JP5708269B2 - 文字表示装置、及び文字表示方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、アウトライン形式のフォントデータに基づく文字をキャッシュ処理を行い表示する技術に関するものである。
従来、例えば画面にアウトライン形式のフォントデータ(以下、アウトラインフォントという。)に基づく文字を表示する際には、表示処理速度を高速化するためにキャッシュ処理が行われている。キャッシュ処理においては、アウトラインフォントから作成したパターンデータ(ビットマップデータ)をキャッシュメモリに記憶しておき、同じアウトラインフォントが入力してきた場合には該キャッシュメモリからパターンデータを読み出して使用する。
また、上記キャッシュ処理に関する技術として、例えば下記特許文献1には、キャッシュメモリにおける一文字分の格納エリアの領域サイズを可変とすると同時に、データサイズが一定以上の大きなパターンデータはキャッシュメモリに記憶しないようにする技術が記載されている。係る技術によれば、キャッシュメモリに記憶可能なパターンデータの数を増やすことによって、キャッシュ処理の本来的な機能(文字の表示速度の高速化)の低下が防止できる。
特開平6−250806号公報(段落0019)
ところで、上記のように、一文字分の格納エリアをパターンデータのサイズに応じて変化させると、パターンデータの更新や読み出しに要するデータ管理が複雑となり、結果的にアウトラインフォントの表示速度を低下させる要因となる。
一方、一文字分の格納エリアの領域サイズを固定化すれば、キャッシュメモリに記憶可能なパターンデータの数の低下を防止しつつ、データ管理の簡素化を図ることができる。
しかしながら、その場合、一文字分の格納エリアの領域サイズには、予め予想されるパターンデータのデータ量の変動を考慮してある程度の余裕を確保する必要がある。したがって、不可避的にキャッシュメモリの利用効率が低下することとなるという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、キャッシュ処理に要するデータ管理の簡素化と、キャッシュメモリの利用効率の向上とを同時に実現することができる文字表示装置、及び文字表示方法、プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明においては、アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示装置において、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じて可変に制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、キャッシュ処理に要するデータ管理の簡素化と、キャッシュメモリの利用効率の向上とを同時に実現することが可能となる。
本発明に係る文字表示装置の概略ブロック図である。 キャッシュ管理データ領域とパターンデータ格納領域との詳細を示す概念図である。 フォント描画処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る文字表示装置1の構成を示す概略ブロック図である。図1に示した文字表示装置1は、文字を表示する機能を備えた種々の電子機器の一部を構成するものであり、以下の構成を備えている。なお、種々の電子機器には、例えばデジタルカメラや携帯電話端末も含まれる。
図1に示したように文字表示装置1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)2と、外部メモリ3、プログラムROM(read-only memory)4、フォントROM5、表示部6、RAM(random-access memory)7を備えている。
外部メモリ3は、例えば記憶内容が書き換え可能なフラッシュEEPROM(Electric Erasable Programmable Read Only Memory)である。外部メモリ3には、文字情報を含む各種のデータが格納されており、各種のデータには、例えば任意の文書データや、メールデータ(電子メールのデータ)が含まれる。
プログラムROM4には、CPU2に装置全体を制御させるためのプログラム、及びCPU2に後述するフォント描画処理を実行させるためのプログラムが格納されている。
フォントROM5には、予め決められている文字コードに対応した複数種のアウトラインフォントが格納されている。フォントROM5に格納されているアウトラインフォントは、異なる複数の言語で使用される複数種の文字をそれぞれ表すアウトラインフォントであり、本実施形態においては日本語、英語、アラビア語の3種類の言語の文字をそれぞれ表すアウトラインフォントである。
表示部6は、例えば液晶表示パネル及びその駆動回路を液晶モニタであり、外部メモリ3に記憶されている文字情報を含む各種のデータを表示する。
RAM7は、CPU2が必要に応じて種々のデータを一時記憶する作業用のメモリである。RAM7には、CPU2が後述するフォント描画処理を行う際、既説したキャッシュ処理のために使用されるキャッシュ管理データエリア7aとキャッシュパターン格納エリア7bとが他の汎用作業エリア7cとは別に確保される。
図2は、キャッシュ管理データエリア7aと、キャッシュパターン格納エリア7bとの詳細を示す概念図である。
キャッシュパターン格納エリア7bは、予め決められている領域サイズのエリアであり、フォントROM5に格納されているアウトラインフォントから作成されるパターンデータ(ビットマップデータ)が複数一時記憶されるエリアである。キャッシュパターン格納エリア7bは各々が同一サイズの複数(1〜N)の格納エリア701により構成され、各々の格納エリア701には一文字分のパターンデータが格納される。なお、一文字分のパターンデータは、文字の表現に必要な最小矩形のビットマップデータであり、文字サイズが同一であっても文字の形状に応じてデータサイズが異なる。
また、キャッシュ管理データエリア7aは、キャッシュパターン格納エリア7bに一時記憶されているパターンデータを管理するためのデータが格納される領域である。キャッシュ管理データエリア7aには、キャッシュパターン格納エリア7bに確保されているエリア数(N)と同数の管理データ(1〜N)が格納される。
各々の管理データは、キャッシュパターン格納エリア7bにパターンデータが格納されている特定の文字を示す文字コードと、フォント横サイズ、フォント縦サイズ、フォント情報、優先順位番号の各データから構成される。
ここで、フォント横サイズ、及びフォント縦サイズは、予め段階的に決められている文字サイズに応じて決められている規定値であり、例えば文字サイズの単位がポイントであればポイント数に応じた規定のピクセル数である。また、フォント情報は、文字の言語(日本語、英語、アラビア語のいずれかの言語)や書体に関する情報等である。
優先順位番号は、各々の管理データに対応する各々のパターンデータの優先順位、すなわちキャッシュパターン格納エリア7bに記憶しておくべき優先順位を示す番号である。なお、本実施形態においては優先順位が最も高いパターンデータの優先順位番号が「1」であり、優先順位が最も低いパターンデータの優先順位番号が、キャッシュパターン格納エリア7bのエリア数と同じ「N」である。
そして、以上の構成からなる文字表示装置1においては、外部メモリ3に記憶されている文書データ等を表示部6に表示するときには、CPU2が、プログラムROM4に格納されているプログラムに従い以下に述べるフォント描画処理を実行する。
図3は、CPU2のフォント描画処理を示すフローチャートである。フォント描画処理に際してCPU2は、まず、表示対象となる文字に関する設定情報を取得する(ステップS1)。ステップS1の処理でCPU2が取得する設定情報は、具体的には、文字表示装置1において予め設定されている文字サイズ、及び言語の種類であり、また、文書データ等に文字サイズ、及び言語の種類が設定されている場合には、その文字サイズ、及び言語の種類である。
次に、CPU2は、取得した設定情報における言語がアラビア語であるか否か、つまり表示対象となる文字がアラビア文字であるか否かを確認する(ステップS2)。
そして、CPU2は、設定情報に示されている言語がアラビア語でない場合(ステップS2:NO)、キャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701に第1の領域サイズを確保する(ステップS3)。言い換えると、CPU2は、キャッシュパターン格納エリア7bを第1の領域サイズで区画することにより、キャッシュパターン格納エリア7bに可能な限りの数の格納エリア701を確保する。
ステップS3の処理においてCPU2が一文字分の格納エリア701に確保される第1の領域サイズは以下の領域サイズである。すなわち第1の領域サイズは、日本語、又は英語の表記に使用するアウトラインフォントを、ステップS1の処理で取得した文字サイズのパターンデータに変換したとき、最大サイズのパターンデータが格納可能な領域サイズである。より具体的には、上記の第1の領域サイズは、言語の種類毎に、複数の文字サイズと対応して予め決められている規定の領域サイズのうちで、ステップS1の処理で取得した文字サイズに対応する規定の領域サイズである。
なお、本実施形態においては、ステップS1の処理で取得した文字サイズが本発明における基準となる文字サイズに相当する。
一方、CPU2は、ステップS1の処理で取得した設定情報に示されている言語がアラビア語である場合(ステップS2:YES)、キャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701に第2の領域サイズを確保する(ステップS4)。言い換えると、CPU2は、キャッシュパターン格納エリア7bを第2の領域サイズで区画することにより、キャッシュパターン格納エリア7bに可能な限りの数の格納エリア701を確保する。
ステップS4の処理においてCPU2が一文字分の格納エリア701に確保される第2の領域サイズは以下の領域サイズである。すなわち第2の領域サイズは、アラビア語の表記に使用するアウトラインフォントを、ステップS1の処理で取得した文字サイズのパターンデータに変換したとき、最大サイズのパターンデータが格納可能な領域サイズである。
より具体的に説明すると、アラビア語の表記に使用するアウトラインフォント(アラビア文字)は、ステップS1の処理で取得した文字サイズが同一であっても、パターンデータに変換したときのサイズ(具体的には横サイズ)が、日本語、又は英語の表記に使用するアウトラインフォントに比べると遙かに小さい。そのため、第2の領域サイズは前述した第1の領域サイズよりも小さなサイズである。したがって、キャッシュパターン格納エリア7bに区画される一文字分の格納エリア701の数は、設定情報に示されている言語が日本語、又は英語の場合よりも多くなる。
なお、上記の第2の領域サイズも、前述した第1の領域サイズと同様、言語の種類毎に、複数の文字サイズと対応して予め決められている規定の領域サイズのうちで、ステップS1の処理で取得した文字サイズに対応する規定の領域サイズである。
引き続き、CPU2は、キャッシュパターン格納エリア7bへのパターンデータの格納(キャッシュ)の可否に使用するフォントサイズの閾値として、ステップS1の処理で取得した文字サイズを設定する(ステップS5)。
その後、CPU2は、表示対象のアウトラインフォント毎に既説したキャッシュ処理を含む以下の処理を行う。
まず、CPU2は、表示対象のフォントの文字コード、及びフォント情報を文書データ等から取得する(ステップS6)。次に、CPU2は、取得したフォント情報に含まれるフォントサイズがステップS5の処理で設定した閾値よりも小さいか否か、より具体的にはフォントサイズのうちの横サイズが、閾値として設定した文字サイズに対応する横サイズよりも小さいか否かを確認する(ステップS7)。
フォントサイズが閾値以上である場合(ステップS7:NO)、CPU2は、ステップS6の処理で取得した文字コードに対応するアウトラインフォントをフォントROM5から読み出し、パターンデータを生成する(ステップS8)。しかる後、CPU2は、生成したパターンデータにより表されるフォントを表示部6における表示画面の決められた表示領域に描画する(ステップS16)。
一方、フォントサイズが閾値よりも小さい場合(ステップS7:YES)、CPU2は、RAM7のキャッシュ管理データエリア7aにおいて、表示対象のフォントと、文字コード、フォントの横サイズ、縦サイズ、フォント情報の全てが一致する管理データを検索することによって、表示対象のフォントのキャッシュ、つまりRAM7のキャッシュパターン格納エリア7bにおける表示対象のフォントのパターンデータの有無を確認する(ステップS9)。
表示対象のフォントのキャッシュがない場合、つまりキャッシュ管理データエリア7aに上記の管理データが検索できなかった場合(ステップS9:NO)、CPU2は、まず、ステップS8と同様の処理によってパターンデータを生成する(ステップS10)。
次に、CPU2は、キャッシュに空きがあるか否か、すなわちキャッシュパターン格納エリア7bにおいてパターンデータが格納されていない格納エリア701(空きエリア)が存在するか否かを確認する(ステップS11)。そして、CPU2は、キャッシュに空きがあれば(ステップS11:YES)、生成したパターンデータを空きエリアに記憶する(ステップS12)。
引き続き、CPU2は、キャッシュパターン格納エリア7bに既に格納されていたパターンデータの優先順位を更新する(ステップS13)。ステップS13の処理に際してCPU2は、まず、キャッシュ管理データエリア7aに既存する管理データの優先順位番号をそれぞれ繰り上げる。次に、CPU2は、ステップS12の処理で新たにキャッシュパターン格納エリア7bに記憶したパターンデータを示す新たな管理データとして、優先順位番号として最優先を示す「1」が記述された管理データをキャッシュ管理データエリア7aに記憶する。
なお、図示しないが、ステップS12の処理がフォント描画処理の開始後の初回の処理であった場合、CPU2は、ステップS13の処理において、優先順位番号として最優先を示す「1」が記述された管理データをキャッシュ管理データエリア7aに記憶する処理のみを行う。
しかる後、CPU2は、新たに生成したパターンデータにより表されるフォントを、表示部6における表示画面の決められた表示領域に描画する(ステップS16)。
また、前述したステップS10の処理で新たなパターンデータを生成した後、CPU2は、キャッシュに空きがない場合、すなわちキャッシュパターン格納エリア7bの全ての格納エリア701に既にパターンデータが格納されていた場合においては(ステップS11:NO)、次の処理を行う。
まず、CPU2は、新たに生成したパターンデータを、既存するパターンデータのうちで優先順位が最下位のパターンデータに代えてキャッシュパターン格納エリア7bに記憶する(ステップS15)。優先順位が最下位のパターンデータとは、キャッシュ管理データエリア7aに記憶されている管理データのうちで優先順位番号として最大値(N)が記述されていた管理データによって示されるパターンデータである。
そして、CPU2は、キャッシュパターン格納エリア7bに既に格納されていたパターンデータの優先順位を更新する(ステップS13)。なお、このようにステップS15の処理を経た場合におけるステップS13の処理に際してCPU2は、キャッシュ管理データエリア7aに既存する管理データの優先順位番号をそれぞれ繰り上げた後には、ステップS12の処理を経た場合とは異なり、以下を行う。すなわちCPU2は、新たな管理データを、優先順位番号として最大値(N)が記述されている管理データに代えてキャッシュ管理データエリア7aに記憶する。
しかる後、CPU2は、新たに生成したパターンデータにより表されるフォントを、表示部6における表示画面の決められた表示領域に描画する(ステップS16)。
また、CPU2は、前述したステップS9の処理において、RAM7のキャッシュ管理データエリア7aに表示対象のフォントのキャッシュがあることが確認できた場合には(ステップS9:YES)、該当するパターンデータを直ちにキャッシュ管理データエリア7aから読み出す(ステップS15)。
しかる後、CPU2は、読み出したパターンデータにより表されるフォントを、表示部6における表示画面の決められた表示領域に描画する(ステップS16)。
以後、CPU2は、表示対象のアウトラインフォントの全ての描画が完了するまでの間(ステップS17:YES)、ステップS6〜ステップS16の処理を繰り返し、やがて表示対象のアウトラインフォントの全ての描画が完了したら(ステップS17:NO)、その時点でフォント描画処理を終了する。
以上説明したフォント描画処理においては、CPU2が、RAM7のキャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701の領域サイズを全て同一の領域サイズに固定化してキャッシュ処理を実施する。したがって、キャッシュ処理におけるパターンデータの更新や読み出しに要するデータ管理が簡素であることから、パターンデータの更新や読み出しをより高速に行うことができる。その結果、アウトラインフォントをより高速に表示することができる。
しかも、上述したフォント描画処理においては、CPU2が、一文字分の格納エリア701の領域サイズを単に同一にするだけでなく、その領域サイズを、表示対象となる文字の言語の種類に応じて制御する。すなわちCPU2は、各々の格納エリア701に、表示対象の文字が日本語、又は英語の表記に使用する文字である場合には第1の領域サイズを確保し、かつ表示対象の文字がアラビア語の表記に使用する文字の場合には、第1の領域サイズよりも小さな第2の領域サイズを確保する。
これにより、一文字分の格納エリア701の領域サイズを、例えば基準となる文字サイズのみに応じて決めた場合においては、言語の種類がアラビア語であるとき一文字分の格納エリア701に無駄な空きが生じることとなるが、上述したフォント描画処理においては、その様な無駄な空きが生じることがない。つまり一文字分の格納エリア701の領域サイズを常に必要かつ最小限とすることにより、キャッシュパターン格納エリア7b、すなわちキャッシュメモリを効率よく使用することができる。
したがって、本実施形態においては、キャッシュ処理に要するデータ管理の簡素化と、キャッシュメモリの利用効率の向上とを同時に実現することができる。その結果、アウトラインフォントの表示処理速度をより一層高速化することができる。
なお、本実施形態においては、RAM7のキャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701に確保する第1の領域サイズ、及び第2の領域サイズが、基準となる文字サイズと言語の種類との組合せによって予め決められている規定の領域サイズとした。しかし、一文字分の格納エリア701の領域サイズは、キャッシュパターン格納エリア7bの領域サイズを均等割することによって得られる領域サイズとしてもよい。その場合、キャッシュパターン格納エリア7bを、一文字分の格納エリア701の領域サイズが上記の規定の領域サイズ以上で、かつ最小の領域サイズとなるように分割すればよい。
また、本実施形態においては、RAM7のキャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701に確保する領域サイズを決定する要素として、基本となる文字サイズと言語の種類とを用いる構成について説明した。しかし、言語の種類は、文字サイズとは異なるものであればそれ以外の他の属性情報に代えることができる。使用可能な属性情報としては、アウトラインフォントから生成されるパターンデータのデータサイズの違いを示す情報であればよく、例えば全角と半角との違いを示す情報や、書体の種類がある。
また、本実施形態において説明した方法(文字表示方法)は、異なるサイズの文字を表示する表示手段を備えた任意の装置において実施することができる。その場合には、任意の装置において文字表示に要するデータ処理を行うコンピュータに、本実施形態で説明したフォント描画処理を実行させればよい。
さらに、本実施形態において説明した方法は、前記表示手段を備えていない装置にも適用することができる。例えば上記方法は、自己が生成した文字のパターンデータを外部の装置に供給し、供給先の装置が有する表示手段に文字を表示させる構成を有する装置にも適用することができる。なお、上記方法は、前記表示手段を備えた任意の装置が、自己が生成した文字のパターンデータを外部の装置に供給し、供給先の装置が有する表示手段に文字を表示させる場合にも適用することができる。
一方、キャッシュパターン格納エリア7bにおける一文字分の格納エリア701に確保する領域サイズを決定する要素、つまりキャッシュメモリに確保すべき一文字分のパターンデータの記憶容量を決定する要素には、文字が表示される表示画面の大きさを示す情報を使用することができる。
一般に任意の表示画面に文字を表示する場合、表示画面が大きくなるに従い、より大きなサイズの文字が使用される頻度が高くなる。したがって、例えば表示画面の大きさを複数段階に分けるとともに、表示画面の大きさ毎に、表示画面がその大きさであるとき使用される頻度が高い文字サイズを予め決めておき、文字の表示に際しては、以下のように一文字分のパターンデータの記憶容量を決定すればよい。
すなわち、一文字分のパターンデータの記憶容量を決定する際には、表示画面の大きさに対応して予め決められている文字サイズのパターンデータをアウトラインフォントから生成したときのデータサイズのうちで最大のデータサイズを領域サイズとして決定すればよい。
係る方法によれば、文字の表示に先立ち基本となる文字サイズが判断できないような場合であっても、ある程度の確率で、キャッシュ処理に要するデータ管理の簡素化と、キャッシュメモリの利用効率の向上とを同時に実現することができる。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらの実施形態は本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示装置において、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じて制御する制御手段を備えたことを特徴とする文字表示装置。
[請求項2]
前記属性情報は、表示対象の文字が使用される言語の種類であることを特徴とする請求項1記載の文字表示装置。
[請求項3]
前記属性情報は、書体の種類であることを特徴とする請求項1記載の文字表示装置。
[請求項4]
前記基準となる文字サイズは、予め段階的に決められている文字サイズのうちのいずれかの段階の文字サイズであることを特徴とする請求項1又は2,3記載の文字表示装置。
[請求項5]
アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示方法において、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じた記憶容量に予め制御する工程を含むことを特徴とする文字表示方法。
[請求項6]
コンピュータに、アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する処理と、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じた記憶容量に予め制御する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項7]
アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示装置において、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じて制御する制御手段を備えたことを特徴とする文字表示装置。
[請求項8]
アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示方法において、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じた記憶容量に予め制御する工程を含むことを特徴とする文字表示方法。
[請求項9]
コンピュータに、アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータをキャッシュメモリに一時記憶して再使用する処理と、前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じた記憶容量に予め制御する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
1 文字表示装置
2 CPU
3 外部メモリ
4 プログラムROM
5 フォントROM
6 表示部
7 RAM
7a キャッシュ管理データエリア
7b キャッシュパターン納エリア
7c 汎用作業エリア
701 格納エリア

Claims (9)

  1. アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示装置において、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じて可変に制御する制御手段を備えたことを特徴とする文字表示装置。
  2. 前記属性情報は、表示対象の文字が使用される言語の種類であることを特徴とする請求項1記載の文字表示装置。
  3. 前記属性情報は、書体の種類であることを特徴とする請求項1記載の文字表示装置。
  4. 前記基準となる文字サイズは、予め段階的に決められている文字サイズのうちのいずれかの段階の文字サイズであることを特徴とする請求項1又は2,3記載の文字表示装置。
  5. アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示方法において、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じた量に予め決定する工程を含むことを特徴とする文字表示方法。
  6. コンピュータに、
    アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する処理と、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、表示対象の文字における基準となる文字サイズ、及び当該文字サイズとは異なる属性情報に応じた量に予め決定する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示装置において、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じて可変に制御する制御手段を備えたことを特徴とする文字表示装置。
  8. アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する文字表示方法において、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じた量に予め決定する工程を含むことを特徴とする文字表示方法。
  9. コンピュータに、
    アウトライン形式のフォントデータに基づく文字の表示に際し、フォントデータから生成した文字を表すパターンデータを、一文字単位で領域分割してキャッシュメモリに一時記憶して再使用する処理と、
    前記キャッシュメモリに確保する一文字分のパターンデータの記憶領域の容量を、前記文字が表示される表示画面の大きさに応じた量に予め決定する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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