JP2903342B2 - 衝撃に対して安全な安全ベルトバツクル - Google Patents

衝撃に対して安全な安全ベルトバツクル

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JP2903342B2
JP2903342B2 JP2504623A JP50462390A JP2903342B2 JP 2903342 B2 JP2903342 B2 JP 2903342B2 JP 2504623 A JP2504623 A JP 2504623A JP 50462390 A JP50462390 A JP 50462390A JP 2903342 B2 JP2903342 B2 JP 2903342B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,バツクル本体と,その中に設けられる差込
み舌片用差込み通路と,この差込み通路内に移動可能に
設けられて差込み舌片をバツクル本体から突出す方向に
ばねの作用を受ける突出し片と,バツクル本体内に揺動
可能に支持されかつ鎖錠状態で差込み舌片の舌片切欠き
に係合するかんぬき片と,差込み舌片の差込み通路に対
して傾斜してバツクル本体内に揺動可能に支持されかつ
突出し片の突出し方向と同じ方向に差込み舌片へ荷重が
かかると鎖錠を解除即ち解錠される傾向をもつかんぬき
片に係合してこれを鎖錠位置に拘束する拘束片と,かん
ぬき片の揺動面に対して平行な面内に移動可能に案内さ
れて拘束片によるかんぬき片の拘束を解除する押込みキ
ーとを備え,バツクルを衝撃に対して安全にするため,
バツクル本体内に拘束片固定用平衡質量が設けられて,
押込みキーの押込み方向と同じ方向に加速を受ける際拘
束片を固定する,特に自動車用の差込み舌片を収容して
鎖錠する安全ベルトバツクルに関する。
このような安全ベルトバツクルはドイツ連邦共和国特
許出願公開第3533684号明細書にいわゆるサーボバツク
ルの形で記載されており,差込み舌片を鎖錠するかんぬ
き片が,バツクルの運動機構のため係合解除傾向を持
ち,従つて特別な拘束片により鎖錠位置に拘束されてい
る。バツクルの鎖錠を解除するため設けられる押込みキ
ーは拘束片のみを操作し,拘束位置から釈放位置への拘
束片の揺動後,かんぬき片が舌片切欠きから出るので,
バツクルが解錠される。
このようなサーボバツクルが緊張過程を受けると,ま
ず押込みキーの押込み運動の方向にバツクル本体の加速
が行われる。その際拘束片は慣性のためバツクル本体に
対して留まり,その結果生ずるバツクル本体との相対運
動は,拘束片をかんぬき片釈放位置へ揺動させる。緊張
過程の終りにバツクル本体が急激に制動されるので,押
込みキーはその慣性のためバツクル本体へ押込まれ,そ
の際バツクルを自動解錠するように拘束片を操作する。
従つて加速が生ずる両方の場合バツクルの緊張運動がバ
ツクルを解錠するに至ることがある。
公知のバツクルでは,バツクルを衝撃に対して安全に
する手段が既にとられている。このため公知のバツクル
では,バツクルに揺動可能に支持されて平衡質量として
作用する揺動レバーが用いられるが,この揺動レバーは
高価従つて不利に押し棒に連結され,この押し棒が押込
みキーの運動と拘束片の運動とを連動させる。従つて揺
動レバーは,押し棒を介して拘束片を鎖錠位置に間接的
にのみ固定する。従つて揺動レバーを,拘束片の質量の
ほかに押し棒の運動及びこれに作用する加速力にも合わ
せねばならないので,揺動レバーの必要な質量が大きく
なるだけでなく,相互作用を互いに精確に合わせねばな
らない多数の部材から衝撃に対して安全な装置が構成さ
れることになる。従つて最初にあげたような既存のバツ
クルへ後から衝撃に対して安全な装置を設けることは殆
ど不可能である。
従つて本発明の基礎になつている課題は,最初にあげ
た種類のバツクルを改良して,少数の部品でバツクルの
衝撃に対して安全な装置を構成することである。
この課題の解決策は,この明細書の後にある特許請求
の範囲の内容から得られる。
本発明は次の原理に基いている。即ち平衡質量が拘束
片に対して可動にバツクルに設けられて,押込みキーの
押込み方向と同じ向きの加速の際拘束片を直接支持し,
このためバツクルのバツクル本体又はかんぬき片に支持
されるばねにより,拘束片を拘束する位置へ荷重をかけ
られている。
これによる利点として、押込みキーの押込み方向に加
速力が作用すると,平衡質量の慣性がバツクルのかんぬ
き片釈放位置への拘束片の運動を阻止するので,拘束片
は自動解錠しないように拘束される。本発明によるこの
解決策は,緊張過程の終りにまだ生ずる制動エネルギが
バツクルへの押込みキーの押込みのために充分でないよ
うな緊張力を受けるバツクルに特に適しているので、バ
ツクルの制動の際生ずる加速力に関してバツクルを衝撃
に対して安全にする装置をなくすことができる。このよ
うな事情は,駆動エネルギとしてのばね力により緊張運
動を受ける安全ベルトバツクルについて特にいえる。平
衡質量は拘束片に対して可動に設けられているので,バ
ツクルの制動の際平衡質量が拘束片から離れ,従つてこ
の段階で平衡質量による拘束片への影響はもはや行われ
ない。
本発明の第1実施例によれば,平衡質量が,並進運動
従つて長さ方向運動可能に,しかも拘束片の揺動軸線に
関して押込みキーの操作突起と同じ面に設けられ,これ
ら両方の部分が拘束片を間に挟んでいる。押込みキーが
バツクルを解錠するため操作されると,ばね荷重のた
め,平衡質量は押込みキーにより行われる拘束片の揺動
運動に追従する。
本発明の別の実施例によれば,平衡質量が,押込みキ
ーの運動軌道を弓状に包囲する揺動レバーとして回転運
動可能に構成され,揺動レバーが拘束片と共同作用する
ストツパを持ち,このストツパがかんぬき片を拘束する
拘束片の端部に係合する。平衡質量として作用する揺動
レバーの揺動軸線は,押込みキーの運動面と拘束片の拘
束面との間に設けられている。
拘束片に直接作用する平衡質量を設けるため,緊張過
程の初めにおいて,従つて加速力が押込みキーの押込み
方向に作用する際,拘束片は運動しないようにされる。
緊張過程の終りに行われる押込みキーの押込みのための
自由空間を存在させるため,本発明によれば,押込みキ
ーの操作突起と拘束片との間に遊び行程が与えられ,こ
の遊び行程を介して拘束片の操作なしに押込みキーをバ
ツクル本体へ押込むことができる。この場合緊張過程の
終りに生ずるエネルギはあまり大きくないので,押込み
キーの慣性は,遊び行程の通過に加えて必要な力で拘束
片を揺動させるのに充分である。
本発明によれば,緊張過程の初めにおいて衝撃に対し
て安全にすることに加えて,緊張過程の終りにもバツク
ルの自動解錠が行われないように,安全ベルトバツクル
を構成することができる。特に緊張過程における駆動エ
ネルギとして火薬装置を使用する場合,緊張過程の終り
にまだ平衡させるべき加速エネルギが大きく,それによ
り押込みキーの慣性が加速力の作用で押込みキーの押込
み運動を生じ,その押込み力により,拘束片が操作され
て,かんぬき片を釈放する。
このため本発明の実施例によれば,第2の平衡質量が
バツクルに長さ方向移動可能に設けられて,押込みキー
による拘束片の操作の際にも,拘束片をかんぬき片拘束
位置に保つ。このため第2の平衡質量が,押込みキーの
作用点に対向する拘束片の下端に係合し,かぎ状構成部
により拘束片を包囲してかんぬき片を拘束位置に保つ。
第2の平衡質量とかんぬき片との結合は遊隙をもつよう
に行うことができるので,緊張過程の初めにおいて両方
の部分の互いに無関係な運動が可能である。
本発明の別の実施例によれば,バツクルを衝撃に対し
て安全にするため,平衡質量として役立つ揺動レバーに
押込みキーを拘束するストツパを設けることによつて,
緊張過程の終りに押込みキー自体がバツクル本体への押
込み運動を阻止される。揺動レバーの慣性のため緊張過
程の終りに生ずる揺動レバーの揺動は,拘束突起を押込
みキーの押込み軌道へ入り込ませ,その際押込みキーが
まず通過すべき遊び行程は,揺動レバーの突起を押込み
キーの運動軌道へもたらすのに利用される。従つて押込
みキーはその運動を阻止され,拘束片に作用することが
できない。
図面には本発明の実施例が示されており,以下これに
ついて説明する。
第1図は並進運動可能に設けられる平衡質量を持つ安
全ベルトバツクルを概略図で示し, 第2図は回転運動可能に支持される平衡質量を持つ鎖
錠された安全ベルトバツクルを示し, 第3図は並進運動可能に支持される2つの平衡質量を
持つ安全ベルトバツクルを鎖錠位置で示し, 第4図は緊張過程の初めにおける第3図のバツクルを
示し, 第5図は緊張過程の終りにおける第3図のバツクルを
示し, 第6図は緊張過程の終りに生ずる力に対して安全な第
2図のバツクルを示す。
バツクル本体10は保持体11に取付けられ,この保持体
は図示しない緊張装置を介して車両に結合されている。
バツクル本体10へ差込み可能な差込み舌片12は舌片切欠
き13を持つている。かんぬき片14は軸線15の周りに揺動
可能に支持され,しかも差込み舌片12へ矢印16の方向に
荷重がかかると解錠される傾向をもつて支持されてい
る。第1図に示す鎖錠位置において,かんぬき片14は差
込み舌片12の舌片切欠き13に係合して,これを鎖錠す
る。この位置でかんぬき片14は,差込み舌片12の差込み
通路に対して傾斜してバツクル本体10内に支持される拘
束片17により拘束され,この拘束片17は拘束面18でかん
ぬき片14上に載り,第1図に示す舌片切欠き13の拘束位
置と釈放位置との間で軸線19の周りに揺動可能である。
拘束片17用操作素子としての操作突起34を持つ押込み
キー20がバツクル本体10内に移動可能に案内され,操作
されない位置で遊び行程33を形成する間隔を拘束片17の
前にとつている。押込みキー20の移動の際押込みキー20
の操作突起34は,拘束片17の拘束面18とは反対側の端面
で拘束片17に作用する。
バツクル本体10には平衡質量21が長さ方向移動可能に
設けられて,バツクル本体10に支持されるばね22の作用
を受けてバツクルの鎖錠位置で拘束片17に当り,この拘
束片17をかんぬき片14の拘束位置へ押す。平衡質量21は
押込みキー20の操作突起34と同じ面内に設けられ,操作
突起34と平衡質量21は拘束片17を間に挟んで,両側から
作用する。押込みキー20の操作突起34も平衡質量21も拘
束片17に結合されてはおらず,従つてこれから分離され
ている。
さて安全ベルトの緊張過程の初めには矢印23の方向に
バツクル本体10が加速され,この加速方向が押込みキー
20の押込み方向に一致していると,拘束片17の慣性がこ
の拘束片17を反時計方向に動かそうとし,これにより拘
束片17がその拘束位置からもはや拘束を行わない位置へ
移行し、かんぬき片14の自動解錠傾向のためバツクルが
直ちに解錠されてしまう。さて拘束片17の防止すべきこ
の運動は、平衡質量21の逆に作用する慣性により阻止さ
れ,即ち平衡質量21はその慣性のため図示した位置に留
まり,拘束片17の揺動を阻止する。
緊張過程の終りには矢印24の方向に加速が生じ,この
加速の際動かない平衡質量21とバツクル本体10との間に
相対運動が生じ,平衡質量21が拘束片17から離れる。同
様に押込みキー20とバツクル本体10との間に相対運動が
生ずるが,矢印24の方向に作用する加速力は,遊び行程
33を通過した後押込みキー20によりなお拘束片17を揺動
させるためには充分でない。
バツクルの意図的な解錠の際,押込みキー20がバツク
ル本体10へ押込まれ,その際操作突起34は遊び行程33を
通過した後拘束片17を非拘束位置へ揺動させる。この場
合平衡重量21は拘束片17の揺動運動に追従する。
第2図に示す実施例では,平衡質量が揺動レバー25の
形で回転運動可能に支持され,押込みキー20の運動軌道
と拘束片17の拘束面18との間にある軸線35の周りに揺動
可能である。揺動レバー25はほぼS字状に構成され,S状
弧の下端にストツパ26を持ち,このストツパが拘束片17
の押込みキー側に当つている。揺動レバー25は引張りば
ね27によりバツクル本体10に保持され,第2図に示す拘
束位置へ予荷重をかけてられている。
平衡質量として役立つ揺動レバー25は基準位置でばね
荷重をかけられ,この位置でその下のストツパ26が拘束
位置にある拘束片17へ当つている。さてバツクル本体10
の緊張の際矢印23の方向に加速が生ずると,それにより
生ずる矢印28の方向への拘束片17の運動傾向は、時計方
向29に留まる傾向をもちかつストツパ26を介して拘束片
17を固定する揺動レバー25の逆に作用する慣性により阻
止される。なぜならば,本発明により揺動レバー25の質
量及び腕長は拘束片17の質量及び腕長より大きく構成さ
れているからである。なおこの実施例における状態は第
1図のそれに対応している。
第3図ないし第5図に示す本発明の実施例では,緊張
過程の初めに押込みキー20の押込み方向23に加速が生ず
る際拘束片の拘束に加えて,緊張過程の終りに生ずる加
速24に対しても拘束が行われる。このために第1図に示
しかつ説明したバツクルの構造において,第2の平衡質
量30がバツクル本体10の押込みキー20から遠い所で長さ
方向移動可能に支持されている。この平衡質量30は,押
込みキー20の操作突起34が作用する端部とは反対の端部
で拘束片17に作用し,この端部をかぎ状構成部31で包囲
している。
安全ベルト緊張過程にもなく加速を受けないバツクル
の使用状態における部分の相対位置は第3図から明らか
である。第3図のように緊張過程の初めに矢印23の方向
に加速が生ずると,第1図について述べたように,平衡
質量21によつて拘束片17の拘束が行われる。第2の平衡
質量30も同じ慣性を持つているので,平衡質量30は拘束
片17から外れるが,これにより拘束片17の拘束に影響を
及ぼすことはない。
第5図は,緊張過程の終りに矢印24の方向におけるバ
ツクル本体10の加速が生ずる状態を示している。この場
合操作突起34が拘束片17へ当るまで,押込みキー20が押
込まれて,拘束片17を揺動させようとする。同時に平衡
質量30も慣性のため押込みキー20と同じ方向に移動しよ
うとするので,平衡質量30のかぎ状構成部31が,押込み
キー20の作用点とは反対側にある拘束片17の端部に当つ
て,この拘束片17を押込みキー20の作用に抗して固定す
る。それによりバツクルは緊張過程の終りにおいても衝
撃に対して安全である。
第1図及び第2図の実施例では,平衡質量21,25の支
持がバツクル本体10で行われるが,第3図ないし第5図
の実施例では,ばね22をかんぬき片14の直立突起37に対
して支持することにより,平衡質量21がかんぬき片14に
支持される。第2図に示す実施例における引張りばね27
に対しても,同じ支持を行うことができる。ばね22,27
の2つの支持は互いに等価であり,バツクルの緊張の際
運動過程に影響を及ぼさない。
第6図に示す本発明の実施例では,緊張過程の終りに
おけるバツクルの拘束は押込みキー20の固定によつて行
われ,この実施例は第2図に示す実施例に対応してい
る。バツクルを衝撃に対して安全にするため,揺動レバ
ー25がSの腹の上側のみに押込みキー20用ストツパ32を
持ち,押込みキー20はその運動面内で揺動レバー25の上
のS弧へ入り込むことができる。
矢印24の方向に加速が生ずると,揺動レバー25は,慣
性のため,バツクル本体10にあるストツパ36へ当たるま
で矢印28の方向に揺動し,その拘束片17用ストツパ26が
この拘束片17から離れる。しかしこれは無意味である。
なぜならば,矢印24の方向に加速が生ずると,拘束片17
へ矢印29の方向に作用する慣性モーメント(鎖錠モーメ
ント)が,拘束片17を拘束位置に保つからである。しか
し押込みキー20が遊び行程33を通過して拘束片17へ当る
前に,揺動レバー25の揺動がストツパ32を押込みキー20
の運動軌道へ入り込ませる。従って揺動レバー25のスト
ツパ32により押込みキー20はその押込み運動を阻止さ
れ,それによりもはやバツクルを解錠するように拘束片
17へ作用できない。
明細書,特許請求の範囲,要約及び図面に開示された
本発明の特徴は,単独でも任意の組合わせでも,種々の
実施態様で本発明を実現するために重要である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボツク,アンドレーアス ドイツ連邦共和国 デー―2353 ノルト ルフ アム ベレルベツク 68 (72)発明者 バウマン,ヤン ドイツ連邦共和国 デー―2082 ユーテ ルゼン ハイドレツデル 30 (56)参考文献 特開 昭63−106159(JP,A) 特開 昭61−263854(JP,A) 特開 昭59−22504(JP,A) 特開 昭58−124401(JP,A) 国際公開87/736(WO,A1) 欧州公開212507(EP,A2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44B 11/25,11/26

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バツクル本体(10)と,その中に設けられ
    る差込み舌片(12)用差込み通路と,この差込み通路内
    に移動可能に設けられて差込み舌片(12)をバツクル本
    体(10)から突出す方向にばねの作用を受ける突出し片
    と,バツクル本体(10)内に揺動可能に支持されかつ鎖
    錠状態で差込み舌片(12)の舌片切欠き(13)に係合す
    るかんぬき片(14)と,差込み舌片(12)の差込み通路
    に対して傾斜してバツクル本体(10)内に揺動可能に支
    持されかつ突出し片の突出し方向と同じ方向(16)に差
    込み舌片(12)へ荷重がかかると鎖錠を解除即ち解錠さ
    れる傾向をもつかんぬき片(13)に係合してこれを鎖錠
    位置に拘束する拘束片(17)と,かんぬき片(14)の揺
    動面に対して平行な面内に移動可能に案内されて拘束片
    (17)によるかんぬき片(14)の拘束を解除する押込み
    キー(20)とを備え,バツクルを衝撃に対して安全にす
    るため,バツクル本体(10)内に拘束片固定用平衡質量
    (21,25)が設けられて,押込みキー(20)の押込み方
    向と同じ方向(23)に加速を受ける際拘束片(17)を固
    定する,安全ベルトバツクルにおいて,平衡質量(21,2
    5)が,バツクル本体(10)又はかんぬき片(14)に支
    持されるばね(22,27)の荷重を受けて,かんぬき片(1
    4)を鎖錠位置に拘束する位置に拘束片(17)を直接支
    持して固定し,それにより押込みキー(20)の押込み方
    向と同じ方向(23)の加速がバツクルに作用しても,平
    衡質量(21,25)がその慣性のため拘束片(17)を直接
    支持かつ固定する位置に留まつて,拘束片(17)の予期
    しない運動を阻止することを特徴とする,差込み舌片を
    収容して鎖錠する安全ベルトバツクル。
  2. 【請求項2】平衡質量(21)及び押込みキー(20)の操
    作突起(34)が拘束片(17)の揺動軸線(19)に関して
    同じ面に設けられ,これら両方の部分が拘束片(17)の
    間に挟んでいることを特徴とする,請求項1に記載の安
    全ベルトバツクル。
  3. 【請求項3】平衡質量(21)がバツクル本体(10)内に
    押込み方向及び押込み方向とは逆の方向に移動可能に案
    内され,押込みキー(20)による拘束片(17)の操作の
    際拘束片(17)の運動に追従することを特徴とする,請
    求項2に記載の安全ベルトバツクル。
  4. 【請求項4】平衡質量が,押込みキー(20)の操作突起
    (34)を弓状に包囲する揺動レバー(25)として構成さ
    れ,この揺動レバーが,拘束片(17)を拘束位置に保持
    するばね(27)の力に抗して揺動可能に,バツクル本体
    (10)に支持されていることを特徴とする,請求項2に
    記載の安全ベルトバツクル。
  5. 【請求項5】揺動レバー(25)が拘束片(17)と共同作
    用するストツパ(26)を持ち,このストツパがかんぬき
    片(14)を拘束する拘束片(17)の端部に押込みキー側
    で係合することを特徴とする,請求項4に記載の安全ベ
    ルトバツクル。
  6. 【請求項6】揺動レバー(25)の揺動軸線(35)が,押
    込みキー(20)の運動面と拘束片(17)の拘束面(18)
    との間に設けられていることを特徴とする,請求項4又
    は5に記載の安全ベルトバツクル。
  7. 【請求項7】バツクルの解錠の際押込みキー(21)の操
    作突起(34)が,拘束片(17)へ当るまで遊び行程(3
    3)を通過することを特徴とする,請求項1〜6の1つ
    に記載の安全ベルトバツクル。
  8. 【請求項8】押込みキー(20)の押込み方向とは逆に作
    用する加速が生ずる際,バツクルを衝撃に対して安全に
    するため,第2の平衡質量(30)がバツクル本体(10)
    に押込み方向及び押込み方向とは逆の方向に移動可能に
    案内されて,拘束片(17)がかんぬき片(14)を拘束す
    る位置にこの拘束片を保持することを特徴とする,請求
    項1〜7の1つに記載の安全ベルトバツクル。
  9. 【請求項9】第2の平衡質量(30)が,拘束片(17)の
    押込みキー作用端部とは反対側の端部に作用し,かぎ状
    構成部でこの端部を包囲して,かんぬき片(14)を拘束
    するように拘束片(17)へ作用することを特徴とする,
    請求項8に記載の安全ベルトバツクル。
  10. 【請求項10】第2の平衡質量(30)と拘束片(17)と
    の結合が遊隙をもつように行われていることを特徴とす
    る,請求項8又は9に記載の安全ベルトバツクル。
  11. 【請求項11】平衡質量として作用する揺動レバー(2
    5)が,押込みキー(20)の押込み方向とは逆に作用す
    る加速(24)の際押込みキー(20)を固定する別のスト
    ツパ(32)を持つていることを特徴とする,請求項4〜
    7の1つに記載の安全ベルトバツクル。
  12. 【請求項12】揺動レバー(25)のストツパ(25,32)
    が,押込みキー(20)の運動面に対して垂直な面に関し
    てそれぞれ揺動レバー(25)の反対側に設けられている
    ことを特徴とする,請求項11に記載の安全ベルトバツク
    ル。
  13. 【請求項13】揺動レバー(25)の揺動を制限する支持
    片(36)がバツクル本体(10)に設けられていることを
    特徴とする,請求項11又は12に記載の安全ベルトバツク
    ル。
  14. 【請求項14】揺動レバー(25)がほぼS状に構成さ
    れ,拘束片(17)用ストツパ(25)がSの下端に形成さ
    れ,押込みキー(20)用ストツパ(32)がSの腹に形成
    され,上のS弧が解錠の際押込みキー(20)の運動に対
    して遊び空間を与えることを特徴とする,請求項11〜13
    の1つに記載の安全ベルトバツクル。
  15. 【請求項15】平衡質量(21,25)に作用するばね(22,
    27)がバツクル本体(10)に支持されていることを特徴
    とする,請求項1〜14の1つに記載の安全ベルトバツク
    ル。
  16. 【請求項16】平衡質量(21,25)に作用するばね(22,
    27)がかんぬき片(14)の突起(37)に支持されている
    ことを特徴とする,請求項1〜15の1つに記載の安全ベ
    ルトバツクル。
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