JP3634912B2 - Efm信号送出装置およびefm信号送出方法 - Google Patents
Efm信号送出装置およびefm信号送出方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD(コンパクトディスク)システムの原盤作製の際に使用される所謂EFM(Eight to Fourteen Modulation)信号送出装置及び送出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CDシステムにおいては、所望の情報を正確に記録するために、誤り訂正及び変調が行なわれている。
誤り訂正は、8ビットのデータを1シンボルとして、1フレームが32個のシンボルから成る信号に関して、処理を行ない、パリティを付加している。
そして、変調は、所謂EFM(Eight to Fourteen Modulation)方式が採用されており、EFM信号送出装置によって、これにより誤り訂正により得られた各シンボルの8ビットのデータを、14ビットのデータに変換するようになっている。これにより、各シンボルが14ビット化された1フレームの信号が、メインデータとして、送出されるようになっている。
このようにして得られた各シンボルが14ビット化されたメインデータは、さらに、曲の頭出しやプログラム再生等の機能を実現するために、1フレームにつき一つのサブコードと呼ばれる8ビットから成る1シンボルのデータが同様に14ビット化されて付加される。
【0003】
ここで、従来のEFM信号送出装置によれば、例えばCPU(中央演算ユニット)を有する演算回路によってサブコード生成が行なわれると同時に、メインデータ及びサブコードの14ビット化作業とが行なわれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなEFM信号送出装置においては、サブコード生成と14ビット化が同時に行なわれることから、EFM信号の送出速度は、CPUがサブコードを生成(演算)する最大速度によって制限されることになる。
また、EFM信号の出力と同時に、CPUによるサブコードの演算が行なわれることから、このCPUの動作クロック等がノイズとなって、EFM信号に混入することがあり、CD変調に悪影響を与えることになってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、EFM信号の出力が高速で且つ正確に行われるようにした、EFM信号送出装置及び送出方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、EFM信号の基準クロックとなるパルス列を出力する発振手段と、
発振手段からのパルス列のタイミングで、メインデータを出力するデータ再生装置と、
サブコード生成情報に基づいて演算してサブコードを生成する演算手段と、
前以って演算手段により生成されたサブコードを記憶し、発振手段からのパルス列のタイミングで、対応するサブコードを出力する記憶手段と、
データ再生装置からのメインデータと記憶手段から出力されるサブコードとから、EFM信号を生成する信号生成手段とを備え、
演算手段は、信号生成手段がEFM信号を生成する前に動作が停止されていることを特徴とするEFM信号送出装置である。
【0007】
また、この発明は、前以ってサブコード生成情報に基づいて演算手段により演算してサブコードを生成するステップと、
生成されたサブコードを記憶手段に記憶するステップと、
メインデータを再生するステップと、
記憶手段から読み出されたサブコードと再生されたメインデータとから、EFM信号を生成するステップとからなり、
演算手段は、EFM信号を生成する前に動作が停止されていることを特徴とするEFM信号送出方法である。
【0008】
上記構成によれば、サブコードが前以て演算手段により演算されることにより生成され、記憶手段に記憶されているので、EFM信号生成の際には、信号生成手段により、データ再生装置からのメインデータと記憶手段から読み出されたサブコードから、EFM信号が生成されることになる。
この場合、EFM信号生成の際には、前以て演算手段により演算され、記憶手段に記憶されたサブコードを読み出すようにしているので、演算手段はサブコードの演算を行なっていない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図2を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0010】
図1は、本発明によるEFM信号送出装置の一実施形態の構成を示している。図1において、EFM信号送出装置10は、発振器11,データ再生装置12,サブコードを生成する演算手段としてのCPU13,EFM信号を生成する信号生成手段としてEFM生成回路14,サブコードを記憶する記憶手段としてのデュアルポートメモリ15及びデュアルポートメモリ15のメモリ格納位置を示すメモリポインタ16とから構成されている。
【0011】
発振器11は、EFM信号生成時の基準クロックとしてのパルス列を出力するものであり、その出力パルス列は、EFM生成回路14及びメモリポインタ16に出力されるようになっている。
【0012】
データ再生装置12は、発振器11からのパルス列が入力されることにより、図示しない記憶媒体から情報信号を読み出して、このパルス列のタイミングで、メインデータをEFM生成回路14に出力するようになっている。
【0013】
CPU13は、サブコード生成情報に基づいて演算を行なうことにより、サブコードを生成して、デュアルポートメモリ15に出力するようになっている。
【0014】
EFM生成回路14は、データ再生装置12からのメインデータと、デュアルポートメモリ15からのサブコードとから、発振器11からのパルス列に基づいて、これらを合成し、変調(14ビット化)して、EFM信号を出力するようになっている。
【0015】
デュアルポートメモリ15は、二つのポートを備えており、一つのポートは前記CPU13に接続されると共に、他方のポートはEFM生成回路14及びメモリポインタ16に接続されている。これにより、CPU13からのサブコードを記憶し、メモリポインタ16が指定する位置に記憶されたサブコードをEFM生成回路14に出力するようになっている。
【0016】
メモリポインタ16は、発振器11からのパルス列に基づいて、パルス列による基準クロック毎に、次のサブコードが記憶されたメモリ格納位置を指定するようになっている。
【0017】
本実施形態によるEFM信号送出装置10は、以上のように構成されており、図2に示したフローチャートに従って、以下のように動作する。
即ち、図2において、ステップST1にて、CPU13が動作開始する。そしてステップST2にて、CPU13は、図示しない手段により受け取ったサブコード生成情報に基づいて、演算を行ない、サブコードを生成し、デュアルポートメモリ15に出力する。
ここで、サブコード生成情報は、サブコードの生成に必要なすべての情報が含まれており、生成されたサブコードは、ステップST3にて、デュアルポートメモリ15に記憶される。
そして、サブコード生成が終了すると、ステップST4にて、CPU13は、その動作を停止する。
【0018】
次に、EFM信号の生成が行なわれるが、先づステップST5にて、メモリポインタ16は、デュアルポートメモリ15に記憶された最初のサブコードの先頭位置または次のサブコードの先頭位置を示すようにセットされる。
そして、ステップST6にて、発振器11からのパルス列による基準クロック毎に、データ再生装置12がメインデータをEFM生成回路14に出力すると共に、デュアルポートメモリ15が、メモリポインタ16により指定された格納位置に記憶されたサブコードをEFM生成回路14に出力する。
【0019】
これにより、ステップST7にて、EFM生成回路14は、入力されたメインデータ及びサブコードを合成し、EFM変調(14ビット化)を行なって、ステップST8にて、生成されたEFM信号を出力する。
【0020】
このようにして、基準クロック毎に、メモリポインタ16が次のサブコードの先頭位置を示すようにセットされ、EFM生成回路14により、メインデータ及びサブコードの合成・変調が行なわれて、EFM信号が出力されることになる。最後に、メインデータがなくなったときには、ステップST9にて、データ終了の判定が行なわれて、EFM信号生成が終了する。
【0021】
このように、以上の実施形態によれば、EFM信号生成の際には、信号生成手段により、データ再生装置からのメインデータと記憶手段から読み出されたサブコードから、EFM信号が生成されることになる。
従って、EFM信号生成の際には、演算手段はサブコードの演算を行なっていないので、EFM信号生成が、サブコードの演算を行なう演算手段の最大能力によって制限されるようなことはなく、高速で行われることになると共に、演算手段の動作クロック等が不要であることから、これらがノイズとなって、EFM信号に混入するようなこともなく、CD変調による正確なEFM信号が得られることになる。
【0022】
尚、上述した実施形態においては、CDのEFM変調におけるEFM信号の生成に関して説明したが、これに限らずメインデータとサブコードを合成・変調するような任意の変調方式に本発明を適用することが可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、EFM信号の出力が高速で且つ正確に行われるようにした、EFM信号送出装置と送出方法が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したEFM信号送出装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のEFM信号送出装置における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 EFM信号送出装置
11 発振器(発振手段)
12 データ再生装置
13 CPU(演算手段)
14 EFM生成回路(信号生成手段)
15 デュアルポートメモリ(記憶手段)
16 メモリポインタ
Claims (2)
- EFM信号の基準クロックとなるパルス列を出力する発振手段と、
上記発振手段からのパルス列のタイミングで、メインデータを出力するデータ再生装置と、
サブコード生成情報に基づいて演算してサブコードを生成する演算手段と、
前以って上記演算手段により生成されたサブコードを記憶し、上記発振手段からのパルス列のタイミングで、対応するサブコードを出力する記憶手段と、
上記データ再生装置からのメインデータと上記記憶手段から出力されるサブコードとから、EFM信号を生成する信号生成手段とを備え、
上記演算手段は、上記信号生成手段が上記EFM信号を生成する前に動作が停止されていることを特徴とするEFM信号送出装置。 - 前以ってサブコード生成情報に基づいて演算手段により演算してサブコードを生成するステップと、
生成されたサブコードを記憶手段に記憶するステップと、
メインデータを再生するステップと、
上記記憶手段から読み出されたサブコードと再生された上記メインデータとから、EFM信号を生成するステップとからなり、
上記演算手段は、上記EFM信号を生成する前に動作が停止されていることを特徴とするEFM信号送出方法。
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JP34974595A JP3634912B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | Efm信号送出装置およびefm信号送出方法 |
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1995
- 1995-12-21 JP JP34974595A patent/JP3634912B2/ja not_active Expired - Fee Related
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