JP2965429B2 - 文字出力装置 - Google Patents

文字出力装置

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JP2965429B2
JP2965429B2 JP5035280A JP3528093A JP2965429B2 JP 2965429 B2 JP2965429 B2 JP 2965429B2 JP 5035280 A JP5035280 A JP 5035280A JP 3528093 A JP3528093 A JP 3528093A JP 2965429 B2 JP2965429 B2 JP 2965429B2
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広市 ▲吉▼田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は文字出力装置に関し、
特に、ワードプロセッサ、レーザプリンタ、パーソナル
コンピュータなどに搭載される文字出力のための装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は従来の文字出力装置のブロック
構成図である。図において文字出力装置は、文字コード
などを入力するためのキーボード21、該出力装置を集
中制御するためのCPU(中央処理装置)22、文字を
表示するためのCRT(陰極線管)23、入力し加工さ
れた文字を格納する文章バッファ24、印刷すべき文字
データを記憶する印刷バッファ25、印刷バッファ25
に格納されたデータに基づいて文字を印字出力するプリ
ンタ26、文字を印刷バッファ25において出力用のデ
ータに展開するために必要な各種データを予め格納する
文字データメモリ27を含む。
【0003】文字データメモリ27には、文字が輪郭の
データ(以下、アウトラインデータと呼ぶ)にして格納
される。アウトラインデータとしては、文字の輪郭を直
線で近似した直線アウトラインデータや曲線で近似した
曲線アウトラインデータが提案されている。曲線アウト
ラインデータには、文字の輪郭をスプライン曲線または
ビジェ曲線で近似して得られたデータが含まれる。ま
た、アウトラインデータの格納方式として、文字の部首
やつくりを部品として扱い、部品ごとにアウトラインデ
ータを格納するものもある。
【0004】図25(a)および(b)は、従来のアウ
トラインデータを用いた文字の出力例を示す図である。
図25(a)で示されるようにCPU22は文字データ
メモリ27に記憶されたアウトラインデータから座標値
を求め、内部のメモリにドットマトリクス方式により閉
じたアウトラインをドットを用いて展開し(図25
(a)参照)、展開し終わると閉じたアウトラインの中
をドットを用いて塗りつぶしていき(図25(b)参
照)、すべてを塗りつぶすと、このドットパターンは印
刷バッファ25に転送された後、プリンタ26に出力さ
れる。
【0005】図26は、従来の文字出力装置におけるア
ウトラインデータの一例を示す図であり、図27は図2
6のアウトラインデータを用いて展開されるドットパタ
ーンを示す図である。アウトラインデータが3次ビジェ
曲線である場合、アウトラインデータとして始点、2つ
の制御点、および終点の4点を特定するための座標デー
タが必要であり、これらの座標データからなる曲線を複
数本つなげて閉じた曲線にして、その中がドットパター
ンにより塗りつぶされる(図27参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、筆で書かれ
た文字のように文字にかすれ部分を持たせようとする場
合、この掠れ部分を特定するための情報は図26に示さ
れるようなアウトラインデータのヘッダに付加されてい
た。そのためアウトラインデータ量が増大して文字出力
装置におけるメモリ容量が不足するという問題が発生し
ていた。
【0007】また、人間が、実際に文字を書く場合、た
とえば行書体の文字は、前後の文字によって、文字の大
きさやバランス(位置)などを任意に変更している。し
かしながら、従来の文字出力装置では前後に位置する文
字によって、文字の大きさやバランスを変更することは
できないという問題があった。
【0008】それゆえこの発明の目的は、文字を、その
アウトラインデータに基づいてドットパターンに展開し
て出力する文字出力装置において、アウトラインデータ
量を増やすことなく文字を構成する線分の種類およびド
ットパターンを多様化させることのできる文字出力装置
を提供することである。
【0009】この発明の他の目的は、前後に配置される
文字によって文字の大きさや形を変更してより手書き感
覚に近づけた文字を出力できる文字出力装置を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の文字出
力装置は、文字の輪郭を連続して連なる複数の線分に分
割し、各線分を点の集合で示すデータ群に基づいて前記
輪郭をドットパターンに展開する装置であり、各線分の
データ群を、各線分の終点のデータと次位に連なる線分
の始点のデータとを共用させるようにして記憶するメモ
リと、ドットパターン展開後、輪郭をなす最終の線分の
データ群に含まれる終点データが輪郭をなす最初の線分
のデータ群に含まれる始点データと共用されて前述のメ
モリに記憶されいるか否かを判断する判断手段と、この
判断結果に基づいて、輪郭の内部を一部間引かれたドッ
トパターンに展開して出力する出力手段とを備えて構成
される。
【0011】請求項2に記載の文字出力装置は、文字の
輪郭を連続して連なる複数の線分に分割し、各線分を点
の集合で示すデータ群に基づいて、輪郭をドットパター
ンに展開する装置であり、各線分のデータ群と各データ
群に対応して該線分の線の種類を特定するデータとを記
憶するテーブルと、このテーブルから各線分のデータ群
と対応の線種データとを順次読出す読出手段と、読出手
段によりデータ群が読出されたことに応答して、読出さ
れたデータ群に基づいて対応の線分をドットパターンに
展開する線分展開手段と、この展開後、パターン展開さ
れた線分を読出手段により読出された対応の線種データ
に基づいてさらにドットパターンに展開する線種展開手
段とを備えて構成される。
【0012】請求項3または4に記載の文字出力装置は
文字の輪郭を示すデータ群に基づいて文字をドットパタ
ーンに展開して出力する装置であり、第1に出力される
文字とこの文字に続いて出力される第2文字とからなる
複数の文字対と、各文字対に対応して該文字対に含まれ
る第2文字の前述の第1文字により決定されるドットパ
ターン展開に関する情報とを記憶するテーブルと、文字
列中の文字を出力する毎に、出力される文字と該出力文
字の直前に出力された文字とからなる文字対に基づいて
前述のテーブルから対応の展開情報を読出す読出手段
と、この読出手段により読出された展開情報および該出
力文字の輪郭を示すデータ群を用いて該出力文字をドッ
トパターンに展開する展開手段とを備えて構成される。
【0013】請求項4に記載の文字出力装置は、前述の
パターン展開情報が、前述の第2文字の大きさに関する
情報、文字線の太さに関する情報および前述の第1文字
との相対的な位置に関する情報の少なくともいずれか1
つを含んで構成される。
【0014】請求項5に記載の文字出力装置は、文字を
構成する字画を相互に重複してドットパターンに展開さ
れても該文字の判読を妨げない字画の集合からなる複数
の字画群に予め分割して、該文字をドットパターンに展
開し出力する装置であり、複数の字画群のそれぞれを各
字画群の輪郭を点の集合で示すデータ群にして記憶する
テーブルと、このテーブル中の各データ群に基づいて、
複数の字画群を順次ドットパターンに展開することによ
り文字をドットパターン展開する展開手段と、この展開
手段によるパターン展開時、異なる字画群のドットパタ
ーン同士が重複した部分のドットを一部オフデータに設
定するオフデータ設定手段とを備えて構成される。
【0015】
【作用】請求項1に記載の文字出力装置は、メモリに文
字の輪郭をなす各線分のデータ群を、各線分の終点のデ
ータと次位に連なる線分の始点のデータとを共有させる
ようにして記憶し、ドットパターン展開後、判断手段が
輪郭をなす最終の線分の終点データが輪郭をなす最初の
線分の始点データと共有されてメモリに記憶されている
か否かを判断し、この判断結果に基づいて出力手段が該
文字の輪郭の内部を一部間引かれたドットパターンに展
開して出力するので、メモリにおけるデータ量を増やさ
ずに文字の輪郭内部を一部間引かれたドットパターンに
展開するための情報、すなわちかすれの情報をもつこと
が可能となる。
【0016】請求項2に記載の文字出力装置は、テーブ
ルに文字の輪郭を構成する各線分のデータ群と、各線分
の線の種類を特定するデータとを記憶し、輪郭をドット
パターンに展開するとき、線分展開手段および線種展開
手段により各線分は線種データにより指定された線種に
対応のパターンに展開されるので、テーブルにおけるデ
ータ量を増やさずに文字の輪郭を任意の線種にしてパタ
ーン展開可能となる。
【0017】請求項3または4に記載の文字出力装置で
は、文字列中の文字を出力する毎に、読出手段が出力さ
れる文字と該出力文字の直前に出力された文字とからな
る文字対に基づいてテーブルから該出力文字のドットパ
ターン展開に関する情報を読出して、読出された展開情
報および該出力文字の輪郭を示すデータ群を用いて展開
手段が該出力文字をドットパターンに展開するので、文
字列中の文字を直前に出力された文字によってパターン
展開可能となる。
【0018】請求項4に記載の文字出力装置は、前述の
展開情報に該出力文字の大きさに関する情報、文字線の
太さに関する情報および直前に出力された文字との相対
的な位置に関する情報の少なくともいずれか1つを含ん
でいるので、文字列中の文字を直前に出力された文字に
よって、大きさ、文字線の太さおよび直前に出力された
文字との相対的な位置を変更しながらパターン展開可能
となってより手書き感覚に近い出力文字を得ることがで
きる。
【0019】請求項5に記載の文字出力装置は、文字を
構成する字画を相互に重複してドットパターンに展開さ
れても該文字の判読を妨げない字画の集合からなる複数
の字画に予め分割し、展開手段が複数の字画群を順次ド
ットパターンに展開して該文字をドットパターンに展開
するとき、オフデータ設定手段は異なる字画群のドット
パターン同士が重複した部分のドットを一部オフデータ
に設定するので、異なる字画群のドットパターン同士が
重複して該文字の判読が不可能となる状態を回避でき
る。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】図1は、この発明の実施例による文字出力
装置のブロック構成図である。文字出力装置は、文字コ
ードなどを入力するためのキーボード11、文字出力装
置を集中制御するCPU12、CRT13、入力し加工
された文字を格納する文章バッファ14、アウトライン
データをドットパターンに展開するための印刷バッファ
15、バッファ15中のドットパターンデータを用いて
印字出力するプリンタ16、アウトラインデータなど文
字出力に必要なデータを格納するための文字データ蓄積
メモリ17、および文字線の太さを指定するデータを格
納するための文字太さ指定レジスタ18を含む。
【0022】キーボード11は、文字の出力形式が縦書
きか横書きかを指定するために押下される縦書きキー1
11および横書きキー112、出力する文字の大きさ、
文字線の太さおよび文字の線種を複数種類指定可能な複
数のキーからなる文字大きさ指定キー群113、文字太
さ指定キー群114および文字線種指定キー群115、
文字を改行して出力するために押下される改行キー11
6、筆で書いた文字のように文字線をかすれた状態で出
力させるために押下されるかすれ指定キー117および
仮名、漢字などの文字を入力するために押下される文字
コード入力キー群118を含む。
【0023】この文字出力装置では、文字は後述するよ
うに複数の部品に展開される。文字を構成する部品と
は、文字のアウトラインを適当に分解して得られた文字
の部分、たとえば文字を構成する字画のそれぞれであ
る。CPU12は、この部品をドットパターンに展開す
るために用いられる部品バッファ121、部品バッファ
121で展開された部品のドットパターンデータが逐次
転送されて格納され、1文字分のドットパターンデータ
を蓄積して記憶する文字バッファ122を含む。
【0024】文字データ蓄積メモリ17には、文字パタ
ーン展開用データテーブル171および文字レイアウト
情報テーブルLTBが記憶される。文字パターン展開用
データテーブル171は、キーボード11から入力され
る文字コードに対応した文字を、キーボード11から入
力された各種指定情報に従いつつ、その部品のアウトラ
インデータに基づいてドットパターンに展開するための
データの集合からなる。文字レイアウト情報テーブルL
TBには、前後の文字によってその文字の大きさや位置
を変更するのに必要な情報が記憶される。文字パターン
展開用データテーブル171および文字レイアウト情報
テーブルLTBの詳細については後述する。
【0025】図2は、図1の文字パターン展開用データ
テーブル171の構成図である。テーブル171には、
複数の文字コードCCに対応して曲線データテーブルB
TBおよび曲線種情報テーブルBNTBからなる少なく
とも1つ以上の部品データBDと、各部品データBDに
対応した階層データHDとが記憶される。テーブルBT
BおよびBNTBの詳細については後述する。また、階
層データHDに関する部品の階層に関しての詳細も後述
する。図2において、たとえば文字コードCCiに対応
の文字は2つの部品からなる。そして、各部品について
部品データBDとこの部品の階層データHDが設定され
ていることがわかる。
【0026】図1の文字出力装置において、キーボード
11から文字を入力して、図示されない仮名漢字変換装
置を用いて仮名漢字混じり文を作成し、文章バッファ1
4に蓄える。入力された文字はCRT13にも表示され
る。キーボード11の図示されない印字キーが押下され
ると、CPU12は文章バッファ14の内容を1文字ず
つ取出し、該文字に対応の文字パターン展開用のデータ
をテーブル171から読出す。そして、読出されたデー
タおよび予め設定された文字太さ指定用レジスタ18中
の指定される太さデータに基づき文字パターンを印刷バ
ッファ15に展開する。展開された文字のドットパター
ンはプリンタ16に転送されて印刷される。
【0027】図3には、この発明の実施例による文字の
部品重ねを指定するための画面の表示例が示される。図
4(a)および(b)には部品重ね指定による出力文字
の一例が示され、図5(a)および(b)には文字線が
太くなった場合に部品重ね指定による出力文字の一例が
示され、図6には文字を構成する部品とその階層との関
係が示される。図1のCRTには図3に示されるように
文字の部品重ねを指定するための画面が表示される。C
RT13に関連して設けられるカーソル(図示せず)な
どを用いて“重ね否”が選択された場合、図4(a)に
示されるように部品の重なり部分はドットパターンで塗
りつぶされて出力される。一方、図3に示される重ね指
定画面で“重ね要”が指定された場合、図4(b)に示
されるように部品が相互に重なり合う部分はその重なっ
た部分が明確にわかるように重なり部分のみドットパタ
ーンで塗りつぶされない。
【0028】平仮名“ぱ”は、部品の重なり部分がドッ
トパターンで塗りつぶされた場合、通常の文字線の太さ
であれば図5(a)のように出力される。この状態で、
文字線を太くすると、右上の“○”が他の部品に近接し
すぎて文字が判読できなくなるおそれがあるが、この文
字出力装置によれば、このような状態になることが部品
の階層を考慮した部品同士の重なりにより回避される。
図6を参照して、平仮名の“ぱ”は部品B1、B2およ
びB3からなる。これら部品は上位層の部品B1と下位
層の部品B2およびB3に分けられる。部品B2とB3
とは、重なり部分がドットパターンで塗りつぶされても
該文字を判読できることから、同じ下位層に属す部品に
規定される。部品B1を部品B2たはB3と重ねると文
字判読が困難になることから、部品B1は部品B2また
はB3とは異なる階層とする。部品は下位層から順番に
上位層にパターン展開していくことにより1つの文字の
ドットパターンが得られる。平仮名“ぱ”では、下位層
の部品B2およびB3をドットパターンに展開後、上位
層の部品B1を展開することにより、ドットパターンB
が得られる。このように、階層を考慮して文字を複数の
部品に分割した後、部品ごとにドットパターンに展開し
最終的な文字パターンを得ているので、文字線が太くな
っても異なる階層同士の部品が重なり合って文字が判読
できないという状態は回避される。
【0029】図7は、この発明の一実施例による文字を
構成する部品と部品の階層とに基づく文字パターン展開
処理のフローチャートである。図7のフローチャートに
従い、文字出力装置における文字を構成する部品と部品
の階層とに基づく文字パターン展開手順について説明す
る。CPU12は文章バッファ14に予め格納された文
字コードを取出し(図7のS1)、文字大きさ指定キー
群113により指定される文字サイズを入力し(S
2)、該文字コードに基づき文字パターン展開用データ
テーブル171をアクセスし対応の部品データBDおよ
び階層データHDを読出し内部メモリに一旦ストアする
(S3)。次に文字バッファ122および部品バッファ
121をクリア(S4、S5)し、階層レベルをテーブ
ル171から読出した階層データHDの最下位層レベル
に初期セットし(S6)、CPU12の内部メモリから
順次部品データBDを取出し(S7)、その部品データ
BDに対応の階層データHDが現在の階層レベルと一致
しているならば(S8)部品バッファ121に該部品を
部品データBDに基づきドットパターン展開する(S1
2)。一方、階層レベルが異なれば(S8)、部品バッ
ファ121に展開されている現在のドットパターンデー
タを文字バッファ122に転送する(S9)。このとき
に後述する転送ドットオフデータもまた文字バッファ1
22に転送されるので、異なる階層を有する部品の重な
り部分は白く(ドットオフ)される。続いて階層レベル
をアップして(S10)、部品バッファ121を次の階
層レベルの部品データを展開するためにクリアして(S
11)、次の階層データHDを有する部品データBDに
基づき部品をドットパターンに展開する(S12)。そ
の後次の部品を取出し(S7)、以下同様にドットパタ
ーン展開する。この文字コードに対応の文字を構成する
すべての部品が展開されれば(取出す部品がなくなれ
ば)、文字バッファ122にはこの文字コードに対応す
る文字のドットパターンが展開されたことになる。
【0030】図8(a)〜(c)は、異なる階層同士の
部品重ねにおける1ドットオフの場合のドットパターン
を示す図である。図8(a)において下位層の部品のド
ットパターンが示され、図8(b)には上位層の部品の
ドットパターンが示される。図8(b)には文字バッフ
ァ122へ転送される場合に同時に転送される転送ドッ
トオフデータもまた示される。図8(c)には図8
(a)の下位層データと図8(b)の上位層データとが
文字バッファ122に転送されて重ね合わせられた場合
のドットパターンデータが示される。図8(c)に示さ
れるように転送ドットオフデータはドットパターンにお
いてオフ状態で示されるので、これら2つの異なる部品
の重なり状況が明確にわかる。
【0031】図9は、異なる階層同士の部品重ねにおけ
るドットオフ部分の太さを指定するための画面の表示例
を示す図である。CRT13に図9に示されるような画
面が表示されると、キーボード11の図示されないカー
ソルなどを用いて重ね部分のドットオフの幅を所望の幅
に指定することができる。図10(a)〜(c)は、異
なる部品同士の部品重ねにおける2ドットオフの場合の
ドットパターンを示す図である。図10(a)の部品の
ドットパターンデータが部品バッファ121から文字バ
ッファ122に転送された後、図10(b)の部品のド
ットパターンデータが部品バッファ121から文字バッ
ファ122に転送される。この場合、図10(b)に示
されるように2ドット幅の転送ドットオフデータもまた
文字バッファ122に転送されるので、図10(c)に
示されるようにこれら2つの部品の重ね合わせ部分が2
ドット幅のオフデータを用いて明確に示される。
【0032】図11(a)〜(d)は、この発明の一実
施例による文字線のかすれ情報と、この情報に基づいて
展開されるドットパターンとを示す図である。図11
(a)には曲線データテーブルBTBが示される。文字
の部品のアウトラインは複数の線分からなる閉曲線で表
わされる。テーブルBTBは部品の閉曲線を構成する複
数の線分のそれぞれに対応して各線分を一意に特定する
ための線分番号SN、始点P1、2つの制御点P2およ
びP3ならびに終点P4をそれぞれ座標データとして格
納する。部品を構成する線分を3次ビジェ曲線であると
想定してるので、該曲線を展開するには上述したよう
に、点P1〜P4の4点が必要となる。この実施例によ
る文字出力装置においては、曲線データテーブルBTB
に登録される最後の線分の終点P4のデータが登録され
ていれば、該部品をかすれたドットパターンに展開す
る。このかすれとは、筆で文字を書いた場合に生じる文
字線のかすれを意味する。部品におけるかすれの位置
は、該部品の閉曲線を表わす最初の点に相当する座標位
置に相当する。図11(a)の曲線データテーブルBP
Bはかすれがなしのデータを格納し、このデータに基づ
くドットパターンは図11(b)に示される。図11
(c)に示される曲線データテーブルBTBはかすれあ
りのデータを格納し、このデータに基づいて展開された
ドットパターンは図11(d)に示される。図11
(d)に示されるようにこの部品を構成する閉曲線の最
初の点の座標,言い換えれば線分番号SN=1の始点P
1の位置にかすれ部分Cが形成される。
【0033】図12は、この発明の一実施例による文字
線のかすれ処理のフローチャートである。文字線のかす
れ処理は、文字の部品を構成する閉曲線の中を埋めるド
ットパターンのドットを間引くことにより行なわれる。
この処理においては、図11に示された曲線データテー
ブルBTBが参照される。図11のテーブルBTBを参
照しながら図12のフローチャートに従って文字線のか
すれ処理を説明する。まず展開すべき文字コードを得
て、該文字コードに基づき文字パターン展開用データテ
ーブル171をアクセスして該当の曲線データテーブル
BTBを取出す(S20)。次に曲線のスタート位置座
標をセーブする(S21)。図11の曲線データテーブ
ルBTBが参照されているので、この場合はスタート位
置座標は(4 ,0)である。次に、直前にセーブされた
スタート位置座標を有する線分がテーブルBTBに登録
される最後の線分であるかチェックし(S22)、最終
線分でなければ次の線分の始点P1の座標データをテー
ブルBTBから取出し今回の線分の終点P4のデータと
する(S23)。逆に、今回の線分が最終線分であれば
(S22)、該線分に対応してテーブルBTBに格納さ
れる点の数をチェックする(S29)。チェック結果が
3点であれば最初にセーブしたスタート位置のデータを
最終線分の終点P4のデータに共用する(S30)。こ
れにより、点P1〜P4は得られたので、この4点で3
次ビジェ曲線を部品バッファ121に展開する(S2
4)。次に、テーブルBTBからデータ取出しが終了し
たかを判別し(S25)、取出すべきデータがあれば再
度S21の処理に戻り以下同様に行なう。取出すべきデ
ータはなくデータの取出しが終了した場合は、最終ビジ
ェ曲線を展開するのに用いた点の数を判別し(S2
6)、3点であれば(図11(a)のテーブルBTBの
場合に相当する)、部品バッファ121に展開された閉
じた曲線の中を図11(b)に示されるようにドットパ
ターンで埋める(S28)。一方、4点であれば(図1
1(c)のテーブルBTBの場合に相当する)、バッフ
ァ121に展開された閉じた曲線の中をドットパターン
で埋めた後、最終曲線の終点P4の部分のドットを間引
いて図11(d)のようにかすれさせる(S27)。
【0034】このように、文字出力装置においては、部
品のアウトラインを構成する複数の線分について、n番
目の線分の終点P4と(n+1)番目の線分の始点P1
とを共用させて、最終線分がループする最後のデータ、
すなわち終点P4を独自(共用せず)に持つか持たない
かの判別結果を該部品のかすれ有無情報としている。
【0035】図13は、図1に示された文字レイアウト
情報テーブルLTBの構成図である。文字出力装置は、
前後の文字によって文字の大きさ、文字線の太さおよび
文字の位置を変更してドットに展開するために文字レイ
アウト情報テーブルLTBを備える。テーブルLTB
は、図13に示されるように、文字コードHおよび文字
コードJで特定される2次元の配列からなり、配列要素
として複数の文字情報Iiが格納される。文字出力時に
文字コードHiの文字の次に文字コードJiの文字が出
力されるような場合に、文字コードJiの文字の大き
さ、文字線の太さ、および文字の位置は直前に出力され
た文字のコードHiにより決定される文字情報Iiに従
って決定される。
【0036】図14は、図13に示された文字情報Ii
を説明する図である。情報Iiはキーボード11の縦書
きキー111または横書きキー112の押下によって指
定されることに応じて縦書き用および横書き用それぞれ
の文字の大きさD41およびD51、文字線の太さD4
2およびD52ならびに直前の文字に対する文字の位置
D43およびD53を含む。
【0037】図15は、この発明の一実施例による前後
の文字によって文字の大きさ、文字線の太さおよび位置
を変更しながら文字を展開処理するためのフローチャー
トである。図15のフローチャートを参照しながら、前
後の文字によって文字を展開処理する手順について説明
する。まずCPU12は文字バッファ122に文字の展
開位置を初期セットするとともに初期の文字の大きさを
予め設定された書式情報などから取出しセットする(S
31、S32)。続いて文章バッファ14に予め格納さ
れた文字の文字コードを取出し(S33)、縦書き出力
が所望されているか横書き出力が所望されているかを縦
書きキー111または横書きキー112のいずれが押下
されているかに基づいて判別する(S34)。判別後、
文字レイアウト情報テーブルLTBから直前に出力され
た文字コードに従う該文字コードに対応の文字情報Ii
を読出し、縦書きが指定されている場合は読出された文
字情報Iiから図14に示されるような大きさD41、
太さD42および位置D43を読出しセットするが、横
書きが指定されている場合は読出された文字情報Iiか
ら大きさD51、太さD52および位置D53を読出し
セットする(S35、S36、S37)。次に、読出さ
れてセットされた情報から該文字コードに対応の文字の
大きさを決め(S38)、文字線の太さを決め(S3
9)、前の文字に対する相対的な出力位置を決め(S4
0)、これら決められた情報に基づいて該文字を文字バ
ッファ122に展開する(S41)。この文字の展開
は、該文字コードに基づきテーブル171から読出され
た部品データBD、階層データHDに基づきまず部品が
部品バッファ121に展開される。これらすべての部品
の展開終了後文字バッファ122では該文字が展開され
た状態となっている。該文字を展開後、出力すべき行が
変更されるか否かを判定し(S42)、行変更がなけれ
ば列方向だけ文字の展開位置を更新して(S43)、次
の文字を展開するために文章バッファ14から次の文字
コードを取出す(S33)。以下同様に処理が行なわれ
る。一方、行変更があれば(S42)、行方向の展開位
置を更新して(S44)、列方向の展開位置を初期化し
て(S45)、展開すべき文字データは終了したか否か
チェックする(S46)。さらなる文字の展開が必要で
あれば、S31の処理に戻り以下同様に処理が繰返され
る。
【0038】以上のように、直前に出力された文字によ
ってその文字の大きさ、文字線の太さ、文字の位置を変
更してドットに展開できるので、図16に示されるよう
な文字列の出力が可能となる。
【0039】次に、文字に含まれる線分を波線、二重線
などデザイン化して出力する処理について説明する。図
17は、この発明の一実施例による文字に含まれる線分
を二重線にした出力例を示す図である。図17では文字
“A”に含まれる文字線の一部を二重線にしたので新た
に線分E1が発生している。図17の文字“A”のアウ
トラインデータ量は通常の文字“A”よりも線分E1の
分だけ増加するので、これに伴い文字“A”に対応の曲
線データテーブルBTBが拡張されてメモリ17の容量
不足が発生するおそれがある。このような事態を回避す
るために、この実施例による文字出力装置は、文字の線
分の波線、二重線などのデザイン的な情報を線分の付加
情報というコンパクトなデータで備えるので、曲線デー
タテーブルBTBに格納されるデータ量は文字線にデザ
イン性を施さない普通の文字のそれに比べてほとんど増
加しない。
【0040】図18は、この発明の一実施例によるデザ
イン的な文字線に関する曲線種情報テーブルBNTBの
構成図である。テーブルBNTBは図11の曲線データ
テーブルBTBに格納される情報に新たに各線分に対応
して線種番号Snを付加した構成を有する。線種番号S
nは対応の線分の種類を特定するための数値データであ
る。図19には、この発明の一実施例による線種類テー
ブルSTBの構成が示される。テーブルSTBは、CP
U12の図示されない内部メモリに格納されており、複
数の線種番号と、各線種番号に対応した線種データSD
とが登録される。データSDには通常線、二重線、白線
および波線の情報が含まれる。図20には、部品の二重
線によるドットパターンの展開例が示される。
【0041】図21(a)〜(d)には、この発明の一
実施例による線種データに従って展開されるドットパタ
ーンの一部が示される。図21(a)は通常線のドット
パターンであり、図21(b)は二重線のドットパター
ンである。二重線はドットオフのアウトラインを挟んで
ドットオンの列を設けることにより得られる。図21
(c)の白線はアウトラインをドットオフ列にしたもの
である。図21(d)は波線のドットパターンである。
【0042】図22は、この発明の一実施例による曲線
種情報テーブルBNTBに従う部品展開処理のフローチ
ャートである。図23(a)および(b)は、この発明
の一実施例による波線をドットパターンに展開する手順
の一部を説明するための図である。なお、曲線種情報テ
ーブルBNTBは、図2に示されるように文字パターン
展開用データテーブル171において文字コードCCの
それぞれに対応して設けられる。図22を参照し、曲線
種情報テーブルBNTBに従う部品展開処理について説
明する。まずテーブルBNTBから始点P1、2つ制御
点P2およびP3ならびに終点P4の各座標データを取
出し(S50)、次に対応の線種番号Snを取出し、取
出した番号Snに基づきテーブルSTBをアクセスし該
当する線種データSDを特定する(S51)。次にテー
ブルBNTBから読出した4点に基づき線分を3次ビジ
ェ曲線に従うドットパターンに展開する(S52)。得
られた対応の線種データSDが通常線(線種番号Sn=
1)以外の場合は展開された線分の法線方向を計算し
(S53)、線種データSDに従う線種情報をに基づき
法線方向にドットパターンをして展開し付加する(S5
4)。この様子が図23(a)および(b)に示され
る。テーブルBNTBに格納されるすべての線分につい
てドットパターンの展開が終了したか否かを確認し(S
55)終了していなければ次の線分に関し以下同様に処
理を行なうが、終了していれば、部品を構成する線分の
展開処理は終了する。
【0043】その後、得られた閉曲線の中をかすれ処理
の有無を考慮してドットパターンで塗りつぶす。これに
より、このテーブルBNTBに従う1つの部品がパター
ン展開されたことになる。この部品のパターン展開を、
該文字を構成するすべての部品について繰返し行なうこ
とにより、図17に示されたようなデザイン的な文字が
ドットパターン展開して得られる。
【0044】この実施例では部品データBDとして図2
に示されるように曲線データテーブルBTBと曲線種情
報テーブルBNTBとを備えるようにしたが、テーブル
BTBとBNTBとの内容は一部重複していることに着
目し、テーブルBNTBのみを備えるようにしてメモリ
17の有向活用を図ってもよい。
【0045】また、この実施例では図18に示されるよ
うに線種は二重線であるとしたが、この線種の指定は文
字線種指定キー群115により指定される線種に対応の
番号SnがテーブルBNTBに設定されるようにして、
曲線種情報テーブルBNTBに格納される線種番号Sn
が外部操作にりよ任意に変更可能なようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の文字出力装置によれ
ば、メモリに文字の輪郭をなす線分のデータ群を、各線
分の終点のデータと次位に連なる線分の始点のデータと
を共用させるようにして記憶させ、ドットパターン展開
後において、出力手段は、判断手段により輪郭をなす最
終の線分の終点データが輪郭をなす最初の線分の始点デ
ータと共用されてメモリに記憶されているか否かの判断
結果に基づいて文字の輪郭の内部を一部間引いたドット
パターンに展開して出力する、すなわち文字をかすれさ
せて出力するので、メモリにおけるデータ量を増やさず
に文字のかすれ状態をパターン展開し出力することが容
易に可能となる。
【0047】請求項2に記載の文字出力装置によれば、
テーブルに文字の輪郭をなす各線分のデータ群と線分の
線の種類を特定するデータとを対応して記憶し、パター
ン展開時線分展開手段および線種展開手段により文字の
輪郭が指定された線の種類にしてドットパターン展開さ
れるので、テーブルにおけるデータ量を増やさずに文字
の輪郭を、その線種を多様化させてドットパターン展開
できる。
【0048】請求項3または4に記載の文字出力装置に
よれば、文字列中の文字を出力する毎に、展開手段が該
出力文字を直前に出力された文字に従うドットパターン
に展開するので、文字列中の文字を前に位置する文字と
調和をとって出力可能となり、より手書き感覚に近い文
字列の出力が可能となる。
【0049】請求項4に記載の文字出力装置によれば、
前述の文字列中の文字を出力する毎に、該文字の大き
さ、文字線の太さおよび出力位置を直前に出力された文
字によって変化させることが可能となるので、文字列中
の各文字を直前に出力された文字と調和させて大きさ、
文字線の太さおよび直前に出力された文字との相対的な
位置を変更してより手書き文字に近い文字列の出力が可
能となる。
【0050】請求項5に記載の文字出力装置によれば、
データ設定手段は、展開手段による文字のパターン展開
時、異なる字画群のドットパターン同士が重複した部分
のドットを一部オフデータに設定するので、異なる字画
のパターン同士が重なりあってパターン展開されたため
に文字が読めなくなることは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による文字出力装置のブロ
ック構成図である。
【図2】図1の文字パターン展開用データテーブルの構
成図である。
【図3】この発明の一実施例による文字の部品重ねを指
定するための画面の表示例を示す図である。
【図4】(a)および(b)は、部品重ね指定による出
力文字の一例を示す図である。
【図5】(a)および(b)は、文字線が太くなった場
合に部品重ね指定による出力文字の一例を示す図であ
る。
【図6】文字を構成する部品と、その階層とを説明する
図である。
【図7】この発明の一実施例による文字を構成する部品
と、部品の階層とに基づく文字パターン展開処理のフロ
ーチャートである。
【図8】(a)〜(c)は、異なる階層同士の部品重ね
における1ドットオフの場合のドットパターンを示す図
である。
【図9】異なる階層同士の部品重ねにおけるドットオフ
部分の太さを指定するための画面の表示例を示す図であ
る。
【図10】(a)〜(c)は、異なる部品同士の部品重
ねにおける2ドットオフの場合のドットパターンを示す
図である。
【図11】(a)〜(d)は、この発明の一実施例によ
る文字線のかすれ情報と、この情報に基づいて展開され
るドットパターンとを示す図である。
【図12】この発明の一実施例による文字線のかすれ処
理のフローチャートである。
【図13】図1に示された文字レイアウト情報テーブル
の構成図である。
【図14】図13に示された文字情報を説明する図であ
る。
【図15】この発明の一実施例による前後の文字によっ
て文字の大きさ、文字線の太さおよび位置を変更しなが
ら文字を展開する処理のフローチャートである。
【図16】前後の文字によって文字の大きさ、文字線の
太さおよび位置を変更しながら文字を展開した場合の出
力例を示す例である。
【図17】この発明の一実施例による文字に含まれる線
分を二重線にした出力例を示す図である。
【図18】この発明の一実施例によるデザイン的な文字
線に関する曲線種情報テーブルの構成図である。
【図19】この発明の一実施例による線種類テーブルの
構成図である。
【図20】部品の二重線によるドットパターンの展開例
を示す図である。
【図21】(a)〜(d)は、この発明の一実施例によ
る線種データに従って展開されるドットパターンの一部
を示す図である。
【図22】この発明の一実施例による曲線種情報テーブ
ルに従う部品を構成する線分展開処理のフローチャート
である。
【図23】(a)および(b)は、この発明の一実施例
による波線をドットパターンに展開する手順の一部を説
明するための図である。
【図24】従来の文字出力装置のブロック構成図であ
る。
【図25】(a)および(b)は、従来のアウトライン
データを用いた文字の出力例を示す図である。
【図26】従来の文字出力装置におけるアウトラインデ
ータの一例を示す図である。
【図27】図26のアウトラインデータを用いて展開さ
れるドットパターンを示す図である。
【符号の説明】
11 キーボード 12 CPU 17 文字データ蓄積メモリ 121 部品バッファ 122 文字バッファ 171 文字パターン展開用データテーブル CC 文字コード BD 部品データ HD 階層データ BTB 曲線データテーブル BNTB 曲線種情報テーブル LTB 文字レイアウト情報テーブル Ii 文字情報 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字の輪郭を連続して連なる複数の線分
    に分割し、各線分を点の集合で示すデータ群に基づいて
    前記輪郭をドットパターンに展開する文字出力装置にお
    いて、 前記各線分のデータ群を、各線分の終点のデータと次位
    に連なる線分の始点のデータとを共用させるようにして
    記憶するメモリと、 前記ドットパターン展開後、 前記輪郭をなす最終の線分の前記データ群に含まれる前
    記終点データが前記輪郭をなす最初の線分の前記データ
    群に含まれる前記始点データと共用されて前記メモリに
    記憶されいるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果に基づいて、前記輪郭の内
    部を一部間引かれたドットパターンに展開して出力する
    出力手段とを備えた、文字出力装置。
  2. 【請求項2】 文字の輪郭を連続して連なる複数の線分
    に分割し、各線分を点の集合で示すデータ群に基づい
    て、前記輪郭をドットパターンに展開する文字出力装置
    において、 前記各線分のデータ群と、該データ群に対応して該線分
    の線の種類を特定するデータとを記憶するテーブルと、 前記テーブルから各線分のデータ群と、対応の前記線種
    データとを順次読出す読出手段と、 前記読出手段により前記データ群が読出されたことに応
    答して、読出された前記データ群に基づいて該線分をド
    ットパターンに展開する線分展開手段と、 前記線分展開手段による展開後、パターン展開された前
    記線分を前記読出手段により読出された対応の前記線種
    データに基づいてさらにドットパターンに展開する線種
    展開手段とを備えた、文字出力装置。
  3. 【請求項3】 文字の輪郭を示すデータ群に基づいて前
    記文字をドットパターンに展開して出力する文字出力装
    置において、 第1に出力される文字と前記第1文字に続いて出力され
    る第2文字とからなる複数の文字対と、前記各文字対に
    対応して該文字対に含まれる前記第2文字の前記第1文
    字により決定される前記展開に関する情報とを記憶する
    テーブルと、 文字列中の文字を出力する毎に、出力される文字と該出
    力文字の直前に出力された文字とからなる文字対に基づ
    いて前記テーブルから対応の前記展開情報を読出す読出
    手段と、 前記読出手段により読出された前記展開情報および該出
    力文字の前記輪郭を示すデータ群を用いて該出力文字を
    前記ドットパターンに展開する展開手段とを備えた、文
    字出力装置。
  4. 【請求項4】 前記展開情報は、前記第2文字の大きさ
    に関する情報、文字線の太さに関する情報および前記第
    1文字との相対的な位置に関する情報の少なくともいず
    れか1つを含む、請求項3に記載の文字出力装置。
  5. 【請求項5】 文字を構成する字画を相互に重複してド
    ットパターンに展開しても該文字の判読を妨げない字画
    の集合からなる複数の字画群に予め分割して、該文字を
    ドットパターンに展開し出力する文字出力装置であっ
    て、 前記複数の字画群のそれぞれを各字画群の輪郭を点の集
    合で示すデータ群にして記憶するテーブルと、 前記テーブル中の前記各データ群に基づいて、前記複数
    の字画群を順次ドットパターンに展開することにより前
    記文字をドットパターンに展開する展開手段と、 前記展開手段によるパターン展開時、異なる前記字画群
    のドットパターン同士が重複した部分のドットを一部オ
    フデータに設定するオフデータ設定手段とを備えた、文
    字出力装置。
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