JP3259359B2 - データ再生装置及び方法 - Google Patents

データ再生装置及び方法

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JP3259359B2
JP3259359B2 JP27453492A JP27453492A JP3259359B2 JP 3259359 B2 JP3259359 B2 JP 3259359B2 JP 27453492 A JP27453492 A JP 27453492A JP 27453492 A JP27453492 A JP 27453492A JP 3259359 B2 JP3259359 B2 JP 3259359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク等の蓄積メデ
ィア、あるいは伝送路より得られる画像及び/又は音声
のディジタルデータを再生する場合に用いて好適なデー
タ再生装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に光ディスク等の蓄積メディアにデ
ィジタル化した画像や音声信号を記録/再生する装置の
従来の構成例を示す。
【0003】この図6において、入力端子31に供給さ
れたアナログ画像信号(ビデオ信号)は、A/D(アナ
ログ/ディジタル)変換器1でディジタル化され、符号
化器3で符号化された後、多重化器(マルチプレクサ)
5に入力される。同様に、入力端子32に供給されたア
ナログ音声信号(オーディオ信号)も、A/D変換器2
でディジタル化され、符号化器4で符号化された後、多
重化器5に入力される。上記多重化器5は、符号化され
た画像信号と音声信号を多重化し、次の誤り訂正パリテ
ィ付加回路6に送る。
【0004】上記誤り訂正パリティ付加回路6の詳細を
図7に示す。また、図8〜図12に図7のメモリ51の
メモリ空間にデータが書き込み/読み出しされる様子を
示す。
【0005】ここで、誤り訂正パリティは、例えば、イ
ンタリーブを施した64バイトのデータに対し16バイ
トのリードソロモン符号を付加するものとする。64バ
イトデータと16バイトパリティの合計80バイトを、
1コードと称す。また、誤り訂正を行うデータの単位を
1シンボルと呼ぶ。この例では1シンボルは1バイトで
ある。
【0006】上記図6の多重化器5からの信号は、図7
の誤り訂正パリティ付加回路6の入力端子33を介して
バッファ50に送られ、このバッファ50の出力はデー
タバス54を介してメモリ51に記憶される(この書き
込み動作をW1とする)。このとき、メモリ51には、
図8に示す書き込み動作W1の順序でデータが書き込ま
れる。なお、図8の図中白丸は1シンボルを示す。
【0007】次に、メモリ51から読み出されたデータ
は、データバス54を介して誤り訂正パリティ計算回路
53に送られる。このとき、上記メモリ51からは、斜
め方向(インタリーブ方向)に6バイトのデータが読み
出される(この読み出し動作をR1とする)。すなわ
ち、メモリ51からは、図9に示す読み出し動作R1の
順序でデータが読み出される。
【0008】上記誤り訂正パリティ計算回路53は、供
給された64バイトのデータに対し、16バイトのパリ
ティを計算してデータの末尾に付加し、データバス54
を介して再びメモリ51に送る。当該メモリ51は、こ
のパリティ付きデータを図10に示すよう、上記読み出
し動作R1と同方向に書き込んでいく(この書き込み動
作をW2とする)。なお、図10の図中黒丸はパリティ
1シンボルを示す。
【0009】この後、上記メモリ51より図11に示す
上記書き込み動作W1と同じ順序でパリティ付きデータ
(80バイト)を読み出す(この読み出し動作をR2と
する)。これらは、データバス54、バッファ55を経
て、当該誤り訂正パリティ付加回路6の出力端子34か
ら出力され、図6の変調器7へ送られていく。なお、図
7の制御器52は、上記メモリ51の書き込み/読み出
しや、上記誤り訂正パリティ計算回路53のデータ処理
動作を制御する。
【0010】次に、上記図6の変調器7においては、図
12のように、1コード(80バイト)毎に先頭にシン
ク(Sync)信号を付加し、例えばいわゆる8−14
変調(EFM:Eight to Fourteen Modulation)による
変調を施した後、ピックアップ8に送る。このピックア
ップ8によってディスク9に記録される。以上が、従来
の画像及び音声符号化装置(画像及び音声記録装置)1
00である。
【0011】次に、上記符号化装置100に対応する画
像及び音声復号化装置(画像及び音声再生装置)110
の説明をする。上記ディスク9からピックアップ10に
よって再生された信号は、波形等化器(EQ:イコライ
ザ)11に入力され、ここで波形等化された後、復調器
13に送られる。一方、波形等化器11ではクロック成
分も抽出され、このクロック成分がPLL回路12に送
られ、ここで位相ロックされた後、上記復調器13に送
られる。
【0012】上記復調器13の詳細を図13に示す。当
該復調器13の入力端子35を介した入力信号(入力デ
ータ)は、レジスタ60に記憶され、次のシンク抽出器
61でシンクの抽出が行なわれる。この抽出されたシン
クは、タイミングジェネレータ64に入力され、シンク
信号として端子36から出力され、後段の図6に示す誤
り訂正回路14に送られる。
【0013】ここで、例えば、ディスク9上の傷などに
よりデータに誤りがあって、シンク抽出器61にてシン
クが抽出できない場合は、タイミングジェネレータ64
にて、端子39を介して上記PLL回路12から供給さ
れるPLLクロックをもとに、補間シンクを挿入する。
すなわち、図14に示すように、オリジナルシンクに対
して補間シンクが挿入される。
【0014】また、上記レジスタ60から出力されたデ
ータは、変換器(コンバータ)62において、EFM復
調が行なわれ、端子37を介して後段の誤り訂正回路1
4に送られる。さらに、上記レジスタ60の出力は、誤
り検出器63にも入力されており、この誤り検出器63
では、EFM変調には有り得ない符号の組み合わせ(例
えば一定数以上のゼロの連続)があるかを監視し、当該
有り得ない符号の組み合わせが有れば、誤りシンボルと
してシンボル毎にエラーと判定する。またさらに、EF
M復調時に有り得ない符号の組み合わせを検知した場合
も、変換器62からの信号により誤り検出器63はエラ
ー判定を行う。エラーと判定された場合は、端子38を
介してエラーフラグが後段の誤り訂正回路14に送られ
る。
【0015】次に、図6の誤り訂正回路14の詳細を図
15に示す。また、上述した符号化器と同様に、当該図
15の誤り訂正回路14内のメモリ71のメモリ空間に
データが書き込み/読み出される様子を図16〜図19
に示す。ただし、図16〜図19の図中丸印(白丸及び
黒丸)はデータ1バイトとエラーフラグ1ビットを合わ
せた9ビットを示すものとし、また、図中白丸はデータ
部分、黒丸はパリティ部分とする。
【0016】上記復調器13によって復調され、当該誤
り訂正回路14の入力端子39に供給された復調データ
(入力データ)は、バッファ70とデータバス74を介
してメモリ71に書き込まれる。また、端子40に供給
される上記復調器13からのエラーフラグも、同様にバ
ッファ70を介してメモリ71に書き込まれる(この書
き込み動作をW11とする)。すなわち、当該メモリ7
1には、図16の書き込み動作W11に示す順序でデー
タとエラーフラグが書き込まれる。
【0017】このメモリ71から読み出されたデータ
は、データバス74を介して誤り訂正回路73に送られ
る。このとき、当該メモリ71からは、図17に示すよ
うに、斜め方向(インタリーブ方向)にパリティを含め
て80バイトが読み出される(この読み出し動作をR1
1とする)。
【0018】上記誤り訂正回路73は、入力されたデー
タの誤り訂正を行う。ここで、一般に、p個のパリティ
を付加した場合、q個のエラーフラグの無い誤りシンボ
ルとr個のエラーフラグのある誤りシンボルが訂正可能
で、qとrは次式(A) を満足しなければならない。
【0019】 p≧q*2+r ・・・・(A)
【0020】この例では、パリティ16バイトが付加さ
れており、1コード当たり、エラーフラグなしの通常訂
正では8シンボルまでの誤り訂正が、また、エラーフラ
グを使用したイレージャ訂正では、16シンボルまでの
誤り訂正が可能である。
【0021】当該誤り訂正回路73にて誤り訂正された
データは、データバス74を介して再びメモリ71に送
られ、図18に示すように、読み出し動作R11と同方
向に書き込まれていく(この書き込み動作をW21とす
る)。
【0022】この後、メモリ71より図19に示す書き
込み動作W11と同じ順序でデータ部分64バイトのみ
を読み出す(この読み出し動作をR21とする)。これ
らは、データバス74とバッファ75と端子42を経
て、後段の図6の逆多重化器(デマルチプレクサ)15
へ送られる。なお、制御器72は、端子41からのシン
ク信号に基づいて、これら一連のデータ処理動作を制御
する。
【0023】上述のような誤り訂正回路14の出力は、
図6の上記逆多重化器15により、画像信号と音声信号
に分けられる。画像信号は、復号化器16で復号され、
その後D/A(ディジタル/アナログ)変換器18でア
ナログ信号に変換され、モニタ装置20に送られる。ま
た、音声信号は、復号化器17で復号され、D/A変換
器19でアナログ信号に変換され、音声再生装置21に
送られる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
な復号化装置(復号化装置110)においては、復調器
(復調器13)で発生させたエラーフラグによりイレー
ジャ訂正を行うため、総誤りシンボルのうちの何個にエ
ラーフラグが付加されているかが誤り訂正能力を大きく
左右することになる。
【0025】ところが、復号化器では、変調方式には有
り得ない禁止された符号の組み合わせが生じたときのみ
エラーフラグを立てるため、誤りが生じて、たまたま禁
止されてない符号組み合わせになってしまった場合は、
誤りは検出できず、エラーフラグは立たない。このよう
な理由により、例えば、バーストエラーにより連続する
シンボルに誤りが生じた場合には、実際の誤りシンボル
数よりエラーフラグはかなり少なくなり、イレージャ訂
正が十分に行なえず、誤り訂正回路で訂正不可能となる
ことがしばしば起こる。
【0026】上述したようなことに鑑み、本発明は、バ
ーストエラーによって連続するシンボルに誤りが生じた
場合でも、誤り訂正が可能なデータ再生装置及びその方
法を提供することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ再生装置
は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、伝送路又は記録媒体を介して伝送された画像及び/
又は音声データを復調すると共に、復調データにエラー
がある時にエラーフラグを発生する復調手段と、前記復
調手段により復調されたデータの誤り訂正を、前記復調
手段から得られたエラーフラグを利用して行う誤り訂正
手段と、前記誤り訂正手段で誤り訂正を行ったデータを
復号し、画像及び/又は音声信号を得る復号手段とを有
し、上記復調手段は、タイミングジェネレータから得た
補間シンク信号とエラーカウンタから得た誤り数とをも
とにして、第1の規則として、シンクを補間した場合に
は、1コード全体が誤りを起こしているとして、1コー
ド全部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第2の
規則として、1コード中の誤り数が所定値以上である場
合には、1コード全体が誤りを起こしているとして、1
コード全部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第
3の規則として、上記第1の規則及び上記第2の規則の
何れにも該当しない場合には、誤り検出器の出力をその
ままエラーフラグとする、という規則に従ってエラーフ
ラグを発生させることを特徴とするものである。
【0028】すなわち、本発明のデータ再生装置は、光
ディスクなどのディスクに記録されているデータを再生
するピックアップ等の再生手段と、前記光ディスクより
再生されたデータの復調とエラーフラグの出力を行う復
調手段と、前記復調手段より得たデータを、同じく復調
手段より得たエラーフラグを利用して誤り訂正を行う誤
り訂正手段と、前記誤り訂正手段より得たデータを復号
再生する逆多重化手段等からなる復号再生手段とを備え
ることを特徴とするものである。
【0029】また、本発明のデータ再生方法は、上述の
目的を達成するために提案されたものであり、伝送路又
は記録媒体を介して伝送された画像及び/又は音声デー
タを復調すると共に、復調データにエラーがある時にエ
ラーフラグを発生する復調工程と、前記復調手段により
復調されたデータの誤り訂正を、前記復調手段から得ら
れたエラーフラグを利用して行う誤り訂正工程と、前記
誤り訂正手段で誤り訂正を行ったデータを復号し、画像
及び/又は音声信号を得る復号工程とを有し、上記復調
工程では、タイミングジェネレータから得た補間シンク
信号とエラーカウンタから得た誤り数とをもとにして、
第1の規則として、シンクを補間した場合には、1コー
ド全体が誤りを起こしているとして、1コード全部のシ
ンボルに対してエラーフラグを立て、第2の規則とし
て、1コード中の誤り数が所定値以上である場合には、
1コード全体が誤りを起こしているとして、1コード全
部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第3の規則
として、上記第1の規則及び上記第2の規則の何れにも
該当しない場合には、誤り検出器の出力をそのままエラ
ーフラグとする、という規則に従ってエラーフラグが発
生されることを特徴とするものである。
【0030】すなわち、本発明のデータ再生方法は、光
ディスクなどのディスクに記録されているデータを再生
するピックアップ等の再生手段によって前記光ディスク
より再生されたデータの復調とエラーフラグの出力を行
う復調工程と、前記復調工程にて得られたデータを、同
じく復調工程にて得られたエラーフラグを利用して誤り
訂正を行う誤り訂正工程と、前記誤り訂正工程にて得ら
れたデータを復号再生する逆多重化工程等からなる復号
再生工程とを有することを特徴とするものである。
【0031】
【作用】本発明のデータ再生装置によれば、復調手段で
はバーストエラーを考慮したエラーフラグを形成し、誤
り訂正手段では復調手段により復調されたデータの誤り
訂正を復調手段から得られたエラーフラグを利用して行
うようにしているため、訂正不能なバーストエラーも訂
正できるようになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明のデータ再生装置(画像及び音
声復号化装置)の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
【0033】本発明実施例のデータ再生装置の一構成例
を図1に示す。なお、この図1において、復調器80を
除いた各構成要素は、前述した図6に示した復号化装置
(再生装置)110のものと同じであり、これらには同
一の指示符号を付している。
【0034】すなわち、本実施例のデータ再生装置は、
図1に示すように、伝送路又は記録媒体を介して伝送さ
れた画像及び/又は音声データを復調すると共に復調デ
ータにエラーがある時にエラーフラグを発生する復調器
80と、当該復調器80により復調されたデータの誤り
訂正をこの復調器80から得られたエラーフラグを利用
して行う誤り訂正回路14と、当該誤り訂正回路14で
誤り訂正を行ったデータを復号し画像及び/又は音声デ
ータを得る逆多重化器15及び復号化器16,17とを
有してなるものである。
【0035】この図1において、ディスク9からピック
アップ10により再生された信号は、波形等化器11に
入力され、波形等化された後、復調器13に送られる。
一方波形等化器11より抽出されたクロック成分は、P
LL回路12に送られて位相ロックされた後、復調器8
0に送られる。
【0036】ここで、本実施例の復調器80の詳細を図
2に示す。すなわち、当該復調器80は、この図2に示
すように、変調時には有り得ない符号の組み合わせを検
出する第1の検出手段としての誤り検出器93と、復調
時には有り得ない符号の組み合わせを検出する第2の検
出手段としての変換器92(及び誤り検出器93)を含
み、さらにこれら検出出力をカウントするカウント手段
としてのエラーカウンタ95と、このエラーカウンタ9
5の出力よりエラーフラグを発生するエラーフラグ発生
器96とを有してなる。
【0037】上記エラーフラグ発生器96は、タイミン
グジエネレータ94からの補間シンク信号に基づいてエ
ラーフラグを発生する。また、上記エラーフラグ発生器
96は、補間シンクであることを検出した時は、1コー
ド全部のシンボルに対してエラーフラグを発生する。さ
らに、上記エラーフラグ発生器96は、1コード中のエ
ラーの数が所定数以上の時は1コード全部のシンボルに
対してエラーフラグを発生する。またさらに、上記エラ
ーフラグ発生器96は、補間シンクであることを検出せ
ず、且つ1コード中のエラーの数が所定数以下の時は、
上記第1の検出手段の出力をエラーフラグとして発生す
る。
【0038】以下、具体的な説明を行う。この図2にお
いて、端子43に供給された入力信号は、レジスタ90
に記憶され、次のシンク抽出器91でシンクの抽出が行
なわれる。抽出されたシンクは、タイミングジェネレー
タ94に入力され、シンク信号として、端子44から出
力されて後段の図1の誤り訂正回路14に送られる。本
実施例でも、前述同様に、上記シンク抽出器91にてシ
ンクが抽出できない場合は、タイミングジェネレータ9
4にて、PLL回路12から端子47を介して供給され
るPLLクロックをもとに、補間シンクを挿入する。
【0039】上記レジスタ90から出力されたデータ
は、変換器92においてEFM復調が行なわれ、端子4
5を介して後段の図1の誤り訂正回路14に送られる。
【0040】また、レジスタ90の出力は、誤り検出器
93にも入力されている。誤り検出器93では、前記誤
り検出器63と同様、EFM変調には有り得ない符号の
組み合わせがあるかを監視し、当該有り得ない符号の組
み合わせが有れば誤りシンボルとしてシンボルごとに誤
りと判定する。また、EFM復調時に有り得ない符号の
組み合わせを検知した場合も、変換器92からの信号に
より、この誤り検出器93は誤りと判定する。
【0041】誤り検出器93の出力は、エラーカウンタ
95に入力される。当該エラーカウンタ95では、1コ
ードに含まれる誤り数をカウントし、次のエラーフラグ
発生器96にその数を送る。
【0042】上記エラーフラグ発生器96では、上記タ
イミングジェネレータ94から得た補間シンク信号と、
エラーカウンタ95から得た誤り数とをもとにして、次
のような規則のもとにエラーフラグを発生させる。
【0043】先ず、第1に、シンクを補間した場合は、
1コード全体が誤りを起こしているとして、1コード全
部のシンボルに対しエラーフラグを立てる。
【0044】第2に、1コード中の誤り数がある設定値
以上である場合は、1コード全体が誤りを起こしている
として、1コード全部のシンボルに対しエラーフラグを
立てる。
【0045】第3に、上記第1と第2の規則のどちらに
も該当しない場合は、通常通り、誤り検出器93の出力
をそのままエラーフラグとする。
【0046】ここで、当該復調器80における、各部の
動作のタイミングチャートを図3に示す。この図3にお
いて、シンクはローレベルアクティブ、エラーフラグは
ハイレベルアクティブとする。すなわち、この図3にお
いて、図中(*)で示す部分は、上記第1の規則に該当
するため、上述のように1コード全部に対しエラーフラ
グを立てる場合となる。また、図3の図中(**)で示
す部分は、上記第2の規則に該当し、エラーフラグの数
が設定値以上なので1コード全部に対してエラーフラグ
を立てる場合となる。
【0047】上述したような復調器80からの出力デー
タ、シンク、そしてエラーフラグは、それぞれ対応する
端子44、45、46から出力され、図1の誤り訂正回
路14に入力される。この誤り訂正回路14では、前述
した復号化装置と同様にデータの誤り訂正が行なわれ
る。
【0048】次に、図4及び図5は、前述した図16〜
図19と同じく上記誤り訂正回路14のメモリ71のメ
モリ空間における本実施例での読み出し動作R13(誤
り訂正回路73への読み出し)を示す。
【0049】ここで、図4のN行目からN+9行目まで
の連続する10コード(800バイト)がバーストエラ
ーにより誤りを生じたとする。また、N+1行目とN+
2行目のシンボルにはエラーフラグが立っているものと
する。さらに、エラーフラグが立っていない誤りシンボ
ルを図中×、エラーフラグが立っている誤りシンボルを
図中三角印で表す。すなわち、この図4は、読み出し動
作R13の読み出し方向において10シンボルが連続し
て誤っており、そのうち2シンボルのみエラーフラグが
立っている例を表している。このような例において、エ
ラーフラグが立っていない誤りシンボル8個の訂正のみ
が上記誤り訂正回路14の訂正能力限界であり、このま
まではこれは訂正不能となってしまう。
【0050】そこで、本実施例では、上述した各規則に
対応した方法により、図5に示すように、N+3行目と
N+8行目のシンボルにエラーフラグが立てるようにす
る。このようにすることで、本実施例においては、エラ
ーフラグなしの誤りシンボルが2個、エラーフラグ付き
の誤りシンボルが8個となり、前述した式(A) を満たす
ので誤り訂正が可能となる。
【0051】当該誤り訂正回路14の出力から後段の働
きは、前述した図6に示した復号化装置と全く同じであ
るため、その説明については省略する。
【0052】上述したように、本実施例装置において
は、エラーフラグの立てかたに工夫を加えることによ
り、バーストエラーのときにもエラーフラグが確実に立
つようになる。この結果、従来エラーフラグが少なく訂
正不可能であったバーストエラーも、イレージャ訂正能
力の限界まで訂正することが可能となる。
【0053】なお、上述した変調方式およびデータフォ
ーマット、インタリーブの方式などは、上記の実施例に
限るものではなく、例えば、EFM変調の代わりに他の
変調方式を採用することも可能である。
【0054】また、本発明のデータ再生装置は、光ディ
スク等のディスクメディアのみならず、伝送路(電送
路)を利用した通信の復号再生装置に対しても応用が可
能である。
【0055】
【発明の効果】上述したように、本発明のデータ再生装
置においては、復調手段でバーストエラーを考慮したエ
ラーフラグを形成し、誤り訂正手段で復調手段により復
調されたデータの誤り訂正を復調手段から得られたエラ
ーフラグを利用して行うようにしている。また、本発明
のデータ再生方法においては、復調工程でバーストエラ
ーを考慮したエラーフラグを形成し、誤り訂正工程で復
調工程にて復調されたデータの誤り訂正を復調工程で得
られたエラーフラグを利用して行うようにしている。す
なわち、バーストエラーにより連続するシンボルで誤り
が生じた場合に、エラーフラグが確実に立つようにした
ので、イレージャ訂正能力を十分に使うことができ、従
来は訂正不可能であったバーストエラーも訂正可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のデータ再生装置の一構成例を示
すブロック回路図である。
【図2】本実施例再生装置の一構成例における復調器の
詳細な構成を示すブロック回路図である。
【図3】本実施例再生装置の一構成例におけるエラーフ
ラグ発生を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本実施例での誤り訂正を説明するためのメモリ
空間におけるN行目からN+9行目までの連続する10
コードがバーストエラーにより誤りを生じている例を示
す図である。
【図5】本実施例での誤り訂正を説明するためのメモリ
空間におけるN+3行目とN+8行目のシンボルにエラ
ーフラグを立てる例を示す図である。
【図6】従来の符号化装置及び復号化装置(記録装置及
び再生装置)の一具体例の構成を示すブロック回路図で
ある。
【図7】図6の構成例における誤り訂正パリティ付加回
路の詳細を示すブロック回路図である。
【図8】図7の誤り訂正パリティ付加回路のメモリのメ
モリ空間における書き込み動作W1を説明するための図
である。
【図9】図7の誤り訂正パリティ付加回路のメモリのメ
モリ空間における読み出し動作R1を説明するための図
である。
【図10】図7の誤り訂正パリティ付加回路のメモリの
メモリ空間における書き込み動作W2を説明するための
図である。
【図11】図7の誤り訂正パリティ付加回路のメモリの
メモリ空間における読み出し動作R2を説明するための
図である。
【図12】図7の誤り訂正パリティ付加回路のメモリの
メモリ空間において1コード毎に先頭にシンク信号が付
加される様子を説明するための図である。
【図13】図6の構成例における復調器の詳細を示すブ
ロック回路図である。
【図14】図6の構成例におけるシンク信号の補間を説
明するためのタイミングチャートである。
【図15】図6の構成例における誤り訂正回路の詳細を
示すブロック回路図である。
【図16】図15の誤り訂正回路のメモリのメモリ空間
における書き込み動作W11を説明するための図であ
る。
【図17】図15の誤り訂正回路のメモリのメモリ空間
における読み出し動作R11を説明するための図であ
る。
【図18】図15の誤り訂正回路のメモリのメモリ空間
における書き込み動作W21を説明するための図であ
る。
【図19】図15の誤り訂正回路のメモリのメモリ空間
における読み出し動作R21を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
9・・・・・・光ディスク 10・・・・・ピックアップ 11・・・・・波形等化器 12・・・・・PLL回路 13・・・・・復調器 14・・・・・誤り訂正回路 15・・・・・逆多重化器 16,17・・復号化器 18,19・・D/A変換器 20・・・・・モニタ装置 21・・・・・音声再生装置 80・・・・・復調器 90・・・・・レジスタ 91・・・・・シンク抽出器 92・・・・・変換器 93・・・・・誤り検出器 94・・・・・タイミングジェネレータ 95・・・・・エラーカウンタ 96・・・・・エラーフラグ発生器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路又は記録媒体を介して伝送された
    画像及び/又は音声データを復調すると共に、復調デー
    タにエラーがある時にエラーフラグを発生する復調手段
    と、 前記復調手段により復調されたデータの誤り訂正を、前
    記復調手段から得られたエラーフラグを利用して行う誤
    り訂正手段と、 前記誤り訂正手段で誤り訂正を行ったデータを復号し、
    画像及び/又は音声信号を得る復号手段とを有し 上記復調手段は、タイミングジェネレータから得た補間
    シンク信号とエラーカウンタから得た誤り数とをもとに
    して、第1の規則として、シンクを補間した場合には、
    1コード全体が誤りを起こしているとして、1コード全
    部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第2の規則
    として、1コード中の誤り数が所定値以上である場合に
    は、1コード全体が誤りを起こしているとして、1コー
    ド全部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第3の
    規則として、上記第1の規則及び上記第2の規則の何れ
    にも該当しない場合には、誤り検出器の出力をそのまま
    エラーフラグとする、という規則に従ってエラーフラグ
    を発生させる ことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 伝送路又は記録媒体を介して伝送された
    画像及び/又は音声データを復調すると共に、復調デー
    タにエラーがある時にエラーフラグを発生する復調工程
    と、 前記復調手段により復調されたデータの誤り訂正を、前
    記復調手段から得られたエラーフラグを利用して行う誤
    り訂正工程と、 前記誤り訂正手段で誤り訂正を行ったデータを復号し、
    画像及び/又は音声信号を得る復号工程とを有し、 上記復調工程では、タイミングジェネレータから得た補
    間シンク信号とエラーカウンタから得た誤り数とをもと
    にして、第1の規則として、シンクを補間した場合に
    は、1コード全体が誤りを起こしているとして、1コー
    ド全部のシンボルに対してエラーフラグを立て、第2の
    規則として、1コード中の誤り数が所定値以上である場
    合には、1コード全体が誤りを起こしているとして、1
    コード全部 のシンボルに対してエラーフラグを立て、第
    3の規則として、上記第1の規則及び上記第2の規則の
    何れにも該当しない場合には、誤り検出器の出力をその
    ままエラーフラグとする、という規則に従ってエラーフ
    ラグが発生されること を特徴とするデータ再生方法。
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