JP2014146128A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子文書を複数端末間で共有する際の閲覧ユーザの利便性を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、表示単位を示す単位情報を対象表示端末に送信する送信手段とを有することによって課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、紙に印字され出版されていた書籍は、近年電子書籍フォーマットでも提供されるようになってきている。電子書籍を閲覧するための閲覧端末の表示画面の解像度や表示画面のサイズは、様々である。このため、電子書籍は、表示画面のサイズや文字サイズに応じてレイアウトを変えることが可能なリフロー形式のフォーマットで提供されることが多い。リフロー形式の電子書籍フォーマットの例としては、EPUBというIDPF(International Digital Publishing Forum)が規定するフォーマットがある。EPUBは、標準フォーマットとして利用されている。
携帯端末も閲覧端末として利用されているが、携帯端末の表示画面のサイズは、紙のサイズに比べて小さい。このため、画面サイズの小さい表示画面において、通常のドキュメントの体裁の表示ページを全体表示させた場合には、文字が小さ過ぎて、ユーザが表示内容を認識できない場合がある。したがって、このような場合には、ユーザは、表示ページの内容を確認するために、スクロールや、拡大縮小の操作を行う必要があり、操作が煩わしいという問題がある。
前述のEPUB等のフォーマットによるリフロー形式の表示は、この問題を解決することができる。リフロー形式においては、固定されたページ体裁を有さず、文字サイズに応じて、文字の組版を変更することができる。すなわち、リフロー形式においては、文字サイズが大きくなるに連れて、1ページに収まる文字数が減少し、電子書籍全体を表示するのに要するページ数が増加する。このように、リフロー形式においては、文字サイズに応じて文字の組版を変更するので、表示画面サイズの大小に幅広く対応した、柔軟な表示環境を提供することができる。
また、電子書籍は、複数のユーザにより閲覧されるものであり、複数端末間で電子書籍が共有されることとなる。このように、複数端末間で文書を共有するシステムとしては、特許文献1に、複数端末間で文書を共有する電子会議システムが開示されている。
特許文献1の電子会議システムにおいては、会議サーバは、文書のファイル形式を閲覧可能なアプリケーションを搭載している会議端末には、文書ファイルを送信する。一方で、会議サーバは、閲覧可能なアプリケーションを搭載していない会議端末には、文書をページ体裁にイメージ展開した後イメージデータとして送信する。
特開平7−79288号公報
上述のように、リフロー形式では、ページの区切り位置は、文字サイズ及び表示画面サイズに依存する。このため、閲覧者が利用する表示画面間で画面サイズが異なっていたり、表示画面に対して設定されている文字サイズが異なっていたりすると、同一ドキュメントであっても、閲覧端末毎にページ区切り位置が異なることとなる。すなわち、リフロー形式で表示されるドキュメントにおいては、固定されたページ識別情報が存在しない。このように、ページ識別情報が存在しないことにより、文書の利便性が低下するという問題がある。
例えば、オフィスの会議や学校の授業などで、同じドキュメントを同時に閲覧する際に、複数の閲覧者が同じ箇所を共有する必要が生じる場合がある。通常の書籍や印刷書類であれば、閲覧者の一人が「3ページの真ん中あたりを見てください」というように、共通の構成であるページ番号(ページ識別情報)で閲覧箇所を指定することにより、複数の閲覧者は、同じ閲覧箇所を共有することができる。
しかしながら、リフロー形式の文書データにおいては、ページ区切り位置が固定されていないため、ページ識別情報を用いた文書データ内の位置の特定が困難であるという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、電子文書を複数端末間で共有する際の閲覧ユーザの利便性を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、情報処理装置であって、複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、前記表示単位を示す単位情報を前記対象表示端末に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、電子文書を複数端末間で共有する際の閲覧ユーザの利便性を向上させる仕組みを提供することができる。
電子文書処理システムを示す図である。 表示端末を示す図である。 ドキュメントデータの一例を示す図である。 電子文書の一例を示す図である。 スタイル情報の一例を示す図である。 電子文書の表示例を示す図である。 電子文書の表示例を示す図である。 電子文書処理を示す図である。 整数比率値テーブルの一例を示す図である。 スタイル情報生成処理を示すフローチャートである。 スタイル情報生成処理の一例を説明するための図である。 スタイル情報の一例を示す図である。 電子文書の表示例を示す図である。 電子文書の表示例を示す図である。 表示フォントサイズと、文字間隔と、行間との相関を示す図である。 スタイル情報の一例を示す図である。 スタイル情報の一例を示す図である。 書き換え処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる電子文書処理を示す図である。 ノンブル付与の一例を示す図である。 ノンブル付与の一例を示す図である。 スタイル情報の一例を示す図である。 ノンブル付与処理を示す図である。 変倍用フォントサイズ算出処理を示す図である。 変倍処理を示すフローチャートである。 第6の実施形態にかかるスタイル情報生成処理を示す図である。 スタイル情報生成処理の結果の一例を示す図である。 スタイル情報生成処理の結果の一例を示す図である。 スタイル情報生成処理の結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態にかかる情報処理システムとしての電子文書処理システムの全体構成を示す図である。電子文書処理システムは、情報処理装置としてのストレージサーバ装置120と、複数の表示端末110とを備えている。図1に示す例においては、電子文書処理システムが2つの表示端末110を備える構成を示しているが、電子文書処理システムが備える表示端末110の数は、実施の形態に限定されるものではない。電子文書処理システムは、3以上の表示端末110を備えてもよい。
ストレージサーバ装置120は、電子書籍などの電子文書を管理する。表示端末110は、例えば携帯端末などである。表示端末110は、電子文書取得ソフトを搭載している。表示端末110の電子文書取得ソフトは、ストレージサーバ装置120に対し、電子文書の取得要求を送信する。ストレージサーバ装置120は、取得要求に基づいて、電子文書を変換処理し、処理後の電子文書を表示端末110に送信する。
表示端末110は、ネットワーク101を介してストレージサーバ装置120と接続されている。ネットワーク101としては、インターネットや、イントラネット等が挙げられる。ネットワーク101はまた、WANやLANで構成される。
以下、表示端末110とストレージサーバ装置120との機能構成を説明する。表示端末110は、表示部111と、通信部112と、入力部113と、データ取得部114とを有している。なお、表示端末110の各機能は、表示端末110が有する、後述のCPUがROM等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。
表示部111は、各種データを表示する。通信部112は、ネットワーク通信を行う。入力部113は、ユーザによるデータ入力や指示操作等を受け付ける。データ取得部114は、電子文書の取得を行う。
ストレージサーバ装置120は、通信部121と、データ入出力部122と、データ記憶部123と、データ変換部124と、印刷データ生成部125とを有している。ストレージサーバ装置120の各機能は、ストレージサーバ装置120が有する、後述のCPUがROM等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。
通信部121は、ネットワーク101に接続し、他の機器とネットワーク通信を行う。データ入出力部122は、外部からの電子文書の入力や外部への電子文書の出力を行う。データ記憶部123は、電子文書や印刷データを記憶する。データ変換部124は、電子文書の変換処理を行う。印刷データ生成部125は、印刷データを生成する。
図2は、表示端末110のハードウェア構成を示す図である。表示端末110は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、内部ストレージ14と、無線デバイスインタフェイス15とを有している。表示端末110は、さらにタッチ操作インタフェイス18と、タッチ操作パネル19と、外部ディスプレイインタフェイス20と、外部ストレージインタフェイス22と、無線ネットワークインタフェイス24とを有している。これらのハードウェアは、システムバス30に接続されている。
CPU11は、表示端末110を制御する。RAM12は、CPU11が動作するためのワークメモリである。ROM13は、プログラムや処理に使用するデータを格納する。内部ストレージ14は、プログラムやデータを格納し、またデータ等の読み書きに使用される記憶領域を提供する。内部ストレージ14としては、例えばハードディスク(HDD)やフラッシュメモリが挙げられる。
無線デバイスインタフェイス15は、Bluetooth(登録商標)などの無線技術を利用して外部の入力機器デバイスであるキーボード16やマウス17と通信を行う。タッチ操作パネル19は、情報を表示する表示パネルである。タッチ操作パネル19はまた、静電容量式タッチパネルなど、ユーザによるタッチ操作の受け付けが可能な入力手段である。タッチ操作インタフェイス18は、タッチ操作パネル19に情報を表示する。タッチ操作インタフェイス18はまた、タッチ操作パネル19への入力情報を受け付ける。外部ディスプレイインタフェイス20は、外部ディスプレイ21に情報を表示する。
外部ストレージインタフェイス22は、コンピュータとしての表示端末110に内蔵されない外部ストレージ23とデータの送受信を行う。無線ネットワークインタフェイス24は、ネットワーク101と信号の送受信を行う。
ストレージサーバ装置120のハードウェア構成は、図2に示す表示端末110のハードウェア構成と同様である。ただし、ストレージサーバ装置120は、タッチ操作インタフェイス18やタッチ操作パネル19を有さなくてもよい。
図7等を参照しつつ後述する表示端末110の処理は、表示端末110のCPU11が、ROM13等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。また、図7等を参照しつつ後述するストレージサーバ装置120の処理は、ストレージサーバ装置120のCPU11が、ROM13等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。
図3は、電子文書処理システムが処理対象とするドキュメントデータの一例を示す図である。図3には、リフロー形式のEPUBのドキュメントデータの構造を模式的に示している。ドキュメントデータは、ルート221の下に、mimetype222と、META−INFフォルダ223と、OEBPS(Open eBook Publication Structure)フォルダ225とを有している。
mimetype222には、テキストのエンコーディングが記載されている。META-INFフォルダ223は、コンテンツの場所を示すcontainer.xml224を格納するフォルダである。OEBPSフォルダ225は、電子文書としての文書コンテンツを格納する。OEBPSフォルダ225は、package.opf226と、nav.xhtml227と、content.xhtml228と、stylesheet.css229とを有している。
package.opf226は、文書コンテンツの構造情報である。nav.xhtml227は、文書コンテンツの目次情報である。content.xhtml228は、文書コンテンツそのもの、すなわち電子文書の内容を示す情報である。stylesheet.css229は、文書コンテンツを表示するためのスタイル情報(スタイルシート)である。なお、package.opf226及びcontent.xhtml228のファイル名は任意である。
図4は、図3に示すcontent.xhtml228で示した文書コンテンツの一例を示す図である。図4に示す文書コンテンツは、XHTML文書である。content.xhtml228で示されるXHTML文書は、電子文書の文書コンテンツ部分の情報、すなわち電子文書の内容を示す情報である。図4に示すXTML文書201において、章名202,204,206は、<h1>〜</h1>により記述される。また、本文テキスト203,205,207は、<p>〜</p>により記述される。
なお、本実施の形態においては、EPUBのフォーマットの電子文書を対象とする例について説明するが、電子文書処理システムが処理対象とする電子文書のフォーマットは、これに限定されるものではない。電子文書処理システムは、例えば、HTML形式やワード形式等の電子文書などページ識別情報が固定されていないリフロー形式の電子文書を対象とすればよく、その形式は実施形態に限定されるものではない。
図5は、図3に示すstylesheet.css229で示したスタイル情報(CSS(Cascading Style Sheets))の一例を示す図である。CSSは、XHTMLの表示体裁を定義する情報である。定義されたスタイルは、XHTMLの表示系、すなわちEPUBビューアによって解釈され、EPUBビューアにより、電子文書を表示画面に表示する際の表示イメージへのラスタライズに使用される。
CSSファイル301は、「Body」302を有している。「Body」302は、
図4のXHTMLで記載される本文テキストの表示スタイルを定義する。「font−family」303は、フォントの種類を示す。「font−size」304は、フォントサイズを示す。ここで「font−size:11Pt」は、EPUBビューアにおいて、11Ptのフォントサイズ(固定値)で対象(本文)を表示する、という意味である。
「h1」305は、図2のXHTMLで記載される「章名」の表示スタイルを定義する。「font−family」306は、「font−family」303と同様にフォントの種類を示す。「font−size」307は、「font−size」304と同様にフォントサイズを示す。
ここで「font−size:1.6em」は、EPUBビューアにおいて、既定のフォントサイズにおける「M」文字の高さの1.6倍で対象の項目(ここでは章名)を表示する、という意味である。なお、CSSにおいては、他にも多様なスタイルを定義することができるがここでは省略する。
本実施の形態にかかるストレージサーバ装置120は、電子文書を表示端末110に提供する際に、電子文書に適用すべきスタイル情報を生成する。そして、ストレージサーバ装置120は、電子文書とともにスタイル情報を表示端末110に提供する。ストレージサーバ装置120は、表示画面サイズの異なる複数の表示画面に電子文書を表示した際のページ割が一致するように、各表示端末110に配信する複数のスタイル情報を生成する。
ここで、ページ割が一致するとは、一の表示端末110の表示画面における1ページ単位のページ区切り位置が、他の表示端末110の表示画面における複数ページ単位のページ区切り位置に一致することである。例えば、一の表示端末110の表示画面における1ページ単位のページ区切り位置が、他の表示端末110の表示画面における2ページ単位のページ区切り位置に一致する場合に、ページ割が一致する。また、ページ区切り位置とは、ページ間の境界位置である。以下、ページ区切り位置により分割される電子文書の単位を表示単位又はページ単位と称する。また、ページ区切り位置を決定する処理を「ページ割」と称することとする。
本実施形態にかかる電子文書処理システムが対象とする電子文書に適用するCSSのスタイル情報においては、表示フォントサイズが固定値として定義されると、ページ割が固定される。そこで、本実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、表示フォントサイズとして固定値をスタイル情報において定義することとした。
さらに、詳細については後述するが、本実施の形態にかかるストレージサーバ装置120は、表示端末110の表示画面サイズが小さい場合には、表示フォントサイズを縮小するのではなく、より小さい単位でページ割を行う。これにより、表示フォントサイズの縮小により、ユーザによる文字の判別が困難になるのを避けることができる。
図6A及び図6Bは、本実施形態にかかるストレージサーバ装置120により生成されたスタイル情報に基づいて、異なる表示画面サイズの表示画面に表示された電子文書の一例を示す図である。図6Aは、表示画面501と、表示画面501に表示される電子文書の1ページ502とを示している。図6Bは、表示画面511と、表示画面511に表示される電子文書の1,2ページ512,513とを示している。なお、図6Bに示す表示画面511は、図6Aに示す表示画面501に比べて表示画面サイズが小さいものとする。
図6Aに示すように、表示画面501には、電子文書のうち「Lorem〜commo」の部分が1ページ502として表示される。これに対し、図6Bに示すように、表示画面511に電子文書を表示した場合には、表示画面501に表示された1ページ502は、2ページ512,513に渡って表示される。より詳しくは、表示画面511においては、電子文書のうち「Lorem〜dolore」の部分が1ページ512に表示される。そして、電子文書のうち、「dolore」以降の部分は、ユーザによるページ送り操作により2ページ513に表示される。
さらに、表示画面511における2ページ513の最終位置は、表示画面501における1ページ502の最終位置に一致している。このように、ストレージサーバ装置120は、一の表示端末110の表示画面における1ページが他の表示端末110の表示画面における1ページの整数倍となるようなスタイル情報を生成することができる。
なお、ユーザは画面をタップするなど公知の方法で、ページを送ることにより、電子文書全体を閲覧することができる。また、図6A及び図6Bにおいては、縦型の表示画面を示したが、表示画面の形状はこれに限定されるものではない。例えば、表示端末110の表示画面は、横型であってもよい。
図7は、電子文書処理システムによる電子文書処理を示すシーケンス図である。電子文書処理の説明においては、1つの表示端末110の処理についてのみ説明する。実際には、電子文書処理システムが備える複数の表示端末110は、いずれも以下に説明する表示端末110の処理と同様の処理を行う。
シーケンス処理の前提として、表示端末110は、まずAPIによって自身の画面情報に関するデバイス情報、すなわち表示画面サイズを取得しておく。ここで、表示画面サイズとは、表示端末110が有する表示画面、すなわち図2に示す外部ディスプレイ21のサイズである。より詳しくは、表示画面の面積である。
なお、表示画面サイズは、外部ディスプレイ21のサイズでなくともよい。例えば、表示端末110が有するEUPBビューアが自身の内部で取得可能なドキュメント表示領域のサイズを特定可能な場合には、これを表示画面サイズとして取得してもよい。ここで、ドキュメント表示領域とは、ビューア表示ページ内のコンテンツ領域である。
電子文書処理においては、まず表示端末110は、ストレージサーバ装置120に接続する(ステップ602)。ストレージサーバ装置120への接続は、例えば、表示端末110自身が有するWebブラウザや表示端末110自身が実装する接続用のアプリケーションなどの処理により実現される。
ストレージサーバ装置120は、表示端末110と接続すると、必要に応じて、ユーザIDとパスワードの入力などを表示端末110に要求する。この接続において、各表示端末110は、電子文書を表示する表示画面の表示画面サイズをストレージサーバ装置120に送信する。
ストレージサーバ装置120は、表示端末110から表示画面サイズを受信する(受信処理)。ストレージサーバ装置120は、最初のログイン開始から一定の時間経過すると、ログイン締切りを通知するなどした後に、表示端末110との接続を締め切る(ステップ622)。ストレージサーバ装置120は、ステップ622において受信したすべての表示画面サイズをデータ記憶部123に格納する。
次に、ストレージサーバ装置120は、データ記憶部123に記憶されている複数の表示端末110それぞれの複数の表示画面サイズに基づいて、スタイル情報を生成する(ステップ623)。より具体的には、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110の表示画面に電子文書を表示する際のページ割が一致するようなスタイル情報を生成する。S623において、ストレージサーバ装置120は、表示画面サイズを受信した複数の表示端末110それぞれを処理対象とし、処理対象となる対象表示端末それぞれに適した複数のスタイル情報を生成する。なお、ステップ623におけるスタイル情報生成処理については、図9を参照しつつ後述する。
次に、ストレージサーバ装置120は、各対象表示端末に配信すべきEPUBのドキュメントデータに、ステップ623で生成したスタイル情報を埋め込む(ステップ624)。次に、ストレージサーバ装置120は、各対象表示端末に対し、各対象表示端末用のスタイル情報と、電子文書とを含むドキュメントデータを、各対象表示端末に配信する(ステップ625)。
各表示端末110は、配信されたドキュメントデータを受信する(ステップ603)。より具体的には、表示端末110は、ストレージサーバ装置120に接続しているWebブラウザや接続用アプリケーション等によりドキュメントデータを受信する。
続いて、各表示端末110は、ドキュメントデータをEPUBビューアにて開く。EPUBビューアは、ドキュメントデータに埋め込まれているスタイル情報を読み込んで電子文書に対し表示スタイルを適用する(ステップ604)。すなわち、EPUBビューアは、スタイル情報により電子文書のページ割を行い、ページ単位(表示単位)の電子文書、すなわち表示情報を生成する。そして、EPUBビューアは、表示情報を表示端末110の表示画面に表示する。すなわち、ステップ604の処理は、表示情報生成処理及び表示制御処理の一例である。
なお、電子文書処理の他の例としては、ストレージサーバ装置120は、処理対象となる対象表示端末に対して生成したスタイル情報に基づいて電子文書のページ割(表示情報生成処理)を行ってもよい。この場合には、ストレージサーバ装置120は、生成した表示情報を対応する対象表示端末に送信する。そして、表示情報を受信した表示端末110は、受信した表示情報を表示する。
また、他の例としては、表示端末110は、ステップ602において、表示画面サイズに変えて、表示端末を識別する端末IDを送信してもよい。この場合、前提としてストレージサーバ装置120は、端末IDに対応付けて各表示端末110のデバイス情報を格納しておくこととする。そして、ストレージサーバ装置120は、端末IDを受信した場合に、受信した端末IDに対応付けられているデバイス情報を参照し、各表示端末の表示画面サイズを特定すればよい。
次に、スタイル情報生成処理(ステップ623)について説明する。スタイル情報生成処理において、ストレージサーバ装置120は、図6A及び図6Bに示すように、異なる表示画面サイズの表示画面に表示された電子文書のページ割が一致する表示単位を実現するような、各表示端末110における表示フォントサイズを決定する。
より具体的には、ストレージサーバ装置120は、複数の表示端末110の中から、主端末を定める。そして、ストレージサーバ装置120は、主端末の表示画面サイズに基づいて、主端末の表示単位(ページ単位)を決定し、主端末の表示単位を、電子文書を分割する際の基準単位として用いることとする。
すなわち、ストレージサーバ装置120は、基準単位に基づいて、ページ割が一致するような、基準画面サイズと異なる表示画面におけるページ単位を決定する。ページ割を一致させるべく、ストレージサーバ装置120は、スタイル情報生成処理において、図8に示す整数比率値テーブルを利用する。
整数比率値テーブルは、整数比率値を定めたテーブルであり、データ記憶部123に予め格納されている。ここで、整数比率値は、各表示端末110の表示画面の表示単位の基準単位に対する比率値である。本実施の形態においては、整数比率値は、基準値となる「1」の整数倍の値と、「1」の「1/整数」倍(整数の逆数倍)の値である。
ストレージサーバ装置120は、スタイル情報生成処理において、各表示端末110に整数比率値テーブルのいずれかの整数比率値を割り当てる。そして、ストレージサーバ装置120は、割り当てた整数比率値に基づいて、各表示端末110におけるページ単位、すなわちページ区切り位置を決定する。
例えば、「整数比率値=2」が割り当てられた表示端末110においては、1表示画面内に主端末の2ページ分が表示される。「整数比率値=1/2」が割り当てられた表示端末110においては、1表示画面内に主端末の1/2ページ分が表示される。すなわち、「整数比率値=1/2」が割り当てられた表示端末110においては、2ページ分で主端末の1ページ分が表現されることになる。
「整数比率値=1/3」が割り当てられた表示端末110においては、1表示画面内に主端末の1/3ページ分が表示される。すなわち、「整数比率値=1/3」が割り当てられた表示端末110においては、3ページ分で主端末の1ページ分が表現されることになる。
このように、ストレージサーバ装置120は、主端末の1ページ分を基準単位と定め、主端末よりも表示画面サイズの大きい表示端末においては、ページ単位が基準単位の整数倍となるようにページ割を定める。また、ストレージサーバ装置120は、逆に、主端末よりも表示画面サイズの小さい表示端末においては、ページ単位が基準単位の「1/整数」倍となるようにページ割を定める。いずれの場合においても、主端末と他の表示端末110とにおけるページ割が一致する。
図9は、スタイル情報生成処理(ステップ623)の詳細を示すフローチャートである。スタイル情報生成処理のステップ702〜714の処理は、主端末を決定する処理である。続く、ステップ721〜724の処理は、各表示端末110における表示フォントサイズを算出する処理である。
ストレージサーバ装置120は、図7に示すステップ622において受信しデータ記憶部123に格納した複数の表示画面サイズを、表示画面サイズの降順にソートする(ステップ702)。
次に、ストレージサーバ装置120は、得られたソートリストから表示画面サイズの最大値及び最小値を抽出する(ステップ703)。より具体的には、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの先頭と最後尾の要素を最大値及び最小値として取得する。
次に、ストレージサーバ装置120は、最大値の最小値に対する比を求め、求めた比と比閾値とを比較する。ここで、比閾値は、例えば、10倍とする。ストレージサーバ装置120はまた、最大値と最大値閾値とを比較する(ステップ704)。ここで、最大値閾値は、例えば、面積300平方cmとする。なお、比閾値及び最大値閾値は、ストレージサーバ装置120に予め設定されているものとする。
ステップ704において、比が比閾値以上であった場合又は最大値が最大閾値以上であった場合には(ステップ704,Yes)、ストレージサーバ装置120は、ステップ705の処理を行う。すなわち、ストレージサーバ装置120は、最大値に対応する表示端末110を整数比率値テーブルの「整数比率値=2」のグループに割り当てる(ステップ705)。続いて、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの先頭ポインタをソートリストの次の項目に進め、ソートリスト中の先頭にあたる表示画面サイズを更新する(ステップ706)。そして、ストレージサーバ装置120は、ステップ703,704の処理を繰り返す。
ステップ704において、表示画面サイズ比が比閾値よりも小さく、且つ最大値が最大値閾値よりも小さい場合には(ステップ704,No)、ストレージサーバ装置120は、ステップ707の処理を行う。すなわち、ストレージサーバ装置120は、最大値に対応する表示端末110を整数比率値テーブルの「整数比率値=1」のグループに割り当てる(ステップ707)。
続いて、ストレージサーバ装置120は、ステップ711〜713のループ処理により、ソートリストのすべての表示画面サイズの画面サイズ比を算出する。ここで、画面サイズ比とは、ステップ707において「整数比率値=1」に対応付けられた表示画面サイズに対する、処理対象となる表示画面サイズの比である。
より具体的には、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの1つの表示画面サイズを抽出する。そして、抽出した表示画面サイズの「整数比率値=1」に対応付けられた表示画面サイズに対する比、すなわち画面サイズ比を算出する(ステップ711)。
例えば、ステップ707において、面積90平方cmの表示画面サイズが「整数比率値1」に割り当てられ、処理対象の表示画面サイズが面積60平方cmである場合には、画面サイズ比は、「60/90=0.666・・・」となる。
次に、ストレージサーバ装置120は、ステップ707において算出された画面サイズ比と、整数比率値テーブル(図8)の小数値とを比較する。そして、ストレージサーバ装置120は、画面サイズ比に最も近い小数値に対応する整数比率値のグループに、処理対象としている表示画面サイズに対応する表示端末110を割り当てる(ステップ712)。
例えば「0.666・・・」という値は、整数比率値テーブルの小数値のうち「0.5」に最も近い。このため、「0.666・・・」の値が得られた表示端末110は、「整数比率値=0.5」のグループに関連付けられる。ストレージサーバ装置120は、以上の処理により、すべての表示端末110をいずれかの整数比率値にマッピングし、その情報を格納する。
ストレージサーバ装置120は、ステップ711,712の処理を繰り返すことにより、すべての表示端末110を整数比率値テーブルのいずれかの整数比率値に割り当てる(ステップ713)。ここで、表示端末110が割り当てられた整数比率値は、ページ割、すなわち表示単位を定めるものである。
次に、ストレージサーバ装置120は、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち、最小の表示画面サイズのものを特定する。そして、ストレージサーバ装置120は、特定した表示画面サイズに対応する表示端末110を「主端末」に決定する(ステップ714)。
なお、本実施の形態においては、ストレージサーバ装置120は、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち、最小の表示画面サイズに対応する表示端末110を主端末に設定することとした。これは、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち小さい表示画面においても、ユーザが見やすい文字サイズを表示フォントサイズとして決定するための処理である。
ただし、主端末の決定方法は、これに限定されるものではない。他の例としては、ストレージサーバ装置120は、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち表示画面サイズが中央値又は最大値を示す表示端末110を主端末としてもよい。すなわち、ストレージサーバ装置120は、処理対象とする表示端末110の表示画面サイズ等により主端末の決定方法を柔軟に定めることができる。
続いて、ストレージサーバ装置120は、主端末の表示フォントサイズを決定する(ステップ721)。より具体的には、ストレージサーバ装置120は、主端末の表示フォントサイズを、例えば11Ptなど予め設定されている基準文字サイズに決定する。なお、他の例としては、主端末の表示フォントサイズは、使用環境に応じて、ユーザ等が設定可能であってもよい。
なお、ステップ714の処理により主端末が決定され、ステップ721の処理により主端末の表示フォントサイズが決定される。ここで、主端末の表示単位、すなわち基準単位は、主端末の表示フォントサイズが決定されることにより、決定される値である。すなわち、ステップ714の処理及びステップ721の処理は、基準単位決定処理の一例である。
次に、ストレージサーバ装置120は、ステップ722〜724のループ処理により、各表示端末110に対する表示フォントサイズを算出する。すなわち、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110の表示画面サイズと、各表示端末110が割り当てられた整数比率値とを参照する(ステップ722)。そして、ストレージサーバ装置120は、(式1)により、主端末以外の各表示端末の表示フォントサイズを算出する(ステップ723)。なお、(式1)は、各表示端末110に対して割り当てられた整数比率値を実現するためのフォントサイズを決定するものである。
Figure 2014146128
ここで、FontSは、主端末の表示フォントサイズである。FontTは、計算対象の表示端末110の表示フォントサイズである。AreaSは、主端末の表示画面サイズ(面積)である。AreaTは、計算対象の表示端末110の表示画面サイズ(面積)である。Ratioは、計算対象の表示端末110が割り当てられた整数比率値である。
このように、ストレージサーバ装置120は、(式1)を用いて、主端末に対する対象表示端末の表示画面サイズの比率と、整数比率値とに基づいて、主端末の表示フォントサイズを基準とした対象表示端末の表示フォントサイズを決定する。
ストレージサーバ装置120は、ステップ722,723処理を繰り返すことにより、すべての表示端末110の表示フォントサイズを算出する(ステップ724)。なお、ステップ715において、主端末以外の表示端末110の整数比率値が決定され、ステップ723において、主端末以外の表示端末110の表示フォントサイズが決定される。ここで、表示端末110の表示単位は、表示フォントサイズが決定されることにより、決定される値である。すなわち、ステップ715の処理及びステップ723の処理は、主端末以外の表示端末110を処理対象の対象表示端末とし、対象表示端末の表示画面サイズに基づいて表示単位を決定する表示単位決定処理の一例である。
続いて、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110に対して得られた表示フォントサイズを示すスタイル情報を生成する(ステップ725)。より具体的には、ストレージサーバ装置120は、図5に示したスタイル情報の「Body」302の「Font−size」304に、上記処理により得られた表示フォントサイズを書き込む。以上で、スタイル情報生成処理が完了する。
なお、電子文書処理(図7)におけるステップ625の処理は、表示単位を示す単位情報を含むスタイル情報を送信する処理であり、送信処理の一例である。
さらに、図10を参照しつつ、スタイル情報生成処理についてより具体的に説明する。ここでは、ストレージサーバ装置120が、図10に示す表示端末110としてのデバイスA〜Eの表示画面サイズを受信した場合について説明する。また、ここでは、最大値閾値を面積300平方cmとする。
この場合、デバイスAの表示画面サイズは、最大値閾値以上である。このため、デバイスAは「整数比率値=2」のグループにマッピングされる(ステップ705)。さらに、デバイスBは「整数比率値=1」にマッピングされる(ステップ707)。
その後、すべての表示端末110の表示画面サイズに対するループ処理(ステップ711〜713)において、デバイスBの表示画面サイズに対する他の表示端末110の表示画面サイズの比、すなわち画面サイズ比が算出される(ステップ711)。さらに、画面サイズ比の計算結果が整数比率値テーブルにマッピングされる(ステップ712)。
続いて、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち表示画面サイズが最小のものが主端末に決定される(ステップ714)。図10に示す例においては、「整数比率値=1」に対しデバイスBとデバイスCの2つの表示端末110がマッピングされている。このうち、デバイスCの表示画面サイズがより小さい。したがって、デバイスCが主端末に決定される。
さらに、ステップ712において、デバイスBは「整数比率値=1」にマッピングされる。また、デバイスAは、「整数比率値=2」にマッピングされる。デバイスDは、「整数比率値=1/2」にマッピングされる。デバイスEは、「整数比率値=1/3」にマッピングされる。これにより、図10に示すようなマッピング結果が得られる。続いて、(式1)により各表示端末110におけるフォントサイズが計算される。
例えば、主端末903の表示フォントサイズを「11Pt」とした場合、図10に示すように、表示端末110としてのデバイスA〜Eの表示フォントサイズは、それぞれ10.72pt,12.04pt,11pt,13.02pt,11.64ptとなる。これらの値が、それぞれの表示端末110に配信されるEPUBのドキュメントデータ中のスタイル情報の「Body」302の「Font−size」304に書き込まれる。これにより、ストレージサーバ装置120は、複数の表示端末110間におけるページ割が一致するようなスタイル情報を得ることができる。
なお、本実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、すべての表示端末110の表示画面サイズに基づいて、主端末を決定したが、主端末の決定方法はこれに限定されるものではない。他の例としては、例えば管理者等が主端末を定め、これを予めストレージサーバ装置120に設定しておくこととしてもよい。
主に使用される表示端末110が定まっており、これ以外の表示端末110は「ゲスト端末」として使用されるような利用形態が考え得る。このような場合においては、主端末を固定することにより、主に使用する表示端末110の利用者の利便性を向上させることができる。
以上説明した通り、実施形態にかかる情報処理システムにおいては、リフロー形式の電子文書に対し、固定値としての表示フォントサイズを設定することにより、複数の表示端末110間でページ割が一致するようなスタイル情報を提供することができる。
図11は、表示フォントサイズが相対値で定義されたスタイル情報を示す図である。図11に示すスタイル情報においては、「Font−size:100%」と定義されている。これは、スタイル情報の配信先の表示端末110のEUPBビューアにおいて定められている既定フォントサイズの100%で対象(本文)を表示するという意味である。
図12A及び図12Bは、図11に示すような相対値で表示フォントサイズが定義されたスタイル情報に基づいて、異なる表示画面サイズの表示画面に表示された電子文書の一例を示す図である。図12Aに示す表示画面501においては、電子文書のうち「Lorem〜ea」の部分が1ページ503として表示される。
これに対し、図12Bに示すように、表示画面501に比べて小さい表示画面511に電子文書を表示した場合には、表示画面501に表示された1ページ503は、2ページ514,515に渡って表示される。しかし、表示画面511における2ページ515の最終位置は、表示画面501における1ページ503の最終位置とは一致していない。このように、ページ割をEPUBビューアの既定フォントサイズに委ねた場合には、複数の表示端末110間でページ割を一致させることができない。
これに対し、本実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、各表示端末110におけるページ割を定める表示フォントサイズを固定値として設定するので、複数の表示端末110間でページ割を一致させることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態にかかる電子文書処理システムについて説明する。図13は、文字の組版における表示フォントサイズ「font-size」1203と、文字間隔「letter-spacing」1201と、行間「line-height」1202との相関図である。
スタイル情報は、表示フォントサイズの他、文字間隔及び行間を定義することができる。図14A及び図14Bは、スタイル情報の一例を示す図である。「line-height」及び「letter-spacing」はそれぞれ行間及び文字間隔を定義する。図14Aに示す「%」や「em」は、相対値を示す。なお、行間及び文字間隔の相対値は、「Body」の表示フォントサイズに連動して変化する値である。これに対し、図14Bに示す「px」は絶対値を示す。
本実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、複数の表示端末110間のページ割を一致させるために表示フォントサイズを固定値として決定することとした。これに対し、スタイル情報において、行間及び文字間隔が相対値で表現されている場合には、これらの値についても、ストレージサーバ装置120が決定した表示フォントサイズと同一値が適用されることとなる。しかしながら、スタイル情報において、ストレージサーバ装置120が決定した表示フォントサイズと異なる固定値が行間及び文字間隔として定義されている場合には、ページ割が一致しなくなってしまう。
そこで、第2の実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、スタイル情報における行間及び文字間隔を固定値ではなく相対値で定義することとする。より具体的には、ストレージサーバ装置120は、図7を参照しつつ説明した電子文書処理におけるステップ623の処理よりも前のタイミングにおいてスタイル情報中の行間及び文字間隔を相対値に書き換える処理を行う。より好ましくは、ストレージサーバ装置120は、電子文書処理の実行前に書き換え処理を行う。
図15は、ストレージサーバ装置120による書き換え処理を示すフローチャートである。書き換え処理において、ストレージサーバ装置120は、送信時のひな型となるEPUB内CSSのスタイル情報を取得する(ステップ1401)。次に、ストレージサーバ装置120は、スタイル情報から、相対値か絶対値かをチェックすべき項目を列挙する(ステップ1402)。チェックすべき項目としては、文字間隔や行間など各種の文字組版に関係する属性が挙げられる。
次に、ストレージサーバ装置120は、ステップ1403〜1405のループ処理を実行し、列挙された項目を相対値に書き換える。すなわち、ストレージサーバ装置120は、まず属性値が絶対値で記述されているかをチェックする(ステップ1403)。絶対値で記述されている場合には(ステップ1403,Yes)、ストレージサーバ装置120は、絶対値を「Body」で定義されている表示フォントサイズに対する比を示す相対値に書き換える(ステップ1404)。ストレージサーバ装置120は、以上の処理をすべての項目について行う(ステップ1405)。
このように、第2の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、ストレージサーバ装置120は、表示フォントサイズ以外の属性値を表示フォントサイズに連動する相対値に書き換える。したがって、精度よく、複数の表示端末110間でページ割を一致させることができる。
なお、第2の実施形態にかかる電子文書処理システムのこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態にかかる電子文書処理システムの構成及び処理と同様である。
<第3の実施形態>
第3の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、ストレージサーバ装置120は、表示端末110に電子文書が配信済みの状態において、スタイル情報のみを配信する。ストレージサーバ装置120は、例えば、EPUBのドキュメントデータが各表示端末110に配信されており、配信後にスタイル情報が更新されたような場合に、再度スタイル情報を配信する。
図16は、第3の実施形態にかかる電子文書処理を示すシーケンス図である。なお、表示端末110には、CSSのスタイル情報のみを読み込んで、電子文書の表示を更新することのできる独自動作を組み込んだEPUBビューアがインストールされているものとする。以下、第1の実施形態の電子文書処理と異なる部分について説明する。
まず、表示端末110は、EPUBビューアから目的のEPUBを開いた後、ストレージサーバ装置120に接続し、表示画面サイズを送信する(ステップ1502)。ストレージサーバ装置120は、表示画面サイズを受信し、スタイル情報を生成すると(ステップ622,623)、次に、生成したスタイル情報を各表示端末110に配信する(1525)。
表示端末110は、スタイル情報をEPUBビューアにより受信する(ステップ1503)。次に、表示端末110は、受信したスタイル情報をEPUBビューアにて開いているEPUBのスタイル情報に上書きし、表示スタイルを適用する(ステップ1504)。
このように、第3の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、表示端末110は、ドキュメントデータとしてのEPUBファイル本体を毎回ダウンロードするのではなく、更新されたスタイル情報のみを適宜ダウンロードする。したがって、表示端末110のダウンロードサイズを大きく削減することができる。
なお、第3の実施形態にかかる電子文書処理システムのこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態にかかる電子文書処理システムの構成及び処理と同様である。
<第4の実施形態>
第4の実施形態にかかる電子文書処理システムは、複数の表示端末110において表示される電子文書の共通する部分を特定可能なページ番号(ノンブル)を電子文書のページに付与する。
ノンブルは、通常「1,2,3,4・・・」と先頭のページから順に連番が付与されるのが一般的である。しかし、本実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、一の表示端末110の1ページ分の電子文書が他の表示端末110の2ページ分の電子文書に相当するようなスタイルが適用されている。したがって、各表示端末110において表示される各ページに対し通常の方法でページ順に連番を付与した場合には、電子部文書の同一の領域に対し、異なるノンブルが付与されることとなる。このため、表示画面サイズの異なる複数の表示端末110を利用する複数のユーザ間で、電子文書における共通位置を特定するのが困難となる。
そこで、第4の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、表示画面サイズの異なる複数の表示端末110を利用するユーザ間で、電子文書における共通位置を特定することができるようなノンブルを付与する。
図17A及び図17Bは、ノンブル付与の一例を示す図である。なお、図17Aに示す表示画面501には、図17Bに示す表示画面511に表示される2ページ分が1ページとして表示されることとする。この場合には、図17Aに示すページと図17Bに示すページそれぞれに対し共通ノンブル(主ノンブル)として「121」の番号が付与される。さらに、図17Bに示すページにおいては、図17Aに示す「121」に相当する2ページに互いを区別するための番号(「−1」、「−2」)が副ノンブルとして付与される。
これにより、閲覧ユーザは、主ノンブルにより、電子文書における共通位置を特定することが可能となる。さらに、閲覧ユーザは、副ノンブルにより、各ページを判別することが可能となる。
第4の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、ノンブルの表示方法をコントロールできる独自のEPUBビューアを実装することにより、図17A及び図17Bに示すようなノンブル付与を実現する。
図18は、第4の実施形態にかかるストレージサーバ装置120が生成するスタイル情報を示す図である。スタイル情報には、「Nomble」1801が含まれている。ストレージサーバ装置120は、処理対象となる対象端末に配信すべきスタイル情報の「Nomble」1801に、スタイル情報生成処理(図9)のステップ711において対象表示端末が割り当てられた整数比率値を記述する。例えば、対象表示端末が「整数比率値=1/2」に割り当てられている場合には、ストレージサーバ装置120は、「Nomble」1801の「page−ratio」に「2」を書き込む。
ここで、整数比率値は、基準単位に対する表示単位の比率を示す値であり、すなわち整数比率値は、基準単位と表示単位との関係を示す単位関係情報の一例である。ストレージサーバ装置120は、この整数比率値を含むスタイル情報を対象表示端末に送信する。
図19は、表示端末110によるノンブル付与処理を示すフローチャートである。ノンブル付与処理は、表示端末110が、スタイル情報が埋め込まれたドキュメントデータを受信した後に実行される。ノンブル付与処理において、まず表示端末110のEPUBビューアは、処理実行時に表示中のEPUBに適用されているCSSのスタイル情報を取得する。EPUBビューアはさらに、スタイル情報から「Nomble」1801で定義されている整数比率値を取得する(ステップ1701)。
次に、EPUBビューアは、処理実行時に表示中のページが、先頭ページから数えて何ページ目かを特定する。すなわち、EPUBビューアは、表示中のページの先頭ページからのカウント数を取得する(ステップ1702)。図17Bに示すページに対しては、「242」及び「243」が得られる。
続いて、EPUBビューアは、得られたページカウントを、ステップ1701において取得した整数比率値で除算する(ステップ1703)。そして、EPUBビューアは、除算結果の「商」を主ノンブルとし、「余り+1」を副ノンブルとして、図17Aに示すように主ノンブル及び副ノンブルをページ内に表示する(ステップ1704)。ここで、主ノンブル及び副ノンブルは、基準単位と表示単位との相関を示す相関情報の一例である。
例えば、「242」を「2」で除算した場合には、商が「121」、「余り+1」が「1」である。したがって、主ノンブルと副ノンブルを繋げた「121−1」というノンブルが得られる。
以上のように、第4の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、複数の表示端末110において表示される電子文書に対し共通する部分を特定可能なノンブルを付与することができる。したがって、ユーザは、ノンブルを利用して、電子文書における共通位置を特定することができる。
第4の実施形態にかかる電子文書処理システムの他の例としては、ノンブルに変えて、表示ページの位置を、電子文書全体に対する割合「%(パーセント)」表示により実現してもよい。より具体的には、この場合には、表示端末110のEPUBビューアは、割合表示が可能なビューアであることとする。この場合には、ユーザは、割合表示に基づいて、電子文書における共通位置を特定することができる。
なお、第4の実施形態にかかる電子文書処理システムのこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態にかかる電子文書処理システムの構成及び処理と同様である。
<第5の実施形態>
第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、ユーザからの変倍指示に応じて、表示端末110に表示される電子文書を表示する際においても、ページ割を一致させる。一般的にEPUBビューアでは、表示フォントサイズを段階的に変更することが可能である。これは、利用者の好みに合わせて表示形式を変更できる、リフロー形式のレイアウトの大きな利点である。第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、リフロー形式の利点を生かしつつ、表示フォントサイズの設定変更を可能とするものである。
第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、EPUBで利用可能なJavascript(登録商標)を利用する。そして、EPUBビューア側の操作によってJavascriptを起動することにより、スタイル情報をEPUBビューア側で動的に書き換える。これにより、表示フォントサイズを段階的に拡大縮小しつつも、複数の表示端末110間でページ割を一致させた状態を維持することができる。
例えば、一の表示端末110の表示画面サイズが、主端末の「1/2」の整数比率値であるとする。この表示端末110では、主端末の1ページ分を2ページで表現することとなる。この表示端末110で表示フォントサイズを拡大する場合には、表示端末110は、整数比率値をより小さい値に変更すればよい。表示端末110は、例えば、整数比率値を「1/2」から「1/3」に変更することにより、主端末の1ページ分を3ページで表現するような表示フォントサイズに拡大する。このように、第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、設定可能な変倍率を制限することにより、ページ割を一致させた状態を維持する。
図20は、第5の実施形態にかかる電子文書処理におけるストレージサーバ装置120の処理を示すフローチャートである。ここでは、図7に示す電子分処理におけるストレージサーバ装置120の処理と異なる処理について説明する。
ストレージサーバ装置120は、ステップ623の後、ステップ1901の処理を行う。すなわち、ストレージサーバ装置120は、スタイル情報生成処理において、処理対象となる対象表示端末110に対して割り当てられた整数比率値に基づいて、フォントサイズ変倍時の表示フォントサイズを算出する(ステップ1901)。
例えば、整数比率値1/2に割り当てられている場合には、これより小さい整数比率値(1/3、1/2)に対応する表示フォントサイズを、(式1)により算出する。なお、各整数比率値は、変倍表示単位の一例であり、ステップ1901は、変倍表示単位決定処理の一例である。
次に、ストレージサーバ装置120は、Javascriptのコードを生成し、その中に、得られた各表示フォントサイズをリスト化して埋め込む(ステップ1902)。次に、ストレージサーバ装置120は、生成したJavascript及びスタイル情報をEPUBのドキュメントデータに埋め込む(ステップ1903)。
次に、ストレージサーバ装置120は、Javascript、スタイル情報及び電子文書を含むドキュメントデータを対象表示端末110に配信する(1904)。
図21は、表示端末110による変倍処理を示すフローチャートである。表示端末110がEPUBのドキュメントデータを受信すると、EUPBビューアは、ドキュメントデータに埋め込まれているJavascriptを実行する。これにより、EUPBビューアは、ユーザからのフォント拡大の操作に応じて、フォントサイズを変更する。
表示端末110は、図7に示す電子文書処理において、ステップ604においてスタイル情報を適用した電子文書の表示を行った後、変倍処理を実行する。変倍処理が開始すると、EPUBビューアは、画面操作入力待ちに入る(ステップ2002)。なお、画面操作の方法としては、ボタン操作や、表示メニューを選択する操作、静電式タッチパネル等によるタッチジェスチャによる方法が挙げられる。なお、画面操作の方法は実施形態に限定されるものではない。
入力を受け付けた場合、EPUBビューアは、入力がフォントサイズ拡大・縮小の変倍操作であるかを判定する(ステップ2003)。変倍操作でない場合には(ステップ2003,No)、表示端末110は、他の入力に応じた操作を実行する(ステップ2007)。
一方、ステップ2003において、入力が変倍操作である場合には(ステップ2003,Yes)、EPUBビューアは、S2004の処理を行う。すなわち、EPUBビューアは、Javascriptの「フォント拡大・縮小」のイベントに応じた処理を実行し、Javascript内の埋め込まれたフォントスタイルのリストを取得する(ステップ2004)。
続いて、EPUBビューアは、処理実行時にEPUBビューアにより適用されている表示フォントサイズの設定を取得する(ステップ2005)。続いて、EPUBビューアは、取得した表示フォントサイズの設定値と1ステップ異なる表示フォントサイズをスタイル情報に上書きする(ステップ2006)。例えば、変倍操作が拡大である場合には、EPUBビューアは、設定されている表示フォントサイズよりも1ステップだけ大きいフォントサイズを表示フォントサイズとしてスタイル情報に上書きする。
一方、変倍操作が縮小である場合には、EPUBビューアは、設定されている表示フォントサイズよりも1ステップだけ小さいフォントサイズを表示フォントサイズとしてスタイル情報に上書きする。以上により、変倍操作に対応する処理が完了する。
このように、第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、他の実施形態にかかる電子文書処理システムと同様に、表示画面サイズの異なる複数の表示端末110に表示される電子文書のページ割を一致させることができる。さらに、第5の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、リフロー形式の電子文書における表示フォントサイズの拡大縮小の自由度を確保することができる。
<第6の実施形態>
リフロー形式の電子文書の表示の利点は、利用者が自由にフォントサイズを変更してビューできることにある。したがって、このような利点を生かし、各表示端末110に対しユーザが設定しているフォントサイズに近い表示フォントサイズで電子文書を表示するのが好ましい。
これに対し、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムは、各表示端末110において設定されている表示フォントサイズ、すなわち端末文字サイズに基づいて、スタイル情報を生成する。これにより、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、各表示端末110に設定されているフォントサイズに近い表示フォントサイズで電子文書を表示することができる。
第6の実施形態にかかる表示端末110は、EPUBビューアに設定されている設定フォントサイズ(端末文字サイズ)を取得可能な独自の実装の表示端末110のEPUBビューアを有するものとする。そして、表示端末110は、第1の実施形態にかかる電子文書処理(図7)のステップ602において、表示画面サイズ及び設定フォントサイズをストレージサーバ装置120に送信する。そして、ストレージサーバ装置120は、ステップ622において、表示端末110から表示画面サイズ及び設定フォントサイズを受信する。
図22は、第6の実施形態にかかるストレージサーバ装置120によるスタイル情報生成処理を示すフローチャートである。まず、ストレージサーバ装置120は、ステップ622において取得した各表示端末110の表示画面サイズと設定フォントサイズに基づいて、(式2)により1画面中に表示できる表示文字数を計算する(ステップ2101)。
Figure 2014146128
ここで、CharNumは、表示文字数を示す。Areaは、表示画面サイズ(面積)を示す。CurrentFontSizeは、設定フォントサイズを示す。
例えば、表示画面サイズが180平方cm(18000平方mm)、設定フォントサイズが12ポイントである場合には、12ポイントはおよそ4.2mmであることから、1画面の表示文字数は、(式2)より1004.4文字が得られる。
次に、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110に対して得られた表示文字数を、降順にソートする(ステップ2102)。次に、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの先頭と最後尾の要素を取得することにより、表示文字数の最大値と最小値とを取り出す(ステップ2103)。
次に、ストレージサーバ装置120は、最大値の最小値に対する比を求め、比と比閾値とを比較する。ストレージサーバ装置120はまた、最大値と最大値閾値とを比較する(ステップ2104)。なお、比閾値及び最大値閾値は、ストレージサーバ装置120に予め設定されているものとする。
ステップ2104において、比が比閾値以上であった場合又は最大値が最大閾値以上であった場合には(ステップ2104,Yes)、ストレージサーバ装置120は、ステップ2105の処理を行う。すなわち、ストレージサーバ装置120は、最大値に対応する表示端末110を整数比率値テーブルの「整数比率値=2」のグループに割り当てる(ステップ2105)。続いて、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの先頭ポインタをソートリストの次の項目に進め、ソートリスト中の先頭にあたる表示画面サイズを更新する(ステップ2106)。そして、ストレージサーバ装置120は、ステップ2103,2104の処理を繰り返す。
ステップ2104において、比が比閾値よりも小さく、且つ最大値が最大値閾値よりも小さい場合には(ステップ2104,No)、ストレージサーバ装置120は、ステップ2107の処理を行う。ステップ2107において、ストレージサーバ装置120は、最大値に対応する表示端末110を整数比率値テーブルの「整数比率値=1」のグループに割り当てる(ステップ2107)。
続いて、ストレージサーバ装置120は、ステップ2111〜2113のループ処理により、ソートリストのすべての表示文字数に対する表示文字数比を算出する。ここで、表示文字数比とは、ステップ2107において「整数比率値=1」に対応付けられた表示文字数に対する、処理対象となる表示文字数の比である。
より具体的には、ストレージサーバ装置120は、ソートリストの1つの表示文字数を抽出する。そして、抽出した表示文字数の「整数比率値=1」に対応付けられた表示文字数に対する比、すなわち表示文字数比を算出する(ステップ2111)。
例えば、ステップ2107において、文字数1000が「整数比率値=1」に割り当てられ処理対象の文字数が580である場合には、表示文字数比は「580/1000=0.58」となる。
次に、ストレージサーバ装置120は、ステップ2107において算出された表示文字数比と、整数比率値テーブル(図8)の小数値とを比較する。そして、ストレージサーバ装置120は、表示文字数比に最も近い小数値に対応する整数比率値のグループに、処理対象としている表示文字数に対応する表示端末110を割り当てる(ステップ2112)。
例えば「0.58」という値は、整数比率値テーブルの小数値のうち「0.5」に最も近い。このため、「0.666・・・」の値が得られた表示端末110は、「整数比率値=0.5」のグループに関連付けられる。ストレージサーバ装置120は、以上の処理により、すべての表示端末110をいずれかの整数比率値にマッピングし、その情報を格納する。
ストレージサーバ装置120は、ステップ2111,2112の処理を繰り返すことにより、すべての表示端末110を整数比率値テーブルのいずれかの整数比率値に割り当てる(ステップ2113)。次に、ストレージサーバ装置120は、「整数比率値=1」にマッピングされた表示端末110のうち、表示文字数が最大のものを特定する。そして、ストレージサーバ装置120は、特定した表示文字数に対応する表示端末110を「主端末」に決定する(ステップ2114)。
続いて、ストレージサーバ装置120は、主端末の表示フォントサイズ及び表示文字数を取得するステップ2121)。次に、ストレージサーバ装置120は、ステップ2122〜2124のループ処理により、各表示端末110に対する表示フォントサイズを算出する。すなわち、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110の設定フォントサイズ、整数比率値及び表示文字数を参照する(ステップ2122)。次に、ストレージサーバ装置120は、(式2)により、主端末以外の各表示端末110に対して割り当てられた整数比率値を実現するためのフォントサイズを決定する(ステップ2123)。
Figure 2014146128
ここで、FontSは、主端末の表示フォントサイズである。FontTは、計算対象の表示端末110の表示フォントサイズである。CharNumSは、主端末の表示文字数である。CharNumTは、計算対象の表示端末110の表示文字数である。Ratioは、計算対象の表示端末110が割り当てられた整数比率値である。
このように、ストレージサーバ装置120は、(式3)を用いて、主端末の表示文字数に対する対象表示端末の表示文字数の比率と、整数比率値とに基づいて、主端末の表示文字数を基準とした対象表示端末の表示文字数を決定する。
ストレージサーバ装置120は、ステップ2122,2123の処理を繰り返すことにより、すべての表示端末110の表示フォントサイズを算出する(ステップ2124)。続いて、ストレージサーバ装置120は、各表示端末110に対して得られた表示フォントサイズを示すスタイル情報を生成する(ステップ2125)。以上で、スタイル情報生成処理が完了する。
図23A〜図23Cは、第6の実施形態にかかるスタイル情報生成処理の結果の一例を示す図である。図23A〜図23Cは、それぞれ異なる表示端末110の表示画面を示す図である。ここで、図23Bに示す表示画面2411の表示画面サイズは、図23Aに示す表示画面2401の表示画面サイズに比べて小さいものとする。また、図23Cに示す表示画面2421の表示画面サイズは、図23Aに示す表示画面2401の表示画面サイズと同程度であるとする。また、表示画面2401を有する表示端末110が主端末として設定されているものとする。
図23Aに示す表示画面2401には、設定フォントサイズと表示画面サイズにより算出された表示文字数を分割単位とし、電子文書のうち「Lorem〜commo」の部分が1ページ2402として表示されている。
また、図23B及び図23Cの左側に示す表示画面2411,2421には、各表示画面2411,2421の設定フォントサイズに従ったページ割による1ページ2412,2422が表示されている。図23B及び図23Cの右側に示す表示画面2411,2421には、図22に示すスタイル情報生成処理により生成されたスタイル情報に基づいたページ割による1ページ2413,2423,2424が表示されている。
図23B及び図23Cの左側に示す1ページ2412,2422は、いずれも図23Aに示す主端末の1ページ2402とページ割が一致しない。これに対し、図23B及び図23Cの右側に示す1ページ2413,2423,2424は、いずれも主端末の1ページ2402とページ割が一致している。このように、本実施形態にかかるストレージサーバ装置120は、表示画面サイズの異なる複数の表示端末110間でページ割が一致するようなスタイル情報を生成することができる。
さらに、図23Bに示す表示画面2411の表示画面サイズは主端末の表示画面2401の表示画面サイズに比べて小さい。しかしながら、表示画面2411の設定フォントサイズが小さい。したがって、表示画面2411には、表示画面サイズが小さいものの、主端末と同一の表示文字数が1ページとして表示される。
また、図23Cに示す表示画面2421の表示画面サイズは、主端末の表示画面サイズと同程度である。しかしながら、表示画面2421の設定フォントサイズが大きい。したがって、表示画面2421の2ページ分が表示端末の1ページ分に一致するようなページ割となっている。
このように、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、各表示端末110の設定フォントサイズにできるだけ近い表示フォントサイズで電子文書を表示することができる。さらに、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、表示画面サイズの異なる複数の表示端末110間におけるページ割を一致させることができる。
また、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムにおいては、上述のように、電子文書処理(図7)において、表示画面サイズとともに設定フォントサイズを受信する。したがって、この場合には、ストレージサーバ装置120は、図11に示すように、「Font−size」を割合で示したスタイル情報を生成してもよい。この場合には、ストレージサーバ装置120は、スタイル情報生成処理において得られた表示フォントサイズと設定フォントサイズに基づいて、割合の値を算出すればよい。
なお、第6の実施形態にかかる電子文書処理システムのこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態にかかる構成及び処理と同様である。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、電子文書を複数端末間で共有する際の閲覧ユーザの利便性を向上させる仕組みを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (17)

  1. 複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、
    前記表示単位を示す単位情報を前記対象表示端末に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示単位決定手段は、前記基準単位の整数倍、又は前記基準単位の、整数の逆数倍を前記表示単位として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の表示端末それぞれの前記表示画面サイズに基づいて、前記基準単位を決定する基準単位決定手段をさらに有し、
    前記表示単位決定手段は、前記基準単位決定手段により決定された前記基準単位と、前記表示画面サイズとに基づいて、前記表示単位を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記基準単位決定手段は、前記複数の表示端末それぞれの前記表示画面サイズに基づいて、前記複数の表示端末の中から主端末を特定し、前記主端末の前記表示画面サイズ及び基準文字サイズに基づいて、前記基準単位を決定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示単位決定手段は、予め設定された前記基準単位に基づいて、前記表示単位を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示単位決定手段は、さらに前記対象表示端末に設定されている端末文字サイズに基づいて、前記表示単位を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記送信手段は、さらに前記表示単位と前記基準単位との関係を示す単位関係情報を前記対象表示端末に送信することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記対象表示端末に対して決定された前記表示単位及び前記基準単位に基づいて、前記対象表示端末において、前記電子文書を変倍表示する際の、前記電子文書の変倍表示単位を決定する変倍表示単位決定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 複数の表示端末それぞれから前記表示画面サイズを受信する受信手段をさらに有し、
    前記表示単位決定手段は、前記受信手段が受信した前記表示画面サイズに基づいて、前記表示単位を決定することを特徴とする請求項1乃至8何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、
    前記表示単位の電子文書を表示する表示情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記表示情報を前記対象表示端末に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 電子文書を表示する複数の表示端末それぞれの表示画面サイズに基づいて、前記電子文書を分割する際の基準単位を決定する基準単位決定手段と、
    前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の前記表示画面サイズ及び前記基準単位に基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、
    前記表示単位の電子文書を表示する表示情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記表示情報を前記対象表示端末の前記表示画面に表示する表示制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  12. 前記表示情報生成手段は、前記表示単位と前記基準単位との関係に基づいて、前記表示単位の前記電子文書に対し、前記基準単位との相関を示す相関情報を付与した前記表示情報を生成することを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定ステップと、
    前記表示単位を示す単位情報を前記対象表示端末に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定ステップと、
    前記表示単位の電子文書を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
    前記表示情報を前記対象表示端末に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
    電子文書を表示する複数の表示端末それぞれの表示画面サイズに基づいて、前記電子文書を分割する際の基準単位を決定する基準単位決定ステップと、
    前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の前記表示画面サイズ及び前記基準単位に基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定ステップと、
    前記表示単位の電子文書を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
    前記表示情報を前記対象表示端末の前記表示画面に表示する表示制御ステップと
    含むことを特徴とする情報処理方法。
  16. コンピュータを、
    複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、
    前記表示単位を示す単位情報を前記対象表示端末に送信する送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    複数の表示端末に表示される電子文書を分割する際の基準単位と、前記複数の表示端末のうち、処理対象となる対象表示端末の表示画面サイズとに基づいて、前記対象表示端末の表示画面に表示する際の電子文書の分割単位である表示単位を決定する表示単位決定手段と、
    前記表示単位の電子文書を表示する表示情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記表示情報を前記対象表示端末に送信する送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
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