JP2905707B2 - パルス循環式索道の搬器扉開閉装置 - Google Patents

パルス循環式索道の搬器扉開閉装置

Info

Publication number
JP2905707B2
JP2905707B2 JP30440194A JP30440194A JP2905707B2 JP 2905707 B2 JP2905707 B2 JP 2905707B2 JP 30440194 A JP30440194 A JP 30440194A JP 30440194 A JP30440194 A JP 30440194A JP 2905707 B2 JP2905707 B2 JP 2905707B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door opening
closing
door
lever
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30440194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08133070A (ja
Inventor
晃好 桑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KEEBURU KK
Original Assignee
NIPPON KEEBURU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KEEBURU KK filed Critical NIPPON KEEBURU KK
Priority to JP30440194A priority Critical patent/JP2905707B2/ja
Publication of JPH08133070A publication Critical patent/JPH08133070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2905707B2 publication Critical patent/JP2905707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は索道設備の内、特にパル
ス循環式索道設備で停留場の乗降ゾーンで搬器の扉を開
閉するための扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動循環式索道で用いられている客車式
搬器の扉開閉動作の概略を図13に示す。搬器101は
握索機102に懸垂機103を進行方向に回動可能に枢
着し、該懸垂機103の下端へは定員が4〜8人程度が
乗車する客車104が吊り下げられている。客車104
には進行方向の側面に乗客が乗降するための扉105,
105が具えられている。この扉105,105を開閉
するための機構については本願出願人による特開昭61
−85256号公報「索道搬器の扉機構」に記載されて
いる。
【0003】即ち、懸垂機103の握索機102の下側
には先端にローラー107を回転可能に枢着した扉開閉
レバー106を上下に回動可能に枢着する。また、扉開
閉レバー106にはフレキシブルケーブル108の一端
を係止して、他端は客車104に内蔵した扉開閉機構1
09に係止する。こうして、扉開閉レバー106の回動
動作がフレキシブルケーブル108で扉開閉機構109
に伝達されて扉105,105が開閉するようになって
いる。
【0004】今、停留場に配置された軌条100上を索
条を放索した搬器101の握索機102が低速で矢印1
14方向へ走行するのに伴い、軌条100に並設された
扉開レール110に扉開閉レバー106のローラー10
7が当接転動することで扉開閉レバー106が矢印11
2方向へ回動するとフレキシブルケーブル108で扉開
閉機構109に伝達されて、扉105,105は開位置
105b,105bに開く。反対に、搬器101の走行
に伴い扉閉レール111に扉開閉レバー106のローラ
ー107が当接転動して扉開閉レバー106が矢印11
3方向へ回動すると、同様にしてフレキシブルケーブル
108で扉開閉機構109に伝達されて扉105,10
5が閉位置105a,105aに閉じる。この様に、各
搬器101が1台毎に扉開レール110または扉閉レー
ル111を通過すると、それぞれ扉開または扉閉の動作
が行われて乗客の乗降が搬器101の単位で行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パルス循環式
索道では複数の搬器で編成した搬器グループ単位で運行
が行われるので、客車式の搬器を用いる場合には停留場
で乗客が乗降する際に複数の搬器の客車の扉を開操作ま
たは閉操作をする必要がある。本発明の課題は客車式搬
器を用いたパルス循環式索道において、停留場で搬器の
客車の扉を開閉するための扉開閉装置を提供することに
ある。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、両端の滑車間に巻回して索道線路中に
張架した索条に、複数の搬器よりなる搬器グループを複
数グループ懸垂し、前記それぞれの搬器は扉開閉レバー
の動作によって開閉する扉を有し、索条の循環移動と共
に前記搬器を運行して乗客の輸送を行うパルス循環式索
道において、停留場の搬器の移動経路に備えた据付ブラ
ケットと、該据付ブラケットに一端側を回動自在に枢着
した主操作レバーおよび従操作レバーと、該主操作レバ
ーおよび従操作レバーの他端側枢着した扉開閉ガイド
と、前記据付ブラケットと主操作レバーとの間に介在し
た油圧シリンダーとよりなり、前記据付ブラケットと主
操作レバーおよび従操作レバーそれに扉開閉ガイドで平
行リンクを構成し、前記油圧シリンダーで前記扉開閉ガ
イドを作用位置と復帰位置との間で揺動可能に構成し、
前記扉開閉ガイドの動作によって前記扉開閉レバーを動
作させることによって前記搬器の客車の扉を開閉操作す
るようにする。
【0007】
【作用】パルス循環式索道の両端の停留場に備えた扉開
閉装置は、据付ブラケットにはほぼ同じ長さの主操作レ
バーと従操作レバーの一端をそれぞれ枢着し、他端には
帯板状の扉開閉ガイドを枢着する。この様にして、主操
作レバーと従操作レバーおよび扉開閉ガイドで平行リン
クを構成する。次に、据付ブラケットと主操作レバーと
の間には油圧シリンダーを介在させて、ロッド側は主操
作レバーに、また、ヘッド側は据付ブラケットに枢着す
る。こうして、油圧シリンダーへ圧油を供給してロッド
を伸縮させると、主操作レバーと従操作レバーが同時に
回動し、扉開閉ガイドが据付ブラケットに対して平行に
揺動動作をする。この扉開閉ガイドの動作で客車に具え
た扉開閉レバーを押圧して回動させることで客車の扉を
開位置または閉位置にする。
【0008】つぎに、停留場の搬器通過経路内の降車開
始位置と乗車完了位置とにそれぞれ搬器位置検出スイッ
チを具えて、搬器グループの搬器を搬器位置検出スイッ
チで検出することで、先の油圧シリンダーへ圧油を供給
し、扉開閉装置を作動して、搬器の客車の扉を自動的に
開操作または閉操作をする、
【実施例】
(実施例1)先ず、図1に示すようにパルス循環式索道
1は両端の停留場2a,2bには滑車3aおよび3bが
枢設されており、これらの滑車3a,3b間には無端ル
ープ状に索条4が巻回されている。前記滑車3a,3b
の内、例えば一方の滑車3aは原動装置5aを備えた原
動滑車であり、他方の滑車3bは緊張装置5bを備えた
緊張滑車とする。今、原動装置5aによって滑車3aが
回転駆動されと、索条4の循環移動が開始される。ま
た、索条4の循環移動により他端側の停留場2bに枢設
された滑車3bも矢印9bの方向へ回転する。パルス循
環式索道1では停留場2aと停留場2bは対称な配設関
係となっているので、以後は一方側の停留場2aで説明
する。
【0009】今、搬器グループ11Aが索道線路8より
停留場2aに接近して来ると、通常の運行速度である比
較的高速の運転速度から徐々に減速されて緩速ないし低
速になり、停留場2a内を直進移動および滑車3aを周
回移動する。図1に示す様に、停留場2aには前記した
如く、搬器12の客車16から乗客が降車する区域の降
車ゾーン7aと、客車16に乗客が乗車する区域の乗車
ゾーン6aとが設けられている。
【0010】つぎに、前記した停留場2a,2bに配備
した扉開閉装置20の詳細な構造ないし構成を説明す
る。図5に示すように停留場2aの基礎上には支持ベー
40を設置し、上面には本発明の扉開閉装置20を据
付ブラケット26の部分で4本の据付ボルト27,2
7,27,27により固着する。
【0011】つぎに、据付ブラケット26上には3箇所
にヒンジピン26a,26b,26cを上方に向けて固
着延出する。この内の、ヒンジピン26aには主操作レ
バー23の一端側を枢着し、ヒンジピン26bには同様
にして従操作レバー24の一端側を枢着する。さらに、
主操作レバー23と従操作レバー24のそれぞれの他端
側は平面視で帯板を舟形に折り曲げた形状の扉開閉ガイ
ド22を扉開閉ガイドピン25と25を用いて2箇所で
枢着する。このようにすることで、扉開閉ガイド22と
主操作レバー23および従操作レバー24、それに、据
付ブラケット26とで平行リンクを構成する。つぎに、
据付ブラケット26に固着した残りのヒンジピン26c
には油圧シリンダー28のヘッ側を枢着し、これと反
対側のロッド29の先端部に装着したクレビス30は主
操作レバー23の中間位置にヒンジピン31で枢着す
る。そして、油圧シリンダー28には油圧ユニット(図
示していない。)から圧油を供給または還流するために
2本の油圧ホース32,33を接続する。
【0012】上記した構造の扉開閉装置20の動作は、
図2に示すように、別に具えた油圧ユニット(図示して
いない。)から油圧ホース33を経て油圧シリンダー2
8のヘッド側へ圧油を供給すると、ロッド29が矢印3
4の方向へ延出する。この動作で主操作レバー23が据
付ブラケット26に固着したヒンジピン26aを中心に
して矢印35方向へ回動し、従操作レバー24も連動し
てヒンジピン26bを中心にして矢印36方向へ回動す
ることで扉開閉ガイド22が据付ブラケット26と平行
を保ちながら二点鎖線で示した復帰位置21bから実線
で示した作用位置21aへ揺動する。この時、油圧シリ
ンダー28のロッド側に蓄圧されていた作動油が油圧ホ
ース32を経て油圧ユニット(図示していない)へ還流
される。
【0013】前述とは逆に、図3に示すように油圧ユニ
ット(図示していない。)から油圧ホース32を経て油
圧シリンダー28のロッド側へ圧油を供給するとロッド
29が矢印37方向へ収縮する。この動作で主操作レバ
ー23が据付ブラケット26に固着したヒンジピン26
aを中心にして矢印38方向へ回動し、従操作レバー2
4もヒンジピン26bを中心にして矢印39方向へ回動
し、二点鎖線で示した作用位置21aにある扉開閉ガイ
ド22は据付ブラケット26と平行を保ちながら実線で
示した復帰位置21bに向けて揺動する。同時に、油圧
シリンダー28のヘッド側に蓄圧されていた圧油は油圧
ホース33を経て油圧ユニット(図示していない。)へ
還流する。
【0014】つぎに、前記した構造および動作をする扉
開閉装置20の作用を以下に記す。図4は図1に示した
停留場2aの降車ゾーン7aの区間を搬器グループ11
Aを編成する3台の搬器12,12,12が低速で通過
している状態を示した平面図である。図4および図6に
示すように、停留場2aの到着側と出発側の基礎上面に
はそれぞれ搬器グループ11Aを編成する3台の搬器1
2,12,12と同数の本発明の扉開閉装置20,2
0,20を3組を並べて配備する。
【0015】こうして、図1に示した索道線路8中より
搬器グループ11Aが減速されて低速となり、停留場2
aの降車ゾーン7aに到ると搬器12,12,12の通
過経路にある搬器位置検出スイッチLAが作動して検出
信号を出力する。この信号で油圧ユニットから同時に3
組の扉開閉装置20,20,20の油圧シリンダー2
8,28,28のヘッド側へ油圧ホース33,33,3
3を経て圧油が供給されてロッド29,29,29が伸
延して扉開閉ガイド22,22,22が作用位置21
a,21a,21aになる。この時、図5に示す客車1
6,16,16の底面より下方に延出された扉開閉レバ
ー17,17,17水平方向に押圧して開位置17a,
17a,17aに転向することで、各客車16,16,
16の扉16a,16a,16aが同時に開き、客車1
6,16,16内に乗車していた乗客は同時に降車ゾー
ン7aへ降車する。
【0016】これとは別に、前記した搬器位置検出スイ
ッチLAの作動で滑車3aを回転駆動するための電動機
の回転パルスをパルスカウンタで計数して設定値に達し
たら油圧ユニットから到着側に並設された扉開閉装置2
0,20,20の油圧シリンダー28,28,28のロ
ッド側へ接続された油圧ホース32,32,32を通過
して油圧が供給されて図3に示す様にロッド29,2
9,29が収縮することで作用位置21a,21a,2
1aにあった扉開閉ガイド22,22,22が復帰位置
21b,21b,21bに戻り、次に停留場2aへ到着
して来る搬器12,12,…の運行の障害にならないよ
うにする。さらに、空車となった搬器グループ11Aが
滑車3aを周回移動して180度転向して出発側の乗車
ゾーン6aに沿って移動すると待機していた乗客が各客
車16,16,16に向けて同時に乗車をする。
【0017】図6は乗車ゾーン6aの区間を搬器グルー
プ11Aが通過する状態を示した平面図である。前記し
た到着側の降車ゾーン7aに沿って搬器12,12,1
2の間隔に等しく3組の扉開閉装置20,20,20を
図7に示す様に前述の降車ゾーン7aとは逆向きに配備
する。従って、図7に示した停留場2aの出発側の搬器
12,12,12の通過経路にあるもう一方の搬器位置
検出スイッチLBで搬器グループ11Aが電気的に検出
されると、到着側と同様にして油圧ユニットから同時に
油圧ホース33.33,33を経て各扉開閉装置20,
20,20の油圧シリンダー28,28,28のヘッド
側に圧油が供給され、ロッド29,29,29が延出し
て扉開閉ガイド22,22,22を作用位置へ揺動す
る。この扉開閉ガイド22,22,22の作用で客車1
6,16,16の扉開閉レバー17,17,17を押圧
して閉位置17b,17b,17bへ転向することで扉
16a,16a,16aが同時に閉じる。
【0018】その後、搬器グループ11Aは停留場2a
を出発して加速されて高速の所定速度で運行される。ま
た、前記した搬器位置検出スイッチLBの信号で前記滑
車3aを回転駆動している電動機(図示していない。)
の回転パルスをパルスカウンタで係数して設定値に達っ
したら、再び、油圧ユニットから油圧ホース32,3
2,32で扉開閉装置20,20,20の油圧シリンダ
ー28,28,28のロッド側へ供給されて、図3に示
す様にロッド29,29,29が収縮して扉開閉ガイド
22,22,22が復帰位置21b,21b,21bへ
戻り、つぎに通過する搬器グループ11の搬器12,1
2,…の障害にならないようにする。
【0019】上記した様に、本発明の扉開閉装置20,
20,20は搬器12の進行方向に対して右側に位置す
る場合は扉開装置20B,20B,20Bとなり、左側
に位置する場合には扉閉装置20A,20A,20Aと
して搬器12の客車16に作用する。この様にして、搬
器グループ11を編成する複数搬器12,12,12の
扉16a,16a,…を同時に開位置または閉位置にし
て乗降客扱いをする。また、停留場2aで搬器グループ
11Aの乗客の乗降が行われている際には、停留場2b
でも搬器グループ11Cの乗客の乗降が行われる。さら
に、索道線路8を移動中の搬器グループ11Bと搬器グ
ループ11Dも低速で運行される。
【0020】(実施例2)実施例1では停留場2には乗
車ゾーン6aと降車ゾーン7aとを区別し設け、搬器グ
ループを編成する搬器台数と等しい数の本発明の扉開閉
装置20を乗車ゾーン6aと降車ゾーン7aとにそれぞ
れ配備し、降車ゾーン7aに到着してきた搬器グループ
の全搬器の扉を一斉に開き客車内の乗客が降車し、つぎ
に、乗車ゾーン6aに全搬器が進行して乗客の乗車が完
了すると搬器の扉を一斉に閉じるようにした停留場2で
の乗降客扱いをする運転方式について記載したが、実施
例2では乗車ゾーンと降車ゾーンとを分割せず全体を乗
降ゾーンとし、到着側と出発側にはそれぞれ1組の本発
明の扉開閉装置を配備して搬器の扉を開閉操作して城き
ゅあく乗降客扱いをする運転方式の実施例について記載
する。
【0021】図8は実施例2のパルス循環式索道50の
概略構成を示した平面図である。両端の停留場51a,
51bには滑車5a,52bが枢着されており、無端ル
ープ状に索条53が巻回わされている。実施例1の場合
と同様に、一方の滑車52aは原動装置54aを備えた
原動滑車であり、他方の滑車52bは緊張装置54bを
備えた緊張滑車とする。
【0022】こうして、原動装置54aで滑車52aが
回転駆動されると滑車52bとの間で索条53の循環移
動が開始され、搬器グループ60A,60B,60C,
60Dが運行される。パルス循環式索道50では停留場
51aと停留場51bは対称な配設関係となっているの
で、以降は原動装置54a側の停留場51aで説明す
る。
【0023】図9、図10は図8に示した停留場51a
に搬器グループ60Aを編成する3台の搬器61,6
1,61が到着した状態を示した平面図である。停留場
51aの到着側と出発側の基礎上面にはそれぞれ扉開閉
装置20,20を1組ずつ備えるようにする。尚、扉開
閉装置20は実施例1と同じものであるので同一の番号
を符した。
【0024】この様にして、図8に示した索道線路57
より搬器グループ60Aが減速されて低速で停留所湯5
1aに到着して来ると、搬器グループ60Aの通過経路
にある到着側の搬器位置検出スイッチLAが作動して検
出信号を出力する。この信号で油圧ユニット(図示して
いない。)から到着側に配備した扉開閉装置20の油圧
シリンダー28へ圧油が供給されて扉開閉ガイド22が
復帰位置21bより作用位置21aになる。この時、図
5に示す様に、搬器61の客車65の底面より下方に延
出された扉開閉レバー66を水平方向に押圧して開位置
66aに転向することで客車65の扉65a,65aが
開く。つぎに、扉開閉ガイド22が作用位置21aに移
動した状態をリミットスイッチ等で検出し、再び油圧ユ
ニットより油圧シリンダー28へ圧油が供給されて扉開
閉ガイド22は復帰位置21bに戻り、つぎの搬器61
の進行の障害にならないようにする。この様にして、搬
器グループ60Aを編成する3台の搬器61,61,6
1をそれぞれ搬器位置検出スイッチLAで検出する度
に、扉開閉装置20が前記した動作を繰り返して通過す
る搬器61の客車65の扉65a,65aを順次開いて
行く。
【0025】つぎに、扉65a,65aが開いた状態で
搬器グループ60Aが到着側から滑車52aを矢印58
aの方向に低速で周回移動して180度転向されて図8
に示した出発側の搬器位置検出スイッチLBに至るまで
に各搬器61,61,61に対して乗降ゾーン55aか
ら随時乗客の乗降が行われる。
【0026】つぎに、図11、図12は停留場51aの
出発側を搬器グループ60Aが移動している状態を示し
た平面図である。出発側の出口付近には平面視で到着側
とは逆向きに扉開閉装置20を備える。こうして、乗客
の乗降が完了した搬器グループ60Aの各搬器61,6
1,61を搬器位置検出スイッチLBで検出すると、到
着側と同様にして油圧ユニット(図示していない。)か
ら扉開閉装置20の油圧シリンダー28へ圧油が供給さ
れて、扉開閉ガイド22が作用位置21aと復帰位置2
1bの間を往復揺動することで、図7に示す様に、客車
65の扉開閉レバー66を押圧して閉位置66bへ転向
することで扉65a,65aを閉じるようにする。この
動作を各搬器61が搬器位置検出スイッチLBで検出さ
れる度に繰り返して行い、搬器グループ60Aの搬器6
1,61,61の扉65a,65a,…を順番に閉じて
行くようにする。
【0027】こうして、搬器グループ60Aを編成する
最後尾の搬器61が搬器位置検出スイッチLBを通過す
ると、搬器グループ60Aは矢印59a方向の索道線路
57へ加速されて出発する。また、実施例1の場合と同
様に、一方の停留場51aで搬器グループ60Aの乗客
の乗降が行われている時には、他方の停留場51bでも
搬器グループ60Cの乗客の乗降が行われる。その際、
索道線路57を移動中の搬器グループ60Bと搬器グル
ープ60Dも減速されて低速となる。
【0028】
【発明の効果】複数の搬器で搬器グループを編成し、搬
器グループ単位で乗客の乗降および輸送を行うパルス循
環式索道で、停留場の基礎上面に本発明の扉開閉装置を
配備する。扉開閉装置は扉開閉ガイドを平行リンク機構
を用いて油圧シリンダーで水平方向に揺動するように構
成したものである。また、搬器の客車側については扉を
開閉するための扉開閉レバーが客車底面より下方に延出
して具えられており、この扉開閉レバーを扉開閉装置の
扉開閉ガイドで水平方向に押圧し転向することで扉の開
または閉操作をするようにしたものである。
【0029】この扉開閉装置は停留場の基礎上に備えら
れているので、到着側と出発側に搬器グループを編成す
る複数搬器と同数組の本発明の扉開閉装置をそれぞれ備
え、同時に全搬器の扉を開または閉操作して乗降客扱い
をする運転方式や、到着側と出発側にそれぞれ1組の本
発明の扉開閉装置を備えて、搬器グループを編成する複
数搬器の進行順に扉を開または閉操作して乗降客扱いを
する運転方式とすることが他の機械設備に影響されず容
易に選択できる効果がある。また、搬器の走行によって
扉開閉レバーを回動するのではなく、油圧シリンダーの
作用で行うことで、搬器の移動速度に関係なく一定した
動作で扉の開閉操作を行える効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のパルス循環式索道の概略の平面図を
示す。
【図2】停留場に配備された本発明の扉開閉装置の作用
位置へ揺動した平面図を示す。
【図3】図2に示した本発明の扉開閉装置が復帰位置に
戻った状態の平面図を示す。
【図4】実施例1で停留場の到着側に配備した扉開閉装
置が搬器グループを編成する搬器の扉を同時に開いた状
態の平面図を示す。
【図5】図4に示した扉開閉装置で搬器の客車の扉を開
いた時の搬器の正面図を示す。
【図6】実施例1で停留場の出発側に配備した扉開閉装
置が搬器グループを編成する搬器の扉を同時に閉じた状
態の平面図を示す。
【図7】図6に示した扉開閉装置で搬器の客車の扉を閉
じた搬器の正面図を示す。
【図8】実施例2のパルス循環式索道の概略構成の平面
図を示す。
【図9】実施例2で搬器グループが到着した一方の停留
場の平面図を示す。
【図10】実施例2で到着した搬器グループの客車の扉
を扉開閉装置で開い搬器グループの平面図を示す。
【図11】実施例2で搬器グループが出発側を移動する
状態の搬器グループの平面図を示す。
【図12】実施例2で出発する搬器の扉を扉開閉装置で
閉じた搬器グループの平面図を示す。
【図13】従来の自動循環式索道の客車式搬器で扉の開
閉動作をする搬器の側面図を示す。
【符号の説明】
1 パルス循環式索道 2a,2b 停留場 3a,3b 滑車 4 索条 5a 原動装置 5b 緊張装置 6a,6b 乗車ゾーン 7a,7b 降車ゾーン 8 索道線路 9a,9b 矢印 10a,10b 矢印 11A,11B,11C,11D 搬器グループ 11 搬器グループ 12 搬器 13 握索機 14 懸垂機 15 吊り金具 16 客車 16a,16a,… 扉 17 扉開閉レバー 17a 開位置 17b 閉位置 18,18 ガイドローラー 19 ステップ 20 扉開閉装置 20A 扉開装置 20B 扉閉装置 21a 作用位置 21b 復帰位置 22 扉開閉ガイド 23 主操作レバー 24 従操作レバー 25,25 扉開閉ガイドピン 26 据付ブラケット 26a,26b,26c ヒンジピン 26d,26d ベースプレート 27,27,27,27 据付ボルト 28 油圧シリンダー 29 ロッド 30 クレビス 31 ヒンジピン 32,33 油圧ホース 34,35,36 矢印 37,38,39 矢印 40 支持ベース 41 搬器ガイド装置 42a,42b ガイドレール 43 支持ベース 50 パルス循環式索道 51a,51b 停留場 52a,52b 滑車 53 索条 54a 原動装置 54b 緊張装置 55a,55b 乗降ゾーン 56a,56b 搬器ガイド 57 索道線路 58a,58b 矢印 59a,59b 矢印 60 搬器グループ 60A,60B,60C,60D 搬器グループ 61 搬器 62 握索機 63 懸垂機 64 吊り金具 65 客車 65a,65a,… 扉 66 扉開閉レバー 67a 開位置 67b 閉位置 68,68 ガイドローラー 69 ステップ 100 軌条 101 搬器 102 握索機 103 懸垂機 104 客車 105,105 扉 105a,105a 閉位置 105b,105b 開位置 106 扉開閉レバー 107 ローラー 108 フレキシブルケーブル 109 扉開閉機構 110 扉開レール 111 扉閉レール 112,113,114 矢印 LA,LB 搬器位置検出スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の滑車間に巻回して索道線路中に張
    架した索条に、複数の搬器よりなる搬器グループを複数
    グループ懸垂し、前記それぞれの搬器は扉開閉レバーの
    動作によって開閉する扉を有し、索条の循環移動と共に
    前記搬器を運行して乗客の輸送を行うパルス循環式索道
    において、 停留場の搬器の移動経路に備えた据付ブラケットと、 該据付ブラケットに一端側を回動自在に枢着した主操作
    レバーおよび従操作レバーと、 該主操作レバーおよび従操作レバーの他端側枢着した
    扉開閉ガイドと、 前記据付ブラケットと主操作レバーとの間に介在した油
    圧シリンダーとよりなり、 前記据付ブラケットと主操作レバーと従操作レバーと扉
    開閉ガイドで平行リンクを構成し、前記油圧シリンダー
    で前記扉開閉ガイドを作用位置と復帰位置との間で揺動
    可能に構成し、前記扉開閉ガイドの動作によって前記扉
    開閉レバーを動作させることによって前記搬器の客車の
    扉を開閉操作するようにしたことを特徴とするパルス循
    環式索道の搬器扉開閉装置。
JP30440194A 1994-11-14 1994-11-14 パルス循環式索道の搬器扉開閉装置 Expired - Lifetime JP2905707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30440194A JP2905707B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 パルス循環式索道の搬器扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30440194A JP2905707B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 パルス循環式索道の搬器扉開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08133070A JPH08133070A (ja) 1996-05-28
JP2905707B2 true JP2905707B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=17932573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30440194A Expired - Lifetime JP2905707B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 パルス循環式索道の搬器扉開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2905707B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080793B1 (ko) * 2019-07-17 2020-02-24 박재현 건물 내 제연을 위한 레버형 제연 댐퍼 및 레버형 제연 댐퍼를 이용한 통합 제연 시스템
WO2021170598A1 (de) * 2020-02-26 2021-09-02 Innova Patent Gmbh Seilbahn mit kabinenstabilisierung
RU2787420C1 (ru) * 2020-02-26 2023-01-09 Иннова Патент Гмбх Канатная дорога, имеющая стабилизацию кабин

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT502753A3 (de) * 2005-09-27 2009-01-15 Innova Patent Gmbh Seilbahnanlage mit verdrehbaren fahrbetriebsmitteln
KR100804008B1 (ko) * 2006-09-26 2008-02-18 주식회사 디유에이엔아이 스크린도어의 헤더박스 잠금장치
KR100761492B1 (ko) * 2006-10-23 2007-09-28 주식회사 로템 전동차용 전두부 비상도어 개폐 메커니즘
CN104760596A (zh) * 2015-03-30 2015-07-08 上海应用技术学院 缆车安全装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080793B1 (ko) * 2019-07-17 2020-02-24 박재현 건물 내 제연을 위한 레버형 제연 댐퍼 및 레버형 제연 댐퍼를 이용한 통합 제연 시스템
WO2021170598A1 (de) * 2020-02-26 2021-09-02 Innova Patent Gmbh Seilbahn mit kabinenstabilisierung
CN115151471A (zh) * 2020-02-26 2022-10-04 创新专利有限公司 带有轿厢稳定功能的索道
RU2787420C1 (ru) * 2020-02-26 2023-01-09 Иннова Патент Гмбх Канатная дорога, имеющая стабилизацию кабин
CN115151471B (zh) * 2020-02-26 2023-11-14 创新专利有限公司 带有轿厢稳定功能的索道

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08133070A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2516858C2 (ru) Канатная подвесная дорога и способ ее эксплуатации
EP1752352A2 (en) Operating method for a disengageable aerial ropeway
JPH02193759A (ja) ケーブル搬送装置
JP2905707B2 (ja) パルス循環式索道の搬器扉開閉装置
CN104210922A (zh) 垂直升降跨路电梯
JP4747642B2 (ja) 可動柵装置
US3799060A (en) High speed passenger conveyor
JP2000219465A (ja) 係合装置を備えたエレベ―タ―ドア
JP3611609B2 (ja) 索道設備における救助装置
CN204096840U (zh) 垂直升降跨路电梯
JP2593675B2 (ja) 索道の搬器握索機の中間回送移送装置
JPH1111298A (ja) 自動循環式索道の二箇所並列乗車装置
JP7464312B2 (ja) ケーブルカー車両のための扉制御装置
JP4511073B2 (ja) 旋回移動プラットホーム
JP4097770B2 (ja) 自動循環式索道の分岐装置
JP4023636B2 (ja) 索道のゲート装置
JPH09132135A (ja) 索道等の懸垂輸送設備の搬器
JPH04505147A (ja) 舶用ローダまたはアンローダ
JPH08244599A (ja) 索道における搬器のフード開閉方法及びその装置
JPH0330213Y2 (ja)
JP2980763B2 (ja) エレベータ式駐車装置のパレットの移送装置
JPH0288355A (ja) スキーリフトの風防開閉装置
JP2595734Y2 (ja) 索道の横行式プラットフォーム装置
JPH06298079A (ja) 索道の椅子式搬器の座板揺動装置
JP4023635B2 (ja) 索道の搭乗コンベア装置による乗車方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term