JPH0795365A - 原稿入力装置 - Google Patents

原稿入力装置

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JPH0795365A
JPH0795365A JP5236531A JP23653193A JPH0795365A JP H0795365 A JPH0795365 A JP H0795365A JP 5236531 A JP5236531 A JP 5236531A JP 23653193 A JP23653193 A JP 23653193A JP H0795365 A JPH0795365 A JP H0795365A
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JP5236531A
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English (en)
Inventor
Ryuhei Tsunoda
竜平 角田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過型原稿においても、倍率補正のため基準
板の読み取りを行った後、短時間で安定して本スキャン
に入ることができ、照明を短時間でON/OFFする必
要のない原稿入力装置を提供することを目的とする。 【構成】 透明な原稿載置台5と、透過原稿用線状光源
12と、光学倍率可変機能を有する結像光学系20と、
原稿載置台5、又は透過用線状光源12と結像光学系2
0の一方を、他方に対して透過用線状光源12からの光
路と交差する方向に移動させる駆動手段と、原稿載置台
5上の原稿Dと同一平面にあり、かつ原稿Dが光路から
外れた状態にあるとき光路に入る位置に配され、透光性
板体に等ピッチ目盛りが形成されてある倍率補正用基準
板50と、結像光学系20が読み取る倍率補正用基準板
50の目盛りの間隔から光学倍率を求める光学倍率算出
手段と、を備えていることを特徴とする原稿入力装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型原稿の入力を行
うことのできる原稿入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿入力装置による原稿画像の読み取り
には、普通紙に印刷された通常の原稿を照明し、原稿面
からの反射光を結像光学系によって読み取る反射型の読
み取りと、透明フィルムに印刷された透過型原稿を照明
し、透過光を結像光学系によって読み取る透過型の読み
取りがある。原稿入力装置の結像光学系には、読取素子
が原稿の主走査方向に多数配置されたラインセンサ(C
CD)等が備えられており、反射型、透過型いずれの場
合でも、ラインセンサ等で読み取られた光信号が電気信
号に光電変換され、処理されている。
【0003】また、このような原稿画像の読み取りを行
うための原稿入力装置も、従来は反射型原稿だけを読み
取る反射型原稿専用の入力装置が主であったが、最近で
は、反射型原稿と透過型原稿のどちらも入力することの
できる、反射型透過型兼用の原稿入力装置が開発されて
いると共に、原稿を読み取るとき、所望の光学倍率で読
み取ることができるよう、ズーム機構による光学倍率可
変機能を持った原稿入力装置も開発されている。
【0004】ところで、一般に原稿入力装置で原稿画像
を読み取るとき、各読取素子の感度バラツキや、照明光
源の照明ムラ等を原因とする、各読取素子が出力する画
像信号のバラツキを補正する必要があり、そのため、通
常シェーディング補正が行われるようになっている。こ
のシェーディング補正は、原稿載置台と同一表面上に設
置した均一濃度の基準板を、各読取素子に読み取らせ、
この時に各素子が出力する画像信号に基づいて補正係数
を設定し、原稿の読み取りを行ったときに各素子が出力
する画像信号を、前記補正計数に基づいて補正するもの
あり、これによって、各読取素子間の出力バラツキが均
一化される。
【0005】また、光学倍率を変化させる機構を持つ原
稿入力装置においては、結像光学系を動かすことによっ
て光学倍率を変化させる機構になっており、ズレが生ず
ることもあり得る。そこで、光学倍率の精度を重視する
場合には、等ピッチ間隔の目盛りの入った倍率補正用基
準板を、原稿載置台上の原稿と同一平面上に設置してお
いて、所望の光学倍率に応じて結像光学系をセットした
後、倍率補正用基準板及び原稿を順に読み取り、次にそ
のデータを基に倍率補正をするといった手法等を用いて
光学倍率の精度を上げている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の透過
型原稿及び反射型原稿兼用の原稿入力装置において、設
置されていた倍率補正用基準板は、反射型原稿用の等ピ
ッチ目盛の入った反射型原稿用基準板であった。従っ
て、このような原稿入力装置において、反射型原稿を読
み取る場合は、反射型原稿及び反射型原稿用基準板の読
み取り時に、反射型原稿用の照明を継続して使用するの
であるが、透過型原稿を読み取るときは、まず、倍率補
正をするために、一旦反射型原稿用の照明を点灯し反射
型原稿用基準板を読み取ってから、反射型原稿用の照明
を消灯し、次に透過型原稿用の照明を点灯し、シェーデ
ィング補正をするために、透過型原稿用の白基準を読み
取り、透過型原稿の本スキャンに入るという手順で原稿
の読み取りを行っていた。
【0007】従って、透過型原稿を読み取るとき、本ス
キャンに入るまでに手間と時間がかかりすぎるという課
題や、反射型原稿用照明を短時間でON/OFFするこ
とにより、照明の短寿命化につながるという課題を有し
ていた。そこで本発明の目的とするところは、透過型原
稿においても、倍率補正のため基準板の読み取りを行っ
た後、短時間で安定して本スキャンに入ることができ、
照明を短時間でON/OFFする必要のない原稿入力装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、原稿を載置する
透明な原稿載置台と、原稿載置台上の原稿に光照射する
透過原稿用線状光源と、原稿からの透過光を受光するよ
う配された光学倍率可変機能を有する結像光学系と、原
稿載置台、又は透過用線状光源と結像光学系の一方を、
他方に対して透過用線状光源からの光路と交差する方向
に移動させる駆動手段と、原稿載置台上の原稿と同一平
面にあり、かつ原稿が光路から外れた状態にあるとき光
路に入る位置に配され、透光性板体に等ピッチ目盛りが
形成されてある倍率補正用基準板と、倍率補正用基準板
が透過用線状光源からの光路中に置かれているとき、結
像光学系が読み取る倍率補正用基準板の目盛りの間隔か
ら光学倍率を求める光学倍率算出手段と、を備えている
ことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、原稿からの反射光が結像光学系に入射するよう原稿
を照射する反射原稿用光源と、原稿載置台に置かれる原
稿が透過型原稿であるとき使用される第1の原稿押え板
と、原稿が反射型原稿であるとき使用される第2の原稿
押え板とを備え、かつ第2の原稿押え板は倍率補正用基
準板と対向する部位が反射型原稿の白基準相当の白色を
していることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、原稿が光路から
外れた状態にあるとき、倍率補正用基準板が光路中に位
置する。この場合、倍率補正用基準板が透過光板体であ
るので、透過原稿用線状光源の光を照射し、基準板から
の透過光を結像光学系で読み取ることにより光学倍率を
求め、倍率補正を行うことができる。
【0011】請求項2の発明によれば、原稿押え板を第
2のものに変更することにより、前記透明な倍率補正用
基準板を反射型の倍率補正用基準板として用いることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 (第一実施例)図1は、本発明の一実施例に係わる原稿
入力装置の構成を示す斜視図であり、図2はこの原稿入
力装置の原稿テーブルの上面図である。
【0013】原稿入力装置1は、照明光源固定方式の平
面走査型原稿入力装置であって、箱体16(図1中、鎖
線で描いてある。)の上面16aに沿って設置された走
査部2と、箱体16の内部に設置された結像光学系20
と制御処理部30とからなっており、箱体16の前部に
は、オペレータが入力操作する操作パネル32が設置さ
れている。なお、図中、矢印A1・矢印A2は副走査方向
を示し、矢印Bは主走査方向を示し、説明上、原稿入力
装置1において、矢印A1の方向を左方向、矢印A2の方
向を右方向、矢印B1の方向を前方向、矢印B2の方向を
後方向と称することとする。
【0014】走査部2は、被読み取り体としての原稿D
(透過型の場合は透過型原稿D1、反射型の場合は反射
型原稿D2とする。)を載置する原稿テーブル3と、こ
の原稿テーブル3を副走査方向に往復運動させる搬送装
置と、原稿テーブル3上に置かれた原稿D1を照射する
主操作方向に長い透過用線状光源12と、原稿テーブル
3上に置かれた原稿D2を照射する一対の反射用線状光
源15・15から構成されている。
【0015】原稿テーブル3は、中央が大きく開口され
た長方形状のテーブル枠体4に、原稿ガラス5が載置さ
れており、この原稿ガラス5上の所定位置に原稿Dが載
置され、透明の原稿押えシート6によって上から押さえ
られている。また、テーブル枠体4の左端近傍部に形成
されたスリット状開口には、読み取った原稿データに対
してシェーディング補正や倍率補正を行うときの基準と
なる透過型基準板50と反射型基準板60が設けられて
いる。透過型基準板50と、反射型基準板60の読み取
り面と、原稿Dとは、同一平面上にあり、原稿テーブル
3が副走査方向に往復運動することによって、主走査方
向に延びた読取線R(結像光学系20が、原稿Dの読み
取りを行う位置)を通過するようになっている。
【0016】原稿テーブル3のテーブル枠体4の前部側
下部には案内部材11が、後部にはスクリューナット9
が取り付けられている。案内部材11は、箱体上面16
aの前部寄りに設置されたレール10と係合されてい
て、レール10に沿う方向にのみ移動可能に案内されて
いる。スクリューナット9は、箱体上面16a後部に設
置されたスクリューボルト8に螺装されている。スクリ
ューボルト8の一端にはパルスモータ7が連結されてい
て、このパルスモータ7の回動によって原稿テーブル3
が正確に副走査方向に往復運動されるようになってい
る。
【0017】透過用線状光源12は、長尺状のハロゲン
ランプで、下面にスリット14を有した角筒状の光源収
納ケース13の内部に収納されており、箱体上面16a
の上方であって、原稿テーブル3よりも上方に設置さ
れ、上記読取線Rに光を照射できるようになっている。
一方、箱体上面16aの下方であって、原稿テーブル3
より下方には、透過用線状光源と同様の、一対の反射用
線状光源15・15が、箱体上面16aに設けられたス
リット(不図示)を通って上記読取線Rに下方から光を
照射することのできるように設置されている。従って、
透過用線状光源12又は反射用線状光源15・15が、
透過型原稿D1又は反射型原稿D2を主走査方向に照射し
ながら、原稿テーブル3が副走査方向に移動することに
よって、原稿D1又は原稿D2全面についての照明が行う
ことができるようになっている。また、原稿D1を透過
した透過光、および原稿D2で反射した反射光は、読取
線Rの真下の箱体上面16aに設けられたスリット(不
図示)を通って、箱体上面16aの下方に設置された結
像光学系20へと導かれる。
【0018】結像光学系20は、図1及び図3に示すよ
うに、箱体上面16aの下方に設置されており、上記走
査部から入射してきた透過光及び反射光を水平方向に導
く反射ミラー21が、読取線Rの真下に設置されてお
り、さらにこの光を集光する集光レンズ22と、その光
を受光するCCDラインセンサ24が順に配置されてい
る。集光レンズ22及びラインセンサ24は、それぞれ
パルスモータ23及びパルスモータ25によって回転駆
動されるチェーン又はベルト上に固定され、これらモー
タ23、25の回転により、副走査方向に往復運動でき
るようになっている。CCDラインセンサ24は、例え
ば主走査方向に列状に5000個以上のCCD(Cha
rge Coupled Device)素子を並べた
CCDアレイで、ラインセンサ24上に結像された原稿
の主走査方向の画像を読み取り、その濃淡に対応した画
像信号を出力する。集光レンズ22及びラインセンサ2
4の前記副走査方向への動きは、後述するコンピュータ
31によって制御され、ラインセンサ24上に所望の”
読み取り線密度”で画像を結像することができるように
なっている。”読み取り線密度”については後で詳しく
述べるが、原稿の主走査方向1インチ(25.4mm)相
当の画像を読み取るラインセンサ34のCCD素子数
を”読み取り線密度”とする。
【0019】制御処理部30は、原稿入力装置1の各部
を制御するコンピュータ31と、結像光学系20で読み
取った画像信号を処理する画像処理部40とからなる。
コンピュータ31は、上記操作パネル32から入力され
た原稿種類・読み取り条件・読み取り開始等の指示に基
づいて、走査系2の透過用光源12、反射用線状光源1
5・15、パルスモータ7、及び結像光学系20のパル
スモータ23、パルスモータ25、及び画像処理部40
等を制御する。また、画像処理部40は、ラインセンサ
24からの画像信号を受けて、その倍率補正を行う倍率
補正部41と、画像信号についての演算を行う演算部4
2と、データ等を記憶する記憶部42と、シェーディン
グ補正を行うシェーディング補正部44とからなる。
【0020】以上のような原稿入力装置1の構成によっ
て、透過型原稿D1及び反射型原稿D2の主走査方向の画
像を、ラインセンサ24に所望の”読み取り線密度”で
結像させながら、副走査方向に走査し、原稿全体の画像
を読み取ることができるが、”読み取り線密度”の精密
さを要求する場合には、次に示すように、透過型基準板
50及び反射型基準板60を読み取り、画像処理部40
の倍率補正部41で処理し、主走査方向の”読み取り線
密度”を正確に測定して、倍率補正を行う。また、この
透過型基準板50及び反射型基準板60は、ラインセン
サ34の各CCD素子間の感度のバラツキや、照明ムラ
による影響をシェーディング補正するためにも使用す
る。
【0021】図4は、透過型基準板50と反射型基準板
60の斜視図であり、図4(a)は透過型基準板50、
図3(b)は反射型基準板60を示す。図に示すよう
に、透過型基準板50は、主走査方向に長く延びた長方
形状の透明ガラス板でできており、その左半分が、透過
型原稿D1読み取りのシェーディング補正を行うときの
白基準となる透過型白基準50aとなっており、右半分
が、透過型原稿D1読み取りの倍率補正を行うときの基
準となる透過型倍率基準50bとなっている。透過型白
基準50aは無地であるが、透過型倍率基準50b上面
には、光学倍率の基準を提供するために、所定の間隔
(Ammとする。)で当ピッチ目盛り51…がエッチング
により刻まれている。
【0022】反射型基準板60は、透過型基準板50と
同様のガラス板でできているが、その上面全体に、反射
型原稿D2の白基準に相当する白色塗料が塗られてい
る。そして、その左半分は、反射型原稿D2読み取りの
シェーディング補正を行うときの白基準となる無地の反
射型白基準60aとなっており、右半分が、反射型倍率
基準60bとなっていて、その上面に反射型原読D2読
み取りの倍率補正を行うときの基準となる当ピッチ目盛
り61…(間隔Amm)が刻まれている。
【0023】図5は、透過型原稿D1、及び透過型基準
板50の主走査方向の画像が結像する様子を示した模式
図である。図5(a)は、結像光学系20が、透過型原
稿D1の主走査方向全域を読み取る状態を示している。
また、図5(b)は、図5(a)と同じ結像光学系20
の状態であり、透過型原稿D1を読み取る前に、原稿テ
ーブル3を透過型基準板50の透過型倍率基準50bを
読み取る位置に合わせて、当ピッチ目盛り51…を読み
取っている状態を示している。ここで、適数個(M個と
する)分の目盛り間隔、すなわちMAmmに対応するライ
ンセンサ24のCCD素子数Pをカウントすることによ
って、”読み取り線密度”を求めることができ、その値
は次の数1で示される。
【0024】
【数1】
【0025】また、図5(c)においては、結像光学系
20が、透過型原稿D1の主走査方向の一部領域Eを拡
大して読み取る状態を示しており、図5(d)は、図5
(c)と同じ結像光学系20の状態で、透過型原稿D1
を読み取る前に、原稿テーブル3を透過型基準板50の
透過型倍率基準50b読み取る位置に合わせて当ピッチ
目盛り51…を読み取っている状態を示している。ここ
で、適数個(N個とする)分の当ピッチ目盛51…間
隔、すなわちNAmmに対応するラインセンサ34のCC
D素子数Qをカウントすれば、”読み取り線密度”を求
めることができ、その値は次の数2で示される。
【0026】
【数2】
【0027】このように、透過型基準板50を使うこと
により、その時の結像光学系20の状態ごとに、”読み
取り線密度”は正確に得ることができる。なお、上記図
5(a)のように、透過型原稿D1の主走査方向全域を
読み取る状態を基準にすると、図5(c)の結像光学系
20の状態での光学倍率の値は、次の数3で示される。
【0028】
【数3】
【0029】またこれと同様にして、反射型原稿D2を
読み取る場合の”読み取り線密度”も、反射型基準板6
0を読み取ることにより得ることができる。このように
して得た”読み取り線密度”をもとにして、処理部40
の倍率補正部41で、読み取った原稿の画像信号の光学
倍率の補正を行い、精密な光学倍率の画像信号を求める
ことができる。
【0030】次に、画像読み取りと画像信号補正を行
う、原稿入力装置1の動作について説明する。図6は、
原稿テーブル3、透過用線状光源12、反射用線状光源
15・15の動作を示す図である。図6(a)は、初期
状態を示し、原稿テーブル3の左端が読取線Rと一致し
ている。原稿テーブル3の左端から、透過型基準板50
の透過型白基準50aの中央までの距離をL1、透過型
倍率基準50bの中央までの距離をL2、反射型基準板
60の反射型白基準60aの中央までの距離をL3、反
射型倍率基準60bの中央までの距離をL4とする。
【0031】図6(b)は、透過型白基準50a読み取
りの状態を示している。このとき、原稿テーブル3は、
初期状態から左方へL1だけ移動した状態であり、透過
型白基準50aの中央が読取線Rに位置し、透過用線状
光源12から光が照射されている。図6(c)は、透過
型倍率基準50b読み取りの状態を示している。このと
き、原稿テーブル3は、初期状態から左方へL2だけ移
動した状態であり、透過型倍率基準50bの中央が読取
線Rに位置し、透過用線状光源12から光が照射されて
いる。図6(d)は、反射型白基準60a読み取りの状
態を示している。このとき原稿テーブル3は、初期状態
から左方へL4だけ移動した状態であり、反射型白基準
60aの中央が読取線Rに位置し、反射用線状光源15
・15から光が照射されている。図6(e)は、反射型
倍率基準60b読み取りの状態を示している。このとき
原稿テーブル3は、初期状態から左方へL4だけ移動し
た状態であり、反射型倍率基準60bの中央が読取線R
に位置し、反射用線状光源15・15から光が照射され
ている。
【0032】図7は、原稿入力装置1の原稿種類別読み
取り、及び倍率補正・シェーディング補正の制御に関す
るフローチャートであり、コンピュータ31は、このフ
ローチャートに従って制御を行う。START時には、
原稿テーブル3は、図6(a)に示される初期状態にあ
る。操作パネル32からの原稿種類(透過型原稿D1、
あるいは反射型原稿D2の何れか)の入力に従って、透
過型原稿D1ならばステップS12に、反射型原稿D2な
らばステップS2に進む(S1)。
【0033】反射型原稿D2の場合は、次のステップS
2〜S9に従って反射型基準板60の読み取りがされ
る。反射用線状光源15・15をONにする。また、操
作パネル32からの倍率入力に従って、結合光学系20
をセットする(S2)。操作パネル32から倍率補正だ
けでなくシェーディング補正も行う指示があった場合に
は、S4に進み、なかった場合にはS7に進む。(S
3)。次にパルスモータ7を回転させて、原稿テーブル
3をL3だけ左方へ移動し、反射型白基準60aの中央
を読取線Rに一致させる(図6(d)参照)(S4)。
ラインセンサ24の各CCD素子が、反射型基準板60
の反射型白基準60aを読み取り、そこからの画像信号
を演算部42に送る。演算部42は、この時の画像信号
が均一に各CCD素子の最大出力値を表す画像信号とな
るように補正係数を演算し、その値を記憶部43に蓄え
る(S5)。そして、以上の読み取りが終了すれば、S
7に進む(S6)。原稿テーブル3を移動し、反射型倍
率基準60bの中央を読取線Rに一致させる(図6
(e)参照)(S7)。反射型倍率基準60bの当ピッ
チ目盛り61…を読み取り、倍率補正部41で”読み取
り線密度”を算出し、記憶部43に記憶する(S8)。
そして、以上の読み取りが終了すればS20に進む(S
9)。
【0034】一方、透過型原稿D1の場合は、次のステ
ップS12〜S19に従って、透過型基準板50の読み
取りがなされる。透過用線状光源12をONにする。ま
た、操作パネル32からの倍率の入力に従って、結像光
学系20をセットする(S12)。操作パネル32から
倍率補正だけでなくシェーディング補正も行う指示があ
った場合には、S14に進み、なかった場合にはS17
に進む(S13)。次にパルスモータ7を回転させて、
原稿テーブル3をL1だけ左方へ移動し、透過型白基準
50aの中央を読取線Rに一致させる(図6(b)参
照)(S14)。ラインセンサ24の各CCD素子が、
透過型基準板50の透過型白基準50aを読み取り、そ
の時のそこからの画像信号を演算部42に送る。演算部
42は、この時の画像信号が均一に各CCD素子の最大
出力値を表す画像信号となるように補正係数を演算し、
その値を記憶部43に蓄える(S15)。そして、以上
の読み取りが終了すれば、S17に進む(S16)。
【0035】原稿テーブル3を移動し、透過型倍率基準
50bの中央を読取線Rに一致させる(図6(c)参
照)(S17)。透過型倍率基準50bの当ピッチ目盛
り51…を読み取り、倍率補正部41で”読み取り線密
度”を算出し、記憶部43に記憶する(S18)。そし
て、以上の読み取りが終了すればS20に進む(S1
9)。
【0036】この様に、反射型基準板60又は透過型基
準板50の読み取りがされた後、次のステップS20で
は、本スキャンし、反射型原稿D2又は透過型原稿D1を
読み取る。そして、読み取った原稿の画像信号に対し
て、反射型原稿D2の場合は、上記S8で記憶部43に
蓄えた”読み取り線密度”を基に、倍率補正部41で倍
率補正を行い、S5で記憶部43に蓄えた補正係数を基
にシェーディング補正部44でシェーディング補正を行
う。透過型原稿D1の場合は上記S18で記憶部43に
蓄えた”読み取り線密度”を基に、倍率補正部41で倍
率補正を行い、S15で記憶部43に蓄えた補正係数を
基にシェーディング補正部44でシェーディング補正を
行う(S20)。そして、反射用線状光源15・15又
は透過用線状光源12をOFFにして(S21)、終了
する。
【0037】以上のような、原稿入力装置1の動作によ
れば、透過型原稿D1の場合は、透過用線状光源12の
みを連続的に使用し、反射型原稿D2の場合は、反射用
線状光源15・15のみを連続的に使用することとなる
ので、スタートしてから短時間で安定して本スキャンに
入ることができるし、光源の長寿命化にもつながる。な
お、上記実施例において示した倍率補正及びシェーディ
ング補正以外にも、透過型基準板50および反射型基準
板60を用いて、例えば画像の歪みを補正する等の様々
な処理を行うことが可能である。
【0038】(第二実施例)図8は、本発明の第二実施
例に係わる基準板70の斜視図である。本実施例におい
ては、この基準板70が、第一実施例において用いた透
過型基準板50および反射型基準板60の代わりに、原
稿入力装置1のテーブル枠体4の左端近傍に形成された
スリット状開口部に設置されている。
【0039】基準板70は、図に示すように、原稿入力
装置1の主走査方向(矢印B1・B2)に長く延びた長方
形状のガラス板でできており、透明型原稿D1の倍率補
正を行う基準となる透過型倍率基準70aと、反射型原
稿D2の倍率補正を行う基準となる反射型倍率基準70
bと、反射型原稿D2のシェーディング補正を行う白基
準となる反射型白基準70cと、透明型原稿D1のシェ
ーディング補正を行う白基準となる透明型白基準70d
との4つの領域が、左方(矢印A1)から右方(矢印A
2)に向かって順に形成されている。
【0040】またこの基準板70は、第一実施例の透過
型基準板50および反射型基準板60と同様、材料は素
板ガラスであって、透過型倍率基準70aと反射型倍率
基準70bの上面には、倍率補正の基準となる当ピッチ
目盛り71…がエッチングにより刻まれており、さら
に、反射型倍率基準70bと反射型白基準70cの上面
には、反射型原稿D2のシェーディング補正の白基準と
なる白色塗料が塗られている。
【0041】このように、基準板70を設置した原稿入
力装置1において、第一実施例と同様に動作を行う。即
ち、透明型原稿D1の場合は、基準板70の透過型倍率
基準70aと透明型白基準70dを読み取り、反射型原
稿D2の場合は、反射型倍率基準70bと反射型白基準
70cを読み取る。その後、透明型原稿D1又は反射型
原稿D2を読み取り、読み取った原稿の画像信号に対し
て倍率補正及びシェーディング補正を行う。
【0042】(第三実施例)図9は、本発明の第三実施
例に係わる原稿入力装置の原稿テーブルの斜視図であ
り、図10は、図9に示す原稿テーブルの概略側面図で
ある。本実施例においては、第一実施例の原稿入力装置
1のテーブル枠体4の左端近傍に形成されたスリット状
開口部に兼用基準板80が設置されている。そして、透
過型原稿D1を読み取るときは、図10(a)に示すよ
うに、透過型原稿押え板90で透過型原稿D1と兼用基
準板80を覆い、反射型原稿D2を読み取るときは、図
10(b)に示すように、反射型原稿押え板100で反
射型原稿D2と兼用基準板80を覆って読み取りを行
う。それ以外の原稿入力装置の構成は、第一実施例の原
稿入力装置1と同様である。
【0043】兼用基準板80は、第一実施例の透明型基
準板50と同様、素板ガラス等の透明板でできており、
その左半分が透過型白基準50aと同様の白基準80a
となっており、右半分が、透過型倍率基準50bと同
様、当ピッチ目盛りが刻まれた倍率基準80bとなって
いる。透過型原稿押え板90は、拡散板などの透明板か
らできており、原稿ガラス5上の透過型原稿D1を押さ
えると共に、兼用基準板80の上面を覆うことができる
ようになっている。
【0044】反射型原稿押え板100は、原稿ガラス3
上の反射型原稿D2を押さえると共に、兼用基準板80
の上面を覆うことができる柔軟性のある透明マット10
1でできており、この透明マット101下面の左端近傍
で、兼用基準板80の上面に接する部分には、反射型原
稿D2の白基準に相当する白色シート103が、スポン
ジ102を介して貼付けられている。このスポンジ10
2は、白色シート103の、兼用基準板80の上面に対
する密着性をよくするためのものである。
【0045】以上のような、兼用基準板80と、透過型
原稿押え板90及び反射型原稿押え板100の構成によ
って、透過型原稿D1を読み取るときには、透過型原稿
押え板90を使用するが、このときは基準板80の上面
を透明型原稿押え板90が覆うので、白基準80aと倍
率基準80bは、それぞれ透過型白基準と透過型倍率基
準となる。一方、反射型原稿D2を読み取るときには、
反射型原稿押え板100を使用するが、このときは基準
板80の上面を白色シート103が覆うので、兼用基準
板80上の白色シート103が反射型原稿D2の白基準
を提供し、白基準80aと倍率基準80bは、それぞれ
反射型白基準と反射型倍率基準となる。
【0046】このような構成の原稿入力装置によって、
実施例1の原稿入力装置1の動作と同様に、読み取り動
作を行うが、本実施例においては、透過型原稿押え板9
0で押さえた透過型原稿D1を読み取る場合と、反射型
原稿押え板100で押さえた反射型原稿D2を読み取る
場合の、いずれの場合においても白基準80a、倍率基
準80b、を読み取った後、透過型原稿D1又は反射型
原稿D2を読み取り、読み取ったデータを基にシェーデ
ィング補正、倍率補正を行うことになる。
【0047】以上のようにすれば、用いる兼用基準板8
0は一つでも、透過型原稿押え板90と反射型原稿押え
板100を使い分けることにより、透過型原稿D1と反
射型原稿D2の両方を読み取り、シェーディング補正、
倍率補正を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上の本発明によれば、読み取る原稿が
透過型原稿の場合でも、倍率補正のための基準板読み取
りを行った後、短時間で安定して本スキャンに入ること
ができるので、作業性がよい。また、照明を切り換える
必要がなく、短時間でON/OFFする必要もないの
で、照明光源の長寿命化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる原稿入力装置の構成
を示す斜視図である。
【図2】原稿入力装置1の原稿テーブルを示す上面図で
ある。
【図3】原稿入力装置1の構成を説明するための模式図
である。
【図4】透過型基準板50と反射型基準板60の斜視図
である。
【図5】透過型原稿D1、及び透過型基準板50の主走
査方向の画像が結像する様子を示した模式図である。
【図6】原稿テーブル3、透過用線状光源12、反射用
線状光源15・15の動作を示す図である。
【図7】原稿入力装置1の原稿種類別読み取り、及び倍
率補正・シェーディング補正の制御に関するフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第二実施例に係わる基準板70の斜視
図である。
【図9】本発明の第三実施例に係わる原稿入力装置の原
稿テーブルの斜視図である。
【図10】図9に示す原稿テーブルの概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿入力装置 5 原稿ガラス 12 透過用線状光源 20 結像光学系 50 透過型基準板 D 原稿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する透明な原稿載置台と、 原稿載置台上の原稿に光照射する透過原稿用線状光源
    と、 原稿からの透過光を受光するよう配された光学倍率可変
    機能を有する結像光学系と、 前記原稿載置台、又は透過用線状光源と結像光学系の一
    方を、他方に対して透過用線状光源からの光路と交差す
    る方向に移動させる駆動手段と、 原稿載置台上の原稿と同一平面にあり、かつ原稿が光路
    から外れた状態にあるとき前記光路に入る位置に配さ
    れ、透光性板体に等ピッチ目盛りが形成されてある倍率
    補正用基準板と、 倍率補正用基準板が透過用線状光源からの光路中に置か
    れているとき、結像光学系が読み取る倍率補正用基準板
    の目盛りの間隔から光学倍率を求める光学倍率算出手段
    と、 を備えていることを特徴とする原稿入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の原稿入力装置は更に、 原稿からの反射光が結像光学系に入射するよう原稿を照
    射する反射原稿用光源と、 原稿載置台に置かれる原稿が透過型原稿であるとき使用
    される第1の原稿押え板と、前記原稿が反射型原稿であ
    るとき使用される第2の原稿押え板とを備え、 かつ第2の原稿押え板は倍率補正用基準板と対向する部
    位が反射型原稿の白基準相当の白色をしていることを特
    徴とする原稿入力装置。
JP5236531A 1993-09-22 1993-09-22 原稿入力装置 Pending JPH0795365A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184176A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017184176A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

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