JP2900710B2 - エラー検出回路 - Google Patents
エラー検出回路Info
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- JP2900710B2 JP2900710B2 JP4183271A JP18327192A JP2900710B2 JP 2900710 B2 JP2900710 B2 JP 2900710B2 JP 4183271 A JP4183271 A JP 4183271A JP 18327192 A JP18327192 A JP 18327192A JP 2900710 B2 JP2900710 B2 JP 2900710B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crcc
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- error detection
- bits
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Detection And Correction Of Errors (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRCC(Cycli
c Redundancy Check Code)方
式のエラー検出を行う際に、受信データがヒットシフト
を起こしても正確にエラー検出を行うことができるエラ
ー検出回路に関する。
c Redundancy Check Code)方
式のエラー検出を行う際に、受信データがヒットシフト
を起こしても正確にエラー検出を行うことができるエラ
ー検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ディジタルオーディオ信号を記録
することができる装置としては、CD(コンパクトディ
スク)、DAT(ディジタルオーディオテープ)などが
ある。従来のデータ信号のエラー検出符号としては、
(1)式に示す生成多項式がCRCC符号として使用さ
れている。
することができる装置としては、CD(コンパクトディ
スク)、DAT(ディジタルオーディオテープ)などが
ある。従来のデータ信号のエラー検出符号としては、
(1)式に示す生成多項式がCRCC符号として使用さ
れている。
【0003】 P(X)=X16+X12+X5 +1 …(1) このCRCC符号はデータを16ビット、CRCCを1
6ビットとした場合に、データ、CRCCをそれぞれ多
項式A(X)、P(X)で表すと、 A(X)=A15X15+A14X14+A13X13+…A1 X+A0 …(2) P(X)=X16+X12+X5 +1 …(3) (2),(3)式となり、X16・A(X)をP(X)で
割った商がB(X)、剰余がC(X)とすると、B
(X),C(X)は(4),(5)となり、 B(X)=B15X15+B14X14+B13X13+…B1 X+B0 …(4) C(X)=C15X15+C14X14+C13X13+…C1 X+C0 …(5) 従って、 X16・A(X)+C(X)=P(X)・B(X) と、A(X)を16次アップし、C(X)を加算した値
は、P(X)で割り切れるものになる。このとき、C
(X)をA(X)に対するCRCCチェックビットとい
う。
6ビットとした場合に、データ、CRCCをそれぞれ多
項式A(X)、P(X)で表すと、 A(X)=A15X15+A14X14+A13X13+…A1 X+A0 …(2) P(X)=X16+X12+X5 +1 …(3) (2),(3)式となり、X16・A(X)をP(X)で
割った商がB(X)、剰余がC(X)とすると、B
(X),C(X)は(4),(5)となり、 B(X)=B15X15+B14X14+B13X13+…B1 X+B0 …(4) C(X)=C15X15+C14X14+C13X13+…C1 X+C0 …(5) 従って、 X16・A(X)+C(X)=P(X)・B(X) と、A(X)を16次アップし、C(X)を加算した値
は、P(X)で割り切れるものになる。このとき、C
(X)をA(X)に対するCRCCチェックビットとい
う。
【0004】今図3,図4に、X16・A(X)をP
(X)で割り、剰余C(X)を求める回路のブロック図
を示す。図3に示すように符号化する場合には、シフト
レジスタの初期状態をオール0とし、図示したようにデ
ータA15,A14,A13,…A1 ,A0 を入力すると、C
15,C14,C13,…C1 ,C0 を得ることができる。デ
ータ送信の際は、このデータとCRCCの32ビットを
送信する。次に図4に示すように復号化する場合には、
シフトレジスタの初期状態をオール0とし、図示したよ
うに再生したA15,A14,A13,…A1 ,A0 を入力
し、更に続けて再生したC15,C14,C13,…C1 ,C
0 を、同じ位置から入力する。全データ入力後に、レジ
スタがオール0ならエラー無し、それ以外ならエラー有
りとなり誤り検出を行うことができる。
(X)で割り、剰余C(X)を求める回路のブロック図
を示す。図3に示すように符号化する場合には、シフト
レジスタの初期状態をオール0とし、図示したようにデ
ータA15,A14,A13,…A1 ,A0 を入力すると、C
15,C14,C13,…C1 ,C0 を得ることができる。デ
ータ送信の際は、このデータとCRCCの32ビットを
送信する。次に図4に示すように復号化する場合には、
シフトレジスタの初期状態をオール0とし、図示したよ
うに再生したA15,A14,A13,…A1 ,A0 を入力
し、更に続けて再生したC15,C14,C13,…C1 ,C
0 を、同じ位置から入力する。全データ入力後に、レジ
スタがオール0ならエラー無し、それ以外ならエラー有
りとなり誤り検出を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエラ
ー検出回路は、データ+CRCCが左右にシフトしたと
き、全く異なったデータであるにもかかわらずノーエラ
ーと判定されてしまう現象が発生する。
ー検出回路は、データ+CRCCが左右にシフトしたと
き、全く異なったデータであるにもかかわらずノーエラ
ーと判定されてしまう現象が発生する。
【0006】例えば、データ16ビットを「10100
11100010110」とすると、CRCC16ビッ
トは、「1111011000011110」となり、
併せると、「1010011100010110−11
11011000011110」で正しい送信データと
なる。これに対し、データを1ビット右にシフトさせる
と、「0101001110001011−01111
01100001111」のようなシフト受信データと
なる。これらのデータは再生時、どちらもノーエラーと
判定されてしまう欠点がある。この原因としては、シフ
トデータは最初の1ビットが「0」であるため、正しい
データが1ビットめから入力したときと、シフトデータ
が1ビットめを経て2ビットめから入力したときで、C
RCCチェッカーが全く同じ動作をする。さらに、正し
いデータは最終ビットが「0」であるために、正しいデ
ータは最終ビットの1ビット手前でCRCCチェッカー
がオール「0」になることになり、このときシフトデー
タにおいては最終データでCRCCチェッカーがオール
「0」になり、両方ともノーエラーと判定されてしまう
ことになる。
11100010110」とすると、CRCC16ビッ
トは、「1111011000011110」となり、
併せると、「1010011100010110−11
11011000011110」で正しい送信データと
なる。これに対し、データを1ビット右にシフトさせる
と、「0101001110001011−01111
01100001111」のようなシフト受信データと
なる。これらのデータは再生時、どちらもノーエラーと
判定されてしまう欠点がある。この原因としては、シフ
トデータは最初の1ビットが「0」であるため、正しい
データが1ビットめから入力したときと、シフトデータ
が1ビットめを経て2ビットめから入力したときで、C
RCCチェッカーが全く同じ動作をする。さらに、正し
いデータは最終ビットが「0」であるために、正しいデ
ータは最終ビットの1ビット手前でCRCCチェッカー
がオール「0」になることになり、このときシフトデー
タにおいては最終データでCRCCチェッカーがオール
「0」になり、両方ともノーエラーと判定されてしまう
ことになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエラー検出回路
は、CRCC(Cyclic RedundancyC
heck Code)によりエラー検出を行う回路にお
いて、符号化時にCRCCレジスタに、原始多項式をシ
フトレジスタで表現した出力である最大周期系列符号デ
ータをプリセットしてCRCCビットを発生し、復号化
時に前記原始多項式のデータをプリセットしてCRCC
チェックを行いデータがビットシフトを起こしてもエラ
ー検出を可能とする。
は、CRCC(Cyclic RedundancyC
heck Code)によりエラー検出を行う回路にお
いて、符号化時にCRCCレジスタに、原始多項式をシ
フトレジスタで表現した出力である最大周期系列符号デ
ータをプリセットしてCRCCビットを発生し、復号化
時に前記原始多項式のデータをプリセットしてCRCC
チェックを行いデータがビットシフトを起こしてもエラ
ー検出を可能とする。
【0008】
【作用】この発明は、符号化時、復号化時にCRCCチ
ェッカーに対して、原始多項式をシフトレジスタで表現
した出力である最大周期系列符号データをプリセットす
ることにより、データ+CRCCが左右にシフトし、全
く異なったデータになったときでも正確にエラー検出を
行うという作用を持つ。
ェッカーに対して、原始多項式をシフトレジスタで表現
した出力である最大周期系列符号データをプリセットす
ることにより、データ+CRCCが左右にシフトし、全
く異なったデータになったときでも正確にエラー検出を
行うという作用を持つ。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。今、本実施例の生成多項式を、P(X)=X16+X
12+X5 +1とし、データ16ビット、CRCC16ビ
ットとする。図1,図2の実施例は符号化時と復号化時
のCRCCチェッカーを示す。符号化時、復号化時にプ
リセットするデータは、原始多項式をf(X)=X4+
X+1とすると、「111100010011010
0」となり、データを「10100111000101
10」としたとき、32ビットの送信信号は、「101
0011100010110−11010101111
10010」となる。復号化時はCRCCチェッカーに
符号化時と同様に、「111100010011010
0」をプリセットしてデータ+CRCCの32ビットを
入力する。もし複合信号にエラーが無く、「10100
11100010110−1101010111110
010」が受信されれば最終的にCRCCチェッカーは
オール“0”となり、ノーエラーであることが判定でき
る。また、受信データが1ビットシフトしたとき、デー
タは、「0101001110001011−0110
101011111001」となるが、このとき最終的
にCRCCチェッカーはオール“0”にならず、エラー
検出ができる。
る。今、本実施例の生成多項式を、P(X)=X16+X
12+X5 +1とし、データ16ビット、CRCC16ビ
ットとする。図1,図2の実施例は符号化時と復号化時
のCRCCチェッカーを示す。符号化時、復号化時にプ
リセットするデータは、原始多項式をf(X)=X4+
X+1とすると、「111100010011010
0」となり、データを「10100111000101
10」としたとき、32ビットの送信信号は、「101
0011100010110−11010101111
10010」となる。復号化時はCRCCチェッカーに
符号化時と同様に、「111100010011010
0」をプリセットしてデータ+CRCCの32ビットを
入力する。もし複合信号にエラーが無く、「10100
11100010110−1101010111110
010」が受信されれば最終的にCRCCチェッカーは
オール“0”となり、ノーエラーであることが判定でき
る。また、受信データが1ビットシフトしたとき、デー
タは、「0101001110001011−0110
101011111001」となるが、このとき最終的
にCRCCチェッカーはオール“0”にならず、エラー
検出ができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、符号
化時および復号化時にCRCCチェッカーに対して、原
始多項式をシフトレジスタで表現した出力である最大周
期系列符号データをプリセットすることにより、データ
+CRCCが左右にシフトし、全く異なったデータにな
ったときでも正確にエラー検出を行うことができるとい
う優れた効果を有する。
化時および復号化時にCRCCチェッカーに対して、原
始多項式をシフトレジスタで表現した出力である最大周
期系列符号データをプリセットすることにより、データ
+CRCCが左右にシフトし、全く異なったデータにな
ったときでも正確にエラー検出を行うことができるとい
う優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例における符号化時のCRCC
チェッカーのブロック図である。
チェッカーのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における復号化時のCRCC
チェッカーのブロック図である。
チェッカーのブロック図である。
【図3】従来例における符号化時のCRCCチェッカー
のブロック図である。
のブロック図である。
【図4】従来例における復号化時のCRCCチェッカー
のブロック図である。
のブロック図である。
A0〜A15 データ C0〜C15 CRCCチェックビット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−13915(JP,A) 特開 昭63−236416(JP,A) 特開 昭54−44804(JP,A) 特公 昭45−22168(JP,B1) 特表 昭63−502948(JP,A) IEEE Trans.Comm., Vol.COM−23,No.5,p. 538−539 信学技報、CS89−112、p.87−93 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 13/00 - 13/22
Claims (1)
- 【請求項1】 CRCC(Cyclic Redund
ancy Check Code)によりエラー検出を
行う回路において、符号化時にCRCCレジスタに、原
始多項式をシフトレジスタで表現した出力である最大周
期系列符号データをプリセットしてCRCCビットを発
生し、復号化時に前記原始多項式のデータをプリセット
してCRCCチェックを行いデータがビットシフトを起
こしてもエラー検出を可能とすることを特徴とするエラ
ー検出方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183271A JP2900710B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エラー検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183271A JP2900710B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エラー検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629953A JPH0629953A (ja) | 1994-02-04 |
JP2900710B2 true JP2900710B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=16132739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4183271A Expired - Fee Related JP2900710B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エラー検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900710B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4183271A patent/JP2900710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
IEEE Trans.Comm.,Vol.COM−23,No.5,p.538−539 |
信学技報、CS89−112、p.87−93 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629953A (ja) | 1994-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990216 |
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