JP3023534B2 - イカ肝臓加工品、その製造方法、イカ肝臓加工品を含む魚類飼料 - Google Patents

イカ肝臓加工品、その製造方法、イカ肝臓加工品を含む魚類飼料

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JP3023534B2
JP3023534B2 JP7149330A JP14933095A JP3023534B2 JP 3023534 B2 JP3023534 B2 JP 3023534B2 JP 7149330 A JP7149330 A JP 7149330A JP 14933095 A JP14933095 A JP 14933095A JP 3023534 B2 JP3023534 B2 JP 3023534B2
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squid liver
squid
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Nippon Suisan KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイカ肝臓加工品、その魚
類飼料、およびイカ肝臓加工品の製造方法に関する。詳
細には本発明は、押出用原料として生イカ肝臓を用いて
製造した保存安定性に優れたイカ肝臓加工品、それを含
む魚類飼料、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イカ肝臓が魚類に対して摂餌誘引効果を
有することはすでに公知のことであり、配合飼料などに
も積極的に利用されている。一般にイカ肝臓はイカ肝臓
粉末(SLP:Squid Liver Powde
r)の形で配合飼料に利用されており、生イカ肝臓をそ
のままの形で配合飼料に利用することは行われない。イ
カ肝臓は、表1〔イカ肝臓(富山県新湊にて発生したイ
カ肝臓)の分析値(食品分析センター)〕に示されるよ
うに、含まれる水分や油分が非常に高く、従来の加工法
ではそのままの形でペレット状に成形できなかった。こ
のためSLPのような粉体の形で配合飼料原料として利
用されている。
【0003】
【表1】
【0004】一般にSLPの製法は、以下に説明するよ
うに、(1)蒸煮法、(2)油ちょう法、(3)自己消
化法の3種類が知られているが、いずれも加熱工程、搾
油工程が含まれるため、工程が複雑でかつ長時間を要
し、製品中の油脂の酸化やタンパクの分解が著しく進行
する欠点があった。
【0005】(1)蒸煮法 タンク中のイカ肝臓に蒸気を吹き込み、蛋白質を加熱凝
固した後、シャープレスで固液分離を行う。固形画分は
濃縮し、脱脂米糠、脱脂大豆、魚粉等の基材に吸着させ
る。その後、ドライヤーで乾燥させ、先ほどシャープレ
スで分離した液体画分(油分)を粉体に吸着させる。こ
の方法では処理時間が長く、しかも原料への加熱工程が
入るので、油分の劣化が高い(酸価30〜50)。製造
工程中の悪臭も甚だしい。 (2)油ちょう法 イカ肝臓を高温の油で揚げ、粉砕する。この方法の特徴
としてはでき上がった製品の油分が高い(30%以上)
ことである。製品は著しい臭気がある。
【0006】(3)自己消化法 50〜60℃に保ったタンク中のイカ肝臓のpHを中性
付近に調製し、数時間放置し、自己消化を進めると上澄
に油分が得られる。この油分を除去した後、固形分(ペ
ースト)を基材に吸着させ、ドライヤーにて乾燥する。
油分はイカ肝油として飼料原料として用いる。この方法
の特徴としては得られる肝油の劣化の程度が低いこと、
さらにSLPに良好なフレーバーが付与される点にある
が、処理時間が長く、自己消化のためのタンクが必要な
ため連続式にできない等の欠点がある。
【0007】飼料化の際、油脂の酸化、蛋白質の分解な
どの少ない手段で低未利用原料である生イカ肝臓をその
ままの形で配合飼料に利用すること、養殖魚の成長促
進、飼料効率および肉質を改善する配合飼料に変えるこ
とが強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のイカ肝臓粉末
(SLP)の製法は工程が複雑でかつ長時間を要してい
たが、本発明は簡単にかつ短時間に製造して、製品中の
油脂の酸化やタンパクの分解を抑制することを目的とす
る。
【0009】本発明は、押出用原料として生イカ肝臓を
用いて製造した保存安定性に優れたイカ肝臓加工品を提
供することを目的とする。本発明のイカ肝臓加工品は生
イカ肝臓をそのまま2軸エクストルーダーで短時間のう
ちに処理して得たものであるため、イカ肝臓に含まれる
油脂の酸化がきわめて低く、タンパクの分解も少ない良
質の粒状物である。
【0010】本発明はこのイカ肝臓を配合したSEP
(squid liver included sof
t expansion pellet:以下、「SL
EP」と略称することもある。)の有効な利用法の開発
を目的としている。すなわち、本発明は、イカ肝臓加工
品を含む魚類飼料の提供を目的とする。本発明の魚類飼
料は魚類に対する摂餌誘因効果が粉体のSLPより高い
ことも特徴であり、またイカ肝臓に由来する油分を多く
含んでおり、魚類の成長も促進される。さらに、本発明
の魚類飼料は例えばマダイなどの養殖魚の肉質が改善さ
れる。
【0011】本発明は、イカ肝臓加工品を短時間で大量
に製造する方法を提供することを目的とする。上記表1
に示されるように、水分や油分含量が非常に高いイカ肝
臓をそのままの形で押出原料とし、ペレット状に直接成
形しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は生イカ肝臓を主
原料として直接押出成形して製造したことを特徴とする
イカ肝臓加工品である。押出成形機は二軸エクストルー
ダーが好ましい。したがって本発明は,生イカ肝臓を主
原料として二軸エクストルーダーを用いて製造したイカ
肝臓を含む粒状物である。
【0013】本発明のイカ肝臓加工品は生イカ肝臓をそ
のまま2軸エクストルーダーで短時間のうちに処理して
得たものであるため、イカ肝臓に含まれる油脂の酸化が
きわめて低く、タンパクの分解も少ない良質のものであ
る。イカ肝臓加工品はペレット状、顆粒状、粉末状等の
形にすることができる。ペレット状、粉末状の形は押出
成形により、粉末状、顆粒状の形は押し出し後、粉砕
し、必要により整粒してつくられる。
【0014】本発明のイカ肝臓加工品は、短時間のうち
に処理して得たものであるため、魚類に対する摂餌誘因
効果が従来の粉体のSLPより高いことも特徴である。
また、イカ肝臓に由来する油分を多く含んでおり、魚類
の成長も促進される。したがって、本発明は、生イカ肝
臓を他の副原料と一緒に直接エクストルーダーで押し出
して製造したことを特徴とする魚類飼料を要旨としてい
る。主原料として生鮮および/または冷凍イカ肝臓を使
用する。
【0015】本発明は生イカ肝臓を主原料として押し出
すことを特徴とするイカ肝臓加工品の製造方法である。
ペレット状、粉末状等の形に直接押出成形するか、押出
後粉砕して、顆粒状、粉末状等にすることもできる。以
下、製造方法について説明する。
【0016】イカ肝臓と副原料をそれぞれ2軸エクスト
ルーダーバレル内に供給し、例えば180℃まで加熱加
圧することにより溶融させ、2軸エクストルーダー先端
のダイスより空気中に押し出しながら組織化させ、押出
口で切断装置にて任意の長さにカットし、乾燥する。イ
カ肝臓を含む原料が投入されると、エクストルーダー中
で混練、加熱、加圧されて原料の均一溶融物となる。す
なわちエクストルーダーに投入された生イカ肝臓を含む
原料は、そのバレル中で混練されながら前進する際、高
温、高圧により溶融され、イカ肝臓の均一な溶融混合物
を形成する。
【0017】この溶融混合物は最後のバレルの先端の少
なくとも1つの吐出孔を持つエクストルーダー吐出孔
(ダイス)より押し出される。押出口でカットすること
により粒子の大きさを調節する。これを適当な形に押し
出し、押出口で適当な大きさにカットして安定性の高い
イカ肝臓を含む粒状に造粒する。あるいは押し出した
後、乾燥し、粉砕して顆粒状または粉末状とする。特徴
としては原料としての生イカ肝臓をそのまま2軸エクス
トルーダーで短時間のうちに処理することができる。加
工工程が非常に簡単で、時間的に短いため油脂の劣化や
蛋白の分解が少なく、優れた魚類誘因性を備えている製
品となる。
【0018】さらにまた、押出口を絞ることによって、
押し出しの際、原料中の水分などの揮発性物質が瞬間的
に蒸発するとともに、押し出された原料は固化するよう
にする。この場合、エクストルーダーを用いてイカ肝臓
を含む粒状物を直接に製造し、省力化、時間短縮、製造
コストの削減を可能にした。すなわち、任意の配合の原
料をエクストルーダーに供給しさえすれば、短時間で大
量のイカ肝臓を含む粒状物の製造が可能となる。イカ肝
臓を含む粒状物は任意の段階で必要により乾燥される。
この場合、乾燥・粉砕工程は必須でない。
【0019】本発明は、原料として生鮮および/または
冷凍イカ肝臓を使用する。マイカ、スルメイカ、マツイ
カ、アカイカ、ムラサキイカ等イカの種類は限定されな
い。イカ内臓は生鮮または冷凍イカ原料を、冷凍の場合
は解凍してから、イカ肝臓除去(ツボ抜き)を行い、精
肉は加工原料として使用される。このようにしてイカ加
工地で発生するイカ内臓を冷凍輸送し、使用時に解凍し
て用いる。
【0020】イカ内臓は大部分はイカ肝臓であるが、目
玉、クチバシ等が含まれる場合もある。目玉、クチバシ
等は、必要により仕分けして取り除くことができる。工
場が加工地に近ければ生のままで使用できる。しかし、
原料の変敗さらに生産の調整等を考慮すると冷凍原料を
適宜解凍して使用する方が好ましい。原料は2軸エクス
トルーダーダイスの目詰まりを防止するために、ダイス
径の1/4以下の粒度に粉砕、ペースト化する必要があ
る。この工程は原料凍結の前または後のいずれかで行
う。イカ肝臓はそれ自身に含まれる水分が高いため至適
エクストルージョンクッキング条件を考慮すると配合原
料中に最大70%使用できる。
【0021】生イカ肝臓とともにエクストルーダーに投
入する副原料としては、澱粉、セルロースなどの糖類、
蛋白質及びそれらの分解物などを成分とする。具体的に
は薄力粉、強力粉、米粉、米糠、小麦末粉、澱粉、グル
テン、大豆蛋白、大豆レシチン、魚粉等粉末状のものの
ほかに、魚肉、畜肉およびそれらのミンチ肉など任意で
あり、これら原料各成分の選択、組み合わせ、配合比な
ども任意である。魚粉はホワイトミール、ブラウンミー
ル、オキアミミール、イカミール等を使用する。
【0022】原料組成物の水分含量は、製品の粒度に関
係するパラメーターであり、目的とする粒度に応じて水
分含有量の調整が必要である。水分含有量は、原料中に
含まれる水分の他に、外部より水分を添加することによ
り調整できる。原料各成分を適宜選択することで、製品
の粒子の粒径、密度、表面状態、固さ、色調、風味等を
様々に変化させ、バラエティーに富む粒子を製造するこ
とができる。
【0023】また、いずれの原料成分を用いるかにかか
わらず、これとは別に固形状、粉末状、あるいは液体の
ビタミン、ミネラル、フレーバー、酸化防止剤、膨張
剤、増粘剤、界面活性剤、乳化剤、着色料等の添加物を
適宜用いることができる。これら添加物と原料組成物と
の混合は、あらかじめ行っても良く、エクストルーダー
内で行うこともできる。以上、生イカ肝臓原料と他の配
合原料及び/又は各種添加物との混合物とからなる組成
物であって、水分含有量が調整された原料組成物を用い
る。
【0024】本発明では、原料は生イカ肝臓原料と他の
配合原料及び/又は各種添加物との混合物とからなる組
成物であり、水分含有量が調整された原料組成物をエク
ストルーダー内において高温、高圧下に溶融した後、ダ
イ部から大気圧あるいはそれより低い圧力に保持されて
いる帯域に押し出して、必要により押し出し口でカット
して任意の大きさの粒子を得る。特に、2軸エクストル
ダーで直接粉末状に加工する場合は、エクストルーダー
の中で原料を移送しながら、温度および圧力を次第に増
加させ、ダイ部の手前で原料の温度は最高になる。ここ
で原料は溶融状態になっており、原料に含まれる水分は
液状に保たれかつ溶融状態の原料中に均一に分散されて
いる。有機溶剤が存在するときは有機溶剤も水分と同じ
状態にある。
【0025】こういう状態にあるから、押出口の口径を
調節することにより、ダイ部から大気圧あるいはそれよ
り低い圧力に保持されている帯域に爆発的に導入するこ
とが可能となる。この吐出の際、水の温度はその沸点よ
りはるかに高く、圧力によって依然として液体の状態を
とる水は、吐出口すなわちダイス孔から大気圧あるいは
それより低い圧力の下に出ると直ちに気化して蒸気とな
り、原料から逸出する。このように水を瞬間的に蒸気に
変換すると、水および原料が水を気化するための潜熱を
放出する結果として原料を瞬時に冷却する。加うるに、
原料から水が蒸気として逸出する際、原料の内部の水が
蒸発した後に噴出孔を残し、そのため水を引き続き蒸発
せしめ、さらに原料粒子の湿気含有量を少なくする。得
られた原料粒子の水分含有量を調整するため、必要によ
り粒子の乾燥工程を設ける。
【0026】エクストルーダー内で原料混合物を溶融状
態で一層均一に分散させるため、またダイ部から吐出の
際、水の気化を一層促進するため、エクストルーダー内
に不活性ガスを導入することができる。エクストルーダ
ー内への不活性ガスの導入は、本出願前公知の手段で実
施することができる。不活性ガスの導入により、原料か
らの水蒸気の逸出が促進される結果、原料粒子の湿気含
有量を一層少なくすることができる。そのため、粒子の
乾燥工程を省略することができる。
【0027】本発明においては、一軸および二軸スクリ
ューのエクストルーダーが使用できる。エクストルーダ
ーの構成は、フィーダー、バレル、スクリュー、ダイ、
ヒーター(または冷却部)の五つからなり、その特徴を
決定するのはスクリューの軸数と形状、相互の位置関係
(複数の場合)である。スクリューが一つのものが一軸
型で、スクリューが二つのものが二軸型であり、物質の
移転が一軸型ではバレルと物質の間の摩擦によるだけで
あるが、二軸型では互いに噛み合って回転するスクリュ
ーの押し出し作用、滑り作用も加わる。このため製造能
力も一軸型では原料の水分、油分、圧力等により左右さ
れるが、二軸型ではある範囲内では自由であり、水分等
により左右されず、安定な運転を可能にしている。
【0028】従って、イカ肝臓を含む粒状物のような高
油分の原料でも二軸型ならば良好に運転することができ
るので、本発明では二軸型のエクストルーダーを用いる
のが好ましい。しかし、一軸型のエクストルーダーを用
いても原料水分が適切であれば良好に処理することがで
きる。本発明に適する二軸型スクリューエクストルーダ
ーは市販のものであり、当業者には公知の装置である。
原料を導入する供給部、スクリューの機械力によりエク
ストルーダーをバレルに沿って原料を推進させることに
より原料の温度および圧力をほとんどダイ部手前の温度
および圧力まで増加させる。高圧縮部および可変ダイの
ような固定または可変オリフィスのいずれかである圧力
がかかる整流部を含んでいる。
【0029】次いで圧縮された材料を大気圧あるいはそ
れより低い圧力に維持されている帯域に押し出しカット
して、あるいは急激に膨張させ粒子化する。カットして
粒状物にした、あるいは分散した微粒子を回収し、ある
いは分級し、さらに水分調整のため二次乾燥装置に搬送
する。このように本発明の方法は、水を含む原料を細長
い胴内を前進させ、かつ前進する原料に漸増する圧力を
加えるとともに、原料の温度を漸増させ、原料を胴内の
最高圧力領域から低温低圧領域に押し出しカットして、
あるいは急に吐出させて粒子状化せしめ、原料の水分を
気化させて原料を冷却することを特徴とする。
【0030】原料をフィーダーによりエクストルーダー
のフィードバレル内に供給し、バレル内のスクリューに
より順次前方に移送する。その際、機械的圧力を増大し
てこれを原料に加えてこの圧力値を原料中の水分の蒸気
圧よりも常に大きくし、水が液体を保つようにすること
もできる。スクリューを比較的高速度で回転し、原料お
よびそのうちに含まれる水に熱を与えるようにする。ス
クリューの回転数が比較的大きいと原料を迅速に加熱し
得るのみならず、装置内を通過する間に原料を充分に撹
拌することができる。
【0031】また、装置内を原料が通過する間、常に原
料中の水分を液体に保てば、蒸発させた場合と比べると
総合熱伝導係数を大きくすることができる。さらに、温
度上昇工程中に原料の水分を液体に保てば、胴壁または
スクリュー表面または軸表面で原料を過熱する現象を充
分に防止することができる。その結果、ダイス部の直前
の最高温度にある原料の滞留時間がほとんど測定し得な
い極めて短時間となり、焦げの問題が生じない。
【0032】このように生イカ肝臓から短時間の処理で
えられたイカ肝臓加工品は、含有油脂の酸化がきわめて
低く、タンパクの分解も少ない良質のものであり、その
形態、香り等の特質から養魚飼料原料として有用であ
る。魚類に対する摂餌誘因効果が従来の粉体のSLPよ
り高いこと、イカ肝臓に由来する油分を多く含んでお
り、魚類の成長を促進することができる。そのほかオキ
アミと同様に釣り用のコマセ(集魚用餌料)等に使用で
きる。
【0033】製造されたSLEPは、飼料原料として利
用した場合、養殖魚の肉質を改善することができる。例
えば、マダイ用SEPへのイカ肝臓配合の可能性につい
て調べた。試験飼料原料配合中にイカ肝臓0(コントロ
ール)、15および30%の3区を用いて試験を行った
ところ、3区間で成長、飼料効率および官能検査で差は
見られなかったが、生残率はイカ肝臓を添加した区の方
が良好であった。また、筋肉中のDHA含量は、イカ肝
臓を入れるに従い増加する傾向にあり、イカ肝臓を添加
することで品質改良の可能性が示唆された。コスト面で
はイカ肝臓を30%SEPに添加することでコントロー
ルと比較して約10%程度低下させることが可能となっ
た。現在イカ肝臓が低未利用資源であることからもイカ
肝臓の積極的利用が望ましいと考えられた。
【0034】
【実施例】次に本発明の実施例により説明する。本発明
は実施例により限定されることはない。
【0035】実施例1 表2に示した配合原料に対し、水40重量部をスエヒロ
EPM製α−50型2軸エクストルーダーに供給し、ス
クリュー回転数150rpm、バレルのヒーターの設置
温度を150℃、200℃と順次上昇させ、先端バレル
の設置温度250℃で処理した。先端部の圧力は2kg
/cmであった。常圧下へダイ部から吐出させた。エ
クストルーダーからの、吐出直後の粒子の温度は150
℃であった。落下した粒子を集め、イカ肝臓を含む粒状
物を得た。この粉末は粒径1mm以下が80%であり、
その平均粒径は150μmで表面が平滑な球状の粒子で
あった。
【0036】
【表2】
【0037】この粉末から直ちに油脂を抽出し、その過
酸化物価(POV)を測定したところ3.2meq/k
gであり、この方法による油脂の劣化は認められなかっ
た。また、このイカ肝臓を含む粒状物を開放系にて5℃
で1週間放置したが、酸化臭は認められず、良好であっ
た。
【0038】実施例2 生イカ肝臓を配合した本発明の魚類飼料を2軸エクスト
ルーダーを用いて製造した。2軸エクストルーダーはス
エヒロEPM製α−50を使用した。本実施例ではイカ
肝臓40重量部、魚粉40重量部、でんぷん10重量
部、植物タンパク8重量部、ビタミンおよびミネラル類
2重量部の生イカ肝臓40%を配合したものを用いた。
【0039】イカ肝臓としてはマイカ、スルメイカ、マ
ツイカ、アカイカ等の加工残渣を用いた。魚粉として
は、ホワイトミール、ブラウンミール、イカミールおよ
びオキアミミールを適宜混合して使用した。でんぷんと
しては、馬鈴薯澱粉、コーンスターチおよびタピオカ澱
粉を適宜混合して使用した。植物蛋白としては、小麦グ
ルテン、濃縮大豆タンパク、小麦粉、脱脂米糠および脱
脂大豆粕を適宜混合して使用した。ビタミン、ミネラル
類としてはビタミンミックス、ホスピタンC、ミネラル
ミックスを適宜混合して使用した。その他の添加物とし
てエトキシキンおよびプロピオン酸を使用した。またイ
カ肝臓は2軸エクストルーダーのダイスの目詰まりを防
ぐために開口直径1mmの目皿を用いて裏漉したものを
用いた。
【0040】上記原料配合によって作成したイカ肝臓配
合飼料の分析値は水分22重量%、粗タンパク37重量
部%、粗脂肪21重量%、粗灰分10重量%であり、過
酸化物価0meq/kgであった。
【0041】実施例3 下記の表3に示した配合組成を作成し、スエヒロEPM
製d−50型2軸エクストルーダーに供し、イカ肝臓顆
粒を作成した。この場合、イカ肝臓は2軸エクストルー
ダーダイスの目詰まり防止のためにペーストにし、流体
ポンプを用いて、粉体とは別に供給した。
【0042】
【表3】
【0043】配合組成に示したイカ肝臓は冷凍ものと生
鮮ものの混合物を使用した。種類もマイカ、スルメイ
カ、マツイカ、アカイカ、ムラサキイカ等の肝臓の混合
物であった。魚粉はホワイトミール、ブラウンミール、
オキアミミールおよびイカミールの混合物を使用した。
澱粉としては馬鈴薯澱粉、コーンスターチおよびタピオ
カ澱粉の混合物を使用した。植物タンパクとしては小麦
グルテン、濃縮大豆タンパク、小麦粉、脱脂米糠および
脱脂大豆粕の混合物を使用した。酸化防止剤としてはエ
トキシキンを用いた。各試料の分析の結果を下記表4に
示す。
【0044】
【表4】
【0045】実施例4 表5に示した配合原料を用いて、実施例1と同様に2軸
エクストルーダーを用いて生イカ肝臓を配合した本発明
の魚類飼料を製造した。
【0046】
【表5】
【0047】さらに上記試験試料をベニザケに給餌し
て、その成長、生残そして飼料効率を観察した。試験条
件を表6に示す。試験期間中のベニザケの成長、生残率
を表7に示す。試験期間中のベニザケの飼料効率を図1
に示す。
【0048】
【表6】
【0049】
【表7】
【0050】これらの結果から、本発明品は従来品の飼
料と比較して優れた成長、生残率および飼料効率を示す
ことが示唆された。また、試験期間終了後に本発明品を
給餌したベニザケを刺身および焼き魚で官能検査を行っ
たところ、本発明品給餌区のベニザケが食味に優れ、有
意に好まれた(パネラー9名)。
【0051】実施例5 実施例4の試料1および試料2を用いて、ニジマスに給
餌し、その成長、生残率、飼料効率そして消化性を観察
した。試験条件を表8に示す。試験期間中のニジマスの
成長、生残率を表9に示す。試験期間中のニジマスの飼
料効率を図2に示す。試験期間中のニジマスにおける試
料1および試料2の消化性を表10に示す。これらの結
果から、本発明品は従来品の試料と比較して優れた成
長、生残、飼料効率および消化性を示すことが示唆され
た。
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】
【表10】
【0055】これらの結果から、本発明品は従来品の飼
料と比較して優れた成長、生残、飼料効率および消化性
を示すことが示唆された。
【0056】実施例6 試験方法 (1)試験期間 1994年7月19日〜10月18日
90日間 (2)試験場所 大分海洋研究センター (3)供試魚 マダイ0+ (4)試験区 第1区:イカ肝臓 0%配合区(コン
トロール) 第2区:イカ肝臓15%配合区 第3区:イカ肝臓30%配合区
【0057】(5)試験飼料 表11に示す試験飼料を
作成し使用した。粗蛋白51%および粗脂肪16%に調
製した。
【0058】
【表11】
【0059】作成した飼料中の脂肪中の脂肪酸組成を表
12に示した。使用したイカ肝臓中のDHA含量が1
8.2%であったため、イカ肝臓の配合量が増加するに
つれ、飼料中のDHA含量も増加する傾向にあった。
【0060】
【表12】
【0061】(6)飼育方法 飼育方法については表
13に示した。
【0062】
【表13】
【0063】(7)測定 表14に示すように、30
日毎に任意に60尾ずつサンプリングを行い、体長およ
び体重を測定した。同時に0,1ケ月目は全魚体、2,
3ケ月目は背肉の一般分析および脂質分析を行った。ま
た、試験終了時に飼料効率および官能検査用サンプルの
遊離アミノ酸分析を行った。なお、飼料効率およびコス
ト比は、下記の式を用いて算出した。
【0064】
【表14】
【0065】結果 1飼育結果 (1)成長、生残、飼料効率 各試験区の飼育結果について表15に示した。成長は、
1および3区でほぼ同等の成長を示したのに対し、2区
では若干低い値を示した。しかし3区間では有意差は見
られなかった。生残率は、イカ肝臓を添加するにつれて
高くなる傾向にあり、3区では96.5%と高生残率で
あった。総給餌量は、3区が最も高く、1、2区では同
等であった。また、飼料効率は2区が若干低く92.7
%であったのに対し、1および3区はそれぞれ95.3
%および96 5%という結果であった。
【0066】
【表15】
【0067】各試験区の経時的成長および水温の推移を
図3に示した。試験期間中の水温は23.7〜26.5
℃であった。
【0068】(2)飼料コスト比 各試験区の単位増量あたりの飼料コスト比を図4に示し
た。イカ肝臓を配合するにつれコストは低下し、イカ肝
臓30%配合区ではコントロールの約90%以下にまで
コストを低下させることが可能であった。
【0069】2.魚体組成、官能検査 (1)魚体(全魚体および背肉)一般分析 0、30日目の全魚体分析結果を表16に、60、90
日目に背筋分析結果を表17に示した。試験開始後30
日目までの分析結果では、各区共に全魚体への急激な脂
肪の蓄積が見られた。特に腹腔内には、目視できるほど
蓄積していた。60日目から90日目の背筋のサンプル
の分析結果、背筋中の脂肪含量は3%以内であり、脂肪
の経時的蓄積は見られなかった。また、イカ肝臓を添加
しても、従来飼料と比較して一般分析値には差は見られ
なかった。
【0070】
【表16】
【0071】
【表17】
【0072】(2)背筋脂肪酸組成 背筋の脂肪酸組成のうち、DHAの変動が顕著であっ
た。イカ肝臓の配合が増加するに連れて筋肉中のDHA
含量が増加し、90日後ではイカ肝臓30%添加した3
区で19.2%に対してコントロールの1区では15.
3%であった。
【0073】(3)遊離アミノ酸組成 背筋中の遊離アミノ酸組成のうち、呈味に関係すると考
えられているグルタミン酸、プロリン、グリシンおよび
アラニンについて検討を行った。背筋に占める上記4種
の遊離アミノ酸について表18に示した。イカ肝臓の配
合の違いによって遊離アミノ酸量は特に変化は見られ
ず、各区間の遊離アミノ酸の合計は0.057から0.
081%の間であった。また、プロリンは全く遊離して
いなかった。
【0074】
【表18】
【0075】(4)官能検査 90日間飼育後、コントロールの1区とイカ肝臓30%
配合した3区の間でマダイの官能検査を行った。検査方
法は、訓練を受けたパネラー11名で3点識別嗜好法を
用いて行った。その結果を表19に示す。結果として、
刺身および焼き魚において両サンプル間に有意な差が認
められなかった。そのため、それ以降の項目については
検査不可能であった。
【0076】
【表19】
【0077】1.飼育結果について 作製した試験飼料のうち、2区(イカ肝臓15%配合)
の粗脂肪量が他の1区、3区と比較して約4%程度高く
なってしまったため(表2)、最初に一般分析値の一致
している1区(コントロール)と3区(イカ肝臓30%
添加)との比較を行った。その後に1区と2区(イカ肝
臓15%添加)、2区と3区の比較を行った。
【0078】I区と3区の比較 成長および飼料効率では両者間に差は見られなかった
が、総給飼料および生産率では3区の方が良好な結果を
示した。このことから、イカ肝臓には摂餌誘引性がある
ことが今回も示唆された。また、3区は生残率も高く、
優れた飼料であると考えられた。つまり一般分析値が同
一であれば、イカ肝臓を添加することで飼料の質を向上
させることが可能であると考えられた。
【0079】1区と2区の比較 生残率および総給餌量に差が見られなっかた。脂質を添
加して高カロリー飼料とすると、一般に総給餌料の低下
が見られるが、今回2区ではそれが見られなかったこと
から、やはりイカ肝臓を添加することで摂餌誘因性が示
唆された。しかし、成長および飼料効率の低下が2区で
見られた。このことは、イカ肝臓由来で成長および飼料
効率が低下したのではなく、2区の飼料の粗脂肪量が至
適組成(粗蛋白51%、粗脂肪16%)よりも約4%程
度高かったことによる可能性が高いと考えられた。
【0080】2区と3区の比較 成長、生残、総給餌量および飼料効率のどの項目でも3
区が良好な結果を示した。このことより、イカ肝臓を添
加することで生残および総給餌量の増加が考えられ、至
適組成で飼料を作成することが重要であると考えられ
た。そこで、各区間の比較を一覧として表20にまとめ
た。
【0081】
【表20】
【0082】つまり、イカ肝臓を添加するとで摂餌誘因
効果が期待でき、さらに生残率も上昇すると孝えられた
が2区のように至適組成を重視し、イカ肝臓を配合する
必要があると考えられた。
【0083】2.魚体組成および官能検査について 表17の結果より、試験開始後30日の間にマダイに大
量の脂肪が蓄積していた。しかし60および90日目の
背筋の一般分析の結果、背筋中に経時的な脂肪の蓄積は
見られなかった。測定は行われなかったが、腹腔内に脂
肪の蓄積が目視されたことから、マダイの場合、腹腔内
に脂肪を蓄積し、背筋中にはほとんど蓄積しないことが
示唆された。しかし、背筋中の脂肪酸組成は、イカ肝臓
の配合量を増加するにつれ、DHA含量が増加していく
傾向にあった。(図5)このことよりマダイの場合、飼
料の脂肪酸組成が、筋肉の脂肪酸組成に大きく影響を及
ぼすことが示唆された。つまり、イカ肝臓を飼料へ配合
すると、高DHA飼料となるため、育成魚は、従来のも
のより高DHA含有魚となり、養殖魚の品質改善につな
がると考えられた。また、背筋中の呈味に関係する遊離
アミノ酸については、3区間で差は見られず、官能検査
でもコントロールとテスト品(イカ肝臓30%配合)の
識別ができない結果となった。これらのことから、イカ
肝臓を飼料へ配合しても呈味には影響はほとんどなく、
脂肪酸縦成等の品質改善も示唆されたため十分に使用可
能であり、イカ肝臓を30%添加することで飼料コスト
が従来の飼料と比較して約90%程度となった。
【0084】
【発明の効果】従来の粉体SLPよりも魚類に対する摂
餌誘因効果が高く、また魚類の成長促進に有効なイカ肝
臓に由来する油分を多く含んだ魚類飼料を提供すること
ができる。生イカ肝臓から短時間で大量に、保存安定性
に優れたイカ肝臓加工品を製造する方法を提供すること
ができる。安価にタイなどの養殖魚の成長促進、飼料効
率および肉質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験期間中のベニザケの飼料効率を示す図面で
ある。
【図2】試験期間中のニジマスの飼料効率を示す図面で
ある。
【図3】マダイの経時的成長を示す図面である。
【図4】単位増量あたり飼料コスト比を示す図面であ
る。
【図5】DHAの脂肪酸組成に占める割合を示す図面で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 吉央 八王子市長沼町875 サンクレスト ヴ ィラ101 (56)参考文献 特開 平4−131047(JP,A) 特開 平3−210157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23K 1/16 A23K 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生イカ肝臓原料と他の配合原料及び/又
    は各種添加物との混合物とからなる原料をエクストルー
    ダーに供給し、エクストルーダー中で混練、加熱、加圧
    してイカ肝臓の均一な溶融混合物を形成し、エクストル
    ーダー先端のダイスより空気中に押し出しイカ肝臓に
    含まれる油脂の酸化がきわめて低く、タンパクの分解も
    少ないイカ肝臓加工品。
  2. 【請求項2】 ペレット状である請求項1のイカ肝臓加
    工品。
  3. 【請求項3】 粉末状である請求項1のイカ肝臓加工
    品。
  4. 【請求項4】 さらに顆粒状または粉末状に粉砕した請
    求項1または2のイカ肝臓加工品。
  5. 【請求項5】 生イカ肝臓原料と他の配合原料及び/又
    は各種添加物との混合物とからなる原料を直接エクスト
    ルーダーに供給し、エクストルーダー中で混練、加熱、
    加圧してイカ肝臓の均一な溶融混合物を形成し、エクス
    トルーダー先端のダイスより空気中に押し出して製造し
    魚類に対する摂餌誘因効果が高い魚類飼料。
  6. 【請求項6】 養殖魚の肉質改善用の飼料である請求項
    5の魚類飼料。
  7. 【請求項7】 生イカ肝臓原料と他の配合原料及び/又
    は各種添加物との混合物とからなる原料をエクストルー
    ダーに供給し、エクストルーダー中で混練、加熱、加圧
    してイカ肝臓の均一な溶融混合物を形成し、エクストル
    ーダー先端のダイスより空気中に押し出すことを特徴と
    するイカ肝臓加工品の製造方法。
  8. 【請求項8】 ペレット状に押し出す請求項7のイカ肝
    臓加工品の製造方法。
  9. 【請求項9】 急激に膨張させ粒子化することにより
    末状に押し出す請求項7のイカ肝臓加工品の製造方法。
  10. 【請求項10】 さらに顆粒状または粉末状に粉砕する
    請求項7または8のイカ肝臓加工品の製造方法。
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