JP2912638B2 - 漢字フォントの階層的ベクトル化方式 - Google Patents

漢字フォントの階層的ベクトル化方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デスクトップパブリッシング(DTP)等の
分野に好適な漢字フォントの階層的ベクトル化方式に関
する。
〔従来の技術〕
DTPの分野においては、文字フォントに関し高品質、
少メモリ所要量及び多加工性が要求されるため、一般に
アウトラインフォントが用いられている。
アウトラインフォントは、ドットフォントに比べ遥か
に高品質のフォントを提供することができる。また、ア
ウトラインフォントは、密度とメモリ所要量が略比例
し、密度を上げると指数的にメモリ所要量が増加するド
ットフォントに比べ、メモリ所要量も削減できる。
なお、「篠原ほか;“電算写植機における高品質ディ
ジタル文字の自動生成",昭和62年画像電子学会全国大
会,No.19,pp.69−72」、「森ほか;“高品質文字フォン
トの自動圧縮”信学論(D),J70−D,No.6,pp.1164−11
72,1987年6月」及び「篠原ほか;“放物線スプライン
による漢字フォントのデータ圧縮",画像電子学会誌,第
17巻、第5号,昭和63年10月,pp.308−313」の各論文に
は、文字輪郭線を独立した直線と曲線よりなるものと
し、曲線の端点の抽出、スプライン曲線の次数の決定、
標本点の個数と位置の決定等を自動的に行い、プロット
点の密度を小さくすることによってアウトラインのデー
タ量を減らす手法が述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、アウトラインフォントはメモリ所要量が依然
として多く、その一層の削減が望まれる。またアウトラ
インフォントは文字全体についてのアフィン変換は可能
であるが、部分的には困難であるため、部分的なパター
ンの修正はプロット点毎に独立に位置変更を行う必要が
あり、加工性についても一層の改善が望まれる。
よって本発明の目的は、メモリ所要量の一層の削減と
加工性の向上とが可能となる漢字フォントの階層的ベク
トル化方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にあっては、漢字(文字)を偏、旁等の部分要
素(偏旁要素)に分解し、この偏旁要素をさらに縦線、
横線、払い、留め等のストローク要素に分解して扱い、
偏旁要素及びストローク要素は多数の漢字に共通であ
り、漢字は「偏旁要素−ストローク要素」という階層構
造を本質的に有していると考える。また、ある字体(例
えば○○明朝体)においては、ストロークパターンの定
性的データ構造(パターンを描くために必要なプロット
点の個数、パロット点間を結ぶ線の種類)に一貫性があ
るが、ストロークの低量的データ(プロット点の位置)
に任意性があり、この定性的一貫性と定量的任意性によ
り字体の特徴が決まり、個々のストロークパターンの大
きさ、位置の可変性によって全体のバランスを得ている
と考える。以上の前提は漢字の発生起源的見地からも一
般に妥当であろう。
このような考察に基づき、本発明は、ストローク要素
別にそのパターンを描くために必要なプロット点の個数
及びプロット点間を結ぶ線分の種類を定義するストロー
ク構造を登録したストローク構造表、ストローク要素別
にそのストローク構造のプロット点の位置を定義するプ
ロット値を登録したプロット表、偏旁要素別にそれを構
成する各ストローク要素に対応したストローク構造及び
プロット値のポインタを登録したストローク表、及び、
漢字別にその各偏旁要素のポインタを登録した偏旁表を
用いて、漢字フォントの保存、生成処理等を行うことを
特徴とするものである。
〔作 用〕
ある漢字のフォントを生成する場合、偏旁表→ストロ
ーク表→ストローク構造表及びプロット表という順に参
照することにより、必要なフォントデータを獲得して高
品位のフォントパターンを描画することができる。
また、相似形の偏旁要素に関する情報(ストローク構
造及びプロット値)は多種類の文字に共用できるため、
フォントデータの保存に必要なメモリ量を大幅に削減で
きる。
フォントパターンの加工性に関しては、フォントパタ
ーンの定性的構造はストローク構造として保存されるの
で、プロット値の変更のみによって容易にパターンの部
分的編集が可能である。すなわち、従来のアウトライン
フォントの場合においては、偏旁要素やストローク要素
のパターン変形には個々のプロット点の位置を独立に操
作する必要があったが、本発明によれば、ストローク要
素あるいは偏旁要素のパターンの外接矩形の幅、高さ及
び位置をパラメータとして、関連したプロット値のアフ
ィン変換を行うことによって、そのパターンを全体とし
て簡単に修正することができる。さらに、ある字体のス
トローク構造は線径が異なっても共通であると考えて一
般に差し支えがないので、線径が異なる2種類のフォン
トパターンのプロット値より、直線補間によって中間線
径フォントを容易に派生させることができ、またその修
正もストローク要素または偏旁要素を単位として簡単に
行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
1はテーブルメモリ、2はテーブル参照部、3は描画
部、4はキーボード5及びマウス6を備えたディスプレ
イである。
テーブルメモリ1には第2図に示すような構造の偏旁
表10、ストローク表11、ストローク構造表12及びプロッ
ト表13が格納される。
偏旁表10には、個々の文字別に、それを構成している
偏、旁、構え、足等の部分要素(偏旁要素と呼ぶ)に関
するストローク表11へのポインタが登録されている。ス
トローク表11には、個々の編旁要素別に、それを表現す
るために必要な縦線、横線、左払い、かぎ等のストロー
ク要素に関するストローク構造表12及びプロット表13へ
のポインタが登録されている。
ストローク構造表12には、ある字体(例えば○○明朝
体)におけるストローク要素の輪郭を表現するためのプ
ロット点の個数と、プロット点間を結ぶ線分の種類(直
線や、スプライン曲線、円弧等の幾何関数曲線)が、ス
トローク要素別に登録されている。
第3図に、“孤”の“子偏”の“かぎ”の部分に当た
るストローク要素のパターンとストローク構造を示す。
このストローク要素の例は、プロット点P1〜P10が10個
であり、それぞれのプロット点間の線種は図に示した通
りである。このようなストローク構造は、同じ字体であ
るならば、線径の違い(細字、中字、太字等)に拘らず
共通する。
プロット表13には、ストローク要素別に、そのストロ
ーク構造で定義された各プロット点の位置(プロット
値)が登録されている。ここに示す例では、細字、中
字、太字の3種類の線形のフォント用のプロット値が登
録されている。
テーブルの参照部2は、指定された漢字コードによっ
て偏旁表10よりストローク表11へのポインタを読出し、
このポインタによってストローク構造表12及びプロット
表13へのポインタを読出し、最終的に指定された漢字の
指定された線径用のフォントデータを読出して描画部3
へ与える部分である。
描画部3は、与えられたフォントデータに従って文字
フォントパターンを描画し、これをディスプレイ4の画
面に表示させるとともに、キーボード5またはマウス6
からの入力情報に従って文字フォントパターンの編集を
行う部分である。
例えば“孤”の文字コードが入力し、また線径の指定
が“細字”の場合、テーブル参照部2は、まず偏旁表10
より“孤”の偏旁要素(“子”と“瓜”)のポインタを
読出し、このポインタに従ってストローク表11より
“孤”の各偏旁要素に含まれる各ストローク要素のポイ
ンタを読出す。そして、これらのポインタに従って、ス
トローク構造表12及びプロット表13より、各ストローク
要素のストローク構造及びプロット値(指定された細字
用のもの)を読出し、これらをフォントデータとして描
画部3へ送る。描画部3は、与えられたストローク構造
中に定義された各プロット点の位置を対応したプロット
値によって決定し、そのプロット点間をストローク構造
中に定義された線種の線分によって接続してストローク
パターンの輪郭を生成し、その輪郭内部を塗り潰すこと
によって“孤”の細字フォントパターンを描画し、これ
をディスプレイ4へ転送して画面に表示させる。
このようにして生成された文字フォントパターンを、
ディスプレイ4の画面を介し、キーボード5またはマウ
ス6より必要な情報を描画部3に入力することによっ
て、対話的に修正することができる。この修正は、フォ
ントデータの各階層レベルに応じた3つのレベル、すな
わちプロット点、ストローク要素及び偏旁要素を単位と
して行うことができる。
例えば、第4図(a)に示すような“人偏”の“左払
い”ストロークパターンのプロット点レベルの修正の場
合、描画部3において、プロット点P1〜P6のプロット値
をそれぞれ独立に、マウス6またはキーボード5からの
入力情報に従って変化させることにより、プロット点を
移動したストロークパターンを再度生成し表示させる。
このプロット点位置修正を希望したストロークパターン
になるまで繰返す。
同じ“左払い”のストローク要素レベルの修正の場合
は、描画部3においてマウス6またはキーボード5から
の入力情報に従って、第4図(b)に示すようにストロ
ークパターンの外接矩形15(min,maxスクエア)の高さ
H、幅W及び位置Pをパタメータとして該当プロット値
をアフイン変換することにより、ストロークパターン全
体の高さ、位置あるいは向きを修正して表示し、これを
必要な回数繰返すことにより希望するストロークパター
ンを得る。
第4図(c)に示す“人偏”の偏旁要素レベルの修正
の場合、描画部3においてマウス6またはキーボード5
からの入力情報に従って、パターンの外接矩形16の幅
W、高さH、位置Pをパラメータとして該当プロット値
のアフィン変換を行い、パターン全体を修正して表示す
る。これを必要な回数繰返すことにより希望したパター
ン修正が可能である。
また、ある字体のストローク構造は線径に拘らず共通
であると考えて一般に差し支えがないので、描画部3に
おいて、線径の異なる2種のフォント用のプロット値よ
り、直線補間によって中間線径フォントのプロット値を
計算して、そのフォントパターンを生成することができ
る。すなわち、第5図において、細字の“左払い”スト
ロークパターン17のプロット値と中字の“左払い”スト
ロークパターン18のプロット値が与えられていれば、こ
れらのプロット値を用い直線補間によって、中間線径ス
トロークパターン19のプロット値を生成できる。生成し
た中間線径フォントパターンのプロット値を利用し、さ
らにその中間線径フォントパターンを生成できるので、
様々な線径のフォントパターンを容易に生成することが
できる。そして、生成した中間線径フォントパターンの
修正も前述の方法により容易である。
なお、修正パターンのプロット値または中間線径フォ
ントパターンのプロット値のプロット表13への追加登録
あるいは登録済みのプロット値との置換えが可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、高品位の漢字フ
ォントパターンを生成するためのデータの保存に必要な
メモリ量を大幅に削減できるとともに、中間線径フォン
トの派生も含めて、フォントの加工性を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
テーブル構成図、第3図はストローク要素の例とそのス
トローク構造を示す図、第4図は各レベルによるパター
ン修正の説明図、第5図は中間線径フォントの生成の説
明図である。 1……テーブルメモリ、2……テーブル参照部、 3……描画部、4……ディスプレイ、 5……キーボード、6……マウス、 10……偏旁表、11……ストローク表、 12……ストローク構造表、13……プロット表。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストローク要素別にそのパターンを描くた
    めに必要なプロット点の個数及びプロット点間を結ず線
    分の種類を定義するストローク構造を登録したストロー
    ク構造表、ストローク要素別にそのストローク構造のプ
    ロット点の位置を定義するプロット値を登録したプロッ
    ト表、偏や旁等の漢字の部分要素別にそれを構成する各
    ストローク要素に対応したストローク構造及びプロット
    値の前記ストローク構造表及び前記プロット表における
    登録位置を指示する情報を登録したストローク表、及
    び、漢字別にその偏、旁等の各部分要素を構成するスト
    ロークに関する情報の前記ストローク表における登録位
    置を指示する情報を登録した偏旁表を用いて、漢字フォ
    ントの保存、生成等を行うことを特徴とする漢字フォン
    トの階層的ベクトル化方式。
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