JPH0464936A - 光学的記録媒体 - Google Patents

光学的記録媒体

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JPH0464936A
JPH0464936A JP2175175A JP17517590A JPH0464936A JP H0464936 A JPH0464936 A JP H0464936A JP 2175175 A JP2175175 A JP 2175175A JP 17517590 A JP17517590 A JP 17517590A JP H0464936 A JPH0464936 A JP H0464936A
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JP
Japan
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protective layer
optical recording
recording medium
surface roughness
layer
Prior art date
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Pending
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JP2175175A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tachibana
立花 信一
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ビームにより記録・再生・消去を行なうこ
とが可能な光学的記録媒体に関し、特に磁場変調法によ
るオーバーライド(重ね書き)が可能な光磁気記録媒体
に関するものである。
[従来の技術] 従来、オーバーライドが可能な光磁気ディスク及びその
装置としては、例えば特開昭51−107121号公報
、特開昭63−217548号公報、特開昭59215
008号公報、特公昭60−48806号公報等に記載
されているように、記録する情報に応じて光磁気記録層
への印加磁場を変調させる方式、或いはアイ イー イ
ー イー(IEEE)  r)ランサクション オン 
マグネティクス(Transaction onMag
net;1cs) MAG−20J  Vol、5. 
1013頁(1,984年)に報告されているように、
2個の光スポットを用いる方式等が知られている。
また、従来の光学的記録媒体における保護層としては、
特開昭61−123593号公報、特開昭611330
67号公報、特開昭61−139961号公報、特開昭
61−153844号公報等に開示されているように、
紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物により構成され
たものが用いられている。
上記の保護層を用いて光磁気記録層を保護している従来
の光学的記録媒体の代表的なものとしては、案内溝及び
プリフォーマット信号を有する樹脂基板上に真空蒸着、
スパッタリング等の方法によりSiN、 SiOx、 
ZnS、 SiC等の無機誘電体の一種あるいは二種以
上を組み合わせた積層膜を形成し、その上にGdTb、
 TbFe、 GdTbFe、 TbFe(:o。
GdTbFeCo等の非晶質光磁気記録層を設け、その
光磁気記録層の上に前記無機誘電体と同様の積層膜を形
成し、さらにその上に紫外線硬化型アクリレート系樹脂
組成物からなる保護層を設けて光磁気記録層を保護して
なるものである。
[発明が解決しようとする課題] この様な光磁気記録層を有する光磁気記録媒体を用いた
、磁界変調方式のオーバーライド可能な光磁気記録シス
テムでは、特に始動時において、磁気ヘッドと光磁気記
録媒体の摺動が激しいために、度々磁気ヘッドがクラッ
シュする問題が発生する。この磁気ヘッドのクラッシュ
の原因としては、摺動により発生する光磁気記録媒体の
削れ(ず、媒体摺動面の突起や硬度等が考えられる。
従来、この磁気ヘッドのクラッシュを防止する対策とし
て、光磁気記録層の磁気ヘッドと対向する側に紫外線硬
化型アクリレート系樹脂などの樹脂を、例えば、1〜2
0gmの厚さに積層した保護層を設けることが提案され
ているが、クラッシュの防止は不十分である。具体的に
は、磁気ディスクに樹脂からなる保護層が設けられてい
るが、C8S試験(C:ontact 5tart 5
top Te5t)を行うと、 100万パスをクリア
することができず、ヘッドクラッシュが発生する状況で
ある。
また、磁気ヘッドと光磁気記録媒体の表面とのステッキ
ング(吸着現象)も発生し、媒体の回転がスムーズにい
かないという問題が発生した。
即ち、従来の紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物な
どの樹脂保護層では、耐摺動性が悪いものが多いい問題
があった。
本発明は、この様な従来技術の問題を解決するするため
になされたものであり、保護層の表面粗さを特定の範囲
にすることにより、ヘッドクラッシュの発生およびステ
ッキングの発生がな(、耐摺動性に優れた長期間の信頼
性を維持することができる光学的記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、円板状の基板上に少なくとも光磁
気記録層を有し、その上に保護層を形成してなる光学的
記録媒体において、前記保護層の表面粗さが0.O1〜
0.051Lmの範囲であることを特徴とする光学的記
録媒体である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明者は、上記目的を達成するために、鋭意研究を行
なった結果、磁気ヘッドのヘッドクラッシュの発生およ
びステッキングの発生は、保護層の表面粗さが適切でな
いことが原因となっていることを見い出した。したがっ
て、本発明は、保護層の表面粗さを0.01〜0.05
pmの範囲に規定することにより、上記の問題を解決す
るものである。
本発明において、保護層を形成する樹脂組成物としては
、特に制限することなく光学的記録媒体の保護層に通常
使用されているものを用いることができる、例えば紫外
線の照射により硬化する紫外線硬化型樹脂組成物、特に
紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物が好ましい。
紫外線硬化型アクリレート系樹脂組成物としては、通常
、(A)プレポリマー成分、(B)反応性希釈剤成分、
(C)光重合開始剤成分を混合した組成物よりなり、そ
の成分(A)、  (B)、  (C)の使用割合は、
(A)成分5〜95%=(B)成分95〜5%(重量比
) 、 (C)成分0.1〜10%(重量比)で組み入
れた組成物が用いられる。(A)プレポリマー成分とし
ては、ポリオールポリアクリレート、ポリエステルアク
リレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレー
ト等が挙げられる。また、(B)反応性希釈剤成分とし
ては、多価アルコールのアクリル酸エステルが用いられ
る。(C)光重合開始剤成分としては、公知の光重合開
始剤が用いられ、特に配合後の貯蔵安定性のよいものが
好ましく、例えば、ベンゾインアルキルエーテル系、ア
セトフェノン系、プロピオフェノン系、アントラキノン
系、チオキサントン系などである。これらは−種または
二種以上を任意の割合で混合して用いられている。
本発明においては、保護層の表面粗さが0.01〜0.
05ルm、好ましくは0.02〜0.04ルmの範囲に
あることが好ましく、0.01pm未満では磁気ヘッド
と保護層とのステッキングが発生し、また0、05gm
を越えるとステッキングの発生はないが、ヘッドクラッ
シュが発生するという問題が生ずる。なお、保護層の表
面粗さは、クリステツブ(ティラー・ホブソン■社製)
により、荷重5gをかけてディスク表面に測定子を圧着
し、ディスクの半径方向に走査して測定した値を示す。
本発明において、保護層の表面粗さを0.01〜0.0
51部mに規定するためには、前記の紫外線硬化型樹脂
組成物に無機フィラーを添加する方法が挙げられる。こ
こで用いられる無機フィラーとしては、高硬度のもので
あればよ(、例えば、Ap203゜5iJ4. TiO
2,BN、 Zr0z等が挙げられる。無機フィラーの
添加量は、通常10〜60重量%、好ましくは10〜5
0重量%の範囲が望ましく、10重量%未満では保護層
の表面粗さが0.01gm未満となり、60重量%を越
えると保護層の接着性が低下し、基板上の下地層との密
着性が低下することがあり好ましくない。
無機フィラーの平均粒子径は2μm以下、好ましくば0
.8〜1.5pmの範囲が望ましい。平均粒子径が2p
mを越えると、保護層の表面粗さが0.051部mを越
えるので好ましくない。
また、保護層の表面粗さを0.01〜0.05#Lmに
規定する他の方法として、紫外線硬化型樹脂組成物を塗
布した後、表面粗さ0.旧〜0.05g、mのガラス基
板をその上に載せ、UV光を照射して樹脂を硬化させた
後、ガラス基板を剥離して保護層を形成する方法も用い
ることができる。
また、保護層の厚さは2〜30pm、好ましくは5〜1
0pmの範囲が望ましい。2pm未満では外部からの傷
に対する保護層の保護機能が十分でなく、30μmをこ
えると樹脂保護層の硬化収縮により剥離を生じるために
好ましくない。
本発明における保護層の形成方法は、例えば、スピンコ
ーター、ロールコータ−、バーコーター等により紫外線
硬化型樹脂組成物を記録層上に塗布して、紫外線を照射
して硬化させることによって形成することができる。
また、保護層は、光学的記録媒体の片面あるいは両面に
設けることができる。
本発明の光学的記録媒体において、光磁気記録層には特
に制限することなる広範囲のものを用いることができる
が、例えばGdTb、 TbFe、 GdTbFe。
TbFeCo、 GdTbFeCo等の非晶質磁気記録
層が挙げられる。
また、基板には、特に限定することはないが、例えば案
内溝及びプリフォーマット信号を有するポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂等よりなるものが用いられる。
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
なお、部は重量部を示す。
実施例1 第1図は本発明の光学的記録媒体の一実施例を示す説明
図である。同図に示す光学的記録媒体を以下の様にして
作成した。まず、案内溝および/またはプリフォーマッ
ト信号を有する厚さ1.2 mmのポリカーボネート基
板1上に、スパッタリング法により層厚800人のSi
、J4層2を成膜し、次いで層厚400人の非晶質Gd
Tb、層厚400人の非晶質TbFeを積層し光磁気記
録層3を設け、さらに層厚1000人のSj、J4層4
を成膜した。
次に、以下の組成の紫外線硬化型ウレタンアクリレート
樹脂組成物をスピンコード(4000r、 p、 m。
、7秒間)し、層厚7pmの樹脂層を作成した後、UV
ランプ(照射面上233W/cm2.波長365 nm
)を7秒間照射して、樹脂を硬化させ、樹脂保護層5を
形成し、光学的記録媒体を得た。
なお、紫外線硬化型樹脂組成物としては、(1)紫外線
硬化樹脂 (5PC−339日本化薬■製)100部(2)アルミ
ナ(ARP−10住友化学(11)製平均粒子径1.O
μm)   50部 の混合物を用いた。
保護層の表面粗さを、クリステツブにより測定したとこ
ろ0.04部mであった。
実施例2 保護層を形成する紫外線硬化型樹脂組成物として、 (1)紫外線硬化樹脂 (SPCニー339日本化薬■製)100部(2)アル
ミナ (ARP−10住友化学■製)10部 の混合物を用いる以外は、実施例1と同様にして光学的
記録媒体を作成した。
保護層の表面粗さは0..015 p、mであった。
実施例3 保護層を形成する紫外線硬化型樹脂組成物として、 (1)紫外線硬化樹脂 (SPC−3,39日本化薬■製)100部(2)アル
ミナ (AKP−1o  住友化学■製)25部の混合物を用
いる以外は、実施例1と同様にして光学的記録媒体を作
成した。
保護層の表面粗さは0.025.pmであった。
実施例4 実施例1と同様に、紫外線硬化樹脂(5PC−339日
本化薬■製)をSi3N4層4上にコートした後、その
上から表面粗さ0.03部mにエツチング加工したガラ
ス板をのせ、ガラス板を透して上からUV光を照射し、
前記紫外線硬化樹脂層を硬化させた後、ガラス板を剥離
して保護層5を形成した。
保護層の表面粗さは0.028 p、rnであった。
比較例1 紫外線硬化型樹脂組成物として、紫外線硬化樹脂(5P
C−339日本化薬■製)のみを用いる以外は実施例1
と同様にして光学的記録媒体を作成した。保護層の表面
粗さは0.008gmであった。
比較例2 保護層を形成する紫外線硬化型樹脂組成物として、 (1)紫外線硬化樹脂 (5PC−339日本化薬■製)100部(2)アルミ
ナ (ARP−10住友化学■製)70部 の混合物を用いる以外は、実施例1と同様にして光学的
記録媒体を作成した。
保護層の表面粗さは0.06部mであった。
作成した各光学的記録媒体を用いて、第1図に示す様に
、浮上型磁気ヘッド6を媒体表面に接触させた状態から
、2秒間で、媒体を浮上、 3600rpmに回転させ
る。(磁気ヘッドの浮上量1.6p’m)その後、2秒
間で、媒体の回転を3600rpmから落して停止させ
て磁気ヘッドを媒体表面に接触させる。これをくり返す
C3S試験を行った結果、実施例1〜4はC8S試験1
00万バスをクリアでき、ヘッドクラッシュの発生およ
びステッキングの発生もなかった。
方、比較例1,2は、CSS試験100万パスをクリア
できず、ヘッドクラッシュが発生した。また、ステッキ
ングが発生した。
○ステッキングの測定方法 バネ荷重5gをスライダー上にかけたときのスライダー
をディスク上で平行方向に移動させるのに要する力を測
定したところ、比較例では50gの駆動力が必要であっ
た。本発明の実施例においては5g以下となり、ステッ
キングの発生はなかった。
即ち、本発明により、長期間信頼性を維持する光磁気デ
ィスクシステムを達成することが可能となった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の光学的記録媒体は、保護
層の表面粗さを0.01〜0.05部mの範囲に規定す
ることにより、ヘッドクラッシュの発生及びステッキン
グの発生がなく、長期間の信頼性を維持するこができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学的記録媒体の一実施例を示す説明
図である。 1・・・基板       2,4・・・5iaN4層
3・・・光磁気記録層   5・・・保護層6・・・浮
上型磁気ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 円板状の基板上に少なくとも光磁気記録層を有し、その
    上に保護層を形成してなる光学的記録媒体において、前
    記保護層の表面粗さが0.01〜0.05μmの範囲で
    あることを特徴とする光学的記録媒体。
JP2175175A 1990-07-04 1990-07-04 光学的記録媒体 Pending JPH0464936A (ja)

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JP2175175A JPH0464936A (ja) 1990-07-04 1990-07-04 光学的記録媒体

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479045A (ja) * 1990-07-20 1992-03-12 Sharp Corp 光磁気ディスクの製造方法
US5576087A (en) * 1992-09-18 1996-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording medium
US7129019B2 (en) * 2001-06-22 2006-10-31 Fuji Photo Film Co., Ltd. Optical information recording medium
US7341820B2 (en) 2001-11-30 2008-03-11 Fujifilm Corporation Optical information recording medium
US7384723B2 (en) 2002-01-23 2008-06-10 Fujifilm Corporation Optical information recording medium

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