JP2907464B2 - ジオルガノポリシロキサン含有の化粧品または皮膚科学用組成物 - Google Patents
ジオルガノポリシロキサン含有の化粧品または皮膚科学用組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、変性したジオルガノポリシロキサンを酸化
防止剤として、化粧品組成物または皮膚科学用組成物中
で使用することおよびこの化合物を含有する組成物に関
する。
防止剤として、化粧品組成物または皮膚科学用組成物中
で使用することおよびこの化合物を含有する組成物に関
する。
発明が解決しようとする課題 化粧品または皮膚科学用組成物中で用いる油脂性物質
および他の活性物質は環境温度でさえ酸化する傾向のあ
ることが知られている。
および他の活性物質は環境温度でさえ酸化する傾向のあ
ることが知られている。
この酸化によつてこれらの物質は新たな特性ことに嗅
覚に関連する特性を獲得するが、この特性は、これらの
物質が化粧品または皮膚科学用組成物中に含入される場
合、好ましくない。
覚に関連する特性を獲得するが、この特性は、これらの
物質が化粧品または皮膚科学用組成物中に含入される場
合、好ましくない。
この酸化を避けるために、一般には、酸化防止剤の役
割を果たす保護剤を用いる。現在はジ第三ブチルヒドロ
キシトルエンが用いられる。しかしこの化合物のある種
の油脂性物質中の溶解度には、限度がある。
割を果たす保護剤を用いる。現在はジ第三ブチルヒドロ
キシトルエンが用いられる。しかしこの化合物のある種
の油脂性物質中の溶解度には、限度がある。
課題を解決しようとする手段 本発明者は、アルキルフエノール構成単位をもつある
種のジオルガノポリシロキサンが、油脂性物質中の著し
く改善された溶解度をもつとともに多飽和脂質の過酸化
に対する優れた酸化防止特性と同時に熱的または光学的
に誘起される酸化反応をうけやすい物質(例えば蛋白
質、蔗糖、顔料、ビタミン、ポリマー)に対する優れた
酸化防止特性とを示すことを見出した。
種のジオルガノポリシロキサンが、油脂性物質中の著し
く改善された溶解度をもつとともに多飽和脂質の過酸化
に対する優れた酸化防止特性と同時に熱的または光学的
に誘起される酸化反応をうけやすい物質(例えば蛋白
質、蔗糖、顔料、ビタミン、ポリマー)に対する優れた
酸化防止特性とを示すことを見出した。
本発明者は、本発明のジオルガノポリシロキサンが、
化粧品または皮膚科学組成物中に含まれる不飽和脂質の
酸敗を防止することにより油脂相を含むこれらの組成物
の保存状態を改善することおよびこれらの組成物中に含
まれるビタミンAまたはカロチノイドのような活性化合
物の酸化的劣化を防止しうることを見出した。
化粧品または皮膚科学組成物中に含まれる不飽和脂質の
酸敗を防止することにより油脂相を含むこれらの組成物
の保存状態を改善することおよびこれらの組成物中に含
まれるビタミンAまたはカロチノイドのような活性化合
物の酸化的劣化を防止しうることを見出した。
本発明のポリマーは皮膚によつて吸収されないという
利点をさらにもつ。
利点をさらにもつ。
本発明は、アルキルフエノール構成単位をもつジオル
ガノポリシロキサンを酸化防止剤として、化粧品または
皮膚科学組成物中に使用することを目的とする。
ガノポリシロキサンを酸化防止剤として、化粧品または
皮膚科学組成物中に使用することを目的とする。
本発明の他の目的は、下記に規定するアルキルフエノ
ール構成単位をもつジオルガノポリシロキサンを含有す
る化粧品または皮膚科学用組成物からなる。
ール構成単位をもつジオルガノポリシロキサンを含有す
る化粧品または皮膚科学用組成物からなる。
本発明の他の目的は以下の記述を閲読すれば明らかと
なるであろう。
なるであろう。
本発明により、酸化防止剤として用いるジオルガノポ
リシロキサンは (i)式(I) 〔式中、Rは同じであるか異なり、C1〜C10アルキル基
またはフェニル基であり、基Rの数の少なくとも80%は
メチルであり、 Bは同一であるか異なり、基RまたはAであり、 aは0〜200の整数であり、 bは0〜50の整数であり、かつbが0に等しい場合、
2つの記号Bの少なくとも一つはAであり、 Aは式: (式中、R1は水素原子、C1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基を表わし、 R2は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖
アルキル基を表わし、 R3は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基を表わし、 R4は水素原子またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基を表わし、 R5は水素原子、ヒドロキシル基またはC1〜C8の直鎖も
しくは分枝鎖アルコキシル基を表わし、 R2,R3またはR5基の少なくとも一つはヒドロキシル基
を表わし、、R2がアルコキシル基でありかつR3がヒドロ
キシ基である場合、R1,R4またはR5基の少なくとも一つ
は水素であり、 Yは2価の基:−(O)n−CH2−CH(R6)−CH2− を表わし、R6は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表
わしかつnは0または1である)の基である〕および、 (ii)式(II): (式中、RおよびAは式(I)において示したのと同じ
意味をもち、 cは1〜20の整数であり、 dは2〜20の整数であり、 c+dは3以上である) のジオルガノポリシロキサンのうちから選択する。
リシロキサンは (i)式(I) 〔式中、Rは同じであるか異なり、C1〜C10アルキル基
またはフェニル基であり、基Rの数の少なくとも80%は
メチルであり、 Bは同一であるか異なり、基RまたはAであり、 aは0〜200の整数であり、 bは0〜50の整数であり、かつbが0に等しい場合、
2つの記号Bの少なくとも一つはAであり、 Aは式: (式中、R1は水素原子、C1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基を表わし、 R2は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖
アルキル基を表わし、 R3は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基を表わし、 R4は水素原子またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基を表わし、 R5は水素原子、ヒドロキシル基またはC1〜C8の直鎖も
しくは分枝鎖アルコキシル基を表わし、 R2,R3またはR5基の少なくとも一つはヒドロキシル基
を表わし、、R2がアルコキシル基でありかつR3がヒドロ
キシ基である場合、R1,R4またはR5基の少なくとも一つ
は水素であり、 Yは2価の基:−(O)n−CH2−CH(R6)−CH2− を表わし、R6は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表
わしかつnは0または1である)の基である〕および、 (ii)式(II): (式中、RおよびAは式(I)において示したのと同じ
意味をもち、 cは1〜20の整数であり、 dは2〜20の整数であり、 c+dは3以上である) のジオルガノポリシロキサンのうちから選択する。
本発明で用いる特に好ましい化合物としては、式
(I)または(II)においてRはメチル基であり、Bが
メチル基であり、aは5〜20個の範囲であり、bが2〜
15の範囲であり、c+dは3〜10の範囲であり、基Aに
おいてアルキル基がメチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチル、第三−ブチル、1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル基のうちから選択され、アルコキシ基が望ましくはメ
トキシ基でありかつYがCH2 3または−O(CH2)3−
を表わす統計的またはブロツクジオルガノポリシロキサ
ンをあげることができる。
(I)または(II)においてRはメチル基であり、Bが
メチル基であり、aは5〜20個の範囲であり、bが2〜
15の範囲であり、c+dは3〜10の範囲であり、基Aに
おいてアルキル基がメチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチル、第三−ブチル、1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル基のうちから選択され、アルコキシ基が望ましくはメ
トキシ基でありかつYがCH2 3または−O(CH2)3−
を表わす統計的またはブロツクジオルガノポリシロキサ
ンをあげることができる。
式(I)または(II)のジオルガノポリシロキサン
は、式: (式中、R1、R2、R3、R4およびR5は式(III)に示した
のと同じ意味をもちかつY′は式: −(O)n−CH2−C(R6)=CH2 の不飽和基であり、かつ上式のnおよびR6は式(III)
において示したのと同じ意味をもつ)の化合物を、式: (式中、R、aおよびbは式(I)において示したのと
同じ意味をもち、かつ同じであるか異なるB′基はR基
および水素原子のうちから選択する)のコポリ(オルガ
ノヒドロ−ジオルガノ)シロキサン、および式: (式中、R、cおよびdは上記の式(II)に示したのと
同じ意味をもつ)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガ
ノ)シロキサンと反応することによつて得る。
は、式: (式中、R1、R2、R3、R4およびR5は式(III)に示した
のと同じ意味をもちかつY′は式: −(O)n−CH2−C(R6)=CH2 の不飽和基であり、かつ上式のnおよびR6は式(III)
において示したのと同じ意味をもつ)の化合物を、式: (式中、R、aおよびbは式(I)において示したのと
同じ意味をもち、かつ同じであるか異なるB′基はR基
および水素原子のうちから選択する)のコポリ(オルガ
ノヒドロ−ジオルガノ)シロキサン、および式: (式中、R、cおよびdは上記の式(II)に示したのと
同じ意味をもつ)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガ
ノ)シロキサンと反応することによつて得る。
この反応は以下においてヒドロシリル化と称すること
にする。
にする。
ヒドロシリル化反応は、白金/炭素、ヘキサクロロ白
金酸、アルコール、アルデヒドまたはエーテルとヘキサ
クロロ白金酸との反応生成物、トリメチル白金の沃化
物、ヘキサメチルジ白金、不飽和をもつ誘導体例えばオ
レフインまたはビニル−シロキサンとの白金の錯体のよ
うな、白金をベースとする触媒の存在で実施する。これ
らの触媒は米国特許第2,823,218号、第3,220,972号、第
3,313,773号、第3,159,601号および第3,159,662号明細
書中に記載されている。
金酸、アルコール、アルデヒドまたはエーテルとヘキサ
クロロ白金酸との反応生成物、トリメチル白金の沃化
物、ヘキサメチルジ白金、不飽和をもつ誘導体例えばオ
レフインまたはビニル−シロキサンとの白金の錯体のよ
うな、白金をベースとする触媒の存在で実施する。これ
らの触媒は米国特許第2,823,218号、第3,220,972号、第
3,313,773号、第3,159,601号および第3,159,662号明細
書中に記載されている。
ヒドロシリル化反応は触媒の性質に応じて、環境温度
から200℃の範囲において、必要ならば不活性の揮発性
溶媒の存在下で、実施することができる。触媒の濃度は
式(VI)の化合物1モルあたり10-7〜10-3、望ましくは
10-5〜10-4グラム原子の範囲である。式(VI)の化合物
は、反応混合物を一般に50〜120℃の範囲の温度に保つ
のに十分な速度で、必要量の触媒を含有する式(IV)ま
たは(V)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)シ
ロキサンにゆつくりと添加する。
から200℃の範囲において、必要ならば不活性の揮発性
溶媒の存在下で、実施することができる。触媒の濃度は
式(VI)の化合物1モルあたり10-7〜10-3、望ましくは
10-5〜10-4グラム原子の範囲である。式(VI)の化合物
は、反応混合物を一般に50〜120℃の範囲の温度に保つ
のに十分な速度で、必要量の触媒を含有する式(IV)ま
たは(V)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)シ
ロキサンにゆつくりと添加する。
また、式(VI)の化合物と式(IV)または(V)のコ
ポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)シロキサンとを同
時に触媒中の触媒懸濁液に添加するかあるいは式(IV)
または(V)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)
シロキサンを必要量の触媒を含有し必要なら溶媒中の溶
液である式(VI)の化合物を添加することもできる。反
応は、化学量論的割合の式(IV)、(V)および(VI)
の反応体を用いてまたは、必要ならば、反応体(VI)ま
たは式(IV)もしくは(V)のコポリ(オルガノヒドロ
−ジオルガノ)シロキサンの量を減らして実施する。
ポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)シロキサンとを同
時に触媒中の触媒懸濁液に添加するかあるいは式(IV)
または(V)のコポリ(オルガノヒドロ−ジオルガノ)
シロキサンを必要量の触媒を含有し必要なら溶媒中の溶
液である式(VI)の化合物を添加することもできる。反
応は、化学量論的割合の式(IV)、(V)および(VI)
の反応体を用いてまたは、必要ならば、反応体(VI)ま
たは式(IV)もしくは(V)のコポリ(オルガノヒドロ
−ジオルガノ)シロキサンの量を減らして実施する。
上記に規定する式(VI)の誘導体のうち特に下記のも
のを挙げることができる。
のを挙げることができる。
4−アリル2,6−ジ第三ブチルフエノール 2−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノール 2−アリル4−メトキシ6−第三ブチルフエノール 2−アリル4−メチル6−第三ブチルフエノール 2−アリル4−メチル6−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチルフエノール) 4−アリロキシ2,6−ジ第三ブチルフエノール 4−アリロキシ2−第三ブチルフエノール 2−アリル5−第三ブチルヒドロキノン 式(VI)の誘導体は既知であり、既知の方法によつて
製造できる。
ブチルフエノール) 4−アリロキシ2,6−ジ第三ブチルフエノール 4−アリロキシ2−第三ブチルフエノール 2−アリル5−第三ブチルヒドロキノン 式(VI)の誘導体は既知であり、既知の方法によつて
製造できる。
例として、Y′が式O)n−CH2−C(R6)=CH
2(式中n=1である)を表わす式(VI)の誘導体は、
式(III)のハロゲン化アルケニルを式(VIII)の誘導
体と下記のごとく反応することによつて得ることができ
る。
2(式中n=1である)を表わす式(VI)の誘導体は、
式(III)のハロゲン化アルケニルを式(VIII)の誘導
体と下記のごとく反応することによつて得ることができ
る。
この反応は、溶媒または溶媒混合物中の塩基の存在下
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属炭酸
塩の存在下でまたはトルエンと水との混合物中のアルカ
リ金属水酸化物および相間移動触媒の存在下で、環境温
度と溶媒の沸点との間の温度において実施する。
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属炭酸
塩の存在下でまたはトルエンと水との混合物中のアルカ
リ金属水酸化物および相間移動触媒の存在下で、環境温
度と溶媒の沸点との間の温度において実施する。
式(VIA)、(VII)および(VIII)の化合物におい
て、R1、R2、R3、R4、R5、R6は上記した意味をもちまた
Xはハロゲン原子、望ましくは塩素または臭素を表わ
す。
て、R1、R2、R3、R4、R5、R6は上記した意味をもちまた
Xはハロゲン原子、望ましくは塩素または臭素を表わ
す。
R5がOHでありY′が式O)n−CH2−C(R6)=CH2
(式中、n=0である)を表わす式(VI)の誘導体は、
下記の反応図式に従つて式(IX)の化合物をCLAISEN転
位を行うことによつて得ることができる。
(式中、n=0である)を表わす式(VI)の誘導体は、
下記の反応図式に従つて式(IX)の化合物をCLAISEN転
位を行うことによつて得ることができる。
この転位は、必要なら溶媒の存在下で、式(IX)の化
合物を少くとも約170℃に加熱することにより、TARBELL
によつて述べられた条件(ニユーヨークのJohn Wiley社
1944年刊の「Organic Reactions」第2巻1ページ参
照)によつて実施できる。
合物を少くとも約170℃に加熱することにより、TARBELL
によつて述べられた条件(ニユーヨークのJohn Wiley社
1944年刊の「Organic Reactions」第2巻1ページ参
照)によつて実施できる。
式(IX)の化合物は式(VII)のハロゲン化アルケニ
ルを式(X)の化合物と反応することにより得ることが
できる。
ルを式(X)の化合物と反応することにより得ることが
できる。
この反応は、溶媒または溶媒混合物中の塩基の存在下
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属炭酸
塩の存在下でまたはトルエンと水との混合物中のアルカ
リ金属水酸化物および相間移動触媒の存在下で、環境温
度と溶媒の沸点との間の温度において実施する。式
(X)の化合物は既知の方法に従つて製造できる。式
(VIB)、(VII)、(IX)および(X)の化合物におい
て、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびXは上記した意味を
もつ。
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属炭酸
塩の存在下でまたはトルエンと水との混合物中のアルカ
リ金属水酸化物および相間移動触媒の存在下で、環境温
度と溶媒の沸点との間の温度において実施する。式
(X)の化合物は既知の方法に従つて製造できる。式
(VIB)、(VII)、(IX)および(X)の化合物におい
て、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびXは上記した意味を
もつ。
R3=OH、R1=R5=H2であり、R2およびR4がC1〜C8の直
鎖または分枝鎖アルキル基を表わしかつY′が式O)
n−CH2−C(R6)=CH2(式中のn=0である)を表わ
す式(VI)の誘導体は式(VII)のハロゲン化アルケニ
ルを式(XI)の誘導体と反応して得ることができる。
鎖または分枝鎖アルキル基を表わしかつY′が式O)
n−CH2−C(R6)=CH2(式中のn=0である)を表わ
す式(VI)の誘導体は式(VII)のハロゲン化アルケニ
ルを式(XI)の誘導体と反応して得ることができる。
この反応は、溶媒または溶媒混合物中の塩基の存在下
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属のア
ルコレートまたは炭酸塩の存在下でまたは必要ならば相
間移動触媒が存在するトルエン中のアルカリ金属水酸化
物の存在下で、環境温度と溶媒の沸点との間の温度にお
いて実施する。式(XI)の化合物は既知の化合物であ
る。
で、例えばジメチルホルムアミド中のアルカリ金属のア
ルコレートまたは炭酸塩の存在下でまたは必要ならば相
間移動触媒が存在するトルエン中のアルカリ金属水酸化
物の存在下で、環境温度と溶媒の沸点との間の温度にお
いて実施する。式(XI)の化合物は既知の化合物であ
る。
本発明に従う化粧品組成物または皮膚科学用組成物
は、動物性、植物性もしくは合成的な油脂相および(ま
たは)酸化しやすい活性物質を含有する化粧品としてま
たは皮膚科学的に許容できる媒体中に、組成物の全重量
に対して0.01〜5重量%、望ましくは0.05〜3重量%の
濃度で式(I)または(II)のジオルガノポリシロキサ
ンを少くとも一つ含有することを本質的な特徴とする。
は、動物性、植物性もしくは合成的な油脂相および(ま
たは)酸化しやすい活性物質を含有する化粧品としてま
たは皮膚科学的に許容できる媒体中に、組成物の全重量
に対して0.01〜5重量%、望ましくは0.05〜3重量%の
濃度で式(I)または(II)のジオルガノポリシロキサ
ンを少くとも一つ含有することを本質的な特徴とする。
本発明で用いる油脂性物質は、ラノリン、セチン(鯨
ろう)、密ろう、パーハイドロスクアレン、海亀油のよ
うな動物性不飽和脂質、またはオリーブ油、ひまわり
油、大豆油、落花生油、コーン油、カリテ(karit、
バターの木)油、甘偏桃油、ごま油、黒すぐり油、コプ
ラもしくはキヤベツやしの油のような植物性不飽和脂
質、カカオ脂のような油脂、カルナウバろう、モンタナ
ろう、カンデリラろうのようなろう、ビタミンFのよう
な必須脂肪酸およびレモン油またはラベンダー油のよう
に香料中に存在する植物精油からなる。
ろう)、密ろう、パーハイドロスクアレン、海亀油のよ
うな動物性不飽和脂質、またはオリーブ油、ひまわり
油、大豆油、落花生油、コーン油、カリテ(karit、
バターの木)油、甘偏桃油、ごま油、黒すぐり油、コプ
ラもしくはキヤベツやしの油のような植物性不飽和脂
質、カカオ脂のような油脂、カルナウバろう、モンタナ
ろう、カンデリラろうのようなろう、ビタミンFのよう
な必須脂肪酸およびレモン油またはラベンダー油のよう
に香料中に存在する植物精油からなる。
本発明で用いる活性物質は、ビタミンA、カロチノイ
ド、蛋白質、天然顔料、蔗糖、ポリマーのように、化粧
品また皮膚科学用組成物の分野で一般に用いる活性物質
のうちから選択する。
ド、蛋白質、天然顔料、蔗糖、ポリマーのように、化粧
品また皮膚科学用組成物の分野で一般に用いる活性物質
のうちから選択する。
これらの化合物は増粘剤、エタノールのような低級ア
ルコール、プロピレングリコールのような多価アルコー
ルのごとく皮膚との親和性がある溶媒または他のあらゆ
る適当な溶媒、緩和剤、多脂化剤(surgraissant)、軟
化剤、湿潤剤、陰イオン、陽イオン、非イオン、両性界
面活性剤またはこれらの混合物、濾光剤、皮膚または組
成物自体を着色する働きをする染料、および化粧品また
は皮膚科学用組成物中に通常使用する他のあらゆる成分
を含有してよい。
ルコール、プロピレングリコールのような多価アルコー
ルのごとく皮膚との親和性がある溶媒または他のあらゆ
る適当な溶媒、緩和剤、多脂化剤(surgraissant)、軟
化剤、湿潤剤、陰イオン、陽イオン、非イオン、両性界
面活性剤またはこれらの混合物、濾光剤、皮膚または組
成物自体を着色する働きをする染料、および化粧品また
は皮膚科学用組成物中に通常使用する他のあらゆる成分
を含有してよい。
本発明の化粧品または皮膚科学用組成物は、油性溶
液、水中油もしくは油中水乳濁液(クリームもしくは乳
液)、固形棒状物、多かれ少かれ増粘されているローシ
ヨン、ゲル、ポマード、含浸ガーゼ、エアロゾルもしく
は泡沫スプレーまたはさらに石けんケーキの形をとる。
液、水中油もしくは油中水乳濁液(クリームもしくは乳
液)、固形棒状物、多かれ少かれ増粘されているローシ
ヨン、ゲル、ポマード、含浸ガーゼ、エアロゾルもしく
は泡沫スプレーまたはさらに石けんケーキの形をとる。
本発明の好ましい実施態の一つは、顔を手入するため
のローシヨン、クリームおよび乳液、ボデイー乳液およ
びクリーム、化粧落し用乳液またはクリーム、フアンデ
ーシヨン、着色クリーム、メーキヤツプベース、マスク
(masque)、口紅、アイシヤドーなどからなる。
のローシヨン、クリームおよび乳液、ボデイー乳液およ
びクリーム、化粧落し用乳液またはクリーム、フアンデ
ーシヨン、着色クリーム、メーキヤツプベース、マスク
(masque)、口紅、アイシヤドーなどからなる。
本発明の他の目的は、酸化性の化粧品または皮膚科学
用物質に、式(I)または(II)のジオルガノポリシロ
キサンの少くとも一つを有効量含入することを特徴とす
る、これらの酸化物物質の酸化を防止する方法からな
る。
用物質に、式(I)または(II)のジオルガノポリシロ
キサンの少くとも一つを有効量含入することを特徴とす
る、これらの酸化物物質の酸化を防止する方法からな
る。
実施例 以下の諸例は限定的な性格をもつことなく、本発明を
例解するためのものである。
例解するためのものである。
例1 R=B=CH3、a=b=6であい、かつAが、R1=R5=
H、R2=R4=第三−ブチル、R3=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(25ml)中の5%白金(5
20mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつ
つ、4−アリル2,6−ジ第三ブチルフエノール(90g、36
5ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチ
ルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS1
22.5、54g、SiHとして332ミリ当量)とのトルエン溶液
(175ml)を、窒素下かつ撹拌下で、45分にわたつて少
量づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バ
ンドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ
還流下におく。紙で濾過し、ジクロロメタンで固体をす
すぎ洗いしかつ溶媒を除去する。得られる赤褐色の油
(143.6g)をシリカゲル60でクロマトグラフにかける。
ジクロロメタン/ヘプタン20/80混合物での溶出により
過剰のオレフインを除去する。純粋なジクロロメタンで
溶出することにより、淡黄色の濃稠な油の形で所望の生
成物(106g、収率78%)を得ることができる。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
H、R2=R4=第三−ブチル、R3=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(25ml)中の5%白金(5
20mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつ
つ、4−アリル2,6−ジ第三ブチルフエノール(90g、36
5ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチ
ルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS1
22.5、54g、SiHとして332ミリ当量)とのトルエン溶液
(175ml)を、窒素下かつ撹拌下で、45分にわたつて少
量づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バ
ンドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ
還流下におく。紙で濾過し、ジクロロメタンで固体をす
すぎ洗いしかつ溶媒を除去する。得られる赤褐色の油
(143.6g)をシリカゲル60でクロマトグラフにかける。
ジクロロメタン/ヘプタン20/80混合物での溶出により
過剰のオレフインを除去する。純粋なジクロロメタンで
溶出することにより、淡黄色の濃稠な油の形で所望の生
成物(106g、収率78%)を得ることができる。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例2 R=B=CH3、a=b=6であり、かつAが、R1=R3=
H、R2=R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 1)2,4−ジ第三ブチルアリロキシベンゼンの製造 トローチ状の水酸化ナトリウム(20g,0.5モル)、水
(25g)、トルエン(50ml)およびテトラブチルアンモ
ニウムのヒドロジエノサルフエート(1g)を逐次反応器
に添加する。窒素下で撹拌しつつ50℃にし、かつ臭化ア
リル(16.5g、0.12モル)と2,4−ジ第三ブチルフエノー
ル(25g、0.12モル)とのトルエン溶液(50ml)を45分
かけて加える。温度が漸進的に68℃に達する。この温度
に3時間保つ。冷却し、水50mlとトルエン50mlとを加え
かつ傾瀉する。トルエン相を水洗し、硫酸ナトリウムで
乾燥しかつ溶媒を蒸発してオレンジ色の油を得、これを
シリカゲル60床で純化する(溶出剤:ヘプタン)。無色
液の形の2,4−ジ第三ブチルアリロキシベンゼン(23g、
収率78%)を得る。
H、R2=R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 1)2,4−ジ第三ブチルアリロキシベンゼンの製造 トローチ状の水酸化ナトリウム(20g,0.5モル)、水
(25g)、トルエン(50ml)およびテトラブチルアンモ
ニウムのヒドロジエノサルフエート(1g)を逐次反応器
に添加する。窒素下で撹拌しつつ50℃にし、かつ臭化ア
リル(16.5g、0.12モル)と2,4−ジ第三ブチルフエノー
ル(25g、0.12モル)とのトルエン溶液(50ml)を45分
かけて加える。温度が漸進的に68℃に達する。この温度
に3時間保つ。冷却し、水50mlとトルエン50mlとを加え
かつ傾瀉する。トルエン相を水洗し、硫酸ナトリウムで
乾燥しかつ溶媒を蒸発してオレンジ色の油を得、これを
シリカゲル60床で純化する(溶出剤:ヘプタン)。無色
液の形の2,4−ジ第三ブチルアリロキシベンゼン(23g、
収率78%)を得る。
2)2−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノールの製造 2,4−ジ第三ブチルアリロキシベンゼン10gを窒素下で
45分245℃に加熱する。黄色の未精製油をジイソプロピ
ルエーテル中にとりこむ。エーテル相を3%ソーダで洗
浄し、次いで水洗する。乾燥しかつ溶媒を蒸発の後、得
られる油をシリカゲル60でクロマトグラフにかける(溶
出剤:ヘプタン/CH2Cl2:80/20)。淡黄色の油の形の2
−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノール(5.4g、収率54
%)を得る。
45分245℃に加熱する。黄色の未精製油をジイソプロピ
ルエーテル中にとりこむ。エーテル相を3%ソーダで洗
浄し、次いで水洗する。乾燥しかつ溶媒を蒸発の後、得
られる油をシリカゲル60でクロマトグラフにかける(溶
出剤:ヘプタン/CH2Cl2:80/20)。淡黄色の油の形の2
−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノール(5.4g、収率54
%)を得る。
3)ヒドロシリル化反応 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(27
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノール(4.3g、17.5
ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチル
シロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 12
2.5、2.56g、SiHとして16ミリ当量)とのトルエン溶液
(10ml)を、窒素下かつ撹拌下で、45分にわたつて少量
づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バン
ドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ還
流下におく。紙で濾過しかつ溶媒を除去する。得られる
オレンジ黄色の油(6.8g)をシリカゲル60でクロマトグ
ラフにかける。ジクロロメタン/ヘプタン35/65混合物
での溶出により過剰のオレフインを除去する。次に純粋
なジクロロメタンでの溶出により、溶媒の蒸発後、淡黄
色の濃稠な油(2.9g、収率45%)を得る。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル4,6−ジ第三ブチルフエノール(4.3g、17.5
ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチル
シロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 12
2.5、2.56g、SiHとして16ミリ当量)とのトルエン溶液
(10ml)を、窒素下かつ撹拌下で、45分にわたつて少量
づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バン
ドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ還
流下におく。紙で濾過しかつ溶媒を除去する。得られる
オレンジ黄色の油(6.8g)をシリカゲル60でクロマトグ
ラフにかける。ジクロロメタン/ヘプタン35/65混合物
での溶出により過剰のオレフインを除去する。次に純粋
なジクロロメタンでの溶出により、溶媒の蒸発後、淡黄
色の濃稠な油(2.9g、収率45%)を得る。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例3 R=B=CH3、a=b=6であり、かつAが、R1=R3=
H、R2=OCH3、R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=−
(CH2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)
の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(50
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル4−メトキシ6−第三ブチルフエノール(8.
6g、39ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジ
メチルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems In
c.、PS 122.5、5.77g、SiHとして35.5ミリ当量)とのト
ルエン溶液(30ml)を、窒素下かつ撹拌下で、90分にわ
たつて少量づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの
赤外線バンドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹
拌しつつ還流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去しかつ
オレンジ色の油を得る。これをシリカゲル60上でクロマ
トグラフイーにかける。溶出剤として20/80のジクロロ
メタン/ヘプタンを用いて出発のオレフインを回収す
る。純粋なジクロロメタンでの溶出により、溶媒の蒸発
の後、オレンジ色の濃稠な油(12g、収率88%)の形で
所望の生成物を得る。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
H、R2=OCH3、R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=−
(CH2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)
の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(50
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル4−メトキシ6−第三ブチルフエノール(8.
6g、39ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジ
メチルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems In
c.、PS 122.5、5.77g、SiHとして35.5ミリ当量)とのト
ルエン溶液(30ml)を、窒素下かつ撹拌下で、90分にわ
たつて少量づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの
赤外線バンドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹
拌しつつ還流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去しかつ
オレンジ色の油を得る。これをシリカゲル60上でクロマ
トグラフイーにかける。溶出剤として20/80のジクロロ
メタン/ヘプタンを用いて出発のオレフインを回収す
る。純粋なジクロロメタンでの溶出により、溶媒の蒸発
の後、オレンジ色の濃稠な油(12g、収率88%)の形で
所望の生成物を得る。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例4 R=B=CH3、a=b=6であり、かつAが、R1=R3=
H、R2=メチル、R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=
−(CH2)3−である式(III)の基を表わす一般式
(I)の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(10
1mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつ
つ、2−アリル4−メチル6−第三ブチルフエノール
(16.5g、81ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50
%)ジメチルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems
Inc.、PS 122.5、12.47g、SiHとして76.8ミリ当量)と
のトルエン溶液(60ml)を、窒素下かつ撹拌下で、90分
にわたつて少量づつ添加する。SiH基が消失する(2180c
mの赤外線バンドが不在となる)まで、すなわち8時
間、撹拌しつつ還流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去
しかつ70%エタノールで2度洗浄する。得られる黄オレ
ンジ色の油をジクロロメタン中にとりこむ。有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥しかつシリカゲル60床により濾過
する。溶媒の蒸発後、オレンジ−黄色の濃稠な油の形で
所望の生成物を得る(26g、収率=92%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
H、R2=メチル、R4=第三−ブチル、R5=OHそしてY=
−(CH2)3−である式(III)の基を表わす一般式
(I)の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(10
1mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつ
つ、2−アリル4−メチル6−第三ブチルフエノール
(16.5g、81ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50
%)ジメチルシロキサンコポリマー(Petrarch Systems
Inc.、PS 122.5、12.47g、SiHとして76.8ミリ当量)と
のトルエン溶液(60ml)を、窒素下かつ撹拌下で、90分
にわたつて少量づつ添加する。SiH基が消失する(2180c
mの赤外線バンドが不在となる)まで、すなわち8時
間、撹拌しつつ還流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去
しかつ70%エタノールで2度洗浄する。得られる黄オレ
ンジ色の油をジクロロメタン中にとりこむ。有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥しかつシリカゲル60床により濾過
する。溶媒の蒸発後、オレンジ−黄色の濃稠な油の形で
所望の生成物を得る(26g、収率=92%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例5 R=B=CH3、a=b=6であり、かつAが、R1=R3=
H、R1=R2=R5=H、R4=第三−ブチル、R3=OHそして
Y=−O−(CH2)3−である式(III)の基を表わす一
般式(I)の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(15
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
4−アリロキシ2−第三ブチルフエノール(2.1g、10ミ
リ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチルシ
ロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 122.
5、1.49g、SiHとして9.2ミリ当量)とのトルエン溶液
(15ml)を、窒素下かつ撹拌下で、30分にわたつて少量
づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バン
ドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ還
流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去しかつ70%エタノ
ールで2度洗浄する。得られる淡黄色の油をクロロホル
ム中にとりこむ。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥しかつ
シリカゲル60床により濾過する。溶媒の蒸発後、淡黄色
の濃稠な油の形で所望の生成物を得る。(1.4g、収率=
41%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
H、R1=R2=R5=H、R4=第三−ブチル、R3=OHそして
Y=−O−(CH2)3−である式(III)の基を表わす一
般式(I)の化合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(15
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
4−アリロキシ2−第三ブチルフエノール(2.1g、10ミ
リ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチルシ
ロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 122.
5、1.49g、SiHとして9.2ミリ当量)とのトルエン溶液
(15ml)を、窒素下かつ撹拌下で、30分にわたつて少量
づつ添加する。SiH基が消失する(2180cmの赤外線バン
ドが不在となる)まで、すなわち8時間、撹拌しつつ還
流下におく。紙で濾過し、溶媒を除去しかつ70%エタノ
ールで2度洗浄する。得られる淡黄色の油をクロロホル
ム中にとりこむ。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥しかつ
シリカゲル60床により濾過する。溶媒の蒸発後、淡黄色
の濃稠な油の形で所望の生成物を得る。(1.4g、収率=
41%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例6 R=B=CH3、a=b=6であり、かつAが、R1=R4=
H、R3=第三−ブチル、R2=R5=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(12
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル5−第三ブチルヒドロキシノン(1.45g、7
ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチル
シロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 12
2.5、1.03g、SiHとして6.32ミリ当量)とのトルエン溶
液(10ml)を90分にわたつて少量づつ添加する。SiH基
が消失する(2180cmの赤外線バンドが不在となる)ま
で、すなわち8時間、撹拌しつつ還流下におく。紙で濾
過し、溶媒を除去しかつ80%エタノールで2度洗浄す
る。得られる淡黄色の油をジクロロメタン中にとりこ
む。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥しかつシリカゲル60
床により濾過する。溶媒の蒸発後、淡黄色の濃稠な油の
形で所望の生成物を得る。(1.5g、収率=64%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
H、R3=第三−ブチル、R2=R5=OHそしてY=−(C
H2)3−である式(III)の基を表わす一般式(I)の化
合物の製造 90〜100℃の無水のトルエン(5ml)中の5%白金(12
mg)/炭素の懸濁液に、温度を100〜105℃に保ちつつ、
2−アリル5−第三ブチルヒドロキシノン(1.45g、7
ミリ当量)とポリメチルヒドロ−(45〜50%)ジメチル
シロキサンコポリマー(Petrarch Systems Inc.、PS 12
2.5、1.03g、SiHとして6.32ミリ当量)とのトルエン溶
液(10ml)を90分にわたつて少量づつ添加する。SiH基
が消失する(2180cmの赤外線バンドが不在となる)ま
で、すなわち8時間、撹拌しつつ還流下におく。紙で濾
過し、溶媒を除去しかつ80%エタノールで2度洗浄す
る。得られる淡黄色の油をジクロロメタン中にとりこ
む。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥しかつシリカゲル60
床により濾過する。溶媒の蒸発後、淡黄色の濃稠な油の
形で所望の生成物を得る。(1.5g、収率=64%)。1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。29 Si核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):化学式に一致す
る。
例2の化合物を同量の例5の化合物によつておきかえ
てよい。
てよい。
適用例2 コンパクトフアンデーシヨン(FOND DE TEINT COMPAC
T) ・例3の化合物 0.15g ・イソプロピルイソステアレート 40.75g ・甘偏桃油 8.0g ・顔料 42.0g ・地ろう 3.0g ・シリカ 1.0g ・カルナウバろう 5.0g ・プロピルパラヒドロキシベンゾエート 0.1g 例3の化合物を同量の例6の化合物によつておきかえ
てよい。
T) ・例3の化合物 0.15g ・イソプロピルイソステアレート 40.75g ・甘偏桃油 8.0g ・顔料 42.0g ・地ろう 3.0g ・シリカ 1.0g ・カルナウバろう 5.0g ・プロピルパラヒドロキシベンゾエート 0.1g 例3の化合物を同量の例6の化合物によつておきかえ
てよい。
適用例3 口紅 ・例1の化合物 0.4g ・地ろう 16.0g ・微晶ろう 6.0g ・キヤンデリラろう 9.0g ・ごま油 14.0g ・リシン油 6.0g ・液体ラノリン 8.0g ・アセチル化ラノリン 8.0g ・滑石 5.0g ・チタン−雲母 10.0g ・DC−Red7Caレーキ 4.2g ・DC−Red6Caレーキ 2.3g ・FDC Yellow 5 0.8g ・二酸化チタン 2.5g ・ひまわり油 8.0g 口紅中のポリシロキサンの酸化防止力の検証: 毎分30mlで空気を吸込みつつ、口紅の基材を120℃の
恒温浴中で加熱する。ガス流を水の入つた第2の容器中
に導入する。この水性媒質の電導度を追跡する。酸化に
よる2次的生成物(プロピオン酸、酢酸など)の出現と
ともに電導度が増加する。測定される誘導時間は電導度
の指数的増加以前に認められる潜伏時間に対応する。
恒温浴中で加熱する。ガス流を水の入つた第2の容器中
に導入する。この水性媒質の電導度を追跡する。酸化に
よる2次的生成物(プロピオン酸、酢酸など)の出現と
ともに電導度が増加する。測定される誘導時間は電導度
の指数的増加以前に認められる潜伏時間に対応する。
酸化防止剤を含まない口紅基材の誘導時間は79分であ
る。
る。
適用例3の基材の誘導時間は490分である。
比較のために、例1のポリシロキサンをジ第三−ブチ
ルヒドロキシトルエン(BHT構成単位の濃度がポリシロ
キサンと等しくなる濃度のもの)、つまり0.2%のBHTで
おきかえると、誘導時間は225分である。
ルヒドロキシトルエン(BHT構成単位の濃度がポリシロ
キサンと等しくなる濃度のもの)、つまり0.2%のBHTで
おきかえると、誘導時間は225分である。
適用例4 ビタミンFに対する例4の化合物の酸化防止力の検証 ビタミンFを100℃の恒温浴で加熱するのは別とし
て、上記と同様に操作することによつて下記の結果を得
る: ・ビタミンFのみの場合、誘導時間=20分 ・ビタミンFに例4のポリシロキサン0.34%を加えた場
合、誘導時間=303分
て、上記と同様に操作することによつて下記の結果を得
る: ・ビタミンFのみの場合、誘導時間=20分 ・ビタミンFに例4のポリシロキサン0.34%を加えた場
合、誘導時間=303分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 C09K 15/32
Claims (8)
- 【請求項1】(i)式(I) 〔式中、Rは同じであるか異なり、C1〜C10アルキル基
またはフェニル基であり、基Rの少なくとも80%はメチ
ルであり、 Bは同一であるか異なり、基RまたはAであり、 aは0〜200の整数であり、 bは0〜50の整数であり、かつbが0に等しい場合、2
つの記号Bの少なくとも一つはAであり、 Aは式: (式中、R1は水素原子、C1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基を表わし、 R2は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしくは
分枝鎖アルキル基またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基を表わし、 R3は水素原子、ヒドロキシル基、C1〜C8の直鎖もしくは
分枝鎖アルキル基を表わし、 R4は水素原子またはC1〜C8の直鎖もしくは分枝鎖アルキ
ル基を表わし、 R5は水素原子、ヒドロキシル基またはC1〜C8の直鎖もし
くは分枝鎖アルコキシル基を表わし、 R2,R3またはR5基の少なくとも一つはヒドロキシル基を
表わし、、R2がアルコキシル基でありかつR3がヒドロキ
シ基である場合、R1,R4またはR5基の少なくとも一つは
水素であり、 Yは2価の基:(O)n−CH2−CH2(R6)−CH2− を表わし、R6は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表
わしかつnは0または1である)の基である〕のジオル
ガノポリシロキサンおよび、 (ii)式(II): (式中、RおよびAは式(I)において示したのと同じ
意味をもち、 cは1〜20の整数であり、 dは2〜20の整数であり、 c+dは3以上である) のジオルガノポリシロキサンの少なくとも一方を有効量
使用することを特徴とする、動物性、植物性もしくは合
成的な油脂相および(または)酸化しやすい活性物質を
含有する組成物の酸化を防止する方法。 - 【請求項2】ジオルガノポリシロキサンは、式(I)ま
たは(II)のランダムまたはブロックポリマーであっ
て、Rはメチル基であり、Bはメチル基であり、aは5
〜20個の範囲であり、bは2〜15個の範囲であり、c+
dは3〜10の範囲であり、基Aにおいてアルキル基がメ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、第三−ブチ
ル、1,3,3−テトラメチルブチル基のうちから選択さ
れ、アルコキシ基は望ましくはメトキシ基であり、かつ
Yが(CH2)3または−O(CH2)3−を表わす、請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】動物,植物または合成起源の脂肪相、ある
いは酸化しやすい活性物質を含有する化粧品用として許
容可能な媒体に、式(I)または(II)の少なくとも1
つのジオルガノポリシロキサンを全体の組成物重量に対
して0.01〜5%望ましくは0.05〜3重量%の濃度で含有
することを特徴とする、化粧品組成物。 - 【請求項4】油性溶液,水中油型または油中水型エマル
ジョン(クリームまたは乳液)、固形スチック、幾分増
粘されているローション、ゲル、ポマード、含浸パッ
ド、エアゾルスプレーまたはフォームあるいは石鹸タブ
レットの形状をしている、請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】緩和材、増粘剤,金属イオン封鎖剤、エモ
リエント、湿潤剤、香料、染料、陰イオン、陽イオン、
非イオン、両性界面活性剤またはこれらの混合物、濾光
剤、その他化粧品に通常使用される任意の成分を含む、
請求項3記載の組成物。 - 【請求項6】動物、植物または合成起源の脂肪相、ある
いは酸化しやすい活性物質を含有する皮膚科学用として
許容可能な媒体に、式(I)または(II)の少なくとも
1つのジオルガノポリシロキサンを全体の組成物重量に
対して0.01〜5%望ましくは0.05〜3重量%の濃度で含
有することを特徴とする、皮膚科学的組成物。 - 【請求項7】油性溶液,水中油型または油中水型エマル
ジョン(クリームまたは乳液)、固形スチック、幾分増
粘されているローション、ゲル、ポマード、含浸パッ
ド、エアゾルスプレーまたはフォームあるいは石鹸タブ
レットの形状をしている、請求項6記載の組成物。 - 【請求項8】緩和材、増粘剤,金属イオン封鎖剤、エモ
リエント、湿潤剤、香料、染料、陰イオン、陽イオン、
非イオン、両性界面活性剤またはこれらの混合物、濾光
剤、その他皮膚科学的組成物に通常使用される任意の成
分を含む、請求項6記載の組成物。
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