JP2905012B2 - 枚葉紙前縁をフロントゲージと整合させる装置 - Google Patents

枚葉紙前縁をフロントゲージと整合させる装置

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JP2905012B2
JP2905012B2 JP4281233A JP28123392A JP2905012B2 JP 2905012 B2 JP2905012 B2 JP 2905012B2 JP 4281233 A JP4281233 A JP 4281233A JP 28123392 A JP28123392 A JP 28123392A JP 2905012 B2 JP2905012 B2 JP 2905012B2
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sheet
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screw
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フィルジンガー カール−ハインツ
ギーザー ミヒャエル
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor
    • B65H9/06Movable stops or gauges, e.g. rising and falling front stops
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F21/00Devices for conveying sheets through printing apparatus or machines
    • B41F21/12Adjusting leading edges, e.g. front stops
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
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  • Pile Receivers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枚葉紙前縁を、周期的
に作業位置へ運動するフロントゲージと整合させる装置
であって、複数のフロントゲージが作業位置でそれぞれ
蓄力器によって当接させられる当接部材が設けられてい
る形式のものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロントゲージ保持器をクランプ部材に
よってフロントゲージ軸上に固定し、該フロントゲージ
軸を介してフロントゲージの旋回運動を作業周期に合わ
せて導入するようにした形式のフロントゲージ装置が、
ドイツ連邦共和国特許第2743557号明細書に基づ
いて公知になっている。各フロントゲージ保持器には、
フロントゲージの支持体が旋回可能に装着されている。
該支持体に係合する調整機構と、前記支持体とフロント
ゲージ保持器との間で作用する押圧ばねとによって、フ
ロントゲージ位置の調整が可能である。このために前記
支持体はフロントゲージと共に、所望の位置を占めるよ
うに調整部材によって旋回点を中心として旋回されねば
ならない。枚葉紙前縁をフロントゲージに正確に当接さ
せるためには、当接のために引き寄せられる複数のフロ
ントゲージは互いに正確に方位を整合されねばならな
い。例えば判型、つまり紙判の変換時に個々のフロント
ゲージを整合・離反させるに際して、フロントゲージを
個々に調整した後に、枚葉紙の方位修正のために関与す
るすべてのフロントゲージをやはり同一の整合ラインに
正確に再度位置決めし直す必要がある。この点を解決す
るための前提条件として前記公知のフロントゲージ装置
では高価な調整機構が必要になる。各フロントゲージが
多数の構成部品から成っていることに基づいて多額の構
造費が必要になる。調整機構は係止位置を有している。
一方又は他方のフロントゲージがフロントゲージの整合
ラインから前方又は後方に、僅かであれ、はみ出してい
ることが無いようにするために、前記の係止位置は互い
に極めて精密に調和されていなければならない。因み
に、このような整合ラインからのはみ出しに因る偏差
は、フロントゲージの幾何学的な角旋回運動によって更
に強められることになる。その場合、枚葉紙前縁の正確
な整合はもはや保証されない。その上に係止手段は摩耗
現象に晒され、これによって調整の繰り返し精度が損な
われることになる。フロントゲージ保持器における多数
の構成部品から成る調整機構は更にまた、例えばペーパ
ーダストによって著しく汚されるので、フロントゲージ
には高い機能障害を発生する虞れがある。周期的に作動
されるフロントゲージ軸による作業動作の場合、フロン
トゲージ軸上に設けられた構成部品が高い運動質量を有
していることに基づいて、特に高い速度範囲において
は、不都合な振動現象を惹起する虞れが更に高まる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4004
447号明細書では、フロントゲージと一緒に作業周期
毎に枚葉紙当接位置へ揺動されるフロントゲージ基体が
開示されている。前記枚葉紙当接位置において個々のフ
ロントゲージは、前記フロントゲージ基体に対して支持
される押圧ばねによって、給紙台に設けられたストッパ
に当接される。
【0004】このためにフロントゲージは、例えば板ば
ね継手を介してフレキシブルにフロントゲージ基体に固
定されている。この場合ストッパはリンクを介して、給
紙台に固定された調整機構(詳細には開示されていず)
と連結されている。
【0005】この場合も正確な整合ラインを維持するた
めには高い経費がかかる。ストッパは正確な整合を可能
にするように製作されていなければならない。例えばダ
スト汚染や摩耗によって案内に沿って摺動可能なストッ
パが僅かに傾斜しただけでもすでに、この僅かな傾斜は
整合ラインに対して、ひいては枚葉紙の方位づけに対し
てネガティブな影響を及ぼすことになる。例えば判型変
換時に個々のフロントゲージを個別的に整合・離反する
に際して、ストッパを個々に調整した後に常に、改めて
全体的な新規調整が行なわれねばならない。フロントゲ
ージ基体の運動終端位置が正確に設定されていない場合
には、剛性のフロントゲージ面は、ストッパの下縁の僅
かな傾動によってフロントゲージを傾斜させる虞れを多
分に有している。対抗作用を及ぼす押圧ばねによる緩衝
作用にも拘らずフロントゲージの大きな運動質量に基づ
いて振動発生の虞れが依然として付き纏うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、個々
のフロントゲージを離反・整合する装置を改良して、フ
ロントゲージの方位づけを僅かな経費で簡便にかつ高い
繰り返し精度をもって実施できるようにすることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成手段は、冒頭で述べた形式の装置において、す
べてのフロントゲージのために共通の1つの正確に方位
づけられた当接部材が設けられており、判型変換の目的
で、該当接部材から個々のフロントゲージを離反させる
独立した手段が設けられている点にある。
【0008】
【作用】本発明によれば当接部材は始動前に1度だけ正
確に方位修正される。従ってそれ以上付加的な経費をか
けずに正確な整合ラインが簡単に得られる。蓄力器によ
ってフロントゲージを当接させかつ当接部材と離反手段
とを分離することによって、個々のフロントゲージを頻
繁に使用した後にも、また各フロントゲージの離反・整
合動作を頻繁に実施した後にも、変わることのない一定
不変の当接整合ラインが保証される。また、すべてのフ
ロントゲージのために共通な1個の当接 部材を使用する
ので、作業に関与する複数個のフロントゲージを同一の
整合ラインへもう1度互いに整合させる操作も必要でな
くなる。
【0009】フロントゲージを固有ばね作用を有する材
料から構成することによって、少数の構成部品を使用し
た特に単純な構成が可能になる。ダストによる機能障害
発生率の低下によって、連続運転においても確実な当接
が保証されると共に保守経費も僅かになる。
【0010】特許請求の範囲の請求項3に記載した構成
手段によって、製作技術上特に簡単な枚葉紙前縁の整合
装置が得られる。数少ない構成部品の使用と相俟ってフ
ロントゲージの振動質量が小さくなることによって、フ
ロントゲージでは有害振動のない当接が可能になる。共
通の当接部材を、正確に精密仕上げ加工された当接定規
として構成した場合には、製作技術の点から見ても有利
な、特に単純な実施態様が得られる。
【0011】請求項及び請求項10に記載した構成手
段は、作業位置からフロントゲージを離反させる手段
の、特に単純にして確実な実施態様を表わす。
【0012】給紙台にフロントゲージ離反手段を設ける
ことによって、フロントゲージに独自の運動が質量に因
っても、また前記離反手段の運動エネルギに因っても妨
害されることはない。離反手段は構造の点から見ても機
能の点から見ても簡単に構成することができる。
【0013】請求項に記載した構成手段は、離反用ス
トッパの製作技術の点から見て特に簡単かつ機能の点か
ら見れば特に確実な実施態様を含むものである。
【0014】請求項及び請求項には、離反用ストッ
パの特に有利な実施態様が示されている。
【0015】また請求項に記載した構成手段によっ
て、フロントゲージを離反させるために必要になる構造
上の経費を最小限に抑えることが可能になる。
【0016】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0017】図1に示されている枚葉紙オフセット印刷
機の給紙台1を介して、枚葉紙(図示せず)が図面の右
側から枚葉紙搬送機構(図示せず)によってフロントゲ
ージ5に向かって搬送される。このために給紙台1の上
面を貫通するフロントゲージ5の枚葉紙当接縁7に沿っ
て、枚葉紙の前縁が整合される。次いで枚葉紙は印刷の
ためにフロントグリッパ18によって枚葉紙オフセット
印刷機の印刷ユニットへ移送される。
【0018】フロントゲージ5はクランプ部材4に固定
されており、該クランプ部材自体はフロントゲージ軸3
に緊定されている。該フロントゲージ軸3は枚葉紙搬送
方向に対して直角な横方向に方位づけられており、かつ
給紙台1のプレートの下位で両方のサイド架台2内に回
転可能に支承されている。但し図面では両サイド架台2
のうちの右側のサイド架台が図示されているにすぎな
い。フロントゲージ5を周期的に上下揺動させるため
に、フロントゲージ軸3は、図11に例示したような駆
動機構を備えている。
【0019】図1及び図2に示したように、給紙台1の
プレートの下位で枚葉紙搬送方向で見てフロントゲージ
5の手前には、枚葉紙搬送方向に対して直角な横方向に
配置されてサイド架台2に固定された当接定規10が設
けられている。フロントゲージ5に対面した方の当接定
規10の側は定規ストッパ面16を有している。定規ス
トッパ面16は1回の作業段階で精密仕上げ加工されて
いる。
【0020】フロントゲージ5はその作業位置ではフロ
ントゲージ軸3の前記駆動機構によって、フロントゲー
ジ5の当接区域でもってプレロードをかけて当接定規1
0の定規ストッパ面16に周期的に当接される。該フロ
ントゲージ5は、殊に有利にはフラットなばね特性の上
向きに屈曲された板ばねから製作されており、これによ
って製作誤差の補償時にプレロード力の差をより少なく
することが可能になる。フロントゲージ軸3の逆方向旋
回によって、フロントゲージ5は、給紙台1の上面より
も上に枚葉紙当接縁7を位置させた当接位置から、給紙
台1よりも下位に該枚葉紙当接縁7を位置させる位置へ
周期的に再び下向揺動させられる。
【0021】個々のフロントゲージ5を判型変換のため
作業位置から離反させるために、給紙台1の下部分内
には、当接定規10の上位で各フロントゲージ5の直ぐ
手前にスライド8が枚葉紙搬送方向に摺動可能に支承さ
れている。該スライド8は、フロントゲージ5に向いた
スライドストッパ面9を有している。
【0022】フロントゲージ5を離反させるためには、
該フロントゲージに配設されたスライド8のスライドス
トッパ面9が、枚葉紙搬送方向で見て定規ストッパ面1
6を幾分超えて押出される。相応のフロントゲージ5
は、フロントゲージが枚葉紙を整合させるためにその作
業位置へ上向揺動したのち、スライドストッパ面9には
当接しているが、定規ストッパ面16には当接していな
い。従って該フロントゲージ5は、整合さすべき枚葉紙
とは接触しない。該フロントゲージ5を再調整するため
にスライド8は、スライドストッパ面9が枚葉紙搬送方
向で定規ストッパ面16の後方にまで引き下がる程度に
再び後退させられる。次いでフロントゲージがその作業
位置へ上向揺動すると、相応のフロントゲージ5の当接
区域6が定規ストッパ面16に当接する。その場合、相
応のフロントゲージ5は、枚葉紙を整合させるために正
確に方位修正された当接位置を占める。
【0023】図1に示した実施例では調整ピン12が当
接定規10の貫通孔内に回動可能に支承されている。該
調整ピン12は、当接定規10の前記貫通孔に同心的に
スライド8に設けられた貫通孔を遊びをもって貫通して
いる。スライド8の上位では調整ピン12は、当接定規
10の貫通孔内における該調整ピン12の回転軸線に対
して偏心的に配置されたピンヘッド(偏心した横断面
部)14を有し、該ピンヘッドは、調整ピン12がスラ
イド8と当接定規10との貫通孔を通って滑落するのを
防止する。当接定規10の下側で調整ピン12は横ピン
17によって引き出し不能に確保されている。枚葉紙搬
送方向で見て偏心的なピンヘッド14の後方側ではスラ
イド8は調整ピン12の回転軸線に平行に、前記ピンヘ
ッド14のためのストッパ面19を有している。該ピン
ヘッド14は、六角形レンチを装着するための六角形嵌
合溝を有している。
【0024】例えば給紙台1に設けた貫通長穴11を介
して六角形レンチによって調整ピン12をその角度位置
へ回動することが可能である。フロントゲージ5を離反
させるためには、その場合調整ピン12は、偏心的なピ
ンヘッド14の、調整ピン12の軸線を起点として広が
る大きい方の半径区域を、スライド8のストッパ面19
の方に向かせるように回動される。これによってスライ
ド8が枚葉紙搬送方向にシフトされる。これとは逆に、
偏心的なピンヘッド14の、調整ピン12の軸線を起点
として広がる小さい方の半径区域が、ストッパ面19の
方に向くように回動される場合には、ピンヘッド14と
ストッパ面19との間に遊び13が生じる。フロントゲ
ージ5がその作業周期において作業位置へ揺動すると直
ちに、フロントゲージ5はスライド8を押し戻し、該フ
ロントゲージ自体はその当接区域6でもって当接定規1
0の定規ストッパ面16に当接する。調整ピン12の調
整範囲は、当接定規10の下側に横ピン17のために固
定された2本のストッパピン15によって制限されてい
る。ピンヘッド14が、給紙台1の上面から張出さない
ように設計されているのは勿論である。
【0025】またフロントゲージ5の戻し動作を強め
る、例えばばねのような戻し手段を付加的に使用するこ
とも可能である。
【0026】図1及び図2に示した実施例ではフロント
ゲージ5はその前部区域では、フォーク状(二又状)に
フロントゲージフィンガ5a及び5bを有するように構
成されているので、フロントグリッパ18はフォーク開
口を通過することができる。これに相応してスライド8
と当接定規10もフロントグリッパ18のための切欠き
部を有している。従ってスライドストッパ面9は、フロ
ントゲージフィンガ5a,5bに対応した2つの部分ス
トッパ面9a,9bを有するように構成されている。
【0027】図2のA−A線断面図では、フロントゲー
ジの離反した場合のスライドが、またB−B線断面図で
は、フロントゲージの当接した場合のスライドが図示さ
れている。
【0028】図3には、調整ピン12の調整角度を制限
するための異なった実施態様が示されている。
【0029】調整ピン12は当接定規10の貫通孔を貫
通する区域において、調整ピン12の回転軸線に対して
垂直な平面内で所定の制限角度範囲にわたって溝20を
有している。該溝20内に制限ねじ20aが侵入してお
り、該制限ねじ20aは、調整ピン12の回転軸線に対
して垂直に方位づけられた当接定規10の貫通孔内に、
しかも前記制限ねじ20aの雄ねじ山に対応した雌ねじ
山を有する貫通孔内に、ねじ込まれており、該当接定規
の貫通孔は調整ピン12用の貫通孔に開口している。こ
の場合、制限ねじ20aの調整深さと溝20の深さとに
よって調整ピン12の調整範囲が制限されている。
【0030】この実施態様では横ピン17に代えて制限
ワッシャを使用することも可能である。
【0031】図4、図5、図6及び図7では、スライド
8を枚葉紙当接縁7の下位で当接定規10内で摺動可能
に支承した形式の実施例が図示されている。
【0032】図6及び図7に示した実施例では調整のた
めに、調整ピン21は当接定規10の貫通孔内で回動可
能に支承されている。スライド8を調整するために、調
整ピン21に付設された偏心ピン部22がスライド8の
貫通孔内に侵入している。調整ピン21の該付設偏心ピ
ン部22は、当接定規10の貫通孔内における調整ピン
の回転軸線に対して偏心した横断面部を有するように構
成されている。この場合も給紙台1の貫通口を通って侵
入する工具を用いて調整ピン21を所定の位置に回動す
ることが可能である。これによって偏心ピン部22の横
断面半径、すなわち調整ピン12の回転軸線から貫通孔
内におけるスライド8のストッパ面19へ向かって広が
る横断面半径を変化させることが可能である。該横断面
半径が増大するに伴って、図7に示したように、スライ
ド8はフロントゲージ5の方にシフトされる。また逆に
該横断面半径が減少するにつれて、スライド8はフロン
トゲージ5の当接区域6によって再び押し戻される。
【0033】図4及び図5に示した実施例では、調整ピ
ン21は調整ねじ23に代えられており、該調整ねじの
雄ねじ山は、当接定規10の貫通孔に設けた雌ねじ山と
係合している。
【0034】図8及び図9には、スライドを有していな
い実施態様が図示されている。
【0035】図8に示した実施態様では、雌ねじ山を有
する貫通孔を介して当接定規10を貫通する調整ねじ2
4が各フロントゲージ5毎に設けられている。該調整ね
じ24の雄ねじ山と前記当接定規の貫通孔の雌ねじ山と
協働する。また該調整ねじ24の端部にはピンが付設さ
れている。
【0036】調整ねじの付設ピンの端面25は、フロン
トゲージ5のストッパ面26と協働するストッパ面25
として構成されている。調整ねじ24を作動するために
給紙台1の貫通口を通して導入される単純な工具、例え
ば六角形レンチを用いて、調整ねじ24のストッパ面2
5は、フロントゲージ5のストッパ面26に向かって軸
方向に調整され、これによってフロントゲージ5の枚葉
紙当接縁7は、枚葉紙前縁と接触したフロントゲージ作
業位置から離反し、或いは調整ねじ24を逆方向に回動
することによって再び枚葉紙前縁に当接される。
【0037】図9に示した実施態様では、調整ねじ27
は、フロントゲージ5内の貫通孔を介してクランプ部材
4の雌ねじ付き盲孔内にねじ込まれている。この場合、
枚葉紙前縁に対するフロントゲージ5の当接状態では調
整ねじ27のヘッドとフロントゲージ5との間には遊び
28が、また該フロントゲージ5とクランプ部材4との
間には遊び29がある。調整ねじ27は、給紙台1の貫
通口11と当接定規10の貫通孔とを介して工具によっ
て作動される。調整ねじ27のねじ締めによって前記遊
び28は克服され、次いでフロントゲージ5とクランプ
部材4との間の遊び29が最大限に克服されるまで、フ
ロントゲージ5はその作業位置から離反される。この場
合、離反したフロントゲージはフロントゲージ軸におい
ていかなるトルクも発生させない。
【0038】図10に示した実施例では円錐形先端部3
1を有する調整ねじ30が、当接定規10の貫通孔の雌
ねじ山にねじ込まれている。本実施例でも各フロントゲ
ージ5毎に、スライドストッパ面9を有するスライド8
が当接定規10内で枚葉紙の搬送方向に摺動可能に支承
されている。該スライド8は円錐形凹所32を有し、該
凹所の開先角度は調整ねじ30の先端部31の円錐角に
等しい。この場合該凹所32の最大直径は、先端部31
が前記凹所内へ侵入する最大直径よりも大である。給紙
台1の貫通口11を介して導入される工具を用いて調整
ねじ30をねじ込むことによって、円錐形先端部31の
前位母線はスライド8の円錐形凹所32の前位母線に接
触させられる。調整ねじ30を更に回動すると、凹所3
2の前位母線は円錐形先端部31の前位母線に沿って滑
動し、これによってスライド8は、円錐形先端部31の
後位母線と円錐形凹所32の後位母線との間の遊び33
を減少させつつ前方へ摺動する。その際スライド8のス
ライドストッパ面9は当接定規10のフロントゲージラ
インを超えて枚葉紙搬送方向に押出され、これによっ
て、フロントゲージ5が作業位置へ上向揺動しても当該
フロントゲージ5は離反位置でスライドストッパ面9に
当接する。調整ねじ30を逆方向に回動させると、円錐
形先端部31の前位母線と円錐形凹所32の前位母線と
の間に遊びが生じる。次の作業サイクルにおいて当該フ
ロントゲージ5がスライド8のスライドストッパ面9に
当接すると、該スライドはフロントゲージ5のばね力に
よって当接定規10の当接ラインの後方に押し戻され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の全体的な側面図である。
【図2】図1に示した本発明の実施例の平面図である。
【図3】スライドを有する1実施例の側面図である。
【図4】フロントゲージを整合位置で示した異なった実
施例の側面図である。
【図5】図4のフロントゲージを離反位置で示した側面
図である。
【図6】フロントゲージを整合位置で示した更に異なっ
た実施例の側面図である。
【図7】図6のフロントゲージを離反位置で示した側面
図である。
【図8】ねじ式離反機構を有する実施例の側面図であ
る。
【図9】ねじ式離反機構を有する異なった実施例の側面
図である。
【図10】スライドを有する1実施例の側面図である。
【図11】フロントゲージ駆動装置例の側面図である。
【符号の説明】
1 給紙台、 2 サイド架台、 3 フロント
ゲージ軸、 4 クランプ部材、 5 曲り板ばね
から成るフロントゲージ、 5a,5b フロントゲ
ージフィンガ、 6 当接区域、 7 枚葉紙当接
縁、 8 スライド、 9 スライドストッパ面、
9a,9b 部分ストッパ面、 10 当接定
規、 11 給紙台の貫通口、 12 調整ピン、
13遊び、 14 ピンヘッド、 15 ストッ
パピン、 16 定規ストッパ面、 17 横ピ
ン、 18 フロントグリッパ、 19 ストッパ
面、 20 溝、 20a 制限ねじ、 21
調整ピン、 22 偏心ピン部、 23,24 調
整ねじ、 25,26 ストッパ面、 27調整ね
じ、 28,29 遊び、 30 調整ねじ、 3
1 円錐形先端部、 32 円錐形凹所、 33
遊び
フロントページの続き (73)特許権者 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fe deral Republic of Germany (72)発明者 ミヒャエル ギーザー ドイツ連邦共和国 オフタースハイム テオドール−ケルナー−シュトラーセ 5 (56)参考文献 実開 昭60−114736(JP,U) 西独国特許出願公開4004461(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 21/12 B65H 9/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉紙前縁を、周期的に作業位置へ運動
    するフロントゲージ(5)と整合させる装置であって
    複数のフロントゲージ(5)が作業位置でそれぞれ蓄力
    器によって当接させられる当接部材が設けられている形
    式のものにおいて、すべてのフロントゲージ(5)のた
    めに共通の1つの正確に方位づけられた当接部材(1
    0)が設けられており、判型変換の目的で、該当接部材
    (10)から個々のフロントゲージ(5)を離反させる
    独立した手段(8)が設けられていることを特徴とす
    、枚葉紙前縁をフロントゲージと整合させる装置。
  2. 【請求項2】 フロントゲージ(5)が、固有ばね特性
    を有する材料から成っている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 フロントゲージ(5)が、成形された板
    ばねから成っている、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 共通の当接部材が、正確に精密仕上げ加
    工された当接定規(10)である、請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 個々のフロントゲージ(5)を離反させ
    る手段が、調整部材(12,21,23,24,30)
    を備えた離反用ストッパ(9,25)を有している、請
    求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 離反用ストッパ(9)がスライド(8)
    に設けられており、該スライドが、当接部材の直ぐ上位
    か又は直ぐ下位で該当接部材に対して相対的に摺動可能
    に支承されている、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 調整部材が、所属の当接部材内で回転可
    能に枚葉紙搬送方向に対して垂直に支承されたピン体
    (12,21,23,24)から成っており、該ピン体
    (12,21,23,24)が、軸方向部分区域に、回
    転軸線に対して偏心的に構成された横断面部を有し、該
    横断面部は、前記ピン体(12,21,23,24)と
    フロントゲージ(5)との間に設けられた所属のスライ
    ド(8)のストッパ(19)と協働する、請求項6記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 調整部材が、当接定規(10)内にねじ
    込まれたねじ(30 )であり、該ねじがその自由端部に
    円錐形先端部(31)を有するように構成されており、
    該円錐形先端部は、スライド(8)内に設けられた円錐
    形凹所(32)と協働する、請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 各フロントゲージ(5)毎に1本のねじ
    (24)が当接部材内にねじ込まれており、該ねじ(2
    4)を回動することによって、該ねじの端部域に設けた
    ストッパ(25)が所属のフロントゲージ(5)と作用
    結合する、請求項5記載の装置。
  10. 【請求項10】 フロントゲージ(5)を離反させる手
    段が、給紙台(1)に設けられている、請求項1又は5
    記載の装置。
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