JP2903201B2 - 球体回転用試料ホルダー - Google Patents

球体回転用試料ホルダー

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JP2903201B2
JP2903201B2 JP7107745A JP10774595A JP2903201B2 JP 2903201 B2 JP2903201 B2 JP 2903201B2 JP 7107745 A JP7107745 A JP 7107745A JP 10774595 A JP10774595 A JP 10774595A JP 2903201 B2 JP2903201 B2 JP 2903201B2
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JP
Japan
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sphere
sample
shaft
holder
spherical
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JP7107745A
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克正 原田
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EMU ANDO KEI JUGEN
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EMU ANDO KEI JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、球体表面の任意の場
所を観察、分析、解析、微細加工、描画をする時の試料
ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から球体の表面の任意の場所の設定
や選択が容易にでき、しかも真空中でアウトガスの放出
が少なく、かつ導電性がある安価な試料ホルダーがある
と便利だと思っていたが見いだせなかった。
【0003】球体の試料を観察する場合それを保持する
のにペーストでの糊付けや、両面テープでの接着、或い
は筒状の物に入れてネジで固定していた。またある場所
を連続して観察するには、すり鉢状のへこみを設けその
中に球体の試料を入れて行った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法では、い
ずれも試料の球体表面の特定の場所の設定が難しく又大
切な試料を汚したり傷をつける心配があった。そして連
続した場所の観察は至難の技と多くの時間を要した。
【0005】
【0006】それで球体用試料ホルダーには、次ぎのよ
うなことが望まれた。 (イ)球体試料の着脱や回転が容易にでき、試料に汚れ
や傷をつけないこと。 (ロ)球体試料の着脱が短時間でできること。 (ハ)球体試料の球体表面の任意の場所の設定が、球体
の位置を 動かさずに容易にできること。 (ニ)真空中でアウトガスの放出が少なく、かつ導電性
があること。 (ホ)床振動に対して影響を受けにくいこと。 (ヘ)試料ホルダーの製作が容易で安価であること。 (ト)試料ホルダーの外部から間接的に球体の試料回転
がコントロール可能なこと。 (チ)試料の球体表面の場所の連続的な設定が、球体の
位置を 動かさずに可能なこと。 本発明は、これらの望みに応じるためになされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】試料の球体7の表面の任
意の場所の選択は、その球体7を受ける軸2の回転と移
動でもって球体7を回転して行う。その構成は以下の如
くである。
【0008】ホルダーに円筒部1−Bを設け、それに丸
い軸2を貫通させ、その軸2の回転及び移動が円滑にで
きるように装着する。その軸2で試料の球体7を受ける
とともに、その軸の回転と移動で試料の球体7を回転さ
せる。
【0009】ホルダーの円筒部1−Bの上部3カ所に球
体支えを装着する。球体支えは試料の球体7の球面に接
する球6−1〜6−3、試料の球体7の支えの強さを調
整するコイルバネ5−1〜5−3とビス4−1〜4−
3、そしてその球とコイルバネとビスを保持収納するパ
イプ3−1〜3−3からなる。
【0010】ホルダーの円筒部1−Bに取り付ける球体
支えは、軸2で受けた試料の球体7の中心よりも上側に
装着し、その間隔は球体支えの球6−1〜6−3それぞ
れが試料の球体7の中心より上側の面で接し、試料の球
体7を保持する幅とする。そしてコイルバネの強さを、
保持された試料の球体7が軸2の動きで容易に回転する
様にビス4−1〜4−3で調整する。
【0011】このようにして試料の球体7の装着はホル
ダーの円筒部1−Bの上から軽く押し込むだけで簡単容
易にでき試料の球体7の任意の場所の設定は試料の球
体7を球体支えで保持しながらも、軸2の回転と移動で
もって試料の球体7を円滑に回転させておこなうことが
できる。
【0012】又試料の球体7を球体支えで保持すること
で床振動に対応する。
【0013】そして試料の球体7を簡単に取り出せるよ
うに円筒部1−Bに切り欠きDを設ける。本発明は以上
のような構成からなる球体回転用試料ホルダーである。
【0014】
【作用】ホルダーの円筒部1−Bに、軸2で受けた時の
試料の球体7の中心より上側で、その試料の球面に接す
る間隔で設定された球体支えの球6−1〜6−3の上に
試料の球体7を置く。そして試料の球体7を上から軽く
押せば、球体支えの球6−1〜6−3がパイプ3−1〜
3−3の内側に転がりながら引っ込み、試料の球体7は
その間を通り抜けて軸2で受けられる。そしてコイルバ
ネ5−1〜5−3で押されて再び前に出てきた球体支え
の球6−1〜6−3と中心より上側の面で軽く接して試
料の球体7は保持される。
【0015】その状態で軸2をその半径方向に回すと、
試料の球体7は軸2との摩擦抵抗によって、それとは逆
の半径方向に回転する。また軸2を回転せずに軸の方向
に移動すれば、試料の球体7はそれとは逆の軸方向に回
転する。この様に同一の軸の回転と移動で、球体試料面
上の直角をなす双方向のどちらにも回転ができ、試料の
球体表面の任意の場所の設定が球体の位置を動かすこと
なく可能である。
【0016】また球体支えで試料を保持しているので床
振動にも対応できる。
【0017】また試料の取り出しは切り欠きDから棒状
の物を差し込み上に軽く持ち上げれば容易に取り出せ
る。
【0018】またこのホルダーは金属で製作可能だから
導電性やアウトガスの問題はない。
【0019】さらに構造が簡単なので軸2にモーター等
の連結が容易であり試料ホルダーの外部から試料回転を
コントロールすれば連続した場所の選択も容易である。
【0020】
【実施例】ホルダーに円筒部1−Bを設け、それに試料
の球体7を受ける軸2を回転及び移動が円滑にできるよ
うに装着する。パイプ3−1〜3−3、ビス4−1〜4
−3、コイルバネ5−1〜5−3、球6−1〜6−3か
らなる球体支えを円筒部1−Bの上部3カ所に装着す
る。その位置は軸2で受けた試料の球体7の中心よりも
上側に設ける。その間隔は球6−1〜6−3それぞれが
試料の球体7の面に接し、それを保持する幅とする。球
体支えのコイルバネ5−1〜5−3の強さは球6−1〜
6−3が試料の球体7の面にそれぞれ接し、試料の球体
7を保持した状態で、軸2の動きによって試料の球体7
が容易に回転する強さにビス4−1〜4−3で調整す
る。試料を取り出し易くするために切り欠きDを円筒部
1−Bに設ける。本発明は以上のような構造である。
【0021】このホルダーに試料の球体7を装着するに
は、球体支えの球6−1〜6−3の上に試料の球体7を
乗せ、その上から軽く押せば球6−1〜6−3がパイプ
3−1〜3−3の内側へ引っ込み試料の球体7はその間
を通り抜けて軸2で受けられる。一度引っ込んだ球6−
1〜6−3はコイルバネ5−1〜5−3で外側に押され
て試料の球体7の面に接し、それを保持する。
【0022】その状態で軸2をその半径方向に回すと、
試料の球体7はそれとは逆の半径方向に回転する。また
軸2を回転せずに軸方向に移動すれば試料の球体7は軸
方向に回転する。この様に同一の軸の回転と移動で、球
体の試料面上で直角をなす双方向のどちらにも回転がで
き、それによって任意の場所の設定が球体の位置を動か
さずにできる。試料の球体7の取り出しは切り欠きDか
ら棒状のものを差し込み、上に軽く持ち上げれば容易に
できる。
【0023】なお球体支えの3カ所以上の装着や、切り
欠きDは複数設けてもよい。また図3のように試料を受
ける軸は、2−1〜2−2のように複数設けてもよい。
この場合の動作は主軸2−1と副軸2−2で試料の球体
7を受け、主軸2−1を、その半径方向に回すとその回
転が、ベルト9で副軸2−2に伝導されて、主軸2−1
と同じ方向に回転する。この二つの軸2−1と2−2の
同方向の回転によって試料の球体7が半径方向に回転す
る。また軸結合板8に装着された主軸2−1を軸方向に
移動すると同じく軸結合板8に装着された副軸2−2も
それと並行して移動し試料の球体7は軸方向に回転す
る。この二つの軸の回転と移動で試料の球体7の表面の
任意の場所の設定ができる。
【0024】連続的な場所の設定は軸2をモーター等に
連動させて行う。図4のようにホルダーの台1−Aに円
筒部1−Bと駆動軸支え12を固定する。ローラー16
−1〜16−2、ナット15を組み込んだ駆動板13に
駆動軸1 4を装着し、それを円筒部1−Bの下側に設け
た軸受1−Cと駆動軸支え12で保持しモーター11と
連結する円筒部1−Bを貫通した軸2を駆動板13に
装着しモーター10と連結する。これを動かすには次ぎ
のようにする。
【0025】モーター10の回転で直接、軸2の半径方
向の回転をし、モーター11で駆動軸14を回転させる
と、駆動軸14とナット15のネジの作用により駆動板
13が軸2を連なって軸方向に移動する。軸2が回転又
は移動すれば試料の球体7がその軸の半径方向又は軸方
向に回転する。この様にモーター10と11で軸2の回
転と移動をして試料の球体7を回転させ試料表面の連続
的な場所の設定を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】このホルダーを使うことによって次ぎの
ような効果がある。 (イ)球体の試料の着脱や回転が容易で試料に汚れや傷
がつきにくい。 (ロ)球体の試料の着脱が短時間でできる。 (ハ)球体の試料表面の任意の場所の設定が球体の位置
を動かすことなく容易にできる。 (ニ)真空中でアウトガスの放出が少なく、かつ導電性
がある。 (ホ)球体の試料が保持されているので床振動に対応で
きる。 (ヘ)構造が簡単なので製作が容易で安価である。 (ト)構造が簡単なのでモーター等との連結、連動する
のが容易である。 (チ)球体の試料表面の場所の連続的な設定が球体の位
置を 動かすことなく可能である。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】 球体回転用試料ホルダーの断面図
【図2】 球体回転用試料ホルダーの斜視図
【図3】 球体試料の受けと駆動の軸を複数にした一部
断面を含む斜視図
【図4】 モーターを連結したホルダーの斜視図
【符号の説明】
1−A ホルダーの台 1−B ホルダーの円筒部 1−C 軸受け 2 軸 2−1 主軸 2−2 副軸 3−1〜3−3 球体支えのパイプ 4−1〜4−3 ビス 5−1〜5−3 コイルバネ 6−1〜6−3 球 7 試料の球体 8 軸結合板 9 ベルト 10、11 モーター 12 駆動軸支え 13 駆動板 14 駆動軸 15 ナット 16−1〜16−2 ローラー D 切り欠き

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球体7を試料ホルダーを構成する丸い軸2
    で受け、その軸の半径方向の回転、或いは軸方向の移動
    により、その球体7を軸2の半径方向、或いは軸方向に
    回転させ、球体7の位置を動かさずに球体7の表面の任
    意の場所を選択する球体回転用試料ホルダー。
JP7107745A 1995-03-28 1995-03-28 球体回転用試料ホルダー Expired - Lifetime JP2903201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7107745A JP2903201B2 (ja) 1995-03-28 1995-03-28 球体回転用試料ホルダー

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JP7107745A JP2903201B2 (ja) 1995-03-28 1995-03-28 球体回転用試料ホルダー

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JPH08271388A JPH08271388A (ja) 1996-10-18
JP2903201B2 true JP2903201B2 (ja) 1999-06-07

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ID=14466895

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100427486B1 (ko) * 2002-04-02 2004-04-28 한국수력원자력 주식회사 무동력 파이프 자율 파지장치
KR100941940B1 (ko) * 2009-11-05 2010-02-11 한국지질자원연구원 봉형 시료용기의 회전축 고정장치
JP5948151B2 (ja) * 2012-05-30 2016-07-06 株式会社ミツトヨ 球体試料用ホルダー
WO2020051708A1 (en) 2018-09-14 2020-03-19 Proto Patents Ltd. Ball-mapping system and method of operating the same

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JPH05311408A (ja) * 1992-05-06 1993-11-22 Kobe Steel Ltd 球体用のインライン式アークイオンプレーティング装置

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JPH08271388A (ja) 1996-10-18

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