JP2892578B2 - 波付可撓管用継手 - Google Patents

波付可撓管用継手

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JP2892578B2
JP2892578B2 JP5233020A JP23302093A JP2892578B2 JP 2892578 B2 JP2892578 B2 JP 2892578B2 JP 5233020 A JP5233020 A JP 5233020A JP 23302093 A JP23302093 A JP 23302093A JP 2892578 B2 JP2892578 B2 JP 2892578B2
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locking
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克彦 白銀
恒夫 久保
伸行 永島
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内電線管あるいは、
給湯・給水管の保護管等として用いる波付可撓管用継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビル等の電気設備工事あるいは
給湯・給水管工事には保護管として波付可撓管が大量に
使用されており、これに伴い波付可撓管工事に使用され
る継手も構造が簡単で取扱が簡便なものが要求されてい
る。波付可撓管としては、谷(又は山)が螺旋状をなす
タイプものと、隣合う谷(又は山)が平行をなす所謂
提灯と称されるタイプのものとがあり、後者の提灯型の
タイプの方が曲がり易く使い易いためにより多く採用さ
れている。
【0003】従来、波付可撓管用の継手は、その着脱部
に差し込んだ波付可撓管をビス等で抜けないように締付
る構造のものが多かった。しかし、最近波付可撓管を着
脱部に差し込むだけで係止固定することができるワンタ
ッチ式の波付可撓管用継手が使用されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ワ
ンタッチ式の波付可撓管用継手は、(1)着脱構造が成
形金型の構造上アンダカット部となり、その制限から係
止爪数が2個が限度とされ、十分な波付可撓管の引き抜
き強度(引張強度)が得られず、波付可撓管を保持する
力が弱い、(2)波付可撓管を差し込み難い、(3)波
付可撓管を誤配管した時或いはメンテナンス時に着脱部
から取り外し難く、しかも、波付可撓管として前記螺旋
状のタイプのものであれば着脱部を回転させることによ
りナットのように取り外すことが可能であるが、提灯型
のものは取り外すことができず、従って、着脱部との接
続部分を切り取る外はなく、波付可撓管が短くなって使
用することが出来なくなる虞れがある、(4)波付可撓
管を取り外す構造ではあるが、取り付けするために波付
可撓管の着脱部を分解しなければならなず、手間がかか
る、(5)金型構造が複雑となり、高価である等の多く
の問題がある。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ワンタッチで波付可撓管を確実に装着でき、しか
も、ワンタッチで簡単に取り外すことが可能な波付可撓
管用継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、筒状をなし一側の連結部が波付可撓
管が挿入可能とされ且つ周壁に収容孔が周方向に複数設
けられた継手本体、及び、前記連結部に軸方向に摺動可
能に外嵌して前記収容孔を覆う外筒と前記連結部に摺動
可能に内嵌し且つ前記波付可撓管が挿入可能な内筒とが
一端にて連設され、前記内筒には他端に軸方向に延びて
前記各収容孔に夫々収容され各自由端に係止爪が形成さ
れ、軸方向の移動により前記自由端が前記収容孔の前壁
面により押圧され径方向内方に変位したときに前記各係
止爪が前記波付可撓管にさらに深く係止する複数の係止
片と前記収容孔の前記前壁面に当接可能とされ前記軸方
向の移動を規制する抜け止部とが設けられた止具を備え
た構成としたものである。
【0007】
【作用】継手本体に対して止具を係止片の自由端を変位
可能な位置に移動させ、止具側から波付可撓管を差し込
む。波付可撓管の差し込みに伴い係止片の自由端が半径
方向外方に押し拡げられる。これにより波付可撓管は、
係止爪を逃がしながら差し込まれる。継手に波付可撓管
を適当な長さ差し込んだ後、止具を前述と反対方向に移
動させると、係止片の自由端側が収容孔の壁面に係止さ
れて変位不能とされると共に係止爪が波付可撓管の谷に
さらに深く押し込まれるので波付可撓管は外れない。継
手から波付可撓管を引き抜く場合には止具の外筒を他端
側に押しておく。この状態では、係止片の自由端が継手
本体の収容孔に収まっているので、係止片を外方へ押し
拡げることができ、波付可撓管を引き抜くことができ
る。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例を添付図
面に基づいて詳述する。図1において波付可撓管用継手
(以下単に「継手」という)1は、継手本体2と、止具
3とにより構成されており、止具3は、継手本体2に外
嵌され、且つ所定ストローク軸方向に摺動可能とされて
後述するように波付可撓管をワンタッチで着脱可能とし
ている。継手本体2は、図1乃至図3に示すように円筒
形状をなし、基端5、八角部6及び連結部7が連設して
形成されており、基端5は、配電ボックス等への取付部
とされ、外周面にねじ5aが刻設されている。
【0009】連結部7は、基端5よりも大径とされ、略
中央から先端までの内径が、中央から基端5までの内径
よりも僅かに大径とされて内面に軸方向に略中央に段差
7aが設けられている。連結部7の中央から基端までの
内径は、波付可撓管50(図8)が僅かな間隙を存して
入出可能とされ、基端5の内径は、波付可撓管50の内
径と略同径とされている。また、連結部7の基端側の外
径は先端側に比して僅かに小径とされおり、止具3の摺
動抵抗を少なくしている。
【0010】連結部7には前記段差7aから先端方向に
角孔7bが周方向に沿って等間隔で複数例えば、6個穿
設されており、且つ図3に示すように一つの直径の両側
に位置する孔7b、7bの軸方向に沿う壁面7c、7c
が直径方向に平行とされており、射出成形法でこの継手
本体2製造する場合に用いる金型(図示せず)が前記直
径と直交する他の直径において矢印A−A、B−B方向
に2つ割り可能となるようにされている。連結部7の先
端面には各孔7bと対応して突起7eが軸方向に突出し
て6個形成され、隣合う突起7eの間は、角型の凹部7
fとされている。各孔7bは、止具3の各係止片13を
収容するための収容孔とされる。かかる形状の継手本体
2は、剛性、耐化学薬品、耐ガス透過性、絶縁性等に優
れた合成樹脂部材例えば、難燃性ポリプロピレン樹脂、
硬質塩化ビニル樹脂等により一体に形成されている。
【0011】止具3は、図1、図4及び図5に示すよう
に円筒形状をなし継手本体2の連結部7に軸方向に摺動
可能に外嵌される外筒10と、当該外筒10よりも短く
連結部7に摺動可能に内嵌される内筒11とにより形成
され、外筒10と内筒11の各前端は環状の端面12に
より連設されており、当該端面12には継手本体2の連
結部7の前端の各突起7e(図1)が嵌合可能な孔12
aが6個形成されている。内筒11は、その肉厚が連結
部7の先端側の内径と基端側の内径との差(即ち、段部
7aの高さ)とされ、内径が連結部7の基端側の内径と
同径とされ、後述する波付可撓管が僅かな間隙を存して
差し込み又は引き抜き可能とされている。また、外筒1
0の外周面には滑り防止用の溝が軸方向に沿って全周に
亘り施されている。
【0012】内筒11の後端には係止片13が継手本体
2の各孔7bと対応して6個軸方向に沿って形成されて
おり、各係止片13の各先端(自由端)には夫々内側に
係止爪13aが、外側に抜け止部13bが形成されてい
る。係止爪13aは、内筒11の内面よりも内方に突き
出ており、波付可撓管の溝に嵌合可能とされている。ま
た、抜け止部13bは、当該内筒11の外面よりも外方
に外筒10との略中間程度の位置まで突出している。抜
け防止部13bの付根近傍13cは、テーパ状に傾斜し
て徐々に薄肉となる係止斜面(以下「係止斜面13c」
という)とされている。係止片13は、円周方向に6個
配列されている。
【0013】この止具3を射出成形するときに用いる金
型を軸方向に型開きする場合、係止片13の係止爪13
a、抜け止部13b及び係止斜面13cは、外筒10と
の端面12により金型構造上アンダカットとなる。とこ
ろが、当該端面12に夫々孔12aを設けることにより
この部分の形状がアンダカットなしに製造することが可
能となり、成形金型構造が簡単となる。かかる形状の止
具3は、例えば、ナイロン、難燃性ポリプロピレン樹脂
等により一体に形成されている。
【0014】この止具3は、図6のように継手本体2に
突起7e側(先端側)から外嵌される。このとき係止片
13の先端の傾斜面13dが連結部7の開口端により内
方に押し込まれ、内筒11が当該連結部7に円滑内嵌さ
れる。そして、止具3の各係止片13は、継手本体2の
対応する各孔7b内に収容され、継手本体2の各突起7
eは、止具3の前端面の各孔12aに軸方向に摺動可能
に嵌挿される。即ち、止具3は、継手本体2に対して軸
方向(矢印C又はD方向)に摺動可能とされている。止
具3は、矢印C方向には継手本体2の連結部7の凹部7
f(図1)が端面12の内面に当接するまで移動可能と
され、矢印D方向には各係止片13の抜け止部13bが
孔7bの前壁面7dに当接するまで移動可能とされる。
【0015】また、止具3の外筒10と内筒11との間
の隙間は、波付可撓管を差し込み、又は引き抜く際に係
止片13が内筒11側から外筒側に変位(湾曲)可能な
空間とされている。
【0016】以下に波付可撓管用継手1への波付可撓管
の着脱について説明する。図6において波付可撓管継手
1の継手本体2は、基端5のねじ5aが例えば、配電ボ
ックスの取付孔に螺合され、八角部6がレンチ等により
挾持されてねじ込まれ強固に固定される。さて、図8の
ように波付可撓管50を装着する場合には、先ず、同図
(a)のように止具3を継手本体2の基端5側(矢印C
方向)に移動させる。この状態において、止具3の係止
片13は、その全体が継手本体2の孔7b内に在り、係
止爪13a、抜け止部13b(自由端側)が当該孔7b
の基端側に位置し、固定端側が当該孔7bの先端側に位
置している。従って、係止片13は、弾性により撓んで
自由端側が半径方向外方に変位(拡径)可能とされてい
る。また、止具3は、端面12が継手本体2の連結部7
の先端の凹部7fに当接している。このとき継手本体2
の連結部7の突起7eは、止具3の端面12から突出し
ており、波付可撓管の差し込み可能な状態を示してい
る。
【0017】次いで、作業者が、止具3側から波付可撓
管50を差し込む。波付可撓管50の差し込みに伴い、
図8(a)のように係止片13の係止爪13aが当該波
付可撓管50の山の部分50aにより押されて拡径され
た後、谷(溝)50b内に落ち込み係止状態となる。し
かしながら、係止爪13aは、図示のように山形をなし
ているために波付可撓管50がさらに差し込まれると傾
斜面に沿って再び山50aに押し上げられる。このよう
な動作を繰り返しながら波付可撓管50が差し込まれる
(図8(b))。
【0018】そして、作業者は、波付可撓管50を適当
な長さ差し込んだ後図8(c)のように止具3を矢印D
方向に摺動させると、係止片13は、傾斜面13cが連
結部7の内面により内方に押し込められ、孔7bの前壁
面7dが抜け止部13bに当接した状態において矢印の
ように最大位置まで押し込められる。この結果、係止爪
13aが波付可撓管50の谷50b内に深く噛み込み、
当該波付可撓管50を係止する。このようにして周方向
に等間隔で配置された6個の係止片13が夫々略同じ状
態で波付可撓管50の谷50b内に噛み込む。これによ
り波付可撓管50が継手1に強固に固定され、矢印D方
向に引っ張られても外れることはない。係止片13は、
抜け止部13bにより孔7bの壁面7dにより係止さ
れ、従って、止具3が継手本体2から外れることはな
い。継手本体2の連結部7の突起7eは、止具3の端面
12と面一をなしており、継手1が波付可撓管50を係
止固定している状態を示している。
【0019】継手1から波付可撓管50を抜き取る場合
には、上述と反対の操作を行なう。即ち、図9(a)の
ように先ず、止具3を矢印C方向に摺動させると、各係
止片13の自由端が孔7bの基端側に移動して再び半径
方向外方に撓み可能となる。このとき継手本体2の連結
部7の突起7eが止具3の端面12から突出して波付可
撓管50の係止解除状態にあることを示している。この
状態において、作業者が波付可撓管50を矢印D方向に
引っ張ると、係止爪13aが波付可撓管50の山50a
に当たったときに矢印のように外方に押されて逃げる。
係止片13は、このような動作を繰り返し、図9(b)
のように波付可撓管50が止具3から抜き取られる。
【0020】止具3の外筒10は、継手本体2の各孔7
bを塞ぎ工事の際にこれらの孔7bからのトロの進入を
防止すると共に波付可撓管の解除移動を行なうための把
手となる。また、継手本体2の突起7eは、端面12の
孔12aを塞ぎ工事の際にこれらの孔12aからのトロ
の進入を防止すると共に波付可撓管の係止固定・解除を
示すゲージとして機能する。即ち、突起7eが端面12
から突出している状態のときには波付可撓管との係止を
解除し得る状態を示し、端面12と面一をなしていると
きには波付可撓管との係止を解除し得ない状態を示す。
【0021】また、この実施例1の継手においては、係
止片13の自由端が奥方に位置しているので内筒11を
端面12に接した状態で設けることができる。従って、
この継手の挿入口側に生じる波付可撓管50との隙間を
小さくできる。よって、この実施例1の継手は、その内
部にトロ(コンクリートの水分が多い部分)が入り難い
利点を有するものとなる。
【0022】(実施例2)図10は、本発明の波付可撓
管用継手の他の実施例を示す。尚、図1に示す実施例1
の継手1と同一又は相当する部材には同一符号を付し、
特に異なる部分のみを説明し、他の説明は省略する。
【0023】図10及び図11に示すように継手本体2
は、図1の継手本体2と比べて連結部7の孔7bが長手
方向に僅かに長い形状とされ、先端の突起7eは、僅か
に短く設定されている。一方、止具3は、図10及び図
13に示すように内筒11が奥方に配置されブリッジ部
20を介して端面12に接続されている。また、各係止
片13の向きが図1の係止片13の向きと反対とされ、
自由端側即ち、係止爪13a、抜け止部13bが先端側
(波付可撓管側)とされている。
【0024】抜け止部13bは、先端に臨んで設けられ
ており、その付根近傍(係止斜面)13cが曲面をなし
て先端に連なっている。また、各係止片13は、外筒1
0と内筒11とを連設する端面12のスリット12a
(図10)により周方向に等間隔で分割されており、こ
れらのスリット12aに、継手本体2の各突起7eが嵌
合される。
【0025】図15に示す継手本体2に止具3が外嵌さ
れた状態において、止具3は、継手本体2に対して矢印
C又はD方向に摺動可能とされ、矢印C方向への移動
は、継手本体2の連結部7の凹部7f(図11)が端面
12の内面に当接係止されることにより規制され、矢印
D方向への移動は、係止片13の抜け止部13bが孔7
bの壁面7dに当接係止されることにより規制される。
【0026】継手1に波付可撓管50を差し込む場合に
は図17(a)のように止具3を矢印C方向に移動させ
る。このとき継手本体2の突起7eは、止具3の端面1
2から突出しており、波付可撓管50の差し込み可能又
は、係止解除可能状態にあることを示す。波付可撓管5
0が差し込まれると、係止片13は波付可撓管50の山
50aに押されて矢印方向に湾曲して逃げ、弾性により
谷50bに落ち込むと傾斜面に沿って再び山50aに押
し上げられて逃げ、かかる動作を繰り返しながら同図
(b)のように波付可撓管50が適宜の長さ差し込まれ
る。
【0027】波付可撓管50が継手1内に差し込まれた
後、同図(c)のように止具3を矢印D方向に移動させ
ると、継手本体2の孔7aの前壁面7d側の開口端が係
止片13の係止斜面13cを押圧して押し下げ、係止爪
13aを谷50bに押し込むと共に矢印のように山50
aの側面上部に押し付ける。止具3は、孔7aの前壁面
7dに抜け止部13bに当接すると係止されて矢印D方
向への移動が規制される。これにより波付可撓管50が
継手1に強固に係止固定される。このとき継手本体2の
突起7eは、止具3の端面12と面一となり、波付可撓
管50を係止固定した状態にあることを示す。
【0028】継手1から波付可撓管50を引き抜く場合
には差し込む場合と反対の操作を行なう。即ち、図18
(a)に示すように止具3を矢印C方向に移動させて係
止片13の抜け止部13bを継手本体2の孔7aの前壁
面7dから離隔させて係止を解除し、係止片13の外方
への逃げを可能とした後、同図(b)のように波付可撓
管50を引き抜く。ことによりワンタッチで波付可撓管
50の引き抜きが可能となる。
【0029】このようにしてワンタッチ操作で簡単に継
手1に波付可撓管50を差し込んで係止固定することが
でき、また、継手1と波付可撓管50との係止を解除し
て波付可撓管50を引き抜くことができる。尚、止具3
の係止片13の自由端を波付可撓管50の差し込まれる
方向に対して後方(継手本体の基端側)に配置する構造
(図6)と、前方(波付可撓管側)に配置する構造(図
15)とがあるが、波付可撓管50を係止固定した状態
(図8c、図17c)と解除可能にした状態(図9b、
図18b)との間の移動量は、継手本体2の孔7bの前
壁面7dと止具3の抜け止部13bとの間の距離により
決定され、従って、図6のように係止爪13aを後方に
配置した場合には移動量が大きくなり、図13のように
係止爪13aを前方に配置した場合は小さくなる。この
ようにして実施例2の継手は、前記移動量が小さいの
で、全長を短くしてより小型化できる利点がある。
【0030】(実施例3)図19は、止具3の係止片1
3に形成する抜け止部13bの変形例を示し、抜け止部
13bの端面13b’を係止斜面13cとの連設部にV
溝を形成するようなテーパ面とし、当該係止片13が収
納される継手本体2の孔7bの抜け止部13bと対抗す
る前壁面7dを前記抜け止部13bの端面13b’と当
接可能なテーパ面としたものである。
【0031】止具3の開口端から波付可撓管50を挿入
した後、図20の矢印D方向に止具3を移動させると、
テーパをなす前壁面7dの先端が係止爪13aの上部1
3cを半径方向内方に押圧し、これに伴い係止爪13a
が波付可撓管50の谷50b内に落ち込む。壁面7d’
は、その先端が最端部13eが形成するV溝の底に達す
ると当該位置に係止されて矢印D方向への移動が規制さ
れる。これにより波付可撓管50が継手1に強固に係止
固定される。
【0032】この実施例3の継手では止具3の抜け止部
13bの最端部13eがテーパ面とされ、対抗する前壁
面7dもテーパ面とされているために自動調芯機能を有
し、図20のように当接した状態において各係止爪13
aは、継手本体2と常に同心となり、各係止爪13aに
加わる力が均等となる。従って、波付可撓管50に曲が
り、変形等の癖がある場合でも、図20に示すような波
付可撓管50を係止固定した状態では、各係止爪13a
が継手本体20と同心となり、各係止片13に不平等な
力が加わることが防止されて係止爪の破損等が防止され
る。
【0033】(実施例4)図21は、止具3の係止爪と
抜け止部とを分離したものである。係止片13には係止
爪13aが形成されており、当該係止爪13aの上部に
は、前記係止斜面13cが設けられている。一方、抜け
止部13eは、外筒10の内面の各係止爪13aと対応
する位置に形成されており、端面13e’は、係止斜面
13cの最高位又は最高位よりも僅かに壁面7d寄りに
位置している。
【0034】尚、抜け止部13eは、各係止爪13aと
対応させて6個形成してもよく、或いは6個の係止爪1
3aの一つおきに周方向に等間隔に3個形成してもよ
い。しかしながら、抜け止部13eは、周方向に等間隔
で少なくとも3個形成することが好ましい。止具3の開
口端から波付可撓管50を挿入した後、図22の矢印D
方向に止具3を移動させると、孔7bの前壁面7dの下
端が係止片13の係止爪13aの上部13cを半径方向
内方に押圧し、これに伴い係止爪13aが波付可撓管5
0の谷50b内に落ち込む。そして、壁面7dが抜け止
部13eの端面13e’に当接すると当該位置に係止さ
れて矢印D方向への移動が規制される。これにより波付
可撓管50が継手1に強固に係止固定される。この実施
例の継手では、抜け止部13bが外筒10に設けられて
いるので、止具3が継手本体2から外れ難い利点があ
る。
【0035】尚、図19及び図21は、図10に示す止
具3の抜け止部の変形例について記述したが、図1に示
す止具3の抜け止部についても同様に適用し得ることは
勿論である。更に、上記実施例では継手本体2の一側即
ち、基端5を配電ボックス等への取付部とし、他側を波
付可撓管との連結部7としたが、これに限るものではな
く、取付部に変えて連結部とする即ち、両側に連結部を
設けて波付可撓管同士を接続する中継用の継手としても
よい。
【0036】(実施例5〜7)ところで、継手1から波
付可撓管50を引き抜く場合には図18(a)のように
止具3を矢印C方向に移動させて係止片13の抜け止部
13bを継手本体2の孔7aの壁面7dから離隔させて
係止を解除し、係止片13の外方への逃げを可能とした
後、同図(b)のように波付可撓管50を引き抜く場
合、止具3の軸方向への移動が容易なため、実際に波付
可撓管50を接続した際、例えば、鉄筋等に止具3が押
し付けられ、強力な力で引っ張られたりすると、止具3
が解除方向に作用し、波付可撓管50が外れる虞れがあ
る。
【0037】そこで、図23〜図25に示すように止具
3が軸方向に容易に移動しないようにするとよい。即
ち、図23に示す実施例5の継手は、継手本体2の連結
部7の後端にフランジ7gを形成し、当該フランジ7g
の止具3の開口端と対向する付根に微小な突起7hを周
方向に沿って適宜の間隔で複数、例えば、等間隔で4個
形成し、止具3を係止解除方向(矢印C方向)に移動さ
せる際に適度の抵抗を付与して容易に移動しないように
したものである。作業者は、波付可撓管50を引き抜く
場合、前記抵抗に抗して止具3を押し込んで係止爪13
の係合を解除し、波付可撓管50を引き抜く。
【0038】図24に示す実施例6の継手は、図23に
示す微小な突起7hに替えて連結部7の肉厚を当該フラ
ンジ7gの付根に臨んで徐々に拡径させてテーパ面7i
を形成したものである。また、図25に示す実施例7の
継手は、図23と同様に連結部7のフランジ7gに微小
な突起7hを形成すると共に、止具3の開口端に各突起
7hと対向させて爪14を形成し、止具3の係止解除方
向(矢印C方向)への移動時に突起7hにより爪14を
押し拡げるようにさせて止具3に抵抗を付与するように
したものである。
【0039】(実施例8)図26は、係止片13の抜け
止部13bの係止斜面13cを急なテーパ面として、波
付可撓管50に引張方向の力が作用した際に、図8
(d)の場合に比して当該波付可撓管50の谷部50b
内に係止爪13aがより強く締め込まれるようにしたも
のである。
【0040】(実施例9)本発明の継手は、図17
(c)に示すように波付可撓管50を継手1に挿入して
引っ張ると、係止爪13aの後側が収容孔7bの対向す
る前壁面7dに当接し、引っ張るに従って締め込むよう
になっている。この場合、波付可撓管50の外径が常に
一定であれば問題はないが、外径が大きすぎる場合に
は、波付可撓管50が係止爪13aを押し拡げた時に、
収容孔7bの壁面7dと係止爪13aの先端とが当た
り、引っ張るときに締め込みが出来なくなる場合があり
得る。そこで、図27に示すように、波付可撓管50が
止具3の内筒11の各係止片13を連設せる内面11’
に押し付けられた状態でも、係止片13の係止斜面13
cの先端Bが、継手本体2の前壁面7dの下端Aよりも
半径方向内方に位置するように、これら三者(内面1
1’、先端B、下端A)を位置決めする。
【0041】これにより、波付可撓管50が湾曲してい
たり、片側に押し付けられたりして波付可撓管50が内
面11’に当接した場合でも、先端BがAよりも半径方
向内方に位置しているために、波付可撓管50が引っ張
られたとき係止爪13aが内方に確実に変位して波付可
撓管50を締め込み、抜けを防止する機能が確実に発揮
される。
【0042】(実施例10)図28の継手は、係止片1
3の抜け止部13bと係止斜面13cとを曲面により連
設させたもので、波付可撓管が引っ張られた際に継手本
体の突起7eの角により良好に内方に押し込まれ、図1
7(c)に示す場合に比してより効果的に締め込み作用
が得られる。更に、係止斜面13cの傾斜を、係止斜面
13cが前壁面7dの下端Aに当接したときの接点にお
ける接線方向と軸方向とのなす角θが45度未満となる
ように定めている。これにより、波付可撓管が引っ張ら
れた際に係止爪13aの締め込み力が増大する。
【0043】因みに、係止斜面13cの傾斜を図29の
二点鎖線又は点線で示すようにθが45°よりも大きく
なるように定めた場合、図30に示す波付可撓管50の
引張力Faと係止爪13aによる波付可撓管50の引締
力Fbとの関係を図31に示す。この図31において、
傾斜面13cが図29の実線で示す場合を丸印を結ぶ曲
線で、二点鎖線の場合を三角印を結ぶ曲線で、点線の場
合を四角印を結ぶ曲線で示してある。この図31から明
らかなように、係止斜面13cの傾斜角度が45°より
も大きい場合には何れもy=x即ち、θ=45°の線の
下側の領域にあり、引締力が小さい。一方、係止斜面1
3cの傾斜角度が45°よりも小さい場合にはθ=45
°の線の上側の領域にあり、引締力が大きいことが明ら
かである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、波
付可撓管の継手への差し込み、引き抜きをワンタッチで
簡単に行なうことができ、特に、継手から波付可撓管を
引き抜く際に継手を破壊したり或いは波付可撓管の継手
との接続部分を切断することなく簡単に抜き去ることが
できるためにメンテナンス時の作業性の向上が図られ
る。更に、多数の係止爪により波付可撓管を係止するた
めに引き抜き強度が強い。
【0045】また、請求項1の継手では、継手本体2の
収容孔7bが止具3の外筒10によって閉じられている
ので、収容孔7bから内部にトロが侵入するのを防止で
きる利点がある。請求項2の継手では、継手本体2の突
起7eにより止具3の端面12の開口部12aが閉止さ
れるので、射出成形法により止具3を効率良く生産する
ために前記開口部12aを形成しても、この部分から継
手内部にトロが侵入するのを防止することができる。
【0046】また、請求項3の継手では、係止片の自由
端が奥側になるために、内筒を入口側に設けることがで
き、これに伴い入口側に生じる継手と管との間の隙間を
小さくすることができ、継手の中にトロが入りにくいと
いう利点がある。請求項4の継手では、更に係止片の自
由端が入口側にあるために、当該自由端に設けられた係
止爪を収容孔の前端側壁面に当接離間させることで、管
の抜き取り不能/可能となり、管の抜き取り不能/可能
の状態を止具を短距離移動させるだけで切り換えること
ができ、継手の長さを短くすることができる。
【0047】請求項5の継手では、抜け止部13bと係
止爪13aとが協働して波付可撓管50をしっかりと締
付できる。請求項6の継手では、外筒10に設けられた
抜け止部13eによって、止具3が継手本体2から外れ
るのを確実に防止できる利点がある。請求項7の継手で
は、抜け止部13bによって形成されたV溝を収容孔7
bの前壁面7dとの係合により止具3が前方に移動した
ときに全ての係止片13が同程度に半径方向内方に変位
した状態となる。よって各係止片13に加わる負荷が均
一化される利点がある。
【0048】請求項8の継手では、抵抗を付与する手段
7hが設けられているので、止具3が係止解除方向に自
由に移動するのを防止できる。よってこの継手によれ
ば、接続された波付可撓管50が不用意に外れるのを防
止できる。請求項9の継手では、係止片13の先端Bと
内筒11の内面11’と収容孔7bの前壁面7d下端A
の位置を適切に定めたので、波付可撓管50が継手内に
どのような状態で係合していても、波付可撓管50が外
れるのを防止できる。
【0049】請求項10の継手では、係止斜面13cの
傾斜を適切に定めたので、波付可撓管50が引っ張られ
たときの力が波付可撓管50を把持する力に効率良く転
換される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波付可撓管用継手の第1実施例を
示す組立斜視図である。
【図2】図1の継手本体の一部切欠側面図である。
【図3】図2の一部切欠端面図である。
【図4】図1の止具の一部切欠端面図である。
【図5】図4の一部切欠端面図である。
【図6】図1の組付け状態における一部切欠側面図であ
る。
【図7】図6の一部切欠端面図である。
【図8】図6の継手に波付可撓管を差し込み係止固定す
る操作の説明図である。
【図9】図8の継手から波付可撓管を引き抜く場合の操
作の説明図である。
【図10】本発明に係る波付可撓管用継手の第2実施例
を示す組立斜視図である。
【図11】図10の継手本体の一部切欠側面図である。
【図12】図11の一部切欠端面面図である。
【図13】図10の止具の一部切欠側面図である。
【図14】図13の一部切欠端面図である。
【図15】図10の組付け状態における一部切欠側面図
である。
【図16】図15の一部切欠端面図である。
【図17】図15の継手に波付可撓管を差し込み係止固
定する操作の説明図である。
【図18】図15の継手から波付可撓管を引き抜く場合
の操作の説明図である。
【図19】本発明に係る波付可撓管継手の第3実施例を
示し、図15の係止爪及び係止抜けストッパの変形例を
示す要部拡大図である。
【図20】図19の継手に波付可撓管を差し込み係止固
定する操作の説明図である。
【図21】本発明に係る波付可撓管継手の第4実施例を
示し、図15の係止爪及び係止抜けストッパの変形例を
示す要部拡大図である。
【図22】図21の継手に波付可撓管を差し込み係止固
定する操作の説明図である。
【図23】図1の継手本体に対する止具3の係止解除方
向への移動時に抵抗を付与する手段の第1実施例を示す
側面図である。
【図24】図1の継手本体に対する止具3の係止解除方
向への移動時に抵抗を付与する手段の第2実施例を示す
側面図である。
【図25】図1の継手本体に対する止具3の係止解除方
向への移動時に抵抗を付与する手段の第3実施例を示す
側面図である。
【図26】図4の係止片13の抜け止部の他の実施例を
示す要部拡大図である。
【図27】図13の継手本体の突起と止具3の係止片1
3の係止斜面の先端と内筒の内面との位置関係を示す図
である。
【図28】図13の係止片の係止斜面の傾斜角を示す図
である。
【図29】図28の係止片の係止斜面の他の係止斜面の
形状を示す図である。
【図30】図28の係止片の係止斜面による波付可撓管
の引張力と引締力との関係を示す説明図である。
【図31】図28の係止片の係止斜面の角度の違いによ
る波付可撓管の引張力と引締力との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 波付可撓管用継手 2 継手本体 3 止具 5 基端 7 連結部 7b 収容孔 10 外筒 11 内筒 13 係止片 13a 係止爪 13b 抜け止部 50 波付可撓管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 清 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−159525(JP,U) 実開 昭62−168726(JP,U) 実開 昭62−154722(JP,U) 実開 昭62−154723(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/06 F16L 33/00 F16L 33/28

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなし一側の連結部(7)が波付可
    撓管が挿入可能とされ且つ周壁に収容孔(7b)が周方
    向に複数設けられた継手本体(2)、及び、前記連結部
    (7)に軸方向に摺動可能に外嵌して前記収容孔(7
    b)を覆う外筒(10)と前記連結部(7)に摺動可能
    に内嵌し且つ前記波付可撓管が挿入可能な内筒(11)
    とが一端にて連設され、前記内筒(11)には、他端に
    軸方向に延びて前記各収容孔(7b)に夫々収容され各
    自由端に係止爪(13a)が形成され、軸方向の移動に
    より前記自由端が前記収容孔(7b)の前壁面(7d)
    により押圧され径方向内方に変位したときに前記各係止
    爪(13a)が前記波付可撓管にさらに深く係止する複
    数の係止片(13)と前記収容孔(7b)の前記前壁面
    (7d)に当接可能とされ前記軸方向の移動を規制する
    抜け止部(13b)とが設けられた止具(3)を備えた
    ことを特徴とする波付可撓管用継手。
  2. 【請求項2】 筒状をなし一側の連結部(7)は波付可
    撓管が挿入可能とされ且つ周壁に収容孔(7b)が周方
    向に複数設けられると共に端面に前記各収容孔(7b)
    と対応する各位置に夫々軸方向に沿い所定幅の突起(7
    e)が設けられた継手本体(2)、及び、前記連結部
    (7)に軸方向に摺動可能に外嵌して前記収容孔(7
    b)を覆う外筒(10)と前記連結部(7)に摺動可能
    に内嵌し且つ前記波付可撓管が挿入可能な内筒(11)
    とが一端にて連設され、前記内筒(11)には、軸方向
    に延びて前記各収容孔(7b)に夫々収容され各自由端
    に係止爪(13a)が形成され、軸方向の移動により前
    記自由端が前記収容孔(7b)の前壁面(7d)により
    押圧され径方向内方に変位したときに前記各係止爪(1
    3a)が前記波付可撓管にさらに深く係止する複数の係
    止片(13)と前記収容孔(7b)の前記前壁面(7
    d)に当接可能とされ前記軸方向の移動を規制する抜け
    止部(13b)と前記外筒(10)と内筒(11)とを
    連設する端面に設けられた前記継手本体(2)の各突起
    (7e)が摺動可能に嵌合する開口部(12a)とを有
    する止具(3)を備えたことを特徴とする波付可撓管用
    継手。
  3. 【請求項3】 前記内筒(11)に設けられた係止片
    (13)は、軸方向に前記継手本体(2)の一側の連結
    部側から他側に向かって延びて係止爪(13a)が形成
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の波付
    可撓管用継手。
  4. 【請求項4】 前記内筒(11)に設けられた係止片
    (13)は、軸方向に前記継手本体(2)の連結部側に
    向かって延びて係止爪(13a)が形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の波付可撓管用継手。
  5. 【請求項5】 前記抜け止部(13b)は、前記係止片
    (13)の自由端に前記係止爪(13a)と一体に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の波付可撓管
    用継手。
  6. 【請求項6】 前記抜け止部(13e)は、前記外筒
    (10)の内面に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の波付可撓管用継手。
  7. 【請求項7】 前記抜け止部(13b)は前記収容孔
    (7b)の前壁面(7d)に臨む端面がテーパ面とされ
    て前記係止爪(13a)との連設部にV溝を形成するも
    のであり、前記収容孔(7b)の前記抜け止部(13
    b)に臨む壁面(13b)は前記V溝に嵌合するテーパ
    面とされていることを特徴とする請求項1記載の波付可
    撓管用継手。
  8. 【請求項8】 継手本体(2)の連結部(7)と止具
    (3)との間には、前記止具(3)の係止解除方向への
    移動に抵抗を付与する手段(7h)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の波付可撓管用継手。
  9. 【請求項9】 波付可撓管が内筒(11)の内面(1
    1’)に押し付けられた状態でも、止具(3)の係止片
    (13)の先端(B)より継手本体(2)の収容孔(7
    b)の前壁面(7d)の下端(A)が径方向外方に在る
    ようにこれらの位置を定めたことを特徴とする請求項1
    記載の波付可撓管用継手。
  10. 【請求項10】 収容孔(7b)の前壁面(7d)に当
    たる係止爪(13a)の係止斜面(13c)の傾斜を、
    何れの位置で前壁面(7d)に当接しても当接点におけ
    る接線が当該継手の軸方向に対して45度未満となるよ
    うに定めたことを特徴とする請求項1記載の波付可撓管
    用継手。
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