JP2911479B2 - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフッ素変性シリコーン化合物を外相に含有し
耐水、耐汗、耐皮脂性に優れ使用感触や安定性が良好な
乳化組成物に関する。さらに詳しくは化粧料および医薬
品の基剤として有用な耐水、耐汗、耐皮脂性に優れ、も
ちがよく安定性の良好な乳化組成物を提供するものであ
る。
[従来の技術] 従来油中水型乳化組成物は流動パラフィンやスクワラ
ンなどの炭化水素系のものが多く知られ、これらは肌表
面をオイル膜でカバーし水分蒸発を防ぐことから肌荒れ
などに効果があると考えられ、フェーシャル製品でトリ
ートメント効果の高い製品として市場に出されている。
また、メーキャップ製品においては、撥水性に優れ、化
粧くずれが少ないなどの効果を有することから市場に出
されている。一方、油相成分としてシリコーン油はなめ
らかな使用性を持ち撥水性に優れていることから特にジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン
が多用されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサンを用いたものよりさらに耐水、耐皮
脂性に優れ、もちのよい乳化系を得ることは強く要望さ
れているにもかかわらず、得られていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、こうした事情にかんがみ鋭意検討した
結果、フッ素変性シリコーン化合物を配合した外相と、
水および/またはアルコールを含有した内相と特定の親
油性界面活性剤を用いることにより、もちがよく化粧料
または医薬品の基剤として使用した際に良好な耐水、耐
汗、耐皮脂性をもつ乳化組成物が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は(A)下記一般式[I]で示される
フッ素変性シリコーン化合物の一種または二種以上を含
有する外相と(B)水および/またはアルコールとを含
有する内相と(C)親油性界面活性剤と(D)アミノ
酸、アミノ酸塩類、多糖硫酸塩類、単糖硫酸塩類、オキ
シ酸およびオキシ酸塩類から選ばれる一種または二種以
上、または水膨潤性粘土鉱物と第4級アンモニウム塩型
カチオン界面活性剤との組み合わせを含有することを特
徴とする肌用乳化組成物である。
(式[I]中n、mは平均数で、nは1〜150、mは0
〜150の数である。aは0〜5の整数であり、Rfは炭素
数1〜8のパーフロロアルキル基を表わす。) 以下に、本発明の構成について詳述する。
従来耐水、耐汗、を高める目的をもちられてきたジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンは
耐油、耐皮脂性については必ずしも良いものではなかっ
た。本発明で用いられるフッ素変性シリコーン化合物は
下記一般式[I]で示されるジメチルポリシロキサンに
フルオロアルキル基を導入することにより耐油、耐皮脂
性が高められる。
(式[I]中n、mは平均数で、nは1〜150、mは0
〜150の数である。aは0〜5の整数であり、Rfは炭素
数1〜8のパーフロロアルキル基を表わす。) 本発明で用いられるフッ素変性シリコーン化合物はn
の割合によって耐油性を付与するためには、n/(n+
m)が0.05〜1であることが好ましく、フッ素変性率が
高いと、耐油性は高くなるが他の油分との相溶性が悪く
なるため、0.1〜0.8がより好ましい。Rfは炭素数1〜8
のパーフロロアルキル基であり直鎖でも分枝していても
よい、たとえばトリフロロメチル、ペンタフロロエチ
ル、ヘプタフロロプロピル、ノナフロロブチル、ヘプタ
デカフロロオクチルなどがあげられる。これらは次に挙
げるような市販品として入手することができる。すなわ
ちフッ素変性シリコーン化合物を例示すると信越化学工
業(株)製のX−22−819、X−22−820、X−22−82
1、X−22−822、FL−100、トーレシリコーン(株)製
のFS1265等をあげることが出来る。
本フッ素変性シリコーン化合物の配合量は乳化組成物
の1〜95%の範囲で配合可能であるが、特に好ましくは
5%以上である。
本発明の構成として重要なのは本フッ素変性シリコー
ン化合物の耐水、耐汗、耐油、耐皮脂性を生かした乳化
組成物を得たことにある。
本発明で用いられる親油性界面活性剤は、通常化粧料
に用いられる親油性界面活性剤であれば特に問題ない
が、好ましくは以下のものがよい。すなわち、脂肪酸の
炭素数14〜22のソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビ
タンジ脂肪酸エステル、グリセリルモノ脂肪酸エステ
ル、グリセリルジ脂肪酸エステル、アルキル基の炭素数
14〜22のグリセリルモノアルキルエーテル、グリセリル
ジアルキルエーテル、POE付加硬化ヒマシ油(付加モル
数2〜8)、重合度2〜10のポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリンアルキルエーテルと一般式
[1]、[2]、[3]、[4]で示されるポリオキシ
アルキレン変性オルガノポリシロキサンの一種または二
種以上の混合物が用いられる。
ここでポリオキシアルキレン基5%以下の場合、シリ
コン油に溶解して十分な効果が得られず、40%以上にな
ると親水性が増大し好ましくない。また、分子量が2000
以下では乳化組成物が不安定化して好ましくない。本発
明の実施にあたっては、これらの活性剤のうち一種また
は二種以上が任意混合して用いられる。
さらに本発明において、特にアミノ酸、アミノ酸塩
類、多糖硫酸および単糖硫酸の塩類、オキシ酸、オキシ
酸塩類のなかから選ばれる1種または2種以上を組合せ
た場合および水膨潤性粘土鉱物と第4級アンモニウム塩
型カチオン界面活性剤類を組合せた場合に、より飛躍的
に安定性が向上した。
また、本発明では内相に水および/またはアルコール
の混合溶液が用いられる。ここで、油中水型乳化組成物
または油中アルコール型乳化組成物と記載しなかったの
は、本発明の乳化組成物は内相の主成分が水である領域
からアルコールである領域にまたがっており、どちらの
表現も的確ではない。すなわち、本発明の乳化組成物は
内相の主成分が変化してももちがよく、良好なものであ
って使用する際に振盪するタイプの乳化組成物であれば
そのままでもよく、安定性を向上させたいのであれば、
アミノ酸、アミノ酸塩類、多糖硫酸および単糖硫酸の塩
類、オキシ酸、オキシ酸塩類を配合することによって内
相のアルコール量に関して幅広い領域で十分に安定な乳
化組成物を得た。
また、さらに本発明の乳化組成物はアルコールを多量
に配合しても耐水、耐汗、耐油性に優ており、水に流れ
落ちがなくかつ低級アルコールの清涼感や多価アルコー
ルの保湿作用を応用したトリートメント効果も期待でき
る。
本発明で用いられるアミノ酸は通常知られるアミノ酸
でよく、例えばグリシン、アラニン、ヴァリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラ
ニン等のモノアミノモノカルボン酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸等のモノアミノジカルボン酸、アルギニ
ン、リジン等のジアミノモノカルボン酸およびその塩類
ピロリドンカルボン酸およびその塩類等があげられる。
本発明で用いられるアミノ酸は各種あるアミノ酸のうち
好ましくは酸性アミノ酸が用いられ特に好ましくはグル
タミン酸、アスパラギン酸、および/またはその塩類が
用いられる。本発明で用いられる多糖および単糖硫酸塩
はコンドロイチン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸等
のムコ多糖類の硫酸およびデキストラン硫酸、マルチト
ール硫酸等の多糖硫酸およびソルビトール硫酸等の単糖
硫酸のそれぞれナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノ
ールアミン塩およびアルギニン等のアミノ酸塩等の無機
または有機塩で好ましくはナトリウム塩またはカリウム
塩である。
本発明で用いられるオキシ酸およびオキシ酸塩類とし
ては、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ヒドロキシプロピオン
酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシイソ酪酸、リンゴ酸、
タートロン酸、クエン酸、イソクエン酸、酒石酸および
そのナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン塩等
を例示することができる。
本発明で用いられるアミノ酸、アミノ酸塩類、多糖硫
酸および単糖硫酸の塩類、オキシ酸、オキシ酸塩類は水
溶液として配合され、その濃度は特に好ましくは0.1%
〜20%である。本発明で用いられる水膨潤性粘土鉱物は
本発明に用いる水膨潤性粘土鉱物は、三層構造を有する
コロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種で、一般に下
記一般式 (X,Y)2〜3(Si,Al)4O10(OH)2Z1/3nH2O 但し、 X=Al,Fe III,Mn III,Cr III Y=Mg,Fe II,Ni,Zn,Li Z=K,Na,Ca で表され、具体的にはモンモリロナイト、サポナイトお
よびヘクトライト等の天然又は合成{この場合、式中の
(OH)基がフッ素で置換されたもの}のモンモリロナイ
ト群(市販品ではビーガム:バンダービルト社、クニピ
ア・サポナイト:クニミネ工業社、ラポナイト:ラポル
テ社、Smectite:日本化薬社等がある。)およびナトリ
ウムシリシックマイカやナトリウム又はリチウムテニオ
ライトの名で知られる合成雲母(市販品ではダイモナイ
ト;トピー工業(株)等がある)等である。
本発明に用いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤は下記一般式 (式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基またはベンジル
基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアルキル基、R3
とR4は炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアル
キル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフェート残
基を表す。)で表されるものである。
例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、
ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルト
リメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチル
アンモニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、
セチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルジメチルエチルアンモニウムクロリド、アラキルジメ
チルエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエ
チルアンモニウムクロリド、ミリスチルジエチルメチル
アンモニウムクロリド、セチルジエチルメチルアンモニ
ウムクロリド、ステアリルジエチルメチルアンモニウム
クロリド、アラキルジエチルメチルアンモニウムクロリ
ド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベン
ジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジ
メチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメ
チルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエ
チルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチ
ルステアリルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒド
ロキシエチルアンモニウムクロリド、および相当するブ
ロミド等、さらにジパルミチルプロピルエチルアンモニ
ウムメチルサルフェート等があげられる。
本発明の実施にあたっては、これらのうち一種または
二種以上が任意に選択される。
本発明に用いる水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤の配合量は得ようとする乳化
組成物の内相比や粘稠性に応じて調整するのであるが、
親油性界面活性剤量は乳化性に関与し、少な過ぎると乳
化性が悪くなり、水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤はその配合量が増加するに従
って粘稠が高くなる傾向がある。したがって、ポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンと水膨潤性粘
土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の
配合量は、それぞれ0.5〜20重量%、0.1〜5重量%、0.
1〜2重量%が好ましい。
本発明で用いられるアルコールは、エタノール、イソ
プロパノール等の低級アルコールおよび/または分子内
に2個いじょうのヒドロキシル基をもち、水に溶解する
多価アルコール、たとえば、ポリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マ
ルチトール等があげられる。アルコールの配合量は乳化
組成物中5〜50重量%が好ましい。
本発明で外相に配合して用いられる油分としてはフッ
素変性シリコーン化合物のほかにシリコーン油が挙げら
れる。ここで用いるシリコーン油は通常化粧料や医薬品
にもちいるものでかつフッ素変性シリコーン化合物との
相溶性が良好なジメチルポリシロキサン、ジメチルシク
ロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、高級脂肪酸変性オ
ルガノポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポ
リシロキサン、トリメチルシロキシシリケート等を例示
することができ、特に使用感触のべたつき感をなくす場
合には下記[5]、[6]の構造をもつ揮発性のジメチ
ルポリシロキサンおよびジメチルシクロポリシロキサン
を例示することができる。これらの中から一種または二
種以上または二種以上が任意に選ばれて用いられる。
また、本発明で用いられる(A)フッ素変性シリコー
ン化合物を含有する外相と(B)水および/またはアル
コールを含有する内相との混合比は、(A)に含有され
るフッ素変性シリコーン化合物量および油相成分の種類
と量、と(B)の水とアルコールの量と(C)親油性界
面活性剤の量を調整することによって良好な乳化組成物
が得られるのであるが、(A):(B)の好ましい範囲
は重量比で(A):(B)が5:1〜1:5であり、特に好ま
しい範囲は2:1〜2:7である。
また内相に配合される該水とアルコールの混合比は9:
1〜1:9が好ましく、5:1〜3:7が特に好ましい。さらに、
2:3〜3:2の混合比においては、透明乳化組成物となる領
域が出現し外観上の特徴も賦与することができる。
親油性界面活性剤の配合量は乳化組成物中に0.5〜20
%が好ましく、1〜10%が特に好ましい。
また、本発明の乳化組成物には、本発明の効果を損な
わない範囲で、通常用いられる成分を配合することがで
きる。たとえば、水相成分としてヒアルロン酸ナトリウ
ム等の保湿剤や、油相成分としてワセリン、ラノリン、
セレシン、シリコンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪
酸、高級アルコール等の固型・半固型油分、スクワラ
ン、流動パラフィン、エステル油、トリグリセライド等
の流動油分、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、非イオン性界面活性剤等の界面活性剤、ビタミン
E、ビタミンEアセテート等の薬剤、収れん剤、酸化防
止剤、防腐剤、香料、第2リン酸ナトリウム等のPH調整
剤、デキストリン脂肪酸エステル等の増粘剤、紫外線吸
収剤、タルク、カオリン、マイカ、シリカ、ケイ酸マグ
ネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、水
和酸化鉄、ヒドロキシアパタイト等の無機粉末、ナイロ
ンパウダー、ポリエチレンパウダー、ベンゾグアナミン
パウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、窒化ボロ
ン等の有機粉末、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、チタ
ン酸鉄、黄土、マンゴウバイオレット、コバルトバイオ
レット、水酸化クロム、酸化クロム、コバルトチタネー
ト、紺青、群青等の無機顔料、酸化チタンコーテッドマ
イカ、酸化チタンコーテッドタルク、魚鱗箔等のパール
顔料、タール系色素をレーキ化したものおよび天然色素
をレーキ化したものおよびこれら無機粉末、有機粉末、
無機顔料、有機顔料をシリコーン、有機化合物等で疎水
化処理されたもの等は、本発明の乳化組成物に配合可能
である。
次に、本発明による実施例を記載するが、これらは1
例にすぎず何ら本発明の範囲をせばめるものではない。
尚、実施例中の配合量は重量%である。
Aを70℃に加熱撹拌後、これをあらかじめ70℃に加熱
しておいたBに添加し乳化分散する。その後室温まで撹
拌冷却して目的の乳化組成物を得る。比較例1は実施例
1に準じて製造した。
本発明の実施例1は試作直後の状態および安定性が良
好であった。
次に従来のクリーム状乳化組成物と本発明のクリーム
乳化組成物の使用性をテストした。
Bを70℃に加熱撹拌後Cを添加し分散処理し、その
後、あらかじめ70℃に加熱しておいたA添加し乳化分散
する。その後室温まで撹拌冷却して目的の乳化組成物を
得た。比較例1、2は実施例2に準じて製造した。
パネル20名 良いと答えた人数が 15名以上○ 〃 7名〜14名△ 〃 6名以下× 従来の水中油型や油中水型乳化組成物に比べ、本発明
の乳化組成物は、使用感がさっぱりし又フィット感があ
り、汗や皮脂などにも強いものであった。
Bを70℃に加熱撹拌後Cを添加し分散処理し、その
後、あらかじめ70℃に加熱しておいたA添加し乳化分散
する。その後室温まで撹拌冷却して目的の乳化ファンデ
ーションを得る。
Bを70℃に加熱撹拌後Dを添加し分散処理し、そのつ
ぎにCを添加撹拌後あらかじめ70℃に加熱しておいたA
を添加し乳化分散する。その後室温まで撹拌冷却して目
的の乳化ファンデーションを得る。
Aを70℃に加熱撹拌後Dを添加し分散処理し、その後
Bを一部のイオン交換水に溶解して添加する。これをあ
らかじめ70℃に加熱しておいたCに添加し乳化分散す
る。その後室温まで撹拌冷却して目的の頬紅を得る。
Bを70℃に加熱撹拌後Dを添加し分散処理し、そのつ
ぎにCを添加撹拌後あらかじめ70℃に加熱しておいたA
を添加し乳化分散する。その後室温まで撹拌冷却して目
的の化粧下地を得る。
Aを70℃に加熱撹拌後Dを添加し分散処理し、その後
Bを一部のイオン交換水に溶解して添加する。これをあ
らかじめ70℃に加熱しておいたCに添加し乳化分散す
る。その後室温まで撹拌冷却して目的のサンスクリーン
を得る。
Bを70℃に加熱撹拌後あらかじめ70℃に加熱しておい
たAを添加し乳化分散する。その後室温まで撹拌冷却し
て目的の化粧下地を得た。
実施例3〜8の乳化組成物はいずれも耐水、耐汗、耐
油、耐皮脂性に優れ安定性、使用感触とも良好であっ
た。
フロントページの続き (72)発明者 畑尾 正人 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (72)発明者 難波 富幸 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−313714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 13/00 A61K 7/00 A61K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記一般式[I]で示されるフッ素
    変性シリコーン化合物の一種または二種以上を含有する
    外相と(B)水および/またはアルコールとを含有する
    内相と(C)親油性界面活性剤と(D)アミノ酸、アミ
    ノ酸塩類、多糖硫酸塩類、単糖硫酸塩類、オキシ酸およ
    びオキシ酸塩類から選ばれる一種または二種以上、また
    は水膨潤性粘土鉱物と第4級アンモニウム塩型カチオン
    界面活性剤との組み合わせを含有することを特徴とする
    肌用乳化組成物。 (式[I]中n、mは平均数で、nは1〜150、mは0
    〜150の数である。aは0〜5の整数であり、Rfは炭素
    数1〜8のパーフロロアルキル基を表わす。)
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