JP3491340B2 - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー光を用いて情報
の記録、再生、消去を行う光磁気記録媒体に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】近年、情報量の増大にともないコンピュ
ータの外部メモリーとしての書換え可能型記録媒体の大
容量化が進んでいる。そのひとつの手段として情報の記
録および消去をレーザー光による加熱と外部磁場の印加
により磁性体層の磁化方向を変えることで行い、記録さ
れた情報を磁気カー効果による光の偏光面の回転を利用
して読み出す方式を用いた光磁気記録媒体が実用化され
ている。 【0003】この光磁気記録媒体には、記録層として用
いられる希土類金属−3d遷移金属合金の磁気光学効果
を光の干渉効果により大きくするため誘電体層および反
射層を組み合わせたディスク構造が一般に用いられてい
る。上記の目的に用いられる誘電体層は、屈折率が大き
く光の透過率が大きいことと共に、記録層を保護する効
果に優れていることが求められ、そのような材質として
SiN、SiNH、SiON、SiAlON、TaO等
が知られている。 【0004】基板上の記録層側における有機保護層は、
記録層、反射層等を保護するために紫外線硬化型樹脂が
用いられており、そのような樹脂としてはアクリル系、
ウレタン系、エポキシ系等が挙げられ、特にアクリル系
紫外線硬化型樹脂が一般的に使用される。またこれらに
重合性オリゴマ−、モノマ−、光重合性開始剤および増
感剤を含有してもよい。 【0005】一方、他方の面におけるハ−ドコ−ト層
は、基板表面の柔らかさをカバ−し、傷つきにくくする
ために表面硬度の高いものが求められる。このような有
機膜としては紫外線硬化型樹脂が一般的に用いられ、充
分に硬度を得るために紫外線硬化による架橋度を上げる
ことが必要となる。樹脂成分としては3官能以上のアク
リレ−ト等多官能化合物が使用されている。またこれら
においても、重合性オリゴマ−、モノマ−、光重合性開
始剤および増感剤を含有してもよい。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】現在、光磁気記録媒体
においては、記録した情報が常に安定に読み出せること
が必要である。そのためにはレ−ザ−光によって記録再
生されるハ−ドコ−ト層表面は、トラッキングサ−ボや
フォ−カスサ−ボが正常に行い記録再生できるような表
面状態が常に保たれなければならない。しかしながら、
光磁気記録媒体は、ハ−ドディスクと異なり、通常の環
境下において使用されるために、常にダストにさらされ
ている。そのためハ−ドコ−ト層表面にダスト等が付着
し、長期間使用している間にそれらのダストが蓄積さ
れ、ついには正常な記録再生ができなくなることが問題
であった。 【0007】従来、ハ−ドコ−ト層に帯電防止剤(反応
型等を含む)を添加して、ハ−ドコ−ト層の表面抵抗値
を下げることなどが試みられていたが、表面抵抗値とダ
ストの付着しやすさには、明確な関係はなく、単にハ−
ドコ−ト層の表面抵抗をコントロ−ルするだけでは十分
ではなかった。このため、ハ−ドコ−ト表面にダストが
付着しにくいハ−ドコ−ト層の開発が求められている。 【0008】そこで本発明はかかる従来の実状に鑑みて
提案されたものであり、ダスト付着がしにくく、長期間
に渡って記録した情報が常に安定に読み出せる高い信頼
性を有する光磁気記録媒体を提供することを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、ハ−ドコ−
ト層表面の表面粗さ(Ra)を1nm〜5nmとするこ
とによってダスト付着がしにくく、長期間に渡って記録
した情報が常に安定に読み出せる高い信頼性を示す光磁
気記録媒体が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。 【0010】即ち、本発明は、基板の一方の面に少なく
とも誘電体層,磁性体からなる記録層、反射層および有
機保護層を形成し、基板の他方の面にハ−ドコ−ト層を
形成した光磁気記録媒体において、ハ−ドコ−ト層の表
面粗さ(Ra)が1nm〜5nmであることを特徴とす
る光磁気記録媒体に関する。 【0011】以下、本発明を詳細に説明する。 【0012】図1は本発明の光磁気記録媒体の断面を示
す図である。この光磁気記録媒体は記録・再生が基板側
から行われることを前提としており、透明基板1上に第
1誘電体層2、記録層3、第2誘電体層4、反射層5、
有機保護層6および透明基板上に直接コ−トされたハ−
ドコ−ト層7が形成されたものである。 【0013】本発明において透明基板1は、ポリカ−ボ
ネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメ
チルメタクリレ−ト樹脂等の樹脂が用いられ、例えば、
スタンパを用いたインジェクション法によって製造する
ことができる。 【0014】次にランドおよびグル−ブが形成されてい
ない面にハ−ドコ−ト層7が形成される。この層は紫外
線硬化型樹脂によって構成され、スピンコ−ト法などに
よって基板表面に塗布した後、紫外線によって硬化させ
て形成すればよい。樹脂成分としては3官能以上のアク
リレ−ト等多官能化合物や、重合性オリゴマ−、モノマ
−、光重合性開始剤および増感剤を混合したものを使用
すればよい。 【0015】このハ−ドコ−ト層7の表面粗さ(Ra)
を1〜5nmにコントロールする方法としては、例えば
金属酸化物および/またはオリゴマ−などを有機溶媒と
共に前記樹脂成分に混合する方法をあげることができ
る。金属酸化物としては、平均粒径が0.3μm以下、
好ましくは0.15μm以下、の酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム
および酸化亜鉛等を例示することができる。オリゴマ−
としては、分子量が10万以下、好ましくは分子量が1
000から50000、の脂肪族オレフィン、芳香族オ
レフィン等を例示することができる。 【0016】有機溶媒は、上記金属酸化物および/また
はオリゴマ−と紫外線硬化型樹脂との合計重量部100
に対して40〜400重量部混合すればよい。有機溶媒
としてはイソプロピルアルコ−ル、n−ブタノ−ルなど
のアルコ−ル類、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル
類、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素、また
は、脂肪族炭化水素、およびケトン類などを用いること
ができる。なおハ−ドコ−ト層の膜厚は特に限定されな
いが、0.1〜35μm、好ましくは5〜15μmであ
る。 【0017】また、ハ−ドコ−ト表面を逆スパッタする
ことによっても、同様にRaをコントロ−ルすることが
できる。具体的には、通常のスパッタ装置を用いてAr
ガス圧力が0.9Pa以下、投入電力を100W以上の
条件にして逆スパッタを行えばよい。基板にダメ−ジを
与えずに逆スパッタできるという点で、Arガス圧力は
0.6〜0.9Pa,投入電力150W〜600Wが好
ましい。 【0018】さらに、基板を射出成型する際に、スタン
パ裏面の表面粗さをコントロ−ルして、射出成型の際に
ハ−ドコ−ト層側の基板表面上に粗さを転写することで
基板表面上の粗さを調整し、ハ−ドコ−ト剤を塗布、硬
化させたときに硬化収縮の影響でハ−ドコ−ト表面の表
面粗さをコントロ−ルすることもできる。 【0019】次に、透明基板上に第1誘電体層を成膜す
るが、この層は、通常SiN層で構成される。成膜は、
例えばSiターゲットを用いAr+N2ガスを用いたR
F反応スパッタ法などの通常の方法で行えばよい。ガス
圧の設定はArガス流量を固定し、排気系のバルブ開度
の調整で行い、成膜する誘電体層膜の屈折率はN2ガス
流量を調整して行えばよく、2.0〜2.4とするのが
好ましい。第2誘電体層も同様な方法によって形成する
ことができる。 【0020】本発明で用いる誘電体層の材質は上記した
ものに限定されるものではなく、第1誘電体層としてS
iNH、SiON、SiCN、SiAlON、SiC等
あるいはSi以外の酸化物を用いてもよい。第1誘電体
層の膜厚は10〜150nm、又、第2誘電体層の膜厚
は5〜50nmでよいが、好ましくは第1誘電体層の膜
厚を70〜100nm、又、第2誘電体層の膜厚を15
〜30nmとすることによって、光学特性の良好な光磁
気記録媒体が得られる。 【0021】記録層の成膜は、記録層を構成する成分、
例えば、TbとFeCoの各ターゲットをArガスを用
いて同時にDCスパッタを行い、基板が各ターゲット上
を交互に通過するように回転することでTbFeCo合
金膜を形成することができる。 【0022】記録層としては、上に例示したTbFeC
oの他にGdTbFe、GdDyFe、DyFeCo、
GdTbFeCo、GdDyFeCo、TbDyFeC
o等の組成の希土類金属−3d遷移金属合金を用いるこ
とができ、更に耐蝕性向上のためにCr、Ti、Ta等
に代表される不動態元素を微量添加した系においても同
様に有効である。またそれ以外にもMnBi等の金属間
化合物や、Co/Pt系の人工格子薄膜などの垂直磁化
膜を用いたときにも同様な効果が得られる。記録層の膜
厚は10〜50nmでよいが、好ましくは25nm程度
が光学特性上よい。 【0023】反射層は、通常AlターゲットをArガス
を用いDCスパッタすることで形成することができる。
反射層としてはAlタ−ゲットの他にAlCr,AlT
i,AlTa,AlNiなどを用いてもよい。膜厚は3
0nm以上であればよいが好ましくは60nm程度が記
録特性上よい。 【0024】 【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例において、成膜装置に
はULVAC製、商品名「SMO−05CR」を使用し
た。 【0025】また、ダスト付着量、帯電量および電気特
性の評価方法については以下の通りである。ダスト付着
試験にはスピンドルを有する密閉容器にディスクをセッ
トし、ダスト源としてJIS11種を10gを容器底部
に均一に分散させ、23℃、24%RHの環境下におい
て、3600rpmにて120時間回転させた前後での
ダスト付着量を比較した。 【0026】帯電量については23℃、20%RHの環
境下において、ディスクに対して10kVの電圧を印加
した後、36時間放置後のハ−ドコ−ト面における記録
エリア内での帯電量を測定した。 【0027】さらに、電気特性はナカミチ製、商品名
「OMS2000S」を用いて、ダスト付着試験前後に
おける反射率およびエラ−レ−トを評価した。反射率に
ついては、ダスト試験前の反射率と試験後の反射率の差
を、試験前の反射率に対する百分率で示した。 【0028】実施例1 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト(PE−3A):ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート(NP−A):1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート(1.6HX−A)=4:4:2を主成分とす
る)50g、脂肪族オレフィン系オリゴマ−(分子量5
千)15gをイソプロピルアルコ−ル250gに混合し
たものを、スピンコ−トにより塗布した後、紫外線照射
を積算光量650mJ/cm2、1.5sec行い硬化
させた。 【0029】この基板に対して、SiNからなる第1誘
電体層をSiターゲットを用い、Ar+N2ガスを用い
たRF反応スパッタで成膜した。スパッタ室内のガス圧
は0.2〜0.4Paに設定し、膜厚は100nmにな
るまで成膜した。形成するSiN膜の屈折率は、スパッ
タ時のN2ガス流量を調整することで約2.05に合わ
せた。 【0030】次に記録層を、TbのターゲットとFeC
o合金ターゲットを用い、基板が各ターゲット上を交互
に通過するように回転させながらArガスを用いて同時
にDCスパッタを行い、厚さ約25nmのTb18(Fe
90Co10)82合金膜を形成した。第2誘電体層は第1誘
電体層と同様に成膜した。膜厚は30nm、屈折率は、
約2.05に合わせた。 【0031】反射層は、Alターゲットを用いArガス
を用いてDCスパッタし、膜厚約60nmに形成した。
有機保護層は、紫外線硬化型樹脂(大日本インキ(株)
製、商品名「SD−17」)のみをハ−ドコ−ト層と同
様な方法で膜厚10μm形成し、光磁気記録媒体を製造
した。 【0032】実施例2 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を8千に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0033】実施例3 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を1万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0034】実施例4 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を2万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0035】実施例5 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を4万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0036】実施例6 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:ポリエチレングリコール
#400ジアクリレート(9EG−A):1.6HX−
A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピル
アルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−トに
より塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/c
m2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ドコ
−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力200
Wにて1分間スパッタエッチング処理を施した。他は、
実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0037】実施例7 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ド
コ−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力20
0Wにて2分間スパッタエッチング処理を施した。他
は、実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造し
た。 【0038】実施例8 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ド
コ−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力20
0Wにて3分間スパッタエッチング処理を施した。他
は、実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造し
た。 【0039】比較例1 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:NP−A:1.6HX−
A=4:4:2を主成分とする)50gをイソプロピル
アルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−トに
より塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/c
m2、1.5sec行い硬化させた。以後は実施例1と
同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0040】比較例2 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。以後は実施例1
と同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0041】以上のディスクについて表面粗さ、ダスト
付着試験特性、電気特性を評価した。表面粗さはAFM
測定機(セイコ−電子)を用いて評価を行った。反射率
はリ−ドパワ−1.3mW、回転数1800rpm,半
径24.02mmにて評価した。エラ−レ−トはダスト
試験前に最適記録パワ−にて3T〜8Tランダム信号を
回転数2400rpm記録した後、リ−ドパワ−1.3
mWにて測定した。ダスト試験後は、試験前に記録した
信号を再生し評価した。表1に、実施例および比較例の
測定結果を示す。 【0042】 【表1】【0043】表1より、ハ−ドコ−ト表面のRaを1.
0〜5.0nmの範囲に調整することによってエラ−レ
−ト特性が劣化しないことがわかる。これらは、以下の
ように考えることができる。すなわち、表面粗さ(R
a)は反射率低下率、ダスト試験後のエラ−レ−ト、帯
電量、ダスト付着量と、密接な関係にあり、エラ−レ−
ト変化の原因はハ−ドコ−ト表面にダストが付着するこ
とによる反射率低下起因のSNR低下によって生じてい
ると考えられる。ダストの付着しやすさは、ディスク自
身の帯電量によるものと考えられる。しかしながら、上
述の推測はなんら本発明に影響を与えるものではない。 【0044】 【発明の効果】本発明により、長期間にわたって良好な
エラ−レ−ト特性を有する高信頼性光磁気記録媒体を得
ることができる。
の記録、再生、消去を行う光磁気記録媒体に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】近年、情報量の増大にともないコンピュ
ータの外部メモリーとしての書換え可能型記録媒体の大
容量化が進んでいる。そのひとつの手段として情報の記
録および消去をレーザー光による加熱と外部磁場の印加
により磁性体層の磁化方向を変えることで行い、記録さ
れた情報を磁気カー効果による光の偏光面の回転を利用
して読み出す方式を用いた光磁気記録媒体が実用化され
ている。 【0003】この光磁気記録媒体には、記録層として用
いられる希土類金属−3d遷移金属合金の磁気光学効果
を光の干渉効果により大きくするため誘電体層および反
射層を組み合わせたディスク構造が一般に用いられてい
る。上記の目的に用いられる誘電体層は、屈折率が大き
く光の透過率が大きいことと共に、記録層を保護する効
果に優れていることが求められ、そのような材質として
SiN、SiNH、SiON、SiAlON、TaO等
が知られている。 【0004】基板上の記録層側における有機保護層は、
記録層、反射層等を保護するために紫外線硬化型樹脂が
用いられており、そのような樹脂としてはアクリル系、
ウレタン系、エポキシ系等が挙げられ、特にアクリル系
紫外線硬化型樹脂が一般的に使用される。またこれらに
重合性オリゴマ−、モノマ−、光重合性開始剤および増
感剤を含有してもよい。 【0005】一方、他方の面におけるハ−ドコ−ト層
は、基板表面の柔らかさをカバ−し、傷つきにくくする
ために表面硬度の高いものが求められる。このような有
機膜としては紫外線硬化型樹脂が一般的に用いられ、充
分に硬度を得るために紫外線硬化による架橋度を上げる
ことが必要となる。樹脂成分としては3官能以上のアク
リレ−ト等多官能化合物が使用されている。またこれら
においても、重合性オリゴマ−、モノマ−、光重合性開
始剤および増感剤を含有してもよい。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】現在、光磁気記録媒体
においては、記録した情報が常に安定に読み出せること
が必要である。そのためにはレ−ザ−光によって記録再
生されるハ−ドコ−ト層表面は、トラッキングサ−ボや
フォ−カスサ−ボが正常に行い記録再生できるような表
面状態が常に保たれなければならない。しかしながら、
光磁気記録媒体は、ハ−ドディスクと異なり、通常の環
境下において使用されるために、常にダストにさらされ
ている。そのためハ−ドコ−ト層表面にダスト等が付着
し、長期間使用している間にそれらのダストが蓄積さ
れ、ついには正常な記録再生ができなくなることが問題
であった。 【0007】従来、ハ−ドコ−ト層に帯電防止剤(反応
型等を含む)を添加して、ハ−ドコ−ト層の表面抵抗値
を下げることなどが試みられていたが、表面抵抗値とダ
ストの付着しやすさには、明確な関係はなく、単にハ−
ドコ−ト層の表面抵抗をコントロ−ルするだけでは十分
ではなかった。このため、ハ−ドコ−ト表面にダストが
付着しにくいハ−ドコ−ト層の開発が求められている。 【0008】そこで本発明はかかる従来の実状に鑑みて
提案されたものであり、ダスト付着がしにくく、長期間
に渡って記録した情報が常に安定に読み出せる高い信頼
性を有する光磁気記録媒体を提供することを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、ハ−ドコ−
ト層表面の表面粗さ(Ra)を1nm〜5nmとするこ
とによってダスト付着がしにくく、長期間に渡って記録
した情報が常に安定に読み出せる高い信頼性を示す光磁
気記録媒体が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。 【0010】即ち、本発明は、基板の一方の面に少なく
とも誘電体層,磁性体からなる記録層、反射層および有
機保護層を形成し、基板の他方の面にハ−ドコ−ト層を
形成した光磁気記録媒体において、ハ−ドコ−ト層の表
面粗さ(Ra)が1nm〜5nmであることを特徴とす
る光磁気記録媒体に関する。 【0011】以下、本発明を詳細に説明する。 【0012】図1は本発明の光磁気記録媒体の断面を示
す図である。この光磁気記録媒体は記録・再生が基板側
から行われることを前提としており、透明基板1上に第
1誘電体層2、記録層3、第2誘電体層4、反射層5、
有機保護層6および透明基板上に直接コ−トされたハ−
ドコ−ト層7が形成されたものである。 【0013】本発明において透明基板1は、ポリカ−ボ
ネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメ
チルメタクリレ−ト樹脂等の樹脂が用いられ、例えば、
スタンパを用いたインジェクション法によって製造する
ことができる。 【0014】次にランドおよびグル−ブが形成されてい
ない面にハ−ドコ−ト層7が形成される。この層は紫外
線硬化型樹脂によって構成され、スピンコ−ト法などに
よって基板表面に塗布した後、紫外線によって硬化させ
て形成すればよい。樹脂成分としては3官能以上のアク
リレ−ト等多官能化合物や、重合性オリゴマ−、モノマ
−、光重合性開始剤および増感剤を混合したものを使用
すればよい。 【0015】このハ−ドコ−ト層7の表面粗さ(Ra)
を1〜5nmにコントロールする方法としては、例えば
金属酸化物および/またはオリゴマ−などを有機溶媒と
共に前記樹脂成分に混合する方法をあげることができ
る。金属酸化物としては、平均粒径が0.3μm以下、
好ましくは0.15μm以下、の酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム
および酸化亜鉛等を例示することができる。オリゴマ−
としては、分子量が10万以下、好ましくは分子量が1
000から50000、の脂肪族オレフィン、芳香族オ
レフィン等を例示することができる。 【0016】有機溶媒は、上記金属酸化物および/また
はオリゴマ−と紫外線硬化型樹脂との合計重量部100
に対して40〜400重量部混合すればよい。有機溶媒
としてはイソプロピルアルコ−ル、n−ブタノ−ルなど
のアルコ−ル類、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル
類、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素、また
は、脂肪族炭化水素、およびケトン類などを用いること
ができる。なおハ−ドコ−ト層の膜厚は特に限定されな
いが、0.1〜35μm、好ましくは5〜15μmであ
る。 【0017】また、ハ−ドコ−ト表面を逆スパッタする
ことによっても、同様にRaをコントロ−ルすることが
できる。具体的には、通常のスパッタ装置を用いてAr
ガス圧力が0.9Pa以下、投入電力を100W以上の
条件にして逆スパッタを行えばよい。基板にダメ−ジを
与えずに逆スパッタできるという点で、Arガス圧力は
0.6〜0.9Pa,投入電力150W〜600Wが好
ましい。 【0018】さらに、基板を射出成型する際に、スタン
パ裏面の表面粗さをコントロ−ルして、射出成型の際に
ハ−ドコ−ト層側の基板表面上に粗さを転写することで
基板表面上の粗さを調整し、ハ−ドコ−ト剤を塗布、硬
化させたときに硬化収縮の影響でハ−ドコ−ト表面の表
面粗さをコントロ−ルすることもできる。 【0019】次に、透明基板上に第1誘電体層を成膜す
るが、この層は、通常SiN層で構成される。成膜は、
例えばSiターゲットを用いAr+N2ガスを用いたR
F反応スパッタ法などの通常の方法で行えばよい。ガス
圧の設定はArガス流量を固定し、排気系のバルブ開度
の調整で行い、成膜する誘電体層膜の屈折率はN2ガス
流量を調整して行えばよく、2.0〜2.4とするのが
好ましい。第2誘電体層も同様な方法によって形成する
ことができる。 【0020】本発明で用いる誘電体層の材質は上記した
ものに限定されるものではなく、第1誘電体層としてS
iNH、SiON、SiCN、SiAlON、SiC等
あるいはSi以外の酸化物を用いてもよい。第1誘電体
層の膜厚は10〜150nm、又、第2誘電体層の膜厚
は5〜50nmでよいが、好ましくは第1誘電体層の膜
厚を70〜100nm、又、第2誘電体層の膜厚を15
〜30nmとすることによって、光学特性の良好な光磁
気記録媒体が得られる。 【0021】記録層の成膜は、記録層を構成する成分、
例えば、TbとFeCoの各ターゲットをArガスを用
いて同時にDCスパッタを行い、基板が各ターゲット上
を交互に通過するように回転することでTbFeCo合
金膜を形成することができる。 【0022】記録層としては、上に例示したTbFeC
oの他にGdTbFe、GdDyFe、DyFeCo、
GdTbFeCo、GdDyFeCo、TbDyFeC
o等の組成の希土類金属−3d遷移金属合金を用いるこ
とができ、更に耐蝕性向上のためにCr、Ti、Ta等
に代表される不動態元素を微量添加した系においても同
様に有効である。またそれ以外にもMnBi等の金属間
化合物や、Co/Pt系の人工格子薄膜などの垂直磁化
膜を用いたときにも同様な効果が得られる。記録層の膜
厚は10〜50nmでよいが、好ましくは25nm程度
が光学特性上よい。 【0023】反射層は、通常AlターゲットをArガス
を用いDCスパッタすることで形成することができる。
反射層としてはAlタ−ゲットの他にAlCr,AlT
i,AlTa,AlNiなどを用いてもよい。膜厚は3
0nm以上であればよいが好ましくは60nm程度が記
録特性上よい。 【0024】 【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例において、成膜装置に
はULVAC製、商品名「SMO−05CR」を使用し
た。 【0025】また、ダスト付着量、帯電量および電気特
性の評価方法については以下の通りである。ダスト付着
試験にはスピンドルを有する密閉容器にディスクをセッ
トし、ダスト源としてJIS11種を10gを容器底部
に均一に分散させ、23℃、24%RHの環境下におい
て、3600rpmにて120時間回転させた前後での
ダスト付着量を比較した。 【0026】帯電量については23℃、20%RHの環
境下において、ディスクに対して10kVの電圧を印加
した後、36時間放置後のハ−ドコ−ト面における記録
エリア内での帯電量を測定した。 【0027】さらに、電気特性はナカミチ製、商品名
「OMS2000S」を用いて、ダスト付着試験前後に
おける反射率およびエラ−レ−トを評価した。反射率に
ついては、ダスト試験前の反射率と試験後の反射率の差
を、試験前の反射率に対する百分率で示した。 【0028】実施例1 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト(PE−3A):ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート(NP−A):1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート(1.6HX−A)=4:4:2を主成分とす
る)50g、脂肪族オレフィン系オリゴマ−(分子量5
千)15gをイソプロピルアルコ−ル250gに混合し
たものを、スピンコ−トにより塗布した後、紫外線照射
を積算光量650mJ/cm2、1.5sec行い硬化
させた。 【0029】この基板に対して、SiNからなる第1誘
電体層をSiターゲットを用い、Ar+N2ガスを用い
たRF反応スパッタで成膜した。スパッタ室内のガス圧
は0.2〜0.4Paに設定し、膜厚は100nmにな
るまで成膜した。形成するSiN膜の屈折率は、スパッ
タ時のN2ガス流量を調整することで約2.05に合わ
せた。 【0030】次に記録層を、TbのターゲットとFeC
o合金ターゲットを用い、基板が各ターゲット上を交互
に通過するように回転させながらArガスを用いて同時
にDCスパッタを行い、厚さ約25nmのTb18(Fe
90Co10)82合金膜を形成した。第2誘電体層は第1誘
電体層と同様に成膜した。膜厚は30nm、屈折率は、
約2.05に合わせた。 【0031】反射層は、Alターゲットを用いArガス
を用いてDCスパッタし、膜厚約60nmに形成した。
有機保護層は、紫外線硬化型樹脂(大日本インキ(株)
製、商品名「SD−17」)のみをハ−ドコ−ト層と同
様な方法で膜厚10μm形成し、光磁気記録媒体を製造
した。 【0032】実施例2 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を8千に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0033】実施例3 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を1万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0034】実施例4 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を2万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0035】実施例5 ハ−ドコ−ト層を形成する際の脂肪族オレフィン系オリ
ゴマ−の分子量を4万に変更した他は、実施例1と同様
な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0036】実施例6 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:ポリエチレングリコール
#400ジアクリレート(9EG−A):1.6HX−
A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピル
アルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−トに
より塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/c
m2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ドコ
−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力200
Wにて1分間スパッタエッチング処理を施した。他は、
実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0037】実施例7 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ド
コ−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力20
0Wにて2分間スパッタエッチング処理を施した。他
は、実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造し
た。 【0038】実施例8 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。その後、ハ−ド
コ−ト表面を、Arガス圧が0.9Pa、投入電力20
0Wにて3分間スパッタエッチング処理を施した。他
は、実施例1と同様な方法で光磁気記録媒体を製造し
た。 【0039】比較例1 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:NP−A:1.6HX−
A=4:4:2を主成分とする)50gをイソプロピル
アルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−トに
より塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/c
m2、1.5sec行い硬化させた。以後は実施例1と
同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0040】比較例2 3.5インチ径のポリカーボネート製基板に対して,紫
外線硬化型樹脂(PE−3A:9EG−A:1.6HX
−A=6:3:1を主成分とする)50gをイソプロピ
ルアルコ−ル250gに混合したものを、スピンコ−ト
により塗布した後、紫外線照射を積算光量650mJ/
cm2、1.5sec行い硬化させた。以後は実施例1
と同様な方法で光磁気記録媒体を製造した。 【0041】以上のディスクについて表面粗さ、ダスト
付着試験特性、電気特性を評価した。表面粗さはAFM
測定機(セイコ−電子)を用いて評価を行った。反射率
はリ−ドパワ−1.3mW、回転数1800rpm,半
径24.02mmにて評価した。エラ−レ−トはダスト
試験前に最適記録パワ−にて3T〜8Tランダム信号を
回転数2400rpm記録した後、リ−ドパワ−1.3
mWにて測定した。ダスト試験後は、試験前に記録した
信号を再生し評価した。表1に、実施例および比較例の
測定結果を示す。 【0042】 【表1】【0043】表1より、ハ−ドコ−ト表面のRaを1.
0〜5.0nmの範囲に調整することによってエラ−レ
−ト特性が劣化しないことがわかる。これらは、以下の
ように考えることができる。すなわち、表面粗さ(R
a)は反射率低下率、ダスト試験後のエラ−レ−ト、帯
電量、ダスト付着量と、密接な関係にあり、エラ−レ−
ト変化の原因はハ−ドコ−ト表面にダストが付着するこ
とによる反射率低下起因のSNR低下によって生じてい
ると考えられる。ダストの付着しやすさは、ディスク自
身の帯電量によるものと考えられる。しかしながら、上
述の推測はなんら本発明に影響を与えるものではない。 【0044】 【発明の効果】本発明により、長期間にわたって良好な
エラ−レ−ト特性を有する高信頼性光磁気記録媒体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光磁気記録媒体の一実施態様の断面
を示す図である。
を示す図である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】樹脂製の基板の一方の面に少なくとも誘電
体層、磁性体からなる記録層、反射層および有機保護層
を形成し、前記基板の他方の面にハ−ドコ−ト層を形成
した光磁気記録媒体において、ハ−ドコ−ト層の表面粗
さ(Ra)が1nm〜5nmであることを特徴とする光
磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13704094A JP3491340B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13704094A JP3491340B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 光磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087363A JPH087363A (ja) | 1996-01-12 |
JP3491340B2 true JP3491340B2 (ja) | 2004-01-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3491340B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
KR102017789B1 (ko) | 2015-12-03 | 2019-09-03 | 주식회사 엘지화학 | 반사 방지 필름 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13704094A patent/JP3491340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH087363A (ja) | 1996-01-12 |
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