JPH04505147A - 舶用ローダまたはアンローダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 船舶用の貨物積み込み又は積み降ろし装置本発明は、船舶用の貨用積み込み又は 積み降ろし装置であって、張設されたブームと、前進ヘッドとが設けられており 、ブームの自由端部が、積み込み又は積み降ろし機構と協働しており、前進ヘッ ドがこのブームの範囲内に配置されており、かつ対応配置された送り出し又は引 き込み装置によってブームに沿って走行可能である形式のものに関する。

ＤＥ−ＰＳ第１２０２２２１号明細書によれば、船舶用の貨物積み込み装置のた めの門形支持装置が公知である。この貨物積み込み装置には、繰出しコンベヤベ ルトを支持する、旋回可能なブームが設けられている。送り出し及び引き込み可 能な繰出しコンベヤを支持するこのブームは、架台の各半部の間に配置されてお り、ブームの自由端部は、架台のパイロンに昇降可能に懸架されている。即ち、 ブームの一端部は、ブー・ム走行方向に設けられた回転軸を支承する軸受は内の コンソール上に支持されており、ブームの他端部（上記自由端部）は、ロープ引 張機構に懸架されているのである。このロープ引張機構は、パイロンの先端部を 介して、パイロンに固定されｔ；機械室内の吊り上げ装置へと案内されている。

しかし、このような貨物積み込み装置には、以下の様な欠点がある。即ち、重量 の観点から見ると装置全体の重量が大きいために、繰出しコンベヤベルトが送り 出されＩ；最終位置へ近づいていくと、このフンベヤベルト走行軌道の範囲に極 めて大きな力とモーメントとが生じる点である。また、上記装置の構成部材を調 節及び保守整備するために、特に装置の運転状態において、これらの構成部材に 近づく°ことはほとんど不可能である。従って、必要な作業を行うためには、装 置を停止させなければならない。

この装置に類似した構成の装置が、ＤＥ−ＧＭ第７４０７０４６号明細書から公 知である。この明細書によれば、門形ブリッジが上昇しながち回転可能であるよ うに、かつ水平な軸を中心として鉛直方向に旋回可能であるように、門形支持体 内に支承されている。そして、ブリッジの長手方向に走行可能な支持フレームが 、このブリッジ内に取付けられており、がっブームアームを形成している。また 、支持フレーム内にはコンベヤベルトが配置されている。上記門形ブリッジには 走行ローラと駆動装置とが設けられており、これによって、支持フレームは門形 ブリッジ内を走行できるようになっている。特に、支持フレーム即ちブームアー ムの支承に関しては、上述したｌ５Ｅ−ＰＳ第１２０２２２１号明細書において の記載が適用される。しかし、このような装置に８いても、この装置に生じるヵ を吸収もしくは排除するために、比較的高価な構成のトラスが必要となる。

前進ヘッド（支持フレーム及び繰出しコンベヤ）が送り出されるさいに生じる力 及びモーメントを克服するためには、高価な構成を備えた手段が必要となる。

このような手段により、支持装置の重量が比較的大きくなり、装置にかかる費用 も増大する。

船舶用の貨用積み込み又は積み降ろし装置は、静力学的な理由から以下に述べる 構成のものが実際に使用されている： 例えば出力６，０００ｔ／ｈ　までの前進ヘッド用には、複数のストラットを備 えｔ；、高さ約１．６ｍの溶接ビームが使用される。ブーム自体は、複数のスト ラットを備えた、高さ約３．５ｍの溶接ビームから形成される。このようなブー ムの内側に配置された、前進ヘッドのためのベルト装置と軸受けもしくは駆動装 置とへ接近するのは、極めて厄介である。従って、必要な修理作業及び保守整備 作業を行うｔ；めに、時間と費用とが多くかかってしまう。

本発明の課題は、船舶用の貨物積み込み又は積み降ろし装置全体の静力学的な機 構の構成を改善することによって、主要な構成部材の構成を簡単にすることにあ る。さらには、貨物積み込み又は積み降ろし装置と協働する構成部材へ最適に接 近できるようにし、かつ、貨物積み込み又は積み降ろし装置の全重量を著しく減 少させることにある。

上記課題は、本発明によればはじめに述べた形式の貨物積み込み又は積み降ろし 装置において、ブームが上側の箱形ビームを有しており、プラットホームがこの 箱形ビームの、少なくとも部分的に下側に配置されて、箱形ビームと重なり合う ように結合されており、前進ヘッドが箱形ビームとプラットホームとの間に設け られており、この前進ヘッドのｔ；めに、ブームの前方部分が上側の走行軌道と して、プラットホームのビームが下側の走行軌道として、形成されていることに よって解決されている。

本発明の有利な構成は、請求項２以下に記載した通りである。

本発明の上記手段によれば、ブームの重量及び前進ヘッドの重量が、約３０％減 少される。また、前進ヘッドのための走行車輪と軸受けとの個数が、著しく削減 される。その結果、従来では前進ヘッドの引き込み時に費用をかけて補償した、 走行車輪相互の誤差は、問題にならなくなる。さらに、必要な保守整備又は修理 作業のために、ブームへはその全長にわたって、しかもブームがどんな位置にあ っても、接近することができる。上述した重量の減少によって、さらに以下に述 べる付加的でポジティブな効果が得られる：即ち、 一門形フレームが軽量になり、 −吊り上げ機構が小さくなり、 一必要な走行機構の個数が少なくなり、−貨物の搬送と装置の組立てとが安価に 行われる。

前進ヘッドが前方上側で支承されることによって、従来前進ヘッドが片側で支承 された場合に生じた力に比べて極めて小さな力しか生じなくなる。また、既に上 述した利点の他にも、本発明による装置にかかる費用は極めて少ない、といった 利点が得られる。さらに有利には、ブームはチェーン及びロープを受容できるよ うに形成されており、かつ前進ヘッド駆動装置を成す駆動ストックとラックとを 支承できるようにも形成されている。その結果、これらの部材は、使用されない 面の範囲で支承されるようになり、それによって、これらの部材に接近すること が容易となる。

図面は本発明による貨物積み込み又は積み降ろし装置のｌ実施例を示すもので、 第１図は持上げられた状態のブームを備えた船舶用の貨物積み込み又は積み降ろ し装置を示す図、第２図は第１図によるブームを水平な位置で示す図、第３図は 第２図によるブームの平面図、第４図は第２図によるブームの横断面図、第５図 は前進ヘッドを引き込む及び送り出すためのベルト装置の拡大図である。

上記図面に基づいて本発明を以下に説明する。

第１図に示された船舶用の貨物積み込み及び積み降ろし装置ｌは、レール上を走 行可能で釣合いおもり３を有する門形フレーム２と、ロープローラ５を有する張 設支柱４と、前進へラド７を有するブーム６と、前進へラド７にヒンジ結合され た積み込みへラド８とから主に構成されている。上記ブーム６は、さらにパイロ ン９を有している。ロープローラ１０がこのパイロン９の先端部に取付けられて おり、かつ張設ロープ１１．１２の枢着点として役立っている。また、ブーム６ は、門形フレーム２に支承されたウィンチ１３によって持上げられるかもしくは 引下げられる。このウィンチ１３に巻掛けられたロープ１４は、上記２つのロー プローラ５．ｌＯを介して案内されている。第１図において、前進ヘッド７は引 き込まれた位置を占めている。

ブーム６が、第２図では側面図で示されており、かつ第３図では平面図で示され ている。このブーム６は上側の箱形ビーム１５を備えている。箱形ビーム１５の 後方範囲１６には、懸吊体１７によって懸吊されたプラットホーム４６が配置さ れている。この箱形ビーム１５の上側には、はぼパイロン９まで延びる走行軌道 １８が設けられている。前進へラド７は、一方では下側の走行軌道１９上を、他 方では上側の走行軌道１８上を走行できるようになっている。というのも、この 前進へラド７は、上側の走行軌道１８の範囲において、ストラット２１を介して 繰出しドラム２ｏのすぐ後方に懸架されており、かつ第４図に示された走行車輪 ２２によって走行軌道１８に支持されているからである。この場合、駆動装置２ ３は３つのスプロケットから構成されており、詳しく図示されていないチェーン が、これらのスプロケットに巻掛けられて変向させられている。また、このチェ ーンの固定点は、ブーム先端部２４の範囲とパイロン９の範囲とに位置している 。上記前進へラド７は、さらに下側の走行軌道１９の範囲において、走行ローラ ２５と協働している。この場合、ブーム６は、張設ロープ１１．１２のために、 静力学的に釣合いのとれた極めて軽量のものである。下側の上記走行軌道１９は 、第４図によるプラットホーム４６の長手ビーム２６から形成されている。また 、上記前進へラド７もＩ形ビーム２７．２８から形成されているものであるが、 ■形ビーム２７．２８の間には補強用の耐風プレーシング２９が取付けられてい る。さらに、歩行路３０．３１が前進へラド７の両側で前進へラド７と平行に延 びている。これと同様に、プラットホーム４６の範囲にも歩行路３２．３３が設 けられている。ベルト３５のためのベルト駆動装置３４は、ループ状に形成され ており、かつブーム６の後方部分３６に設けられている。

第４図には、ブーム６の横断面図が示されている。

この横断面図には、さらに、上側の走行軌道１８及び走行車輪２２を備えた箱形 ビーム１５と、チェーン駆動装置３７と、走行ローラ２５及びこの走行ローラ２ ５に配設された長手ビーム２６を備えた下側の走行軌道１９とが示されている。

走行単輪２２は、ストラット２１を介して前進へノド７に接続されている。まｔ ；、前進へノド７の下側にはプラットホーム４６が設けられている。このプラッ トホーム４６は、前進へノド７と同様に補強用の耐風プレーシング３８を備えて いる。プラットホーム４６の側方では、上側にコンソール３９が、下側に横ビー ム４０が配置されており、これら２つの部材は、歩行路３２を支持している。前 進へノド７と結合された歩行路３０へは、はしご４１によって到達することがで きる。また、ベルト装置４２の全部材へも問題なく到達することができる。従っ て、必要な修理及び保守整備作業が迅速に行われる。しかも、作業員は機械の運 転中に運動する部材全部を見渡すことができるので、場合によっては適当な修理 を正確かつ計画的に行うことができる。

外側の歩行路の範囲には防風体４３が設けられており、それによって、搬送され る貨物がコンベヤベルトから吹き飛ばされることはなくなる。

第５図には、ベルト３５のためのベルト駆動装置３４が拡大されて示されている 。このベルト駆動装置３４は、締付はドラム４４．４５を備えてループ状に形成 されている。第５図ではさらに、箱形ビーム１５と前進へノド７とプラットホー ム４６の範囲における前進へノド７の支承部とが示されている。

国際調査報告 国際調査報告 ＥＰ　８Ｂ００Ｂ０５

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．船舶用の貨用積み込み又は積み降ろし装置であって、張設されたブームと、 前進ヘッドとが設けられており、ブームの自由端部が、積み込み又は積み降ろし 機構と協働しており、前進ヘッドがこのブームの範囲内に配置されており、かつ 対応配置された送り出し又は引き込み装置によってブームに沿って走行可能であ る形式のものにおいて、ブーム（６）が上側の箱形ビーム（１５）を有しており 、プラットホーム（４６）がこの箱形ビーム（１５）の、少なくとも部分的に下 側に配置されて、箱形ビーム（１５）と重なり合うように結合されており、前進 ヘッド（７）が箱形ビーム（１５）とプラットホーム（４６）との間に設けられ ており、この前進ヘッド（７）のために、ブーム（６）の前方部分が上側の走行 軌道（１８）として、プラットホーム（４６）のビーム（２６）が下側の走行軌 道（１９）として、形成されていることを特徴とする、船舶用の貨用積み込み又 は積み降ろし装置。
2. ２．前進ヘッド（７）が、繰出しドラム（２０）のすぐ後方とベルト変向ローラ のすぐ後方とで上側の箱形ビーム（１５）に対して支承されている、請求項１記 載の貨用積み込み又は積み降ろし装置。
3. ３．前進ヘッド（７）のための支持構造体が、補強用の耐風ブレーシング状成形 材（２９）を備えたローラ状成形材（２７，２８）から形成されている、請求項 １又は２記載の貨用積み込み又は積み降ろし装置。
4. ４．前進ヘッド（７）のための駆動装置（２３）が、箱形ビーム（１５）の前方 範囲（２４）に設けられている、請求項１から３までのいずれか１項記載の貨用 積み込み又は積み降ろし装置。
5. ５．上記駆動装置（２３）が、駆動手段の案内部もしくは変向部として役立つ複 数のディスクから形成されており、これらのディスクのうちで少なくとも１つが 、モータによって操作される、請求項１から４までのいずれか１項記載の貨用積 み込み又は積み降ろし装置。
6. ６．２つの平行な駆動装置（２３）が箱形ビーム（１５）に設けられており、か つ共通の軸に取付けられている、請求項１から５までのいずれか１項記載の貨用 積み込み又は積み降ろし装置。
7. ７．箱形ビーム（１５）の幅が、プラットホーム（４６）の端部へ向かって増大 しており、かつ箱形ビーム（１５）の前方範囲では小さくなっている、請求項１ から６までのいずれか１項記載の貨用積み込み又は積み降ろし装置。
8. ８．ブーム（６）の内側でベルト装置（４２）もしくは前進ヘッド（７）の少な くとも両側に、それぞれ歩行路（３０，３１，３２，３３）が設けられており、 各歩行路（３０，３１，３２，３３）の外側に防風体（４３）が設けられている 、請求項１から７までのいずれか１項記載の貨用積み込み又は積み降ろし装置。
9. ９．張設ロープ（１１，１２）を固定するバイロン（９）が、箱形ビーム（１５ ）上に取付けられており、張設ロープ（１１，１２）を変向させるロープローラ
10. （１０）が、パイロン（９）の先端部に取付けられている、請求項１から８まで のいずれか１項記載の貨用積み込み又は積み降ろし装置。