JP2906446B2 - 農業用走行車の変速装置 - Google Patents
農業用走行車の変速装置Info
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- JP2906446B2 JP2906446B2 JP1137105A JP13710589A JP2906446B2 JP 2906446 B2 JP2906446 B2 JP 2906446B2 JP 1137105 A JP1137105 A JP 1137105A JP 13710589 A JP13710589 A JP 13710589A JP 2906446 B2 JP2906446 B2 JP 2906446B2
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トラクターや田植機等の農業用走行車の
変速装置に関する。
変速装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の農業用の走行車では、走行速度を変速
する変速装置の変速レバーとエンジンの回転数を調節す
るエンジン回転調節装置のスロットルレバーとを連繋し
て、走行速度を高速にするとエンジン回転も高速にな
り、走行速度を低速にするとエンジン回転も低速になる
よう構成したものはあった。
する変速装置の変速レバーとエンジンの回転数を調節す
るエンジン回転調節装置のスロットルレバーとを連繋し
て、走行速度を高速にするとエンジン回転も高速にな
り、走行速度を低速にするとエンジン回転も低速になる
よう構成したものはあった。
上記従来装置は、高速で作業走行する時には、エンジ
ン回転も高速になって、エンストが防止される。しか
し、畦際に至って旋回する時には、安全のため走行速度
を低速にするが、その変速操作に連動してエンジン回転
も低速になるので、旋回時の高負荷によるエンストが発
生しやすくなる問題がある。
ン回転も高速になって、エンストが防止される。しか
し、畦際に至って旋回する時には、安全のため走行速度
を低速にするが、その変速操作に連動してエンジン回転
も低速になるので、旋回時の高負荷によるエンストが発
生しやすくなる問題がある。
この発明は、上記問題点を解決するために、エンジン
7の回転数を調節するエンジン回転調節装置を設けると
ともに、エンジン7の動力を車輪5,6へ伝動する伝動経
路上に変速装置Aを設けた農業用走行車において、前記
変速装置Aにより走行速度を高速にするときにはエンジ
ン回転が高速になり前記変速装置Aにより走行速度を高
速から低速にするときにはエンジン回転が高速のまま保
持されるよう前記変速装置Aと前記エンジン回転調節装
置とを連繋したことを特徴とする農業用走行車の変速装
置とした。
7の回転数を調節するエンジン回転調節装置を設けると
ともに、エンジン7の動力を車輪5,6へ伝動する伝動経
路上に変速装置Aを設けた農業用走行車において、前記
変速装置Aにより走行速度を高速にするときにはエンジ
ン回転が高速になり前記変速装置Aにより走行速度を高
速から低速にするときにはエンジン回転が高速のまま保
持されるよう前記変速装置Aと前記エンジン回転調節装
置とを連繋したことを特徴とする農業用走行車の変速装
置とした。
この発明によると、高速で作業走行する時には、エン
ジン回転も高速になって、エンストが防止され、且つ、
畦際に至って旋回する時には、安全のため走行速度を低
速にするが、その変速操作があってもエンジン回転は高
速のまま保持されるから、旋回時の高負荷によるエンス
トの発生も防止される。
ジン回転も高速になって、エンストが防止され、且つ、
畦際に至って旋回する時には、安全のため走行速度を低
速にするが、その変速操作があってもエンジン回転は高
速のまま保持されるから、旋回時の高負荷によるエンス
トの発生も防止される。
この発明の一実施例である乗用型田植機の変速装置に
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
1は乗用走行車体で、エンジン台2の後部にミッショ
ンケース3を設け、ミッションケース3の後方左右両側
に後方下方に延びるチエンケースを介して後輪5が伝動
回転されるように設けられ、ミッションケース3の左右
両側には操舵用の駆動前輪6が設けられ、前記エンジン
台2にはエンジン7が搭載され、前記左右のチエンケー
ス4、4の中間上部に操縦座席8が設けられ、その前側
に操縦ハンドル9が設けられている。
ンケース3を設け、ミッションケース3の後方左右両側
に後方下方に延びるチエンケースを介して後輪5が伝動
回転されるように設けられ、ミッションケース3の左右
両側には操舵用の駆動前輪6が設けられ、前記エンジン
台2にはエンジン7が搭載され、前記左右のチエンケー
ス4、4の中間上部に操縦座席8が設けられ、その前側
に操縦ハンドル9が設けられている。
前記エンジン7の出力軸7aには無段変速の割プーリ10
が取付けられ、一方のミッションケース3側の入力軸3a
に取付けられているVプーリ11との間にVベルト12を巻
掛けて、このVベルト12に変速レバー13でVベルト12の
張力が変更できるテンションプーリ14を働かせて無段変
速装置Aを構成し、これによって走行速度と同時に作業
速度が変更できるように副変速を構成している。
が取付けられ、一方のミッションケース3側の入力軸3a
に取付けられているVプーリ11との間にVベルト12を巻
掛けて、このVベルト12に変速レバー13でVベルト12の
張力が変更できるテンションプーリ14を働かせて無段変
速装置Aを構成し、これによって走行速度と同時に作業
速度が変更できるように副変速を構成している。
15はスロットルレバーで、ガソリンエンジン7の気化
器における混合気の割合を調節する絞り弁調節装置(図
示せず)に連動されていて、エンジンの回転数を変更調
節するレバーである。
器における混合気の割合を調節する絞り弁調節装置(図
示せず)に連動されていて、エンジンの回転数を変更調
節するレバーである。
そして、前記変速レバー13とスロットルレバー15とを
前記エンジン7をカバーするボンネット16の後部上方に
設けた操作パネル17に穿つたレバーガイド孔17a,17bか
ら左右に並べて突出させ、スロットルレバー15側に連繋
杆18を設けて、変速レバー13を高速側に操作するときス
ロットルレバー15と一体の連繋杆18を係合して該スロッ
トルレバー15も高速側になるよう連繋し、逆にこの状態
から変速レバー13を低速側に操作する場合には、スロッ
トルレバー15をそのまま残して変速レバー13のみが低速
側に切替られるように構成されている。
前記エンジン7をカバーするボンネット16の後部上方に
設けた操作パネル17に穿つたレバーガイド孔17a,17bか
ら左右に並べて突出させ、スロットルレバー15側に連繋
杆18を設けて、変速レバー13を高速側に操作するときス
ロットルレバー15と一体の連繋杆18を係合して該スロッ
トルレバー15も高速側になるよう連繋し、逆にこの状態
から変速レバー13を低速側に操作する場合には、スロッ
トルレバー15をそのまま残して変速レバー13のみが低速
側に切替られるように構成されている。
19は作業機としての田植機である。この田植機は、前
記乗用走行車体1の後部に油圧装置20で昇降作動される
リンク装置21を介して装着されている。即ち、走行車体
1の後部支柱22に上下リンク21a,21bの基端側を枢着し
て、この両リンク21a,21bの後端側を縦リンク23で枢着
し、この縦リンク23に前記田植機19を装着している。そ
して、前記上リンク21aと一体の作動アーム24を前記油
圧装置20のピストン20aに連繋している。
記乗用走行車体1の後部に油圧装置20で昇降作動される
リンク装置21を介して装着されている。即ち、走行車体
1の後部支柱22に上下リンク21a,21bの基端側を枢着し
て、この両リンク21a,21bの後端側を縦リンク23で枢着
し、この縦リンク23に前記田植機19を装着している。そ
して、前記上リンク21aと一体の作動アーム24を前記油
圧装置20のピストン20aに連繋している。
前記変速レバー13は、テンションプーリ14にワイヤー
25で連繋する他、前記作動アーム24にもワイヤー26で連
繋されていて、油圧操作レバー27で田植機19を一定以上
に上昇する旋回時の操作時には変速レバー13が低速側に
戻されるように構成している。
25で連繋する他、前記作動アーム24にもワイヤー26で連
繋されていて、油圧操作レバー27で田植機19を一定以上
に上昇する旋回時の操作時には変速レバー13が低速側に
戻されるように構成している。
なお、この変速レバー13は、この実施例の他、作業機
19側の伝動を停止する作業クラッッチレバー28と連繋し
てこのクラッチレバー28で動力を停止する場合に変速を
低速にしてもよい。
19側の伝動を停止する作業クラッッチレバー28と連繋し
てこのクラッチレバー28で動力を停止する場合に変速を
低速にしてもよい。
上例の構成において、通常の作業時に作業速度を高速
にする場合、変速レバー13を高速側に操作すると、スロ
ットルレバー15が連繋杆18でエンジン回転数が高くなる
ように高速回転側に作動されてエンジン7のエンストが
生ぜず、また、この状態から、旋回時に低速走行させる
場合には、スロットルレバー15は、この高速のままで放
置され、旋回時の負荷が大きさにも拘らずにエンジン7
のエンストが起らないですむ。
にする場合、変速レバー13を高速側に操作すると、スロ
ットルレバー15が連繋杆18でエンジン回転数が高くなる
ように高速回転側に作動されてエンジン7のエンストが
生ぜず、また、この状態から、旋回時に低速走行させる
場合には、スロットルレバー15は、この高速のままで放
置され、旋回時の負荷が大きさにも拘らずにエンジン7
のエンストが起らないですむ。
なお、実施例では、旋回時に油圧操作レバー27で田植
機19を上昇すると無段変速機構Aが自動的に低速になる
が、この場合にもスロットルレバー15は高速のままで放
置されてエンストが起らない。
機19を上昇すると無段変速機構Aが自動的に低速になる
が、この場合にもスロットルレバー15は高速のままで放
置されてエンストが起らない。
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図は要部の背面図、第3図は要部の平面図で
ある。 図中の記号 1は走行車体、7はエンジン、13は変速レバー、15はス
ロットルレバー、18は連繋杆、Aは無段変速装置を示
す。
面図、第2図は要部の背面図、第3図は要部の平面図で
ある。 図中の記号 1は走行車体、7はエンジン、13は変速レバー、15はス
ロットルレバー、18は連繋杆、Aは無段変速装置を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 41/00 - 41/28 F02D 29/00 - 29/06 A01C 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン7の回転数を調節するエンジン回
転調節装置を設けるとともに、エンジン7の動力を車輪
5,6へ伝動する伝動経路上に変速装置Aを設けた農業用
走行車において、前記変速装置Aにより走行速度を高速
にするときにはエンジン回転が高速になり前記変速装置
Aにより走行速度を高速から低速にするときにはエンジ
ン回転が高速のまま保持されるよう前記変速装置Aと前
記エンジン回転調節装置とを連繋したことを特徴とする
農業用走行車の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137105A JP2906446B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 農業用走行車の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137105A JP2906446B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 農業用走行車の変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03537A JPH03537A (ja) | 1991-01-07 |
JP2906446B2 true JP2906446B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=15190970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1137105A Expired - Fee Related JP2906446B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 農業用走行車の変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906446B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4595100B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2010-12-08 | トヨタ紡織株式会社 | ロック解除操作用レバー装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS648425U (ja) * | 1987-07-06 | 1989-01-18 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1137105A patent/JP2906446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03537A (ja) | 1991-01-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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