JP2892819B2 - フォントキャッシュ管理方式 - Google Patents

フォントキャッシュ管理方式

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JP2892819B2
JP2892819B2 JP2314605A JP31460590A JP2892819B2 JP 2892819 B2 JP2892819 B2 JP 2892819B2 JP 2314605 A JP2314605 A JP 2314605A JP 31460590 A JP31460590 A JP 31460590A JP 2892819 B2 JP2892819 B2 JP 2892819B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [目次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第14図〜第17図) 発明が解決しようとする課題(第18図〜第20図) 課題を解決するための手段(第1図) 作用(第1図) 実施例 ・全体の構成(第2図) ・フォントキャッシュの構成(第3図) ・フォントキャッシュの検索処理(第4図) ・個々のフォントキャッシュの検索処理(第5図、第6
図) ・優先処理(第7図、第8図) ・フォントフォルト処理(第9図〜第11図) ・二次検索処理(第12図、第13図) 発明の効果 [概要] コンピュータにより、各文字のフォントサイズが異な
るフォントを用いて、表示装置または印刷装置上に文字
を表示または印刷する場合のフォントキャッシュ管理方
式に関し、 可変サイズフォントの最大サイズを制限しなくても、
可変サイズフォントをメモリに無駄なく、効率よく記憶
することができるフォントキャッシュ管理方式を提供す
ることを目的とし、 フォントキャッシュにフォントのサイズに対応させて
複数のフォントキャッシュ領域を設け、フォントをフォ
ントキャッシュに記憶する場合において、該フォントの
サイズを判別し、サイズに応じたフォントキャッシュ領
域にフォントを格納するするように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明はフォントキャッシュ管理方式に係わり、特に
コンピュータにより、各文字のフォントサイズが異なる
フォントを用いて、表示装置または印刷装置上に文字を
表示または印刷する場合のフォントキャッシュ管理方式
に関する。
[従来の技術] 従来、文字を表示したり印刷するシステムでは、一定
の大きさの文字のみの表示あるいは印刷しかできなかっ
た。このようなシステムは第14図に示すような構成とな
り、中央処理装置(CPU)1が主記憶装置2に記憶され
たプログラムに従って、入力装置3等から入力された文
字コードデータを主記憶装置2に記憶し、その文字コー
ドに対応するフォントを主記憶装置2に記憶してあるフ
ォントデータから検索して、そのフォントを表示装置4
に表示し、あるいは印刷装置5で印刷する。この場合、
フォントは通常24×24または16×16位の大きさからなる
ドットイメージのデータである。16×16の場合の例を第
15図に示す。尚、以下では、表示装置と印刷装置につい
ては同一に考えることができるので、表示装置に限って
説明するが、印刷装置については、「表示」を「印刷」
に読み換えればよい。
ところで、文字コードに対応するフォントを主記憶装
置2から検索すると述べたが、実際は、日本語の文字全
てに対応するフォントを主記憶装置2に記憶しておくわ
けにはいかない。なぜならば、日本語の文字数は1万文
字以上あるので、16×16ドットのフォントでも、格納す
るのに、320Kバイト以上要し、主記憶装置を圧迫するか
らである。また明朝体、ゴシック体のような複数の書体
をサポートするには、この容量の2倍、3倍の容量が必
要になることから、この容量の問題は顕著になる。その
ために、フォントキャッシュという技術を利用して主記
憶装置2に一時に記憶するフォント数を少なくしてい
る。
フォントキャッシュ管理は、主記憶装置2上に一定数
のフォントを格納する領域2aを用意し、この領域に使用
頻度の高いフォントを格納する。この領域2aのことをキ
ャッシュあるいはフォントキャッシュという。表示装置
4に表示する文字コードに対応するフォントが、このキ
ャッシュ2aにある場合は、そのフォントを利用して文字
を高速に読み出して表示する。キャッシュ2a上に文字コ
ードに対応するフォントが存在しない場合は、二次記憶
装置(磁気ディジタル装置)6に格納してあるフォント
データを検索してフォントをキャッシュ2aに格納すると
共に、文字を表示する。
第16図及び第17図はかかる様子を図式化した説明図で
ある。第16図は「亜」を表示装置4に表示する場合にお
いて、フォント「亜」がキャッシュ2a内に存在する場合
であり、この場合にはフォント「亜」がキャッシュ2aか
ら読み出されて表示装置4に表示される。第17図は
「娃」を表示装置4に表示する場合において、フォント
「娃」がキャッシュ2a内に存在しない場合であり、この
場合にはフォント「娃」が二次記憶装置6から読み出さ
れてキャッシュ2aに格納されると共に、表示装置4に表
示される。
尚、キャッシュ2aに同時に格納できるフォント数には
制限があるので、既にキャッシュがフォントで一杯の時
にキャッシュ上にない文字を表示したい場合は、キャッ
シュ上のどれか1つのフォントを捨てて、新たに表示す
るフォントをそこに格納する。このように、主記憶装置
2上の少ないメモリに利用して、日本語のような大量の
文字を管理するのがフォントキャッシュ管理である。
[発明が解決しようとする課題] フォントには、固定サイズフォントと可変サイズフォ
ントがある。可変サイズフォントは、CADやデスクトッ
プパブリッシングの世界で必要になってきたフォントで
ある。CADやデスクトップパブリッシングでは、利用者
が意図した大きさの文字を表示することが要求され、こ
のため任意の大きさで文字を表示できるストロークフォ
ント(ベクトルフォント)またはアウトラインフォント
が考案された。ストロークフォントは第18図に示すよう
に、文字が線分から構成されるものとして、その線分の
端点の座標値からなるフォントで、アウトラインフォン
トは、文字を図形の多角形と考えて、多角形を形作る座
標値からなるフォントであり、それぞれ文字が複雑にな
るほど情報数(バイト数)を多く必要とし、総称して可
変サイズフォントと呼ばれている。これらの可変サイズ
フォントは、座標値からできているので、線分や多角形
が任意に座標変換できるため、文字の大きさを任意に調
整でき、しかも回転や傾いた文字を表示させることも容
易であり、今後ますます、利用が期待されるフォントで
ある。
フォントキャッシュ管理は管理するフォントのサイズ
が固定の場合はなんら問題はないが、管理するフォント
のサイズが可変である場合には次のような問題が生じ
る。
すなわち、フォントが固定サイズの場合は、第19図
(a)に示すように該固定フォントサイズを単位として
キャッシュ2aを区分し、順次フォントを無駄なく記憶す
ることができる。しかし、可変サイズフォントの場合
は、キャッシュ領域に格納する全フォントが最大サイズ
である場合を考慮すると、第19図(b)に示すように最
大サイズを単位としてキャッシュ2aを区分し、可変サイ
ズフォントを記憶する必要がある。このため、固定フォ
ントサイズの場合にはキャッシュに無駄となる領域はな
いが、可変フォントサイズの場合には1つのフォントを
格納するのに常に最大サイズを必要とし、キャッシュに
無駄となる領域が多く存在する問題がある。
第20図は、可変サイズフォントであるストロークフォ
ントのサイズ分布図であり、この分布図より明らかなよ
うに殆どのフォントのサイズは最大サイズの半分以下で
ある。このことは、フォントキャッシュ2aとして主記憶
装置2に取った領域の半分以上を無駄にしていることを
意味している。
以上から、逆に可変サイズフォントの最大サイズをあ
まり大きくならないように抑えることが考えられるが、
このためにはフォントの最大サイズが大きくならないよ
うにデザインするしかない。しかし、サイズを制限する
と、美しい文字でなくなってしまう恐れがあるし、利用
者定義文字をサポートしている装置では、利用者が望む
フォントを定義できなくなってしまい実現性がない。
以上から本発明の目的は、可変サイズフォントの最大
サイズを制限しなくても、可変サイズフォントをメモリ
に無駄なく、効率よく記憶することができるフォントキ
ャッシュ管理方式を提供することである。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
13はフォントキャッシュであり、小さいサイズのフォ
ントを記憶する小サイズフォントキャッシュ13aと、大
きいサイズのフォントを記憶する大サイズフォントキャ
ッシュ13bを有している。14は全文字のフォントを記憶
する磁気ディスク装置等の二次記憶装置、21は与えられ
た文字コードに応じたフォントがフォントキャッシュ13
に記憶されている検索するフォントキャッシュ検索部、
22は文字コードのフォントがフォントキャッシュに記憶
されていない場合に二次記憶装置から検索して出力する
二次検索部、23は二次記憶装置から読出されたフォント
のサイズ(バイト数)を判断するフォントサイズ判別部
である。
[作用] フォントキャッシュ13にフォントのサイズに対応させ
て複数のフォントキャッシュ領域、例えば、所定サイズ
以下の小さいフォントを記憶する小サイズフォントキャ
ッシュ13aと、所定サイズ以上の大きいフォント記憶す
る大サイズフォントキャッシュ13bを設ける。
そして、全文字の可変サイズフォントを二次記憶装置
14に記憶すると共に、最新に使用された所定数の可変サ
イズフォントを、サイズに応じてフォントキャッシュ13
の小サイズフォントキャッシュ13a、大サイズフォント
キャッシュ13bに記憶しておく。
かかる状態において所定の文字コードが発生した時、
フォントキャッシュ検索部21は該文字コードのフォント
がフォントキャッシュ13に記憶されているか検索し、記
憶されている場合には、該フォントキャッシュよりフォ
ントを読み出す。
所定文字コードのフォントがフォントキャッシュ13に
記憶されていない場合には、二次検索部22は二次記憶装
置14から該文字コードに応じたフォントを検索して読み
出し、フォントサイズ判別部23は、二次記憶装置から読
出されたフォントのサイズを判別し、所定サイズ以下の
小サイズの場合には小サイズフォントキャッシュ13aに
記憶し、所定サイズ以上の大サイズの場合には大サイズ
フォントキャッシュ13bに記憶する。
このように、フォントキャッシュにフォントのサイズ
に対応させて複数のフォントキャッシュ領域を設け、フ
ォントをフォントキャッシュに記憶する場合において、
該フォントのサイズを判別し、サイズに応じたフォント
キャッシュ領域にフォントを格納するように構成したか
ら、可変サイズフォントの最大サイズを制限しなくて
も、可変サイズフォントをメモリに無駄なく、効率よく
記憶することができる。
又、各フォントキャッシュ領域に最新に使用された順
にフォントを記憶するようにすれば、使用可能性の高い
順に検索でき、所望フォントの検索効率を向上できる。
更に、各フォントキャッシュ領域に、フォント毎に次
のフォントアドレスを指すポインタと、文字コードと、
フォント座標情報を記憶すると共に、空きフォントアド
レスと、最新に使用されたフォントの記憶アドレスと、
最後に使用されたフォントの記憶アドレスを格納するよ
うに構成すれば、容易に検索されたフォントを最も古い
フォントデータと置き換えて記憶でき、しかも容易にフ
ォントキャッシュ領域に最新に使用された順にフォント
を記憶することができる。
[実施例] 全体の構成 第2図は本発明にかかわるシステムの構成図であり、
11は主制御装置(CPU)、12は主記憶装置、13は主記憶
装置内に確保されたフォントキャッシュである。フォン
トキャッシュ13は、所定サイズより小さいサイズのフォ
ントを記憶する小サイズフォントキャッシュ13aと、大
きいサイズのフォントを記憶する大サイズフォントキャ
ッシュ13bを有しており、最新に使用された所定数の可
変サイズフォントが、サイズに応じて小サイズフォント
キャッシュ13a、大サイズフォントキャッシュ13bに記憶
される。
14は全文字のフォントを記憶する磁気ディスク装置等
の二次記憶装置、15は文字コード等各種データを入力す
る入力装置、16はCRT、液晶ディスプレイ等の表示装
置、17は印刷装置、18はバスである。
主制御装置(CPU)11は主記憶装置12に記憶されたプ
ログラムに従って、入力装置13等から入力された文字コ
ードデータを主記憶装置12に記憶し、その文字コードに
対応するフォントがフォントキャッシュ13に格納されて
いる場合には、該フォントキャッシュ13から検索して表
示装置16に表示し、または印刷装置15で印刷する。
又、表示または印刷しようとするフォントがフォント
キャッシュ13に格納されていない場合には、二次記憶装
置14に格納されているフォントを検索して読み出し、該
読み出されたフォントのサイズを判別し、所定サイズ以
下の小サイズの場合には小サイズフォントキャッシュ13
aに格納し、所定サイズ以上の大サイズの場合には大サ
イズフォントキャッシュ13bに格納する(この処理をフ
ォントフォルト処理という)。その後、フォントキャッ
シュ13上に格納されたフォントを使用して表示又印刷を
実行する。
以上では、フォントサイズに応じて大小2つのフォン
トキャッシュを設けた場合であるが、フォントキャッシ
ュは何も2つに限ったわけではなく、サイズに応じて3
つ以上設けてもよい。
フォントキャッシュの構成 フォントキャッシュの検索処理やフォントフォルト処
理等をスムーズに行なうために、本発明では小サイズフ
ォントキャッシュ13a、大サイズフォントキャッシュ13b
を第3図に示すように構成している。
即ち、小サイズ、大サイズの各フォントキャッシュ13
a,13bはそれぞれ、フォントを記憶するフォント記憶領
域13a-1,13b-1と、空きフォントアドレスを格納する空
きフォントアドレス記憶部13a-2,13b-2と、最新に使用
されたフォントを格納する領域のアドレスを格納する最
新先フォントアドレス記憶部13a-3,13b-3と、最後に使
用されたフォントを記憶する領域のアドレスを格納する
最低順位フォントアドレス13a-4,13b-4を有している。
フォント記憶領域13a-1,13b-1には複数のフォントを
最新に使用された順に記憶できるようになっており、1
フォント毎に次のフォントアドレスを指すポインタPN
と、フォントの文字コードCDと、フォント座標情報FIが
記憶される。尚、空きがない場合には空きフォントアド
レス記憶部13a-2,13b-2には0が記憶され、またフォン
トキャッシュに何も記憶されていない場合には最優先フ
ォントアドレス記憶部13a-3,13b-3に0が格納され、更
に最低順位フォントアドレスが示す領域が記憶されるポ
インタ(最も古く使用されたフォントのポインタ)は0
となる。
小サイズフォントキャッシュ13aのフォント記憶領域1
3a-1は所定サイズで区分され、各区域に該サイズ以下の
小サイズのフォント(ポインタPNと、フォントの文字コ
ードCDと、フォント座標情報FI)が記憶される。又、大
サイズフォントキャッシュ13bのフォント記憶領域13b-1
は、最大フォントサイズで区分され、各区域に所定サイ
ズ以上の大サイズを有するフォント(ポインタPNと、フ
ォントの文字コードCDと、フォント座標情報FI)が記憶
される。
フォントキャッシュ検索処理 フォントキャッシュ13全体での検索処理は、個々のフ
ォントキャッシュ13a,13bでの検索処理を順に行ない、
文字コードに対応するフォントが見つかった場合には、
検索処理はそこで終了する。一つのフォントキャッシュ
でフォントが見つからなかった時は、次のフォントキャ
ッシュを検索する。このようにして、すべてのフォント
キャッシュを調べてもフォントが見つからない場合は、
フォントフォルト処理を行なう。
第4図はフォントキャッシュ検索処理の全体の流れ図
である。
文字コードが与えられて該文字コードのフォントが要
求されると、サイズの異なるフォントキャッシュの数
(第2図の例では大小の2つのフォントキャッシュがあ
るから2)をnとして設定する(ステップ101)。
ついで、n>0か判断し(ステップ102)、n=0の
場合にはフォントキャッシュには該当フォントが存在し
ないからフォントフォルトルーチンを実行する(ステッ
プ103)。
一方、n>0であれば、個々のフォントキャッシュ検
索ルーチンを実行して、n番目のフォントキャッシュ
(大サイズフォントキャッシュを1番目、小サイズフォ
ントキャッシュを2番目とする)について個々のフォン
トキャッシュの検索処理を行なう(ステップ104)。
個々のフォントキャッシュ検索ルーチンの実行によ
り、n番目のフォントキャッシュでフォントが見つかっ
た監視し(ステップ105)、見つかれば、処理を終了
し、見つからなければnをカウントダウン(n=n−
1)し(ステップ106)、以後該当フォントが見つかる
まで、あるいはn=0となるまでステップ102以降の処
理を繰り返す。
個々のフォントキャッシュ検索処理 第5図は個々のフォントキャッシュの検索処理の流れ
図、第6図はその説明図である。
個々のフォントキャッシュ検索処理においては、記憶
部13a-3に記憶されている最優先フォントアドレスを参
照し、該アドレスが0かチェックする(ステップ20
1)。0であれば、n番目のフォントキャッシュにはま
だフォントが記憶されていないと判断し(ステップ20
2)、第4図のステップ105に戻り、以降の処理を行な
う。
一方、最優先フォントアドレスが0でない場合には、
該アドレスが示す領域からフォントの文字コードCDを読
み出し(ステップ203)、該フォントの文字コードが検
索している文字の文字コードと一致するかチェックし
(ステップ204)、一致する場合には検索されたフォン
トの検索順位を最優先にするための優先処理ルーチンを
実行する(ステップ205)。
ステップ204において、一致しない場合には、ポイン
タが示すフォントアドレスが0であるかチェックし(ス
テップ206)、0であれば参照しているフォントが最後
のフォントであり、従ってn番目のフォントキャッシュ
には該当フォントが存在しないものと判定して(ステッ
プ207)、第4図におけるステップ105に戻り、以降の処
理を行なう。ポインタが示すフォントアドレスが0でな
ければ、該フォントアドレスの領域より次のフォントの
文字コードを読み出し(ステップ208)、以後ステップ2
04以降の処理を繰り返す。以上により、第6図(a)、
(b)の符号(イ)、(ロ)あるいは(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)・・の順にフォントの文字コードが検索
文字コードと一致しているかのチェックが行なわれる。
優先処理 第7図は優先処理の流れ図、第8図は優先処理の説明
図である。
個々のフォントキャッシュ検索処理ルーチン(第5
図)において、検索文字コードと一致するコードを有す
るフォントが見つかれば、該フォントの検索順位を最優
先にする必要がある。即ち、各フォントのポインタを、
最新に使用された順に更新する必要がある(優先処
理)。以上から、検索文字コードと一致するコードを有
するフォントが見つかれば、以下の優先処理が行なわれ
る。尚、優先順位を最優先に変更するフォントが記憶さ
れている領域のアドレスをA1、アドレスA1を指している
ポインタを記憶する領域のアドレスをA0、アドレスA1の
ポインタが指しているアドレスをA2とする。
検索文字コードと一致するコードを有するフォントが
見つかれば、該フォントが記憶されている領域のアドレ
スA1が最低順次フォントアドレスであるか判断し(ステ
ップ301)、最低順位フォントアドレスでなければ、最
優先フォントアドレス記憶部13a-3に記憶されている最
優先フォントアドレスを退避する(ステップ302)。
ついで、前記検索文字コードのフォントが記憶されて
いた領域を示しアドレスA1を最優先フォントアドレス記
憶部13a-3に記憶する(ステップ303)。
しかる後、アドレスA1を指しているポインタ(アドレ
スA0の領域に記憶されているポインタ)を、アドレスA1
の領域に記憶されているポインタ(A2)に変更し(ステ
ップ304)、ついでアドレスA1のポインタを前記退避し
てある値に変更する(ステップ305)。
第8図ではフォント「い」が検索された場合の優先処
理後のポインタと最優先フォントアドレスの変化の様子
を示している。
一方、第7図のステップ301において、検索文字コー
ドのフォントが記憶されていた領域を示すアドレスA1が
最低順位フォントアドレスであれば、最優先フォントア
ドレス記憶部13a-3に記憶されている最優先フォントア
ドレスを退避する(ステップ306)。
ついで、アドレスA1を最優先フォントアドレス記憶部
13a-3に記憶する(ステップ307)。
しかる後、最低順位フォントアドレス記憶部13a-4
に、アドレスA1を指しているポインタを記憶する領域の
アドレスA0を格納すると共に(ステップ308)、アドレ
スA0のポインタを0にする(ステップ309)。
ついで、アドレスA1のポインタを前記退避してある値
に変更する(ステップ310)。
フォントフォルト処理 第9図はフォントフォルト処理の流れ図である。
フォントキャッシュに検索文字コードに応じたフォン
トが存在しない場合には、該フォントを二次記憶装置14
から読出し、読み出されたフォントのサイズを判別し、
所定サイズ以下の小サイズの場合には小サイズフォント
キャッシュ13aに格納し、所定サイズ以上の大サイズの
場合には大サイズフォントキャッシュ13bに格納する処
理(フォントフォルト処理)が実行される。即ち、 フォントキャッシュに検索文字コードに応じたフォン
トが存在しない場合には、二次記憶装置14から文字コー
ドに対応するフォントを検査する二次検索処理ルーチン
を実行する(ステップ401)。尚、二次記憶装置14には
全てのフォントが格納されているから、対応するフォン
トは必ず見つかる。
検索文字コードに対応するフォントが見つかれば、そ
のサイズ(バイト数)を判別し、該サイズが予め定めら
れた所定サイズより大きいかチェックし、所定サイズ以
下の場合には小サイズフォントキャッシュ13aに格納す
るものとし、また所定サイズ以上の大サイズの場合には
大サイズフォントキャッシュ13bに格納するものとする
(ステップ402)。
フォントを格納するフォントキャッシュが決定される
と、該フォントキャッシュに空きがあるかチェックする
(ステップ403)。実際には、空きフォントアドレスが
0であるかチェックし、0であれば空きなし、0でなけ
れば空きありと判断する。
空きが存在する場合には、空きフォントアドレスが指
す領域にフォントを格納すると共に、空きアドレスを次
に進め(ステップ404、405)、以後第7図の優先処理ル
ーチンを実行し、格納したフォントの検索順位を最優先
にすると共に、各フォントのポインタを最新に使用され
た順に更新する(ステップ406)。
そして、優先順位処理が終了すれば、二次記憶検索処
理ルーチンでオープンしたフォントパターンファイルを
クローズし(ステップ407)、全検索処理を終了する。
第10図は空きがある場合のフォントフォルト処理の説
明図であり、フォント「い」が新たに検索された場合で
ある。空きフォントアドレスは次の空きアドレスを示す
ようになり、又最優先フォントアドレスは新たに検索さ
れたフォント「い」が記憶される領域のアドレスとな
り、新たに検索されたフォントと「い」のポインタはそ
れまでの最優先フォント「あ」を格納する領域のアドレ
スとなる。
一方、第9図のステップ403において、フォントキャ
ッシュに空きがない場合には、フォントキャッシュ内の
フォントが最も古く検索された文字の領域に、二次記憶
装置14から検索されたフォントを記憶する(ステップス
テップ407)。即ち、最低順位フォントアドレスが示す
領域に検索されたフォントを記憶する。
しかる後、優先処理ルーチンを実行し、格納したフォ
ントの検索順位を最優先にすると共に、各フォントのポ
インタを最新に使用された順に更新し、フォントパター
ンファイルをクローズして(ステップ406,407)、全検
索処理を終了する。
第11図は空きがない場合のフォントフォルト処理の説
明図であり、フォント「お」が新たに検索された場合で
ある。最も古く検索されたフォント「あ」の領域に新た
に検索されたフォント「お」が格納され、最優先フォン
トアドレスは該フォント「お」が記憶される領域のアド
レスとなり、最低順位アドレスはフォント「あ」を指し
ていたフォント「い」を記憶する領域のアドレスとな
り、該フォント「い」のポインタは0となり、又新たに
検索されたフォント「お」のポインタはそれまでの最優
先フォント「え」を格納する領域のアドレスとなる。
二次検索処理 第12図は二次検索処理の流れ図であり、第13図は二次
記憶装置におけるファイル構成図である。
二次記憶装置14のフォントフォルトには第13図に示す
ように、フォントパターンファイルFPFとフォントイン
デックスファイルFIFがある。フォントパターンファイ
ルFPFはフォントデータをコード順に格納したファイル
であり、フォントインデックスファイルFIFはコード順
に各フォントデータのフォントパターンファイルFPF内
のオフセット(フォントパターンファイルの先頭から何
バイト目にフォントデータでがあるかを示す)を格納し
たファイルである。
二次検索に際しては、まずフォントインデックスファ
イルFIFをオープンし(ステップ501)、ついで、文字コ
ードとオフセット値のサイズから文字コードに対応する
オフセットが格納してある位置を計算する(ステップ50
2)。文字コード(2バイトコード)が0〜65535の値と
るとして、オフセット値のサイズを4バイトとすると、
文字コードのオフセットが格納してある位置は次式で定
まる。
フォントインデックスファイル内の先頭からのバイト
数=文字コード×オフセット値のサイズ フォントインデックスファイル内の先頭からのバイト
数が求まれば、フォントインデックスファイルFIFを該
バイト数分シークし、オフセットを読み出す(ステップ
503、504)。
ついで、フォントインデックスファイルFIFをクロー
ズし、代わってフォントパターンファイルFPFをオープ
ンする(ステップ505、506)。
フォントパターンファイルFPFをオープン後、ステッ
プ504で読み取ったオフセット分シークし、フォントデ
ータを読み出し(ステップ507)、フォントフォルト処
理(第9図)のステップ402にリターンする。
以上では、小サイズフォントキャッシュと大サイズフ
ォントキャッシュの2つを設けた場合であるが、適当に
境界のサイズを設定して3以上設けるように構成しても
よい。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請
求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可
能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
[発明の効果] 以上本発明によれば、フォントキャッシュにフォント
のサイズに対応させて複数のフォントキャッシュ領域を
設け、フォントをフォントキャッシュに記憶する場合に
おいて、該フォントのサイズを判別し、サイズに応じた
フォントキャッシュ領域にフォントを格納するように構
成したから、可変サイズフォントの最大サイズを制限し
なくても、可変サイズフォントをメモリに無駄なく、効
率よく記憶することができる。
又本発明によれば、各フォントキャッシュ領域に最新
に使用された順にフォントを記憶するようにしたから、
使用可能性の高い順に検索でき、所望フォントの検索効
率を向上できる。
更に本発明によれば、各フォントキャッシュ領域に、
フォント毎に次のフォントアドレスを指すポインタと、
文字コードと、フォント座標情報を記憶すると共に、空
きフォントアドレスと、最優先フォントアドレスと、最
低順位フォントアドレスを記憶するように構成したか
ら、容易に検索されたフォントを最も古いフォントデー
タと置き換えて記憶でき、しかも容易にフォントキャッ
シュ領域に最新に使用された順にフォントを記憶するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理図、 第2図は本発明に係わるシステムの構成図、 第3図はフォントキャッシュの構成図、 第4図はフォントキャッシュ検索処理の全体の流れ図、 第5図は個々のフォントキャッシュ検索処理の流れ図、 第6図は個々のフォントキャッシュ検索処理の説明図、 第7図は優先処理の流れ図、 第8図は優先処理の説明図、 第9図はフォントフォルト処理の流れ図、 第10図は空きがある場合のフォント処理の説明図、 第11図は空きがある場合のフォント処理の説明図、 第12図は二次記憶検索処理の流れ図、 第13図は二次記憶検索装置におけるファイル構成図、 第14図は従来のシステム構成図、 第15図はフォントイメージ説明図、 第16図はキャッシュに該当フォントがある場合のフォン
トキャッシュ管理の説明図、 第17図はキャッシュに該当フォントがない場合のフォン
トキャッシュ管理の説明図、 第18図はストロークフォントの説明図、 第19図はキャッシュへのフォント記憶情報説明図、 第20図はストロークフォントのサイズ分布図である。 13……フォントキャッシュ 13a……小サイズフォントキャッシュ 13b……大サイズフォントキャッシュ 14……二次記憶装置 21……フォントキャッシュ検索部 22……二次検索部 23……フォントサイズ判別部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォントの個々の大きさが固定でない可変
    サイズフォントを二次記憶装置に記憶すると共に、最近
    使用された所定数の可変サイズフォントをフォントキャ
    ッシュに記憶しておき、所定の文字コードが発生した
    時、該文字コードのフォントがフォントキャッシュに記
    憶されているか調べ、フォントキャッシュに記憶されて
    いる場合には、該フォントキャッシュよりフォントを読
    み出し、記憶されていない場合には、二次記憶装置から
    前記文字コードに応じたフォントを読み出すと共に、フ
    ォントキャッシュに記憶するフォントキャッシュ管理方
    式において、 フォントキャッシュにフォントのサイズに対応させて複
    数のフォントキャッシュ領域を設け、 フォントをフォントキャッシュに記憶する場合におい
    て、該フォントのサイズを判別し、 サイズに応じたフォントキャッシュ領域にフォントを格
    納することを特徴とするフォントキャッシュ管理方式。
  2. 【請求項2】各フォントキャッシュ領域に、フォント毎
    に次のフォントアドレスを指すポインタと、文字コード
    と、フォント座標情報を格納すると共に、空きフォント
    アドレスと、最新に使用されたフォントを記憶している
    領域のアドレスと、最後に使用されたフォントを記憶す
    る領域のアドレスを格納することを特徴とする請求項1
    記載のフォントキャッシュ管理方式。
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