操作されて運転が開始されると、回転槽内に
洗濯物量判定用の規定水位である「少」水位まで給水さ
れると共に、この水位に適した量の洗剤が投入される（
ステップＡＩ）。この後、洗濯モータ２に通電して洗濯
物量センサ１９により回転槽内に収容された洗濯物の量
を検出し、その量を記憶する（ステップＡ２）。続いて
、上記洗濯物量に応じた水位まで追加給水すると共に、
この水位に適した量になるまで洗剤を追加投入する（ス
テップＡ３）。ここで、四転槽内に投入した洗剤量を記
憶すると共に、回転槽内の水位即ち水量を記憶する（ス
テップＡ４）。そして、撹拌体を正逆回転駆動する「洗
い」動作が設定された時間実行される（ステップＡ５）
。

このような洗い行程を行なった後、洗い行程における洗
濯槽内の水量、洗剤量及び洗濯物量と、予め設定された
すすぎ完了基準値としての洗剤濃度基準値とに基づいて
、すすぎ方法即ちすすぎ行程のすすぎ回数及び水位を決
定する（ステップＡ６）。具体的には、次のようにして
すすぎ回数及び水位を設定する。まず、洗い行程におけ
る洗濯槽内の水量をＷ　ｗｗ，洗剤量をＷ　ｏ．，洗濯
物量をＷとして、すすぎ実行前の洗剤濃度を計算すると
、ＷＤＯＷｗｗとなる。この洗剤濃度は洗濯物に含まれる洗剤岐の洗剤
濃度である。次に、１回目のすすぎを行なって、排水及
び脱水を実行した場合、この後に洗濯物中に残る洗剤の
量Ｗ。は、（１一脱水率）／脱水率一Ｓとすると、となる。この後、給水してすすぎを実行するのであるか
ら、給水量をＷ　ｗ　ｒ　＋とすると、１回目のすすぎ
終了後における回転槽内の水溶液の洗剤濃度は、となる。この濃度は、理想的には洗濯物に含まれている
水溶液の濃度に等しいのであるが、実際には洗濯物に吸
着して残る洗剤があるため、洗濯物に含まれている水溶
液の濃度は、上記した洗剤濃度のｋ，倍となり、となる。以下同様にして、２回目のすすぎを行なって、
排水及び脱水を実行した場合、この後に洗濯物中に残る
洗剤のｆｆｉ　ｗ　４−　＋は、Ｗ　Ｗ’　Ｗ＊ｔ＋となる。この後の給水量をＷｗｒ２、倍率をｋ２とする
と、２回目のすすぎ終了後における洗濯物に含まれてい
る水溶液の濃度は、となる。そして、同様にして３回目のすすぎ終了後にお
ける洗濯物に含まれている水溶液の洗剤濃度を算出する
式も求められる。

従って、上記した式（１）と（２）と３回目のすすぎ終
了後における洗剤濃度を算出する式とから、すすぎ行程
終了後の洗剤濃度が、予め設定されたすすぎ完了基準値
としての洗剤濃度基準値に達するように、すすぎ行程の
すすぎ回数及び水位を設定する。この場合、例えば第６
図に示すフローチャートに従って、すすぎ回数及び水位
を設定する。即ち、すすぎ１回、「少」水位の条件です
すぎ行程を実行した場合の洗剤濃度を算出し、この算出
値と洗剤濃度基準値とを比較し（ステップＢ１）、算出
値が基準値以下のときには、すすぎ１回、「少」水位の
条件を設定する（ステップＢ２）。また、算出値が基準
値を越えるときには、すすぎ１回、「低」水位の条件で
すすぎ行程を実行した場合の洗剤濃度を算出し、この算
出値と洗剤濃度基準値とを比較し（ステップＢ３）、算
出値が基準値以下のときには、すすぎ１回、「低」水位
の条件を設定する（ステップＢ４）。以下、同様にして
、すすぎ回数と水位を変えて洗剤濃度を計算することに
より、すすぎ回数及び水位を設定する。

この後、上述のようにして設定されたすすぎ回数及び水
位で、すすぎ行程を実行する（ステップＡ７）。そして
、すすぎ行程終了後は、脱水行程を実行する（ステップ
Ａ８）。

このような構成の本実施例によれば、洗い行程における
洗濯槽内の水量、洗剤量及び洗濯物量と、予め設定され
たすすぎ完了基準値としての洗剤濃度基準値とに基づい
て、すすぎ行程のすすぎ回数及び水位を設定するように
したので、すすぎ実行後のすすぎ度合いは過不足なしの
適切なものとなる。この場合、洗濯槽内の水量、洗剤量
及び洗濯物量という誤差の少ない量に基づいて、すすぎ
回数及び水位を設定するので、光透過度検出手段により
すすぎ度合いを検出するために検出が不正確になる従来
に比べて、すすぎの過不足を確実に防止できる。従って
、すすぎ過剰が防止されるから、水の浪費を防止できる
と共に、すすぎ行程に要する時間ひいては洗濯に要する
時間を短縮できる。

尚、上記構或を実現するに際しては、マイクロコンピュ
ータを搭載した洗濯機では従来から用いられている洗剤
自動供給装置４、洗濯物量センサ１９、水位センサ２０
を流用することができるから、製造コストが高くなるこ
ともない。

第７図は本発明の第２の実施例を示すもので、第１の実
施例と異なるところは、すすぎ回数及び水位を設定する
に際して、すすぎ回数を優先して水位を設定していく代
わりに、水位を優先してすすぎ回数を設定していくよう
に構成した点である。

従って、この第２の実施例においても、第１の実施例と
ほぼ同様な作用効果を得ることができる。

尚、上記各実施例では、すすぎを複数回行なう場合、各
回の水位を同じにするようにしたが、これに限られるも
のではなく、各回のすすぎの水位を適宜変えるようにし
ても良い。

〔発明の効果〕

本発明は以上の説明から明らかなように、洗い行程にお
ける洗濯槽内の水量、洗剤量及び洗濯物量と予め設定さ
れたすすぎ完了基準値としての洗剤濃度基準値とに基づ
いて、すすぎ行程のすすぎ回数及び水位を設定するすす
ぎモード設定手段を備える構成としたので、すすぎが過
剰になったり、或いはすすぎが不足したりすることを防
止できるという優れた効果を奏する。

すもので、第１図は電気的構成図、第２図は全体の斜視
図、第３図は操作パネルの平面図、第４図は洗濯運転の
行程を示す図、第５図及び第６図はフローチャートであ
る。また、第７図は本発明の第２の実施例を示す第６図
相当図である。

物ヱセンサ（洗濯物Ｊｉ検出手段）、２０は水位センサ
（水位検出手段）を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１、洗剤による洗い行程実行後にすすぎ行程を自動的に
行なう機能を備えてなるものにおいて、洗濯槽内の水量
を検出するための水位検出手段と、前記洗濯槽内に洗剤
を投入する洗剤自動供給装置と、前記洗濯槽内に収容さ
れた洗濯物の量を検出する洗濯物量検出手段と、洗い行
程における前記洗濯槽内の水量、洗剤量及び洗濯物量と
予め設定されたすすぎ完了基準値としての洗剤濃度基準
値とに基づいてすすぎ行程のすすぎ回数及び水位を設定
するすすぎモード設定手段とを具備したことを特徴とす
る洗濯機。