JP2918719B2 - 光学的記録媒体 - Google Patents
光学的記録媒体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光により記録・再生・
消去が可能な光学的記録媒体、特に光磁気記録媒体に関
するものである。
消去が可能な光学的記録媒体、特に光磁気記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的記録媒体における保護層と
しては、例えば特開昭61−123593号公報,特開
昭61−133067号公報,特開昭61−13996
1号公報,特開昭61−153844号公報等に開示さ
れているように紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物
により構成されたものが用いられている。
しては、例えば特開昭61−123593号公報,特開
昭61−133067号公報,特開昭61−13996
1号公報,特開昭61−153844号公報等に開示さ
れているように紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物
により構成されたものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、光学的記録媒体の長期間にわたる耐環境試
験(70℃/90%R・H、2000時間)を行なう
と、記録・再生特性の劣化が生じるという問題があっ
た。
従来例では、光学的記録媒体の長期間にわたる耐環境試
験(70℃/90%R・H、2000時間)を行なう
と、記録・再生特性の劣化が生じるという問題があっ
た。
【0004】特に、光学的記録媒体の基板としてポリオ
レフィン系樹脂基板を用いて、保護層として従来例に示
すような紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物を用い
た場合には、保護層と基板との密着性が悪く剥離を生じ
易く、長期間にわたる信頼性に欠ける問題点があった。
レフィン系樹脂基板を用いて、保護層として従来例に示
すような紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物を用い
た場合には、保護層と基板との密着性が悪く剥離を生じ
易く、長期間にわたる信頼性に欠ける問題点があった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、特に案内溝及びカードトラックを
設けたポリオレフィン系樹脂基板を使用した光学的記録
媒体の保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有す
る光硬化型樹脂組成物を用いることにより、基板と保護
層との密着性が良好となり、長期間にわたる信頼性を維
持することができる光学的記録媒体を提供することを目
的とするものである。
なされたものであり、特に案内溝及びカードトラックを
設けたポリオレフィン系樹脂基板を使用した光学的記録
媒体の保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有す
る光硬化型樹脂組成物を用いることにより、基板と保護
層との密着性が良好となり、長期間にわたる信頼性を維
持することができる光学的記録媒体を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ポリオ
レフィン系樹脂基板上に少なくとも光磁気記録層を有
し、その上に保護層を形成した光学的記録媒体におい
て、該保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有す
る光硬化型樹脂組成物の硬化物を有することを特徴とす
る光学的記録媒体である。
レフィン系樹脂基板上に少なくとも光磁気記録層を有
し、その上に保護層を形成した光学的記録媒体におい
て、該保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有す
る光硬化型樹脂組成物の硬化物を有することを特徴とす
る光学的記録媒体である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、案内溝及びカードトラックを設けた樹脂円板基板と
してポリオレフィン系樹脂基板を用いた場合、保護層と
して従来の紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物等の
光硬化型樹脂組成物を用いると、保護層と基板との密着
性が悪く剥離を生じて記録層の保護性能が低下すること
から、保護層として光硬化型樹脂組成物にポリオレフィ
ン系ポリマーを含有させたものを用いることにより基板
との良好な密着性が得られることを見出したものであ
る。
は、案内溝及びカードトラックを設けた樹脂円板基板と
してポリオレフィン系樹脂基板を用いた場合、保護層と
して従来の紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物等の
光硬化型樹脂組成物を用いると、保護層と基板との密着
性が悪く剥離を生じて記録層の保護性能が低下すること
から、保護層として光硬化型樹脂組成物にポリオレフィ
ン系ポリマーを含有させたものを用いることにより基板
との良好な密着性が得られることを見出したものであ
る。
【0008】本発明において、保護層の光硬化型樹脂組
成物に含有されるポリオレフィン系ポリマーとしては、
樹脂基板を構成する材料のポリオレフィン系樹脂と同一
のものが用いられる。例えば、ポリジシクロペンタジエ
ン、ノルボルネン系モノマを開環重合させたオリゴマー
またはポリマー等が挙げられるが、特にポリジシクロペ
ンタジエンあるいはそのオリゴマーが好ましい。
成物に含有されるポリオレフィン系ポリマーとしては、
樹脂基板を構成する材料のポリオレフィン系樹脂と同一
のものが用いられる。例えば、ポリジシクロペンタジエ
ン、ノルボルネン系モノマを開環重合させたオリゴマー
またはポリマー等が挙げられるが、特にポリジシクロペ
ンタジエンあるいはそのオリゴマーが好ましい。
【0009】光硬化型樹脂組成物に含有されるポリオレ
フィン系ポリマーの含有量は通常10〜30重量%、好
ましくは15〜25重量%の範囲が望ましく、10重量
%未満では保護層と基板の密着性の改善効果が十分では
なく、30重量%を越えると樹脂組成物の光硬化性が低
下し好ましくない。 本発明において、保護層を形成す
る光硬化型樹脂組成物としては、特に制限することなく
光学的記録媒体の保護層に通常使用されているものを用
いることができる。例えば、紫外線の照射により硬化す
る紫外線硬化型樹脂組成物、特に紫外線硬化型アクリレ
ート系樹脂組成物が好ましい。
フィン系ポリマーの含有量は通常10〜30重量%、好
ましくは15〜25重量%の範囲が望ましく、10重量
%未満では保護層と基板の密着性の改善効果が十分では
なく、30重量%を越えると樹脂組成物の光硬化性が低
下し好ましくない。 本発明において、保護層を形成す
る光硬化型樹脂組成物としては、特に制限することなく
光学的記録媒体の保護層に通常使用されているものを用
いることができる。例えば、紫外線の照射により硬化す
る紫外線硬化型樹脂組成物、特に紫外線硬化型アクリレ
ート系樹脂組成物が好ましい。
【0010】紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物と
しては、通常、(A)プレポリマー成分,(B)反応性
希釈剤成分,(C)光重合開始剤成分を混合した組成物
よりなり、その成分(A),(B),(C)の使用割合
は、(A)成分5〜95%:(B)成分95〜5%(重
量比),(C)成分0.1〜10%(重量比)で組み入
れた組成物が用いられる。
しては、通常、(A)プレポリマー成分,(B)反応性
希釈剤成分,(C)光重合開始剤成分を混合した組成物
よりなり、その成分(A),(B),(C)の使用割合
は、(A)成分5〜95%:(B)成分95〜5%(重
量比),(C)成分0.1〜10%(重量比)で組み入
れた組成物が用いられる。
【0011】(A)プレポリマー成分としては、ポリオ
ールポリアクリレート,ポリエステルアクリレート,ウ
レタンアクリレート,エポキシアクリレート等が挙げら
れる。
ールポリアクリレート,ポリエステルアクリレート,ウ
レタンアクリレート,エポキシアクリレート等が挙げら
れる。
【0012】(B)反応性希釈剤成分としては、多価ア
ルコールのアクリル酸エステルが用いられる。
ルコールのアクリル酸エステルが用いられる。
【0013】(C)光重合開始剤成分としては、公知の
光重合開始剤が用いられ、特に配合後の貯蔵安定性のよ
いものが好ましく、例えば、ベンゾインアルキルエーテ
ル系、アセトフェノン系、プロピオフェノン系、アント
ラキノン系、チオキサントン系などである。これらは一
種または二種以上を任意の割合で混合して用いられてい
る。また、保護層の厚さは通常2〜30μm、好ましく
は5〜10μmの範囲が望ましい。2μm未満では外部
からの傷に対する保護層の保護機能が十分でなく、30
μmをこえると樹脂保護層の硬化収縮により剥離を生じ
るために好ましくない。
光重合開始剤が用いられ、特に配合後の貯蔵安定性のよ
いものが好ましく、例えば、ベンゾインアルキルエーテ
ル系、アセトフェノン系、プロピオフェノン系、アント
ラキノン系、チオキサントン系などである。これらは一
種または二種以上を任意の割合で混合して用いられてい
る。また、保護層の厚さは通常2〜30μm、好ましく
は5〜10μmの範囲が望ましい。2μm未満では外部
からの傷に対する保護層の保護機能が十分でなく、30
μmをこえると樹脂保護層の硬化収縮により剥離を生じ
るために好ましくない。
【0014】本発明における保護層の形成方法は、例え
ば、スピンコーター、ロールコーター、バーコーター等
により、光硬化型樹脂組成物を記録層上に塗布して、紫
外線を照射して硬化させることによって形成することが
できる。
ば、スピンコーター、ロールコーター、バーコーター等
により、光硬化型樹脂組成物を記録層上に塗布して、紫
外線を照射して硬化させることによって形成することが
できる。
【0015】また、前記光硬化型樹脂組成物には無機フ
ィラーを添加することができる。ここで用いられる無機
フィラーとしては、高硬度のものであればよく、例え
ば、Al2 O3 ,Si3 N4 ,TiO2 ,BN,ZrO
2 等が挙げられる。無機フィラーの添加量は通常10〜
60重量%、好ましくは10〜50重量%の範囲が望ま
しく、10重量%未満では保護層の表面粗さが0.01
μm未満となり、60重量%を越えると保護層の接着性
が低下し、基板上の下地層との密着性が低下することが
あり好ましくない。
ィラーを添加することができる。ここで用いられる無機
フィラーとしては、高硬度のものであればよく、例え
ば、Al2 O3 ,Si3 N4 ,TiO2 ,BN,ZrO
2 等が挙げられる。無機フィラーの添加量は通常10〜
60重量%、好ましくは10〜50重量%の範囲が望ま
しく、10重量%未満では保護層の表面粗さが0.01
μm未満となり、60重量%を越えると保護層の接着性
が低下し、基板上の下地層との密着性が低下することが
あり好ましくない。
【0016】また、保護層は光学的記録媒体の片面ある
いは両面に設けることができる。
いは両面に設けることができる。
【0017】本発明の光学的記録媒体において、光磁気
記録層には特に制限することなる広範囲のものを用いる
ことができるが、例えばGdTb,TbFe,GdTb
Fe,TbFeCo,GdTbFeCo等の非晶質磁気
記録層が挙げられる。
記録層には特に制限することなる広範囲のものを用いる
ことができるが、例えばGdTb,TbFe,GdTb
Fe,TbFeCo,GdTbFeCo等の非晶質磁気
記録層が挙げられる。
【0018】また、基板にはポリオレフィン系樹脂が用
いられ、例えば、ノルボルネン系モノマーを開環重合さ
せたポリマー等が好ましい。
いられ、例えば、ノルボルネン系モノマーを開環重合さ
せたポリマー等が好ましい。
【0019】
【作用】本発明の光学的記録媒体は、案内溝及びカード
トラックを設けたポリオレフィン系樹脂基板を使用し、
保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有する光硬
化型樹脂組成物の硬化物を用いることにより、基板と保
護層との密着性が良好となり、長期間にわたる信頼性を
維持することができる。
トラックを設けたポリオレフィン系樹脂基板を使用し、
保護層としてポリオレフィン系ポリマーを含有する光硬
化型樹脂組成物の硬化物を用いることにより、基板と保
護層との密着性が良好となり、長期間にわたる信頼性を
維持することができる。
【0020】また、保護層の光硬化型樹脂組成物に含有
されるポリオレフィン系ポリマーは、吸水率が1重量%
以下であり、高温,高湿の環境下での不純物の溶出も少
なく、記録層の腐蝕への影響が少なく、光学的記録媒体
の長期間にわたる信頼性の向上をはかることができる。
されるポリオレフィン系ポリマーは、吸水率が1重量%
以下であり、高温,高湿の環境下での不純物の溶出も少
なく、記録層の腐蝕への影響が少なく、光学的記録媒体
の長期間にわたる信頼性の向上をはかることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1 図1は本発明の光学的記録媒体の一実施例を示す説明図
である。同図に示す光学的記録媒体を以下の様にして作
成した。まず、案内溝および/またはプリフォーマット
信号を有する厚さ1.2mmのポリオレフィン系樹脂円
板基板(ノルボルネン系樹脂基板としてZEONEX:
日本ゼオン(株))1上に、スパッタリング法により層
厚800ÅのSi3 N4 層2を成膜し、次いで層厚40
0Åの非晶質GdFeCo、層厚400Åの非晶質Tb
FeCoを積層して光磁気記録層3を設け、さらに層厚
1000ÅのSi3 N4 層4を成膜した。
説明する。 実施例1 図1は本発明の光学的記録媒体の一実施例を示す説明図
である。同図に示す光学的記録媒体を以下の様にして作
成した。まず、案内溝および/またはプリフォーマット
信号を有する厚さ1.2mmのポリオレフィン系樹脂円
板基板(ノルボルネン系樹脂基板としてZEONEX:
日本ゼオン(株))1上に、スパッタリング法により層
厚800ÅのSi3 N4 層2を成膜し、次いで層厚40
0Åの非晶質GdFeCo、層厚400Åの非晶質Tb
FeCoを積層して光磁気記録層3を設け、さらに層厚
1000ÅのSi3 N4 層4を成膜した。
【0022】次に、以下の組成の紫外線硬化型樹脂組成
物をスピンコート(4000r.p.m.,10秒間)
し、層厚7μmの樹脂層を作成した後、UVランプ(照
射面上233mW/cm2 ,波長365nm)を7秒間
照射して樹脂を硬化させ、樹脂保護膜5を形成し、光学
的記録媒体を得た。
物をスピンコート(4000r.p.m.,10秒間)
し、層厚7μmの樹脂層を作成した後、UVランプ(照
射面上233mW/cm2 ,波長365nm)を7秒間
照射して樹脂を硬化させ、樹脂保護膜5を形成し、光学
的記録媒体を得た。
【0023】なお、紫外線硬化型樹脂組成物として、下
記の組成の樹脂組成物を用いた。 (1)ウレタンアクリレート 10重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 60重量部 (3)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (4)ポリジシクロペンタジエン 15重量部 (5)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
記の組成の樹脂組成物を用いた。 (1)ウレタンアクリレート 10重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 60重量部 (3)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (4)ポリジシクロペンタジエン 15重量部 (5)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
【0024】実施例2 紫外線硬化型樹脂組成物として、以下の組成物を用いる
以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体を得た。 (1)ウレタンアクリレート 10重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 50重量部 (3)ポリジシクロペンタジエン 25重量部 (4)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (5)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体を得た。 (1)ウレタンアクリレート 10重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 50重量部 (3)ポリジシクロペンタジエン 25重量部 (4)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (5)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
【0025】比較例1 紫外線硬化型樹脂組成物として、以下の組成物を用いる
以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体を得た。 (1)ウレタンアクリレート 15重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 70重量部 (3)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (4)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体を得た。 (1)ウレタンアクリレート 15重量部 (2)ジシクロペンタジエンジアクリレート 70重量部 (3)トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部 (4)光重合開始剤(イルガキュア184) 5重量部
【0026】比較例2 実施例1のポリオレフィン系樹脂基板の代わりにPC基
板を用いる以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体
を作成した。
板を用いる以外は実施例1と同様にして光学的記録媒体
を作成した。
【0027】比較例3 実施例1のポリオレフィン系樹脂基板の代わりにPC基
板を用い、実施例1の紫外線硬化型樹脂組成物の代わり
に、実施例2の樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同
様にして光学的記録媒体を作成した。
板を用い、実施例1の紫外線硬化型樹脂組成物の代わり
に、実施例2の樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同
様にして光学的記録媒体を作成した。
【0028】実施例1,2および比較例〜3により作成
した光学的記録媒体を用いて、環境耐久試験(70℃/
90%R・H、2000時間)前後の記録再生特性(C
/N)及びB.E.R.(ビットエラーレート)の測定
を行なった結果を表1に示す。
した光学的記録媒体を用いて、環境耐久試験(70℃/
90%R・H、2000時間)前後の記録再生特性(C
/N)及びB.E.R.(ビットエラーレート)の測定
を行なった結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から明らかなように、環境耐久
試験前後での実施例1,2の光学的記録媒体は、記録再
生特性(C/N)及びB.E.R.の変化がないのに対
して、比較例1〜3の光学的記録媒体では記録再生特
性,BERの低下がみられた。
試験前後での実施例1,2の光学的記録媒体は、記録再
生特性(C/N)及びB.E.R.の変化がないのに対
して、比較例1〜3の光学的記録媒体では記録再生特
性,BERの低下がみられた。
【0031】以上のように、本発明の光学的記録媒体は
長期間の信頼性を維持することができる。
長期間の信頼性を維持することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学的記
録媒体は、ポリオレフィン系樹脂基板を使用し、保護層
としてポリオレフィン系ポリマーを含有する光硬化型樹
脂組成物の硬化物を用いることにより、基板と保護層と
が接触している部分の基板と保護層との密着性が良好と
なり、長期間にわたる信頼性を維持することができる効
果が得られる。
録媒体は、ポリオレフィン系樹脂基板を使用し、保護層
としてポリオレフィン系ポリマーを含有する光硬化型樹
脂組成物の硬化物を用いることにより、基板と保護層と
が接触している部分の基板と保護層との密着性が良好と
なり、長期間にわたる信頼性を維持することができる効
果が得られる。
【図1】本発明の光学的記録媒体の一実施例を示す説明
図である。
図である。
1 基板 2,4 Si3 N4 層 3 光磁気記録層 5 保護層
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂基板上に少なくと
も光磁気記録層を有し、その上に保護層を形成した光学
的記録媒体において、該保護層としてポリオレフィン系
ポリマーを含有する光硬化型樹脂組成物の硬化物を有す
ることを特徴とする光学的記録媒体。 - 【請求項2】 前記ポリオレフィン系ポリマーとしてポ
リジシクロペンタジエンを用いる請求項1記載の光学的
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216579A JP2918719B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 光学的記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216579A JP2918719B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 光学的記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540973A JPH0540973A (ja) | 1993-02-19 |
JP2918719B2 true JP2918719B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=16690631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3216579A Expired - Fee Related JP2918719B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 光学的記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918719B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP3216579A patent/JP2918719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0540973A (ja) | 1993-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |