JPS62261745A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動変速機の変速制御装置に係り、特に変速パ
ターンを変更できる自動変速機の変速制御装置に関する
。

〔従来の技術］ 従来、例えば実開昭５７−２５２２３７号に示されてい
るように、運転者のセレクトスイッチからの指示により
、自動変速機のマニュアルバルブをモーターで操作し、
モードの切換えを行う装置が提案されているが、自動変
速の変速パターンは自動変速機に予め設定されているも
のに固定され、その変速パターンが適当でないときは運
転者が固定変速モードにより変速を行うより他なかった
。

また、特開昭５９−９７３ｓ１号に示されているように
、標準のパターンが電子制御装置内に内蔵されている電
子制御式自動変速機については、標準の変速パターンを
修正して新しい変速パターンを作成し、このパターンに
より自動変速を行うものが提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、マニュアルバルブ式の自動変速機では、
変速パターンが変速機本体で決定されているので、変速
パターンの変更はできなかった。

本発明の目的は、運転者の好みや車両の走行状態に合う
ように変速パターンを変更できる自動変速機の変速制御
装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明は、自動変速機のマ
ニュアルバルブを駆動するアクチュエータと、スロット
ル開度センサと、車速センサと、車速パターン群を格納
するメモリと、自動変速モードと固定変速モードのうち
いずれか一方の変速モードを選択する変速モード選択手
段と、メモリの中から変速モードに応じて特定の変速パ
ターンを選択する変速パターン選択手段と、スロットル
開度と車速を基に変速パターンに従ってアクチュエータ
の駆動を制御する制御手段と、変速パターンの作成を指
令するパターン作成指令手段と、固定モード時のパター
ン作成指定により固定変速モードでの基本変速パターン
を基にスロットル開度と車速に従って新たな変速パター
ンを作成し、この変速パターンをメモリへ格納させる変
速パターン作成手段と、を含む自動変速機の変速制御装
置を構成したものである。

〔作用〕

固定変速モードを用いて記憶させたいと思う変速ポイン
トで変速を行い、その変速ポイントと自動変速機固有の
変速パターンから新しい変速パターンを作成して、メモ
リに記憶させる。そして、車速とスロットル開度を検出
し、記憶させである変速パターンと照合し変速を行う。

〔発明の実施例〕

第１図に本発明の実施例の全体の構成を示す。

図中１はセレクトスイッチで、スイッチボタンの１．２
が固定変速モードにあたり、Ｄは固定変速モードの３速
と自動変速モードを兼ねる０図中２はメモリ選択スイッ
チであり、このスイッチで電子制御装置４中のメモリ９
に記憶させた変速バタ一ンから特定の変速パターンを１
つ選び出す、３はプログラムスイッチで、このスイッチ
がＯＮ状態のとき固定変速レンジにより行った変速のデ
ータで変速パターンを作成する。５はスロットル開度セ
ンサ、６は車速センサである。７はトランスミッション
で、電子制御装ｓ！４からの信号で駆動されるステッピ
ングモータ８によりマニュアルバルブ１０を操作してモ
ード切換を行う、マニュアルバルブをＤモードの位置に
すると自動変速機に予め設定されている変速パターンで
自動変速が行われる。プログラムスイッチ３をＯＮとし
、メモリ選択スイッチ２で変速パターンを記憶させてお
くメモリ９を選びセレクトスイッチ１の固定変速モード
を用いて、自動変速時に変速させたい変速ポイントで変
速を行うと、後に述べる方法により変速パターンが作成
されメモリ９に記憶される。

この変速パターンで自動変速を行いたいときは、メモリ
選択スイッチ２で変速パターンを選び、セレクトスイッ
チ１を自動変速モードのＤにセットする。電子制御装置
４はスロットル開度センサ５の出力によるスロットル開
度と車速センサ６の出力による車速を検出し、変速パタ
ーンからそのスロットル開度に対応する変速閾値車速を
求め、車速かその閾値になるのを待ち、閾値を越えたら
、ステッピングモータ８を駆動するパルスを出力し。

マニュアルバルブを動かし変速を行う、即ち、車速か１
速の範囲にあるときは、マニュアルバルブは固定変速モ
ードの１速の位置にあり、車速が上がり１速から２速へ
の変速閾値車速を越え２速の範囲に入るとマニュアルバ
ルブを固定変速モードの２速の位置に動かすという操作
を電子制御装置４からの信号で自動的に行うことにより
、新たに作成したパターンによる自動変速が行えること
になる。

次に、変速パターンを作成する方法について述べると、
プログラムスイッチ３をＯＮにして固定変速モードで変
速を行ったときの変速ポイントの車速とスロットル開度
を電子制御装置４に読込み、このデータと基本の変速パ
ターンの比較により比例定数を求め、この比例定数を予
め設定されている変速パターン（以下基本の変速パター
ン）の変速閾値車速に乗じ新しいパターンを作る。第３
図は、第２図の基本パターンを基に、１速から２速への
変速部分だけを抜出したものである。図中の点Ａは運転
者が固定変速モードで変速した変速ポイントとする。第
３図により点Ａのスロットル開度αに対応する基本の変
速パターンでの変速ポイントはＡ′となり、このときの
変速閾値車速はα′となる。この車速α′と点Ａでの車
速αの比α／α′として比例定数が計算される。この比
例定数を基本の変速パターンにおける変速閾値車速に乗
じることにより新しい変速パターンにおける変速閾値車
速が求まり、第４図に示すように新しい変速パターンが
作成される。

ここで、比例定数を求めるためにマイコンに入力される
固定変速レンジを用いた変速時の変速ポイントは１点に
限定されるわけではなく、変速ポイントが２点以上ある
ときは、各点毎に比例定数を求め、それらの平均の値を
新しい変速パターンを求めるための比例定数として用い
る。

第２図では、１→２，２→３，３→２，２→１と４つの
変速閾値があるが、変速閾値車速の変更は各閾値毎に比
例定数を求めて行う、そこで、１→２への変速について
のみ変更を行いたい場合は、固定変速レンジを用いて比
例定数を求めるという操作を１→２への変速についての
み行い、その他の変速閾値は基本の変速パターンとなる
ようにすればよい。

本実施例は、メモリ選択スイッチ２により複数の変速パ
ターン群のうちから特定の変速パターンを選択できるよ
うになっているため、長い山路を登るときや降るときで
も、変速パターンを作ることができると共に、１台の車
を複数の運転者が使用するときでも、各運転者の好みの
変速パターンを作ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、マニュアルバルブ式の自動変速機を使
って、自動変速機固有の変速パターンの他に運転者の好
みや、車両の走行状態に合った変速パターンによる自動
変速が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の構成図、第２図は基本の変速パターン、
第３図は比例定数の求め方の説明図、第４図は、基本の
変速パターンと新しい変速パターンの説明図である。 １・・・セレクトスイッチ、２・・・メモリ選択スイッ
チ、３・・・プログラムスイッチ、４・・・電子制御装
置、７・・・自動変速機、８・・・ステッピングモータ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、自動変速機のマニュアルバルブを駆動するアクチュ
   エータと、スロットル開度センサと、車速センサと、車
   速パターン群を格納するメモリと、自動変速モードと固
   定変速モードのうちいずれか一方の変速モードを選択す
   る変速モード選択手段と、メモリの中から変速モードに
   応じて特定の変速パターンを選択する変速パターン選択
   手段と、スロットル開度と車速を基に変速パターンに従
   つてアクチュエータの駆動を制御する制御手段と、変速
   パターンの作成を指令するパターン作成指令手段と、固
   定モード時のパターン作成指定により固定変速モードで
   の基本変速パターンを基にスロットル開度と車速に従つ
   て新たな変速パターンを作成し、この変速パターンをメ
   モリへ格納させる変速パターン作成手段と、を含むこと
   を特徴とする自動変速機の変速制御装置。