JP2903398B1 - 座席用脇の下支持装置 - Google Patents

座席用脇の下支持装置

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JP2903398B1
JP2903398B1 JP10156700A JP15670098A JP2903398B1 JP 2903398 B1 JP2903398 B1 JP 2903398B1 JP 10156700 A JP10156700 A JP 10156700A JP 15670098 A JP15670098 A JP 15670098A JP 2903398 B1 JP2903398 B1 JP 2903398B1
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昭治 金丸
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Abstract

【要約】 【課題】 座席に簡単に装着でき、着座者が脇の下に装
着しても上下方向には確実に支えがあり、かつ、前後左
右方向の動きには追従性のある座席用の脇の下支持具を
開発する。 【解決手段】 座席のシートバッグに着脱自在に装着さ
れる脇の下支持装置1であって、横フレーム3、及び2
つの縦フレーム4,4からなる略逆U字状のフレーム本
体が座席にセットされ、着座者が着座する動作に連れ
て、取付ベース部に取付けられた第一アーム部材6が略
水平方向に回動し、着座後は第一アーム部材が元の位置
に戻るので、脇支持部材を脇の下にセットすれば脇の下
支持装置を装着でき、第二アーム部材17が第一アーム
部材の長手方向にスライド可能であり、脇支持部材19
が略水平方向に回動可能であるので、着座者は脇の下を
支えてもらいながらも、水平面で前後左右の動きが可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、新幹線、
航空機等の乗物の座席に装着され、着座者の脇の下を支
える脇の下支持装置、特に脱着可能な座席用脇の下支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、長距離運転時の疲労を軽減す
る又は腰痛を持つ運転者の着座負担を軽減する一手段と
して、座席に着座者の脇の下を支える脇の下支持具を設
けることがが知られている。例えば、実開平5-58071 号
公報には、シートバッグに取付けられた脇の下支持具が
開示されている。この脇の下支持具はシートバッグに組
み込まれているため、専用の座席を設ける必要が有り、
既存の座席に取付けることができない。
【0003】この点を考慮し、脇の下支持具を既存の座
席に着脱可能にしたものとして、実開昭60-142658 、実
開昭58-132741 、特開昭63-143009 が知られている。例
えば、実開昭60-142658 は、シートバッグ及びシートク
ッションに対応するフレームを設け、このフレームに脇
の下支持具を略水平方向に回動可能でかつ上下方向に位
置調整可能に設けたものである。
【0004】この脇の下支持具は、フレームをシートク
ッションに設けるため、このフレームが着座時或は離席
時に邪魔になる可能性がある。又着座者が前後左右に動
くときに、脇の下支持具は略水平方向に回転するだけで
あり着座者の前後左右の動きに追従できない。そのため
脇の下支持具をつける着座者の不便さや不快さを伴う。
実開昭58-132741 も上述と同様の不具合を有する。
【0005】特開昭63-143009 はシートバッグに着脱で
きる脇の下支持具を開示している。この脇の下支持具は
シートバッグの下方から伸びたフレームを全方位回動自
在な自在継手で支持することにより、着座者の前後左右
の動きに脇の下支持具が追従するようにしている。その
ため、脇の下支持具の機構が複雑で、その上脇の下支持
具が不安定である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の脇の下支持具
は、簡単に座席に装着できて、着座者の脇の下を確実に
支えるものが無かった。又特に、簡単に座席に装着でき
るとともに着座者の前後左右の動きに追従し得るものが
無かった。そのため、簡単に座席に装着できて、着座者
の脇の下を確実に支えるとともに着座者の前後左右の動
きに追従し得る脇の下支持装置が強く求められていた。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、座席に簡単に装
着でき、着座者が脇の下に装着しても上下方向には確実
に支えがあり、着座者の前後左右の動きには追従性が有
る座席用脇の下支持具を提供することに有る。特に着座
者の脇の下を下方から持ち上げるように支え、かつ前後
左右の動きには追従するように略水平面で回転と直線運
動を組み合せた動きを有する脇の下支持装置を設けるも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、座席のシートバッグに着脱
自在に装着される脇の下支持装置であって、該シートバ
ッグの上部に掛けられる横フレーム、及び該横フレーム
に一体に形成され、該シートバッグ前面に垂れ下がる2
つの縦フレームからなる略逆U字状のフレーム本体と、
該縦フレームに上下方向に移動可能に回動可能に取付け
られる支持ベース部を有し、該縦フレームと略直角方向
に伸び、かつ略水平方向に回動可能な第一アーム部材
と、該第一アーム部材に該第一アーム部材の長手方向に
スライド可能に支持された第二アーム部材と、該第二ア
ーム部材の上部に略水平方向に回動可能に支持され、着
座者の脇の下にあてがわれる、クッション体を有する脇
支持部材とを備える構成とする。上記構成の場合、着座
者の脇の下を確実に支えるとともに着座者の前後左右の
動きに追従できる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、該支持ベース部が、ベアリングを介して該縦フレー
ムに対して回動可能にかつ上下方向に移動可能に取付け
られる円筒状部材からなり、該第一アーム部材が該円筒
状部材から一体に伸びて形成されている構成であり、簡
単な構造で該第一アーム部材を回転可能にかつ上下方向
に移動可能に支持できる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2において、該縦フレームに接続され、座席のシー
トバッグの側部に当接する当接部材を有する構成であ
り、該当接部材でシートバッグの側部を軽く保持するよ
うに縦フレームをセットすることにより、該脇支持部材
を着座者の両脇近くに予め位置して設置できる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、該縦フレームの上下方向の位置を調整する調整部材
が該支持ベース部の下端部に設けられ、該調整部材に該
当接部材が支持されている構成であり、該調整部材によ
って該縦フレームの上下方向の位置調整及び該当接部材
のセットができる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかの請求項において、略水平方向に回動
可能な該第一アーム部材を座席のシートバッグとほぼ直
角な位置方向にセンタライズする第一バネ部材を有する
構成であり、着座者の着座動作に連れて第一アーム部材
が略水平方向に回動するので、第一アーム部材が邪魔に
なることなく着座者はスムーズに座席に座れるととも
に、着座後は第一アーム部材が元の位置にセンタライズ
されるので該脇支持部材を着座者の脇の下を支える位置
にセットできる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5の請求項
において、該当接部材が変形可能な当接板からなり、該
第一バネ部材がゴムバンド部材からなり、該ゴムバンド
部材の中間部が該支持ベース部に支持され、該ゴムバン
ド部材の両端部が該当接板の板面の任意位置に位置調整
可能にセットされる構成であり、該当接部材をシートバ
ッグの側部形状に合わせて変形させてセットするととも
に、該ゴムバンド部材の両端部の位置を調節して該当接
板の板面の任意位置にセットすることにより、着座者に
応じて第一アーム部材のセンタライズ位置をセットでき
る。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のいずれかの請求項において、該第二アーム部材
を該第一アーム部材と重なるように該支持ベース部の方
向に強いる第二バネ部材及び該脇支持部材を該第二アー
ム部材と並列に位置する方向にセンタライズする第三バ
ネ部材を有する構成であり、該脇支持部材を着座者の脇
の下にセットし易い。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7の請求項
において、該第二バネ部材及び該第三バネ部材が一つの
ゴムバンド部材からなり、該縦フレーム部材と該脇支持
部材との間に掛け渡された構成であり、一つのゴムバン
ド部材で二つのバネ部材を兼用できる。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1ないし請
求項8のいずれかの請求項において、該第二アーム部材
がボックス状筒体を有し、該第一アーム部材が該ボック
ス状筒体に挿入される二つの縦板部材を有し、該縦板部
材同士を接続する軸部材を上下に有し、ローラ体が該上
下の軸部材それぞれに回転可能に支持され、さらに該ロ
ーラ体が該ボックス状筒体の上下壁体の内面に設けたガ
イドレールに回転可能に接している構成であるので、該
第一アーム部材に対して該第二アーム部材がスムーズに
スライドできる。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
請求項9のいずれかの請求項において、該縦フレームの
間隔を調節する間隔調節機構が該横フレームに設けられ
ている構成であるので、着座者の大きさに合わせて該縦
フレームの間隔を調節できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。第1図は本発明の座席用脇の下支持装
置の一実施例を座席にセットした場合を示す概略斜視
図、第2図はそれに運転者が着座した場合を示す概略斜
視図である。第3図は座席用脇の下支持装置の要部の拡
大側面図である。第4図は縦フレームと支持ベース部材
との取付構造を示す部分図である。第5図は第一アーム
部材と第二アーム部材の支持部分を示す一部切断の拡大
部分図である。
【0019】本発明の座席用脇の下支持装置1の略逆U
字状のフレーム本体2の横フレーム3がシートバッグB
の上部BaでヘッドレストCの後側からヘッドレストC
の支持棒(図示せず)にもたれ掛けるようにセットさ
れ、縦フレーム4がシートバッグBの前面Bbに垂らさ
れ、当接部材5でシートバッグBの両側部Bcに沿うよ
うに支持されている。
【0020】第一アーム部材6の支持ベース部7が縦フ
レーム4を取り囲むような円筒状部材からなり、この円
筒状部材の上下に設置した鍔付きベアリング8,8を介
して縦フレーム4に略水平方向に回転可能に支持されて
いる。鍔付きベアリング8,8の上部に設けたワッシャ
10と上部ナット9、下部に設けた下部ナット11、1
1が縦フレームのネジ部4aに螺合され、支持ベース部
7の上下方向の位置決めを行っている。
【0021】第3図及び第7図に示すように、当接部材
5は折り曲げ変形可能な当接板からなり、シートバッグ
Bの側部Bbの形状に沿って軽く押し当てられている。
当接板5の表面にはクッションシート5aが張り合わさ
れ、座席の損傷を防止している。第一バネ部材であるゴ
ムバンド12の中間部が取付部材25によって第一アー
ム部材6の円筒状部材7に接続され、ゴムバンド12の
両端が当接板5の裏面の適切な位置にマジックテープ等
で止められている。このゴムバンド12の止める位置を
任意に選定し、両方の張力を調整することにより、第一
アーム部材6のセンタライズ位置を調整している。
【0022】なお、ゴムバンド12の両端の止める位置
は当接板5の表面でも裏面でも良い。本実施例のゴムバ
ンド12の代わりに、例えば縦フレーム4と円筒状部材
7との間にコイルスプリングを設けて第一アーム部材6
を縦フレーム4に対してセンタライズするようにしても
良い。当接板5の上部が円筒状部材7のワッシャ9と上
部ナット10の間、下部が円筒状部材7の下部ナット1
1の間で縦フレーム4に貫通して接続され、当接板5は
前述の上部ナット9及び下部ナット11で円筒状部材7
とともに周り止めされて縦フレーム4に接続されてい
る。
【0023】当接板5をシートバッグBの側部Bbに当
接して、ゴムバンド12の止める位置を調整し、当接板
5を円筒状部材7と周り止めして接続することにより、
第一アーム部材6のセンタライジングを行なっている。
即ち、当接板5は、円筒状部材7とともに上下方向の位
置決めをされるとともに、第一アーム部材6の円筒状部
材7を介してシートバッグ方向にかかる着座者の荷重負
担をシートバッグBのクッション性でソフトに受け止め
ている。
【0024】なお、本実施例ではダブルナット11を使
って上下方向の位置決めを行っているが、ダブルナット
に限られるものでは無く、上下方向の位置決めを行うこ
とができれば別の手段でも良い。第4図及び第6図に示
すように、第一アーム部材6の2つの縦板部材13の下
部にチャンネル部材14が補強用に取付けられている。
縦板部材13の前側部分に設けた上下の軸部材15にロ
ーラ体16が回転可能に取付けられている。ボックス状
筒体17の上下壁体17a,17bの内側に略コ字状の
ガイドレール18が設けられ、このガイドレール18に
ローラ体16の一部が嵌まり込みようになっている。ロ
ーラ体16に対してガイドレール18がスライド可能に
接することで、ローラ体16に対してガイドレール18
が左右の動きを規制されて前後方向にガイドされ、第二
アーム部材17が第一アーム部材6にスライド可能に支
持される。
【0025】本実施例ではローラ体16を上下にそれぞ
れ2個ずつ設けたが、ローラ体16はこの数に限られる
ものではなく、第一アーム部材6や第二アーム部材17
の大きさに応じて適切な数ほど設ければ良い。又本実施
例ではローラ体16を上下部分のみに設けたが、第一ア
ーム部材6の縦板部材13と第二アーム部材17の左右
面の滑りが不十分の場合には、左右にさらにローラ体を
設けても良い。又、本実施例ではローラ体16を第一ア
ーム部材6に、ガイドレール18を第二アーム部材17
に設けたが、逆にローラ体16を第二アーム部材17
に、ガイドレール18を第一アーム部材6に設けても良
い。脇支持部材19は略L字状のプレートからなり、プ
レートの縦部分(図示せず)が縦フレーム4側に位置し
て第二アーム部材17の上壁体17aに接続部材21を
介して略水平方向に回転可能に支持されている。
【0026】脇支持部材19は上部にクッション体20
を有する。プレートの縦部分はこのクッション体20で
覆われるとともにクッション体20の前後方向のずれを
防いでいる。クッション体20は外側より内側の方が少
し大きく膨らみ、クッション体20の中心が脇支持部材
19の中心よりほんの僅か内側に位置している。このこ
とにより、実際に着座者が座った時にクッション体20
が体のすぐ横に来るので、脇の下にフィットした感じが
体感できるとともに、着座者が横に動いた場合でも略L
字状のプレート19に直に接触することを防げる。22
は第二アーム部材17を第一アーム部材6と重なる方向
に引っ張る第二バネ部材及び脇支持部材19を第二アー
ム部材17と平行な方向に強いる第三バネ部材を兼ねた
ゴムバンドであり、脇支持部材19と縦フレーム4との
間に掛け渡している。
【0027】この実施例では第二バネ部材と第三バネ部
材はゴムバンドで兼用しているが、別々に設けても良
い。又、例えば、第二バネ部材は第二アーム部材17と
縦フレーム4の間に掛け渡したスプリングでも良く、第
二アーム部材17と第一アーム部材6との間に設けたス
プリングでも良い。又、第三バネ部材は接続部材21に
設けるコイルスプリングでも良い。このゴムバンド22
と第一バネ部材であるゴムバンド12とを兼ねて、例え
ば、ゴムバンドの中間を第二アーム部材17に接続し、
ゴムバンドの両端を当接材5に取付けても良い。23は
横フレーム3に設けた間隔調整部材であり、この間隔調
整部材23のネジ24を動かして、間隔Wを調節するこ
とにより,縦フレーム4の間隔を調節する。
【0028】次に、この実施例の作動を説明する。間隔
調整部材23のネジ24を調節することにより、縦フレ
ーム4の間隔を調節した後、横フレーム3を運転席のヘ
ッドレストCの後側に掛け、縦フレーム4をシートバッ
グBの前面Bbに垂れさせる。上ナット10および下ナ
ット11を緩めて、顎付きベアリング8とともに円筒状
部材7を上下に動かして高さ位置を調節した後、当接部
材の当接材5をシートバッグBの側部Bcに沿う形状に
変形させて、押し当てる。それから上ナットおよび下ナ
ット10、11を締める。
【0029】第一アーム部材6のセンタリング位置が着
座者にフィットしない場合には、ゴムバンド12の両端
部の取付位置を再調整し、第一アーム部材6のセンタリ
ング位置を再セットする。これにより、座席用脇の下支
持装置1を座席Aにセットできるものであり、簡単に取
付けることができる。運転者が座席Aに座るために横か
ら座席Aに入る時には、運転者は第一アーム部材6を退
ける等動かす必要はなく、着座動作に連れて第一アーム
部材6が略水平方向に回動するので、着座者は第一アー
ム部材6に妨げられることなくスムーズに座席Aに着座
できる。
【0030】そして、着座した時には、第一アーム部材
6はシートバッグと略直角な元の位置にセンタライズさ
れるので、脇支持部材19が運転者の脇の下近くに位置
しており、運転者が脇支持部材19を脇の下近傍まで寄
せる必要がない。従って、運転者はすぐに脇支持部材1
9のクッション体20を脇の下にあてがうことができ
る。そして通常どおりにシートベルト(図示せず)を締
めれば良い。この運転者が運転中にハンドルHを例えば
右にきる場合、ハンドルHの回転につれて左腕が右前に
出て、左脇も右前に出ようとする。この動きに対して第
一アーム部材6が右に回転し、第二アーム部材17が前
にスライドし、さらに脇支持部材19が右に回転するの
で、左の脇支持部材19が右前に出ることができる。右
の脇支持部材19も同様な動きをすることができる。こ
のように、運転者は脇の下を確実に支持されたままで、
前後左右にスムーズに動けるので、脇の下支持装置1を
着けたことによる不自由さを最小限に押さえ、腰椎にか
かる負担を軽減できる。
【0031】従って、本発明の座席用脇の下支持装置1
は、腰椎の悪い人の着座負担や長距離運転時の運転疲労
を軽減できる。本発明の脇の下支持装置は既存の座席に
単に掛けるように置くだけで良く、簡単に座席にセット
できるのでシートバッグ上部の後側に横フレームが掛け
られ、その上部から前面に横フレームを垂れ掛けること
ができれば、どのような座席でも適用可能である。例え
ば、本実施例では、ヘッドレストが別体でシートバッグ
に取付けられた座席に座席用脇の下支持装置を装着した
が、ヘッドレストが一体にシートバッグに形成された座
席でも良い。運手者の座席に脇の下支持装置を装着した
場合について説明したが、本発明の脇の下支持装置は運
手者の座席に限られるものでは無く、助手席や後席でも
良い。本発明の脇の下支持装置は、いろいろの座席に適
用でき、例えば自動車、新幹線、航空機、船舶等の乗物
の座席に適用できる。
【0032】
【発明の効果】請求項1 記載の発明は、座席用脇の下支
持装置が着座者の両脇に異状感なく挟み込まれるように
小型軽量に作られており、着座者の動きを妨害せずに体
重を支えることができる。請求項2記載の発明は、該支
持ベース部が円筒状部材からなり、該第一アーム部材が
該円筒状部材から一体に伸びて形成されているので、簡
単な構造で該第一アーム部材を回転可能にかつ上下方向
に移動可能に支持できる。請求項3記載の発明は、当接
部材でシートバッグの側部を軽く保持することにより、
縦フレーム及び脇支持部材を着座者の近くに予め位置し
て設置できる。請求項4記載の発明は、調整部材に該当
接部材が支持されているので、該調整部材によって該縦
フレームの上下方向の位置調整及び該当接部材のセット
ができる。請求項5記載の発明は、着座者の着座動作に
連れて第一アーム部材が略水平方向に回動するので、第
一アーム部材が邪魔になることなく着座者はスムーズに
座席に座れるとともに、着座後は第一アーム部材が元の
位置にセンタライズされるので該脇支持部材を着座者の
脇の下を支える位置にセットできる。請求項6記載の発
明は、該当接部材をシートバッグの側部形状に合わせて
変形させてセットするとともに、該ゴムバンド部材の両
端部の位置を調節して該当接板の板面の任意位置にセッ
トすることにより、着座者に応じて第一アーム部材のセ
ンタライズ位置を簡単に調整できる。請求項7記載の発
明は、第二バネ部材及び第三バネ部材により、該脇支持
部材を着座者が取付ける前には脇の下近くに位置させる
ことができるので、着座者は該脇支持部材を他から脇の
下に引き寄せる必要が無い。請求項8記載の発明は、該
第二バネ部材及び該第三バネ部材が一つのゴムバンド部
材からなり、該縦フレーム部材と該脇支持部材との間に
掛け渡されているので、一つのゴムバンド部材で二つの
バネ部材を兼用できる。請求項9記載の発明は、ローラ
体が該縦板部材同士を接続する軸部材それぞれに回転可
能に支持され、さらに該ボックス状筒体の上下壁体の内
面に設けたガイドレールに回転可能に接しているので、
該第一アーム部材に対して該第二アーム部材が確実に支
持されるとともにスムーズにスライドできる。請求項1
0記載の発明は、該縦フレームの間隔を調節する間隔調
節機構が該横フレームに設けられているので、着座者の
大きさに合わせて該縦フレームの間隔を調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座席用脇の下支持装置の一実施例を座
席にセットした場合を示す概略斜視図。
【図2】図1の座席用脇の下支持装置に運転者が着座し
た場合を示す概略斜視図。
【図3】脇の下支持装置の要部の拡大側面図。
【図4】縦フレームと支持ベース部材との取付構造を示
す部分図。
【図5】第一アーム部材と第二アーム部材の支持部分を
示す一部切断の拡大部分図。
【図6】第一アーム部材の縦板部材と第二アーム部材の
ボックス状筒体の接続状態を示す断面図。
【図7】第一バネ部材の取付け状態を示す平面図、
【図8】横フレームに設けた間隔調節部材を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 脇の下支持装置 3 横フレーム 4 縦フレーム 6 第一アーム部材 17 第二アーム部材 19 脇支持部材

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席のシートバッグに着脱自在に装着さ
    れる脇の下支持装置であって、該シートバッグの上部に
    掛けられる横フレーム、及び該横フレームに一体に形成
    され、該シートバッグ前面に垂れ下がる2つの縦フレー
    ムからなる略逆U字状のフレーム本体と、該縦フレーム
    に上下方向に移動可能に回動可能に取付けられる支持ベ
    ース部を有し、該縦フレームと略直角方向に伸び、かつ
    略水平方向に回動可能な第一アーム部材と、該第一アー
    ム部材に該第一アーム部材の長手方向にスライド可能に
    支持された第二アーム部材と、該第二アーム部材の上部
    に略水平方向に回動可能に支持され、着座者の脇の下に
    あてがわれるクッション体を有する脇支持部材と、から
    なる座席用脇の下支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該支持ベース部は、
    ベアリングを介して該縦フレームに対して回動可能にか
    つ上下方向に移動可能に取付けられる円筒状部材からな
    り、該第一アーム部材は該円筒状部材から一体に伸びて
    形成されていることを特徴とする座席用脇の下支持装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、該縦
    フレームに接続され、座席のシートバッグの側部に当接
    する当接部材を有することを特徴とする座席用脇の下支
    持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、該縦フレームの上下
    方向の位置を調整する調整部材が該支持ベース部の下端
    部に設けられ、該調整部材に該当接部材が支持されてい
    ることを特徴とする座席用脇の下支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの請
    求項において、略水平方向に回動可能な該第一アーム部
    材を座席のシートバッグとほぼ直角な位置方向にセンタ
    ライズする第一バネ部材を有することを特徴とする座席
    用脇の下支持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の請求項において、該当接部材
    が変形可能な当接板からなり、該第一バネ部材がゴムバ
    ンド部材からなり、該ゴムバンド部材の中間部が該支持
    ベース部に支持され、該ゴムバンド部材の両端部が該当
    接板の板面の任意位置に位置調整可能にセットされるよ
    うになっていることを特徴とする座席用脇の下支持装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかの請
    求項において、該第二アーム部材を該第一アーム部材と
    重なるように該支持ベース部の方向に強いる第二バネ部
    材及び該脇支持部材を該第二アーム部材と並列に位置す
    る方向にセンタライズする第三バネ部材を有することを
    特徴とする座席用脇の下支持装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の請求項において、該第二バネ
    部材及び該第三バネ部材が一つのゴムバンド部材からな
    り、該縦フレーム部材と該脇支持部材との間に掛け渡さ
    れていることを特徴とする座席用脇の下支持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかの請
    求項において、該第二アーム部材がボックス状筒体を有
    し、該第一アーム部材が該ボックス状筒体に挿入される
    二つの縦板部材を有し、該縦板部材同士を接続する軸部
    材を上下に有し、ローラ体が該上下の軸部材それぞれに
    回転可能に支持され、さらに該ローラ体が該ボックス状
    筒体の上下壁体の内面に設けたガイドレールに回転可能
    に接していることを特徴とする座席用脇の下支持装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかの
    請求項において、該縦フレームの間隔を調節する間隔調
    節部材が該横フレームに設けられていることを特徴とす
    る座席用脇の下支持装置。
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