JP2909107B2 - 感圧接着材 - Google Patents

感圧接着材

Info

Publication number
JP2909107B2
JP2909107B2 JP25877689A JP25877689A JP2909107B2 JP 2909107 B2 JP2909107 B2 JP 2909107B2 JP 25877689 A JP25877689 A JP 25877689A JP 25877689 A JP25877689 A JP 25877689A JP 2909107 B2 JP2909107 B2 JP 2909107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
pressure
group
curing
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25877689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03122175A (ja
Inventor
健二 最上
義明 稲葉
譲 近藤
俊文 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP25877689A priority Critical patent/JP2909107B2/ja
Publication of JPH03122175A publication Critical patent/JPH03122175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2909107B2 publication Critical patent/JP2909107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の組成物を硬化させて得られた柔軟性
をもつ基材に感圧接着剤層が積層されてなる、高い接着
力(剪断接着力及び剥離接着力)を有するテープ状ない
しシート状の感圧接着材に関する。
[従来の技術、発明が解決しようとする課題] 従来から比較的高い接着力を有するテープ状ないしシ
ート状の感圧接着材を得る方法は幾つか知られている。
例えば、感圧接着剤層を厚くする方法が知られている
が、接着剤層の厚さには限界があるので接着力にも限界
がある。
また、基材に厚めのフォームを用いると感圧接着材の
接着性は比較的良好になるが、最も一般的なウレタンフ
ォームやポリエチレンフォーム等の場合、比較的高い剪
断接着力を有するようにすると剥離接着力が充分でなく
なり、比較的高い剥離接着力を有するようにすると感圧
接着材としての剪断接着力に限界があり、比較的高い剥
離接着力と比較的高い剪断接着力とを併せもたせるのが
容易ではなく、満足のいく特性のものが得られていない
という問題がある。
このような問題を解決するために、特定種の気泡を特
定割合で含む感圧接着材が得られている(特開昭58−12
5776号公報)。然し、この感圧接着材は重合すると感圧
接着性を有する状態になる組成物を泡立てた後に基材の
上に乗せ、この泡が消えないうちに現場で重合させて感
圧接着性を有する状態にしなければならないという、形
態的にも製法的にもかなり特殊なものとなるという欠点
がある。
なお、前記気泡の代わりに紫外線重合を採用したガラ
ス微小バブル含有感圧接着テープ(特開昭53−141346号
公報及び同62−34976号公報)なども実施されている
が、充分量の黒色顔料を添加すると紫外線が遮断されて
重合が阻害されるため、市場が希望する暗色外観の製品
が得られにくいという欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、テープ状ないしシート状の感圧接着材であ
って、柔軟性及び比較的高い接着力を有し、かつ外観的
にも黒色を含む有色配合が容易であり、コスト的にも比
較的安価な感圧接着材を提供するものである。
即ち、本発明は、 (A)珪素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を
有し、シロキサン結合を形成することにより架橋し得る
珪素含有基(以下、反応性珪素基ともいう。)を分子中
に少なくとも1個有するゴム系有機重合体、及び (B)硬化触媒 を主成分とする硬化性組成物を硬化させて得られた基材
に感圧接着剤層が積層されてなるテープ状ないしシート
状の感圧接着材に関する。
本発明でいうゴム系有機重合体(A)は、硬化後ゴム
状となり柔軟性を有するものである。なお、本明細書で
いう柔軟性を有するとは、常温でごく僅かな指の力で曲
げられることは勿論であるが、常温での弾性率が5×10
7dyn/cm2以下であることを意味する。
前記ゴム系有機重合体(A)の主鎖は硬化物がゴム状
物となる有機重合体である限り、特に限定はないが、ポ
リプロピレンオキシド等のポリアルキレンオキシドが好
ましい。ゴム系有機重合体(A)に含有されている反応
性珪素基はよく知られた基であり、室温においても架橋
し得るという特徴を有している。
このような反応性基の例としては、一般式; (式中、Xは水酸基又は加水分解性基であり、2個以上
存在するとき、それらは同じであってもよく、異なって
いてもよい。R1は炭素原子数1〜20の1価の炭化水素
基、又は(R′)3SiO−(このR′は炭素原子数1〜20
の1価の炭化水素基であり、3個のR′は同じであって
もよく異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシ
ロキシ基であり、R1が2個以上存在するとき、それらは
同じであってもよく異なっていてもよい。aは0、1、
2又は3であり、bは0、1又は2であるが、但し1≦
a+mbであり、またm個の におけるbは同じである必要はない。mは0又は1〜19
である。) で表わされる基が示される。
好ましい反応性珪素基は、一般式; (式中、Xは上記と同じであり、R2は炭素原子数1〜18
の1価の炭化水素基であり、nは1、2又は3であ
る。) で表わされる基である。
前記加水分解性基の具体例としては、例えば、水素原
子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基など
の一般に知られている基があげられる。これらのうちで
はアルコキシ基が加水分解性がマイルドであり、取扱い
易いという点から特に好ましい。
R1、R2及びR′の具体例としては、メチル基、エチル
基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロア
ルキル基、フェニル基などのアリール基、ベンジル基な
どのアラルキル基、トリメチルシロキシ基などがあげら
れる。また、一部の水素原子が置換された炭化水素基で
あってもよい。これらのうちではメチル基が特に好まし
い。
前記ゴム系有機重合体(A)の1分子には少なくとも
1個、好ましくは1.2〜6個の反応性珪素基が含まれ
る。1分子中に含まれる反応性珪素基の数が1個未満に
なると硬化が不十分になるので好ましくない。また、6
個を超えると硬化物の柔軟性が充分でなくなる。
前記ゴム系有機重合体(A)において、反応性珪素基
は分子末端に存在することが好ましい。分子末端に反応
性珪素基が存在する場合には、架橋点間分子量が大とな
るため、柔軟で高い伸びの硬化物が得やすいという利点
がある。
また、ゴム系有機重合体(A)の分子量は該ゴム系有
機重合体(A)が常温で液状であることが望ましいた
め、500〜50000程度、特に1000〜20000程度のものが好
ましい。
前記基材用組成物を構成する特定のゴム系有機重合体
以外に使用され得る成分として、基材の柔軟性を調節
し、強度を高めるために使用される粘着付与樹脂があ
る。粘着付与樹脂としては、特に限定はなく、通常使用
される粘着付与樹脂であれば使用し得る。
このような粘着付与樹脂の具体例としては、例えば、
フェノール樹脂、変性フェノール樹脂、テルペン−フェ
ノール樹脂、石油樹脂、ロジンエステル樹脂、低分子量
ポリスチレン樹脂、テルペン樹脂などがあげられる。こ
れらは、単独で用いてもよく、2種以上混合して用いて
もよい。これらのなかでは、特にフェノール樹脂系やフ
ェノール含有樹脂系のものが柔軟性、高伸び及び高強度
を発現し易いので好ましい。
粘着付与樹脂の使用量は、ゴム系有機重合体(A)と
共に用いる場合、ゴム系有機重合体(A)100重量部に
対して0〜140重量部、さらには5〜80重量部が好まし
い。該量が140重量部を超えると高弾性率となり、ゴム
的な性質が充分得られなくなるので好ましくない。
前記基材用組成物を構成する特定のゴム系有機重合体
と共に用いられる成分として硬化触媒(B)がある。硬
化触媒(B)は、本発明に用いられるゴム系有機重合体
に作用して架橋、硬化させ、安定な基材組成物を生成さ
せる。前記ゴム系有機重合体(A)と共に用いる硬化触
媒には特に限定はなく、通常使用されるシラノール縮合
用触媒が用いられる。
このような硬化触媒(B)の具体例としては、例え
ば、チタン酸エステル類、錫カルボン酸塩類、有機ジル
コニウム化合物、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エス
テル類との反応物、キレート化合物、オクチル酸鉛、ア
ミン化合物、酸性燐酸エステル、飽和又は不飽和の多価
カルボン酸又はその無水物、アミン化合物と酸性燐酸エ
ステルとの反応物、アミン化合物と飽和又は不飽和の多
価カルボン酸又はその無水物との反応物、その他酸性触
媒、塩基性触媒などの公知のシラノール触媒があげられ
る。
前記チタン酸エステル類の具体例としては、テトラブ
チルチタネート、テトラプロピルチタネートなどがあげ
られる。
前記錫カルボン酸塩類の具体例としては、ジブチル錫
ラウレート、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫アセテ
ート、オクチル酸錫、ナフテン酸錫などがあげられる。
前記有機ジルコニウム化合物の具体例としては、ジル
コニウムテトライソプロポキサイド、ジルコニウムテト
ラブトキサイドなどがあげられる。
前記キレート化合物の具体例としては、アルミニウム
トリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチ
ルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエ
チルアセトアセテートなどの有機アルミニウム化合物、
ジブチル錫ジアセチルアセトナート、ジルコニウムテト
ラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチルアセト
ナートなどがあげられる。
前記アミン化合物の具体例としては、ブチルアミン、
ラウリルアミン、ジブチルアミン、ジラウリルアミン、
ジメチルブチルアミン、ジメチルラウリルアミン、モノ
エタノールアミン、トリエチレントリアミン、グアニジ
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1,8−ジア
ザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)などがあげ
られる。
また、前記酸性燐酸エステルとは、 の部分を含む燐酸エステルのことであり、例えば、 (式中、dは1又は2、R3は有機基を示す)で示される
有機酸性燐酸エステルなどであり、具体的には、 (CH3O)−P(O)−OH、 (CH3O)−P(O)−(OH)、 (C2H5O)−P(O)−OH、 (C2H5O)−P(O)−(OH)、 [(CH32CHO]−P(O)−OH、 (CH32CHO−P(O)−(OH)、 (C4H9O)−P(O)−OH、 (C4H9O)−P(O)−(OH)、 (C8H17O)−P(O)−OH、 (C8H17O)−P(O)−(OH)、 (C10H21O)−P(O)−OH、 (C10H21O)−P(O)−(OH)、 (C13H27O)−P(O)−OH、 (C13H27O)−P(O)−(OH)、 (HO−C6H12O)−P(O)−OH、 (HO−C6H12O)−P(O)−(OH)、 [(CH2OH)(CHOH)O]−P(O)−OH、 [(CH2OH)(CHOH)O]−P(O)−(OH)、 [(CH2OH)(CHOH)C2H4O]−P(O)−OH、 [(CH2OH)(CHOH)C2H4O]−P(O)−(OH)、 などがあげられる。
これらの中では、アミン化合物、酸性燐酸エステル、
飽和又は不飽和の多価カルボ酸又はその無水物、アミン
化合物と酸性燐酸エステルとの反応物、アミン化合物と
飽和又は不飽和の多価カルボン酸又はその無水物との反
応物が、基材の柔軟性、伸びが良好であり、また低温特
性の優れた感圧接着剤が得られるという点から好まし
い。
これら硬化触媒(B)の使用量は、ゴム系有機重合体
(A)100重量部に対して0.1〜10重量部、さらに0.5〜
8重量部が好ましい。該量が0.1重量部未満では触媒効
果が充分でなく、10重量部を超えると硬化が速すぎて支
持体への塗布作業性が悪くなる。
これ以外に使用される成分としては、基材の物性の調
整やコストダウンのために用いられるフィラーや基材用
組成物の粘度を調整するために溶剤が使用できる。
前記フィラーの具体例としては、例えば、シリカ微粉
体、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、亜
鉛華、ケイソウ土、硫酸バリウム、カーボンブラック、
微小中空体などがあげられる。
無機系球状微小中空体として、ガラス球状微小中空
体、シリカバルーン、フライアッシュバルーン、シラス
バルーン等がある。このような無機系球状微小中空体の
具体例としてのガラス球状中空体としては、日本板硝子
(株)製のカルーン、住友スリーエム(株)製のスコッ
チライト、旭硝子(株)製のセルスターZ−28、シリカ
バルーンとしては旭硝子(株)製のQ−CEL、シラスバ
ルーンとしてはイヂチ化成(株)製のウインライト、三
機工業(株)製のサンキライト等があげられる。有機系
球状微小中空体としては、ユニオンカーバイド社製のフ
ェノール樹脂バルーン“UCAR"等があげられる。これら
は単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよ
い。さらに、これら球状微小中空体の表面をシラン化合
物、ポリプロピレングリコール等で処理したものも使用
することができる。
これらの微小中空体は、基材の柔軟性、伸びおよび強
度をあまり損なうことなく基材を軽量化しコストダウン
するために使用される。これら無機系及び有機系球状微
小中空体の使用量は、ゴム系有機重合体(A)と共に用
いる場合、ゴム系有機重合体(A)100重量部に対して
3〜50重量部、さらには5〜30重量部が好ましい。該量
が3重量部未満では軽量化が充分に達成されず、50重量
部を超えると基材の伸び及び強度が低下するので好まし
くない。
また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、界面活性剤
などがそれぞれの目的に応じて用いられるが、これらに
限定されるものではない。
本発明において、ゴム系有機重合体に他の成分を混合
するに当たっては、バンバリーミキサー、ニーダー、ロ
ール、プラネタリミキサーなどの混合機を用いて行えば
よく、このうち粘着付与樹脂を用いる場合は、これを予
め1〜100μm程度の微粉末状態に粉砕しておくことに
より、容易に混合することができるようになる。粘着付
与樹脂の微粉末は塗工前に必ずしも均一溶解状態である
必要はなく、ゴム系有機重合体に小さな粒子として不均
一分散状態で存在していても構わない。
前述のように調製された硬化性組成物から硬化シート
を製造するには、通常該組成物がシリコン剥離紙などへ
塗工され、乾燥、硬化させることにより達成される。
前記塗工法には、特に限定はなく、硬化性組成物を通
常のコーターを用いて塗工すればよい。塗工後、乾燥・
硬化工程にはいるが、乾燥硬化条件としては、常温ない
し150℃で0.5〜30分程度行われる。
本発明のテープ状ないしシート状の感圧接着材は、こ
のようにして得られた硬化シートを基材とし、これに感
圧接着剤層を積層して製造される。本発明に用いられる
感圧接着剤には特に限定はなく、例えば、溶剤型、エマ
ルジョン型あるいは無溶剤型のアクリル酸エステル共重
合体系粘着剤、天然ゴムや合成ゴムに粘着付与樹脂を配
合して得られる溶剤型あるいはホットメルト型接着剤、
その他の粘着剤が使用される。
また、前記のような感圧接着剤が基材に塗工され、乾
燥、硬化することによっても本発明の感圧接着剤を製造
することができるが、これらの方法に限定されるもので
はない。
このようにして形成される感圧接着剤層の厚さには特
に限定はないが、通常5μm〜1mm程度、好ましくは25
〜100μmのものである。
このようにして得られた感圧接着材は、常温での弾性
率が1×108dyn/cm2以下であり、特に5×107dyn/cm2
下であるという柔軟性と剥離接着強度、剪断接着強度、
保持率ともに高いという好ましい接着特性を有し、かつ
外観的にも黒色を含む有色配合が容易であり、コスト的
にも比較的安価であるので、自動車用製品(例えば、サ
イドモール、エンブレムモール、ウェザーストリップな
どの接着)、電気製品、室内調度品、表示板、建築材料
などの組立、固定などの用途に好適に使用でき、その工
業的価値は非常に高い。
[実施例] 以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明す
る。
実施例1〜6 1分子当たり平均1.5個のジメトキシシリル基: を有する平均分子量7500のプロピレンオキシドからなる
重合体(以下、プロピレオキシド系重合体という)、ス
トレート系ノボラックフェノール樹脂(住友ベークライ
ト(株)製のPR−50731)の微粉末(平均粒径15μ
m)、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(大内新興化
学(株)製のノクラックNS−6)、紫外線吸収剤(チバ
ガイギー社製チヌビン327)、カーボンブラック(旭カ
ーボン(株)製の#80)を第1表に示したように所定量
計量し、3本ペイントロールで4回混練して混合した。
その後、シラスバルーン(イヂチ化成(株)製のウイン
ライトMSB5011)及び、硬化触媒としてジメチルラウリ
ルアミンとジオクチルホスフェートの等モル反応物の50
%トルエン溶液を所定量加えて混合し、減圧脱泡した。
得られた硬化製組成物をドクターブレードを用い、シリ
コン剥離紙(創研化工(株)製のEK−130R)の上に厚み
1.1mmになるように塗工した後、120℃で20分間、加熱硬
化処理して基材となる硬化シートを得た。
一方、感圧接着剤層は、次のようにして形成した。即
ち、市販の溶剤型アクリル系粘着剤(一方社油脂(株)
製)をドクターブレードを用いシリコン剥離紙(創研化
工(株)製のEK−130R)の上に乾燥後の糊厚が50μmに
なるように塗工し、100℃で2分間乾燥、硬化させた。
得られた感圧接着剤層を硬化シートの両面に気泡が入
らないように貼合せることにより本発明の両面接着テー
プを得た。
得られた両面接着テープの接着特性を下記の方法で測
定した。被着体として使用した塗装鋼板は厚さ1.6mmの
冷間圧延鋼板(SPCC−B)にアルキッドメラミン樹脂焼
付塗料(関西ペイント(株)製)をスプレー塗装し焼付
け(140℃で20分)したものを用いた。結果は第1表に
示す。
180゜剥離強度 厚さ0.1mmのPETフィルムで裏打ちした幅2.5cmの両面
接着テープ片を作成し、これを厚み1.6mmの塗装鋼板に
貼合せた。これを室温で1日放置した後、島津製オート
グラフを用いて23℃及び80℃雰囲気下で50mm/分の引張
速度で180゜剥離強度を測定した。
剪断接着強度 厚さ1.6mm、幅2.5cm、長さ10cmの塗装鋼板の端約6.25
cm2の部分を両面接着テープで貼合せた。これを室温で
1日放置した後、島津製オートグラフを用いて23℃及び
80℃雰囲気下で50mm/分の引張速度で引張剪断接着強度
を測定した。
低温特性 厚さ1.6mm、幅2.5cm、長さ10cmの塗装鋼板の端約6.25
cm2の部分を両面接着テープで貼合せた。これを室温で
1日放置した後、島津製オートグラフを用いて−30℃雰
囲気下で5mm/分の引張速度で引張剪断接着強度及び破断
時までの伸びを測定した。
実施例7 硬化触媒をアルミニウムトリスエチルアセトアセテー
トの50%トルエン溶液に代えた以外は実施例3と同様に
して行った。結果は第1表に示す。
比較例1及び2 比較例として、市販されている高接着タイプ両面テー
プ(厚み1.2mm)、即ちゴム発泡体基材のもの2種類
(市販品A、市販品B)を用い、実施例と同様の評価を
行った。結果を第1表に示す。
以上の結果から、本発明の感圧接着材は剥離及び剪断
における接着強度が高く、しかも優れた低温特性を有し
ていることがわかる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−28277(JP,A) 実開 昭55−51374(JP,U) 特公 昭38−350(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 7/00 - 7/02 C08G 77/00 - 77/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)珪素原子に結合した水酸基又は加水
    分解性基を有し、シロキサン結合を形成することにより
    架橋し得る珪素含有基を分子中に少なくとも1個有する
    ゴム系有機重合体、及び (B)アミン化合物と酸性燐酸エステルとの反応物であ
    る硬化触媒 を主成分とする硬化性組成物を硬化させて得られた基材
    に感圧接着剤層が積層されてなるテープ状ないしシート
    状の感圧接着材。
  2. 【請求項2】粘着付与樹脂がさらに添加された硬化性組
    成物を硬化させて得られた基材に感圧接着剤層が積層さ
    れてなる請求項1に記載のテープ状ないしシート状の感
    圧接着材。
JP25877689A 1989-10-05 1989-10-05 感圧接着材 Expired - Fee Related JP2909107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25877689A JP2909107B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 感圧接着材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25877689A JP2909107B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 感圧接着材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03122175A JPH03122175A (ja) 1991-05-24
JP2909107B2 true JP2909107B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=17324923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25877689A Expired - Fee Related JP2909107B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 感圧接着材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2909107B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3382638B2 (ja) * 1992-07-17 2003-03-04 コニシ株式会社 粘着テープ
US9181686B2 (en) 2011-08-18 2015-11-10 Kohler Co. Replaceable trim kit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03122175A (ja) 1991-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2554743A1 (en) Pressure sensitive adhesive composition
CA2554745A1 (en) Pressure sensitive adhesive composition
JP3090221B2 (ja) ポリエステル系粘着剤
JP2550123B2 (ja) アルキッド系塗料の塗装方法
WO2016171269A1 (ja) 感圧接着剤
JP2911991B2 (ja) コンタクト型接着方法
JP2909107B2 (ja) 感圧接着材
JPH06200225A (ja) 塗料用感圧性接着剤とその接着シ―ト類
JP2013032450A (ja) 粘着剤組成物
JP2997482B2 (ja) 感圧接着材
JP3429519B2 (ja) 新規感圧接着材
JP3283268B2 (ja) スピーカの組立方法
JP2651222B2 (ja) 粘着製品の製法
JP3305766B2 (ja) 感圧接着材
JP3041733B2 (ja) 感圧接着材の製法
JP2003073640A (ja) 粘着剤組成物
JPH05140515A (ja) 貯蔵安定性の改良された感圧接着材
JP5144898B2 (ja) 剥離基材付き粘着製品
JPH0657221A (ja) 貯蔵安定性の改良された感圧接着材
JP2938943B2 (ja) 感圧接着材
JPH03122178A (ja) 感圧接着材の製法
JPH03122176A (ja) 感圧接着材
JP3278214B2 (ja) 新規硬化性組成物
JPH03122179A (ja) 貯蔵安定性の改良された感圧接着材
JPH02127490A (ja) 粘着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees