JP2913332B2 - 養魚用ドライペレットの製造方法 - Google Patents

養魚用ドライペレットの製造方法

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    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

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  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は養魚用飼料であるドライペレットの製造方法
に関するものである。
【従来の技術】
従来のハマチ、タイ、サケ、ヒラメ、シマアジ等の海
水魚、コイ、マス、アユ、ウナギ、ヤマメ、ティラピ
ア、ナマズ等の淡水魚またはクルマエビ、ウシエビ等の
甲殻類に対する養魚用飼料としては、例えばイワシ、ア
ジ、サバ等の生餌、生餌とマッシュを配合造粒したモイ
ストペレットまたは魚粉、グルテン、デンプンを中心に
エクストルーダーで造粒したドライペレットがある。 生餌はミンチ化して投餌した場合魚場の汚染源となる
欠点があり、モイストペレットは優れた飼料であるが生
餌とマッシュを混練後造粒するため冷凍施設や造粒機な
ど設備が大掛かりとなり製造が煩雑であるという問題点
がある。 このような問題がなく、自動給餌も可能であるドライ
ペレットが脚光を浴びており、中でも最近は魚の増重や
飼料効率の改善を目的として、油脂含有率が10〜50(重
量%)含有する高カロリー型の高油分ドライペレットが
注目されてきている。 このようなドライペレットはエクストルーダーを用い
て、配合された澱粉に対して加水、加熱、加圧を施して
大気中に吐出し、膨化造粒させるメカニズムにより製造
される。 このエクストルーダーには一軸型のものと二軸型のも
のがあり加工機械としては優れたものであるが、運転上
の不安定性が最大の問題である。 一軸型のエクストルーダーは構造が簡単で安価である
が混練性に劣る欠点があり、それに対して二軸型のエク
ストルーダーは高価であるが、混練性、搬送能力に優れ
ている特徴がある。 混練性に優れた二軸のエクトルーダーを用いてスナッ
ク食品やタンパク食品を製造する場合、油脂や界面活性
剤を添加することにより処理時に生じる澱粉の機械的な
摩擦力を減少させ得ることが知られている。(「エクス
トルージョンクッキング−二軸型の開発と利用−」食品
産業エクストルージョンクッキング技術研究組合編(光
琳)P11〜43) しかしながら一軸のエクストルーダーでドライペレッ
トを製造する場合、油脂や界面活性剤を添加しても安定
して製造する事は困難で、息つき現象(ダイより一定の
圧力で吐出せずあたかも息をつくように膨化の甚だしい
ところと膨化の弱いところが交互にあらわれ均一なペレ
ットが製造できないこと)を解消することはできなかっ
た。とくに油脂を多く添加して一軸のエクストルーダー
でドライペレットを製造することは困難で、混練性が劣
るため機械的な摩擦力を軽減させることはできても脆く
崩れやすいペレットができるにすぎず全く実用的とはい
えなかった。 しかしながら一軸のエクストルーダーは構造が簡単で
安価なため、安価な飼料が切望されている養殖業者から
は、このもので安定的に製造する方法がのぞまれている
のが現状である。
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のドライペレットの製造条件にあって
は、一軸のエクストルーダーでドライペレットを息付き
現象を起こさず、一定の品質のものを製造するのは至難
の技であり、製品の合格率が悪かったり、あるいはやむ
なく高価な二軸のエクストルーダーで製造するといった
問題点があった。
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたものである。すなわち、一軸のエクストルーダーを
用いて油脂含有率が10〜50重量%の養魚用ドライペレッ
トを製造する場合において、界面活性剤及び増粘安定剤
を必須成分として添加することを特徴とする養魚用ドラ
イペレットの製造方法である。 (手段を構成する要件) 本発明によるドライペレットの原料としては魚粉、肉
粉、脱脂粉乳、オキアミミール、イカミール等の蛋白
質、油粕、殻類、澱粉、グルテンミール等の植物原料、
ビタミン類、ミネラル類、あるいはタラ肝油、スケソウ
タラ肝油、イワシ油、牛脂、豚脂、大豆油、綿実油等ま
たはそれらの硬化油等の油脂が使用され、これに界面活
性剤および増粘安定剤が配合される。 本発明に使用する界面活性剤としてはショ糖脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル、レシチンを挙げることが
できその一種または二種以上を併用することができる。 ショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては炭素
数8〜22のものが挙げられるが、好ましくは12〜18のも
のが良い。これらは飽和であっても不飽和であっても良
い。またそのHLBとしては1〜19のものが使用できる。 ソルビタン脂肪酸エステルのポリオールとしては、ソ
ルビタン以外ソルバイド等のスルビット脱水生成物も該
当する。脂肪酸としては炭素数8〜22のものがあげられ
るが好ましくは12〜18のものが良い。これらは飽和であ
っても不飽和であっても良い。ソルビタンと脂肪酸のエ
ステル化度は1〜4のものがあげられるが、好ましくは
1〜2のものがよい。 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルはソル
ビタン脂肪酸エスエルにエチレンオキサイドを付加させ
たものである。エチレンオキサイドの付加モル数は1〜
100のものがあげられるが、好ましくは5〜30のものが
良い。またそのHLBとしては10〜19のものがあげられ
る。 (ポリ)グリセリン脂肪酸エステルは、脂肪酸とグリ
セリンまたはポリグリセリンのエステルおよびその誘導
体である。例えばグリセリン脂肪酸エステル、グリセリ
ン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステ
ル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリンコ
ハク酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂
肪酸エステル、グリセリン酢酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルが使用できる。脂肪酸としては炭素数8〜
22のものや縮合リシノレイン酸があげられる。またその
HLBとしてはグリセリン脂肪酸エステルやその有機酸誘
導体では2〜10、ポリグリセリン脂肪酸エステルでは1
〜19のものが使用される。 ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは上記
グリセリン脂肪酸エステルにエチレンオキサイドを付加
させたものである。エチレンオキサイドの付加モル数は
1〜100のものがあげられるが、好ましくは5〜30のも
のが良い。また、そのHLBは10〜19のものが使用され
る。 レシチンは大豆、卵黄より得られるリン脂質であり、
ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、ホスファチジルイノシトール等よりなる混合物であ
る。さらにこれらを分別した高純度レシチンや酵素分解
レシチン、修飾レシチンも使用できる。またそのHLBは
3〜10のものが使用される。 本発明に使用される増粘安定剤としてはグアガム、タ
マリンド、ローカストビーンガム、セスバニアガム等の
種子粘性物、寒天、カラギーナン、アルギン酸ソーダ等
の海草抽出物、アラビアガム、トラガントガム等の樹脂
粘性物、ペクチン、アラビノガラクタン等の植物粘性
物、キサンタンガム、プルラン等の微生物産粘性物、ゼ
ラチン、カゼインソーダ等のタンパク質、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルデンプン
等の天然高分子誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム等の
合成高分子が使用され、これらの一種又は二種以上を併
用できる。これらは水に溶解し保護コロイドを形成す
る、粘性を高める、ゲルを形成する等の作用で分散粒子
の集合を防ぐ。また、ツルツルやネトネトという触感を
与えるものである。 本発明では、前述列挙した界面活性剤の少なくとも一
種以上をペレットに対して0.1〜5%(重量%)、かつ
増粘安定剤の少なくとも一種以上をペレットに対して0.
1〜5%(重量%)添加する。添加量がそれぞれ0.1%未
満であるとペレットが安定に製造できないし、5%を超
える場合は経済的に不利となる。 これら界面活性剤と増粘安定剤の添加方法としては原
料粉末に混合するとか、添加する水や油分に溶解または
分散させる等の方法があげられるが、特に限定を設ける
ものではない。
【作用】
添加する界面活性剤は原料の魚粉や殻類からまわる油
脂やさらに添加する油脂の乳化を行ない、均一に分散さ
せる作用がある。 増粘安定剤は界面活性剤の乳化作用を助け、またエク
ストルーダーのバレル内が高温や高圧にさらされること
による乳化破壊を防止し、さらにそれ自身がねばりをも
つため、ダイ出口での機械的摩擦を軽減させ息つき現象
を起こさず一軸のエクストルーダーでも安定にペレット
が造粒されるものと考えられる。
【実施例】
第1,2表記載の処方および下記方法によりドライペレ
ットを製造した。なお表中の部は重量基準である。 機器および条件 エクストルーダー:一軸式スクリュー押出機 バレル温度:100〜130℃ スクリュー回転速度:100〜150rpm ダイ径:8mmφ 調整方法 原料粉末はスクリューフィーダーにてエクストルーダ
ーに供給した。水および液体油は定量ポンプにてバレル
に供給した。界面活性剤は原則として水に溶解又は分散
させて、また増粘安定剤は原則として原料粉末に混合し
て使用した。 造粒されるペレットは乾燥器中で水分が8〜10%とな
るまで乾燥し、ドライペレットを得た。 評価方法 エクストルーダーのダイ出口での息つき現象の有無お
よびスクリューを駆動するモーターの電圧負荷を測定し
て製造の安定性を評価した。更に調製したドライペレッ
トの表面や組織を観察し、これらの結果を表−3に示し
た。 比較例ではダイ出口での息つき現象を防止することは
できなかった。またそれらの製造工程ではスクリューの
モーター負荷の振れ幅は大きく、エクストルーダー内部
での圧力変加の大きさを示している。さらに造粒された
ペレット表面は荒れたものが多かった。 実施例では、息つき現象は見られず、モーター負荷の
振れ幅も少なく安定に製造できた。また造粒されたペレ
ットの表面や組織も良好だった。
【発明の効果】
本発明により、一軸のエクストルーダーでのドライペ
レットの製造において、ダイ出口での息つき現象がな
く、一定の品質の養魚用ドライペレットが製造できるよ
うになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23K 1/20 A23K 1/16 A23K 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸のエクストルーダーを用いて油脂含有
    率が10〜50重量%の養魚用ドライペレットを製造する場
    合において、界面活性剤および増粘安定剤をそれぞれ前
    記ペレットに対して0.1〜5重量%添加すること、およ
    び前記増粘安定剤としてグアガム、タマリンド、ローカ
    ストビーンガム、セスバニアガム、寒天、カラギーナ
    ン、アルギン酸ソーダ、アラビアガム、トラガントガ
    ム、ペクチン、アラビノガラクタン、キサンタンガム、
    プルラン、ゼラチン、カゼインソーダ、カルボキシメチ
    ルセルロースナトリウム、カルボキシメチルデンプン、
    ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選ばれる一種
    以上を使用することを特徴とする養魚用ドライペレット
    の製造方法。
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DK0689388T3 (da) * 1993-03-22 1998-08-10 Baensch Tetra Werke Langtidsfoder til vanddyr
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