JP2896380B2 - Ａｔ車の変速装置 - Google Patents
Ａｔ車の変速装置Info
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- JP2896380B2 JP2896380B2 JP18199987A JP18199987A JP2896380B2 JP 2896380 B2 JP2896380 B2 JP 2896380B2 JP 18199987 A JP18199987 A JP 18199987A JP 18199987 A JP18199987 A JP 18199987A JP 2896380 B2 JP2896380 B2 JP 2896380B2
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- Japan
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- shift
- transmission
- step motor
- signal
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、AT（オートマチック・トランスミッショ
ン）車の変速装置に係り、特に車両の室内に設けた変速
指示スイッチの指示によるマイクロコンピュータ制御に
よってステップモータを駆動しこの駆動力で変速レンジ
の切換えを行うAT車の変速装置に関する。 【従来の技術】 従来のこの種の変速装置としては、変速指示を行うア
ップおよびダウンシフトスイッチのシフト回数を操作信
号として制御部に記憶させ、この制御部の指令によって
上記シフト回数に応じた信号をモータ駆動回路へ入力
し、モータの駆動力によって所望の変速レンジへのシフ
トを行うものがある（実開昭61−14247号公報参照）。 【発明が解決しようとする問題点】 ところで、一般に変速機構の各レンジ間のシフトに要
する駆動力は、全レンジにわたって均一ではなく、例え
ばR,N,D,2,1の各レンジ間はほぼ等しい駆動力で操作で
きるが、ＲよりＰレンジへのシフトの場合は、上記の各
レンジ間の駆動力と比較するとトランスミッション内部
のパーキングロック機構を操作するのでその分駆動力を
要し、約２倍の駆動力を必要とするような変速装置もあ
る。 このために、上述のような従来のAT車の変速装置で
は、各レンジ間のシフトに要する駆動力に差があれば、
それらの最大値の駆動力が得られるモータを備えなけれ
ばならなかった。 本発明は、このような問題点を解消するためになされ
たもので、変速レンジの切換えに要する駆動力と駆動時
間とを総合して勘案し、可能な限り小型（駆動力が小さ
い）のモータを備えるようにしても、十分な機能を有す
るAT車の変速装置を提供することを目的としている。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、変速レンジを指
定する変速指示スイッチと、この変速指示スイッチから
の信号に基づいて所定の制御信号を出力する制御部と、
この制御部の指令によって駆動するステップモータと、
このステップモータに連結し変速レンジを切換える変速
機構とを備えたAT車において、上記制御部は、各変速レ
ンジ間における変速機構の駆動トルク値に応じてステッ
プモータ駆動用の出力周波数を変化させたものである。 【作用】 上記手段の採用により、変速操作用のステップモータ
を駆動する出力周波数は、各変速レンジ間における変速
機構の駆動トルク値に応じて変化し、例えば特定の変速
段において切換えに要するトルクτが高くなると、この
トルクτに反比例して出力周波数が低くなることでステ
ップモータの駆動トルクが増大する。 【実施例】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は本発明の一実施例によるAT車の変速装置の構
成を示すブロック図であり、この図において、符号１は
図示省略したインストルメントパネルに設けられ、運転
者の操作によって変速レンジを選択する変速指示スイッ
チ、12は車速センサ、３はエンジン回転数センサ、４は
ブレーキの作動状態を検知するブレーキセンサ、５はア
クセルの作動（スロットル弁の開度）を検知するアクセ
ルセンサ、６はこれらの各センサ２ないし５および変速
指示スイッチ１からの信号が入力し、所定の演算を行う
制御部で、変速レンジの現ポジション記憶回路6a,変速
指示スイッチ１の信号を受けて指示された変速レンジへ
の信号を発生する切換信号発生回路6b,上記各センサ２
ないし５および現ポジション記憶回路6a,切換信号発生
回路6bからの各信号に基づいて演算を行い、図示省略し
た変速レバーに連結してパルス入力によって作動するス
テップモータ７に対してパルス駆動指令を出力する制御
回路6cを備えている。 次に、上記のように構成された一実施例の動作を、第
２図に示すフローチャートに基づいて説明する。 先ず、運転者の判断によって車両の走行条件に応じて
変速レンジの指示を、インストルメントパネルに設けら
れた変速指示スイッチ１を操作して選択すると（ステッ
プS101）、切換信号発生回路6bがこの選択された変速レ
ンジに切換える信号を出力し（ステップS102）、制御回
路6cへ入力する。この制御回路6cへ入力した信号と、車
速センサなどの各センサ２ないし５からの信号と、上記
変速指示スイッチ１で選択される前の変速レンジを記憶
している現ポジション記憶回路6aよりの信号とが入力す
ると（ステップS103）、制御回路6c内において演算が行
われ（ステップS104）、この演算の結果で得た最適の駆
動指令をステップモータ７に入力し（ステップS105）、
図示省略した変速レバーとリンク等で連結しているステ
ップモータ７を駆動し（ステップS106）、変速指示スイ
ッチ１において指示した変速レンジに切換えるようにな
っている。 上記ステップS106におけるステップモータ７の駆動出
力は、このステップモータ７に連結している変速レバー
を操作するトルク値によって定められているが、例えば
変速レンジR,N,D,2,1間の切換えに要する上記トルク値
はほぼ等しく、ＲポジションよりＰポジションへの切換
えに要するトルク値のみが、上記各レンジ間で要するト
ルク値の約２倍であるような変速機構を操作して駆動す
るような場合、上記R,N,D,2,1の各変速レンジ間におけ
るステップモータ７への制御回路6cへの出力（基準）周
期をＴとし、ＲよりＰレンジへの切換えの時の上記出力
の周期を２倍の2Tとすると、ＲよりＰレンジへの切換え
の場合には他の変速操作時のステップモータ７の回転速
度の1/2となるが、操作トルクが２倍となるので、ステ
ップモータ７の駆動に応じてスムーズに変速機構を操作
できる。 また、上記の場合のようにＲ→Ｐレンジへの変速操作
に他の変速操作の２倍の操作時間を要する場合、Ｐ位置
へ変速するので変速指令を出力してからの動作が他の変
速操作時に比較して緩慢であっても、車両の操縦性にお
いては全く問題にならない。 従って、上記のような変速レンジ切替え時のトルク特
性を有する変速機構をステップモータ７によって駆動す
る変速装置においては、ＲよりＰ位置への変速以外の変
速に要する変速トルクおよび変速時間に適応した定格の
ステップモータ７を備え、変速指示スイッチ１の選択に
よってＲよりＰ位置への変速信号が切替信号回路6bを介
して制御回路6cに入力すると、この制御回路6cにおいて
他の変速切換え時の出力周波数ｆの1/2の周波数f/2の信
号で、ステップモータ７へ駆動指令を出力するようにな
っている。 【発明の効果】 以上述べてきたように、本発明によれば、変速指示ス
イッチからの信号に基づいてステップモータ駆動用の制
御指令を出力する制御部が、ステップモータへの駆動指
令の出力周波数をそれぞれの変速段に要する駆動トルク
に応じて変化させるようにしたので、変速駆動に要する
最大トルク値に適応するような大容量のステップモータ
を設ける必要はなくなる。 従って、小型のステップモータを使用することにより
価格を低減でき、かつこのステップモータを配設するレ
イアウトの自由度が増大する。
ン）車の変速装置に係り、特に車両の室内に設けた変速
指示スイッチの指示によるマイクロコンピュータ制御に
よってステップモータを駆動しこの駆動力で変速レンジ
の切換えを行うAT車の変速装置に関する。 【従来の技術】 従来のこの種の変速装置としては、変速指示を行うア
ップおよびダウンシフトスイッチのシフト回数を操作信
号として制御部に記憶させ、この制御部の指令によって
上記シフト回数に応じた信号をモータ駆動回路へ入力
し、モータの駆動力によって所望の変速レンジへのシフ
トを行うものがある（実開昭61−14247号公報参照）。 【発明が解決しようとする問題点】 ところで、一般に変速機構の各レンジ間のシフトに要
する駆動力は、全レンジにわたって均一ではなく、例え
ばR,N,D,2,1の各レンジ間はほぼ等しい駆動力で操作で
きるが、ＲよりＰレンジへのシフトの場合は、上記の各
レンジ間の駆動力と比較するとトランスミッション内部
のパーキングロック機構を操作するのでその分駆動力を
要し、約２倍の駆動力を必要とするような変速装置もあ
る。 このために、上述のような従来のAT車の変速装置で
は、各レンジ間のシフトに要する駆動力に差があれば、
それらの最大値の駆動力が得られるモータを備えなけれ
ばならなかった。 本発明は、このような問題点を解消するためになされ
たもので、変速レンジの切換えに要する駆動力と駆動時
間とを総合して勘案し、可能な限り小型（駆動力が小さ
い）のモータを備えるようにしても、十分な機能を有す
るAT車の変速装置を提供することを目的としている。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、変速レンジを指
定する変速指示スイッチと、この変速指示スイッチから
の信号に基づいて所定の制御信号を出力する制御部と、
この制御部の指令によって駆動するステップモータと、
このステップモータに連結し変速レンジを切換える変速
機構とを備えたAT車において、上記制御部は、各変速レ
ンジ間における変速機構の駆動トルク値に応じてステッ
プモータ駆動用の出力周波数を変化させたものである。 【作用】 上記手段の採用により、変速操作用のステップモータ
を駆動する出力周波数は、各変速レンジ間における変速
機構の駆動トルク値に応じて変化し、例えば特定の変速
段において切換えに要するトルクτが高くなると、この
トルクτに反比例して出力周波数が低くなることでステ
ップモータの駆動トルクが増大する。 【実施例】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は本発明の一実施例によるAT車の変速装置の構
成を示すブロック図であり、この図において、符号１は
図示省略したインストルメントパネルに設けられ、運転
者の操作によって変速レンジを選択する変速指示スイッ
チ、12は車速センサ、３はエンジン回転数センサ、４は
ブレーキの作動状態を検知するブレーキセンサ、５はア
クセルの作動（スロットル弁の開度）を検知するアクセ
ルセンサ、６はこれらの各センサ２ないし５および変速
指示スイッチ１からの信号が入力し、所定の演算を行う
制御部で、変速レンジの現ポジション記憶回路6a,変速
指示スイッチ１の信号を受けて指示された変速レンジへ
の信号を発生する切換信号発生回路6b,上記各センサ２
ないし５および現ポジション記憶回路6a,切換信号発生
回路6bからの各信号に基づいて演算を行い、図示省略し
た変速レバーに連結してパルス入力によって作動するス
テップモータ７に対してパルス駆動指令を出力する制御
回路6cを備えている。 次に、上記のように構成された一実施例の動作を、第
２図に示すフローチャートに基づいて説明する。 先ず、運転者の判断によって車両の走行条件に応じて
変速レンジの指示を、インストルメントパネルに設けら
れた変速指示スイッチ１を操作して選択すると（ステッ
プS101）、切換信号発生回路6bがこの選択された変速レ
ンジに切換える信号を出力し（ステップS102）、制御回
路6cへ入力する。この制御回路6cへ入力した信号と、車
速センサなどの各センサ２ないし５からの信号と、上記
変速指示スイッチ１で選択される前の変速レンジを記憶
している現ポジション記憶回路6aよりの信号とが入力す
ると（ステップS103）、制御回路6c内において演算が行
われ（ステップS104）、この演算の結果で得た最適の駆
動指令をステップモータ７に入力し（ステップS105）、
図示省略した変速レバーとリンク等で連結しているステ
ップモータ７を駆動し（ステップS106）、変速指示スイ
ッチ１において指示した変速レンジに切換えるようにな
っている。 上記ステップS106におけるステップモータ７の駆動出
力は、このステップモータ７に連結している変速レバー
を操作するトルク値によって定められているが、例えば
変速レンジR,N,D,2,1間の切換えに要する上記トルク値
はほぼ等しく、ＲポジションよりＰポジションへの切換
えに要するトルク値のみが、上記各レンジ間で要するト
ルク値の約２倍であるような変速機構を操作して駆動す
るような場合、上記R,N,D,2,1の各変速レンジ間におけ
るステップモータ７への制御回路6cへの出力（基準）周
期をＴとし、ＲよりＰレンジへの切換えの時の上記出力
の周期を２倍の2Tとすると、ＲよりＰレンジへの切換え
の場合には他の変速操作時のステップモータ７の回転速
度の1/2となるが、操作トルクが２倍となるので、ステ
ップモータ７の駆動に応じてスムーズに変速機構を操作
できる。 また、上記の場合のようにＲ→Ｐレンジへの変速操作
に他の変速操作の２倍の操作時間を要する場合、Ｐ位置
へ変速するので変速指令を出力してからの動作が他の変
速操作時に比較して緩慢であっても、車両の操縦性にお
いては全く問題にならない。 従って、上記のような変速レンジ切替え時のトルク特
性を有する変速機構をステップモータ７によって駆動す
る変速装置においては、ＲよりＰ位置への変速以外の変
速に要する変速トルクおよび変速時間に適応した定格の
ステップモータ７を備え、変速指示スイッチ１の選択に
よってＲよりＰ位置への変速信号が切替信号回路6bを介
して制御回路6cに入力すると、この制御回路6cにおいて
他の変速切換え時の出力周波数ｆの1/2の周波数f/2の信
号で、ステップモータ７へ駆動指令を出力するようにな
っている。 【発明の効果】 以上述べてきたように、本発明によれば、変速指示ス
イッチからの信号に基づいてステップモータ駆動用の制
御指令を出力する制御部が、ステップモータへの駆動指
令の出力周波数をそれぞれの変速段に要する駆動トルク
に応じて変化させるようにしたので、変速駆動に要する
最大トルク値に適応するような大容量のステップモータ
を設ける必要はなくなる。 従って、小型のステップモータを使用することにより
価格を低減でき、かつこのステップモータを配設するレ
イアウトの自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例によるAT車の変速装置の構成
を示すブロック図、第２図はその動作を説明するための
フローチャート図である。 １……変速指示スイッチ、４……ブレーキセンサ、５…
…アクセルセンサ、６……制御部、７……ステップモー
タ。
を示すブロック図、第２図はその動作を説明するための
フローチャート図である。 １……変速指示スイッチ、４……ブレーキセンサ、５…
…アクセルセンサ、６……制御部、７……ステップモー
タ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．変速レンジを指定する変速指示スイッチと、この変
速指示スイッチからの信号に基づいて所定の制御信号を
出力する制御部と、この制御部の指令によって駆動する
ステップモータと、このステップモータに連結し変速レ
ンジを切換える変速機構とを備えたAT車において、 上記制御部は、各変速レンジ間における変速機構の駆動
トルク値に応じてステップモータ駆動用の出力周波数を
変化させるAT車の変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18199987A JP2896380B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Ａｔ車の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18199987A JP2896380B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Ａｔ車の変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6426057A JPS6426057A (en) | 1989-01-27 |
| JP2896380B2 true JP2896380B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16110553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18199987A Expired - Fee Related JP2896380B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Ａｔ車の変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2896380B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0341252A (ja) * | 1989-07-06 | 1991-02-21 | Mazda Motor Corp | 無段変速機を備えた車両の制御装置 |
| JPH03204455A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-06 | Nissan Motor Co Ltd | 無段変速機の製御装置 |
| DE112009005334T5 (de) * | 2009-10-30 | 2012-12-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Schalt-umschaltungssteuerungsvorrichtung eines fahrzeugs |
-
1987
- 1987-07-21 JP JP18199987A patent/JP2896380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6426057A (en) | 1989-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |