JPH05290105A - 図形部品管理方式 - Google Patents

図形部品管理方式

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JPH05290105A
JPH05290105A JP4088577A JP8857792A JPH05290105A JP H05290105 A JPH05290105 A JP H05290105A JP 4088577 A JP4088577 A JP 4088577A JP 8857792 A JP8857792 A JP 8857792A JP H05290105 A JPH05290105 A JP H05290105A
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JP
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classification
item
classification item
parts
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JP4088577A
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Toru Takahashi
亨 高橋
Atsuhiko Hirota
敦彦 廣田
Kunihiro Yanagi
邦宏 柳
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多数の図形部品を扱う作画装置において、図形
部品の検索・再利用を容易にする。 【構成】階層的に構成された分類体系に従って図形部品
群を分類・管理し、その分類体系の構成に沿って段階的
に図形部品の検索ができるようにする。また、必要に応
じて図形部品の追加・削除、分類体系の構成の変更等が
できるようにする。 【効果】使いやすさと汎用性とを兼ね備えた図形部品管
理方式が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作画装置、作画機能を
備えたワードプロセサ等の文書作成装置、およびコンピ
ュータ上で動作する作画プログラム等の作画システムに
係わり、特に、これらの作画システムにおいて、あらか
じめ作成・登録された図形部品群を作画時に再利用する
機能である図形部品機能に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な作画システムでは、簡単な操作
で入力できる基本図形をいくつか用意しておき、これら
の基本図形の組合せにより作画を行うようにしている。
しかし、基本図形として提供される図形は汎用性の高い
もの(直線、矩形、円、楕円等)に限られるので、基本
図形だけで全ての要求に直接応えることはできない。
【0003】応用分野によっては、決まった形のパター
ンを繰り返し描かなければならないことがよくあり、こ
れらのパターンを基本図形と同様に容易に入力したいと
いう要求がある。例えばプログラムの流れ図を描く際に
は、処理の開始や終了、入出力処理、条件判断、手続き
呼出し等を示す各種の記号、およびこれらをつなぐ矢印
などが必要になる。また論理図では、AND、OR、N
OT等のゲート種別を表す記号が多数使われる。図形部
品機能は、こうした定型的なパターンの入力を容易にす
るために考案された機能である。
【0004】ここで、図形部品機能の典型的な実現例と
して、当社のワークステーション2050シリーズ用の
作画プログラム「OFIS−SKETCH2」の場合を
見てみることにする。この作画プログラムの場合、利用
者はまず基本図形を組合せて目的の図形を一度作画画面
上に描き、これを「部品登録」コマンドにより登録す
る。部品として登録されている全ての図形は、「部品呼
出し」コマンドを入力することでその形状を一覧表示さ
れるので、この中から必要なものを選択して作画画面に
転記することにより、目的の図形を再入力することがで
きる。
【0005】また、図形部品機能に関する他の公知例と
しては、特開平3−8087号に記載された方式があ
る。この方式では、前記のOFIS−SKETCH2と
は異なり、あらかじめ作成した各種の図形部品にそれぞ
れ固有の名前を付けてデータベースに格納しておく。部
品を呼び出す際には、このデータベースへの問い合わせ
コマンドにより、部品名を直接指定するか、または一覧
表示された部品名のリストから目的の部品を選択するこ
とにより再利用を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】登録された部品数が少
ない間は、上記従来技術のままでも特に不都合は生じな
い。しかし上記従来技術には、図形部品群をその種別に
応じて分類して整理するという概念がないため、ある程
度以上の数の部品を扱わなければならなくなった場合に
問題が生じてくる。
【0007】前記のOFIS−SKETCH2では、全
ての部品は単に登録された順に、一覧表示画面の上に現
れるようになっている。部品数が多くなり、一画面に収
まりきれなくなると、一覧表示画面は複数のページに分
割されるので、部品の検索を行う際には順次ページをめ
くりながら目的の部品を探さなければならない。これで
は、多数の部品の中から目的とする部品を効率よく見つ
けるのは難しい。また、一緒に用いられることの多い部
品群が離れた位置に分散して登録されていたような場合
には、これらの部品が登録されているページ間を頻繁に
行き来しなければならなくなり、作画効率は大きく低下
する。
【0008】前記の特開平3−8087号に記載された
方式の場合でもその事情に大差はなく、部品数の増加に
比例して、利用者が各部品の名前を記憶したり、一覧表
示の中から部品名を的確に選択することは難しくなる。
【0009】作画システムで極めて多くの部品を扱わな
ければならなくなることは実際にあり、応用分野によっ
ては決して珍しいことではない。一例として、鉄道の運
行管理システムで使用する表示画面データを作成する場
合を見てみると、駅構内の監視画面用だけでも、各種の
信号機、入換標識、てこ、発着点、転てつ器、軌道回路
等、数十種類の部品が必要となる。同一の作画システム
を用いて、前記の鉄道運行管理システムや電力系統の制
御システム、水系制御システム等で使用する各種の画面
データを作成しようとすれば、計数百種類の図形部品が
必要となる。
【0010】図形部品群を分類・整理して管理すること
のできない上記従来技術では、このように膨大な数の部
品を必要とする状況において、的確に目的の部品を検索
して作画に利用することはほとんど不可能となる。ま
た、取り扱う部品数が比較的少ない場合であっても、異
なる応用分野で用いる部品間に形状や名称の点でまぎら
わしいものがあれば、誤って不適切な部品を選択してし
まう可能性がある。
【0011】本発明の目的は、多数の図形部品、または
形状や名称の点でまぎらわしい図形部品等を必要とする
状況において、利用者が目的の図形部品を効率よく検索
して再利用することが可能な図形部品管理方式を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の図形部品管理方式では、図形部品群を分類
・配列するための、階層的に構成された分類体系を構築
する手段と、作成された図形部品を該分類体系内に登録
する手段と、該分類体系の持つ階層構成に従って、段階
的に目的とする図形部品を検索する手段と、該検索手段
を用いて特定された図形部品を選択し、作画画面上に転
記する手段とを備える。
【0013】ここで、該分類体系は、前記段階的な部品
検索が容易になるよう、個々の分類項目を中間節、各図
形部品を末端節とする木構造をなすように構築する。ま
た、該分類体系を利用者の意図通りに構築できるように
するため、これに対する編集操作として、新たな分類項
目の追加、任意の分類項目に対する図形部品の登録、任
意の分類項目および図形部品の削除、任意の分類項目お
よび図形部品の、該分類体系内における任意の他の位置
への移動、任意の分類項目の下位にあたる項目や部品の
並び順の変更、を行う手段を提供する。
【0014】また、前記分類体系の編集、図形部品の登
録および検索等の操作を対話的に効率よく行えるように
するため、操作対象とする分類項目を示す注目位置を保
持する手段と、該注目位置を前記分類体系内の任意の他
の位置に変更する手段と、該注目位置とその直接の下位
にあたる分類項目群および図形部品群の一覧を利用者に
表示する手段とを備える。
【0015】ここで、前記一覧中において各分類項目を
示す際には、該分類項目の名称を文字列で表示する。ま
た、図形部品を示す際には、該図形部品の形状そのもの
を表示するか、または形状の表示に添えて該図形部品の
名称を文字列で示すようにする。
【0016】さらに、作画処理をいったん終了し、次に
その処理を再開したとき、ただちに前回終了時の注目位
置から図形部品に関する操作を続行できるようにするた
め、作画処理終了時に前記注目位置をファイルシステム
上に待避しておき、再開時には該待避された注目位置を
自動的に回復するようにする。
【0017】
【作用】作画処理中に、ある特定の図形部品を再入力す
る必要が生じた場合、利用者は登録済みの多数の図形部
品群の中から目的とする部品を検索しなければならな
い。 部品検索を行うには、まず図形部品機能を起動す
る。本発明による図形部品管理方式では、図形部品機能
を起動すると、画面上に現在の注目位置を示す情報と、
注目位置の直接の下位にあたる分類項目群および図形部
品群の一覧が表示される。ここで、図形部品機能が最初
に起動された時点では、前記注目位置は前記分類体系の
最上位レベルに設定されている。
【0018】この一覧表示において、各分類項目は前記
のようにその名称を示す文字列、各図形部品はその形状
そのものと、必要ならばその名称を示す文字列とによっ
て、明確に示される。目的とする図形部品が前記一覧表
示の中に含まれていれば、単にそれを選択して作画画面
に転記すればよい。そうでない場合、下位の分類項目群
中から目的の図形部品を(直接または間接に)含んでい
る分類項目を選択する。すると、注目位置は該選択され
た分類項目に移り、さらにその下位にあたる分類項目群
および図形部品群が一覧表示されるようになる。このよ
うにして、前記分類体系の木構造を上位の項目から順に
辿っていくことにより、目的の図形部品に段階的に接近
していくことができる。
【0019】前記分類体系の木構造において、現在の注
目位置とは異なる枝に含まれる図形部品を選択しようと
する場合には、まず注目位置を一段階ずつ上位に移す操
作を繰り返すことにより、いったん現在の注目位置と目
的の図形部品とを共通に含む上位の分類項目にまで注目
位置を戻し、そこから目的の図形部品にむかって木構造
を辿っていけばよい。
【0020】このように、本発明の図形部品管理方式に
よれば、簡単な操作の繰り返しにより前記分類体系の木
構造内を動き回り、目的とする図形部品を容易に検索す
ることができる。また、前記注目位置は処理終了時にフ
ァイルシステム上に待避され、再開時には自動的に回復
されるので、処理の中断があっても前回の終了時点にお
ける注目位置からただちに作業を続行することができ
る。
【0021】前記分類体系に新たな図形部品を登録する
際には、部品検索の場合と同様にして登録先となる分類
項目に注目位置を移し、そこで部品登録処理を行えばよ
い。また、前記分類体系に対する編集操作として、新た
な分類項目の追加、既存の分類項目や図形部品の他の位
置への移動および削除、任意の分類項目の下位にあたる
項目や部品の並べ換えが提供されるので、利用者の意図
通りに分類体系を構築し、あるいは既存の分類体系を目
的に合わせて修正して用いることができる。これによ
り、大量の部品を扱わなければならない場合にも利用者
の混乱を防ぎ、作画の作業効率を向上させることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0023】図1は、本発明の図形部品管理方式に従っ
た分類体系の一例を示す図である。図1において、左右
を丸めた矩形は分類項目、単なる矩形は図形部品を示し
ている。図1の分類体系は、分類項目を中間節、図形部
品を末端節とする木構造をなしており、最上位の分類項
目である「図形部品」(101)の下に、「流れ図」(1
02)、「論理図」(103)、「列車運行管理」(10
4)等の副次的な分類項目が置かれている。分類項目
「流れ図」(102)の下には、図形部品「開始記号」
(105)、「入出力記号」(106)、「条件判断記号」
(107)等が置かれている。分類項目「列車運行管理」
(104)は、「構内監視画面」(108)等の分類項目を
含み、分類項目「構内監視画面」(108)はさらに、
「信号機」(109)、「転てつ器」(110)等の分類項
目を含んでいる。そして、分類項目「信号機」(109)
の下に、図形部品「出発信号機」(111)、「入換信号
機」(112)、「併設信号機」(113)、「誘導信号
機」(114)が置かれている。
【0024】図2は、本発明の適用対象となる作画装置
の一構成例を示す図である。図2に示す作画装置は、中
央処理装置(CPU)201、描画処理装置(GDP)
202、主記憶装置(MEM)203、ディスプレイ装
置(CRT)204、システムバス205、キーボード
206、マウス207、キーボードインターフェース
(KB IF)208、ハードディスク装置209、ハ
ードディスクインターフェース(HD IF)210、
レーザービームプリンタ(LBP)211、およびプリ
ンタインターフェース(PR IF)212を備える。
【0025】CPU201は、マイクロプロセッサおよ
び周辺回路等から構成され、プログラムの実行および他
の諸装置の制御を行う。MEM203は、本発明の図形
部品管理方式を適用した作画プログラム、オペレーティ
ングシステム、ウィンドウシステム等を含む実行中の各
種プログラム、およびそれらのプログラムが使用するデ
ータを保持する。またMEM203の一部は、CRT2
04に表示される画面全体に対応する画像イメージを保
持するフレームメモリとして用いられる。GDP202
は各種の図形を高速に描画するための専用処理装置であ
り、座標変換や補間近似のための計算を行い、また前記
フレームメモリを書き換えることにより、各種図形の描
画、領域の塗潰し等を実行する。
【0026】CRT204には、作画中の図面、図形部
品の一覧、コマンドの入力に使用するメニュー等が表示
される。システムバス205はこれらの各装置を接続す
る。
【0027】キーボード206は文字データ入力用のデ
バイス、マウス207は座標データ入力用のデバイスで
あって、これらはKB IF 208を介してシステムバ
ス205に接続される。このマウス207を机上で動か
すのに対応して、画面上ではカーソルが移動する。マウ
スを動かしてカーソルを適切な位置に移動し、付属のボ
タンを押すことで、画面上で図形や文字列を選択した
り、表示された各種の利用者インタフェース部品(ボタ
ン、メニュー等)を操作することができる。
【0028】ハードディスク装置209上にはファイル
システムが構築され、前記の各種プログラム、図面デー
タ、および図形部品の管理用データ等はそれぞれファイ
ルとしてこのファイルシステム内に格納される。ハード
ディスク装置209は、HDIF 210を介してシス
テムバス205に接続される。LBP211は文字列、
幾何図形、画像等の出力が可能な高解像度の出力装置で
あり、作成された図面データの印刷出力に用いられる。
LBP211は、PRIF 212を介してシステムバ
ス205に接続される。なお、ハードウェア構成につい
ては他の構成も考えられ、一部を変更して実施すること
が可能である。
【0029】図3は、本発明の図形部品管理方式で使用
する、図形部品管理画面の一例を示す図である。図3に
示すような図形部品管理画面は、図形部品機能を起動し
てから該機能を終了するまでの間、独立した1枚のウィ
ンドウとして作画画面のウィンドウ等と共に前記CRT
204上に表示される。
【0030】図3(a)は、図1に示した分類体系にお
いて、分類項目「構内監視画面」(108)が現在の注
目位置となっている場合に対応する図形部品管理画面を
示している。ここで、301は図形部品管理画面ウィン
ドウのタイトルバーであり、ここに現在の注目位置を示
す情報が表示される。
【0031】この現在の注目位置は、分類体系の木構造
上において最上位項目から該注目位置に到る経路を、上
記経路上にある各分類項目の名称を列記することによっ
て示している。この例では、分類項目「図形部品」の下
の、分類項目「列車運行管理」の下の、分類項目「構内
監視画面」が現時点における注目位置であることが示さ
れている。
【0032】302は図形部品管理画面ウィンドウのメ
ニューバーであり、文字列「編集」が表示されている部
分の上でマウスボタンを押すことにより、その下に各種
の編集操作コマンドを含むプルダウンメニューが現れ
る。このメニューの内容については、後で説明する。3
03、304、および305は、それぞれウィンドウ内
部に置かれた操作ボタンであって、マウスで選択するこ
とにより、各ボタンに対応した動作が実行される。
【0033】306は注目位置の直接の下位にあたる要
素(分類項目および図形部品)の一覧を表示する表示枠
である。表示枠306は8個の部分枠に分割されてお
り、それぞれの部分枠内に個々の下位要素が表示され
る。各部分枠内において、分類項目はその名称を示す文
字列で表示される。これに対して、図形部品はその形状
そのものと、名称を示す文字列とを併用して表示され
る。また、余った部分枠は空白のまま残される。
【0034】図3(a)の例では、注目位置の下に6個
の分類項目(信号機、転てつ器、入換標識、てこ、軌道
回路、および発着点)があることがわかる。これらの部
分枠はそれぞれがまた操作ボタンになっており、マウス
を用いてその任意の一つを選択することができる。分類
項目が表示されている部分枠をマウスで選択すると、注
目位置をその分類項目に移す動作を実行する。
【0035】図3(b)は、図3(a)の画面において
分類項目「信号機」を選択し、ここに注目位置を移した
状態を示している。ここに示すように、この分類項目の
下には4個の図形部品(出発信号機、入換信号機、併設
信号機、および誘導信号機)がある。図形部品が表示さ
れている部分枠をマウスで選択することにより、該図形
部品を作画画面に転記することができる。
【0036】前記の操作ボタン303をマウスで選択す
ると、注目位置は現在の注目位置の直接の上位にあたる
分類項目に移される。すなわち、図3(b)の状態でこ
のボタンを選択すると、図3(a)で示される状態に移
ることになる。
【0037】操作ボタン304と305は、表示枠30
6の内容のページ切り替えに用いられる。注目位置の直
接の下位要素の数が8個を越える場合、これらは複数の
ページに分割して扱われる。操作ボタン304および3
05を用いることで、これらのページ間を行き来してそ
れぞれのページの内容を表示枠306内に表示させるこ
とができる。このようにして、利用者は前記分類体系の
木構造に沿って注目位置を動かし、図形部品を検索して
作画に再利用することができる。
【0038】図4は、前記図形部品管理画面のメニュー
バー302上でマウスボタンを押すことによって現れ
る、編集コマンドメニューを示す図である。このメニュ
ー上の任意の項目をマウスで選択することにより、該項
目に対応するコマンドを実行することができる。
【0039】ここで、401は分類項目の追加、402
は図形部品の追加(登録)を指示する項目である。項目
401を選択すると、画面上に文字列入力用のウィンド
ウが開かれる。該ウィンドウから文字列を入力すると、
入力した文字列を名称として持つ空の分類項目が生成さ
れ、注目位置の下位に追加される。新たな図形部品を登
録する際には、部品とすべきものを一度作画画面上に描
き、それを選択している状態で項目402を選択する。
すると文字列入力用のウィンドウが開かれるので、ここ
から図形部品の名称を入力することにより、該図形部品
が注目位置に登録される。
【0040】403は下位要素の削除、404は下位要
素の他の場所への移動を指示する項目である。項目40
3を選択し、次に前記の表示枠306内の部分枠のいず
れかを選択すると、該部分枠に対応している下位要素が
削除される。項目404を選択し、次に表示枠306内
の部分枠のいずれかを選択すると文字列入力用のウィン
ドウが開かれ、該部分枠に対応する下位要素は、このウ
ィンドウから入力した文字列の示す分類項目の下位に移
される。
【0041】405は注目位置の下位要素群の並べ換え
を指示する項目である。項目405を選択し、次に表示
枠306内の部分枠のいずれかを選択すると、該部分枠
に対応している下位要素が同位の要素群のうちで先頭に
来るように並べ換えが行われる。
【0042】項目406を選択すると図形部品機能を終
了し、前記図形部品管理画面のウィンドウを消去する。
このとき、現在の注目位置を示す情報、および注目位置
の下位要素群のうち、表示枠306の先頭に表示されて
いるものを示す情報をファイル上に退避し、次に図形部
品機能を起動したときに前回の終了時の状態を復元でき
るようにする。
【0043】図5は、本発明の図形部品管理方式が適用
された作画システムにおいて、図形部品機能の実行中に
用いられる各種データの構造を示す図である。図5
(a)は、分類項目群の参照用に保持する大域的データ
の構造を示している。図5(b)は、各分類項目ごとに
保持する分類項目レコードの構造を示している。また、
図5(c)は、各図形部品ごとに保持する図形部品レコ
ードの構造を示している。図5(a)において、501
は前記分類体系における最上位項目、502は現在の注
目位置を指すポインタである。ここで、501および5
02は、それぞれ対応する前記分類項目レコードのアド
レスを指し示すポインタになっている。503は、現在
の注目位置の持つ下位要素群のうち、前記図形部品管理
画面の表示枠306内の先頭に表示すべき下位要素の番
号を示す整数値である。すなわち、表示枠306内の各
部分枠には、503により示される下位要素を先頭とし
て、高々8個までの下位要素が表示される。
【0044】図5(b)において、504は該レコード
の種別を示すフラグである。フラグ504は、あるポイ
ンタの指しているレコードが分類項目レコードである
か、図形部品レコードであるかを判別するために用いら
れる。この場合、該レコードは分類項目レコードである
から、該フラグは該レコードが「分類項目」であること
を示す特定の値となっている。
【0045】505は、該分類項目の名称を示す文字列
データへのポインタである。506は、該分類項目の直
接の上位にあたる分類項目を指すポインタである。該分
類項目が上位項目を持つ場合、ポインタ506は、その
上位項目に対応する分類項目レコードのアドレスを示し
ている。該分類項目が上位項目を持たない場合、すなわ
ち該分類項目自身が前記最上位項目である場合には、ポ
インタ506は空ポインタであることを示す特別な値N
ULLとなっている。
【0046】507は、該分類項目の直接の下位にあた
る要素群の数を示す整数値である。508は、該分類項
目の直接の下位にあたる要素群を示すリストである。具
体的には、508は各下位要素に対応するレコードを指
すポインタを並べた配列となっている。507は、この
配列の長さ(要素数)を示している。また、配列508
の各要素は、その番号を示す0から始まる添字を用いて
指定される。
【0047】図5(c)において、509は該レコード
の種別を示すフラグである。フラグ509は、前記フラ
グ504と同様に、あるポインタの指しているレコード
が分類項目レコードであるか、図形部品レコードである
かを判別するために用いられる。この場合、該レコード
は図形部品レコードであるから、該フラグは該レコード
が「図形部品」であることを示す特定の値となってい
る。510は、該図形部品の名称を示す文字列データへ
のポインタである。
【0048】511は、該図形部品の形状を示す図形デ
ータの長さ(バイト数)を示す整数値である。512
は、前記511が示す長さのバイト列であって、該図形
部品の形状を示す図形データを保持している。該図形デ
ータは、本発明の対象となる作画システムに固有の形式
に従って記述される。
【0049】図5(a)、図5(b)、図5(c)に示
した各種のデータは、図形部品機能の起動時に前記ファ
イルシステム内の特定のファイル群から読み込まれ、該
図形部品機能の終了時に再び同一のファイル群に書き出
されて保存される。
【0050】図6は、前記図3に示した図形部品管理画
面において、利用者が前記表示枠306内にある部分枠
のうちのいずれかをマウスで選択した場合に行われる処
理を示す流れ図である。
【0051】利用者が前記部分枠のいずれかを選択した
場合、まずステップ601において、該選択された部分
枠内に表示されていた下位要素の種別を判定する。ここ
で、該下位要素が分類項目であった場合にはステップ6
02へ、図形部品であった場合にはステップ605に進
む。
【0052】ステップ602、603、604では、前
記選択された下位要素が分類項目であった場合に、前記
注目位置を該選択された分類項目に移す処理を行う。す
なわち、ステップ602では、前記注目位置ポインタ5
02を、該選択された分類項目を指すようにに変更し、
また前記先頭要素番号503を0にリセットする。ステ
ップ603では、ステップ602における注目位置の変
更に対応して、前記タイトルバー301に表示する注目
位置情報の表示更新処理を行う。ステップ604では、
同じく注目位置および先頭要素番号の変更に対応して、
前記表示枠306内に表示する下位要素群の表示更新処
理を行い、処理を終了する。すなわち、図形部品管理画
面上で下位の分類項目が表示されている部分枠を選択す
ると、選択された分類項目に注目位置が移され、それに
対応して該図形部品管理画面のタイトルバーと表示枠の
内容が更新される。ここで、ステップ603および60
4で行う処理の詳細については、ぞれぞれ図8および図
9で説明する。
【0053】ステップ605、606では、前記選択さ
れた下位要素が図形部品であった場合に、該選択された
図形部品を作画画面に転記して再利用する処理を行う。
ステップ605では、利用者が転記先として指定する作
画画面上の位置の読み込みを行う。ステップ606で
は、作画画面上の該指定された位置に図形部品を転記し
て処理を終了する。
【0054】図7は、前記図3に示した図形部品管理画
面において、利用者が画面上の操作ボタン(303、3
04、305)のうちのいずれかをマウスで選択した場
合に行われる処理を示す流れ図である。この場合、まず
ステップ701において、該選択されたボタンの種別を
判定する。ここで、該選択されたボタンが「上位」ボタ
ン(303)であった場合にはステップ702に、その
他のボタンであった場合にはステップ705に進む。
【0055】ステップ702以降では、「上位」ボタン
が選択された場合に、現在の注目位置をその直接の上位
にあたる分類項目に移す処理を行う。ここで、まずステ
ップ702では、変数pに前記注目位置ポインタ502
の指す分類項目レコード内の、上位項目ポインタ506
の値を代入する。次にステップ703では、この変数p
の値が空ポインタ(NULL)であるかどうかを判定す
る。この値がNULLでなかった場合には、ステップ7
04に進む。この値がNULLだった場合、これは現在
の注目位置が前記分類体系における最上位項目であっ
て、それ以上上位の項目に現在位置を移すことができな
い場合に相当するので、何もせずに処理を終了する。
【0056】ステップ704では、前記注目位置ポイン
タ502を変数pの値に変更し、また前記先頭要素番号
503を0にリセットする。次にステップ603に進
み、前記のように注目位置情報の表示更新処理を行う。
次にステップ604に進み、前記のように下位要素群の
表示更新処理を行い、処理を終了する。
【0057】ステップ705以降は、「前頁」または
「次頁」ボタンが選択された場合に、前記表示枠306
内に表示する下位要素群を切り換える処理を行う。まず
ステップ705では、上記のいずれのボタンが選択され
た場合にも共通する処理として、変数iに前記先頭要素
番号503を、変数nに前記注目位置ポインタ502が
指す分類項目レコード内の下位要素数507を、それぞ
れ代入する。次に、ステップ706において、改めて選
択されたボタンの種別を判定する。ここで、「前頁」ボ
タン(304)が選択されていた場合にはステップ70
7に、「次頁」ボタン(305)が選択されていた場合
にはステップ709に進む。
【0058】ステップ707では変数iの値を8(表示
枠1ページ分)減らし、ステップ708でその結果が0
以上であるかどうかを判定する。変数iの値が0以上で
あればステップ711に進み、そうでなければ何もせず
に処理を終了する。ここで、変数iの値が0未満になる
場合とは、表示枠306内に表示している内容が既に下
位要素群の先頭ページであって、それ以上前のページに
戻ることができない場合に相当する。
【0059】ステップ709ではiの値を8(1ページ
分)増やし、ステップ710でその結果が前記の下位要
素数nに満たないかどうかを判定する。変数iの値がn
未満であればステップ711に進み、そうでなければ何
もせずに処理を終了する。ここで、変数iの値がnを越
える場合とは、表示枠306内に表示している内容が既
に下位要素群の末尾ページであって、それ以上後ろのペ
ージに進むことができない場合に相当する。
【0060】ステップ711では、前記先頭要素番号5
03に変数iの値を代入し、表示枠306内に表示する
下位要素群を切り換える。そしてステップ604に進
み、前記のように下位要素群の表示更新処理を行い、処
理を終了する。
【0061】図8は、前記図6、図7におけるステップ
603、すなわち前記注目位置の変更に伴って、図形部
品管理画面のタイトルバー301に表示する注目位置情
報を更新する処理の詳細を示す流れ図である。
【0062】この注目位置表示更新処理では、まずステ
ップ801で前記タイトルバー301に現在表示されて
いる内容をクリアし、ステップ802に進む。ステップ
802では、変数iに0を、また変数pに前記注目位置
ポインタ502の値を代入した後、ステップ803に進
む。
【0063】ステップ803、804、および805か
ら構成されるループでは、前記分類体系において現在の
注目位置から最上位項目に到る経路を下から順にたどり
つつ、該経路上に存在する分類項目群の名称を取り出し
ていく。すなわち、十分な大きさを持つ配列sを用意し
ておき、ステップ803で配列sのi番目の要素に、変
数pが指す分類項目レコード内の名称ポインタ505を
代入する。次にステップ804で、変数pの指す分類項
目レコード内の上位項目ポインタ506の値が空ポイン
タ(NULL)でないかどうかを判定する。この値がN
ULLでない場合、すなわち変数pの指す分類項目が上
位項目を持っている場合には、ステップ805に進み、
変数pの値をその上位項目へのポインタに変更し、また
変数iの値を1増やしてステップ803に戻る。この値
がNULLだった場合、すなわち変数pの指す分類項目
が前記分類体系の最上位項目であって、もはやその上位
に分類項目がない場合には、ループを終了してステップ
806に進む。
【0064】このループを終了した時点では、配列sに
は注目位置から最上位項目に到る各分類項目の名称(正
確には名称を示す文字列へのポインタ)が順に格納され
ていることになる。また、変数iは配列sに格納された
最後の要素(最上位項目の名称へのポインタ)の添字を
示している。
【0065】ステップ806、807、808および8
09から構成されるループでは、前記配列sの末尾から
逆順に各分類項目の名称を取り出し、前記タイトルバー
301に表示していく処理を行う。ここで、前記のよう
に配列sには注目位置から出発して最上位項目に到る経
路上の各分類項目の名称が格納されているので、これを
逆順に取り出して表示していくことにより、最上位項目
から注目位置に到る経路が分類項目名称の並びによって
示されることになる。
【0066】まずステップ806では、タイトルバーに
配列sのi番目の要素が示す分類項目名を出力する。次
にステップ807では、変数iが0より大きいかどうか
を判定する。ここで、変数iが0より大きければ、まだ
配列s上に未出力の分類項目名称が残っているので、ス
テップ808に進み、名称間を区切る”/”を出力した
のち、ステップ809で変数iの値を1減らし、ステッ
プ806に戻る。これに対して、変数iの値が0に達し
ている場合、既に配列s上の分類項目名称群はすべて出
力し終っているので、処理を終了する。
【0067】図9は、図6、図7、図10、図11、お
よび図12におけるステップ604、すなわち前記注目
位置の変更等に伴って、図形部品管理画面の表示枠30
6内における下位要素群の表示を更新する処理の詳細を
示す流れ図である。この下位要素群表示更新処理では、
まずステップ901で前記表示枠306内に現在表示さ
れている内容をクリアし、ステップ902に進む。
【0068】ステップ902では、以降の処理で用いる
各種変数の初期設定を行う。ここで、iは表示対象とな
る下位要素の番号を示す変数である。これには前記先頭
要素番号503の値を代入しておく。jは表示先となる
部分枠の番号を示す変数である。これは0に初期化して
おく(各部分枠には、左上のものから順に、0から始ま
る番号が付されている)。変数nには前記注目位置ポイ
ンタ502が指す分類項目レコード内の下位要素数50
7の値を代入する。また変数mには、変数iの値に8を
加えたものと、変数nの値とのうち、小さい方の値を代
入する。これは、表示対象となる下位要素群の末尾を示
している。また変数sには、前記注目位置ポインタ50
2が指す分類項目レコード内の下位要素リスト508へ
のポインタを代入しておく。
【0069】ステップ903以降のループでは、表示す
べき下位要素群を順次部分枠内に表示していく処理を行
う。まずステップ903で、変数iの値を変数mの値と
比較する。iがmより小さい場合には、まだ表示すべき
下位要素が残っているので、ステップ904に進む。そ
うでなければ処理を終了する。
【0070】ステップ904では、s[i]、すなわち前
記下位要素リストのi番目の要素について、その種別を
判定する。この下位要素が分類項目だった場合、ステッ
プ905に進み、j番目の部分枠内に該分類項目の名称
を表示し、ステップ907に進む。この下位要素が図形
部品だった場合には、ステップ906に進み、j番目の
部分枠内に該図形部品の持つ図形データを用いてその形
状を描画し、またその名称をも表示する。その後、同じ
くステップ907に進む。
【0071】ステップ907では、変数iとj、すなわ
ち表示対象となる下位要素の番号と、表示先となる部分
枠の番号とを共に1増やし、ステップ903に戻る。図
10は、図4に示した編集コマンドメニューにおいて、
分類項目または図形部品の追加を指示するコマンドを選
択した場合に行う処理を示す流れ図である。この項目/
部品追加処理では、まずステップ1001において、追
加すべき対象の種別を判定する。分類項目の追加を行う
場合、すなわち前記編集コマンドメニューにおいて項目
401を選択した場合には、ステップ1002に進む。
また、図形部品の追加を行う場合、すなわち前記編集コ
マンドメニューにおいて項目402を選択した場合に
は、ステップ1004に進む。
【0072】ステップ1002以降では、新たな分類項
目を生成し、これを注目位置の下位に追加する処理を行
う。まずステップ1002では、文字入力用のウィンド
ウを開き、ここから利用者が入力した分類項目名を読み
込む。次にステップ1003では、新たな分類項目レコ
ードを生成し、変数pにこの分類項目レコードへのポイ
ンタを代入する。そして、該レコード内の種別フラグ5
04には該レコードが分類項目であることを示す値を、
名称ポインタ505には前記ステップ1002で読み込
んだ項目名へのポインタを、上位項目ポインタ506に
は現在の注目位置へのポインタ502を、下位要素数5
07には0を、それぞれ代入する。以上のような設定を
行った後、ステップ1007に進む。ステップ1004
以降では、新たな図形部品を生成し、これを注目位置の
下位に登録する処理を行う。まずステップ1004で
は、作画画面上で利用者が選択した図形群を読み込み、
その図形データを変数dに設定する。次にステップ10
05では、文字入力用のウィンドウを開き、ここから利
用者が入力した図形部品名を読み込む。
【0073】次にステップ1006では、新たな図形部
品レコードを生成し、変数pにこの図形部品レコードへ
のポインタを代入する。そして、該レコード内の種別フ
ラグ509には該レコードが図形部品であることを示す
値を、名称ポインタ510には前記ステップ1006で
読み込んだ部品名へのポインタを、データ長511には
前記図形データの長さを、図形データ512には変数d
の値である図形データを、それぞれ代入する。以上のよ
うな設定を行った後、ステップ1007に進む。
【0074】ステップ1007では、現在の注目位置に
ついて、その下位要素数507を1増やし、また前記変
数pの値を下位要素リスト508の末尾に追加すること
により、新たに生成された分類項目または図形部品を、
注目位置の下位に追加する。以上のようにしてデータの
追加を行った後ステップ604に進み、下位要素群の表
示更新処理を行って結果を画面上に反映し、処理を終了
する。
【0075】図11は、図4に示した編集コマンドメニ
ューにおいて下位要素の削除または移動を指示するコマ
ンドを選択した場合に行う処理を示す流れ図である。こ
の削除/移動処理では、まずステップ1101におい
て、利用者がマウス等を用いて指定した部分枠に対応す
る下位要素を選択し、変数pに該被選択要素へのポイン
タを設定する。次にステップ1102では、変数nに前
記注目位置ポインタ502の指す分類項目レコード内の
下位要素数507を、変数sに下位要素リスト508へ
のポインタを、また変数iに前記被選択要素の、前記下
位要素リスト内における番号を代入して初期設定を行
う。
【0076】ステップ1103、1104、1105か
ら構成されるループとステップ1106では、削除/移
動両コマンドに共通する処理として、注目位置の下位要
素リストから前記被選択要素を削除する処理を行う。す
なわちステップ1103では前記下位要素リストのi番
目の要素にi+1番目の要素の値を代入し、ステップ1
104に進む。ステップ1104では変数iの値と変数
nの値とを比較し、iのほうが小さければステップ11
05に、そうでなければステップ1106に進む。ステ
ップ1105では変数iの値を1増やし、ステップ11
03に戻る。この結果、前記下位要素リストにおいて、
前記被選択要素へのポインタより後ろにあるポインタ群
は1個ずつその位置を前に移され、前記被選択要素への
ポインタは該リストから削除される。ステップ1106
では、この結果に対応して注目位置の下位要素数を1減
らす。
【0077】次に、ステップ1107では、指定された
処理の種別を判定する。ここで、前記編集コマンドメニ
ューにおける項目404、すなわち下位要素の他の位置
への移動が指定されていた場合には、ステップ1108
に進む。これに対して、項目403、すなわち下位要素
の削除が指定されていた場合には、ステップ1108お
よび1109を省略してステップ604に進む。
【0078】ステップ1108では、文字入力用のウィ
ンドウを開き、ここから利用者が入力した行先項目名を
読み込んで、移動先となる分類項目を決定する。次にス
テップ1109では、該行先項目の下位要素数を1増や
し、またその下位要素リストの末尾に変数pの値、すな
わち前記被選択要素へのポインタを追加する。このよう
にして行先項目に前記被選択要素を移動したのち、ステ
ップ604に進む。ステップ604では、前記のように
注目位置の下位要素リストから被選択要素が削除された
ことに対応して、下位要素群の表示更新処理を行い、処
理を終了する。
【0079】図12は、図4に示した編集コマンドメニ
ューにおいて下位要素群の並べ換えを指示するコマンド
405を選択した場合に行う処理を示す流れ図である。
【0080】この並べ換えでは、まずステップ1201
において、利用者がマウス等を用いて指定した部分枠に
対応する下位要素を選択し、変数pに該被選択要素への
ポインタを設定する。次にステップ1202では、変数
sに前記注目位置ポインタ502の指す分類項目レコー
ド内の下位要素リスト508へのポインタを、変数iに
0を、変数jに前記被選択要素の前記下位要素リスト内
における番号を代入して初期設定を行う。
【0081】ステップ1203、1204、1205か
ら構成されるループでは、前記被選択要素を前記下位要
素リストの先頭に移すために、該被選択要素より前に位
置する下位要素群を1個ずつ後ろにずらす処理を行う。
すなわちステップ1203では変数iと変数jの値を比
較し、iの値がjに満たなければステップ1204に、
jに達していればステップ1206に進む。ステップ1
204では、前記下位要素リストのi+1番目の要素
に、i番目の要素の値を代入すし、ステップ1205に
進む。ステップ1205ではiの値を1増やし、ステッ
プ1203に戻る。
【0082】この結果、ステップ1206に達した時点
では、前記被選択要素より前にある要素群はそれぞれ1
個ずつ後ろに移されているので、s[0]すなわち前記
下位要素リストの先頭に変数pの値すなわち前記被選択
要素を代入する。そしてステップ1207に進み、前記
先頭要素番号503を0にリセットし、ステップ604
に進んで下位要素群の表示更新処理を行い、処理を終了
する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数の図形部品、または形状や名称の点でまぎらわしい
図形部品等を必要とする状況において、利用者が目的の
図形部品を効率よく検索して再利用することが可能にな
る。
【0084】具体的には、図形部品群を任意の階層的に
構成された分類体系に従って管理し、該分類体系の構成
に沿って段階的に図形部品を検索する手段を提供する。
これにより、極めて多数の図形部品群の中から必要とす
る部品を迅速に見いだして作画に再利用できるようにな
る。
【0085】また、部品の分類体系を利用者が簡単な操
作で編集できるようにする対話的な編集手段を提供する
ことにより、利用者の目的や好みに合わせて最適な分類
体系を構築し、また状況の変化に応じて既存の分類体系
を修正していくことが可能になる。これにより、使いや
すさと汎用性とを兼ね備えた図形部品管理方式が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形部品管理方式に従った分類体系の
一例を示す図である。
【図2】本発明の適用対象となる作画装置の一構成例を
示す図である。
【図3】本発明の図形部品管理方式において利用者に対
して表示する、図形部品管理画面の一例を示す図であ
る。
【図4】図形部品管理画面のメニューバー上でマウスボ
タンを押すことによって現れる、編集コマンドメニュー
を示す図である。
【図5】本発明の図形部品管理方式で使用するデータの
構造を示す図である。
【図6】図形部品管理画面上において、利用者が部分枠
のうちのいずれかを選択した場合に行われる処理を示す
流れ図である。
【図7】図形部品管理画面上において、利用者が操作ボ
タンのうちのいずれかを選択した場合に行われる処理を
示す流れ図である。
【図8】図形部品管理画面のタイトルバーに表示する注
目位置情報を更新する処理の詳細を示す流れ図である。
【図9】図形部品管理画面の表示枠内における下位要素
群の表示を更新する処理の詳細を示す流れ図である。
【図10】編集コマンドメニューにおいて、分類項目ま
たは図形部品の追加を指示するコマンドを選択した場合
に行う処理を示す流れ図である。
【図11】編集コマンドメニューにおいて、下位要素の
削除または移動を指示するコマンドを選択した場合に行
う処理を示す流れ図である。
【図12】編集コマンドメニューにおいて、下位要素群
の並べ換えを指示するコマンドを選択した場合に行う処
理を示す流れ図である。
【符号の説明】
301…タイトルバー(注目位置情報表示部)、306
…表示枠(下位要素群表示部)、502…注目位置ポイ
ンタ、503…先頭要素番号、505…項目名称ポイン
タ、506…上位項目ポインタ、508…下位要素リス
ト、510…部品名称ポインタ、512…部品図形デー
タ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作画装置、または作画機能を備えた文書作
    成装置において、あらかじめ作成・登録された図形部品
    群を作画時に再利用する図形部品機能に関して適用され
    る方式であって、 図形部品群を分類・配列するための、階層的に構成され
    た分類体系を構築する手段と、作成された図形部品を該
    分類体系内に登録する手段と、該分類体系の持つ階層構
    成に従って、段階的に目的とする図形部品を検索する手
    段と、該検索手段を用いて特定された図形部品を選択
    し、作画画面上に転記する手段とを備えたことを特徴と
    する図形部品管理方式。
  2. 【請求項2】前記分類体系は、分類項目を中間節、図形
    部品を末端節とする木構造をなすことを特徴とする請求
    項1記載の図形部品管理方式。
  3. 【請求項3】前記分類体系の木構造に対して、新たな分
    類項目または図形部品を生成して既存の任意の分類項目
    の下位に付加する手段と、既存の任意の分類項目および
    図形部品を削除する手段と、既存の任意の分類項目およ
    び図形部品を、該分類体系内の任意の他の位置に移動す
    る手段と、既存の任意の分類項目の下位にあたる分類項
    目および図形部品の並び順を任意に変更する手段とを備
    えたことを特徴とする請求項2記載の図形部品管理方
    式。
  4. 【請求項4】前記分類体系の木構造を構成する分類項目
    群のうち、操作対象とする分類項目を示す注目位置を保
    持する手段と、該注目位置を利用者に対して表示する手
    段と、該注目位置を該分類項目群中の任意の他の分類項
    目に変更する手段とを備えたことを特徴とする請求項2
    記載の図形部品管理方式。
  5. 【請求項5】前記注目位置に対して直接の下位にあたる
    分類項目群および図形部品群の一覧を利用者に表示する
    手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の図形部品
    管理方式。
  6. 【請求項6】請求項5記載の図形部品管理方式におい
    て、前記分類項目群中に含まれる個々の分類項目につい
    て、該分類項目の名称を表す文字列を表示することによ
    り該分類項目を示すことを特徴とする図形部品管理方
    式。
  7. 【請求項7】請求項5記載の図形部品管理方式におい
    て、前記図形部品群中に含まれる個々の図形部品につい
    て、該図形部品の形状を表示することにより該図形部品
    を示すことを特徴とする図形部品管理方式。
  8. 【請求項8】請求項7記載の図形部品管理方式におい
    て、該図形部品の形状に加えて該図形部品の名称を表す
    文字列を表示する手段を備えたことを特徴とする図形部
    品管理方式。
  9. 【請求項9】作画処理終了時に前記注目位置をファイル
    システム上に待避し、次回の作画処理の開始時には該待
    避された注目位置を回復するようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載の図形部品管理方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08147309A (ja) * 1994-10-26 1996-06-07 Haruo Yamaura データの検索及びメンテナンス方法
JP2015189392A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社日立製作所 駅システム作成支援装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08147309A (ja) * 1994-10-26 1996-06-07 Haruo Yamaura データの検索及びメンテナンス方法
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