JP2907702B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2907702B2
JP2907702B2 JP5323970A JP32397093A JP2907702B2 JP 2907702 B2 JP2907702 B2 JP 2907702B2 JP 5323970 A JP5323970 A JP 5323970A JP 32397093 A JP32397093 A JP 32397093A JP 2907702 B2 JP2907702 B2 JP 2907702B2
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博之 浅井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインイメージセンサ
を用いて原稿の画像情報を読み取る構成を採る画像読取
装置に関し、特に、従来よりも簡略な構成に従って高品
質の読取処理を実現する画像読取装置に関する。
【0002】画像読取装置は、ラインイメージセンサを
用いて原稿の画像情報を読み取る機能を発揮するもので
ある。このような画像読取装置では、簡略な構成に従っ
て高品質の読取処理を実現する構成を構築していく必要
がある。
【0003】
【従来の技術】不透明な反射原稿を読み取る反射型の画
像読取装置では、原稿の読み取りの開始時に、装置に取
り付けられている基準白シートを読み取って、その基準
白シートの検出値を使ってシェーディングを補正してい
くことで、正確な原稿の読み取りを実現する構成を採っ
ている。
【0004】また、透明な透過原稿を読み取る透過型の
画像読取装置では、原稿の読み取りの開始時に、光源の
光量分布を読み取って、その光源光量分布の検出値を使
ってシェーディングを補正していくことで、正確な原稿
の読み取りを実現する構成を採っている。
【0005】このような構成を採るときにあって、読み
取ったシェーディング補正用の基準対象のレベル値が変
動すると、正確な原稿の読み取りを実現できない。これ
から、従来では、図10に示すように、透過原稿を照明
する透過光源100(点灯回路を含む場合もある)や、
反射原稿を照明する反射光源200(点灯回路を含む場
合もある)を電源供給量に応じた光量を発光するもので
構成し、これらの透過光源100や反射光源200に電
源を供給する電源手段を電源供給量が可変となるもので
構成するとともに、透過光源100の光量をモニタする
フォトトランジスタ300や、反射光源200の光量を
モニタするフォトトランジスタ400を配設する構成を
採って、光源状態が基準対象を読み取ったときのものを
維持すべく、フォトトランジスタ300,400の検出
値が、基準対象の読み取り時におけるものと一致するよ
うにと、電源手段の供給する電源量を調整していくとい
う処理を実行していた。
【0006】なお、図10中の500は原稿を載置する
透明な原稿台、600は原稿の画像情報を読み取るライ
ンイメージセンサ、700は透過光源100の光を拡散
する拡散板である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、透過光源100や、反射
光源200を電源供給量に応じた光量を発光するもので
構成しなければならず、更に、透過光源100や反射光
源200に電源を供給する電源手段を電源供給量が可変
となるもので構成しなければならず、更に、透過光源1
00や反射光源200の光量をモニタするフォトトラン
ジスタ300,400を配設しなければならないという
問題点があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、従来よりも簡略な構成に従って高品質の読取
処理を実現する新たな画像読取装置の提供を目的とす
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するため
に、本 発明の第の発明では、光源とラインイメージセ
ンサとを備え、ラインイメージセンサに従って、光源に
より透過照明される原稿の画像情報を読み取る画像読取
装置において、原稿の読み取り時にあっても、ラインイ
メージセンサの端部分の1つ又は複数のセンサエレメン
トに対して、常時、光源による照明が施される構成を採
るとともに、その端部分のセンサエレメントをモニタセ
ンサ手段として用いる構成を採り、かつ、原稿の読み取
り開始時に、ラインイメージセンサにより検出される光
源光量分布を収集するとともに、モニタセンサ手段の検
出値を収集する第1の収集手段と、原稿の読み取り中
に、周期的に、モニタセンサ手段の検出値を収集する第
2の収集手段と、第1の収集手段の収集するモニタセン
サ手段の検出値と、第2の収集手段の収集するモニタセ
ンサ手段の検出値との比率値を求めて、その比率値と第
1の収集手段の収集する光源光量分布とを演算すること
で、画像情報のレベル値の補正に用いる光源光量分布を
補正する補正手段とを備えるように構成する。
【0012】
【0013】また、この目的を達成するために、本発明
の第の発明では、光源とラインイメージセンサとを備
え、ラインイメージセンサに従って、光源により反射照
明される原稿の画像情報を読み取る画像読取装置におい
て、原稿の読み取り時にあっても、ラインイメージセン
サの端部分の1つ又は複数のセンサエレメントに対し
て、常時、白レベルの画像情報が入力される構成を採る
とともに、その端部分のセンサエレメントをモニタセン
サ手段として用いる構成を採り、かつ、原稿の読み取り
開始時に、ラインイメージセンサにより検出される基準
白シートのレベル値を収集するとともに、モニタセンサ
手段の検出値を収集する第1の収集手段と、原稿の読み
取り中に、周期的に、モニタセンサ手段の検出値を収集
する第2の収集手段と、第1の収集手段の収集するモニ
タセンサ手段の検出値と、第2の収集手段の収集するモ
ニタセンサ手段の検出値との比率値を求めて、その比率
値と第1の収集手段の収集する基準白シートのレベル値
とを演算することで、画像情報のレベル値の補正に用い
る基準白シートのレベル値を補正する補正手段とを備え
るように構成する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】 発明の第の発明では、画像読取装置が透過
原稿を読み取る構成を採るときにあって、従来技術の必
要とした光源光量検出のモニタセンサ手段を特別に設け
るのではなくて、ラインイメージセンサの端部分のセン
サエレメントに対して、常時、光源による照明が施され
る構成を採って、この端部分のセンサエレメントをモニ
タセンサ手段として用いる構成を採る。 そして、補正手
段は、第1の収集手段の収集した読取開始時の光源光量
分布(画像情報のレベル値の補正に用いる)を補正対象
として、第1の収集手段の収集したモニタセンサ手段の
検出値と、第2の収集手段の収集したモニタセンサ手段
の検出値との比率値に従って、読取中のモニタセンサ手
段の検出値の方が相対的に大きなものとなるときには、
その比率値に応じて、読取開始時に収集された光源光量
分布を大きなものに補正していくとともに、読取開始時
のモニタセンサ手段の検出値の方が相対的に大きなもの
となるときには、その比率値に応じて、読取開始時に収
集された光源光量分布を小さなものに補正していく。
【0019】この構成に従って、本発明の第の発明で
は、従来技術の必要とした光量可変の光源や、電源供給
量可変の電源手段や、光源光量検出の特別のモニタセン
サ手段を必要とすることなく、高品質な原稿の読取処理
を実現する。
【0020】
【0021】
【0022】また、本発明の第の発明では、画像読取
装置が反射原稿を読み取る構成を採るときにあって、従
来技術の必要とした光源光量検出のモニタセンサ手段を
特別に設けるのではなくて、ラインイメージセンサの端
部分のセンサエレメントに対して、常時、白レベルの画
像情報が入力される構成を採って、この端部分のセンサ
エレメントをモニタセンサ手段として用いる構成を採
る。 そして、補正手段は、第1の収集手段の収集した読
取開始時の基準白シートのレベル値(画像情報のレベル
値の補正に用いる)を補正対象として、第1の収集手段
の収集したモニタセンサ手段の検出値と、第2の収集手
段の収集したモニタセンサ手段の検出値との比率値に従
って、読取中のモニタセンサ手段の検出値の方が相対的
に大きなものとなるときには、その比率値に応じて、読
取開始時に収集された基準白シートのレベル値を大きな
ものに補正していくとともに、読取開始時のモニタセン
サ手段の検出値の方が相対的に大きなものとなるときに
は、その比率値に応じて、読取開始時に収集された基準
白シートのレベル値を小さなものに補正していく。
【0023】この構成に従って、本発明の第の発明で
は、従来技術の必要とした光量可変の光源や、電源供給
量可変の電源手段や、光源光量検出の特別のモニタセン
サ手段を必要とすることなく、高品質な原稿の読取処理
を実現する。
【0024】このようにして、本発明を用いることで、
従来よりも簡略な構成に従って、ラインイメージセンサ
を用いて原稿の画像情報を読み取れるようになる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図1に、透過原稿と反射原稿の双方の読み取りを可
能にする本発明を具備する画像読取装置の外観構成を図
示する。
【0026】図中、10は筐体、11は透明ガラスによ
り構成される原稿台であって、筐体10の上面に設けら
れて、読取対象の原稿を載置するもの、12は原稿台1
1と平行となる回転支点軸を中心にして開閉する原稿押
えカバーであって、透過原稿用の透過光源13を収納す
るとともに、原稿台11に載置される原稿を固定するも
の、14は原稿押えカバー12の原稿台11に当接する
面に設けられる拡散板であって、透過光源13の発光す
る光を拡散するもの、15は筐体10の上面に形成され
るスリットであって、原稿押えカバー12の回転支点軸
と平行に形成されて、筐体10の上面を切り欠くもの、
16はスリット目隠し部であって、スリット15を隠す
ものである。
【0027】図2に、この画像読取装置の内部構成の一
実施例を図示する。図中、17は副走査方向に移動する
光学ユニットであって、原稿台11に載置される原稿の
画像情報を読み取るCCDラインイメージセンサ18
と、原稿台11に載置される原稿を照らす反射光源19
と、反射光源19に電源を供給する電源インバータ20
と、原稿面をCCDラインイメージセンサ18に結像す
るためのレンズ/反射ミラーとから構成されるものであ
る。
【0028】21は副走査方向に設けられるキャリア軸
であって、光学ユニット17の移動をガイドするもの、
22は副走査方向に設けられる従動レールであって、光
学ユニット17の移動をガイドするもの、23は歯溝を
持つベルトであって、光学ユニット17に係合するとと
もに、図示しないモータによって副走査方向に往復動す
ることで光学ユニット17の移動を制御するものであ
る。
【0029】24はアダプタユニット基体であって、透
過光源13を収納するもの、25はアダプタユニット基
体24に形成される突起受け部であって、光学ユニット
17との間の機械的な連結を処理するもの、26は透過
光源13とフレキシブルな配線で接続されるコネクタで
あって、光学ユニット17との間の電気的な接続を処理
するもの、27は光学ユニット17に設けられるコネク
タであって、アダプタユニット基体24との間の電気的
な接続を処理するもの、28は光学ユニット17に設け
られる突起部であって、アダプタユニット基体24との
機械的な連結を処理するものである。
【0030】ここで、筐体10の上面に設けられる上述
のスリット15は、この突起部28のハウジング部分の
往復動が可能となる幅を有するようにと切り欠けられる
ことになる。
【0031】このように構成されるときにあって、アダ
プタユニット基体24の突起受け部25に、光学ユニッ
ト17の突起部28が挿入されるとともに、アダプタユ
ニット基体24のコネクタ26と、光学ユニット17の
コネクタ27とが接続されることで、アダプタユニット
基体24は、光学ユニット17の突起部28を回転支点
軸としつつ、光学ユニット17との間で機械的/電気的
に着脱自在に連結される。そして、このアダプタユニッ
ト基体24は、図3に示すように、原稿押えカバー12
の内部に実装されることになる。ここで、図3中の29
は光学ユニット17の移動処理を実行する駆動モータ、
30はアダプタユニット基体24の移動をガイドする従
動レール、31はスリット14を目隠しするスリット目
隠し部である。
【0032】この構成に従い、アダプタユニット基体2
4は、筐体10の上面に設けられる上述のスリット15
を介して、光学ユニット17の移動と連動して、原稿台
11上を移動するよう動作するとともに、電源インバー
タ20からの電源供給を受けて透過光源13を点灯する
ことになる。
【0033】このように構成されることで、図1ないし
図3に図示した構成を持つ画像読取装置は、透過原稿を
読み取るときには、透過光源13を点灯するとともに、
反射光源19を消灯して、光学ユニット17を副走査方
向に移動することで、透過原稿の読み取りを実行し、反
射原稿を読み取るときには、反射光源19を点灯すると
ともに、透過光源13を消灯して、光学ユニット17を
副走査方向に移動することで、反射原稿の読み取りを実
行することで、透過原稿と反射原稿の双方の読み取りを
実現するものである。
【0034】この反射原稿の読み取りにあたって、光学
ユニット17は、反射原稿の画像情報の読み取りに入る
前に、図4(a)に示すように、規定位置に設けられる
基準白シート32を読み取って、この読み取った基準白
シート32のレベル値を使って、続いて読み取っていく
反射原稿の画像情報のレベル値をシェーディング補正し
ていくことになる。
【0035】また、この透過原稿の読み取りにあたっ
て、光学ユニット17は、透過原稿の画像情報の読み取
りに入る前に、図4(b)に示すように、原稿の載置さ
れていない位置で透過光源13を読み取って、この読み
取った透過光源13の光源光量分布を使って、続いて読
み取っていく透過原稿の画像情報のレベル値をシェーデ
ィング補正していくことになる。
【0036】図5に、本発明を実現するために構成され
る光学系の一実施例を図示する。この図に示すように、
本発明を実現するために、光学ユニット17のCCDラ
インイメージセンサ18は、反射原稿を読取対象とする
ときには、図中のB部分で示される中心部分のセンサエ
レメントで、反射原稿の読み取りを実行するとともに、
図中のb部分で示される端部分のセンサエレメント(以
下、反射モニタセンサエレメントと称することがある)
に対して、図中の33で示される補正白シート(原稿台
11の両側部分に副走査方向に長く設けられる)の持つ
白情報が常時入射される構成を採ることで、この端部分
のセンサエレメントで、常時、白レベルの画像情報を検
出する構成を採る。
【0037】また、本発明を実現するために、光学ユニ
ット17のCCDラインイメージセンサ18は、透過原
稿を読取対象とするときには、図中のA部分で示される
中心部分のセンサエレメントで、透過原稿の読み取りを
実行するとともに、図中のa部分で示される端部分のセ
ンサエレメント(以下、透過モニタセンサエレメントと
称することがある)に対して、透過原稿が載置されない
構成を採ることで、この端部分のセンサエレメントで、
常時、透過光源13の発する光量を検出する構成を採
る。
【0038】図6ないし図9に、本発明を具備する画像
読取装置の制御機構が実行する処理フローを図示する。
次に、これらの処理フローに従って、本発明の動作処理
について詳細に説明する。
【0039】本発明を具備する画像読取装置の制御機構
は、ユーザから反射原稿の読取要求があると、図6の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、図
4(a)で説明したように、光学ユニット17を基準白
シート32の配設位置に移動して、基準白シート32の
レベル値の読み取りを実行する。この読取処理は、図5
に示したCCDラインイメージセンサ18のB部分のセ
ンサエレメントで実行する。次に、ステップ2で、この
基準白シート32のレベル値の読取処理と同期して、上
述の反射モニタセンサエレメントの検出する白レベル値
を読み取る。
【0040】続いて、ステップ3で、反射原稿の読み取
りを実行すべく、光学ユニット17の移動に入るととも
に、CCDラインイメージセンサ18による画像情報の
読取処理に入って、ステップ1で読み取った基準白シー
ト32のレベル値を使って、シェーディング補正を実行
しつつ、反射原稿の読み取りを実行する。
【0041】この読取処理の実行中に、続くステップ4
で、規定の更新サイクルに到達することを判断すると、
ステップ5に進んで、上述の反射モニタセンサエレメン
トの検出する白レベル値を読み取り、続くステップ6
で、ステップ2で読み取った読取開始時の反射モニタセ
ンサエレメントの検出値と、ステップ5で読み取った反
射モニタセンサエレメントの検出値との変化率を求め
る。
【0042】続いて、ステップ7で、ステップ6で求め
た変化率と、ステップ1で求めた基準白シート32のレ
ベル値との乗算値を算出して、この乗算値をシェーディ
ング補正に用いる新たな基準白シート32のレベル値と
して設定する。ステップ6で求めた変化率が“1”以上
の値を示すとき、すなわち、ステップ5での検出値がス
テップ2での検出値よりも大きいことで、反射光源19
の光源光量の増加を示すときには、シェーディング補正
に用いる基準白シート32のレベル値全体を大きな値を
示すものに更新し、ステップ6で求めた変化率が“1”
以下の値を示すとき、すなわち、ステップ5での検出値
がステップ2での検出値よりも小さいことで、反射光源
19の光源光量の減少を示すときには、シェーディング
補正に用いる基準白シート32のレベル値全体を小さな
値を示すものに更新するのである。
【0043】続いて、ステップ8で、原稿の読み取りが
終了したのか否かを判断して、未終了を判断するときに
は、ステップ3に戻って、新たに設定したシェーディン
グ補正用の基準白シート32のレベル値を使って、シェ
ーディング補正を実行していくことで反射原稿の読み取
りを実行していく。
【0044】このようにして、本発明では、図6の処理
フローに従い、反射原稿の読み取り時に、シェーディン
グ補正に用いる基準白シート32のレベル値を、反射モ
ニタセンサエレメントの検出値を使って反射光源19の
変動に追従しつつリアルタイムで更新していくことで、
反射原稿の正確な読み取りを実現するのである。
【0045】一方、本発明を具備する画像読取装置の制
御機構は、ユーザから透過原稿の読取要求があると、図
7の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1
で、図4(b)で説明したように、光学ユニット17を
透過原稿の載置されない位置に移動して、透過光源13
の光源光量分布の読み取りを実行する。この読取処理
は、図5に示したCCDラインイメージセンサ18のA
部分のセンサエレメントで実行する。次に、ステップ2
で、この透過光源13の光源光量分布の読取処理と同期
して、上述の透過モニタセンサエレメントの検出する透
過光源13の光源光量を読み取る。
【0046】続いて、ステップ3で、透過原稿の読み取
りを実行すべく、光学ユニット17の移動に入るととも
に、CCDラインイメージセンサ18による画像情報の
読取処理に入って、ステップ1で読み取った透過光源1
3の光源光量分布を使って、シェーディング補正を実行
しつつ、透過原稿の読み取りを実行する。
【0047】この読取処理の実行中に、続くステップ4
で、規定の更新サイクルに到達することを判断すると、
ステップ5に進んで、上述の透過モニタセンサエレメン
トの検出する透過光源13の光源光量を読み取り、続く
ステップ6で、ステップ2で読み取った読取開始時の透
過モニタセンサエレメントの検出値と、ステップ5で読
み取った透過モニタセンサエレメントの検出値との変化
率を求める。
【0048】続いて、ステップ7で、ステップ6で求め
た変化率と、ステップ1で求めた透過光源13の光源光
量分布との乗算値を算出して、この乗算値をシェーディ
ング補正に用いる新たな透過光源13の光源光量分布と
して設定する。ステップ6で求めた変化率が“1”以上
の値を示すとき、すなわち、ステップ5での検出値がス
テップ2での検出値よりも大きいことで、透過光源13
の光源光量の増加を示すときには、シェーディング補正
に用いる透過光源13の光源光量分布全体を大きな値を
示すものに更新し、ステップ6で求めた変化率が“1”
以下の値を示すとき、すなわち、ステップ5での検出値
がステップ2での検出値よりも小さいことで、透過光源
13の光源光量の減少を示すときには、シェーディング
補正に用いる透過光源13の光源光量分布全体を小さな
値を示すものに更新するのである。
【0049】続いて、ステップ8で、原稿の読み取りが
終了したのか否かを判断して、未終了を判断するときに
は、ステップ3に戻って、新たに設定したシェーディン
グ補正用の透過光源13の光源光量分布を使って、シェ
ーディング補正を実行していくことで透過原稿の読み取
りを実行していく。
【0050】このようにして、本発明では、図7の処理
フローに従い、透過原稿の読み取り時に、シェーディン
グ補正に用いる透過光源13の光源光量分布を、透過モ
ニタセンサエレメントの検出値を使って透過光源13の
変動に追従しつつリアルタイムで更新していくことで、
透過原稿の正確な読み取りを実現するのである。
【0051】図6に示す処理フローでは、反射モニタセ
ンサエレメントの検出する検出値の変化率を使って、シ
ェーディング補正に用いる基準白シート32のレベル値
を補正していく構成を開示したが、この構成に代えて、
図8の処理フローのステップ7で示すように、ステップ
5で読み取った反射モニタセンサエレメントの検出値
が、ステップ2で読み取った読取開始時の反射モニタセ
ンサエレメントの検出値と一致することになるように
と、反射光源19に供給される電源量を調整していく方
法を採ることも可能である。
【0052】この方法を採ると、従来技術と同様に、光
源状態が、シェーディング補正に用いる基準白シート3
2のレベル値を読み取ったときのものに維持されること
で、高品質な読み取りが可能になる。
【0053】また、図7に示す処理フローでは、透過モ
ニタセンサエレメントの検出する検出値の変化率を使っ
て、シェーディング補正に用いる透過光源13の光源光
量分布を補正していく構成を開示したが、この構成に代
えて、図9の処理フローのステップ7で示すように、ス
テップ5で読み取った透過モニタセンサエレメントの検
出値が、ステップ2で読み取った読取開始時の透過モニ
タセンサエレメントの検出値と一致することになるよう
にと、透過光源13に供給される電源量を調整していく
方法を採ることも可能である。
【0054】この方法を採ると、従来技術と同様に、光
源状態が、シェーディング補正に用いる透過光源13の
光源光量分布を読み取ったときのものに維持されること
で、同様の高品質な読み取りが可能になる。
【0055】図示実施例について開示したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、実施例では、
載置される原稿を読み取り対象としたが、光学ユニット
を固定として、原稿を移動していく構成を採る画像読取
装置に対しても、本発明はそのまま適用できるのであ
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来よりも簡略な構成に従いつつ、ラインイメージセン
サを用いて原稿の画像情報を読み取れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する画像読取装置の外観構成図で
ある。
【図2】本発明を具備する画像読取装置の内部構成図で
ある。
【図3】本発明を具備する画像読取装置の内部構成図で
ある。
【図4】シェーディング補正の説明図である。
【図5】本発明を実現するための光学系の一実施例であ
る。
【図6】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図7】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図8】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図9】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 筐体 11 原稿台 12 原稿押えカバー 13 透過光源 14 拡散板 15 スリット 16 スリット目隠し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/12 H04N 1/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源とラインイメージセンサとを備え、
    該ラインイメージセンサに従って、該光源により透過照
    明される原稿の画像情報を読み取る画像読取装置におい
    て、 原稿の読み取り時にあっても、ラインイメージセンサの
    端部分の1つ又は複数のセンサエレメントに対して、常
    時、光源による照明が施される構成を採るとともに、該
    端部分のセンサエレメントをモニタセンサ手段として用
    いる構成を採り、かつ、原稿の読み取り開始時に、ラインイメージセンサ
    により検出される光源光量分布を収集するとともに、上
    記モニタセンサ手段の検出値を収集する第1の収集手段
    と、 原稿の読み取り中に、周期的に、上記モニタセンサ手段
    の検出値を収集する第2の収集手段と、 上記第1の収集手段の収集する上記モニタセンサ手段の
    検出値と、上記第2の収集手段の収集する上記モニタセ
    ンサ手段の検出値との比率値を求めて、該比率値と上記
    第1の収集手段の収集する光源光量分布とを演算するこ
    とで、画 像情報のレベル値の補正に用いる光源光量分布
    を補正する補正手段とを備えることを、特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 光源とラインイメージセンサとを備え、
    該ラインイメージセンサに従って、該光源により反射照
    明される原稿の画像情報を読み取る画像読取装置におい
    て、 原稿の読み取り時にあっても、ラインイメージセンサの
    端部分の1つ又は複数のセンサエレメントに対して、常
    時、白レベルの画像情報が入力される構成を採るととも
    に、該端部分のセンサエレメントをモニタセンサ手段と
    して用いる構成を採り、かつ、原稿の読み取り開始時に、ラインイメージセンサ
    により検出される基準白シートのレベル値を収集すると
    ともに、上記モニタセンサ手段の検出値を収集する第1
    の収集手段と、 原稿の読み取り中に、周期的に、上記モニタセンサ手段
    の検出値を収集する第 2の収集手段と、 上記第1の収集手段の収集する上記モニタセンサ手段の
    検出値と、上記第2の収集手段の収集する上記モニタセ
    ンサ手段の検出値との比率値を求めて、該比率値と上記
    第1の収集手段の収集する基準白シートのレベル値とを
    演算することで、画 像情報のレベル値の補正に用いる基
    準白シートのレベル値を補正する補正手段とを備えるこ
    とを、 特徴とする画像読取装置。
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