JP6439258B2 - プログラム、情報処理装置、記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、帳票データの明細に属性を付与する情報処理装置等に関する。
電子データとして保持されているデータが所定のレイアウトの帳票形式で印刷される場合がある。ユーザは、電子帳票のレイアウトを定義しておき、ユーザが保持する電子データにレイアウトを適用することで、電子データをユーザが望むレイアウトで印刷することができる。
このような電子帳票では電子データを扱う利点を活かして、帳票上の電子データについて、明細毎に属性(例えば、各明細の名称、各明細のデータ型など)をつけることが行われる場合がある。これにより、明細を指定した検索や、明細の属性を指定した検索が可能となり、目的の電子データの検索や絞り込みが容易になる。
しかしながら、印刷対象となる電子データはこのような属性を保持していないため、明細や属性を指定した検索を可能にするには、電子帳票が有する各明細にユーザが属性を設定する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、帳票を電子化して保存・管理し、閲覧者が端末から帳票を閲覧し、帳票中の表などのレイアウト上に規則をもった配置のデータや日付などの各種のデータ型のデータに対する検索を行うシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、人の操作により、帳票の書式を定義するための書式データを作成しなければならないという問題がある。
図19は、従来の電子帳票の設計において人が行う作業のフローチャート図の一例である。
S1:アプリケーションは図示するような帳票データを出力する。帳票データは、電子データであり、すでにユーザの所望のレイアウト(各明細の配置が割り付けられていること)で出力される。
S2:ユーザは帳票作成装置を操作して帳票データを読み取る。
S3:ユーザは帳票データの印刷イメージを帳票作成装置に表示させるなどして、各明細(帳票データのXX…Xの領域)の矩形範囲を設定する。すなわち、各明細の位置を決定する。
S4:次にユーザは各明細のデータ型(文字、数値、日付など)を設定する。
S5:次にユーザは各明細のデータ長を設定する。
S6:ユーザは全ての明細について矩形範囲、データ型、及び、データ長の設定が終了したか否かを判断し、終了していない場合はステップS3からの処理を繰り返す。
S7:全ての明細について矩形範囲、データ型、及び、データ長の設定が終了した場合、全ての明細について設定された矩形範囲、データ型、及び、データ長を1つの明細属性定義ファイルとして作成する。
S8:次に、ステップS2で取得した帳票データに明細属性定義ファイルを適用することで、帳票データに属性に格納する。
このように、従来は、帳票データで各明細が占める矩形範囲を設定し、それぞれの矩形範囲に含まれる明細の属性に関する設定を行う必要があった。したがって、人の操作による変更、確認を行わなければならない部分が多く、作業にかかる時間やコストが大きいという問題があった。
上記課題に鑑み、本発明は、2つの撮像手段によりそれぞれ撮像された画像を用いて視差情報が含まれた視差画像を作成する画像処理装置であって、1画素未満を単位とする視差を異なる精度で検出する複数の視差検出手段と、前記複数の視差検出手段のうちの1つに、1画素未満を単位とする視差を検出させる切り替え手段と、1画素を単位とする視差を検出する整数視差検出手段と、を有し、前記切り替え手段は1画素を単位とする視差に応じて該視差の前後の類似度を前記視差検出手段に対応したそれぞれのバッファに格納し、前記複数の視差検出手段は、該視差検出手段に対応する前記バッファが空でなければ視差の前後の類似度を用いて1画素未満を単位とする視差をそれぞれ並列に検出する、ことを特徴とする。
上記課題に鑑み、本発明は、帳票データの明細に属性を付与する情報処理装置に、帳票データを取得する帳票データ取得ステップと、帳票データの明細の少なくとも1つと重複する位置に記号列が配置された属性定義記号情報を取得する属性定義記号情報取得ステップと、前記属性定義記号情報の前記記号列を読み取って前記位置の明細の属性を定義する定義情報を作成する定義情報作成ステップと、前記帳票データ取得手段が取得した帳票データの各明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報の属性を付与する属性付与ステップと、を実行させるプログラムを提供する。
少ない作業負荷で帳票データの明細に属性を設定することが可能な情報処理装置を提供することができる。
本実施形態の帳票作成装置の概略的な動作を説明する図の一例である。 電子帳票システムの概略構成図の一例である。 帳票作成装置のハードウェア構成図の一例である。 帳票作成装置の機能ブロック図の一例である。 情報処理装置が出力する帳票データの一例を示す図である。 ダミーデータ定義ファイルの一例を示す図である。 ダミーデータの作成規則を説明する図の一例である。 ダミーデータの一例を示す図である。 ダミーデータの別の一例を示す図である。 明細属性定義データの一例を示す図である。 明細属性名テーブルの一例を示す図である。 ダミーデータのダミー文字列d1のダミー文字列を取り出した図、及び、ダミー文字列d1の明細属性定義ファイルの一例を示す図である。 ダミーデータのダミー文字列d3のダミー文字列を取り出した図、及び、ダミー文字列d3の明細属性定義ファイルの一例を示す図である。 電子帳票システムが帳票データを作成する手順を示すフローチャート図の一例である。 明細属性定義作成部が明細属性定義ファイルを作成する手順を示すフローチャート図の一例である。 帳票データへの属性の付与について説明する図の一例である。 帳票データへの属性の付与について説明する図の一例である。 明細属性が付与された帳票データの表示例を示す図の一例である。 従来の電子帳票の設計において人が行う作業のフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の帳票作成装置の概略的な動作を説明する図の一例である。帳票データを作成するアプリケーション91は所定のレイアウトにて電子データとしての帳票データを出力する。本実施形態の帳票作成装置100は、ユーザの操作なしに又はユーザの操作を抑制して、この帳票データの各明細に属性を付与する。属性を付与することで、ユーザは属性を指定した検索が可能になる。
なお、本実施形態において、帳票データを保持するユーザと、明細に属性を付与する帳票作成装置のユーザとは同じ者であっても異なる者でもよい。本実施形態では便宜的に両者のユーザを区別せずに、単にユーザと称する。
I.ユーザは電子データである帳票データを参照して、帳票データと同じレイアウトのダミーデータを作成する。ダミーデータは、帳票データの明細と同じ位置に属性を指定する記号列が記述されたデータである。ダミーデータの記号列には文字の他、記号や数値、アルファベット、ギリシャ文字などが含まれる場合がある。以下、ダミーデータの記号列をダミー文字列(特許請求の範囲の属性定義記号情報の一例である)と称する。
例えば、帳票データのタイトル(一番上の行)と同じ位置には「&タイトル&」というダミー文字列が記述される。このダミー文字列は、属性のうち「タイトル」という明細属性名を指定する。また、「&〜&」はこの明細のデータ型が文字列であることを指定する。また、「&〜&」の字数により明細のデータ長を指定する。また、「&タイトル&」の位置(例えば、左上の頂点の座標、右下の頂点の座標)は明細の位置を指定する。また、ダミー文字列のサイズにより明細のフォントサイズを指定する。このように、ダミー文字列により、明細毎に、明細属性名、位置、データ型、データ長、及び、フォントサイズなどを指定できる。
II.帳票作成装置は、取得したダミーデータを解析して、明細毎に属性(明細属性名、位置、データ型、データ長、フォントサイズなど)を決定する。1つの明細の属性を明細属性定義データと称し、1つの帳票データの全ての明細の明細属性定義データを明細属性定義ファイルと称する。明細属性定義データは特許請求の範囲の「定義情報」の一例である。
III.帳票作成装置は、帳票データを取得して、明細属性定義データの属性を帳票データの各明細に設定する。具体的には、明細属性定義データに設定された位置と同じ位置の帳票データの明細を特定する。そして、特定した明細に、明細属性定義データが有する属性(明細属性名、データ型、データ長、フォントサイズなど)を付与する。これにより、帳票データの明細に属性を付与できるので、検索時には明細の明細属性名を指定して検索したり、データ型などを絞り込んで検索することが容易になる。
従来であれば、検索対象の帳票データに関する設定をユーザが別途行うなどの必要があったが、本実施形態では、検索時の設定が不要なので作業にかかる人手や時間が減らせるほか、ミスが避けられる。
〔構成例〕
図2は、電子帳票システムの概略構成図の一例である。電子帳票システム500は、アプリケーション91が動作する情報処理装置90、帳票作成装置100、及び、検索サーバ200がネットワーク400を介して接続された構成を有している。
ネットワーク400はLANやインターネットなどのWANである。また、ネットワーク400の一部に電話回線が含まれていてもよい。また、ネットワーク400の一部又は全体が無線通信で接続されていてもよい。
情報処理装置90は、例えばPC(Personal Computer)などを実態とし、帳票データを出力するアプリケーション91が動作している。アプリケーション91は、帳票データを作成できるものであればよく、汎用的なワープロアプリケーションの他、帳票データを専門に作成するソフトウェアでもよい。また、帳票作成装置100がアプリケーション91を動作させてもよい。
また、本実施形態では、情報処理装置90は、ユーザの操作を受け付けてダミーデータを作成する装置としても動作するものとする。しかし、ダミーデータは、情報処理装置以外の装置が作成してもよい。また、だれが作成してもよい。
帳票作成装置100もPCなどの情報処理装置を実態としており、実態はPCなどである。帳票作成装置100は、PCがプログラムを実行するなどして帳票を作成する装置として機能する。
なお、帳票作成装置100及び情報処理装置90は、PCの他、タブレット、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)などを実態としてもよく、プログラムが動作するOS(Operating System)やプラットフォームは制限されない。
また、帳票作成装置100は、ダミーデータを情報処理装置90から取得すれば、明細属性定義データを作成できる。したがって、帳票作成装置100と情報処理装置90はネットワーク400で接続されている必要はなく、ユーザが可搬型の記憶媒体にダミーデータを記憶させ、帳票作成装置100に読み取らせてもよい。
帳票作成装置100は、属性が付与された帳票データが記憶される帳票データDBを有している。帳票データDBはネットワーク400上に存在してもよいし、検索サーバ200が有していてもよい。
検索サーバ200は、検索端末300からの検索要求を受け付け、帳票データにアクセスして帳票データを検索する。そして、検索に適合した帳票データ(又はその一部である明細)を検索端末300に送信する。
〔帳票作成装置のハードウェア構成〕
図3は、帳票作成装置100のハードウェア構成図の一例を示す。帳票作成装置100は、それぞれバスで相互に接続されているCPU101、RAM102、ROM103、記憶媒体装着部104、通信装置105、入力装置106、表示制御部107及び記憶装置108を有する。CPU101は、OS、ソフトウェアを記憶装置108から読み出して、RAM102を作業メモリにして実行する。
RAM102はデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM103には初期設定されたデータ、OSを起動するためのプログラム等が記憶されている。
記憶媒体装着部104はUSBケーブル等のケーブルや、可搬型の記憶媒体111を装着するインタフェースである。
通信装置105は、LANカードやイーサネット(登録商標)カードと呼ばれ、情報処理装置90から各種のデータ(主に帳票データ、ダミーデータ)を受信する。
入力装置106は、キーボード、マウスなど、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインターフェイスである。タッチパネルや音声入力装置を入力装置とすることもできる。
表示制御部107は、種々のソフトウェアが指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等でディスプレイ120に画面を表示してUI(User Interface)を形成する。ディスプレイ120は、例えば、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
記憶装置108は、HDDやフラッシュメモリなどの不揮発メモリであり、OS、種々のソフトウェア等を記憶している。また、本実施形態では帳票を作成するためのプログラム110が記憶されている。
記憶媒体111は、例えば、SDカードやUSBメモリなど不揮発性のメモリである。プログラム110は、記憶媒体111に記録された状態又は不図示のサーバからダウンロードされる態様で配布される。
情報処理装置90、検索サーバ200、及び、検索端末300のハードウェア構成も帳票作成装置100と同様でよいが、同一のハードウェア構成を備えている必要はなく、それぞれが特有のハードウェア構成を有していてもよい。
〔帳票作成装置の機能〕
図4は、帳票作成装置100の機能ブロック図の一例を示す。帳票作成装置100は、ダミーデータ取得部11、明細属性定義作成部13、電子帳票データ作成部14、及び、帳票データ取得部12を有している。これらは、CPU101がプログラム110を実行し、図3を含む各種のハードウェアと協働して実現される。また、帳票作成装置100は、記憶装置108、RAM102、又は、記憶媒体111などに構築された、ダミーデータ定義ファイル記憶部15、明細属性定義ファイル記憶部16、帳票データDB17、及び、明細属性名テーブル記憶部18を有している。
ダミーデータ取得部11は、情報処理装置90のアプリケーション91により作成されたダミーデータを取得する。例えばネットワーク400を介して受信してもよいし、記憶媒体111から読み出してもよい。
明細属性定義作成部13は、ダミーデータとダミーデータ定義ファイルとから明細属性定義ファイルを作成する。ダミーデータ定義ファイルは、主にダミー文字列が使用する識別記号をデータ型と結びつけるファイルであるが詳しくは後述する。
帳票データ取得部12は、情報処理装置90のアプリケーション91により作成された帳票データを取得する。例えばネットワーク400を介して受信してもよいし、記憶媒体111から読み出してもよい。
電子帳票データ作成部14は、帳票データに明細属性定義ファイルを適用して、帳票データの各明細に属性を付与する。
ダミーデータ定義ファイル記憶部15にはダミーデータ定義ファイルが記憶されている。ダミーデータ定義ファイルは、ユーザなどが帳票データに応じて変更できるので、帳票の種類ごとにダミー文字列の識別記号などを変更可能になる。
明細属性定義ファイル記憶部16には、明細属性定義作成部13が作成した明細属性定義ファイル(1つ以上の明細属性定義データ)が記憶される。明細属性定義ファイルは、帳票データの明細毎に、明細の属性を定義するファイルである。
帳票データDB17には、帳票データの明細に属性が付与された帳票データが記憶される。明細属性名テーブル記憶部18は、明細属性名テーブルが記憶される。明細属性名テーブル記憶部18は、特許請求の範囲の名称情報設定テーブルの一例である。
なお、ダミーデータ定義ファイル記憶部15、明細属性定義ファイル記憶部16、帳票データDB17及び明細属性名テーブル記憶部18の1つ以上は、帳票作成装置100が有するのでなく、帳票作成装置100がアクセス可能なネットワーク400上に配置されていてもよい。
〔各データについて〕
以下、本実施形態で用いられる各データについて説明する。
<帳票データ>
図5は、情報処理装置90が出力する帳票データの一例を示す図である。ユーザは図示するようなレイアウトで帳票データを印刷する。レイアウトとは、各明細の配置をいう。帳票データのレイアウトはユーザが設計できる。
なお、図5では説明のため行番号を付したが、実際には行番号はないものとする。また、帳票データのひとまとまりの数字や文字列などを明細と称する。明細には、1つだけのものと繰り返されるものがある。
例えば、1行目には中央(この座標が属性の位置に相当する)に、1つだけの明細として、帳票のタイトル(住宅ローン借入会員明細リスト)が配置される。また、タイトルは文字なのでデータ型は文字である。タイトルの文字数は「14」なのでデータ長は「14」である。また、決められたフォントサイズで形成される。
同様に2行目には、1つだけの明細として、右端に日付(又は年月日と読んでもよい)が配置される。日付のデータ型は「日付」である。日付の桁数は「7」なのでデータ長は「7」である。また、フォントサイズは図示されているとおりであるが、ユーザにとっては既知である。
3〜7行には同じ明細が繰り返し配置されている。これらは後述するように、明細属性名としては、会員番号、県、会員氏名、種別、最新借入額、合計、最新借入日と呼ばれる。8〜12行にも同様に、同じ明細が繰り返し配置されている。これらは、明細属性名としては、会員氏名(ローマ字)、住所、借入限度額と呼ばれる。これらの繰り返し数もユーザが設計でき、繰り返しのある明細では、繰り返し数が属性の1つとなる。
ダミーデータは帳票データのレイアウトをユーザが参照して、このような属性を考慮して作成される。
<ダミーデータ定義ファイル>
図6は、ダミーデータ定義ファイルの一例を示す図である。ダミーデータ定義ファイルには、ダミー文字列の識別記号がどのデータ型を表すかが定義されている。
識別記号は例えば「&」「%」「#」などである。識別記号はデータ型を指定する。すなわち、図6のダミーデータ定義ファイルでは、ダミー文字列の識別記号とデータ型を以下のように定義する。
「String=&」
ダミー文字列に「&」がある場合、そのダミー文字列は「文字列」を意味している。
「Number=%」
ダミー文字列に「%」がある場合、そのダミー文字列は「数字」を意味している。
「Date=#」
ダミー文字列に「#」がある場合、そのダミー文字列は「日付」を意味している。
ユーザは、ダミーデータで使用するダミー文字列を考慮して、ダミーデータ定義ファイルを作成する。または、ダミーデータ定義ファイルを参照して、ダミー文字列を決定しダミーデータを作成する。
なお、ダミーデータ定義ファイルのファイル形式は、図6のようにiniファイル(ソフトウェアの設定が保存されるファイル)でもよいし、xmlファイルで作成されていてもよいし、レジストリに設定されてもよい。その他、帳票作成装置100が読み取りに適したファイル形式でよい。
<ダミーデータ>
図7はダミーデータの作成規則を説明する図の一例である。ダミーデータの作成規則は以下のようになっている。
(1)ダミー文字列は識別記号で始まり識別記号で終了する。
識別記号はダミーデータ定義ファイルに定義されている。
(2)「文字列」、「数字」が1桁の場合は、1つの「識別記号」だけとする。
(3)最初の識別記号から最後の識別記号までの文字数が明細の最大文字数を表す。
(4)日付は、Yが年、Mが月、Dが日を表す。Y,M、D以外は区切り記号とする。
(5)数字は「,」を区切り記号とし区切り記号は桁数には数えない。
(6)明細に名前を付ける場合は、識別記号の間に記述する。この名前は特許請求の範囲の名称情報野市例である。
(空白文字は、アンダーラインで表現する。)
(7)識別記号のフォントサイズは帳票データの明細(文字、数字、記号)と同じにする
(8)ダミー文字列の外接矩形の頂点をダミー文字列の位置とする
ユーザは作成規則に基づいてダミーデータを作成する。この作成規則は、明細属性定義作成部13に組み込まれており、ダミーデータから明細属性定義ファイルを作成する際には作成規則に基づき明細属性定義ファイルを作成する。
図8は、ダミーデータの一例を示す図である。ユーザは帳票データを参照して、帳票データの明細の同じ位置にダミー文字列を配置することでダミーデータを作成する。なお、帳票データの明細の同じ位置にダミー文字列を配置しなければならないわけではなく、属性を与えたい明細と同じ位置にダミー文字列を配置すればよい。また、同じ位置とは帳票データの明細を囲む矩形範囲とダミー文字列を囲む矩形範囲が全く同じ他、一部又は大部分が重複する場合を含む。以下、各明細のダミー文字列について説明する。
・ダミー文字列d1
ダミー文字列d1は「&&&&&&帳票タイトル−1&&&&&&&&」である。帳票データの明細c1は文字列なので、ダミー文字列は「&」で始まり「&」で終了する。「&」のフォントサイズは明細c1のフォントサイズと同じである。最初の「&」から最後の「&」までの「&」の数は、明細c1の文字列の最大数を考慮して決定される。明細c1は半角で14文字(全角で7文字)なので、14個の半角の「&」が配置される。これにより、帳票データの明細c1が占める範囲とダミー文字列d1のダミー文字列が占める範囲がほぼ一致する。なお、ダミー文字列d1に十分な長さがあるため、ユーザは「帳票タイトル-1」という明細属性名を「&」と「&」の間に記述している。このため、14個あるはずの半角の「&」の数は、明細属性名の数だけ少なくなっている。なお、明細属性名は、後述する明細属性名テーブルによっても定義可能である。
・ダミー文字列d2
ダミー文字列d2は「#YYY-MM-D#」である。帳票データの明細c2は日付なので、ダミー文字列は「#」で始まり「#」で終了する。「#」のフォントサイズは明細c2のフォントサイズと同じである。明細c2は「2013-03-19」なので日付の形式は「YYYY-MM-DD」の合計10桁である。この形式の最初と最後に「#」が設定される。この場合も、帳票データの明細c2が占める範囲とダミー文字列d2のダミー文字列が占める範囲がほぼ一致する。
・ダミー文字列d3〜d5
ダミー文字列d3〜d5は、ダミー文字列d1と同様の構成になっている。すなわち、帳票データの明細c3〜c5が文字列であるため、帳票データの明細c3〜c5の文字数と同じ数で同じフォントサイズの「&」が配置されている。また、「&」の数が明細属性名よりも多いことを利用して「&」が明細属性名で置き換えられている。なお、ダミー文字列d3〜d5は繰り返し配置される明細であるので、データ長は明細c3〜c5が持ち得る最大のデータ長が定義される。
・ダミー文字列d6
ダミー文字列d6は「&&」である。帳票データの明細c6は2文字の文字列なので、ダミー文字列は「&&」となる。「&」のフォントサイズはダミー文字列d6のフォントサイズと同じである。これにより、帳票データの明細c6が占める範囲とダミー文字列d6のダミー文字列が占める範囲がほぼ一致する。しかし、「&」の数が少ないので、明細属性名はダミー文字列に含まれていない。この場合は、後述する明細属性名テーブルにより明細属性名が定義される。
・ダミー文字列d7
ダミー文字列d7は「%,%%%,%%%」である。帳票データの明細c7は数字なので、ダミー文字列は「%」で始まり「%」で終了する。「%」のフォントサイズは明細c7のフォントサイズと同じである。明細c7は「1,000,000」であるため、形式が一致するようにカンマ区切りによりダミー文字列が記述される。カンマ区切りによる形式を優先するため、明細属性名は明細属性名テーブルにより定義される。この場合も、帳票データの明細c7が占める範囲とダミー文字列d7のダミー文字列が占める範囲がほぼ一致する。
・ダミー文字列d8
ダミー文字列d8は「%合 計%%%%」である。ダミー文字列d8はダミー文字列d7と同様であるが、カンマ区切りの形式が定義される代わりに明細属性名が記述されている。この場合は、「合計」を含む「%」〜「%」の数で桁数が定義され、帳票データの形式で表示される。
・ダミー文字列d9
ダミー文字列d9は「#YYY/MM/D#」である。日付の形式が異なっている以外は、ダミー文字列d2と同じである。
・ダミー文字列d10〜d12
ダミー文字列d10、d11はダミー文字列d1と同様の構成であり、ダミー文字列d12はダミー文字列d8と同様の構成である。
・ダミー文字列d3〜d12の繰り返しについて
ダミー文字列d3〜d12はそれぞれ5個ずつ繰り返して配置される。これも帳票データと同様であるが、ダミーデータでは想定される最大の繰り返し数だけ同じダミー文字列が配置される。例えば、帳票データではダミー文字列d3〜d12がそれぞれ3個しかないとしても、ダミーデータでは5個ずつ配置される。帳票データの明細のデータ数が可変であっても、ダミー文字列により明細に属性を設定できる。
なお、図9(a)に示すように、ダミーデータは1つの帳票データに対し、複数、作成することもできる。図9(a)は、図5の帳票データに対し作成されたダミーデータの一例である。図9(a)のダミーデータは、図8と比べて明細属性名が英語に変わっている。また、ダミー文字列d9の日付フォーマットが図8とは異なっている。このように2つのダミーデータを用意することで、1つの帳票データに異なる属性を付与することが可能になり、帳票データの用途に応じて使い分けることができる。
また、図9(b)では会員氏名に対する明細属性が定義されていない。このように任意の明細に属性を付与しないことで、属性がない明細を異なる扱いとすることができる。例えば、属性がない明細を検索対象としない電子帳票システム500では、検索対象から除外することが可能になる。この例では、検索対象から氏名などの個人情報を除外することができる。
また、図9(b)のように明細属性を与えないのではなく、検索不可となるような明細属性を定めておき、そのような明細属性を与えてもよい。
<明細属性定義ファイル>
図10は、明細属性定義データの一例を示す図である。明細属性とその説明が対応づけて説明されている。
ID…明細属性定義データの識別情報が設定される。
明細属性名…「タイトル」や「会員番号」などの明細属性名が設定される。
明細属性のデータ型…ダミー文字列が指示するデータ型(文字列、数値、日付など)が設定される。
日付フォーマット…YYYY-MM-DDなどの日付や数値の形式が設定される。数字の場合は数字フォーマットが設定される。
明細属性の繰り返し…繰り返される明細か否かが設定される。
矩形開始位置 x、y…ダミー文字列の矩形開始位置(ピクセル数を単位とする座標)が設定される。
矩形終了位置 x、y…ダミー文字列の矩形終了位置(ピクセル数を単位とする座標)が設定される。
継続元明細属性ID…別の明細の明細属性を利用して明細属性定義データを設定する場合に指定される元の明細属性定義データのIDが設定される。
明細属性間隔…繰り返し配置される明細におけるダミー文字列同士の間隔が設定される。
明細属性数…繰り返し配置される明細の繰り返し数が設定される。
明細属性(表)の方向…繰り返し配置される明細におけるダミー文字列の繰り返し方向(横・縦)が設定される。
データ長…ダミー文字列を構成する記号の数が設定される。
フォントサイズ…ダミー文字列を構成する記号のサイズが設定される。
<明細属性名テーブル>
図11は、明細属性名テーブルの一例を示す図である。明細属性名テーブルには、明細属性定義データに対応づけて明細属性名が設定されている。明細属性名テーブルはユーザが作成する。
明細属性定義データは帳票データの明細に属性を付与するので、この明細属性名は帳票データの明細の属性の1つになりうる。ユーザは、帳票データの明細に任意の明細属性名を付与できる。明細属性名は、帳票データの明細に対応づけて表示され、各明細が何かを示す情報となる。上述したように、明細属性名は、明細属性定義データにも設定される場合がある。明細属性定義データと明細属性名テーブルの両方に明細属性名がある明細の場合、明細属性定義ファイル又は明細属性名テーブルの明細属性名のどちらが、帳票データの属性として付与されてもよい。なお、ユーザが明細属性定義ファイル又は明細属性名テーブルのどちらを優先するかを設定可能としてもよい。
IDは明細属性定義データのIDと同じものである。明細タイプは「Key」又は「Item」の二種類があり、「Key」は帳票のページ全体に1つしかない明細を、「Item」は帳票のページ全体に複数ある明細を意味している。
〔明細属性定義ファイルの例〕
図12(a)はダミーデータのダミー文字列d1のダミー文字列が取り出された図を示し、図12(b)はダミー文字列d1の明細属性定義データの一例を示す。
明細属性定義作成部13は、上記のダミーデータの作成規則及びダミーデータ定義ファイルに従って、ダミー文字列から明細属性定義ファイルを作成する。ダミーデータの1行目から例えば右方向に識別記号をさがすと図12(a)のダミー文字列「&&&&&&帳票タイトル−1&&&&&&&&」が見つかる。
・ダミーデータ定義ファイルによると、識別記号「&」は文字列を意味するので、データ型は文字列となる。
・ダミーデータの作成規則(1)(3)により、ダミー文字列は同じ識別記号に挟まれているので、最初の「&」から最後の「&」までの文字数を数え、このダミー文字列のデータ長は14であると検出される(全角は2文字でカウント)。
・ダミーデータの作成規則(7)に基づき「&」のフォントサイズからダミー文字列d1のフォントサイズが検出される(図ではMとした)。
・ダミー文字列に「&」以外の文字があるため、ダミーデータの作成規則(6)に基づき明細属性名として検出される。
・ダミーデータの作成規則(8)に基づき、ダミー文字列の外接矩形の頂点(xs1,ys1)を矩形開始位置に、頂点(xe1,ye1)を矩形終了位置に、それぞれ決定する。
続いて、繰り返しがあるダミー文字列から決定される明細属性定義データについて説明する。
図13(a)はダミーデータのダミー文字列d3のダミー文字列が取り出された図を示し、図13(b)はダミー文字列d3の明細属性定義データの一例を示す。
明細属性定義作成部13は、ダミーデータの3行目で右方向に識別記号をさがすと図13(a)のダミー文字列「&会員番号&」が見つかる。
・ダミーデータ定義ファイルによると、識別記号「&」は文字列を意味するので、データ型は文字列となる。
・ダミーデータの作成規則(1)(3)により、ダミー文字列は同じ識別記号に挟まれているので、最初の「&」から最後の「&」までの文字数を数え、このダミー文字列のデータ長は10であると検出される。
・ダミーデータの作成規則(7)に基づき「&」のフォントサイズからダミー文字列d1のフォントサイズが検出される。
・ダミー文字列に「&」以外の文字があるため、ダミーデータの作成規則(6)に基づき明細属性名として検出される。
・ダミーデータの作成規則(8)に基づき、ダミー文字列の外接矩形の頂点(xs3,ys3)を矩形開始位置に、頂点(xe3,ye3)を矩形終了位置に、それぞれ決定する。
ダミー文字列d3によりここまでの明細属性が取得される。この後、ダミー文字列の探索によりダミー文字列d3−2が検出され、すでに検出されたダミー文字列d3(&会員番号&)と同じであると判断される。
・これにより、ダミー文字列d3により作成された明細属性定義データの「明細属性の繰り返し」は「あり」になり、「明細属性(表)の方向」は「縦」になる。また、「明細属性数」は2になる。
・1つめの「&会員番号&」と2つめの「&会員番号&」の間隔dを測定して「明細属性間隔」に設定する。
同様に、ダミー文字列d3-3、ダミー文字列d3-4、及び、ダミー文字列d3-5が検出されると、合計5つの「&会員番号&」が見つかる。このため「明細属性数」は最終的に5になる。
このように、繰り返されるダミー文字列により、「明細属性の繰り返し」「明細属性数」及び「明細属性間隔」が設定される。これらは特許請求の範囲の「範囲情報」の一例である。
〔動作手順〕
図14は、電子帳票システム500が帳票データを作成する手順を示すフローチャート図の一例である。
S11:情報処理装置90のアプリケーション91は、帳票データを出力する。
S12:情報処理装置90のアプリケーション91は、ダミーデータを出力する。ダミーデータは帳票作成装置100や任意の装置が出力してもよい。
S13:帳票データ取得部12は帳票データを取得する。
S14:ダミーデータ取得部11はダミーデータを取得する。
S15:ダミーデータを取得すると、明細属性定義作成部13は、自動的に明細属性定義ファイルの作成を開始する。この処理については図15で詳細に説明する。
S16:電子帳票データ作成部14は、明細属性定義ファイルを帳票データに適用して、帳票データの明細に属性を付与する。
S17:ユーザは、帳票データが期待される形態で表示されるか否かを判断する。正しく表示されない場合はステップS12に戻って、ダミーデータが修正される。
図15は、明細属性定義作成部13が明細属性定義ファイルを作成する手順を示すフローチャート図の一例である(図14のステップS15の処理)。
ダミーデータを取得すると、ダミーデータ内のダミー文字列の探索を開始する(S15−1)。例えば、特定の位置(例.左上のコーナー)から左→右に向かって、ダミー文字列の探索を行う。
ダミー文字列が見つかった場合(S15−1のYes)、ダミー文字列が持っているダミー文字列の情報(位置情報/フォントサイズ/データ長/データ型 等)を取得する(S15−3)。すなわち、繰り返し数など以外の属性を取得する。
次に、属性が取得されたダミー文字列と同じダミー文字列がすでに検出されているか否かを判定する(S15−4)。この判定は、以下の条件を満たす場合にYesと判定される。
・同じダミー文字列であること
・x座標の範囲又はy座標の範囲が同じであること
・ダミー文字列から取得されるダミー文字列の情報(フォントサイズ/データ長/データ型)が全て同じであること
1つの帳票データに同じダミー文字列が存在する場合は同じ明細の繰り返しであるという前提なら(1つのダミーデータには同じダミー文字列が1つしかない)、ダミー文字列が同じかどうかだけ判断すればよい。しかし、1つの帳票データに同じダミー文字列が存在する場合もあるため、位置とダミー文字列の情報を比較することで、繰り返し配置されるダミー文字列を正確に検出できる。
ステップS15−1で検出したダミー文字列がまだ検出されていないダミー文字列の場合(S15−4のNo)、取得したダミー文字列の情報を明細属性定義データとして設定する(S15−5)。
ステップS15−1で検出したダミー文字列がすでに検出されているダミー文字列の場合(S15−4のYes)、取得したダミー文字列の情報ではなく、「明細属性の繰り返し」「明細属性間隔」「明細属性(表)の方向」を明細属性定義データに設定する(S15−6)。また、「明細属性数」を1つ大きくする。「明細属性数」は、次に同じダミー文字列が検出される毎に1つ大きくなる。
処理はステップS15−1に戻り、明細属性定義作成部13は次のダミー文字列を探索する。帳票データの端まで探索したら、改行してまたダミー文字列の探索を続ける。
このようにして、ダミーデータの全てのダミー文字列の探索、明細属性定義データの設定を行っていき、ダミー文字列がなくなったら(S15−2のNo)、明細属性が設定されたすべての明細属性定義データを1つの明細属性定義ファイルとして明細属性定義ファイル記憶部16に記憶する(S15−7)。
図15の手順について、図8のダミーデータを参照しながら詳細に説明する。
1.帳票の左上から右方向に向かってダミー文字列の検索を開始する。すると、まず「&&&&&&帳票タイトル-1&&&&&&&&」というダミー文字列が発見される。このダミー文字列から、ダミー文字列の情報(位置、データ型、フォントサイズ、データ長、明細属性名など)を取得する。このようなダミー文字列の情報を持つ同じダミー文字列は初めて取得されるので、これらを明細属性定義データとして設定する。
2.1つめのダミー文字列と同じ行で右方向に向かって次のダミー文字列を探索するが、帳票右端まで見つからない。このため、2行目の左端から探索を行う。すると「#YYY-MM-D#」というダミー文字列が発見されるので、このダミー文字列からダミー文字列の情報を取得する。このダミー文字列も初めて発見されるダミー文字列なので、新しい明細属性定義データとして設定する。
3.2行目を再び右方向に向かって探索するが、帳票右端まで見つからないため、3行目を左端から探索する。これにより「&会員番号&」というダミー文字列が発見されるので、このダミー文字列からダミー文字列の情報を取得する。このダミー文字列も初めて発見されるダミー文字列なので、新しい明細属性定義データとして設定する。
4.3行目の探索を継続すると、次に「&&県&&」というダミー文字列が発見されるので、このダミー文字列からダミー文字列の情報を取得する。このダミー文字列も初めて発見されるダミー文字列なので、新しい明細属性定義データとして設定する。以降、「&&&会員氏名&&&&&&」「&&」「%,%%%,%%%」「%合 計%%%」「#YYY/MM/D#」についても同様にダミー文字列が発見され、新しい明細属性定義データが設定される。
5.次に、4行目の探索を開始すると、「&会員番号&」というダミー文字列が発見される。明細属性定義ファイルを検索すると「&会員番号&」というダミー文字列はすでに発見されている。既出のダミー文字列のx座標の範囲が一致し、ダミー文字列から取得されるダミー文字列の情報(フォントサイズ/データ長/データ型)が全て同じであるので、繰り返しのダミー文字列が発見されたと判断される。このため、新しい明細属性定義データを作成することなく、既出のダミー文字列の明細属性定義データに「明細属性の繰り返し」「明細属性間隔」「明細属性数(2回)」「明細属性(表)の方向」を設定する。
6.4行目の探索を継続すると、「&&県&&」というダミー文字列が発見される。同様に「&&県&&」はすでに発見されていると判断され、既出のダミー文字列の明細属性定義データが更新される。「&&&会員氏名&&&&&&」「&&」「%,%%%,%%%」「%合 計%%%」「#YYY/MM/D#」についても同様である。
7.次に、5行目の探索を開始すると、「&会員番号&」というダミー文字列が発見されるが、すでに発見済みであると判断される。また、既出のダミー文字列の明細属性定義データにはすでに「明細属性の繰り返し」「明細属性間隔」「明細属性数(2回)」「明細属性(表)の方向」が設定されているので、「明細属性数」を1つ大きくして「明細属性数(3回)」に更新する。
このようにして帳票データの右下まですべてのダミー文字列を探索して、明細属性定義データの設定を行っていき、1つの帳票データに対する明細属性定義ファイルを作成する。
〔帳票データへの明細属性の付与〕
電子帳票データ作成部14は、図13のように作成された明細属性定義データを図5の帳票データへ適用して、帳票データの明細に属性を付与する。電子帳票データ作成部14は、明細属性定義データの矩形開始位置〜矩形終了位置に存在する帳票データの明細に、明細属性定義データの属性を付与する。
ここで、帳票データの明細の位置をキーにして、帳票データの明細の位置と同じ位置を示す矩形開始位置と矩形終了位置を有する明細属性定義データを決定してもよい。しかし、明細属性定義データの矩形開始位置と矩形終了位置に含まれる明細にのみ属性を付与することで、帳票データにダミーデータで定義されていない明細があっても属性の付与対象から除外できる。
図16、17は、帳票データへの属性の付与について説明する図の一例である。電子帳票データ作成部14は、例えば、ID=1の明細属性定義データから順番に、矩形開始位置と矩形終了位置が示す位置に存在する明細を決定する。
ID=1の明細属性定義データは、帳票データの「住宅ローン借入会員明細リスト」の属性を定義すると決定される。したがって、ID=1の明細属性定義データの属性は「住宅ローン借入会員明細リスト」に付与される。また、明細属性名は明細属性定義データに含まれたものになる。
ID=2の明細属性定義データは、帳票データの「2013-03-19」の属性を定義すると決定される。したがって、ID=2の明細属性定義データの属性は「2013-03-19」に付与される。また、明細属性定義データに明細属性名が含まれていないので、明細属性名テーブルのID=2の「作成日」という明細属性名が付与される。
ID=3の明細属性定義データは、帳票データの「1234-56789」の属性を定義すると決定される。したがって、ID=3の明細属性定義データの属性は「1234-56789」に付与される。また、明細属性名は明細属性定義データに含まれたものになる。
ここで、ID=3の明細属性定義データは、「明細属性の繰り返し」が「あり」なので、「明細属性(表)の方向」に「明細属性間隔」をおいて「明細属性数」の数だけ、矩形開始位置と矩形終了位置により定まる範囲を定義できる。「明細属性数」の数が5の場合、合計4つの範囲が定義されるため、この範囲が示す位置に存在する明細を決定する。
「明細属性数」は明細が繰り返される最大の繰り返し数なので、帳票データの明細のデータ数が可変であっても、範囲内に収まっていれば、検索対象の明細に設定できる。
これにより、「1234-98765」「2468-13579」「2380-14567」「9999-87654」の明細が特定されるので、これらにもID=3の明細属性定義データが定義する属性が付与される。
ID=4の明細属性定義データは、帳票データの「東京」の属性を定義すると決定される。したがって、ID=4の明細属性定義データの明細属性は「東京」に付与される。また、明細属性名は明細属性定義データに含まれたものになる。
ID=4の明細属性定義データは「明細属性の繰り返し」が「あり」なので、ID=3の明細属性定義データと同様に、「神奈川」「埼玉」「千葉」「北海道」にID=4の明細属性定義データが定義する属性が付与される。
ID=5〜12の明細属性定義データについても同様に、属性が付与される明細が特定される。このように、明細属性定義データの矩形開始位置と矩形終了位置が指定する範囲に一致する明細に属性を付与するので、帳票データにダミーデータで定義されていない文字列があっても属性は付与されない。したがって、帳票データのダミーデータで定義されていない文字列は、検索対象から除外するなどの処理が可能になる。
〔帳票データの表示例〕
図18は明細属性が付与された帳票データの表示例を示す図の一例である。電子帳票データ作成部14は、帳票データに対し、明細属性定義データの矩形開始位置と矩形終了位置が指定する範囲に矩形枠501を形成する。
また、「明細属性(表)の方向」「明細属性間隔」及び「明細属性数」により決定される範囲に矩形枠502を形成する。これにより、図示するように帳票データの各明細が矩形枠の中に含まれるようになる。
また、電子帳票データ作成部14は、明細属性名テーブルを参照して、明細属性定義データの矩形開始位置と矩形終了位置が指定する矩形枠501の上側に明細属性名503を表示する。明細属性名を表示する位置は、予め定められている。
また、矩形枠の色や線の太さも予め定められている。例えば、明細属性名テーブルにおけるKeyとItemの違いにより、矩形枠の色や線の太さを変えてもよい。
〔検索について〕
このように、ダミーデータを用いることで明細属性を持っていない帳票データの明細に属性を付与することができる。まず、帳票データの配置を変更せずに属性を付与できるので、帳票データの見た目を変更せずに検索することが可能になる。各明細に、データ型、データ長、日付フォーマット(数値フォーマット)などのデータ型が設定されるので、データ型を考慮した検索を行うことができる。また、各明細に明細属性名を付与できるので、明細属性名を指定して検索したり、検索の対象外とする検索が可能である。
11 ダミーデータ取得部
12 帳票データ取得部
13 明細属性定義作成部
14 電子帳票データ作成部
15 ダミーデータ定義ファイル記憶部
16 明細属性定義ファイル記憶部
17 帳票データDB
18 明細属性名テーブル記憶部
90 情報処理装置
91 アプリケーション
100 帳票作成装置
200 検索サーバ
500 電子帳票システム
特開2010−026750号公報

Claims (12)

  1. 帳票データの明細に属性を付与する情報処理装置に、
    帳票データを取得する帳票データ取得ステップと、
    帳票データの明細の少なくとも1つと重複する位置に記号列が配置された属性定義記号情報を取得する属性定義記号情報取得ステップと、
    前記属性定義記号情報の前記記号列を読み取って前記位置の明細の属性を定義する定義情報を作成する定義情報作成ステップと、
    前記帳票データ取得ステップにより取得された帳票データの明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報の属性を付与する属性付与ステップと、

    を実行させるプログラムであって、
    前記定義情報作成ステップでは、前記属性定義記号情報から同じ前記記号列が検出された場合、新たに検出された同じ前記記号列の横方向又は縦方向の位置がすでに検出されている前記記号列の横方向又は縦方向の位置と同じであり、かつ、
    新たに検出された前記記号列の前記定義情報とすでに検出されている前記記号列の前記定義情報が同じ場合、すでに検出されている前記記号列の前記定義情報に前記記号列の繰り返しがある旨を設定する、ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の位置を特定し、前記記号列を囲む範囲情報を前記定義情報に設定し、
    前記属性付与ステップでは、前記範囲情報の範囲に存在する帳票データの明細に、前記記号列から作成された定義情報の属性を付与する、ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記記号列は、データ型を指定する識別記号を含み、
    前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の前記識別記号に基づき前記定義情報にデータ型を設定し、
    前記属性付与ステップでは、帳票データの各明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報のデータ型を属性として付与する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 前記記号列は、明細の名称情報を含み、
    前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の前記名称情報を前記定義情報に設定し、
    前記属性付与ステップでは、帳票データの各明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報の名称情報を属性として付与する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のプログラム。
  5. 前記属性付与ステップでは、
    帳票データの各明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報の名称情報、又は、
    前記定義情報に対応づけて明細の名称情報が設定された名称情報設定テーブルから読み出した名称情報のいずれかを属性として付与する、ことを特徴とする請求項4記載のプログラム。
  6. 前記記号列は、該記号列と重複する位置の明細の記号サイズ及び記号数で構成されており、
    前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の記号サイズ及び記号数を前記定義情報に設定する、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のプログラム。
  7. 前記属性定義記号情報取得ステップでは、1つの帳票データに対し複数の前記属性定義記号情報を取得し、
    前記定義情報作成ステップでは、帳票データの同じ明細の属性を定義する定義情報を前記属性定義記号情報の数だけ作成する、
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のプログラム。
  8. 前記定義情報作成ステップでは、前記属性定義記号情報から同じ前記記号列が検出された場合、新たに検出された同じ前記記号列の横方向又は縦方向の位置がすでに検出されている前記記号列の横方向又は縦方向の位置と同じであり、かつ、
    新たに検出された前記記号列の前記定義情報とすでに検出されている前記記号列の前記定義情報が同じ場合、
    すでに検出されている前記記号列の前記定義情報に、さらに、前記記号列の間隔、繰り返し数、又は、繰り返しの方向の1つ以上を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  9. 前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の位置を特定し、前記記号列を囲む範囲情報を前記定義情報に設定し、
    前記属性付与ステップでは、
    前記範囲情報の範囲を、前記定義情報に設定された前記繰り返しの方向に、前記記号列の間隔を空けて、前記繰り返し数だけ設定し、
    り返し設定された前記範囲に存在する帳票データの明細に、前記記号列から作成された定義情報の属性を付与する、ことを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記記号列は、明細の名称情報を含み、
    前記定義情報作成ステップでは、前記記号列の前記名称情報を前記定義情報に設定し、
    前記属性付与ステップでは、前記範囲情報の範囲を囲む枠と前記名称情報を表示し、前記繰り返し設定された前記範囲を囲む枠を表示する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 帳票データの明細に属性を付与する情報処理装置であって、
    帳票データを取得する帳票データ取得手段と、
    帳票データの明細の少なくとも1つと同じ位置に属性を定義する記号列が配置された属性定義記号情報を取得する属性定義記号情報取得手段と、
    前記属性定義記号情報の前記記号列を読み取って前記位置の明細の属性を定義する定義情報を作成する定義情報作成手段と、
    前記帳票データ取得手段が取得した帳票データの明細に、明細と重複する位置の前記記号列に基づき作成された前記定義情報の属性を付与する属性付与手段と、を有し、
    前記定義情報作成手段は、前記属性定義記号情報から同じ前記記号列が検出された場合、新たに検出された同じ前記記号列の横方向又は縦方向の位置がすでに検出されている前記記号列の横方向又は縦方向の位置と同じであり、かつ、
    新たに検出された前記記号列の前記定義情報とすでに検出されている前記記号列の前記定義情報が同じ場合、すでに検出されている前記記号列の前記定義情報に前記記号列の繰り返しがある旨を設定することを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項記載のプログラムを記載した情報処理装置により読み取り可能な記憶媒体。
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