JPH06124224A - マルチメディアデータの保存方式、およびメディアデータのデータ構造 - Google Patents

マルチメディアデータの保存方式、およびメディアデータのデータ構造

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JPH06124224A
JPH06124224A JP4272147A JP27214792A JPH06124224A JP H06124224 A JPH06124224 A JP H06124224A JP 4272147 A JP4272147 A JP 4272147A JP 27214792 A JP27214792 A JP 27214792A JP H06124224 A JPH06124224 A JP H06124224A
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Yuichiro Mori
雄一郎 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチメディアデ−タの保存方式などに関
し、データ管理の一元化およびデータ処理の効率化・高
速化を図ることを目的とする。 【構成】 ディスプレイ装置6で表示するときの位置関
係が、表示範囲についての制約がない仮想表示平面1に
より特定される各種メディアデ−タを、共通デ−タファ
イル8に格納するようにしたマルチメディアデ−タの保
存方式であって、仮想表示平面1に同種メディアの表示
範囲として設定された矩形領域2、およびこの矩形領域
2に入力されたメディアデ−タを認識し、この矩形領域
2ごとに、少なくとも、メディア種別、仮想表示平面1
での矩形領域2の座標デ−タ、および当該メディアデ−
タの格納領域のアドレスを保持するヘッダ部3を作成
し、これと実デ−タ部(メディアデータ)4とを共通デ
−タファイル8に格納して、各種メディアデ−タを矩形
領域2の単位で取り扱えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディアデ−タ
の保存方式に関し、特に表示部に表示するときの位置関
係が、表示範囲についての制約がない仮想表示平面によ
り特定される各種メディアデ−タを、共通デ−タファイ
ルに格納するようにしたマルチメディアデ−タ(文字,
グラフ,表デ−タなど)の保存方式、およびこのときに
用いられるメディアデ−タのデ−タ構造に関する。な
お、本明細書で用いる仮想表示平面とは、一連の表示対
象メディア全体の表示位置関係を特定するための論理上
の表示画面である(図1,図9参照)。
【0002】近年、多機能ビジネスパソコンなどで、数
値デ−タと同様に文字,グラフ,イメージなどの文書デ
−タが扱われるのにともなって、これらのマルチメディ
アデータを共通データファイルに格納するといったデ−
タ管理の一元化が要請されるところであり、本発明はこ
のような要請に応えるためのものである。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来の、マルチメディアデ−タ
の保存の概要を示す説明図であり、各メディアデ−タ
は、仮想表示平面71での位置座標とともに、メディア種
別ごとに設けたデータファイル72,73,74にそれぞれ格納
されている。
【0004】ここで、仮想表示平面71は、表示対象メデ
ィアのそれぞれについてディスプレイ装置で実際に表示
されるときの位置関係を特定するための論理的なもの、
すなわちそのサイズが実際の表示画面のそれとは関係の
ない仮想画面であり、この仮想表示平面上で任意に指定
される所定範囲、例えば75の範囲が実際の一つの表示画
面となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ルチメディアデ−タの保存方式では、各メディアデ−タ
をメディア種別ごとに別々のデータファイルに格納する
ようにしているため、異種のメディアからなる文書など
を表示しようとする場合には、それぞれのメディアのデ
ータファイルにアクセスして当該表示に必要なデータを
読み出さなければならず、表示処理に要する時間が長く
なるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明では、仮想表示平面に同種
メディアの表示範囲として任意に設定した矩形領域ごと
に、その中のメディア種別、仮想表示平面での当該矩形
領域の位置を示す座標データ、メディアデータの格納領
域のアドレスなどを保持するヘッダ部を作成して、この
ヘッダ部と当該矩形領域のメディアデータとを共通デー
タファイルに格納し、ディスプレイ装置での表示処理や
メディアデータの追加,変更処理などの際にはこのヘッ
ダ部を用いて矩形領域を単位とした処理を行うことによ
り、マルチメディアデータについての、管理の一元化お
よび処理の高速化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、仮想表示平面
に、同種メディアの表示範囲としての矩形領域を任意に
設定し、この矩形領域ごとに、その中のメディアデータ
自体とは無関係で、当該矩形領域の位置や当該メディア
データの格納位置などを示すヘッダ部を作成してこれを
メディアデータとともに保存するようにしたものであ
る。なお、本明細書で用いる「矩形領域」には正方形状
の領域が含まれるものとする。
【0008】図1は本発明の原理説明図である。図にお
いて、1は、仮想表示平面であり、キーボード,マウス
およびイメージスキャナなどから入力されるすべてのメ
ディアデ−タの表示画面上での位置関係を記した論理上
のものであり、実際のディスプレイ装置にはこの仮想表
示平面の1画面分を単位として表示されることになる。
2は、矩形領域であり、表示画面上でオペレータが、例
えばその左上点と右下点とを指定することにより初期設
定される。3は、ヘッダ部であり、矩形領域2に対応し
たデ−タ部分で、例えばその左上点と右下点の仮想表示
平面1での座標デ−タ、その中のメディア種別、その中
のメディアデ−タの格納領域を示すアドレスなどからな
っている(図2参照)。4は、実デ−タ部であり、矩形
領域2のメディアデータからなっている。5は、プロセ
ッサ(ワーク領域)であり、ヘッダ部3および実デ−タ
部4の作成処理、矩形領域2の移動・複写処理、メディ
アデ−タの修正・追加処理などの各種の処理を実行して
いる。6は、ディスプレイ装置であり、仮想表示平面1
での位置関係に基づいた各種メディアデータの表示が行
なわれる。7は、入力部であり、キーボード,マウスお
よびイメージスキャナなどが用いられ、メディアデータ
の入力・修正や矩形領域2の指定などが行なわれる。8
は、共通データファイルであり、各矩形領域2を単位と
してそのヘッダ部3と実デ−タ部4とがメディア種別に
関係なく格納されている。
【0009】ここで、プロセッサ5は、ディスプレイ装
置6の表示画面に設定された矩形領域2ごとに、図2に
示すようなヘッダ部3を作成し、このヘッダ部3を、先
の矩形領域2に入力されたメディアデータからなる実デ
−タ部4とともに共通データファイル8に格納している
(以下、必要に応じて、ヘッダ部と実デ−タ部の両者を
領域デ−タという)。なお、矩形領域2のそれぞれには
同種のメディアデータが入力されるものとする。
【0010】また、各矩形領域2についてのヘッダ部3
のデータ構造は、図2に示すように、仮想表示平面1で
の当該矩形領域の位置を示す左上点座標21と右下点座標
22,メディア種別23, 実デ−タ部4の格納位置を示す実
データ位置24, 実デ−タ部4の大きさを示す実データサ
イズ25,このヘッダ部3を次の矩形領域のヘッダ部にリ
ンクするためのポインタ26,このヘッダ部3を一つ前の
矩形領域のヘッダ部にリンクするためのポインタ27など
を備えたものとなっている。
【0011】そして、このポインタ26および27は、図6
の説明部分で述べるように、プロセッサ5の主記憶領域
(以下、単に主メモリという)では有意なデ−タに設定
されて表示対象の各矩形領域2のヘッダ部3を順にリン
クさせる機能を持つもので、ポインタ27の方はスクロー
ル処理に利用される。なお、共通デ−タファイル8に格
納されているヘッダ部3のポインタ26および27はともに
有意なデ−タには設定されていない。
【0012】
【作用】本発明は、このように、入力部7の操作により
入力メディア種別単位で初期設定される矩形領域2ごと
に、そこに入力されたメディアデ−タのメディア種別2
3、仮想表示平面1でのこの矩形領域2の位置を示す左
上点座標21および右下点座標22、このメディアデ−タの
格納領域を示す実デ−タ位置24などからなるヘッダ部3
を作成して、その後のメディアデ−タの修正,追加,複
写などの各種処理の場合にはこのヘッダ部3を用いて矩
形領域2を単位とした処理を実行することにより、マル
チメディアデ−タのデ−タファイルを共通化するととも
に、このマルチメディアデ−タを矩形領域2の単位で取
り扱うようにしたものである。
【0013】ここで、実デ−タ位置24は実デ−タ部4の
先頭アドレス、すなわち矩形領域デ−タが主メモリに格
納されている場合にはこの主メモリにおける先頭アドレ
スを示し、また矩形領域デ−タが共通デ−タファイル8
に格納されている場合にはこの共通デ−タファイルにお
ける先頭アドレスを示すもので、これら主メモリと共通
デ−タファイルとの間で矩形領域デ−タが転送されると
きには実デ−タ位置24の変換処理が行なわれることにな
る。
【0014】そして、各メディアデータの処理にはその
メディア種別を意識する必要のないものと、その種別を
意識する必要があるものとに大別され、前者の例として
は矩形領域の移動・複写などが、また後者の例としては
メディアデータの修正・追加などがある。
【0015】例えば、ディスプレイ装置6に表示されて
いる任意の矩形領域2の移動処理の場合、プロセッサ5
は、 当該矩形領域についてのヘッダ部3から左上点座標21
および右下点座標22を求める。 この左上点座標21および右下点座標22の値を、入力部
7により特定される移動後の座標デ−タにそれぞれ変更
する。 といった処理を実行している。このとき、実デ−タ部4
についての処理は一切おこなっていない。
【0016】次に、ディスプレイ装置6に表示されてい
る任意の矩形領域2の複写処理の場合、プロセッサ5
は、 複写先用の新たなヘッダ部領域を主メモリに確保して
そこに複写元のヘッダ部3を複写する。 複写先ヘッダ部の左上点座標21および右下点座標22を
変更する。 複写先用の新たな実デ−タ部領域を主メモリに確保し
てそこに複写元の実デ−タ部4を複写する。 複写先ヘッダ部の実デ−タ位置24を変更する。 複写先ヘッダ部のポインタ26,27 を変更する(この変
更手順については図6参照)。 といった処理を実行している。
【0017】なお、実デ−タ部4の複写の際には複写元
のヘッダ部3に保持されている実データ位置24および実
データサイズ25のデ−タが利用され、また、各ステップ
の順序は一定の制約(例えば、ステップ−−の流
れや、ステップ−の流れなど)の下で任意である。
このように、複写処理の場合にも、実デ−タ部4の内容
を特に意識する必要はない。
【0018】次に、共通デ−タファイル8のマルチメデ
ィアデ−タに対する修正・追加処理の場合、プロセッサ
5は、 処理対象(表示範囲)の各矩形領域2のヘッダ部3お
よび実デ−タ部4を共通デ−タファイル8から読み出し
て主メモリに格納するとともに、この実デ−タ部4をデ
ィスプレイ装置6に表示する。 オペレータによる入力部7の操作、例えば文字の訂正
や追加などに基づいて実デ−タ部4の内容を変更し、ま
た、必要に応じて矩形領域2を再設定する。 矩形領域2の再設定に合わせてヘッダ部3の左上点座
標21および右下点座標22をを変更する。 実デ−タ部4のサイズが変更されているときには、ヘ
ッダ部3の実データサイズ24もそれに合わせて変更す
る。 修正・追加処理後の矩形領域データ(ヘッダ部3と実
デ−タ部4)を共通デ−タファイル8に転送する。 といった処理を実行している。なお、ステップとの
順序は任意である。
【0019】
【実施例】図3〜図8を参照して本発明の実施例を説明
する。図3は、共通デ−タファイルでのヘッダ部と実デ
−タ部との配置状況を示す説明図であって、31はヘッダ
部, 32はヘッダ配列, 33は共通デ−タファイル,34は実
デ−タ部をそれぞれ示しており、また、ヘッダ部31, 共
通デ−タファイル33および実デ−タ部34は図1〜図2で
示したヘッダ部, 共通デ−タファイルおよび実デ−タ部
のそれぞれと同じ内容のものである。
【0020】ここで、各ヘッダ配列32は8個のヘッダ部
31をまとめたもので、それぞれの先頭には8個のヘッダ
部31の中で使用されているヘッダ部の数を示す有効ヘッ
ダ数が記憶されており、このときのヘッダ配列32の個数
nは、仮想表示平面で設定済の矩形領域2の数をmとし
て「(m/8の整数)+1」となる。また、各ヘッダ部
31は、それぞれの左上点座標21をキーにしてソートされ
た状態で共通デ−タファイル33に格納されている。
【0021】このように、複数のヘッダ部31からなるヘ
ッダ配列32の概念を取り入れているため、例えば複写処
理の際に新たな矩形領域2が設定されたときなど、最後
のヘッダ配列nに未使用のヘッダ部31が残っていればこ
の既設のヘッダ配列を用いることができ、この矩形領域
の設定にともなって実デ−タ部34の先頭アドレスをずら
すといったことは必要ない。
【0022】もっとも、未使用のヘッダ部31が残ってい
ないときには、新たな矩形領域2の設定にともなって新
たなヘッダ配列32、すなわち8個のヘッダ部31の格納領
域が共通デ−タファイル33に確保されることになる。
【0023】図4および図5は、共通デ−タファイル33
に格納されたヘッダ部31および実デ−タ部34を用いて画
面表示する際の手順を示す説明図である。すなわち、 (1) 共通デ−タファイル33をオープンして、次のステッ
プに進む。 (2) 共通デ−タファイル33から最初のヘッダ配列32を読
み出しこれを主メモリに格納して、次のステップに進
む。 (3) ヘッダ配列32に保持されている有効ヘッダ数を
「j」とし、またヘッダ部の番号を示すkの初期値を
「1」に設定して、次のステップに進む。 (4) 「k≦j」となっているかどうかを判断し、「YES
」の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステ
ップ(11)に進む。 (5) ヘッダ部kから左上点座標21および右下点座標22を
取り出して、次のステップに進む。 (6) 「(ヘッダ部kの右下点y座標)>(表示範囲の左
上点y座標)」が成立するかどうかを判断し、「YES 」
の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステップ
(10)に進む。なお、表示範囲についても仮想表示平面で
のその左上点座標と右下点座標とで特定されている。 (7) 「(ヘッダ部kの左上点y座標)<(表示範囲の右
下点y座標)」が成立するかどうかを判断し、「YES 」
の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステップ
(10)に進む。 (8) ヘッダ部kを表示用チェインに追加、すなわち直前
の矩形領域のヘッダ部のポインタ26に主メモリでのヘッ
ダ部kの先頭アドレスを、またヘッダ部kのポインタ27
に主メモリでの、直前の矩形領域のヘッダ部の先頭アド
レスをそれぞれ書き込んで、次のステップに進む(図6
参照)。なお、ヘッダ部kが表示用チェインの先頭であ
る場合には、ポインタ27にその旨を示すデータを書き込
む。 (9) ヘッダ部kの実デ−タ位置24および実デ−タサイズ
25を用いることにより、当該ヘッダ部に対応する矩形領
域のメディアデ−タを共通データファイル33から読み出
し、これをディスプレイ装置6に表示して、次のステッ
プに進む。 (10)「k」の値を「1」だけ増やして、ステップ(4) に
戻る。 (11)共通デ−タファイル33に次のヘッダ配列32が存在
し、かつその有効ヘッダ数が「1〜8」となっているか
どうかを判断し、「YES 」の場合は次のステップに進
み、「NO」の場合はステップ(13)に進む。 (12)このヘッダ配列32を読み出しこれを主メモリに格納
して、ステップ(3) に戻る。 (13)共通デ−タファイル33をクローズする。 といった手順により、表示範囲の中の各矩形領域につい
てのヘッダ部と実デ−タ部とを処理している。
【0024】なお、ステップ(7) で「YES 」の場合と
は、ヘッダ部kの左上点座標21および右下点座標22によ
り特定される、仮想表示平面1での矩形領域の一部が表
示範囲に入りこんでいる場合である。
【0025】図6は、ヘッダ部についての表示用チェイ
ンを示す説明図であり、51は表示画面, 52〜54は矩形領
域, 55〜57は各矩形領域52〜54のヘッダ部,58〜63は各
ヘッダ部55〜57でのポインタをそれぞれ示している。な
お、説明の便宜上、表示画面51のx−y座標軸の原点を
仮想表示平面のそれに一致させている。
【0026】ここで、ヘッダ部55〜57はポインタによっ
てリンクされたチェイン構造となっており、ポインタ58
および60には次の矩形領域のヘッダ部の主メモリにおけ
る先頭アドレスがそれぞれ用いられ、またポインタ61お
よび63には一つ前の矩形領域のヘッダ部の主メモリにお
ける先頭アドレスがそれぞれ用いられている。
【0027】さらには、最初の矩形領域52のポインタ59
には表示用チェインの始まりを示すデータが、また最後
の矩形領域54のポインタ62には表示用チェインの終わり
を示す無効ポインタがそれぞれ用いられている。
【0028】図7および図8は、主メモリを利用してメ
ディアデータを入力する際の手順を示す説明図である。
すなわち、 (1) メディアデータの入力位置を確認して、次のステッ
プに進む。 (2) メディアデータの入力位置に、入力データと同じメ
ディアの矩形領域が存在しているかどうかを判断し、
「YES」の場合はステップ(14)に進み、「NO」の場合は
次のステップに進む。なお、この判断に際しては、仮想
表示平面での当該入力位置の座標と、主メモリに記憶さ
れているヘッダ部の左上点座標,右下点座標およびメデ
ィア種別などが用いられる。 (3) この各入力位置をカバーできる新規矩形領域を表示
画面に設定して、次のステップに進む。 (4) この新規矩形領域に対応したヘッダ部の格納領域を
主メモリに確保して、次のステップに進む。 (5) 表示用チェイン(図6参照)の先頭ヘッダ部により
特定される矩形領域を比較用矩形領域として、次のステ
ップに進む。 (6) (比較用矩形領域の左上点y座標)≦(新規矩形領
域の左上点y座標)が成立するかどうかを判断し、「YE
S」の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステ
ップ(10)に進む。なお、ここで「YES」の場合とは、新
規矩形領域の左上点が比較用矩形領域のそれよりも表示
画面上で下に位置している場合である。 (7) 比較用矩形領域のヘッダ部の、次の矩形領域へのポ
インタが無効ポインタとなっていないかどうかを判断
し、「YES」の場合は次のステップに進み、「NO」の場
合はステップ(9) に進む。 (8) 表示用チェインの次のヘッダ部により特定される矩
形領域で比較用矩形領域を置き換えて、ステップ(6) に
戻る。 (9) この比較用矩形領域のヘッダ部(表示用チェインの
最終ヘッダ部)の後にステップ(4) で確保した新規ヘッ
ダ部をリンクして、ステップ(11)に進む。このとき、新
規ヘッダ部は表示用チェインの最終ヘッダ部となる。 (10)この比較用矩形領域のヘッダ部の前にステップ(4)
で確保した新規ヘッダ部をリンクして、次のステップに
進む。 (11)この新規ヘッダ部に、その左上点座標, 右下点座標
やメディア種別を書き込んで、次のステップに進む。 (12)新規矩形領域への入力データ(メディアデータ)を
格納するための新規実データ部領域を主メモリに確保し
て、次のステップに進む。 (13)この新規実データ部領域の先頭アドレスとサイズと
を新規ヘッダ部に書き込んで、次のステップに進む。 (14)入力されたメディアデータを対応する(新規)実デ
ータ部領域に書き込む。なお、この書き込みによって実
データサイズが変化した場合は対応するヘッダ部の値を
変更する。 といった手順により、入力されたメディアデータを主メ
モリに格納している。
【0029】なお、図6で示すように、このステップ
(9) および(10)でのリンク処理の際には各ヘッダ部の各
ポインタが用いられ、例えばステップ(9) の場合、比較
用矩形領域のヘッダ部の、次の矩形領域へのポインタ
(無効ポインタ62)は新規ヘッダ部の先頭アドレスで更
新され、さらには新規ヘッダ部の、前の矩形領域へのポ
インタには比較用矩形領域のヘッダ部の先頭アドレス
が、また次の矩形領域へのポインタには無効ポインタが
それぞれ設定されることになる。
【0030】また、ステップ(10)のリンク処理におい
て、この比較用矩形領域のヘッダ部の、前の矩形領域へ
のポインタが表示用チェインの先頭を示すデータのとき
には、新規ヘッダ部の、次の矩形領域へのポインタに当
該データが設定されることになる。
【0031】そして、この矩形領域データ(ヘッダ部お
よび実データ部)を主メモリから共通データファイルに
転送してそこに格納される場合には、各ヘッダ部の実デ
ータ位置24は主メモリでのアドレスから共通データファ
イルでのアドレスへとそれぞれ変換され、また各ヘッダ
部のポインタについての共通データファイルの中での有
意性は要求されない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、このように、入力メディア種
別単位で初期設定される矩形領域ごとに、そこに入力さ
れたメディアデ−タのメディア種別、この矩形領域の位
置、このメディアデ−タの格納位置などからなるヘッダ
部を作成して、このヘッダ部をメディアデータとともに
共通ファイルに格納するようにしているため、テキスト
データ,表データ,イメージデータなどの各種メディア
データのデータファイルを共通化して管理の一元化を図
ることができる。
【0033】また、共通データファイル中の矩形領域デ
ータ(ヘッダ部および実データ部)を単位とした処理が
行なわれていくため、効率的かつ高速のデータ処理を実
行することができ、特にメディアデータの移動,複写な
どの場合にはその中のメディアデ−タの種別を特に意識
する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、基本構成図である。
【図2】本発明の、各矩形領域についてのヘッダ部のデ
ータ構造を例示する説明図である。
【図3】本発明の、共通データファイルでのヘッダ部と
実データ部との配置状況を示す説明図である。
【図4】本発明の、共通データファイルのヘッダ部およ
び実データ部を用いて画面表示する際の手順を示す説明
図(その1)である。
【図5】本発明の、共通データファイルのヘッダ部およ
び実データ部を用いて画面表示する際の手順を示す説明
図(その2)である。
【図6】本発明の、ヘッダ部についての表示用チェイン
を示す説明図である。
【図7】本発明の、主メモリを利用してメディアデータ
を入力する際の手順を示す説明図(その1)である。
【図8】本発明の、主メモリを利用してメディアデータ
を入力する際の手順を示す説明図(その2)である。
【図9】従来の、マルチメディアデータの保存の概要を
示す説明図である。
【符号の説明】
図1において、 1・・・仮想表示平面 2・・・矩形領域 3・・・ヘッダ部 4・・・実デ−タ部 5・・・プロセッサ 6・・・ディスプレイ装置 7・・・入力部 8・・・共通のデ−タファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に表示するときの位置関係が、表
    示範囲についての制約がない仮想表示平面により特定さ
    れる各種メディアデ−タを、共通デ−タファイルに格納
    するようにしたマルチメディアデ−タの保存方式であっ
    て、 前記仮想表示平面に同種メディアの表示範囲として設定
    された矩形領域、およびこの矩形領域に入力されたメデ
    ィアデ−タを認識し、 この矩形領域ごとに、少なくとも、メディア種別、前記
    仮想表示平面での当該矩形領域の座標デ−タ、および当
    該メディアデ−タの格納領域のアドレスを保持するヘッ
    ダ部を作成し、 このヘッダ部を、当該メディアデ−タからなる実デ−タ
    部とともに前記共通デ−タファイルに格納して、各種メ
    ディアデ−タを前記矩形領域の単位で取り扱えるように
    したことを特徴とするマルチメディアデ−タの保存方
    式。
  2. 【請求項2】 複数の前記矩形領域の各ヘッダ部をそれ
    ぞれの前記座標デ−タでソートし、 当該ヘッダ部のそれぞれを対応の矩形領域の表示順序と
    同じ順序で前記共通デ−タファイルに格納するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアデ−
    タの保存方式。
  3. 【請求項3】 表示部に表示するときの位置関係を特定
    するための、表示範囲についての制約がない仮想表示平
    面に、同種メディアの表示範囲として設定された矩形領
    域に入力されるメディアデ−タのデ−タ構造であって、 少なくとも、メディア種別、前記仮想表示平面での当該
    矩形領域の座標デ−タ、および当該メディアデ−タの格
    納領域のアドレスを持つようにしたことを特徴とするメ
    ディアデ−タのデ−タ構造。
  4. 【請求項4】 前記仮想表示平面における次の矩形領域
    へのポインタおよび前の矩形領域へのポインタを併せ持
    つようにしたことを特徴とする請求項3記載のメディア
    デ−タのデ−タ構造。
JP4272147A 1992-10-12 1992-10-12 マルチメディアデータの保存方式、およびメディアデータのデータ構造 Withdrawn JPH06124224A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346852B2 (en) 2002-05-16 2008-03-18 Ricoh Company, Ltd. Method of managing casual storage field

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7346852B2 (en) 2002-05-16 2008-03-18 Ricoh Company, Ltd. Method of managing casual storage field

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