JPH01191270A - 図形編集装置 - Google Patents

図形編集装置

Info

Publication number
JPH01191270A
JPH01191270A JP1438388A JP1438388A JPH01191270A JP H01191270 A JPH01191270 A JP H01191270A JP 1438388 A JP1438388 A JP 1438388A JP 1438388 A JP1438388 A JP 1438388A JP H01191270 A JPH01191270 A JP H01191270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
graphic information
tree
graphic
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1438388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2686758B2 (ja
Inventor
Yasushi Morita
靖 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
Priority to JP63014383A priority Critical patent/JP2686758B2/ja
Publication of JPH01191270A publication Critical patent/JPH01191270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2686758B2 publication Critical patent/JP2686758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グラフィックス・システムにおける一般的な
図形編集部量に係り、特に大量の図形情報の拡大・縮小
表示出力や、各図形の拡大・縮小・移動・複写・削除等
を高速に行うのに好適な図形編集装置に関する。
(従来の技術) 各省庁・官庁等をはじめとして一般企業においても、住
宅地図等の大量の図形情報を、原図等に1つ1つ手書き
によって記入修正したり、保存したりする従来の方法に
代って、グラフィック・デイスプレィイを用いて作画、
編集を行い、ブロックやLBP (レーザm−ビーム・
プリンタ)等を用いて出図する、図形編集用電子計算機
システムが導入されつつある。
このようなグラフィックス・システム(図形編集方式)
を実現するために、グラフィック・デイスプレィをはじ
めとする各ハードウェアは、図形情報が出力可能範囲(
例えば、グラフィック・デイスプレィであれば、1画面
分に相当するフレーム・バッファの容量)を超えた場合
には、出力図形情報をクリッピングしてその範囲内に収
まるように出力する機能を有している。
例えば、1管(画)面に描画した図形情報を拡大して表
示し、画面上で図形情報を編集するような場合、全図形
情報に対して拡大座標変換を行って出力したとしても、
1管面分にクリッピングして1画面上に正しく (誤動
作なしに)表示できるようになっている。
また、グラフィック・デイスプレィを用いて、会話形式
で図形情報の移動等の編集操作を実現するために、例え
ば特開昭62−57078号公報に示すような方式を用
い、マウス等で指示された座標をもとに、全図形情報を
検索して編集対象の図形情報をビックする方式がある。
ビックされた図形情報は、ブリンク等を施してデイスプ
レィに再表示され、各編集の可否を操作者に問い合わせ
る。例えば、移動の実行が操作者により指示された場合
は、ブリンクされた図形を管面色(地色)等で上書き描
画することによって当該図形を消去する。
消去図形が管面色以外の図形色部分に重なっている場合
には、前記消去によって、その部分に歯抜は部を生ずる
。この歯抜は部を修復するためには、消去後に、例えば
特開昭60−173677号公報に示されるように、消
去された図形により管面色にて上書きされた図形情報を
、全図形情報より検索し、前記消去図形の一部を前記歯
抜は部のみに、当該部分の色で再表示する。このように
して、歯抜けとなった表示画面を修復した後、ピ。
ツクされた図形を移動先に表示すれば、移動操作を完了
する。
(発明が解決しようとする課8) しかしながら、かかる従来の図形編集方式においては、
次のような問題が発生する。
1点目は、図形情報を表示、出図する際に発生するもの
で、大量の図形情報の一部しか表示、出図の対象とはな
らない場合でも、全図形情報を処理した後に出力しなけ
ればならないために、表示、出力時間7<非常に遅くな
ることである。
2点目は、図形情報を会話形式で編集する際に発生する
もので、図形のビック、消去、移動後の修復のために、
全図形情報を検索する必要があるために、検索時間が長
《なって応答性が悪く、誤操作の原因ともなることであ
る。
3点目は、上記の各問題点の故に、応答性を確保するた
めには、大量の図形情報を一元的に管理したり、編集し
たりすることができないので、少量(適当量)の図形情
報ファイルに分割して、個々に編集せざるを得ず、この
ため、特に分割境界にまたがるような図形情報などは、
複数の図形情報ファイル等に格納されるため、該図形情
報を変更する場合は、複数の図形情報として編集を複数
回行うことが必要となることである。
4点目も、3点目と同様の理由により、分割した図形情
報単位の表示、出力しかできないために、これらを統合
して連続した表示、出力を行うことは、非常に難しい。
このように、従来の図形編集方式では、大量の図形情報
を一括して取扱おうとすれば、膨大な時間がかかり、応
答性に劣るため、操作者に対しては極めて不便になる。
一方、応答性を確保するために、図形情報を分割して取
扱えば、図形情報の編集時には極めて繁雑な作業を強い
られ、視認性の良い図形情報の出力ができないという問
題があった。
本発明の目的は、このような従来方式の問題点を解決し
、操作者に対する応答性と、情報の一元管理・編集及び
視認性の良い図形情報の出力などが全て満足される図形
編集方式を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明では、膨大な図形情報を検索するために、図形情
報を囲み、それに外接する矩形座標(矩形の対角頂点、
例えば矩形の左下、右上頂点の座標)を保持し、その座
標を基準として各々優先順位を付けた複数のノード(そ
れぞれが1つの図形情報に対応)によって構成されたバ
イナリ・ツリーを導入し、このバイナリ・ツリーをもと
に図形情報を検索する。
検索に際しては、全てのツリー・ノードを探索するので
はなく、ノードの優先順に従った探索を行う。優先順位
を示すキーとしては、図形情報を囲む矩形座標のうち、
X座標のペアー、またはX座標のペアーを用いる。
さらに各ノードには、図形情報の存在する区間座標が対
応している。以下に、その構造を定義する。
k  (n) 、 k2(n) : ■ ノードnのX座標、またはX座標のペアー。
ただし、k  (n) ≦k2(ロ) ■ α、β: ノードに対応した区間 a: ノード b: ノードaの左ノード C: ノードaの右ノード 上記のような定義の下では、本発明のバイナリ・ツリー
の各ノードは以下の条件を満足する。
■)ノードaに対して、 k  (a)≦k  (b)、 k  (a)≦k l
 (c)1    1     l。
α≦k 2 (a)≦β 2)ノードbに対して、 α≦k2(b)≦(α+β)/2 3)ノードCに対し くα+β)/2<k2(e)≦β 上記の条件を、本ツリーの全てのノードに対して再帰的
に適用することにより、バイナリ・ツリーが構成できる
ものである。
本構造に従って、ノードの探索を行い、検索する必要の
ないサブツリーをチエツクすることにより、不要な検索
を行なわず、目的の図形情報を高速に確定し得る。もの
である。
(作用) 図形情報の検索に際しては、前述のバイナリ・ツリー構
造を用い、不必要な情報を検索しないことにより、目的
の図形情報を高速にアクセスできる。
(実施例) 以下、本発明の1実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明による図形情報の構成を示すもので、
同図(A)はバイナリ・ツリーの1例を示す図、同図(
B)は前記バイナリ・ツリーで表わされる具体的な図形
情報群の1例を示す図である。第2図は、本発明を実施
するシステム構成例である。
はじめに、本発明による会話形図形編集装置の概略構成
について、第2図を参照して述べる。
本発明の図形編集装置への図形情報の入力は、グラフィ
ック・デイスプレィ11やキーボード12等を使用して
、電子計算機13に格納された会話形式図形編集プログ
ラムを起動し、種々の情報の入力は、プログラムと会話
しながら、マウス14、ライトベン15.デジタイザ1
6.キーボード12等の各種入力機器(座標入力手段)
を用いて行う。20はバッチ型入力装置である。
起動されたプログラムは、操作者の指示にしたがった図
形情報(例えば、日立重大みが町1丁目の住宅地図)を
、グラフィック・デイスプレィ11に表示する。
表示の際は、2次記憶装置17に格納された全図形情報
(日立型全住宅地図)を読み出し、指示のあった図形情
報(大みか1丁目)を検索し、適当な座標変換(拡大・
縮小及びハードウェアの座標系への変換)を施し、グラ
フィック・デイスプレィ11に出力する。
操作者は目的の画面が表示されると、本プログ−ラムと
会話形式で、各種の入力機器を用いて指示を与えること
により、図形情報の編集(新しい住宅の追加及び、取り
壊された住宅の削除等)を行う。
例えば、新たな線分を描画する場合には、マウス14を
用いて、グラフィック・デイスプレィ11上で、所望の
始点および終点をクリックすると、所望の直線が追加表
示される。また、既に表示されている線分の近傍をクリ
ックすることによって、その線分をビックし、前記線分
を削除したり、あるいは、さらに他の位置をクリックす
ることによって、その線分を移動したりする。
プログラムは、各編集操作に従って、図形をグラフィッ
ク・デイスプレィ11に表示したり、図形情報の更新を
行なったりする。操作者より編集終了の指示があった場
合、プログラムは更新された図形情報を2次記憶装置1
7に格納して停止する。
また、2次記憶装置17に格納した情報の中から、操作
者の指示に従って、(例えば日立重大みか1丁目の住宅
地図)を、LBP18やブロック19に選択的に出力す
る機能も有している。
続いて、本、システムの図形情報の構成について述べる
第1図(A)は本発明によるバイナリ・ツリー(以下、
ツリーと略する)1の構造例を示し、同図(B)はこの
ツリーで表わされる図形情報2の1例を図示したもので
ある。
ここで、ツリーの各ノード3はそれぞれ、個々の図形情
報4に対応付けられている(ノード3に含まれる情報に
ついては、後述する)。その対応関係は、各ノードの左
(または右)上に記された九枠付数字5と、個々の図形
情報の左上に記された丸枠付数字6によって示されてい
る。
ツリーの構造は、個々の図形情報に外接する矩形7の1
対角線の左下、右上のX座標(以下、x  (i) 、
 x2(1)  : i−1,2,3・・・等と略すす る)と、各ノードに対応付けられたX座標の区間8に従
っている。なおここでは、説明を簡単にするため、全図
形情報の持つ座標空間は、第1図(B)に示したように
、[0,Nl / [0,M]の整数座標に正規化され
ているものとする。
ツリーのルート・ノード9は、区間[0,Nlに右上座
標X2(1)が含まれている複数の図形情報(すなわち
、第1図(B)に示された各図形)の中で最小の左下座
標xt(1)を持つ図形情報(第1図の例では、折線図
形)が対応する。
ルート・ノード9の左ノード(バイナリ・ツリーで左側
へ分岐した子ノード)は、区間[0,N/2]にXz(
j)(ただしj≠iが含まれているものの中で、最小の
Xl(j)(ただし、j#i)を持つ図形情報(第1図
の例では、菱形図形)が対応し、また右ノード(バイナ
リ・ツリーで右側へ分岐した子ノード)は、区間[N/
2+1.NlにXz (k)  (ただしkit)が含
まれている中で最小のx 1(k)  (ただし、k≠
i)を持つ図形情報(第1図の例では、矩形図形)が対
応する。
以上の説明から分るように、本ツリー構造の一般的定義
はつぎのようになる。
(1)あるサブツリーのルート・ノードは、区間[α、
βコにXz(1)が含まれており、最小のxt(1)を
持つ図形情報が対応する。
(2)前記ルート・ノードの左ノードは、区間[α、(
α+β)/2]にXz(j)(j=Pi)が含まれてい
るものの中で、最小のXI(j)(j≠i)を持つ図形
情報が対応する。
(3)その右ノードは、区間[(α+β)/2+1゜β
]にx2(k)(k≠i)が含まれているものの中で、
最小のx 1(k)  (k≠i)を持つ図形情報が対
応する。
上記の定義を全てのサブツリーが満足するように、第1
図(B)の全図形に順次繰り返し適用して構成したもの
が、第1図(A)のバイナリ・ツリーである。なお、ル
ート・ノードを子ノードとして持つノード10は、ツリ
ー操作(例えば、第1図において、ルートノード9を削
除するような操作を容易にするためのダミーノードであ
る。
ツリーの各ノードは、第1図(A)にも示したように、
当該図形情報を保持するためのポインタと、当該図形を
囲んで外接する矩形の左上、右下の座標、及び図形情報
へのポインタ(例えば、メモリの先頭アドレス、データ
長)、左または右の子ノードへのポインタ等を保持して
いる。また、出力結果として、図形が描画順序に依存す
るような場合は、ノードを描画類に連結した双方向のポ
インタ等をも保持することができる。
次に、本発明の全体的な動作を説明する前に、まず、動
作の中心となるバイナリ・ツリーを用いた図形情報の検
索、図形情報の追加、削除の手順につき、ツリートラバ
ースとノード操作を重点にして説明する。なお、これら
の操作手順を、第1図の具体的なバイナリ・ツリーに適
用する例については、後で説明する。
まず、第4図に示すフローチャートを参照して、バイナ
リ・ツリーの構造に従った図形情報の検索について述べ
る。
グラフィック・デイスプレィに表示すべき範囲を、第1
3図に示したように、領域30 [0,NlX [0,
M]上(例えば、日立型全体の地図)の[X  Y ]
×[X2.Y2コの範囲32(例1″  1 えば、大みか1丁目のが含まれる範囲)とする。
即ち、表示しようとしている図形情報の全て、または一
部が[X  Y ]×[X2.Y2コの1 ″   1 範囲にあるもの(第13図において、符号34゜36で
あられされたもの)を、全図形情報の中から検索するも
のとする。
検索時のツリートラバース(探索)は、与えられた前記
座標x1.y1.x、、、y2を基準とし、各図形情報
を囲む矩形領域の座標をこれと比較して行う。また、ツ
リートラバースは、当該ツリーのルート・ノードより行
なう。たどったノード(現在検索中のノード)をn(4
01)とし、ノードに対応した区間[α、β]を[0,
Nlとする(402)。
つぎに、検索中のノードnが空ノードであるか、換言す
れば、次にたどるべき子ノードを持っているか否かをチ
エツクする(403)。空ノードならば、410の判定
を行ない、空ノードでなければ404の判定を行なう。
ここで、検索対象ノードに対応した図形情報を囲む矩形
領域の左下および右上隅の座標を、第1図(B)のよう
に、(x  (n) 、  y、 (n) l 。
(x  (n)、  y  (n)l とし、さらにx
l(n)≦x  (n) 、  y  (n)≦y2(
n)とする。
また、ツリートラバースは、以下の説明から明らかなよ
うに、深さ優先で行なう。換言すれば、403の判定が
否定で、検索対象ノードに子ノードがある限りツリーを
下方へたどり、たどった順にノードおよび区間をスタッ
ク(後入れ先出し)方式で・記憶する。
バイナリ・ツリーの構成から明らかなように、現在の検
索対象ノードの持つ矩形の左下X座標x1 (n)が出
力範囲の右側(例えば、第13図の矩形38)であれば
(X2くXl(n))、当該ノード以下のサブツリーは
、全て出力範囲外なので、検索しない(404の前半の
条件)。
また、現在のノードに対応する区間[α、β]の終点(
β)が出力範囲の左側(βくXl)であれば、それ以下
のサブツリーは全て左側、すなわち範囲外となるので検
索しない(404の後半の条件)。
前記の判定404で範囲外とされたノード以外のものに
ついては、そのノードの持つ矩形が出力範囲[X  Y
 ]×[X2.Y2]に含ま1′1 れるかどうかを判定する(405)。すなわち、405
の判定が不成立ならば範囲外であり、一方、同判定が成
立するノードは範囲内であるので、出力の対象として保
持する(406)。
続いて、現在の検索対象ノードとその区間[α、β]を
スタック方式でブツシュ(入力)しく407)、[α、
β]の区間計算を行なって、その左のノードにトラバー
スしく408゜409)、判定403へ戻る。
このとき、もし403の判定が成立し、ノードが無く空
ノードであると判定されれば、410でスタックが空か
否かを判定する。スタックが空でないと判定されたとき
は(410) 、スタックをポツプしく411) 、右
のノードにトラバースしく412,413)、判定40
3へ戻り、404以降の判定、操作を繰り返す。判定4
03の結果が肯定でノードが無く (空ノードで)、シ
かも判定410の結果も肯定でスタックも空であるなら
ば、全ての所望ノードについての検索が終了したことに
なるので、処理を停止する。
続いて、第5図に示すフローチャートを参照して、ツリ
ーψノードの生成、追加処理について述べる。n、α、
β*  XrY等は前記検索処理の場合の仮定と同様で
ある。またノード生成動作をより容易に実現するために
、ここではルート・ノードを左に持つダミーのノードよ
り処理を開始するものとする。
新しく挿入すべきノードをnewとし く501) 、ツリーの構造にしたがって各ノードをた
どる。すなわち、Pnをダミーノード(第1図の10)
としく502)、Pnの左ノードをnにセットする(5
03)。inに「左」を示すフラグ値をセットしく50
4) 、区間(α、β)に(0,N)をセットする(5
05)。
つぎの判定506では、nが空ノードか否かをチエツク
し、空ノードでなければ判定507を行なう。この判定
507において、現在の検索対象ノードの矩形の左下X
座標x、(n)が、挿入すべきノードの矩形の左下X座
標x1(new)よりも大きければ、挿入すべき位置は
、現ノードの位置であるので、現在のノードと挿入すべ
きノードの各ポインタを付は替えることにより、両ノー
ドを、交換しく508.509)、現在のノードを挿入
すべきノードとする(510)。
更に、挿入すべきノードの矩形の右上X座標X2(ne
w)が[α、 (α+β)/2]に含まれれば、左のサ
ブツリーに挿入され(512,513〜515) 、そ
うでなければ右のサブツリーに挿入される(512,5
16〜518)。
最後に、挿入すべきノードは、必ずツリーの葉として生
成される(519)ので、その左右の子ノードを空ノー
ドとして(520)処理を終了する。
ツリー・ノード操作処理の他の例として、ノードの削除
処理について、第6図のフローチャートを参照して説明
する。n、α、β’  Xl”1等は、前記仮定と同様
である。また、ダミーのノードより処理を開始すること
も、前述と同様である(602〜605)。
削除すべきノードを前述の検索処理によって検索、確定
し、これをdelとする(601)。
delとされたノードは本ツリーは、前に詳述した定義
と手法に従って構成されているため、ノード生成時と同
様の手法で、その構造に従ってツリーをたどることによ
り(606〜614)、delの位g!1(delの親
ノードPn、左右区別dn)を探索することができる。
delが発見された(606)ならば、delをツリー
より削除する。すなわち、ツリーの構造を保つために、
下記のようにして、delの子(左、右)ノードにより
そのノードを置き換える。
delの右ノードが無い(空ノード)か(616) 、
または、delの左ノードの矩形左下X座標が、右ノー
ドの矩形左下X座標よりも小さい場合(618)は、d
elの左ノードで置き換える。この場合の置き換えは、
delの親ノードにdelの左ノードを接続(626)
L、delの右ノードを左ノードの右ノードとしく62
5,630)、delにdelの左ノードのポインタを
保持させること(629)によって行なう。
また、delの右ノードで置き換える場合(617,6
18)も同様に行なう(619〜624)。
このようにして、削除すべきノードを葉に向って一段一
段置き換えてゆき(615)、!/−ドを削除したとこ
ろで(631) 、この処理はR了する。
つぎに、第1図に示す図形情報をもとに、前述の各編集
操作、すなわち、図形情報の新規生成、追加及び削除の
各操作を通しての、ツリーの状態の経緯を具体的に述べ
る。
まず、図形情報を新たに生成する場合についての例を、
第7図および第5図を参照して述べる。
新規に図形情報を生成する場合は、まず、ダミーのツリ
ー・ノード10を生成しておく (701)。
その後、第1図■の図形情報が操作者により入力(例え
ば、マウス14等で多角形の各頂点をグラフィック・デ
イスプレィ上でクリックすることにより)されたと仮定
すると、その図形情報より外接矩形座標lx  (2)
 、y 1(2) l 。
(x  (2) 、  !/2 (2) lを求めて、
新たなノード3に格納する。
この後、第5図に示すフローチャートに従い、格納した
ノードをnew(−■のノード)としく501)、Pn
を第1図のダミーノード10として(502) 、ツリ
ーの生成を行なう(702)。
この場合は、Pnを(ダミーノード)の左、右のノード
は存在せず、空ノードとなっているため、nには空ノー
ドがセットされ(503)、504〜506の処理後、
直ちにノード挿入処理、Pn(−ダミーノード)の1n
(−左)ノードにnew(−■のノード)をセットしく
519)(703)、newの左、右ノードを“空ノー
ド”にセットする(520)(704)を行なう。以上
で、図形情報■の新規生成を行なう手順は終了する。
次に、前記状態より第1図に示した■、■、■の図形情
報がこの順に人力され、図形情報を追加する場合につい
て、各々第8. 9. 10図を参照して説明する。
■の図形情報が入力されて、外接矩形座標を生成した後
、新たなノードに格納する。この後、第5図に示すフロ
ーチャートと第8図に示す経緯図に従い、■を格納した
ノードをnewとしく501)、Pnを第1図のダミー
ノード10として(502) 、ツリーの生成を行なう
(802)。
この場合は、Pnの左ノードにはルート拳ノード(■の
ノード)がセットされているため、nには■のノードが
セットされる(503)。
504〜505の処理後、nすなわちノード■は空ノー
ドではない(506)ので、xl(new)1−x(3
)l  とxl(n)  (−xl(2)l  とを比
■ 較する(507)。
x l(new) < x 1(n)ではないので、P
nにn(−■のノード)をセットしく511) 、その
後X2(new)と(α+β)/2 (−N/2)を比
較する(512)。x、、 (new)≦(α+β)/
2であるので、nの左のノード(空ノード)をnとしく
513)、[α、β]に[α、(α+β)/2](−[
0,N/2コ)とセットして(514)、inに左を示
すフラグ値をセット(515)する(803)。
続いて、nには空ノードがセットされていることが判る
(506)ので、ノード挿入処理(519,520)を
行なう(804,805)。
ノード挿入後は、描画順を保持するため、■を格納した
ノードに、■のノード・ポインタ(■の次に■が描画さ
れていることを示す。)をセットし、一方、■を格納し
たノードには、■のノード・ポインタ(■の前に■が描
画されていることを示す。)をセットする(806)。
これにより、図形情報を描画順に表示することが可能と
なり、図形情報が重なるような位置に入力され、描画さ
れても、入力した通りに表示することが可能となる。例
えば、赤色に塗りつぶした長方形の上に、白色で文字A
、B、C等と描画し、これらの文字を強調する等のこと
が可能になる。
続いて、■の図形情報を入力した場合のノードの挿入は
、■を入力した場合と同様に、第5図に示すフローチャ
ートと第9図に示す経緯図に従つて行なわれる。
すなわち、■のノードをnewとして (501) 、ダミーのノードよリツリー生成を開始す
る(502〜505)(901,902)。
nは■のノードであり、判定506は不成立であるので
、Xt (new)  f=xl(5) l とXI 
(n)(−x t (2) l  とを比較する(50
7)。
x 、 (new) < x 、 (n)ではないので
、Pnにnを ゛セットしく511) 、  xl(n
ew)  (−xl(5) 1と(α+β)/2 (−
N/2)を比較する(512)。
xl(new) > (α+β)/2、すなわち前記判
定512は否定であるので、nの右ノード(空ノード)
にnをセットしく516)、[α、β]に[(α+β)
/2+1.β]  (−[N/2+1゜N]とセットし
て(517)、inに右を示すフラグ値をセット(51
,8)する(903)。
続いて、nに空ノードがセットされていることが判る(
506)ので、ノード挿入処理(519゜520)を行
なう(904,905)、ノード挿人後は、描画順保持
のためのポインタを生成する。
即ち、■のノードに、■のノード・ポインタを格納する
。その結果、第9図に906で示したように、■には、
■の前の図形情報を示す■のノード・ポインタと、■の
次の図形情報を示す■のノード・ポインタの2つが保持
される。また、■のノードには、■のノード・ポインタ
をセットする(906)。
■の図形情報に対するノードの挿入は、前述した図形情
報■、■の場合と同様に、第5図に示すフローチャート
と第10図に示す経緯図に従って行なわれる。
■のノードをnewとして(501) 、ダミーのノー
ドよりツリー生成を開始する(502〜505)(10
01,1002)、ここで、nは■のノードであるから
空ノードではなく (50B)、x  (nevN=x
t (1)l<xt (n)(−Xl (2)lので(
507)、newの左、右ノードに各々nの左ノード(
■のノード)、右ノード(■のノード)をセットする(
508)(1003)。
この段階では、newの左ノードは■のノード、右ノー
ドには、■のノードがセットされている。
次に、Pn(−ダミーノード)の1re(−左)ノード
にnew(−■のノード)をセットする(509)(1
004)。そして、nとnewとを交換する(510)
(1005)。この場合、nは■のノードとなり、ne
Wは■のノードとなる。
つまり、ツリーの途中の位置にノードが挿入された場合
は、挿入すべきノードを交換して、■や■のノード挿入
時と同様にツリーをたどる。
即ち、Pnにn(−■のノード)をセットし、x 2(
new) [= x 2 (2月≦ (α+β)/2(
−N/2)であるので(512)、nにnの左ノード(
■のノード)、[α、β]に[α、(α+β)/2](
= [0,N/2] ) 、i nに左を示すフラグ値
をセットする(513〜515)(1006)。
更に、同様にして、n (−■のノード)の判定を行な
う(506) 。xl(new)  f=x1(2) 
1<xl(n)  (=x1(3)l であるから(5
07)、new(−■のノード)の左、右ノードにnの
左、右ノード(ともに空ノード)を各々セットしく50
8)  (1007)、Pn  (−■のノード)の1
n(−左)ノードをnewとセットして(509)、n
とnewの交換をする(510)(100g)。ここで
new−■のノード、n−■のノードとなっている。
続いて、Pnにn(−■のノード)をセットする(51
1)(1009) 。X2 (new)(−xl (3
)1≦(α+β)/2 (−N/4)であるため(51
2)、nにnの左ノード(空ノード)を、[α、β]に
[α、(α+β) /2] (−[0,N/4] )を
inに左を示すフラグ値をセットする(513〜515
)(1010)。
nは空ノードであるので(506)、Pn(−■のノー
ド)の1n(−左)ノードに、new(−■のノード)
をセットしく519)(1011) 、nevvの左右
ノードを空ノードにセットする(520)(1012)
上述のツリー生成処理後は、描画順ポインタを、■、■
の入力時と同様の手順で、■のノードと、■のノードに
セットする(1013)。
以上に詳細に述べたように、本発明では、ツリーの生成
時には、ノードごとに2分された枝を、1つのバスしか
通らない。即ち、1つのノード挿入のためには、ツリー
のルートより葉までの一本道しかたどらないため、たど
るノードの数は、全ノード数(すなわち、全図形情報数
)をKとした場合、はぼ10g2にでよいことになる。
従って、全図形情報が100000程度の多数である場
合でも、17回程度(中1 o g 2100000 
)のノード探索で操作を完了することが可能となってい
る。
具体例の最後として、図形情報を削除する場合について
、以下に説明する。
図形情報を削除する場合は、操作者が入力した座標(例
えば、マウス等で削除対象となる図形の近傍を、クリッ
クした位置)をもとに、第4図で示されるツリー探索処
理を用いて、対象図形情報に対、応したツリー・ノード
を確定し、第6図で示されるツリー・ノード削除処理に
て、ノードを削除し、更に図形情報も削除する。
第1図に示されたツリー及び図形情報が記憶されており
、■の図形情報のひし形の右下辺上の座標が、削除対象
として与えられた場合に、■の図形情報を削除するまで
の経緯についての例を、以下に述べる。
まず入力された座標を(x、y)とし、N/4<x≦N
/2であり、かつxl(4)<x<X 2 (4)であ
ると仮定する。更に、εをNに比較して十分小さい数と
して(例えば、N−1024とすればε−8程度)、 X 1−x−ε。
y、−y−ε・ X2閤X+ε。
Y 2 ”’ y+ε・ とする。
これらの条件をもとに、まず第4図に示すフローチャー
トに従い、第1図で示されるツリーをたどる例について
示す。更に、どのようにツリーがたどられるかの軌跡を
、第11図に示す。
第11図において、2重丸のノード■、■、■は、図形
情報が削除対象か否かを検索したノード、1重丸のノー
ド■、■は、ツリートラバースの過程で探索したノード
である。また、三角枠のノード■、■は、探索しないノ
ードである。また、1108は、ノードをたどる順を表
す矢線である。
まず、第4図のフローチャートにおいて、nをルート・
ノード(■のノード)としく401)、[α、β]を[
0,Nl とする(402)。
nはルート・ノードであって空ノードではなく(403
)、Lかもx  >x  (n)  1=xt (1)
1かつXlくβ(−N)であるので(404)、[XY
]×[X2.Y2]と[xl(n) 。
t’    t y  (n) ] X [x2 (n) 、 yl(n
)] (n−1)と■ の領域が重なるか否かの判定を行なう(405)。
これらの領域が重ならないので、スタックにn(−1)
、[α、β](−[0,Nl)をブツシュして保持しく
407)、nにn(−■のノード)の左ノード(■のノ
ード)をセットする(408)。
そして、次のノードに対応する区間をセットするために
、[α、β]に[α、(α+β)/2コ(−[0,N/
2] )をセットして(409)、判定403へ戻る。
n (−■のノード)は空ノードではなく(403) 
、X2 >xt (n)  f−xl(2)lかつXl
くβ(−N/2)であり(404)、[Xl。
Y ] x [X2 、Y2 ]と[、x、 (n) 
、 yl(n)]X [x  (n) 、  3’2 
(n) ]  (n−2)との領域が重なる(405)
ので、nで示されるノードは、検索されたノードである
(406)。
更に同様にしてn、  [α、β]をスタックにブツシ
ュして保持しく407)、nにnの左ノード(■のノー
ド)とにセットしく408)、[α。
β]に[α、(α+β”) /2] (−[0,N/4
] )とした後、再び判定403へ戻る。
n (−■のノード)は空ノードではなく(403)、
Xl〉β(−”N/4)であり(404)、またスタッ
クは空でない(410)ので、スタックをポツプしてノ
ード、区間を取り出しn、[α、β]にセットする(4
11)。この時のnは■のノード、[α、β]は[0,
N/2]である。
nにnの右ノード(■のノード)をセットしく412)
、[α、β]に[(α+β)/2+1゜β]  (−[
N/4+1.N/2コ)をセットする(413)。
更に、判定403へ戻ってツリーをたどる。このときも
n (−■のノード)は空ノードではなく(403) 
、X2>xl(n)  f−x、(4)l がっXlく
β(−N/2) であり(404)、 [Xl。
Yl コ × [X2 、 Y2 コ と [xl  
(n)  、  yl  (n)  コx [x2 (
n) 、  y2(n) ]  (n−4)とは領域が
重ならない(405)。
それ故に、スタックにn、  (α、βコをブツシュし
て保持しく407)、nにnの左ノード(空ノード)を
セットしく408)、[α、β]に[α、 (α+β)
/2]  (−[N/4+1゜(N/4 + 1 +N
/2)/2] )をセットして(409) 、判定40
3へ戻る。
次の判定では、nの空ノードであり(403)、スタッ
クは空でないので(410) 、スタックをポツプして
ノード、区間を取り出し、n、  [α。
βコにセットする(411)。この時のnは■のノード
であり、[α、β]は、 [N/4+1゜(N/4+ 
1 +N/2)/2]である。
rlにnの右ノード(空ノード)をセットしく412)
、[α、β]に[(α+β)/2.β]<−[uJ/4
 + 1 + (N/4 + 1 +N/2) /21
 2+1.  (N/4+1十N/2)/2コ)をセッ
トして(413) 、判定403へ戻る。
この場合も、nは空ノードであり (403)、スタッ
クは空でないので(410) 、更にスタックをポツプ
してノード、区間を取り出し、n、  [α、βコにセ
ットする(411)。この時のnは■のノード、 [α
、β]は[0,N]である。
nをnの右ノード(■ノード)としく412)、[α、
β]を[(α+β)/2+1.β](−[N/2.N]
 ”)とする(413)。その後、判定403へ戻る。
n (−■ノード)は空ノードでなく(403)、X2
 < x t (n)  t−x t (5) l で
あり(404)、スタックは空(410)であるので、
ツリー探索を終了する。
以上の処理によって、削除対象の図形情報は、■のノー
ドに対応したものであることが分る。
ここで、実際に検索されたノードは、下記の通りとなる
■、■、■二対象の図形情報か否かのチエツクを行なっ
たノード。
■、■:  ツリートラバースの過程として検索したノ
ード。
これより、対象の図形情報か否かの検索の為には、ノー
ドごとに2分された枝の、1つのバスしか通らないこと
が分る。即ち、ツリー生成時と同様に、その検索対象の
ノード数は、全ノード数(全図形情報数)をKとした場
合はぼ1 o 1? 2 K程度であることが分る。
従って、従来技術では、全図形情報が、たとえば100
000個あった場合は、同数の100000回図形情報
を検索する必要があったが、本方式では、わずか17回
程度(中log2100000)で済む。これに、ツリ
ートラバースのオーバーヘッド、即ち、ツリートラバー
スの過程羨して検索したノードの個数を加えても、その
検索回数には、大きな開きがあることが判る。
次に、削除対象となった図形情報の■のノードを、ツリ
ーから削除する具体例について、第6図に示されたフロ
ーチャートと第12図の経緯図を参照して説明する。
まず、delを■のノードにセットする(601)(1
201)、Pnを第1図のダミーノード10としく60
2)、nにPnの左ノード(ルート・ノードである■の
ノード)をセットしく603)、dnに「左」を示すフ
ラグ値をセットしく、604)、区間[α、β]に[0
,N]をセットする(605)(1202)。
つぎに、n (−■のノード)はdel(−■のノード
)ではないので(606)、Pnにn (−■のノード
)をセットする(607)。
x  (del)  (−X2 (2) l≦(α+β
)/2(−N/2)であるので判定608は肯定であり
、nにn (−■のノード)の左ノード(−■のノード
)をセットする(6 G 9)。
[α、 β] に [α、  (α+β)/2コ(−[
0゜N/2コ)をセットしく610)、dnに「左」を
示すフラグ値をセットする(611)(1203)。
このとき、n (−■のノード)はdelであり(60
6)、delの左、右ノードはともに空ノードでない(
616〜617)ので、X l (delの左ノード)
  (−x  (3)lとX l (delの右ノード
)1= x t (4) l とを比較する判定618
を実施する。
ここでは、x  (delの左ノード) < x 1(
delの右ノード)であり、判定618が成立するので
、delの右ノード(■のノード)をnにセットしく6
25)  (1204)、Pn (−■のノード)のd
n(左)ノードにdelの左ノード(■のノード)をセ
ットする(626)(1205)。
delの左ノード(■のノード)をPnにセ・ソトL(
627)(1206)、dnに「左」を示すフラグ値を
セットする(628)。delの左、右ノードにPn(
−■のノード)の左、右ノード(ともに空ノード)をセ
ット(629)(1207゜1208) 、Pn  (
−■のノード)の右ノードにn (−■のノード)をセ
ットする(630)。
上述の処理操作を行なうことによりツリー・ノードの再
構成を行なうことができる(1209)。
この後、判定615へ戻るが、このときはdel(−■
のノード)の左、右ノードはともに空ノードとされてい
るので(615)、Pn(−■のノード)のdn(左)
に空ノードをセ・ソトしく631) 、ノードの削除処
理を完了する(1210)。
そしてさらに、描画順序保持のためのポインタを削除す
る。即ち、■の図形情報の直前に人力された図形情報(
この場合は存在しない。)の次には、■の図形情報の直
後に入力された図形情報(■の図形情報)が並ぶように
ポインタをセ・ットし、■の図形情報の直後に入力され
た図形情報(■の図形情報)の前には、■の直前に入力
された図形情報(この場合は存在しない。)が並ぶよう
にポインタをセットする(1211)。
以上で、図形情報の削除を行なう手順は終了する。
以上述べたように、ツリーよりのノード削除はノードご
とに2分された枝を、1つのノくスしか通らない。即ち
、ツリー生成と同様の理由より、そのたどるノード数は
全ノード数(全図形情報数)をKとした場合、はぼlo
g2にであることがわかる。
本システムの会話形図形編集プログラムは、操作者によ
って起動され、図形情報の編集指示を受けた場合、全図
形情報の中から編集範囲の図形情報を前記ツリー探索処
理で高速に検索し、グラフィック・デイスプレィに表示
する。
なお、表示の際、図形情報が重なっており、描画順に表
示図形が依存しているような場合は、検索されたノード
・ポインタを適当な配列に保持し、描画順にソートした
後、表示する。更に、削除による表示画面の修復にも使
用できる。
また、図形を描画するなどして、新たな図形情報の生成
を行う場合は、新たな図形情報に基づいて外接する矩形
座標を演算し、ノード生成処理を用いて図形情報の生成
を行う。
既に生成されている図形情報を削除する場合は、適宜の
手段で、指定された座標近傍の図形情報を、前記ツリー
探索処理を行って、高速に検索する。
この場合は、指定された座標位置を含む小さな矩形(た
とえば、全空間を[0,1024] X[0,1024
] とし、指定座標位置をx、yとした場合、[x−8
,y−8] X [x+8゜y+8]で定義できる)を
用いて、候補図形を検索することができる。
また、更に検索精度を上げるためには、複数の候補図形
に対して指定座標点との間の距離計算を施し、優先順位
を付けることもできる。
この実施例によれば、膨大な図形情報の文型なる検索を
きわめて高速に行うことができ、操作者に対して快適な
編集作業環境を提供できる。
また、LBPやプロッタに対し図形情報を出力する際に
応用できることは明らかであり、膨大な図形情報の中の
任意の範囲を高速に選択、出力することが可能である。
更に、図形情報を会話形式で入力せず、カードやフロッ
ピーディスク等の媒体を通して、大量の図形情報を一括
して人力させることも、ツリー生成時間(人力情報数を
Kとすると、はぼK I o g 2 Kに比例した時
間)が十分に短かいので、可能である。
また、第3図に示すように、2次記憶装置21の容量が
不足しており、ツリーを格納できない場合でも、会話編
集開始時に主記憶上で、ツリー生成プログラム22によ
ってツリーを構成し、編集操作時の応答性を確保するこ
ともできる。
本実施例で説明したツリーの構造は、矩形のX座標に着
目したものであるが1、全図形情報の座標系が[0,N
l X [0,Mlであり、M>>Nの場合は、明らか
に、y座標に着目してツリーを構成すべきである。この
ようにすれば、ツリーのレベルを低く押えることができ
る。また、座標系[0,Nl X [0,Mlを任意の
実数空間に拡張することも可能である。
(発明の効果) 以上述べたところから明らかなように、座標をキーとし
て図形情報を検索し、編集出力させる方式に、バイナリ
・ツリーを導入したことにより、従来では不可能であっ
た高速応答が可能となった。
すなわち、従来の応答時間をkKとした場合、(lc+
に’ )l og2Kに短縮することができる。
ただし、上記においては、Kは図形情報数、kは検索処
理のオーバーヘッド、k′はツリー探索のオーバーヘッ
ドである。
さらに、検索が高速化され、検索に要する時間が短縮さ
れたことにより、大量の図形情報を一元的に管理するこ
とが可能となり、その任意範囲の編集、出力が従来技術
にて確保されていた応答時間とほぼ変りなく確保できる
ことにより、より高度の操作性を持つことができる。
結果的に、グラフィックス・システムとしての性能が、
飛躍的に向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部であるバイナリ・ツリーの構造と
図形情報の概要を示す図、第2.3図は本発明を適用し
たグラフィックス・システムの概略構成例を示すブロッ
ク図、第4図は本発明におけるツリーの探索処理を示す
フローチャート、第5図はツリーの生成処理を示すフロ
ーチャート、第6図はツリーよりノードを削除する処理
を示すフローチャート、第7図はバイナリ・ツリーの新
規作成時におけるツリー構造の変化状態を示す図、第8
〜10図は図面情報の追加に伴うバイナリ・ツリーのノ
ード追加時におけるツリー構造の変化状態を示す図、第
11図はバイナリ・ツリーの探索経路を示す図、第12
図は図面情報の削除に伴うバイナリ・ツリーのノード削
除時におけるツリー構造の変化状態を示す図、第13図
はバイナリ・ツリーを用いた図形情報の探索手順を説明
するための座標系を示す図である。 1・・・ツリーの全体構成、2・・・図形情報の全体構
成、3・・・ツリー・ノード、4・・・図形情、報、7
・・・図形情報を囲む外接矩形、8・・・ルート・ノー
ドに対応した区間[0,Nl、11・・・グラフィック
・デイスプレィ、12・・・キーボード、13・・・電
子計算機、14・・・マウス、15・・・ライトベン、
16・・・デジタイザ、17.21・・・2次記憶装置
、18・・・LBP、19・・・ブロック、20・・・
バッチ型入力装置、22・・・ツリー生成プログラム代
理人 弁理士 平 木 道 人 第1図(妃の2) (B) 第 2 図 第3図 第11   図 第13図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)図形情報を入力し、記憶する手段と、前記図形情
    報を指定された位置に表示する手段と、前記図形情報を
    囲み、これに外接する矩形の1対の対角頂点の座標を各
    図形毎に演算し、記憶する手段と、前記各図形毎の矩形
    の1対の対角頂点の座標に基づいてバイナリ・ツリーを
    生成する手段とを具備したことを特徴とする図形編集装
    置。
  2. (2)前記バイナリ・ツリーは、ルート・ノードおよび
    他のツリー・ノードの集合よりなり、前記ルート・ノー
    ドおよび他のツリー・ノードはその下に接続される右お
    よび左の子ノードを有することを特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項記載の図形編集装置。
  3. (3)前記ルート・ノードは、空ノードであるダミーノ
    ードに接続されることを特徴とする前記特許請求の範囲
    第2項記載の図形編集装置。
  4. (4)前記バイナリ・ツリーの各ノードは、あるノード
    nに対応する矩形の1対の対角頂点座標をk_1(n)
    、k_2(n){ただし、k_1(n)≦k_2(n)
    }、当該ノードnに対応した区間を(α、β)とし、さ
    らに当該ノードをa、その左ノードをb、またその右ノ
    ードをcとしたとき、ノードa、b、cが次の条件を満
    足することを特徴とする前記特許請求の範囲第1ないし
    第3項のいずれかに記載の図形編集装置。 イ)ノードa、 k_1(a)≦k_1(b)、k_1(a)≦k_1(
    c)、α≦k_2(a)≦β、 ロ)ノードb、 α≦k_2(b)≦(α+β)/2、 ハ)ノードc、 (α+β)/2<k_2(c)≦β、
  5. (5)前記バイナリ・ツリーは、図形情報とともに記憶
    されることを特徴とする前記特許請求の範囲第1ないし
    第4項のいずれかに記載の図形編集装置。
  6. (6)前記バイナリ・ツリーは、図形情報とともには記
    憶されず、編集操作開始時に生成されることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1ないし第5項のいずれかに記
    載の図形編集装置。
JP63014383A 1988-01-27 1988-01-27 図形編集装置 Expired - Fee Related JP2686758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63014383A JP2686758B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 図形編集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63014383A JP2686758B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 図形編集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01191270A true JPH01191270A (ja) 1989-08-01
JP2686758B2 JP2686758B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=11859526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63014383A Expired - Fee Related JP2686758B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 図形編集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2686758B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555730B2 (en) 2005-05-12 2009-06-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for arranging graphic assemblies
US7644356B2 (en) 2005-06-10 2010-01-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Constraint-based albuming of graphic elements
US7656543B2 (en) 2004-11-12 2010-02-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Albuming images
US7743322B2 (en) 2003-09-30 2010-06-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automatic photo album page layout
WO2011053602A1 (en) * 2009-10-27 2011-05-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging graphic objects on a page
JP2011160467A (ja) * 2003-09-30 2011-08-18 Hewlett-Packard Development Co Lp エリア内にオブジェクトのセットを配置するレイアウトの方法
US8056013B2 (en) 2005-05-13 2011-11-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for arranging graphic assemblies
US8161384B2 (en) 2009-04-23 2012-04-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging graphic objects on a page with text
US8161377B2 (en) 2005-03-01 2012-04-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging images on pages of an album
US9152292B2 (en) 2009-02-05 2015-10-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image collage authoring

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054073A (ja) * 1983-09-02 1985-03-28 Nec Corp オブジェクト選択装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054073A (ja) * 1983-09-02 1985-03-28 Nec Corp オブジェクト選択装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7743322B2 (en) 2003-09-30 2010-06-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automatic photo album page layout
JP2011160467A (ja) * 2003-09-30 2011-08-18 Hewlett-Packard Development Co Lp エリア内にオブジェクトのセットを配置するレイアウトの方法
US8065627B2 (en) 2003-09-30 2011-11-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Single pass automatic photo album page layout
US7656543B2 (en) 2004-11-12 2010-02-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Albuming images
US8161377B2 (en) 2005-03-01 2012-04-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging images on pages of an album
US7555730B2 (en) 2005-05-12 2009-06-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for arranging graphic assemblies
US8056013B2 (en) 2005-05-13 2011-11-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for arranging graphic assemblies
US7644356B2 (en) 2005-06-10 2010-01-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Constraint-based albuming of graphic elements
US9152292B2 (en) 2009-02-05 2015-10-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image collage authoring
US8161384B2 (en) 2009-04-23 2012-04-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging graphic objects on a page with text
WO2011053602A1 (en) * 2009-10-27 2011-05-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arranging graphic objects on a page

Also Published As

Publication number Publication date
JP2686758B2 (ja) 1997-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9378190B2 (en) Word processor data organization
US5982365A (en) System and methods for interactively generating and testing help systems
JPH03266039A (ja) フリーフォーマットデータリンク処理方式
US20100100807A1 (en) Data processing device, and data processing method
US5469539A (en) Method for abstracting/detailing structuring elements of system specification information
JPH01191270A (ja) 図形編集装置
JPS6037945B2 (ja) 階層木構造のテキストを順序構造で表示する方法
US7930320B2 (en) Apparatus, method, and program for visualizing boolean expressions
JPH05158771A (ja) ファイル管理方法及びシステム
JP2789618B2 (ja) 木構造図作成システム
JP4224131B2 (ja) 文書検索システム
Wiseman et al. Rainbow—a multi‐purpose CAD system
JPH0421229B2 (ja)
JP3020213B2 (ja) 文書処理装置
JPH08166950A (ja) 文書編集装置
JPH0744446A (ja) グループ化情報の関連付け方法
JPH08235191A (ja) 文書検索方法及び文書検索装置
JPH10228492A (ja) Cadシステム
JPH08194706A (ja) 構造化文章作成装置
JPH0365759A (ja) 表の編集処理方式
JP2003114814A (ja) ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法
JPH11184845A (ja) 文書処理装置およびそのプログラム記憶媒体
JPH05290105A (ja) 図形部品管理方式
JPH0233660A (ja) 文書編集装置
JP2002149702A (ja) 木構造情報検索方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees