JPH10307927A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH10307927A
JPH10307927A JP9118229A JP11822997A JPH10307927A JP H10307927 A JPH10307927 A JP H10307927A JP 9118229 A JP9118229 A JP 9118229A JP 11822997 A JP11822997 A JP 11822997A JP H10307927 A JPH10307927 A JP H10307927A
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JP9118229A
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Hideki Nakazawa
英樹 中澤
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AROARO INTERNATL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字を二次元的なデザイン配置で容易に入力
することができるようにする。 【解決手段】 キーボード17やマウス装置19からの
イベントの入力に応じて編集機能部21およびスクロー
ル機能部22が起動する。編集機能部21は文字コード
や制御コードの挿入、削除を行う。編集対象は文字情報
レコード32であり、JISの文字コード情報32a
と、2バイトの座標位置情報32bと、文字属性情報3
2cとを含んでいる。スクロール機能部22は編集ウイ
ンドウを規定する。フィルタ24はスクロール機能部2
2で規定されるウインドウに含まれる、ファイルの一部
を主メモリ15から取り出して編集バッファ25に記憶
させる。編集機能部21はこの編集バッファ25のデー
タを操作する。文字情報レコード32に応じて文字コー
ドが対応座標位置に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は文字やその他の記
号(以下、文字と総称する)を処理する文書処理装置に
関し、とくに文字の紙面における配置を容易に指定でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のワードプロセッサ(プログラムを
含む)は、7ビットまたは8ビットのASCCIIコー
ドや2バイト(16ビット)のJIS漢字コードを用い
て文字を表示し、これら文字コードと制御コードで文書
を記述するようになっている。この際、文字コードや制
御コードはシーケンシャルな文字列として扱われる。そ
して、表示画面に表示するときや、プリンタでプリント
するときには、一次元の文字列を行端で折り返し、見か
け上二次元で扱われるようにしている。
【0003】ところで、文字を表記するときには、単に
一次元的に羅列するほかに、文字どうしの二次元的な配
置を工夫し全体のデザインを整える場合がある。とくに
表意文字の特徴を有する東洋系の言語の文字を表記する
場合には文字どうしの空間的な配置を考慮して全体のデ
ザイン効果を生じさせる傾向がある。たとえば、日本に
おいては定型の原稿用紙を用いてその二次元空間の中に
文字を埋めていくことが定着している。
【0004】しかしながら、従来のワードプロセッサを
用いた場合、文字の扱いが基本的に一次元であることか
ら、二次元的な配置デザインを考慮しながら文字を入力
していくことは困難である。たとえば、行の文字数の調
整や、改行コードの入力、ブランクコードの入力により
文字を所定の位置に配置していくことになり、きわめて
煩雑である。また、文字入力の方向も一方向であり、グ
ラフィックス機能を用いない限り、文字を任意の方向に
入力していくことはできない。
【0005】また、たとえ以上のようにして苦労して二
次元的にデザインされた文字群を入力したとしても、そ
のデザインは用いたワードプロセッサのファイルシステ
ムや選択した書式に依存するものであり、その文字群の
ファイルを通信装置やフロッピディスケットを用いて他
のシステムで利用しようとすると二次元的なデザインが
破壊されがちであった。すなわち、他のシステムで利用
する場合にはアスキーテキスト等のプラットフォームを
通常介在させる。そして、このプラットフォームでは書
式情報が通常無視されるので、書式情報に依拠して生成
された二次元的なデザインは破壊されてしまうのであ
る。
【0006】
【発明が解決する課題】この発明は、以上の事情を考慮
してなされたものであり、文字群を二次元的なデザイン
配置で容易に入力することができるようにすることを目
的としている。また、この発明は、簡単なデータ構造で
二次元的なデザイン配置を扱えるようにし、これによ
り、異なるシステム間で共通にデザイン配置を扱えるプ
ラットフォームを提供することを目的としている。
【0007】なお、この発明のその他の目的あるいは効
果は以降の説明から容易に理解できる。また、この発明
は2次元以外の座標系とともに用いても有効である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上述
の目的を達成するために、文書処理装置に、所定の座標
系にしたがって表示画面における位置を特定する手段
と、特定された位置に表示されるべき文字記号を入力す
る手段と、上記入力された文字記号の識別子を、上記特
定された位置に関係付けて記憶する手段と、上記記憶手
段の記憶内容にしたがって上記表示画面に上記文字記号
を表示する手段とを設けるようにしている。
【0009】この構成においては、空間的な配置を考慮
した文字入力を簡単に行うことができる。またデータ構
造も空間的な配置をその要素として有するものであるた
め、異なるシステムでも共通のプラットフォームとして
用いることができる。
【0010】この構成において、上記記憶する手段は、
上記入力された文字記号の識別子と、上記特定された位
置の識別子とを記憶するようにできる。
【0011】また、上記記憶する手段は、上記特定され
た位置に対応する記憶位置に上記入力された文字記号の
識別子を記憶するようにできる。
【0012】また、上記座標系は縦方向および横方向の
2次元座標系とすることができる。もちろん、1次元や
3次元以上の座標系としてもよい。3次元以上の座標系
を用いたときには、座標系に入力された文字記号の集合
は、所定の1次元に着目したときに、2次元以上の構成
単位(ページ)を連続させたものとして把握できる。た
とえば、3次元の文字記号の集合は、2次元の構成単位
(ページ)を重ねたものとして把握できる。この場合、
構成単位(ページ)の所定位置の情報に基づいてソート
を行う等種々の操作を行うことができる。例えば、各ペ
ージの1行目に会社名が記述され、そのあとにその会社
の内容が記述されている場合、会社名でソートを行い、
その1行目のみを取り出して目次を形成することができ
る。もちろん、ソートを行わずに構成単位の所定領域、
例えば、1行目を取り出し、または1行目と2行目の双
方を取り出して新たなファイルを形成するようにでき
る。例えば、1ページ単位で会社の詳細を記述するとき
に、1行目を会社名、2行目を社長名としていれば、1
行目と2行目を指定して取り出し、会社名と社長名のリ
ストを生成できる。また1ページに収まる短編集の1行
目のみを取り出して検索に利用するようにもできる。
【0013】また、上記座標系を指定する手段を設ける
ようにできる。この場合、上記座標系の指定は、ページ
のサイズおよび上記ページに含まれる行数および列数の
指定により行われるようにしてもよい。
【0014】また、文字記号の上記表示画面における入
力方向を指定する手段を設けるようにしてもよい。
【0015】また、上記入力される文字の属性を指定す
る手段を設けるようにしてもよい。この場合、上記属性
は入力される文字の表示画面における傾きや、文字のサ
イズや、文字位置の調整量を含むようにできる。
【0016】また、上記座標系の指定および上記記憶手
段の記憶内容の少なくとも一部にしたがって、上記文字
記号を印刷する手段を設けるようにしてもよい。
【0017】また、上記座標系の指定および上記記憶手
段の記憶内容の少なくとも一部を伝送する手段を設ける
ようにしてもよい。
【0018】また、さらに、1または複数の位置情報を
指定する手段と、上記指定された位置情報に基づいて上
記記憶されている文字記号の識別子を読み出す手段と、
上記読み出された文字記号の識別子を、上記指定された
位置情報を所定の規則にしたがって変更した位置情報に
関連付けて記憶する手段とを設けるようにしてもよい。
このようにすると、記憶されている文字群の所定領域例
えば1行目等の部分文字群を取り出して、これを表示さ
せることができる。このようにすることにより文字群の
所定の項目等を選択的に表示することが可能となる。
【0019】また、この発明によれば、文字記号の識別
子と、上記文字記号の所定の座標系における座標位置の
識別子とを含む第1のファイルを、座標位置と記憶位置
との関係を規定する情報と上記情報に基づいて所定の記
憶装置に記憶される文字記号情報とからなる第2のファ
イルに変換する装置において、上記座標位置の識別子に
基づいて上記所定の記憶装置に上記文字記号の識別子を
書き込むようにしている。
【0020】また、この発明によれば、座標位置と記憶
位置との関係を規定する情報と上記情報に基づいて所定
の記憶装置に記憶される文字記号情報とからなる第2の
ファイルを、文字記号の識別子と、上記文字記号の所定
の座標系における座標位置の識別子とを含む第1のファ
イルに変換する装置において、上記第2のファイルの記
憶位置から上記座標系の座標位置を算出し、上記記憶位
置に記憶されている文字記号の識別子と上記座標位置の
識別子とを結合して上記第1のファイルを生成するよう
にしている。
【0021】また、この発明によれば、文字記号の識別
子と、上記文字記号の所定の座標系における座標位置の
識別子とを含む第1のファイルを、座標系と無関係に一
連の文字記号情報を連結してなる第3のファイルに変換
するファイル変換装置において、上記所定の座標系にお
ける上記第1のファイルの文字記号の表示配列を保持す
るための補充用文字記号を挿入して上記第3のファイル
を生成するようにしている。
【0022】この構成において、上記補充用文字記号は
ブランク記号および改行記号とすることができる。
【0023】また、この発明によれば、座標系と無関係
に一連の文字記号情報を連結してなる第3のファイル
を、文字記号の識別子と、上記文字記号の所定の座標系
における座標位置の識別子とを含むを第1のファイルに
変換するファイル変換装置において、上記第3のファイ
ルの文字記号情報と、当該文字記号情報を上記所定の座
標系に表示したときの座標位置の識別子とから上記第1
のファイルを生成するようにしている。
【0024】この構成において、上記第3のファイルに
含まれる改行記号情報を削除するようにしてもよい。
【0025】また、上記第3のファイルに含まれるブラ
ンク記号情報のうち、上記第2のファイルの他の文字記
号情報の上記所定の座標における表示に影響を与えない
ものを削除するようにしてもよい。
【0026】また、この発明によれば、座標位置と記憶
位置との関係を規定する情報と上記情報に基づいて所定
の記憶装置に記憶される文字記号情報とからなる第2の
ファイルを座標系と無関係に一連の文字記号情報を連結
してなる第3のファイルに変換するファイル変換装置に
おいて、上記記憶装置からの読み出しを行う順番を指定
し、この指定した順番で上記第2のファイルの文字記号
情報を読み出して上記第3のファイルを生成するように
している。
【0027】この構成において、行端まで連続するブラ
ンクを1個の改行コードに置換しても影響がない場合に
は、置換してもよい。
【0028】この発明によれば、座標系と無関係に一連
の文字記号情報を連結してなる第3のファイルを、座標
位置と記憶位置との関係を規定する情報と上記情報に基
づいて所定の記憶装置に記憶される文字記号情報とから
なる第2のファイルに変換するファイル変換装置におい
て、座標位置と記憶位置の関係を入力し、上記入力され
た関係に基づいて上記所定の記憶装置に上記第3のファ
イルの文字記号情報を記憶させるようにしている。
【0029】この構成において、上記第3のファイルに
含まれる改行記号情報を削除するようにしてもよい。ま
た、変換の際に指定がなされなかった記憶位置に、ブラ
ンク記号情報を入力するようにしてもよい。
【0030】この発明によれば、上述目的を達成するた
めに、記号群処理装置に、所定の座標系にしたがって表
示画面における位置を特定する手段と、特定された位置
に表示されるべき記号を入力する手段と、上記入力され
た記号の識別子を、上記特定された位置に関係付けて記
憶する手段と、上記記憶手段の記憶内容にしたがって上
記表示画面に上記記号を表示する手段とを設けるように
している。
【0031】この構成においても、空間的な配置を考慮
した文字入力を簡単に行うことができる。また異なるシ
ステム間の共通のプラットフォームとして用いることが
できる。
【0032】この構成において、上記特定された位置に
記号を入力する手段は、上記特定された位置の属性を入
力することができる。この場合、上記位置の属性は色と
することができる。また、上記位置の属性は物質の材料
に関する属性とすることができる。また上記位置の属性
は音に関する属性としてもよい。音の属性は例えば音
符、音色、音高、音量である。
【0033】
【発明の実施の態様】以下、この発明の実施例について
説明する。この実施例では文書処理装置はパーソナルコ
ンピュータのアプリケーションプログラムとして実現さ
れている。もちろん、専用のワードプロセッサとして実
現することもできる。
【0034】図1は、この発明の実施例の文書処理装置
の利用環境を示しており、この図において、パーソナル
コンピュータ(ハードウェア)10は基本入出力装置1
1を介してオペレーティングシステム12に管理されて
いる。そしてオペレーティングシステム12の上で文書
処理プログラム13が実行されるようになっている。な
お、文書処理プログラム13はフロントエンドとしてか
な漢字変換プログラム等を用いる。
【0035】図1のパーソナルコンピュータ10は、図
2に示すように、CPU14、主メモリ15、外部記憶
装置16、キーボード17、CRT18、マウス装置1
9等を有している。文書処理装置は文書処理プログラム
10として実現されている。なお、この実施例の文書処
理プログラム13は外部記憶装置16や通信装置(図示
しない)を介してインストールすることができる。16
aはインストールに用いる記録媒体である。
【0036】図3は、文書処理プログラム13が実行す
る機能を便宜上機能ブロックとして示すものであり、こ
の図において、キーボード17やマウス装置19からの
イベント例えば、キー入力やクリック処理、マウス装置
19の移動量入力がイベントインタープリタ20に入力
される。イベントインタープリタ20はイベントに応じ
て編集機能部21およびスクロール機能部22を起動す
る。編集機能部21には文字コードや制御コードの挿
入、削除がある。制御コードにより、種々の文字修飾を
行うこともできる。文書ファイルは外部記憶装置16
(図2)からなるファイルシステム23に記憶されてい
る。ファイルシステム23はページングシステムを含
み、その一部を主メモリ15に保持する。したがって、
文書ファイルの編集時には文書ファイルの全部または一
部が主メモリ15に保持される。スクロール機能部22
は文書ファイルの編集位置を指示して編集位置を含む文
書ファイルの一部を規定するものである。すなわち編集
ウインドウを規定する。フィルタ24はスクロール機能
部22で規定されるウインドウに含まれる、ファイルの
一部を主メモリ15から取り出して編集バッファ25に
記憶させる。先の編集機能部21はこの編集バッファ2
5のデータを操作する。そして編集バッファ25の内容
は表示機能部26により取り出され、CRT18に表示
される。また座標系指定部27はイベントハンドラ20
から座標系指定の情報を受け取り、フィルタ24のウイ
ンドウ定義パラメータを設定する。
【0037】なお、この例では、編集バッファ25の内
容を表示機能部26で表示するようにしたが、編集バッ
ファ25のほかに表示用のバッファを設けてこの表示用
のバッファの内容をCRT18で表示させるようにして
もよい。
【0038】図4は、編集機能部21を詳細に説明する
ものであり、この図において、編集機能部21はレコー
ド生成部21a、レコード削除部21b、レコード更新
部21c、属性付与部21d等からなっている。
【0039】図5は、この実施例で扱う文書ファイルを
示すものである。図5において、文書ファイル30はリ
スト構造をしており、先頭に文書のファイル名や書式等
を示す文書情報31が配置される。こののち、文字情報
レコード32が入力順に連結されていく。文字情報レコ
ード32は2バイトのJISの文字コード情報(漢字、
かな、アルファベット、記号を示す)32aと、2バイ
トの座標位置情報32bと、文字属性情報32cとを含
んでいる。文字コード情報は通常の文字のコードの他
に、色等の属性、物質の属性等を表わすコードを含むよ
うに拡張されている。色の「文字コード情報」により指
定座標をその色でペイントするようにできる。また、物
質の属性を利用して造形を行うことができる。例えば、
二次元または三次元の座標系の位置に物質の属性例え
ば、鉄、銅の材料識別子を入力してなるファイルを用い
て、二次元または三次元の造形を行える。造形には、本
件出願人が提案した造形装置(特願平8−186369
号)を用いることができる。なお、「文字コード情報」
として通常の文字コードと同様に用いられる「属性」
は、当該座標位置の属性であり、文字のサイズ、色等、
文字の属性を規定する「文字属性情報」32cとは別の
ものである。
【0040】文書情報に含まれる書式(座標系)と2バ
イトの座標位置情報により対応する文字の出力位置が決
定される。座標系がM行、N列である場合に、座標位置
情報の値がzであるとすると、文字の出力位置(m、
n)は次のように決定される。
【0041】
【数1】m=[ z/N ] ただし[ ]は整数部分を表わす。
【0042】n=z mod N ただし modは剰余を表わす。この様子を図7に示
す。
【0043】図6は、属性情報のフォーマットを示す。
この図において属性情報32cは文字のサイズ、傾き、
上下位置調整、左右位置調整等を含んでいる。サイズや
傾きは絶対値でも、相対値(デフォルト値に対する相対
値)でもよい。
【0044】図8は、主メモリ15のデータと、編集バ
ッファ25のデータの関係を示すものである。すなわ
ち、主メモリ15に記憶されている文字情報レコード3
2のうちフィルタ24で選択される情報すなわち編集ウ
インドウに表示される情報(図8でハッチングで示す)
のみが編集バッファ25に供給される。これは文字情報
レコードの座標位置情報により選択することができる。
編集バッファ25の情報は順次に取り出され表示機能部
26のキャラクタ発生器26aでドットデータに変換さ
れ表示機能部26のビデオメモリ26bに記憶される。
ビデオメモリ26bのドットデータはCRT18の走査
順に読み出されてCRT18に表示される。
【0045】つぎに具体的な処理について説明する。
【0046】まず、通常の入力について説明する。図9
は編集画面の一例を示す。図9において、編集画面に
は、カーソルC、マウスポインタMが表示され、また現
在のページや行、列、編集モード等が表示される。原稿
用紙の桝目が表示されてもよい。ここで、「文書処理」
という文字を縦方向に順に入力していく場合を図10に
示す。まず文書の入力方向を指定する。希望する入力方
向がデフォルト値である場合には入力する必要がない。
入力方向は、上から下の他に、左から右、右から左、下
から上の方向も選択できる。斜め方向を指定することも
できる。複数行にわたる文字を入力していく場合には、
行の並び方向も指定する。こののち、マウス装置19や
キーボード17の矢印キーを用いて入力開始位置(x
1,y1)を特定する。入力開始位置はカーソル表示さ
れる。なお、この例では、入力開始位置を表示するカー
ソルCのほかにマウスの指示位置を表示するマウスポイ
ンタMを用いている。マウス装置19を用いて入力開始
位置を指定する場合には、マウスポインタを目的の位置
まで移動させ、この後、例えばクリック処理を行えばよ
い。そうするとカーソルが目的位置まで移動する。矢印
キーは直接にカーソルを移動させることができる。この
のち、「文」、「書」、「処」、「理」を入力する。こ
うすることにより図11に示すように文書ファイルが生
成される。なお、以上の文字入力の処理は編集機能部2
1のレコード生成部21aが文字情報レコード生成の指
示をイベントインタープリタ20から受けとって行う。
【0047】文書を他の方向に入力していく場合も同様
に処理できることは明らかである。図10では、同様
に、入力開始位置(x2,y2)から横方向に「二次元
配置」という文字を入力している。また、1つ1つの文
字の傾きを指定することもできる。図では「文」という
文字が時計周り方向に45度回転させられている。この
回転の指定は、編集機能部21の属性付与部21dが回
転の属性指定をイベントインタープリタ20から受け取
って行う。その他の属性指定も同様に行われる。
【0048】なお、文字を入力する場合に、入力文字を
飛び飛びに配列させたり(ブランク文字を挿入したり、
文字位置を飛び飛びの位置に指定する等の必要なしに行
う)、一行おきに文字入力をしたりする指定を行えるよ
うにしてもよい。
【0049】また、文字入力を所定の行に沿って入力し
ていく際に、文字入力がその行端に達したら、その下の
行または上の行に沿ってさらに入力していくというモー
ドを採用せずに、行端以降には入力が行われないように
してもよい。
【0050】また、以上では、文字入力の方向や態様
(入力モード)について種々のものを説明したが、この
発明の基本的な入力態様は1の座標位置と1の文字を特
定するというものである。したがって、入力位置を1つ
1つ指定しながら1つ1つの文字を入力できることはも
ちろんである。種々の入力モードはこのような基本的な
入力態様に付加的な機能として加えられたものである。
【0051】また、一連の文字入力と、それに対応する
位置指定とを別々に行ってもよい。例えば、所定の文字
入力領域に「文書処理」を入力し(この時点では文字ス
トリームとしてしか扱われない)、この後、マウス19
を用いて図10のストロークaやストロークbに示すよ
うに、文字入力位置を決定し、そこに「文書処理」を配
置するようにしてもよい。この場合、ストロークa、b
の形状や位置をグラフィック操作のように変更できるよ
うにして(変更操作のタイミングは、文字をストローク
に沿って配置させる前に行うようにしてもよいし、後で
行うようにしてもよい)、文字配置の自由度を向上させ
るようにしてもよい。もちろん、図12に示すように、
文字入力領域(例えば、矩形や丸の領域)とその中での
文字入力方向(横、縦の一方向または交互の方向、渦巻
きに沿うような方向)との双方を指定し、その後、一連
の文字入力を行ってもよい。
【0052】つぎに文字の削除について説明する。例え
ば、図10の「文書処理」のうち「処理」を削除する場
合を考える。この場合、まずマウス装置19や矢印キー
を用いて削除範囲を指定する。指定した位置の文字情報
レコードを検索してその情報を消去する。なお、表示機
能部26が文字入力情報を、その入力された順番で、ビ
デオメモリ26bを上書きしていく場合には、単にブラ
ンクコードを削除位置に入力すれば文字情報レコードの
削除と同等のことが行える。以上の削除の処理は編集機
能部21のレコード削除部21bが文字情報レコード削
除の指示をイベントインタープリタ20から受けとって
行う。
【0053】文字を上書き(更新)する場合には、例え
ば、「文書処理」の「処理」を「編集」に修正する場合
には、文字情報レコードの文字コード情報を更新すれば
よい。この処理は、編集機能部21のレコード更新部2
1cが文字情報レコードの更新の指示をイベントインタ
ープリタ20から受けとって行う。また、文字の更新は
上記の削除の処理と入力の処理とをあわせて行うように
してもよい。この場合も、入力された順番で表示機能部
26がビデオメモリ26bを更新していく場合には、単
に新たな文字を入力するだけよい。
【0054】文字を挿入する場合に、例えば、「文書処
理」を「文書画像処理」にする場合には、「処理」を範
囲指定して「処」および「理」の文字入力情報の座標情
報を修正し、さらに「画像」を入力すればよい。
【0055】この場合、挿入により位置がシフトする1
文字または一連の文字を範囲指定するのでなく、挿入位
置の右側、左側、上側、下側等、位置がシフトする文字
のある方向を指定したもよい。たとえば、右側を指定す
ると、右側の文字から続く一連の文字が挿入文字数文だ
けシフトする(つぎの行に移行するものもある)。行末
にブランクがある場合には、そのブランクも移動するよ
うにしてもよいし、設定によっては、挿入文字数だけブ
ランクを削除してもよい。この場合、次の行以降は以前
のままに保持される。
【0056】ここで、挿入について整理すると、挿入に
はつぎの2つがある。
【0057】文書全体に挿入の効果を波及させる。例
えば、挿入により一方の方向例えば右方向に挿入の効果
が波及する場合には、その右方向に並ぶ文字のシーケン
スを壊さないように、挿入点の右側に並ぶ文字のコード
の座標位置を変化させる。この結果、文字は加入文字数
だけ右側に移動する。行端の文字はつぎの行の左端に移
動するようになる。同様に、左側に挿入の効果が波及す
るようにしてもよいし、上方向、下方向に波及するよう
にしてもよい。また一方向でなく、左右の双方向(図1
5)や上下の双方向に均等に、あるいは所定の割合で挿
入の効果が波及してもよい。また中央寄せ等、行または
パラグラフにおけるバランスを考慮した挿入効果の波及
の割り当てを行うようにしてもよい。 挿入しようとする個所を含む、文書の一部範囲にのみ
挿入の効果を波及させる。例えば、挿入により一方の方
向例えば右方向に挿入の効果が波及する場合には、その
右方向に並ぶ一部の範囲の文字のシーケンスを壊さない
ように、挿入点の右側に並ぶ文字のコードの座標位置を
変化させる。
【0058】の場合には、図13に示すようになる。
の場合には図14に示すようになる。この場合、ブラ
ンクを含む行までの範囲(破線で示す)を自動的に変更
波及領域として認識してもよい。また領域をユーザが変
更波及領域として指定してもよい。この場合、図15に
示すように、破線のような領域指定を行うと、多様な挿
入処理が行える。このような波及効果の仕方の選択や波
及領域の指定は削除についても同様に行える。
【0059】つぎに、文字の属性に関連する動作につい
て説明する。編集機能部21の属性付与部21dは、イ
ベントインタープリタ20から属性付与の指示を受ける
と文字情報レコードに属性情報を付与し、または属性情
報を更新する。図16は、指定した調整量dy、dxだ
け、文字位置(文字の表示領域を矩形で示す)を移動さ
せる場合を示す。移動後の文字位置を破線で示す。また
図17は、デフォルト値Dの相対値Aで文字サイズを変
更する場合を示す。Aは1より小さくても大きくてもよ
い。文字イメージのうち、はみ出た部分は上書きされ、
消されることがある。図18はサイズを1/4とし文字
位置調整を文字幅および文字高の1/4だけ右上にとっ
たものである。これを組み合わせると、図19のように
1桝に4文字表示させることができる。この例では、座
標位置情報は同一で、文字位置調整の属性を異ならせて
いる。
【0060】文字位置調整を行えば、予め定められた
縦、または横の行の長さの中に任意の文字を均等割する
ことができる。例えば、図20に示すように、文字数が
異なる複数の俳句を長さをそろえて表示させることがで
きる。もちろん、以上の属性を反映するプリンタを用い
れば長さを揃えて印刷することができる。
【0061】また、1または複数の文字や記号のコピー
や貼り付けを通常のワードプロセッサと同様な処理(ド
ラッグ・アンド・ドロップ処理でもよい)で行うことが
できる。図21は複数の罫線文字を貼り付ける例を示し
ている。当初のファイルを図22(a)に示す。まず貼
り付ける罫線文字を指定する。そして、これを図示しな
いコピーバッファにストアする。コピーされた情報は図
22(b)に示すものである。つぎに貼り付け位置を指
定する。移動する量を計算しコピーバッファの情報の座
標情報を変更して編集バッファ25にストアする。主メ
モリ15にも同様にストアする。貼り付け処理により文
書ファイルは図22(c)に示すようになる。
【0062】なお、以上の処理に際し、図23に示すよ
うな種々の操作をあわせて行うようにしてもよい。図2
3(a)では回転操作、(b)では面積を保持した上で
の変形操作、(c)ではブランクで調整を行う変形操
作、(d)では拡大・縮小操作を行っている。もちろ
ん、以上の操作を同時に指定してもよい。
【0063】つぎに文書ファイルの他の構成例について
述べる。上述実施例では入力順に文字情報レコードを連
結して文書ファイルを構成したが(図5)、座標系すべ
てをカバーする記憶ロケーションを確保し、すなわち座
標位置と記憶ロケーションとをマッピングさせ、座標位
置に対応する記憶ロケーションに、座標位置の文字を表
わすレコードをストアするようにしてもよい。この場
合、文字入力に応じて、座標位置に対応する記憶ロケー
ションの文字コードを変更する。文字がない座標の記憶
ロケーションには文字コード情報ではなく、空が記憶さ
れる。空を表わすコードは特別のものを用意してもよい
し、ブランクコードを流用してもよい。
【0064】例えば、20行、20桁の座標の場合、図
24に示すように400の記録ロケーションが確保され
る。そして、文字が入力されるたびに座標位置が記録ロ
ケーション位置に変換され、変換結果の記録ロケーショ
ンに入力文字情報が記録される。図24は、図4のファ
イルとの対応関係も示す。
【0065】つぎに、ファイルの変換について説明す
る。この実施例で用いる文書ファイルにおいては、文字
情報自体が座標位置に関連付けられている。そこでこれ
を座標構造ファイルと呼ぶ。座標構造ファイルのうち、
図4で説明したファイルは、文字情報と座標位置情報と
を含んでレコードとしており、座標付きレコードファイ
ルと呼ぶことにする。図24で説明した他の座標構造フ
ァイルは、座標にマッピングされた記憶ロケーションの
レコードに文字情報を記憶するのものであり、座標マッ
ピングファイルと呼ぶことにする。他方、従来の文書フ
ァイルは座標位置と無関係な連続した(基本的には発声
した順番に連続する)文字情報からなるファイルであ
り、これをストリーム構造ファイルと呼ぶ。
【0066】図25は座標付きレコードファイルを座標
マッピングファイルに変換する装置を示す。この装置
は、実施例の文書処理装置(プログラム)に一体に構成
されてもよく、また他の装置(プログラム)と一体に構
成されてもよく、また、単体の装置(プログラム)とし
て提供されてもよい。以降、説明するファイル変換装置
も同様である。図25において、座標付きレコードファ
イルのレコードは、ソート部36で座標位置の順にソー
トされる。この場合、線順次の順番でソートされる。縦
方向の線順次か横方向の線順次かは指定できる。書き込
み部37はソートされたレコードを順に受け取り、レコ
ードの座標位置に対応するメモリアドレスに文字情報を
書き込んでいく。すべてのレコードを書き込むと座標マ
ッピングファイルが生成される。
【0067】図26は、座標マッピングファイルを座標
付きレコードファイルに変換する装置を示す。読み出し
部38はアドレス順にメモリから文字情報を読み出す。
さらに位置情報付加部39は、読みだしアドレスから位
置情報を生成し、これを文字情報に付加して座標付きレ
コードを生成する。空の文字情報が入っているアドレス
についてはレコードを生成しない。なお、設定に応じて
は、ブランクコードが入っているアドレスも空のアドレ
スと同様に扱い、レコードを生成しないようにしてもよ
い。このレコードを順次連結して座標付きレコードファ
イルが生成される。
【0068】図25および図26の装置により、座標付
きレコードファイルを座標マッピングファイルに変換
し、また、その逆の変換も行える。
【0069】図27は座標付きレコードファイルをスト
リーム構造ファイルに変換する装置を示す。図27にお
いて、座標付きレコードファイルのレコードは、ソート
部40で座標位置の順にソートされる。この場合も、線
順次の順番でソートされる。縦方向の線順次か横方向の
線順次かは指定できる。ブランク挿入部41はレコード
の間に必要なだけブランクレコードを挿入する。必要な
数は、先行レコードと後続レコードの座標値の差分であ
る。こうしてストリーム構造のファイルが生成される。
なお規則処理部42により行末のブランクコードを改行
コードに変換するようにしてもよい。
【0070】図28は、ストリーム構造ファイルを座標
付きレコードファイルに変換する装置を示す。図28に
おいて、座標位置計算部43が、ストリーム構造ファイ
ルのレコードの表示画面における座標位置を計算する。
そしてレコードに座標位置情報を付加する。この後、改
行コード削除部44が改行コードを削除する。また、ブ
ランクコード削除部45がブランクコードを削除し座標
構造ファイルとして出力する。
【0071】図27および図28の装置により、通常の
ストリーム構造のファイルをこの実施例の座標付きレコ
ードファイルに変換し、また、その逆の変換も行える。
【0072】図29は、座標マッピングファイルをスト
リーム構造ファイルに変換する装置を示す。図29にお
いて、読み出し方向指定部46は座標マッピングファイ
ルからの読み出し方向を指定するものである。図30に
示す指定においては、左から右に読み、順次下の行に移
行する。この読み出し方向の指定は、例えば、読み出す
文字をマウス等でなぞるようにし、なぞった部分の文字
情報をなぞった順番で連結していくようにできる。この
場合、縦方向になぞったり、横方向になぞったり、斜め
方向になぞったり、表示される内容に応じて任意の方向
(複数の方向が混在する場合も含む)で文字情報を連結
できる。また、文書全体について一括して読み出し方向
を指定することもでき、さらに範囲指定した範囲ごとに
読み出し方向を指定することもできる。所定範囲または
全文の読み出し方向の指定する場合も、マウス等を用い
ることができる。例えば、左から右のストロークでまず
なぞり、つぎにその下方位置で同様に左から右のストロ
ークでなぞると、左から右方向に並ぶ文字を上から下の
行の並びで読み出すことになる。もちろん、ストローク
で指定するにはその他の種々の規則を採用できる。例え
ば、第1回目のストロークが行における文字情報の方向
を指定し、第2回目のストロークが行の並び方向を指定
するようにもできる。また、行における文字の読み出し
方向を相前後する行で逆にするようにしてもよい。
【0073】読み出し部47は指定された読み出し方向
で座標マッピングファイルからレコードを読み出してス
トリーム構造ファイルに連結していく。この場合、空の
アドレスに対応してブランクコードを生成する。また規
則処理部48により、行末に対応する1または一連のブ
ランクは改行コードに変換してもよい。
【0074】図31はストリーム構造ファイルを座標マ
ッピングファイルに変換する装置を示す。図31におい
て、配列指定部49は文字をどのように配列するかを指
定する。行数、桁数、行における文字の方向、行の並び
の方向を指定する。読み出し部50は一行ずつレコード
を読み出す。この読み出しはストリーム構造ファイルの
レコードがすべて処理しおわるまで行う。マッピング部
51は、座標位置と記憶ロケーションとのマッピング規
則に基づいて文字情報を記録し、座標マッピングファイ
ルを構成する。この際、改行コードやブランクコードは
削除される。したがって、改行コードやブランクコード
に対応するアドレスには空(初期状態)が記録されてい
る。
【0075】図29および図31の装置により、通常の
ストリーム構造のファイルをこの実施例の座標マッピン
グファイルに変換し、また、その逆の変換も行える。
【0076】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものだはなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
することが可能である。例えば、上述実施例において、
文字入力順を無視できる場合には、必要に応じて座標付
きレコードファイルを座標情報に応じてソートするよう
にしてもよい。また同一の位置に後から文字が入力され
たときには、先に入力された同一位置の情報を文書ファ
イルから適宜削除するようにしてもよい。
【0077】また、上述実施例では基本的に二次元の文
字配列を考慮したものであるが、一次元または3次元以
上の文字配列を採用することもできる。例えば、3次元
にすると、二次元のページまたはカードを順番に重ねる
ような処理を行える。この際、ページまたはカードの所
定位置(行)の情報でページ(カード)をソートすれ
ば、ページ(カード)ごとの内容を整理できる。また、
整理した上で、あるいは整理せずに、所定行(例えば見
出しに相当する部分)の情報を取り出し、目次を生成す
ることができる。
【0078】また、上述の実施例においては、文字のサ
イズや、位置調整の情報を用いるようにしているが、こ
のような情報を用いるときに、文字にかえて座標位置の
色属性を指定すれば、ドット単位の描画処理に類似した
処理を行える。たとえば、図32では、4つの桝目をそ
れぞれ16(4×4)分割し、所定の分割領域に色の属
性を文字コードに代えて入力し、所望のグラフィカルな
マークを表示するようにできる。また、図33に示すよ
うに、64(8×8)分割の領域に色の属性を付与して
もよい。もちろん、1桝目単位に属性を割り当てて図3
4のような表示をおこなってもよい。もちろん、文字コ
ードを付与し、その文字の色または背景の色の属性の指
定により、グラフィカルなマーク等を表示するようにし
てもよい。
【0079】また、上述の座標付きレコードファイルを
複数組み合わせて1つのファイルとして扱うようにして
もよい。例えば、図35(a)にしめすように4つのフ
ァイルを組み合わせて1つのファイルとしてもよい。こ
の場合、位置的に2つ以上の構成ファイルが重なる場合
には一方の構成ファイルが上書きされる。図35
(b)、(c)は重なる場合に下側の構成ファイルのテ
キストがフローして見えるようにしたものである。この
場合には下側のファイルの位置情報を変更する必要があ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、空間的な配置を考慮した文字入力を簡単に行うこと
ができる。またデータ構造も空間的な配置をその要素と
して有するものであるため、異なるシステムの共通のプ
ラットフォームとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の実施環境を示すブロック
図である。
【図2】 上述実施例のハードウェア構成を説明するブ
ロック図である。
【図3】 上述実施例の機能を説明するブロック図であ
る。
【図4】 上述実施例の編集機能部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 上述実施例の文書ファイルを説明する図であ
る。
【図6】 上述実施例の属性情報の例を示す図である。
【図7】 上述実施例の座標系と文字位置との関係を説
明する図である。
【図8】 上述実施例の主メモリ15のデータと編集バ
ッファ21のデータとの関係を示す図である。
【図9】 文字入力画面の例を示す図である。
【図10】 上述実施例における文字入力を説明する図
である。
【図11】 図8の文字入力により生成された文書ファ
イルを説明する図である。
【図12】 文字入力の方向の指定を説明する図であ
る。
【図13】 文字の挿入について説明する図である。
【図14】 文字の挿入について説明する図である。
【図15】 文字の挿入について説明する図である。
【図16】 文字の位置調整の属性を説明する図であ
る。
【図17】 文字のサイズの属性を説明する図である。
【図18】 文字の位置調整とサイズをともに規定して
1/4の文字を桝目の左上に配置した図である。
【図19】 一桝に4つの文字を配置した例を示す図で
ある。
【図20】 複数の俳句を同じ長さで配置する例を示す
図である。
【図21】 罫線記号の貼り付け例を説明する図であ
る。
【図22】 貼り付け処理を説明する図である。
【図23】 貼り付け処理にあわせて行える操作を説明
する図である。
【図24】 文書ファイルの他の構造を説明する図であ
る。
【図25】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図26】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図27】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図28】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図29】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図30】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図31】 文書ファイル変換装置を説明する図であ
る。
【図32】 上述実施例の変形例を説明する図である。
【図33】 上述実施例の変形例を説明する図である。
【図34】 上述実施例の変形例を説明する図である。
【図35】 上述実施例の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
17 キーボード 18 CRT 19 マウス装置 20 イベントインタープリタ 21 編集機能部 22 スクロール機能部 23 ファイルシステム 24 フィルタ 25 編集バッファ 26 表示機能部 27 座標系指定部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の座標系にしたがって表示画面にお
    ける位置を特定する手段と、 特定された位置に表示されるべき文字記号を入力する手
    段と、 上記入力された文字記号の識別子を、上記特定された位
    置に関係付けて記憶する手段と、 上記記憶手段の記憶内容にしたがって上記表示画面に上
    記文字記号を表示する手段とを有することを特徴とする
    文書処理装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶する手段は、上記入力された文
    字記号の識別子と、上記特定された位置の識別子とを記
    憶する請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶する手段は、上記特定された位
    置に対応する記憶位置に上記入力された文字記号の識別
    子を記憶する請求項1記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 上記座標系は縦方向および横方向の2次
    元座標系とする請求項1、2または3記載の文書処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記座標系を指定する手段を有する請求
    項1、2、3または4記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】 上記座標系の指定は、ページのサイズお
    よび上記ページに含まれる行数および列数の指定により
    行われる請求項5記載の文書処理装置。
  7. 【請求項7】 文字記号の上記表示画面における入力方
    向を指定する手段を有する請求項1、2、3、4、5ま
    たは6記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 上記入力される文字の属性を指定する手
    段を有する請求項1、2、3、4、5、6または7記載
    の文書処理装置。
  9. 【請求項9】 上記属性は入力される文字の表示画面に
    おける傾きを含む請求項8記載の文書処理装置。
  10. 【請求項10】 上記属性は文字のサイズを含む請求項
    8または9記載の文書処理装置。
  11. 【請求項11】 上記属性は文字位置の調整量を含む請
    求項8、9または10記載の文書処理装置。
  12. 【請求項12】 上記座標系の指定および上記記憶手段
    の記憶内容の少なくとも一部にしたがって、上記文字記
    号を印刷する手段を有する請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10または11記載の文書処理装置。
  13. 【請求項13】 上記座標系の指定および上記記憶手段
    の記憶内容の少なくとも一部を伝送する手段を有する請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
    または12記載の文書処理装置。
  14. 【請求項14】 1または複数の位置情報を指定する手
    段と、 上記指定された位置情報に基づいて上記記憶されている
    文字記号の識別子を読み出す手段と、 上記読み出された文字記号の識別子を、上記指定された
    位置情報を所定の規則にしたがって変更した位置情報に
    関連付けて記憶する手段とを有する請求項1記載の文書
    処理装置。
  15. 【請求項15】 所定の座標系にしたがって表示画面に
    おける位置を特定するステップと、 特定された位置に表示されるべき文字記号を入力するス
    テップと、 上記入力された文字記号の識別子を、上記特定された位
    置に関係付けて記憶装置に記憶するステップと、 上記記憶装置の記憶内容にしたがって上記表示画面に上
    記文字記号を表示するステップとをコンピュータに実行
    させるのに用いる文書処理用コンピュータプログラム製
    品。
  16. 【請求項16】 文字記号の識別子と、上記文字記号の
    所定の座標系における座標位置の識別子とを含む第1の
    ファイルを、座標位置と記憶位置との関係を規定する情
    報と上記情報に基づいて所定の記憶装置に記憶される文
    字記号情報とからなる第2のファイルに変換する装置に
    おいて、上記座標位置の識別子に基づいて上記所定の記
    憶装置に上記文字記号の識別子を書き込むことを特徴と
    するファイル変換装置。
  17. 【請求項17】 座標位置と記憶位置との関係を規定す
    る情報と上記情報に基づいて所定の記憶装置に記憶され
    る文字記号情報とからなる第2のファイルを、文字記号
    の識別子と、上記文字記号の所定の座標系における座標
    位置の識別子とを含む第1のファイルに変換する装置に
    おいて、上記第2のファイルの記憶位置から上記座標系
    の座標位置を算出し、上記記憶位置に記憶されている文
    字記号の識別子と上記座標位置の識別子とを結合して上
    記第1のファイルを生成することを特徴とするファイル
    変換装置。
  18. 【請求項18】 文字記号の識別子と、上記文字記号の
    所定の座標系における座標位置の識別子とを含むを第1
    のファイルを、座標系と無関係に一連の文字記号情報を
    連結してなる第3のファイルに変換するファイル変換装
    置において、上記所定の座標系における上記第1のファ
    イルの文字記号の表示配列を保持するための補充用文字
    記号を挿入して上記第3のファイルを生成することを特
    徴とするファイル変換装置。
  19. 【請求項19】 上記補充用文字記号はブランク記号お
    よび改行記号とする請求項18記載のファイル変換装
    置。
  20. 【請求項20】 座標系と無関係に一連の文字記号情報
    を連結してなる第3のファイルを、文字記号の識別子
    と、上記文字記号の所定の座標系における座標位置の識
    別子とを含むを第1のファイルに変換するファイル変換
    装置において、上記第3のファイルの文字記号情報と、
    当該文字記号情報を上記所定の座標系に表示したときの
    座標位置の識別子とから上記第1のファイルを生成する
    ことを特徴とするファイル変換装置。
  21. 【請求項21】 上記第3のファイルに含まれる改行記
    号情報を削除する請求項20記載のファイル変換装置。
  22. 【請求項22】 上記第3のファイルに含まれるブラン
    ク記号情報のうち、上記第3のファイルの他の文字記号
    情報の上記所定の座標における表示に影響を与えないも
    のを削除する請求項20または21記載のファイル変換
    装置。
  23. 【請求項23】 座標位置と記憶位置との関係を規定す
    る情報と上記情報に基づいて所定の記憶装置に記憶され
    る文字記号情報とからなる第2のファイルを座標系と無
    関係に一連の文字記号情報を連結してなる第3のファイ
    ルに変換するファイル変換装置において、上記記憶装置
    からの読み出しを行う順番を指定し、この指定した順番
    で上記第2のファイルの文字記号情報を読み出して上記
    第2のファイルを生成することを特徴とするファイル変
    換装置。
  24. 【請求項24】 座標系と無関係に一連の文字記号情報
    を連結してなる第3のファイルを、座標位置と記憶位置
    との関係を規定する情報と上記情報に基づいて所定の記
    憶装置に記憶される文字記号情報とからなる第2のファ
    イルに変換するファイル変換装置において、座標位置と
    記憶位置の関係を入力し、上記入力された関係に基づい
    て上記所定の記憶装置に上記第3のファイルの文字記号
    情報を記憶させることを特徴とするファイル変換装置。
  25. 【請求項25】 所定の座標系にしたがって表示画面に
    おける位置を特定する手段と、 特定された位置に表示されるべき記号を入力する手段
    と、 上記入力された記号の識別子を、上記特定された位置に
    関係付けて記憶する手段と、 上記記憶手段の記憶内容にしたがって上記表示画面に上
    記記号を表示する手段とを有することを特徴とする記号
    群処理装置。
  26. 【請求項26】 上記特定された位置に記号を入力する
    手段は、上記特定された位置の属性を入力する請求項2
    5記載の記号群処理装置。
  27. 【請求項27】 上記位置の属性は色とする請求項26
    記載の記号群処理装置。
  28. 【請求項28】 上記位置の属性は物質の材料に関する
    属性とする請求項26記載の記号群処理装置。
  29. 【請求項29】 上記位置の属性は音に関する属性とす
    る請求項26記載の記号群処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071754A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Sharp Corp 編集装置、編集装置の制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071754A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Sharp Corp 編集装置、編集装置の制御方法

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