JP2914689B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2914689B2
JP2914689B2 JP1309978A JP30997889A JP2914689B2 JP 2914689 B2 JP2914689 B2 JP 2914689B2 JP 1309978 A JP1309978 A JP 1309978A JP 30997889 A JP30997889 A JP 30997889A JP 2914689 B2 JP2914689 B2 JP 2914689B2
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
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    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、レーザプリンタ等の画像形成装置
に関し、特に保守作業を容易にした画像形成装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置におけ
る画像形成は、帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃、
定着等の各工程を経て行われるようになっている。この
ような画像形成装置では、感光体の回りに帯電装置、露
光装置、現像装置、転写装置、剥離装置、清掃装置等を
順次配置し、さらに剥離装置から用紙を受け入れる定着
器を備え、感光体の回転移動に応じて上記各装置を駆動
することにより上記各画像形成工程を実行して画像形成
を行うようになっている。
ところで、上記感光体、現像装置、定着器等は使用す
ることにより磨耗する、所謂消耗品である。したがっ
て、使用回数に応じた交換時期(寿命)が定められてお
り、使用回数が所定値に達すると交換が必要である。ま
た、帯電装置のコロナワイヤ等は使用回数に応じた清掃
作業が必要である。このような消耗品の交換作業や清掃
作業を円滑に行うために、交換時期や清掃時期に達する
とその旨のメッセージを例えば操作パネルに設けられた
表示器に表示し、オペレータに交換や清掃を促すように
なっている。
しかしながら、かかるメッセージは、一般的に、記号
や短い文章で表示されるので、オペレータはメッセージ
の意味する内容を正確に理解できなかったり、あるいは
メッセージの意味する内容が理解できても消耗品の交換
や清掃手順がわからないという事態がしばしば発生す
る。このような場合は、その装置の取扱説明書を用意
し、その説明書の指示に従って交換や清掃作業を行うこ
とになる。しかしながら、取扱説明書を用意し、かつ目
的の項目を探し出して読むという作業が極めて面倒であ
り、メッセージが表示されてから直ちに交換あるいは清
掃作業を行うことができないという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように消耗品の交換や清掃を促す
メッセージのみによっては、オペレータはメッセージの
意味する内容を正確に理解できなかったり、あるいは理
解できても消耗品の交換や清掃手順がわからないという
事態がしばしば発生し、このような場合は、その装置の
取扱説明書を用意し、その説明書の指示に従って交換や
清掃作業を行う必要があるが、取扱説明書を用意し、か
つ目的の項目を探し出して読むという作業が極めて面倒
であり、メッセージが表示されてから直ちに交換あるい
は清掃作業を行うことができないという欠点を解消する
ために成されたもので、消耗品の交換や清掃作業時にオ
ペレータが取扱説明書を用意することなく、容易に交換
や清掃作業を行うことのできる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の画像形成装置は、ホスト装置から送信される
画像情報に基づいて用紙に画像を形成する画像形成装置
において、上記画像形成装置の保守点検に必要なメッセ
ージ情報を記憶している記憶手段と、上記ホスト装置か
ら送信される画像情報に基づいて画像が形成される用紙
の枚数を計数する計数手段と、この計数手段により計数
された枚数が所定値に達した際、上記ホスト装置から送
信される画像情報が送信完了か否かを確認する確認手段
と、この確認手段で送信完了と確認された際、上記記憶
手段に記憶されているメッセージ情報を読み出す読出手
段と、この読出手段に読み出されたメッセージ情報を画
像情報に変換する変換手段と、この変換手段で変換され
た画像情報に基づいて用紙に画像を形成する制御を行う
制御手段とを具備したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、ホスト装置から送信される画像情報に基づ
いて用紙に画像を形成する画像形成装置において、上記
画像形成装置の保守点検に必要なメッセージ情報を記憶
し、上記ホスト装置から送信される画像情報に基づいて
画像が形成される用紙の枚数を計数し、この計数された
枚数が所定値に達した際、上記ホスト装置から送信され
る画像情報が送信完了か否かを確認し、送信完了と確認
された際、上記記憶されているメッセージ情報を読み出
し、この読み出されたメッセージ情報を画像情報に変換
し、この変換された画像情報に基づいて用紙に画像を形
成するようになっている。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。第2図及び第5図はこの発明の画像形成装置として
のレーザプリンタの外観斜視図であり、第3図及び第4
図はその内部構成を示す概略的縦断側面図であり、次の
ような構成となっている。
図中1は、画像形成装置としてのレーザプリンタ装置
本体であり、次のような構成となっている。すなわわ
ち、この装置本体1の上面内部は一段低くなっており、
排紙部としての凹部6が形成されている。この凹部6の
前端縁部には凹部6に折り重ねたり、展開できるように
回転可能な排紙トレイ9が設けられており、またこの排
紙トレイ9の前縁中央部には、第2図に示すように切欠
部9aが形成されているとともに、この切欠部9aに収容し
たり、第3図に示すように展開できる回転可能なコ字状
の補助トレイ10が設けられている。そして排出される用
紙Pのサイズに応じて排紙部6の広さを調節できるよう
になっている。さらに、凹部6の左側に位置する装置本
体1の左枠部1aの上面には操作パネル14が配置されてい
るとともに、装置本体1内下部には用紙を収納する用紙
カセット7が、第3図に示すようにカセット収容部8に
前面下部より挿入されて装着された状態となっている。
また、装置本体1の後面側には装置本体1に着脱可能な
手差しトレイ15が装着された状態になっている。
前記操作パネル14は、第27図に示すように、枚数、モ
ード、案内メッセージ等を表示する液晶表示器14a、各
種状態をLEDで点灯表示するLED表示器14b、及び各種動
作を指示するスイッチ14cにより構成されている。上記L
ED表示器14bは、外部機器とつながっているか否か、つ
まりオンライン/オフラインのモードを示す“オンライ
ン”、装置本体1が動作可能状態にあることを示す“レ
ディ”、画像転送中であることを示す“データ”、オペ
レータコールを要請する“オペレータ”、サービスコー
ルを要請する“サービス”、及びオート/マニュアルを
示す“モード”の各表示器により構成されている。
前記スイッチ14cは、例えばメニューキー、バリュー
キー、あるいはテンキー(図示しない)等により構成さ
れている。上記メニューキーは、“次項目”及び“前項
目”の2つのキーにより構成され、液晶表示器14aの左
半分に表示される複数のメニュー情報が“次項目”キー
を押す毎にインクリメントされて、“前項目”キーを押
す毎にデクリメントされてそれぞれ表示され、これらの
表示動作がサイクリックに繰り返されるようになってい
る。また、上記バリューキーも“次項目”及び“前項
目”の2つのキーにより構成され、液晶表示器14aの左
半分に表示されるメニュー情報に対応した複数のバリュ
ー情報が“次項目”キーを押す毎にインクリメントされ
て、“前項目”キーを押す毎にデクリメントされてそれ
ぞれ液晶表示器14aの右半分に表示され、これらの表示
動作がサイクリックに繰り返されるようになっている。
オペレータは、上記メニューキー及びバリューキーを操
作することにより所望の動作を選択し、指示するように
なっている。
また、装置本体1内には第3図及び第4図に示すよう
に、像担持体としてのドラム状の感光体20が設けられて
おり、この感光体20の周囲にはその回転方向に沿って、
スコロトロンからなる帯電装置21、静電潜像形成手段と
してのレーザ露光ユニット22の露光部22a、現像工程と
クリーニング工程とを同時に行なう磁気ブラシ式の現像
装置23、スコロトロンからなる転写装置24、ブラシ部材
からなるメモリー除去装置25、及び前露光装置26(詳図
しない)が順次配置されている。これらのうち、感光体
20、帯電装置21、現像装置23、及びメモリー除去装置25
とが一体化して装置本体1内に着脱可能とした電子写真
プロセスユニット85(第14図及び第15図参照)として配
置されている。
さらに、装置本体1内には、感光体20と転写装置24と
の間に形成される画像転写部28を経て前方向に伸びる用
紙搬送路29が形成されており、用紙カセット7から給紙
ローラ27により自動給紙された用紙P、又は手差しトレ
イ15に沿って手差し給紙された用紙Pを前記画像転写部
28に導くようになっている。給紙ローラ27の近傍には、
用紙カセット7内の用紙Pを検知するペーパエンプティ
スイッチ320が設けられ、また搬送ローラ対32の近傍に
は手差し給紙時の用紙Pを検知する手差しスイッチ321
が設けられている。
また、用紙搬送路29の画像転写部28の上流側には搬送
ローラ対30、アライニングローラ対31及び搬送ローラ対
32が配置され、下流側には定着装置33及び排紙ローラユ
ニット34が配置されている。この排紙ローラユニット34
は、第4図に示すように下部ローラ50と上部ローラ51と
からなり、その搬送方向には用紙Pの非画像形成面側に
接触する除電ブラシ52が設けられた状態となっている。
搬送ローラ対32の上方には冷却ファン35が配設され、ま
た画像転写部28の上方には搬送ガイド37が設けられてい
る。アライニングローラ対31の近傍にはアライニングス
イッチ36が設けられ、また排紙ローラユニット34の近傍
には排紙スイッチ322が設けられており、用紙Pを検出
するようになっている。排紙ローラニユット34の下方に
は、装置本体1内に設けられた各電気装置を制御して、
電子写真プロセスを完遂する動作を制御するエンジン制
御回路2を搭載したエンジン制御基板が配置されている
とともに、装置本体1の前方部に設けられた基板収容部
5には、このエンジン制御回路2の動作を制御するプリ
ンタ制御回路4を搭載した基板が配置されている。
前記プリンタ制御基板4は機能追加(例えば書体、漢
字等の種類を増設するなど)の程度に応じて最大3枚ま
で装着できるようになっており、さらに、最下段に位置
するプリンタ制御基板4の前端縁部に配設された3箇所
のICカード用コネクタ16に機能追加用ICカード17を挿入
することによりさらに機能を追加できるようになってい
る。また、最下段に位置するプリンタ制御基板4の左端
面部には、電子計算機、ワードプロセッサなどの外部出
力装置であるホスト装置409(第2図及び第30図参照)
と接続するコネクタ(図示しない)が配設されており、
このコネクタは第2図に示すように装置本体1の左側面
部に形成された開口部18に対向するようになっている。
装置本体1の上面の解放部3には開閉可能なトップカ
バー60が設けられ、このトップカバー60の内面に前記転
写装置24、搬送ガイド37、及び除電ブラシ52を含んで前
記排紙ローラユニット34の上部ローラ51が取り付けられ
ている。このトップカバー60は、装置本体1の後端側上
部に設けられた支軸61を回動支点として第5図に示すよ
うに、上方に最大120゜程度にまで回動し得るようにな
っている。
しかして、このトップカバー60を上方に回動操作する
と、転写装置24、搬送ガイド37、及び除電ブラシ52を含
んで上部ローラ51が装置本体1の開閉部3から引き出さ
れ、したがって用紙搬送路29の大部分、及び用紙搬送路
29に臨む電子写真プロセスユニット85における大部分の
機器が露出し、これにより用紙Pの詰り時におけるその
除去作業、及び前記機器に対する保守点検や交換作業な
どを容易に効率よく行なうことができる。
また、第3図に示す装置本体1のリヤカバー64も支軸
65を介して開閉可能となっており、用紙搬送路29の起端
側、すなわち、給紙ローラ27により取り出された用紙P
を案内する湾曲搬送部を開放できるようになっており、
この部分に詰まった用紙Pも容易に取り除くことができ
るようになっている。なお、第5図に示す62はオゾンフ
ィルタであり、63はトナーカートリッジである。
しかして、画像形成動作にあたっては、ドラム状感光
体20が回転されるとともに前露光装置26の働きにより感
光体20の表面電位を一定に保ち、次いで帯電装置21の働
きで一様に帯電され、レーザビームaをレーザ露光ユニ
ット22を用いて前記感光体20上に走査露光し、画像信号
に対応した静電潜像を形成する。この感光体20上の静電
潜像は、トナーtとキャリアcとからなる二成分現像剤
Dを使用する現像装置23により現像され、トナー像とし
て顕像化され画像転写部28に送り込まれる。
一方、このトナー像の形成動作に同期して用紙カセッ
ト7から取出されたり、手差しトレイ15から手差し給紙
された用紙Pが、アライニングローラ対31を介して送り
込まれる。そして、上記動作にて感光体20上に形成され
た前記トナー像が、転写装置24の働きにより、搬送ガイ
ド37を案内されてきた用紙P上に転写される。次いで、
用紙Pは搬送ガイド37を案内され、用紙搬送路29を通過
して定着装置33に送り込まれ、前記トナー像が用紙Pに
溶融定着される。そしてこの後、排紙ローラユニット34
を介して排紙部6に排出される。
なお、用紙P上にトナー像を転写した後、感光体20上
に残った残留トナーは、導電性ブラシからなるメモリ除
去装置25により静電的に吸引除去されて、感光体20の表
面上では均一に分布するようになり、さらに現像装置23
により機械的、静電的に吸引される。また、第4図に示
すように前記定着装置33は、ヒータランプ40を内蔵した
ヒートローラ41と、このヒートローラ41に圧接された加
圧ローラ42を備え、これらローラ41,42間を用紙Pが通
過することによりトナー像が用紙Pに溶融定着されるよ
うになっている。
また、前記ヒートローラ41及び加圧ローラ42は下部ケ
ーシング43及び上部ケーシング44により囲まれており、
定着に必要な良好な温度雰囲気を確保するように外部に
極力熱が逃げないような構造となっている。
このヒートローラ41には、クリーナ45が接した状態と
なっており、常に良好な定着が行えるように清浄な状態
となっているとともに、サーミスタ46によりヒートロー
ラ41の表面温度を検出して定着に必要な温度を保つよう
に温度制御がなされる構成になっている。
また、上部ケーシング44内で、かつヒートローラ41と
加圧ローラ42との接触部47の上流側近傍には、用紙ガイ
ド48が配置され、定着装置33に導かれた用紙Pの先端を
確実にヒートローラ41と加圧ローラ42との間に案内する
ようになってなっている。なお、定着装置33の用紙出口
側には、下部ケーシング43と一体に用紙ガイド49が設け
られていて、定着済の用紙Pを排紙ローラユニット34に
導くようになっている。
次に、上述したレーザプリンタの主要な電子写真プロ
セス構成機器について、さらに詳細に説明する。
先ず、帯電装置21は、第6図乃至第9図に示すよう
に、スコロトロンで構成されている。すなわちシールド
ケース70内には、60μm径のコロナワイヤ71が張設され
ている。このコロナワイヤ71は、表面にホワイトタング
ステンを用いており、マイナスコロナが不均一に発生し
ないようにしてある。
前記コロナワイヤ71の一端は、帯電装置給電部として
の給電ピン73がねじ止めされている金具74に止められて
いる。上記給電ピン73と金具74は給電ターミナル75内に
固定されている。一方、上記コロナワイヤ71の他端は、
張力スプリング72を介してプラスチック製のフック76に
止められターミナル77に固定されている。上記ターミナ
ル75,77はターミナルカバー78,79で各々覆われ高電圧が
かかる部分が露出しないようになっている。
また、シールドケース70は、0.3mm厚のステンレス製
で第6図に示すように感光体20に対向する側がメッシュ
になっており、スコロトロンチャージャのグリッド70a
としての役を果たしている。また、グリッド70aは、サ
イドケース70b,70cと一体化のために特別な部品を用い
なくともその平面性等十分な精度を維持できる。また、
両サイドケース70b,70cは、コロナ放電がなされた時に
同一のバイアス電圧がかかるため両サイドケース70b,70
cに流れるコロナ電流が減少し電流効率の良いチャージ
ャとなっている。
また、シールドケース70は、560Vのツェナーダイオー
ド82(第15図参照)のアノードと接続され、ツェナーダ
イオード82のカソードを通してチャージャガイド83(第
15図参照)につながっている。一方、チャージャガイド
83は本体のグランド端子に結合している。そのため、コ
ロナワイヤ71に装置本体1内の高圧電圧源305(第28図
参照)により高電圧(−5kV)が給電ピン73を介して印
加されるとシールドケース70に電流が流れるが、ツェナ
ーダイオード82の整流特性によりシールドケース70の電
位は−560Vに上昇し一定に保たれる。このため、グリッ
ド70aも当然−560Vとなるためグリッド70aより2mm離れ
た感光体20の表面電位はグリッド70aの電位よりやや低
い−500Vに一定に保たれる。なお、図中80,81は帯電装
置21を後述する電子写真プロセスユニット85(第14図、
第15図参照)に一体に組み込む際に、電子写真プロセス
ユニット85に形成された被係合部84(第16図及び第17図
参照)に係合する係合部である。
また、第4図及び第10図に示すように、前記レーザ露
光ユニット22は、半導体レーザ90(詳図しない)、ポリ
ゴンミラー91とミラーモータ92からなるポリゴスキャナ
93、fθ用の第1レンズ94、fθ用の第2レンズ95、レ
ーザ光aを所定の位置へ導いて走査するための反射ミラ
ー96,97等から構成されている。このレーザ露光ユニッ
ト22は、その配設位置の下方、すなわち前記カセット収
容部8の上面側に位置するベース98に形成された開口部
99及び装置本体1の下面側に形成された開口部100によ
り、用紙カセット7を前方(第3図の矢印方向)に引き
抜くことにより、下方からの取り付け取り外しが行える
構成となっている(第10図参照)。また、このレーザ露
光ユニット22内には、半導体レーザ90とミラーモータ92
とを制御するとともに、レーザ光aを検出するレーザ光
検出センサ312(第28図参照)からの信号を受けるスキ
ャナ制御回路101を搭載する基板が設けられており、コ
ネクタ102を介して前記エンジン制御回路2を搭載する
に接続されている。
さらに、レーザ露光ユニット22は、底面側が開口する
合成樹脂製のケーシング103内に収容され、このケーシ
ング103の底面開口部は金属製のシールド板104で閉塞さ
れた状態となっているとともに、ケーシング103の上面
側には金属製の補強板兼用のシールドカバー105が重合
された状態となっている。シールドカバー105には、導
電性の接触片106が接続されており、レーザ露光ユニッ
ト22を図示しない取付手段を介して所定位置に取り付け
た際にこの接触片106が現像装置23をスライド自在に案
内する金属製のガイドレール107に接触した状態とな
り、帯電装置21等からの静電的な悪影響が内部に及ぶこ
とによる誤動作を防止するようになっている。なお、前
記感光体20は、有機光導電体を用いており、アルミニュ
ーム筒の表面に電荷発生層と、この電荷発生層を被覆す
る電荷輸送層とを形成した構成となっている。
また、現像装置23は、電子写真方式のプロセスの簡素
化を行なうために、反転現像法を採用し、かつ、転写残
りトナーtの除去を現像と同時に行なう方法を採用して
いる。この現像装置23は、第4図及び第11図に示すよう
に現像剤収容部120を有したケーシング121内に、感光体
20及びこれに対向して現像ローラ122が設けられている
とともに、現像剤収容部120には、トナー(着色粉)t
とキャリア(磁性粉)cとからなる二成分現像剤Dが収
容されている。また、前記現像ローラ122の表面に形成
される現像剤磁気ブラシD′の感光体20との摺接部、す
なわち現像位置123よりも感光体20の回転方向の上流側
には現像剤磁気ブラシD′の厚みを規制するドクタ124
が設けられた状態となっている。さらに、現像剤収容部
120には、第1,第2の現像剤撹拌体125,126が収容されて
いる。
なお、現像装置23には、トナー補給装置としてのトナ
ーカートリッジ63(第5図参照)が装着されており、現
像剤収容部120にトナーtを適宜補給するようになって
いる。
また、現像ローラ122は、3つの磁極部127,128,129を
有した磁気ロール130と、この磁気ロール130に外嵌され
図中矢印方向に回転する非磁性のスリーブ131とから構
成されている。磁気ロール130の3つの磁極部127,128,1
29の内、現像位置123に対向する磁極部128はN極であ
り、他の磁極部127及び129はS極となっている。また、
第4図に示すように、磁極部127と磁極部128との間の角
度θは150゜、磁極部128と磁極部129との間の角度θ
は75゜に設定されている。そして、二成分現像剤Dを
使用する磁気ブラシ現像による機械的な掻き取り力と反
転現像によるところの帯電電位と磁気ブラシD′に印加
される現像バイアスの電位差により、感光体20上の静電
潜像の現像と同時に機械的、電気的に残留トナーtを回
収するようになっている。
さらに、現像装置23には、感光体20、帯電装置21、メ
モリ除去装置25等が一体に組み込まれて電子写真プロセ
スユニット85が構成されている。この電子写真プロセス
ユニット85は、その一端側に設けられたユニット挿脱用
把手132(第15図及び第16図参照)により装置本体1内
に出し入れできるようになっている。また、他端側に
は、第14図及び第15図に示すように、現像バイアス給電
部140、メモリ除去装置給電部141、給電ピン73からなる
帯電装置給電部142が突設されており、この電子写真プ
ロセスユニット85を装置本体1内の所定位置に押し込ん
だとき、これら給電部140,141,142が装置本体1内に設
けられた給電コネクタ(図示しない)に挿入されるよう
になっている。そして、この給電コネクタには高圧電源
305からの高電圧がそれぞれ供給されるようになってい
る。
また、電子写真プロセスユニット85の上面側には持ち
運び用折り畳み式把手143が設けられているとともにア
ライニングローラ対31の下側ローラ31aを清掃するクリ
ーニングブラシ144が取り付けられた状態となってい
る。さらに、現像装置23の他端側には、第14図及び第17
図に示すように、前記現像スリーブ131、第1,2の現像剤
撹拌対125,126、及び感光体保護シート145を巻取るため
の巻取軸146(第12図参照)等と連結状態にあり、互い
に連動する歯車群147が設けられた状態となっている。
そして歯車群147のうちの歯車147aが装置本体1側に設
けられた図示しない駆動歯車と噛合し、この歯車147aが
駆動されることにより前記の各回転部材がそれぞれ所定
方向に所定のスピードで回転駆動されるようになってい
る。なお、巻取軸146に巻取られた感光体保護シート145
は巻取軸146を囲むガイド筒148(第11図参照)内に収容
され外部に端部が突出するようなことがない。
なお、第15図に示す150は電子写真プロセスユニット8
5の有無を検知する装着スイッチ323(第28図参照)を押
す棒体であり、151はトナーカートリッジ63を取り付け
たとき開くトナー補給口用シャッタで、152はシャッタ
用スプリングである。
また、第14図及び第15図に示すように、感光体20の一
端側には、トナーセンサリング160が設けられており、
この部分で現像剤濃度を検知し得る構成となっている。
このトナーセンサリング160は、第18図に示すように、
リン青銅等の導電性板ばね161を介してドクタ124に、さ
らに、導電性板ばね162を介して現像スリーブ131に接続
されており、前記トナーセンサリング160、ドクタ124、
及び現像スリーブ131が同電位となるようになってい
る。そして、現像装置23内の現像剤濃度に比例したトナ
ーtがこのトナーセンサリング160に付着するようにな
っており、後述するトナーセンサ324(第28図及び第31
図参照)により電気信号に変換される。
感光体20の一端部には、第12図及び第13図に示すよう
に、一部が前記トナーセンサリング160となるメッキさ
れた金属製のキャップ170が装着されている。このキャ
ップ170の内側には例えば合成樹脂で形成された軸受部
材171が固着され、この軸受け部材171が感光体20の一端
側開口部に圧入して嵌着されている。この軸受部材171
には中心部に軸挿通孔174が形成され、また内面に前記
軸挿通孔174の周縁部に位置して均等的に複数の突起175
が一体に突出形成されている。さらに軸受部材171の内
面には、固定部材172を介して板ばね材からなる係合板1
73が取り付けられ、この係合板173には前記軸挿通孔174
の周縁部に均等的に配置するように複数の係合舌変176
が一体に起立形成され、これら係合舌変176の一側縁が
軸挿通孔174の長手方向に沿うように配置して該軸挿通
孔174の内側部分に突出し、またこれら係合舌変176の一
側面側に前記突起175が配置してこれら係合舌変176が支
持されている。感光体20の他端側の開口部には軸受部材
177が嵌着され、この軸挿通孔178に電子写真プロセスユ
ニット85に取り付けられた固定軸179が挿通し、この固
定軸179を介して感光体20が回転自在に支持されてい
る。
180は装置本体1側に設けられた駆動軸で、この駆動
軸180は駆動源としてのメインモータ307(第28図参照)
に連動して回転するもので、先端部の周囲にはその長手
方向に沿ってローレット加工による多数の係合溝181が
形成されている。
しかして、電子写真プロセスユニット85を装置本体1
内に組み込む際に、前記軸挿通孔174を前記駆動軸180の
端部に嵌入する。この嵌入に応じて軸挿通孔174に駆動
軸180が挿通して係合溝181が前記係合舌変176に係合
し、これにより駆動軸180の回転に伴い、この駆動軸180
と一体に感光体20が回転する。なお、駆動軸180の回転
方向は、第13図に示すように、各係合舌変176が突起175
で支持される方向である。
転写装置24は、第19図乃至第22図に示すようにスコロ
トロンで構成されている。すなわちシールドケース190
内にコロナワイヤ191を張設したものであり、このコロ
ナワイヤ191の一端は、第19図及び第20図に示すように
給電ターミナル192にねじ止めされた金具193に連結さ
れ、他端は第21図に示すように給電ターミナル194の軸1
95に張力スプリング196を介して連結されている。ま
た、シールドケース190の感光体20と対向する部分は第1
9図に示すようにメッシュとなっており、グリッド190a
を構成している。
前記給電ターミナル192側には、第19図及び第22図に
示すようにグリッド電圧給電部197及びワイヤ高圧給電
部198が設けられている。そして、これらの給電部を介
して高圧電源305より高電圧がシールドケース190、及び
コロナワイヤ191に給電されるようになっている。
また、メモリ除去装置25は、第23図乃至第26図に示す
ように、導電性ブラシ200、裏当て部材201、及びこれら
を保持する保持金具202とから構成されている。保持金
具202の両端には取付け孔203,203が設けられており、止
めねじ204,204を介して電子写真プロセスユニット85に
固定されている(第15図参照)。
前記ブラシ200は、例えばレーヨンにカーボンを含ま
せて比抵抗106Ω・mmにし、太さ6D(デニール)の繊維
にしたものを100本づつの束とし、82束/インチの密度
で繻子織りにし、2枚重ね横糸を抜くことにより構成さ
れている。また、ブラシ200は片面に、第26図に示すよ
うに、厚さtmm(0.1mm程度)のポリエステルフィルムか
らなる裏当て部材201をブラシ200の穂先よりdmm(0.1mm
程度)突き出た状態で保持金具202に付けるようになっ
ている。そして、感光体20に対し約15゜の取付け角でブ
ラシ200の先端より3mmの位置でブラシ面が接するように
帯電装置21の上流に取り付けられている。
次に、前記エンジン制御部の構成について説明する。
第28図はエンジン制御部300の要部の構成を示すブロ
ック図である。図において、302は電源装置であり、メ
インスイッチ301をオンにすることにより+5V及び+24V
の電源電圧が出力される。+5Vの電源電圧は前記エンジ
ン制御回路2に供給され、さらに、このエンジン制御回
路2を介して前記プリンタ制御回路4に供給される。一
方、+24Vの電源電圧はカバースイッチ303,304に順次介
してエンジン制御回路2に供給される。そして、このエ
ンジン制御回路2を介して前記スキャナ制御回路101、
高圧電源305、及び機構部駆動回路306にそれぞれ供給さ
れる。そして、スキャナ制御回路101からは半導体レー
ザ90及びミラーモータ92に、機構部駆動回路306からは
前露光装置26、メインモータ307、カセット給紙ソレノ
イド308、手差し給紙ソレノイド309、アライニングソレ
ノイド310、トナー補給ソレノイド311、及び冷却ファン
35等にそれぞれ供給され、これらの駆動電源として用い
られるようになっている。
さらに、電源装置302内には、定着装置33内部のヒー
タランプ40を駆動する、例えばフォトトライアックカプ
ラとトライアックとから成るゼロクロススイッチ方式の
ヒータランプ駆動回路(図示しない)が設けられてお
り、フォトトライアックカプラの発光側LEDの駆動電源
として上記+24Vが用いられている。この構成のヒータ
ランプ駆動回路では、周知のように、発光側LEDがオン
/オフされると発光側のフォトトライアックが交流電源
のゼロクロスポイントでオン/オフすることにより、次
段の主スイッチ素子であるトライアックをオン/オフし
てヒータランプ40に交流電源S1を通電又は遮断するよう
になっている。そして、発光側LEDをオン/オフするた
めのヒータ制御信号S2がエンジン制御回路2から電源装
置302に供給されるとともに、前記定着装置33内に設け
られたサーミスタ46で検出された温度信号がエンジン制
御回路2に供給されるようになっている。
また、カバースイッチ303は前記トップカバー60が上
方に回動操作されたときにオフになり、カバースイッチ
304は前記リアカバー64が開けられたときにオフになる
ようになっている。したがって、トップカバー60又はリ
アカバー63が開けられた状態では、スイッチ303,304に
より+24Vが遮断されるので、上記半導体レーザ90、ミ
ラーモータ92、高圧電源305、メインモータ307、各ソレ
ノイド308乃至311、冷却ファン35、及びヒータランプ40
等の動作が停止して、オペレータが装置本体1内に触れ
てもなんら支障がないようになっている。
第29図はエンジン制御回路2の構成を示すブロック図
である。図において、CPU350はエンジン制御部300全体
の制御を行なうもので、ROM351に記憶された制御用プロ
グラムに従って動作するようになっている。RAM352はCP
U350の作業用バッファとして用いられるようになってい
る。E2PROM353には、トータルプリント枚数及び当該電
子写真プロセスユニット85での使用枚数、すなわち、電
子写真プロセスユニット85が新品に交換されてからプリ
ントした枚数等が記憶されるようになっている。プリン
タインタフェース回路354は、プリンタ制御回路4との
間のインタフェース信号S3の受渡しを仲介するようにな
っている。レーザ変調制御回路355は、後述するレーザ
光検出信号S4を発生させるために前記半導体レーザ90を
周期的に強制点灯させる制御を行なうとともに、上記イ
ンタフェース信号S3により前記プリンタ制御回路4から
送られてくる画像データに従って半導体レーザ90を変調
制御するもので、レーザ変調信号S5を前記スキャナ制御
回路101に出力するようになっている。出力レジスタ356
は、機構部駆動回路306、高圧電源305、スキャナ制御回
路101、及び上記ヒータランプ駆動回路をそれぞれ制御
する制御信号S6,S7,S8,S2を出力するようになってい
る。A/Dコンバータ357には、前記サーミスタ46及びトナ
ーセンサ324で生じる電圧信号S9,S10が入力されてお
り、この電圧値がデジタル値に変換されるようになって
いる。トナーセンサ324は、第31図に示すように、発光
ダイオード324a及びフォトダイオード324bとから構成さ
れている。発光ダイオード324aから前記トナーセンサリ
ング160に照射された赤外光線bは、トナーセンサリン
グ160面で反射され、反射光cとしてフォトダイオード3
24bに導かれるようになっている。この反射光cは、ト
ナーセンサリング160面に付着しているトナーtの量に
反比例した光量としてフォトダイオード324bで受光され
る。そして、フォトダイオード324bでは、上記反射光c
に比例した微小電流dに光電変換され、さらに増幅器33
0で電流−電圧変換されると同時に増幅されて電圧信号S
10として上記A/Dコンバータ357に供給されるようになっ
ている。入力レジスタ358には、前記ペーパエンプティ
スイッチ320、手差しスイッチ321、排紙スイッチ322、
装着スイッチ323、及びアライニングスイッチ36からの
状態信号S11,S12,S13,S14,S15と、上記+24Vのオン/オ
フの状態信号S16が入力されている。また、内部バス359
は、上記CPU350、ROM351、RAM352、E2PROM353、プリン
タインタフェース回路354、レーザ変調制御回路355、出
力レジスタ356、A/Dコンバータ357、入力レジスタ358と
の間で相互にデータの受渡しを行なうものである。
前記機構部駆動回路306には、各種モータ及びソレノ
イド等を駆動するための駆動回路が設けられており、上
記出力レジスタ356から出力される二値の制御信号S6に
よりオン/オフが制御される。すなわち、例えば各駆動
回路は「1」のときオン、「0」のときオフされ、前記
前露光装置26、メインモータ307、ソレノイド308乃至31
1、及び冷却ファン35に+24Vを通電し又は遮断するよう
になっている。スキャナ制御回路101には半導体レーザ9
0及びミラーモータ92の駆動回路が設けられている。半
導体レーザ90は、上記レーザ変調制御回路355から出力
されるレーザ変調信号S5によりオン/オフが制御され、
また、ミラーモータ92は出力レジスタ356から出力され
る制御信号S8によりオン/オフが制御されるようになっ
ている。さらに、レーザ光検出センサ312にはPINダイオ
ードが用いられており、レーザ光aがこのレーザ光検出
センサ312を通過するときにその光エネルギに比例した
電流が流れる。この電流信号がレーザ光検出信号S4とし
て前記レーザ変調制御回路355へ送られるようになって
いる。さらに、高圧電源305からは、前記現像バイアス
給電部140、メモリ除去装置給電部141、帯電装置給電部
142、転写装置24のグリッド電圧給電部197、及びワイヤ
高圧給電部198へ、それぞれ現像バイアスS20、メモリ除
去S21、帯電S22、転写グリッドS23、転写S24の各高電圧
信号が出力される。これらのオン/オフは出力レジスタ
356から出力される制御信号S7により制御されるように
なっている。
上記のように、エンジン制御部300内では、エンジン
制御回路2を介して各電気回路に電源が供給されるとと
もに、エンジン制御回路2から出力される2値の制御信
号により各部が制御されるようになっている。そして、
このエンジン制御部300と後述するプリンタ制御部400と
は、インタフェース信号S3により結合された状態となっ
ている。
次に、プリンタ制御部400の構成について説明する。
第30図はプリンタ制御部400の要部の構成を示すブロ
ック図である。図において、CPU401はプリンタ制御部40
0全体の制御を行なうものである。ROM402は制御用プロ
グラムを記憶するもので、このプログラムに従って上記
CPU401が動作するようになっている。また、上記ROM402
には、データ変更時に照合される暗証番号、トップマー
ジン、レフトマージン、ペーパタイプ等の用紙Pに関す
るデータ、オペレータに報知するためのメッセージ情報
等が記憶されている。RAM403はホスト装置409から送ら
れてくる画像データを一時的に蓄えるページバッファと
して用いられるようになっている。拡張メモリ404は、
ホスト装置409から送られてくる画像データがビットマ
ップデータ等の大量のデータの場合に、上記RAM403では
1ページ分のデータを格納できない場合に用いられる大
容量のメモリである。ビデオRAM405はビットイメージに
展開された画像データが格納されるもので、この出力は
シリアル−パラレル変換回路406に供給されるようにな
っている。上記シリアル−パラレル変換回路406は、上
記ビデオRAM405においてビットイメージに展開され、並
列データとして送られてくる画像データをシリアルデー
タに変換し、エンジン制御回路2に送出するものであ
る。
ホストンタフェース408は、例えば電子計算機あるい
は画像読取装置で構成されるホスト装置409とこのプリ
ンタ制御部400との間のデータの受渡しを行なうもの
で、シリアル転送ライン410a及びパラレル転送ライン41
0bの2種類を備えている。そして、ホスト装置409との
間で転送されるデータの種類に応じて適宜使い分けるこ
とができるようになっている。エンジンインタフェース
411は、プリンタ制御回路4とエンジン制御回路2との
間のインタフェース信号S3の受渡しを仲介するものであ
る。接続回路413は、ICカード17をコネクタ16に挿入し
たり、あるいはコネクタ16から抜き取ったりする際に、
ICカード17に供給する電源及び信号線を当段しておき、
挿抜時に発生するノイズによりICカード17に記憶されて
いるデータが破壊されるのを防止するものである。
操作パネル制御回路407は、上記操作パネル14の液晶
表示器14aに案内メッセージを表示する制御、LED表示器
14bの点灯、消灯、点滅の制御、あるいはスイッチ14cか
ら入力されたデータをCPU401に送出する制御等を行なう
ものである。また、内部バス412は、上記CPU401、ROM40
2、RAM403、拡張メモリ404、ビデオRAM405、操作パネル
制御回路407、ホストインタフェース408、エンジインタ
フェース411、及び接続回路413との間で相互にデータの
受渡しを行なうバスである。
また、上記ICカード17は、不揮発性メモリ、例えばバ
ッテリバックアップ付のスタティクRAM、E2PROM、EPRO
M、あるいはマスクROM等により構成されるものである。
これらICカード17には、例えば文字フォント、エミュレ
ーションプログラム等が記憶されている。
次に、インタフェース信号S3の構成について説明す
る。
第32図はインタフェース信号S3の各信号を示すもので
ある。図において、D0−D7はエンジン制御回路2からプ
リンタ制御回路4へのステータスと、プリンタ制御回路
4からエンジン制御回路2へのコマンドとを送信する双
方向データバスであり、第33図に示すタイミングでステ
ータスとコマンドとが切り換えて使用されるようになっ
ている。すなわち、エンジン制御回路2から出力される
ビジー信号BSY0が高レベル(ビジーでない)の時、バス
方向信号DIRを低レベルにすると、D0−D7はエンジン制
御回路2からプリンタ制御回路4へ信号を送信する方向
に切り換えられ、ステータスがD0−D7上に出力される。
これにより、プリンタ制御回路4はステータスを読み込
むことができる。一方、プリンタ制御回路4がコマンド
を送る時は、ビジー信号BSY0が高レベル(ビジーでな
い)の時にバス方向信号DIRを高レベルにすると、D0−D
7はプリント制御回路4からエンジン制御回路2へ信号
を送信する方向に切り換えられ、コマンドがD0−D7上に
出力される。この状態でストロープ信号STB0を低レベル
にすると、エンジン制御回路2では、ストローブ信号ST
B0が低レベルの間にD0−D7上のコマンドを読み込むとと
もに、ビジー信号BSY0が低レベル(ビジー状態)にされ
る。このビジー状態において、エンジン制御回路2では
コマンド解析等の処理が行なわれる。ビジー信号BSY0が
低レベルにされると、プリンタ制御回路4はストロープ
信号STB0を高レベルに戻しコマンドの送信を終了する。
そして、エンジン制御回路2でのコンマンド処理が終了
すると、ビジー信号BSY0は再び高レベルに戻される。な
お、ビジー信号BSY0が低レベルの間に送出されたコマン
ドは、エンジン制御回路2では受信されないようになっ
ている。また、データバスD0−D7上のステータスはエン
ジン制御部300で状態変化があった時に直ちに変化せ
ず、状態変化の後に受信したコマンドに対してステータ
スを返送する時に初めて更新されるようになっている。
アテンション信号ATN1は、エンジン制御回路2とプリ
ンタ制御回路4との間のプリントシーケンス上の基本ス
テータスが変化した時に出力されるもので、エンジン制
御回路2が後述するプリントコマンドまたはVSYNCコマ
ンドを受信可能になった時、及び1ページ分の画像デー
タを受信終了した時に高レベルにされ、アテンションリ
セットコマンドを受信した時に低レベルにリセットされ
るようになっている。しかして、アテンション信号ATN1
が低レベルから高レベルに変化した時、プリンタ制御回
路4は上記データバスD0−D7上にアテンションリセット
コマンドを送出し、アテンション信号ATN1をリセット
し、次に、データバスD0−D7上のステータスを読み取
り、変化した基本ステータスを知ることができるように
なっている。また、上記基本ステータスは、基本ステー
タスを要求する基本ステータスリクエストコマンドによ
ってもデータバス上に出力されるので、上記アテンショ
ンリセットコマンドに先行して基本ステータスリクエス
トコマンドにより、変化した基本ステータスの内容を知
ることができるようになっている。
レディ信号PRDY0は、低レベルの時にエンジン制御部3
00がレディ状態であることを示し、高レベルの時にノッ
トレディ状態を示すもので、この信号が低レベルの時に
エンジン制御部300によるプリント動作が可能である。
システムクリア信号SCLR1はプリンタ制御回路4のリ
セット信号で、+5Vが立ち上がってから200〜500m sec
の間高レベルになり、この間にプリンタ制御回路4はリ
セット状態になる。
プライム信号PRIME0はエンジン制御回路2へのリセッ
ト信号で、この信号が低レベルの間、上記ビジー信号SY
0は低レベル、レディ信号PRDY0は高レベルになるととも
に、エンジン制御回路2は所定の初期状態に戻る。
水平同期信号HSYNC0は、前記レーザ露光ユニット22に
よる1ラインの走査毎に発生する信号で、VSYNCコマン
ドを受信した後の用紙Pの搬送方向における有効プリン
ト長に対応するライン数だけ、レーザ光検出信号S4に同
期して出力されるようになっている。
ビデオクロックVCLK0は、上記水平同期信号HSYNC0に
続いてエンジン制御回路2に1ライン分のビデオデータ
(画像データ)VD0を入力するための同期クロックであ
り、用紙Pの水平走査方向における有効プリント幅に対
応する数だけ出力される。そして、ビデオクロックVCLK
0の立ち下がりに同期して上記ビデオデータVD0がエンジ
ン制御回路2に取り込まれる。このビデオデータVD0に
応じて、レーザ露光ユニット22により感光体20上を露光
走査し、感光体20上に潜像を形成するようになってい
る。なお、ビデオデータVD0が低レベルの時、ドットイ
メージとして用紙Pに顕像化されるようになっている。
次に、上記のような構成において、第34図に示すフロ
ーチャート及び第35図に示すタイミングチャートを参照
しつつ、レーザプリンタのエンジン制御部300の動作に
ついて説明する。
先ず、メインスイッチ301をオンにすると、+5V電源
の立ち上がりに同期してリセット信号(図示しない)が
発生し、前記エンジン制御回路2がリセットされた状態
になる。また、このリセット信号によりプリンタ制御回
路4へリセット信号SCLR1(第32図参照)が出力され
て、プリンタ制御回路4もリセットされる。そして、+
5V電源が立ち上がってから200〜500m sec後にリセット
信号の値は反転してリセット状態が解除され、CPU350は
ROM351に記憶されているプログラムの実行を開始する。
すなわち、先ず、RAM352等のデータが初期化される
(ステップST50)。次いで、入力レジスタ358に各スイ
ッチの状態が読み込まれて用紙ジャム、カバーオープ
ン、プロセスユニット未装着、及びペーパエンプティ等
のオペレータコール状態が発生しているか否かがチェッ
クされる(ステップST51)。ここで、オペレータコール
が発生している場合は、ペーパエンプティのみが発生し
ているか否かがチェックされ(ステップST52)、ペーパ
エンプティ以外のオペレータコールが発生している場合
はステップST51に戻り、オペレータコール状態が解除さ
れるのを待つ。一方、ステップST52でペーパエンプティ
のみが発生している時、または、ステップST51でオペレ
ータコールが発生していない時は、定着装置33の加熱が
開始される(ステップST53)。次いで、電子写真プロセ
スの初期化のために、メインモータ307及び前露光装置2
6がオンされ(ステップST54)、次いで、プログラムで
決定されている時間間隔を置いて順次、帯電S22及びメ
モリ除去S21がオンされ(ステップST55)、現像バイア
スS20がオンされる(ステップST56)。この状態で一定
時間(約30sec)が経過したか否かがチェックされ(ス
テップST57)、一定時間が経過するまでの間はカバーオ
ープンが発生したか否かがチェックされる(ステップST
90)。そして、カバーオープンが発生した時は、上記ス
テップST53〜56でオンされた各出力をオフし(ステップ
ST91)、再びステップST51に戻る。一方、ステップST57
で一定時間の経過が確認されると、帯電S22及びメモリ
除去S21がオフされ(ステップST58)、次いで、プログ
ラムで決定されているタイミングで順次、現像バイアス
S20がオフされ(ステップST59)、メインモータ307、及
び前露光装置26がオフされる(ステップST60)。上記ス
テップST53〜S60までの一連の動作により、画像形成装
置のウォーミングアップ動作が終了する。そして、上記
レディ信号PRDY0が出力(高レベルから低レベルに変
化)され、データバスD0−D7にはプリントリクエストが
セットされるとともに、アテンション信号ATN1が出力
(低レベルから高レベルに変化)され、プリント動作可
能なレディ状態になる(ステップST61)。なお、ステッ
プST53で加熱開始された定着装置33は、ステップST61に
至る過程において定着動作に十分な温度状態になってい
る。また、オペレータコール発生時には、その内容はオ
ペレータコールステータスとしてデータバス上に出力さ
れる。一方、ステップST61の状態で、プリンタ制御回路
4は上記アテンションリセットコマンドを送出してアテ
ンション信号ATN1を低レベルにリセットし、次いで、上
記手順でデータバス上のステータスを読み込むことによ
りプリントリクエストを確認することができる。第34図
においては、このアテンションリセットコマンドとアテ
ンション信号ATN1のリセット(高レベルから低レベルに
変化)の処理及び2枚目のプリント動作は省略してい
る。
次に、プリントコマンドが受信されたか否かがチェッ
クされる(ステップST62)。プリントコマンドが受信さ
れていない時は、オペレータコールが発生したか否かが
チェックされ(ステップST92)、オペレータコールが発
生している時間、上記プリントリクエストがキャンセル
されオペレータコールステータスがセットされるととも
にレディ信号PRD7Y0が高レベルにされる(ステップST9
4)。そして、オペレータコールの要因の内カバーオー
プンが発生したか否かがチェックされ(ステップST9
5)、カバーオープンが発生していればステップST51に
戻る。一方、カバーオープンが発生していない時はステ
ップST92に戻り、オペレータコールが解除されるのを待
つ。ステップST92において、オペレータコールが発生し
ていない時は、レディ信号PRDY0が低レベルであるか否
かがチェックされ(ステップST93)、この信号が低レベ
ルの時はステップST62に戻りプリントコマンドを待ち、
高レベルの時は既にステップST94でノットレディ状態に
なっているのでステップST61に戻り、再びレディ状態に
復帰される。すなわち、上記ステップST62→ST92→ST93
→ST62のフローはプリントコマンド待ちの状態、いわゆ
るスタンバイ状態である。
上記ステップST62においてプリントコマンドが受信さ
れたことが判断されると、プリントリクエストがリセッ
トされ一連のプリント動作が行なわれる。すなわち、第
35図に示すように、まず、ミラーモータ92がオンされ
(ステップST63)、次いで所定の時間間隔を置いて順
次、メインモータ307及び前露光装置26がオンされ(ス
テップST64)、帯電S22、メモリ除去S21、カセット給紙
ソレノイド308がオンされるとともに、基本ステータス
の中の紙搬送中がセットされる(ステップST65)。さら
に、現像バイアスS20がオンされ(ステップST66)、上
記カセット給紙ソレノイド308がオフされる(ステップS
T67)。ここで、カセット給紙ソレノイド308がオンして
いる時間に前記給紙ローラ27が1回転するようになって
おり、用紙カセット7から用紙Pが取り出され、用紙搬
送路29に沿って搬送ローラ対32を経てアライニングロー
ラ対31に向かって搬送される。そして、用紙Pが給送さ
れてから一定時間経過後、アライニングスイッチ36がオ
ンしているか否かがチェックされ(ステップST68)る。
このアライニングスイッチ36がオンしていない時は、用
紙Pがアライニングローラ対31まで到達していないと判
定され用紙ジャムとして処理される。すなわち、オペレ
ータコールステータス(ジャム)がセットされるととも
にレディ信号PRDY0が高レベルにされる(ステップST9
6)。
さらに、ステップST63からステップST66の過程でオン
された各装置は、プログラムで決められているタイミン
グで順次オフされ(ステップST97)、上記ステップST51
に戻り、ジャムが解除されるのを待つ、一方、ステップ
ST86でアライニングスイッチ36がオンしている時は、上
記VSYNCリクエストがセットされるとともに、アテンシ
ョン信号TN1が出力(低レベルから高レベルに変化)さ
れる。そして、VSYNCコマンドが受信されたか否かがチ
ェックされ(ステップST70)、受信されるとVSYNCリク
エストはリセットされ、データ転送中がセットされると
ともに、レーザ露光開始される。すなわち、上記水平同
期信号HSYNC0及びビデオクロックVCLK0を送出しつつビ
デオデータVD0の受信を開始し、前記感光体20上にビデ
オデータVD0による画像パターンが露光される(ステッ
プST71)。なお、ステップST71までは、アライニングロ
ーラ対31は停止したままになっているので、用紙Pはそ
の先端がアライニングローラ対31に達したところで停止
した状態になっている。そこで、一定時間経過した後、
アライニングソレノイド310がオンされ(ステップST7
2)、これによりアライニングローラ対31が回転し始め
て用紙Pが前記画像転写部28に向けて搬送される。な
お、アライニングソレノイド310は、上記ステップST71
で露光開始された感光体20上の画像先端と用紙Pの先端
とが一致するようなタイミングでオンされる。そして、
用紙Pの先端が画像転写部28に到達するタイミングで前
記転写グリッドS23及び転写S24がオンされる(ステップ
ST73)。このようにして搬送された用紙Pには、前記現
像装置23により感光体20上に形成されたトナー像が画像
転写部28において転写装置24により転写される。さら
に、用紙Pの後端が用紙カセット7が完全に抜け、次の
用紙Pが給送可能なタイミングになると、2枚目の用紙
Pに対するプリントリクエストがセットされるととも
に、アテンション信号ATN1が出力(低レベルから高レベ
ルに変化)される(ステップST74)。一方、用紙Pがア
ライニングローラ対31から搬送されてから一定時間経過
後、前記排紙スイッチ322がオンしているか否かがチェ
ックされ(ステップST75)、オンしていなければ、用紙
Pの先端が排紙ローラユニット34に到達していないと判
定され、プリントリクエストがリセットされ、オペレー
タコールステータス(ジャム)がセットされるととも
に、レディ信号PRDY0が1にされる(ステップST98)。
そして、ステップST74までにオンされている各装置は順
次オフされ(ステップST99)、ステップST92に戻る。一
方、排紙スイッチ322がオンしていれば、上記ステップS
T71で受信開始された画像データが、1ページ分取り込
まれるまで待つ(ステップST76)。そして、画像データ
の受信が終了すると、データ転送中がリセットされると
ともに、アテンション信号ATN1が出力(低レベルから高
レベルに変化)される(ステップST77)。次に、用紙P
の後端がアライニングローラ対31を通過するタイミング
でアライニングソレノイド310がオフされ(ステップST7
8)、アライニングローラ対31が停止する。さらに、用
紙Pの後端が画像転写部28を通過するタイミングで、転
写グリッドS23及び転写S24がオフされる(ステップST7
9)。次に、アライニングソレノイド310がオフされてか
ら一定時間経過した後、排紙スイッチ322がオフしてい
るか否かがチェックされる(ステップST80)。そして、
オフしていなければ、用紙Pの後端が排紙ローラユニッ
ト34を通過していないと判定され、上記ステップST98に
分岐しジャム処理が行なわれる。一方、スイッチがオフ
している時は、用紙Pは正常に排出されていると判定さ
れ、紙搬送中がリセットされるとともに、メモリ除去S2
1がオフされる(ステップST81)。次いで、順次、帯電S
22がオフされ(ステップST82)、現象バイアスS20がオ
フされ、(ステップST83)、ミラーモータ92がオフされ
(ステップST84)、そして、前露光装置26及びメインモ
ータ307がオフされ(ステップST85)、一連のプリント
動作を完了し、再びステップST62に戻りスタンバイ状態
になる。
次に、上記データ転送手順によるプリンタ制御回路40
0の動作について、第36図のフローチャートを参照して
説明する。
例えば、今、レーザプリンタがオフライン状態にあ
り、CPU401によりオフライン状態であることが判定され
ると(ステップST1)、前回に行なったホスト装置409か
らの受信データに対するプリント処理が完了したか否か
が調べられ(ステップST2)、完了していなければステ
ップST12へ分岐してプンリト処理を続行する。一方、プ
リント処理が完了していれば上記ステップST1,ST2を繰
り返し実行することによりアイドリング状態を作り出
し、レーザプリンタがオンライン状態にされるのを待
つ。
かかる状態で、レーザプリンタがオンライン状態にさ
れると、ホスト装置409から送られてきたデータがコマ
ンドであるか否かが調べられ(ステップST3)、コマン
ドであればそのコマンドに対応する動作を行い(ステッ
プST4)、コマンドでなければ上記コマンド実行をスキ
ップしてステップST5へ進む。上記コマンドは、例え
ば、以下に続くデータの属性を規定したり、データの送
受を伴わないプリンタの制御行なったりするものであ
る。次に、RAM403の中にデータ受信用のバッファとして
設けられたページバッファが満杯であるか否かが調べら
れ(ステップST5)、満杯でなければホスト装置409から
送られてきたデータが画像データであるか否かが調べら
れる(ステップST6)。そして、画像データでなければ
ステップST1へ戻り、上記一連のステップを繰り返し実
行することによりコマンドまたは画像データが受信され
るのを待つ。かかる状態で、ステップST6にて画像デー
タを受信したことが判断されると、受信された画像デー
タを順次上記ページバッファに格納する(ステップST
7)。次いで、1ページ分の格納が終了したか否かが調
べられ(ステップST8)、終了していなければ操作パネ
ル14に設けられているLED表示器14bの“データ”ランプ
の点滅を開始させる(ステップST10)。次いで、ステッ
プS11へ戻って上記一連のステップを実行することによ
り、ページバッファに1ページ分の画像データが蓄積さ
れるまで待つ。上記一連のステップの繰り返し実行によ
り1ページ分の画像データの格納が終了したことが判断
されると、上記“データ”ランプを消灯し(ステップST
9)、データ受信処理を終了する。そして、ステップST1
2以降のプリント処理に移る。なお、上記ステップST5に
おいてページバッファが満杯であることが判断される
と、データ受信動作を中止し(ステップST11)、この場
合もステップST12以降のプリント処理に移る。このよう
に、データ受信動作中は、上記“データ”ランプを点滅
させてオペレータに知らせるようにしている。
次に、ページバッファに1ページ分の画像データの格
納が完了すると、ビデオRAM405上に設けられたスキャン
バッファが満杯であるか否かが調べられる(ステップST
12)。ここで、スキャンバッファが満杯でないことが判
定されると、CPU401は、上記ページバッファに蓄えられ
たキャラクタイメージの画像データに変換してスキャン
バッファとしてのビデオRAM405に格納する(ステップST
13)。一方、上記スキャンバッファが満杯であれば、上
記ステップST13はスキップする。
次いで、プリントコマンドが既に送出済みであるか否
かが調べられ(ステップST14)、送出済みがあれば以下
のプリントコマンド送出処理(ステップST15、ST19)を
スキップし、ステップST20へ進む。一方、未送出であれ
ばプリントリクエストが出されているか否かが調べられ
る(ステップST15)。ここで、プリントリクエストが出
されていないことが判断されると、エンジン側のプリン
ト準備が完了していないと判断し、ステップST1へ戻っ
て上記一連のステップを再実行することによりプリント
リクエストが出されるのを待つ。一方、プリントリクエ
ストが出されていることが判断されると、プリントコマ
ンドを送出する(ステップST19)。次いで、VSYNCコマ
ンドが送出済みであるか否かが調べられる(ステップST
20)。そして、VSYNCコマンドが未送出であることを判
断すると、エンジン側からVSYNCリクエストが出されて
いるか否かが調べられる(ステップST21)。そして、VS
YNCリクエストが出されていないことが判断されると、
ステップST1へ戻り、再び上記一連のステップを実行し
ながらVSYNCリクエストが出されるのを待つ。そして、
ステップST21でVSYNCリクエストが出されたことが判断
されると、VSYNCコマンドをエンジン側に送出し(ステ
ップST22)、ステップST1に戻って、水平同期信号HSYNC
0及びビデオクロックVCLK0で入力されるのを待つ状態に
移行する。
かかる状態で、上記ステップST20において、VSYNCコ
マンドが既に送出済みであることが判断されると、1ペ
ージ分の画像データの転送が終了したか否かが調べられ
(ステップST26)、画像データの転送が終了していなけ
れば、スキャンバッファに格納されているビットイメー
ジの画像データを水平同期信号HSYNC0及びビデオクロッ
クVCLK0に同期してエンジン側に送出する(ステップST2
5)。一方、CPU401は、ステップST1へ戻り、再び上記一
連のステップを実行しながら1ページ分の画像データの
転送終了を待つ状態になる。このようにして1ページ分
の画像データの送信が完了するとステップST1に戻り、
プリンタ制御回路4は初期状態に戻り、次のページの画
像データの転送可能な状態になる。
次に、本発明の特徴であるクリーニングが必要になっ
た時にその内容を印刷する処理について、第1図を参照
しながら説明する。
上述した帯電装置21のコロナワイヤ71は、5000枚の印
刷を行うたびにクリーニング作業を行うことにより良好
な画像を得ることができるようになっている。そこで、
5000枚印刷する毎に帯電装置21のクリーニング作業が必
要になる。このクリーニング作業をオペレータに行わせ
るために、本レーザプリンタは、以下の機能を有してい
る。
先ず、印刷枚数の管理手法についてを説明する。印刷
枚数はエンジン制御部300のCPU350に接続されたE2PROM3
53の所定領域に設けられたカウント領域(図示しない)
に記憶されるようになっている。このE2PROM353の内容
は電源が切断されても消失することはない。したがっ
て、レーザプリンタ設置時から現在までの累積印刷枚数
を知ることができるようになっている。このE2PROM353
のカウント領域に記憶されている印刷枚数は、1枚印刷
が行われるたびにインクリメントされる。
また、上記E2PROM353の他の所定領域に設けられたセ
ーブ領域(図示しない)には、前回クリーニング作業を
行った時点での印刷枚数(以下、「交換時枚数」とい
う)が記憶されるようになっている。
エンジン制御部300では、上記E2PROM353のカウント領
域に記憶されている印刷枚数からセーブ領域に記憶され
ている前回クリーニング作業を行った際の印刷枚数を減
じ、その差が5000の倍数になったか否かを監視している
(ステップST30)。すなわち、クリーニングの周期は50
00枚であるので、印刷枚数から交換時枚数を減じた値が
5000の倍数になった時がクリーニング作業必要時と判断
するようになっている。この判断は、第34図に示す、エ
ンジン制御部300の一連の印刷処理の切れ目において行
われるようになっている。
次いで、上記ステップST30で5000の倍数であると判断
され、クリーニング作業が必要と判断されるとエンジン
制御回路2よりプリンタ制御回路4に対して、その旨を
表すステータス、つまりオペレータコールのクリーニン
グ必要ステータスが送出される(ステップST31)。そし
て、クリーニング作業が必要か否かの判断処理を終了
し、第34図に示す処理に戻る。なお、上記ステップST30
で5000の倍数でないと判断された場合も、第34図に示す
処理に戻る。
一方、プリンタ制御回路4は、上記クリーニング必要
ステータスを受け取ると、ホスト装置409から受信した
画像データをエンジン制御部300に送出する処理が終了
したか否かを判断する(ステップST40)。そして、終了
していなければ、画像データ送出処理を実行し(ステッ
プST41)、以下、ステップST40、ST41を繰り返し実行す
ることにより全ての画像データの送出処置が終了するの
を待つ。かかる状態で、上記ステップST40にて上記画像
データの送出が終了したことが判断されると、クリーニ
ング作業の手順を示したメッセージ情報をROM402から読
出す(ステップST42)。このメッセージ情報は、予め、
ROM402内部にコード情報として記憶されているものであ
る。
次いで、上記ROM402から読出したコード情報としての
メッセージ情報をキャラクタイメージとしての画像デー
タに変換し、エンジン制御部300に送出する(ステップS
T43)。このステップST43での処理は、上述したホスト
装置409から受信したデータをキャラクタイメージの画
像データに変換してエンジン制御部300に送出する処理
と同じであるので説明は省略する。
上記画像データを受け取ったエンジン制御部300は、
第34図に示すフローに従って印刷処理を行い、クリーニ
ング作業の手順を示した文書を印刷し出力する。
オペレータは、この出力された印刷物を見ながらその
手順通りに作業を行うことにより容易にクリーニング作
業を行うことができるようになっている。
以上説明したように、印刷した数をE2PROM353のカウ
ント領域で計数する一方、クリーニング時期に出力すべ
きメッセージ情報をROM402に記憶しておき、上記E2PROM
353のカウント領域で所定値を計数したときに上記ROM40
2からメッセージ情報を読出して画像データに変換し、
この変換された画像データに応じて帯電された感光体20
を露光し、さらに現像、転写、定着を順次実行してメッ
セージ情報を用紙P上に印刷するようにしたので、オペ
レータはクリーニング作業時に取扱説明書を用意するこ
となく、上記印刷されたメッセージ情報を参照して作業
を行うことにより、容易にクリーニング作業を行うこと
ができるものとなっている。
このように、クリーニング作業を行うべき時期になれ
ば、自動的にその作業手順を印刷するので、どのような
ユーザでも容易にクリーニング作業が行うことができ
る。
なお、上記実施例では帯電装置21のコロナワイヤ71を
清掃すべきメッセージを出力する場合の処理について説
明したが、その他の装置の清掃をする場合にも同様に適
用できるものである。また、清掃のみならず、消耗品を
交換すべきメッセージを出力する場合にも同様に適用で
き、この場合も上記実施例と同様の効果を奏するもので
ある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、消耗品の交
換や清掃作業時にオペレータが取扱説明書を用意するこ
となく、容易に交換や清掃作業を行うことのできる画像
形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図はクリーニン
グ必要時期にその手順を画像として形成する動作を示す
フローチャート、第2図はレーザプリンタの外観斜視
図、第3図はその内部構造を示す構成図、第4図はその
一部を拡大した構成図、第5図はレーザプリンタのトッ
プカバーを開いた状態の外観斜視図、第6図は帯電装置
のグリッド側から見た図、第7図は同じく正面図、第8
図は第6図のA−A線に沿う断面図、第9図は第7図の
矢示B方向から見た側面図、第10図はレーザ露光ユニッ
トの着脱時の取り外し状態を示す図、第11図はプロセス
カートリッジの概略的断面図、第12図は同じく要部の側
面断面図、第13図は同じく端面断面図、第14図は同じく
概略的斜視図、第15図は同じく概略的平面図、第16図は
同じく一端側側面図、第17図は同じく現像装置部のみの
他端側側面図、第18図はオートトナーリングへの給電状
態を模式的に示す図、第19図は転写装置のグリッド側か
ら見た状態の一部切欠きして示す図、第20図は第19図の
矢示A方向から見た状態の一部切欠きして示す図、第21
図は第19図のB−B線に沿う断面図、第22図は第19図の
C−C線に沿う断面図、第23図はメモリ除去装置の平面
図、第24図は同じく正面図、第25図は同じく下面図、第
26図は第23図のA−A線に沿う断面図、第27図は操作パ
ネルの構成を示す平面図、第28図はエンジン制御部の要
部の構成を示すブロック図、第29図はエンジン制御回路
の構成を示すブロック図、第30図はプリンタ制御部の要
部の構成を示すブロック図、第31図はトナーセンサの構
成を示すブロック図、第32図はインタフェース信号を構
成する各信号を示す図、第33図はデータバスの切替えタ
イミングを説明するためのタイミングチャート、第34図
はエンジン制御部の動作を示すフローチャート、第35図
はエンジン制御部の動作を示すタイミングチャート、第
36図はプリンタ制御回路の動作を示すフローチャートで
ある。 20……感光体、21……帯電装置(帯電手段)、22……レ
ーザ露光ユニット(露光手段)、23……現像装置(現像
手段)、33……定着装置(定着手段)、353……E2PROM
(計数手段)、401……CPU(読出手段、変換手段)、40
2……ROM(記憶手段)、405……ビデオRAM(変換手
段)、P……用紙(被転写材)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−29643(JP,A) 特開 昭62−21572(JP,A) 特開 昭63−256048(JP,A) 特開 平2−42568(JP,A) 特開 昭63−210958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/00 370 - 540 B41J 29/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置から送信される画像情報に基づ
    いて用紙に画像を形成する画像形成装置において、 上記画像形成装置の保守点検に必要なメッセージ情報を
    記憶している記憶手段と、 上記ホスト装置から送信される画像情報に基づいて画像
    が形成される用紙の枚数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された枚数が所定値に達した
    際、上記ホスト装置から送信される画像情報が送信完了
    か否かを確認する確認手段と、 この確認手段で送信完了と確認された際、上記記憶手段
    に記憶されているメッセージ情報を読み出す読出手段
    と、 この読出手段により読み出されたメッセージ情報を画像
    情報に変換する変換手段と、 この変換手段で変換された画像情報に基づいて用紙に画
    像を形成する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP1309978A 1989-11-29 1989-11-29 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2914689B2 (ja)

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JP1309978A JP2914689B2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 画像形成装置
US07/617,874 US5223895A (en) 1989-11-29 1990-11-26 Image forming apparatus having message output function

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