JP4750753B2 - 配線・配管材固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の二重天井、壁面等の構造物に直接、或いはこれらに取付けられたハンガーレールなどの支持材に固定され、ケーブル等の配線や電線管、給水管、給湯管等の配管材を前記構造物に固定する配線・配管材固定具に関するものである。
従来より、この種の配線・配管材固定具として、サドル等の、一対の把持部或いは抱持部等で配線・配管材を把持或いは抱持し、これを例えばハンガーレール等の支持材に固定するものが知られている。これに関する固定具としては、例えば、特開2004−44751公報等に掲載されたものを例示することができる。
図10は従来の配線・配管材固定具を示す。図中、固定具71は、配管を保持するサドル部材72と、このサドル部材72を支持材41に固定するためのベース部材73とで構成されている。サドル部材72は、基板74上に配管支持部75及び配管支持部76を間隔を存して配置し、一方の配管支持部75に連設した湾曲抱持部77の先端部を、他方の配管支持部76の弧状部78とその外側に配置された張出係合部79との間に形成された溝内に挿入し、湾曲抱持部77の外側の鋸歯列77aと、張出係合部79の内側の鋸歯列79aとを噛合して配管を保持するようになっている。ベース部材73は、ベース主体73aに、図示しないが、サドル部材72に設けられた係合突起と係合する係合凹部が形成されている。この固定具71が取付けられる支持材41は、断面略コ字形状の形鋼材からなり、開口側端部44から内方に一対の折曲片45,45が設けられている。
配管を支持材41に固定するには、サドル部材72を開放した状態で一対の弧状部78,78で形成される凹部内に配管を載置し、湾曲抱持部77の先端部を、他方の配管支持部76の弧状部78と張出係合部79との間に形成された溝内に、湾曲抱持部77を配管上部に巻付けるように押付けながら挿入する。すると、鋸歯列77aと鋸歯列79aとが互いに噛合して配管をサドル部材72内に抱持する。次いで、ベース部材73を支持材41内に収容した後、サドル部材72の係合突起をベース部材73の係合凹部内に係合させて、サドル部材72をベース部材73に取付ける。
特開2004−44751公報
しかし、前記公報等に掲載の従来の固定具71は、支持材41に固定した後に、ずらして支持材41に対する固定位置を変更したり、固定された配管を取り外すためには、まず、鋸歯列相互の噛合を解除する必要がある。ところが、鋸歯列の各鋸歯は一般に離脱を阻止する鈎状に形成されているとともに、張出係合部79は弾性的に固定具71の内部側に付勢され、鋸歯列相互は緊密に噛合しているから、そのまま湾曲抱持部77及び張出係合部79を拡開させることはできない。そこで、サドル部材72の湾曲抱持部77及び張出係合部79をその幅方向別言すれば配管の軸方向に捩るようにして互いに離間する方向にずらすことによって鋸歯列相互の噛合を解除することが行なわれる。しかし、サドル部材72は、一般に配管支持部75,76、湾曲抱持部77及び張出係合部79の各幅を大きくして全体の剛性を高めており、しかも強固に配管を保持している。したがって、鋸歯列相互の噛合を解除するには、サドル部材72の剛性に抗して相当大きな力を加えてずらさなければならず、湾曲抱持部77及び張出係合部79を幅方向にずらして鋸歯列相互の噛合を解除するのは非常に困難な作業となっていた。そして、無理にずらそうとすると、固定具71が破損、破壊してしまうことがあった。
特に、固定具71は、配管の抱持力を強化してより安定に保持すべく、図11に示すように、湾曲抱持部77の外側に、更に、鋸歯列79aを有する張出係合部79が何らかの外力等によって外方に離間するのを回避するための張出突出部80が付設されている場合が多い。このような固定具71の場合は、張出突出部80が付設されて配管の抱持力が強化されている分、鋸歯列相互の噛合の解除は一層困難なものとなっていた。
そこで、本発明は、配線・配管材を把持する把持部の係合を簡単に解除し、もって、支持材への固定位置の変更及び配線・配管材の取り外しを円滑かつ楽に行なうことができる配線・配管材固定具の提供を課題とするものである。
請求項1の配線・配管材固定具は、配線・配管材を固定するものであって、互いに対向して係合する一対の把持片を有し、該一対の把持片で前記配線・配管材を把持する把持部を備えている。前記把持部は、一対の把持片の相対向する表面に、それぞれ互いに係止する係止歯列が設けられ、また、係合した一対の把持片の間に、工具の先端部が前記把持片の係合方向と直交する方向から挿入される挿入溝が設けられている。
更に、前記一対の把持片の少なくとも一方に形成された係止歯列は、前記把持片より小さい幅に形成され、前記把持部の挿入溝は、前記把持片において前記係止歯列の設けられていない部位によって形成されている。
そして、前記工具の先端部を前記挿入溝に挿入し回動しつつ該挿入溝の両側面を押圧することにより、前記一対の把持片は、互いに離間して前記一対の係止歯列の係止が解除されつつ拡開するよう形成されている。
ここで、前記固定具は、例えば、係合部を設けてこれを建物の壁面等に取付けた支持材等に固定され、また、建物の壁面等に直接固定される。
前記一対の把持片は、固定具の内部側に突出する突出片などで形成され、左右対称に、或いは、いずれか一方を長くした非対称に形成される。把持部は、表面に係止歯列が設けられている一対の把持片で形成されるが、一般には、例えば、所要の把持強度を得るために、いずれか一方の把持片の内側に配線・配管材の外周面に沿って当接する突出片を付設し、更には、いずれか他方の把持片の外側に係合をより安定化させるための突出片を加えたものとして構成される。即ち、いずれか一方の把持片は内外2段の突出片で構成され、更には、請求項4に記載のように、両把持片ともに内外2段の突出片で構成される。但し、把持部は、これらの構成に限定されるものではない。
前記一対の把持片の間には、工具の先端部が前記把持片の係合方向と直交する方向つまりは把持片の側方から挿入される挿入溝が設けられている。工具は先端部が板状の扁平なものであって、マイナスドライバ等が使用される。挿入溝の幅は、工具の先端部の厚さより大きく形成されて工具の先端部の挿入が可能となっており、かつ、工具の先端部の幅よりは小さく形成され、挿入後に工具を回すと、その先端部の幅方向の両側端部は挿入溝の両側面にそれぞれ同時に当接可能となっている。
これにより、工具の先端部を挿入溝に挿入し、回して挿入溝の両側面を押圧すると、一方の把持片における工具との当接部を支点に、他方の把持片における工具との当接部が押上げられつつ回動するので、一対の把持片は、互いに離間して一対の係止歯列の係止が解除されつつ拡開する。このため、支持材に対する固定具の固定位置を変更したり、把持した配線・配管材を固定具から取り外すことができる。
請求項2の配線・配管材固定具は、一対の把持片が、工具の先端部を挿入溝に挿入して回動することにより、一方の把持片における工具の先端部の一側端部との当接部を支点に、他方の把持片における工具の先端部の他側端部との当接部が押上げられつつ回動し、相互に離間して拡開するものである。
請求項3の配線・配管材固定具は、一対の把持片が、それぞれ外側突出片と内側突出片との2段で構成され、うち一方の把持片の係止歯列は、前記外側突出片の内側表面に形成され、他方の把持片の係止歯列は、前記内側突出片の外側表面に形成されていて、把持部は、前記4個の突出片が交互に交差した状態で嵌合し、配線・配管材を把持するものとなっている。これにより、最も外側の突出片は、その内側の突出片が外側に離間するのを抑制するので、係止歯列相互の係止強度を一層高め、より安定した把持状態が得られる。その反面、支持材に固定した固定具の位置を変更したり、固定した配線・配管材を固定具から取り外すのはより困難となり、面倒な作業となる。しかし、本発明では、係合した前記一対の把持片の間に、工具の先端部が前記把持片の係合方向と直交する方向から挿入される挿入溝が設けられていることにより、配線・配管材を簡単に取り外すことができる。
請求項4の配線・配管材固定具は、工具として、マイナスドライバが使用されるものである。
請求項1の発明は、一対の把持片の間に、工具の先端部が前記把持片の係合方向と直交する方向から挿入される挿入溝が設けられているので、工具の先端部を挿入溝に挿入し、回しつつ挿入溝の両側面を押圧するだけの操作で、一対の把持片は、互いに離間して一対の係止歯列の係止が解除されつつ拡開する。したがって、支持材への固定位置の変更及び固定された配線・配管材の取り外しを円滑かつ楽に行なうことができる。
また、把持片の表面に形成された係止歯列が、把持片より小さい幅に形成され、把持部の挿入溝は、把持片において前記係止歯列の設けられていない部位によって形成されているから、簡易な構成で簡単に挿入溝を形成できる。
請求項2の発明は、工具の先端部を挿入溝に挿入して回動すると、一方の把持片における工具の先端部との当接部を支点に、他方の把持片における工具の先端部との当接部が押上げられつつ回動し、一対の把持片が相互に離間しつつ拡開するから、請求項1と同様に、支持材への固定位置の変更及び固定された配線・配管材の取り外しを円滑かつ楽に行なうことができる。
請求項3の発明は、把持部が4個の突出片で構成され、うち一方の把持片に設けられた外側突出片はその内側の突出片が外側に離間するのを抑制するので、より安定した把持状態が得られる。その反面、固定した配線・配管材を固定具から取り外すのが困難となるところ、一対の把持片の間に工具の挿入溝が設けられているので、簡単に支持材への固定具の位置変更及び配線・配管材の取り外しを行なうことができる。つまり、請求項4の発明は、このような、把持部が4個の突出片で構成され、係止歯列相互の係止強度がより大きい固定具において、特に大きな効果を発揮する。
請求項4の発明は、工具として、マイナスドライバを使用するものであるから、その先端部を挿入溝に挿入して回動し易く、先端部の一側端部を一方の把持片に当接させてこの当接部を支点に、先端部の他側端部を他方の把持片に当接させて簡単に押上げることができ、円滑かつ楽に把持片相互を離間し、拡開することができる。
以下、本発明の実施形態の配線・配管材固定具を図に基づいて説明する。
図1乃至図5において、固定具1は、建物の二重天井、壁面等に取付けられたハンガーレールなどの支持材41に配線・配管材を固定するものであり、合成樹脂により一体に形成されている。前記支持材41は、本実施形態においては、二重天井において室内天井の天井裏面に水平方向に取付けられ、上方に開口するハンガーレールを例示する。この支持材41は、形鋼材を使用し、図3に示すように、底板42と左右一対の側板43,43とで断面略コ字状に形成され、前記各側板43の開口側端部44に内方に折曲する折曲片45を備えている。この折曲片45は、開口46の両側に一対形成されており、各開口側端部44から一旦内方に向けて水平方向に折曲され、更に底板42側に折曲されている。また、前記配線・配管材は、本実施形態では、内部にケーブルが挿通され、これを保護する電線管51を例示する。
前記固定具1は、回動中心としてのヒンジ5を有する基部2と、支持材41の開口側端部44に当接する当接部6と、基部2の下側に設けられ、支持材41の一対の折曲片45に係合する係合部11と、基部2の上側に延設され、電線管51を両側から把持する把持部21とで構成されている。
前記基部2は、中央よりやや下方にあって電線管51の下部を支持する部分に形成され、左右対称の略円弧板状に形成されており、中央には、説明を省略するが、係合部11を拡開するための他の手段となるビス等の頭部を収容する凹溝部3が水平方向に設けられ、左右には、電線管51の下部が当接する円弧部4が設けられている。また、凹溝部3の底部3aの下面の中央には薄肉形成してなる前記ヒンジ5が凹溝部3の長手方向に沿って設けられており、基部2はヒンジ5を軸に左右が互いに反対方向に回動して拡開縮閉するようになっている。このヒンジ5は、固定具1を支持材41に固定した状態で支持材41の幅と合致する方向に沿って設けられていることになる。更に、凹溝部3の底部3aの下面は、一部が前後方向に突出し、その突出部分は支持材41の開口側端部44にその開口面と直交する方向から当接する当接部6を構成している。
前記係合部11は、基部2の下側において前面側及び後面側に、それぞれ左右対称に一対設けられている。即ち、計4個設けられている。各係合部11は、支持材41に固定したときにその支持材41の幅方向となる方向にたわむ弾性変形可能な弾性片12と、この弾性片12の外面の端部に設けられた係合爪13とで構成されている。弾性片12は、平板状に形成され、基部2の下部から垂直下方に突出している。係合爪13は所定幅の係合面14が支持材41の折曲片45の下端47と当接し、前記当接部6とで支持材41の折曲片45を上下方向から挟持するようになっている。また、係合爪13の係合面14は、回動中心側端部15即ち左右一対の係合爪13,13が対向するヒンジ5寄りの対向側端部が、回動中心であるヒンジ5から離間する方向に、即ち図2(a)において下方に傾斜する傾斜面16に形成されている。したがって、係合爪13は、回動中心側端部15に向かうに従い、当接部6と係合面14との間隔は次第に拡大している。なお、係合爪13の外側面は、図2(b)等に示すように、下端程先すぼまりとなる傾斜面13aに形成されており、支持材41の開口46からの挿入を容易ならしめている。
このように構成された係合部11は、支持材41の開口46から挿入され、係合爪13が支持材41の折曲片45に係合した状態で、後述する把持部21を締付けるなどして基部2の左右の円弧部4をヒンジ5を軸に左右に拡開する方向に回動すると、左右一対の係合爪13,13の反対向側端部17における係合面14が支持材41の折曲片45の下端47に圧接するようになっている。
一方、前記把持部21は、基部2の上側に設けられ、基部2の円弧部4の上端部から上方に延設されている。把持部21は、左右両側方に電線管51の外周面と当接する一対の凸部22が形成され、更にその上方に内方に向けて張出し、互いに係合する一定幅の把持片23と把持片24とを備え、これら一対の把持片が係合することによって電線管51を両側から把持するようになっている。
更に、各把持片は上下2段の突出片で構成されており、一方の把持片23は、他方の把持片24と係止する上部突出片25と、電線管51の外周面と当接する下部突出片26とで構成されている。他方の把持片24は、上部突出片27と、前記一方の把持片23と係止する下部突出片28とで構成されている。ここで、左右の上部突出片25及び上部突出片27は固定具1の外側に設けられ、請求項3の外側突出片に該当し、左右の下部突出片26及び下部突出片28は固定具1の内側に設けられ、請求項3の内側突出片に該当する。各突出片は電線管51に対応して湾曲した矩形板状に形成されている。一対の把持片23と把持片24とは、これら4片の突出片が交互に交差する状態で、ヒンジ5を軸として互いに縮閉及び拡開し、電線管51を把持及び解除する。なお、これらの把持片は、電線管51を把持していない単品状態では、図2(a)に示すように、先端部相互がほぼ近接し、または当接した程度に拡開している。
そして、前記把持部21は、把持状態を確保すべく、また複数サイズの電線管51に対応して把持すべく、一方の把持片23の上部突出片25の下面には、ほぼ全長に至って、上部突出片25の幅方向に長い複数の小さい鈎突条25bが円弧に沿って配列されてなる係止歯列25aが設けられている。また、他方の把持片24の下部突出片28の上面には、ほぼ全長に至って、同じく下部突出片28の幅方向に長く、一方の把持片23の係止歯列25aに係止する複数の小さい鈎突条28bが円弧に沿って配列されてなる係止歯列28aが設けられている。
ここで、各係止歯列の鈎突条は尖った山形に形成され、一対の突出片が互いに近接する側の面は傾斜面に、その反対側の面は垂直面に形成されている。したがって、各突出片は互いに近接させて締付ける場合は、回動可能であり、互いに離間して拡開する場合は、両突出片を上下方向に離間させない限り、回動不能となっている。
これらの係止歯列25a及び係止歯列28aに形成された各鈎突条は、同一の長さに形成されているとともに、上部突出片25及び下部突出片28の幅より小さい長さに形成され、各突出片の幅方向の中央部分に一体に設けられている。したがって、各突出片の幅方向における両端部には、係止歯列の形成されていない部分が均等に形成されている。この係止歯列の形成されていない部分は、図5(b)に示すように、締付けを解除するときに使用する工具が挿入される断面凹状の挿入溝29を形成している。工具は先端部が板状に偏平に形成されたものであって、本実施形態ではマイナスドライバ62が使用される。挿入溝29は、その幅が、マイナスドライバ62の先端部63の厚さより大きく形成されてその先端部63の挿入が可能となっており、かつ、マイナスドライバ62の先端部63の幅より小さく形成され、挿入後にマイナスドライバ62を回すと、その先端部63の幅方向の両側端部は挿入溝29の両側面にそれぞれ同時に当接可能となっている。
なお、挿入溝29は各突出片の幅方向の両端部に均等に形成しているが、幅方向の両端部に不均等に形成してもよく、また、幅方向のいずれか一方の端部のみに形成してもよい。また、前記マイナスドライバ62は、後述のように、把持部21の各突出片の弾性力に抗して突出片相互を離間させて係合を解除するものであるから、各突出片の弾性力に抗して回動するに足る強度を有する大きさのものが使用される。
更に、一側の上部突出片25の上面の一端部にはこれとほぼ直交してペンチ、プライヤ等の把持工具の一方の先端部が当接する把持突起25cが突設され、他側の上部突出片27の上面の一端部には同じく前記把持工具の他方の先端部が当接する把持突起27aが突設されている。
固定具1の両端部には、略矩形板状に形成されたねじれ防止板31が基部2の下部から垂直下方に一体に突設されている。このねじれ防止板31は支持材41の一対の折曲片45,45の相対向する端部に当接して固定具1自身がねじれて変形するのを防止するものであり、支持材41の一対の折曲片45,45の間隔と略同一の幅寸法に形成されている。
更に、一方のねじれ防止板31の下部には外側に向けて水平方向に突出し、先端部に上向きの嵌合爪32aを有する連結部32が設けられており、他方のねじれ防止板31の下部において前記一方のねじれ防止板31の連結部32と対応する位置には、外側に向けて水平方向に突出し、先端部に前記連結部32の嵌合爪32aと嵌合する下向きの嵌合爪33aを有する連結部33が設けられている。これらの連結部は他の固定具1と連結して、支持材41に並置して固定するためのものである。各連結部は、固定具1相互を連結した状態で把持部21を拡開して電線管51を挿入し、或いは把持を解除して電線管51の取出しを可能とするために固定具1相互間に拡開許容空間を形成すべく、所定距離水平方向に張出している。
次に、上記のように構成された本実施形態の固定具1を支持材41に取付け、電線管51を固定する方法を図4及び図5に基づいて説明する。
まず、固定具1の把持部21の左右一対の把持片を拡開し、内部に電線管51を収容する。次いで、電線管51を収容した状態で、固定具1を下方に押し付けながら係合部11を支持材41の開口46から内部に挿入する。支持材41に挿入されると、図4に示すように、固定具1の係合部11の係合爪13が支持材41の折曲片45に係合し、係合爪13の係合面14は折曲片45の下端47と当接する。このとき、係合爪13の係合面14は折曲片45の下端47とほぼ平行する状態で当接する。
次に、図5に示すように、把持部21を締付け、一方の把持片23の上部突出片25の係止歯列25aと他方の把持片24の下部突出片28の係止歯列28aとを係止させつつ、把持片23及び把持片24をヒンジ5を軸に互いに近接する方向に回動し、両者を係合させる。すると、同時に、基部2の一方側の係合部11はヒンジ5を軸として互いに離間する方向に回動し、係合爪13の係合面14の外側端部である反対向側端部17が支持材41の折曲片45の下端47に圧接する。これにより、固定具1は支持材41に対して長手方向に移動するのが阻止され、また、同時に、電線管51は一対の把持片によって強固に挟持され、支持材41の所定位置に安定して固定される。
なお、把持片23と把持片24との締付けは手操作で行なうことができるが、図6に示すように、把持突起25c及び把持突起27aをペンチ、プライヤ等の把持工具61を使用して把持してもよく、この場合は、より強固に締付けることができる。また、最初は手操作で締付けた後、把持工具61で両把持突起を把持することにより増し締めすることもできる。
次に、固定具1を介して電線管51を支持材41に固定した後、固定具1をずらして支持材41に対する固定位置を変更する方法を図7に基づいて説明する。
まず、一旦、把持部21によって電線管51を把持した後は、上部突出片25と下部突出片28とが係合し、そのままでは回動不能となっているので、図7(a)に示すように、上部突出片25と下部突出片28との間の挿入溝29にマイナスドライバ62の先端部63を各突出片と略平行する状態で挿入する。このとき、挿入溝29の幅は、マイナスドライバ62の先端部63の厚さより大きく形成されているから、この先端部63を確実に挿入溝29内に挿入できる。次に、図7(b)に示すように、マイナスドライバ62を反時計回りに回動すると、挿入溝29の幅がマイナスドライバ62の先端部63の幅より小さく形成されているので、先端部63の両側端部はそれぞれ挿入溝29の上部突出片25の下面及び下部突出片28の上面に当接する。
次いで、図7(c)に示すように、マイナスドライバ62を、下部突出片28とマイナスドライバ62の先端部63の一側端部64との当接部28cをてこの支点として、上部突出片25及び上部突出片27の樹脂の弾性力に抗して強制的に左側に回す。すると、上部突出片25は、マイナスドライバ62の先端部63の他側端部65との当接部25dにおいて上方に押し上げられつつ、図7(c)の反時計回りに回動して、下部突出片28に対して上方に離間しつつ左側に移動する。その結果、下部突出片28の係止歯列28aと上部突出片25の係止歯列25aとの係止が解除される。このとき、上部突出片27は、マイナスドライバ62の強制的な回動により、下方から上部突出片25によって押し上げられつつ右側に移動する。そこで、更に、マイナスドライバ62を回せば、図7(d)に示すように、把持片23と把持片24とは左右にほぼ離間した状態に拡開する。なお、マイナスドライバ62の回動に伴い、上部突出片25及び下部突出片28は、それぞれ当接部28c及び当接部25dにおいてマイナスドライバ62の先端部63の両側端部によって押付けられて、この先端部63の両側端部の移動に追随して左右に移動する。
これに伴い、一対の係合部11,11は、固定時には、図5に示すように、係合爪13の係合面14の反対向側端部17において支持材41の折曲片45の下端47と強固に圧接していた状態から、ヒンジ5を軸に互いに近接する方向に回動し、図8(a)に示すように、係合爪13の係合面14と支持材41の折曲片45の下端47とがほぼ平行する状態となる。
次に、図8(b)に示すように、更に把持部21の両把持片の間隔を広げれば、一対の係合部11,11の相対向する端部相互がほぼ当接する状態となる。なお、この状態においては、係合爪13は、図8(c)の二点鎖線の係合面14で示すように、反対向側端部17とは逆の回動中心側端部15が再度支持材41の折曲片45の下端47に圧接することになって固定具1の移動が困難または不能となってしまう。しかし、本実施形態の係合部11は、係合爪13の係合面14の回動中心側端部15がヒンジ5から離間する下方に傾斜する傾斜面16に形成されている。このため、当接部6と係合部11の係合面14との間隔は、図8(a)の寸法aから同(b)の寸法bに拡大する。その結果、支持材41の折曲片45に対する係合爪13の回動中心側端部15の圧接は完全に解除され、固定具1は支持材41に沿って長手方向に容易に移動できるようになる。そこで、支持材41上において固定具1を長手方向に所定位置までずらし、或いは係合爪13の係合を解除して支持材41から一旦固定具1を取り外して他の位置に移し替えることによって、固定位置を変更する。
次に、固定具1を介して電線管51を支持材41に固定した後に、電線管51を取り外すには、前述の固定具1の固定位置の変更方法と同様の操作で行なうことができる。即ち、上部突出片25と下部突出片28との間の両側部に形成された挿入溝29にマイナスドライバ62の先端部63を挿入し、下部突出片28とマイナスドライバ62の先端部63の一側端部64との当接部28cを支点としてマイナスドライバ62を回動する。これにより、上部突出片25は、マイナスドライバ62の先端部63の他側端部65との当接部25dにおいて上方に押し上げられつつ回動して、下部突出片28と離間し、係止歯列25aの下部突出片28の係止歯列28aに対する係止が解除されて下部突出片28から離間する。このとき、固定具1は単品の場合と同じ拡開状態となっており、次に、更に、手操作で、把持片23及び把持片24を互いに離間する方向に拡開した後、電線管51を取り外す。
ところで、固定具1は複数を相互に連結して支持材41に固定することもできる。
図9は、2個の固定具1を支持材41に並置して固定したものを示す。図9において、2個の固定具1は、一方の固定具1のねじれ防止板31の下部に設けられた連結部32の嵌合爪32aと、他方の固定具1のねじれ防止板31の下部に設けられた連結部33の嵌合爪33aとを単に嵌合させるだけで、相互に連結することができる。これにより、固定具1は、互いに補強し合い、支持材41の長手方向にずれるのをより確実に防止でき、電線管51を一定の整列状態に安定して保持できる。
次に、本実施形態の固定具1の作用を説明する。
把持部21の一対の把持片の間には、マイナスドライバ62の先端部63が前記把持片の係合方向と直交する方向から挿入される挿入溝29が設けられ、その挿入溝29はマイナスドライバ62の先端部63より小さい幅に形成されている。つまり、挿入溝29は、マイナスドライバ62を挿入して回せば、その先端部63の両側端部が挿入溝の両側面に同時に当接し得る幅に形成されている。そこで、マイナスドライバ62の先端部63を挿入溝29に挿入し、回動して挿入溝29の両側面を押圧すると、一方の下部突出片28におけるマイナスドライバ62の先端部63の一側端部64との当接部28cを支点に、他方の上部突出片25におけるマイナスドライバ62の先端部63の他側端部65との当接部25dが押上げられつつ回動するため、一対の把持片は、互いに離間して一対の係止歯列の係止が解除されつつ拡開する。その結果、マイナスドライバ62の先端部63を挿入溝29に挿入し、挿入溝29の両側面を押圧しながら回すだけの操作で、一対の係止歯列の係止を解除し、一対の把持片を拡開できるため、支持材41への固定位置の変更及び電線管51の取り外しを円滑かつ楽に行なうことができる。
また、各把持片の表面に形成された係止歯列は、把持片より小さい幅に形成され、把持部21の挿入溝29は、把持片において係止歯列の設けられていない部位によって形成されている。このため、挿入溝29を簡易な構成で簡単に形成できる。
更に、把持部21が計4個の突出片で構成されているので、把持状態をより安定して維持できる。その一方、一対の把持片の間に挿入溝29が設けられていることにより、簡単に両係止歯列の係止を解除し、両把持片を拡開することもできる。したがって、本実施形態の固定具1は、このような、把持部21が強固に係合状態にあるものにおいて、特に大きな作用効果を奏する。
ところで、上記実施形態において、把持部21は、一対の把持片が、それぞれ外側突出片と内側突出片との2段で構成され、計4個の突出片で形成されているが、例えば、係止歯列を備えた一対の突出片と、電線管51に当接する突出片との計3個の突出片で形成したものであってもよく、同様に適用される。
そして、上記実施形態の把持部21の挿入溝29は、上部突出片25の係止歯列25a及び下部突出片28の係止歯列28aがいずれも各把持片より小さい幅に形成され、それらの把持片において係止歯列の設けられていない部位によって形成されているが、いずれか一方の把持片においてのみ、係止歯列をその把持片より小さい幅に形成し、係止歯列の形成されていない部位によって形成することを妨げるものではない。しかし、その場合、挿入溝29の幅は半減するため、工具の先端部は薄いものに限られることとなる。
また、挿入溝29は、係止歯列の形成されていない部位によって形成しているが、この態様による形成に限られるものではない。
更に、上記実施形態では、一対の係止歯列の係止を解除する工具としてマイナスドライバ62を使用しているが、これに限られるものではなく、把持部21の挿入溝29に挿入して係止歯列の係止を解除し得る、先端部が板状に偏平となっている各種工具を使用でき、また、専用の工具や治具を用いることもできる。
加えて、上記実施形態では、固定具1は建物の二重天井、壁面等に取付けられた支持材41に固定するものを示しているが、これに限られるものではなく、建物の壁面等に直接固定するものにも同様に適用できる。
なお、上記実施形態の固定具1は、内部にケーブルが挿通されてこれを保護する電線管51に適用したものを示しているが、適用される配線・配管材は、これに限られるものではない。
本発明の実施形態の配線・配管材固定具の斜視図である。 図1の固定具を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図、(d)は(a)のA−A切断線による断面図である。 図1の固定具で電線管を把持し、支持材に取付けた配置状態を示す斜視図である。 図1の固定具を支持材に取付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B切断線による断面図である。 図1の固定具を支持材に固定した状態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のC−C切断線による断面図である。 図1の固定具の把持部を把持工具を使用して締付ける状態を示す正面図である。 図1の把持片の係合を解除する状態を示す正面図である。 図5の固定具の固定位置を変更するときの係合爪の支持材に対する圧接を解除する状態を示し、(a)は圧接が解除された状態を示す正面図、(b)は支持材との係合が更に緩められた状態を示す正面図、(c)は係合部の拡大図である。 図1の固定具を連結した状態を示す正面図である。 従来の配線・配管材固定具の斜視図である。 従来の別の配線・配管材固定具の斜視図である。
符号の説明
1 固定具
11 係合部
21 把持部
23、24 把持片
25、27 上部突出片
25a、28a 係止歯列
25d、28c 当接部
26、28 下部突出片
29 挿入溝
41 支持材
51 電線管
62 マイナスドライバ
63 先端部
64 一側端部
65 他側端部

Claims (4)

  1. 配線・配管材を固定するための配線・配管材固定具であって、
    互いに係合する一対の把持片を有し、該一対の把持片で前記配線・配管材を把持する把持部を備え、
    前記把持部は、前記一対の把持片の相対向する表面に、それぞれ互いに係止する係止歯列が設けられ、また、係合した前記一対の把持片の間に、工具の先端部が前記把持片の係合方向と直交する方向から挿入される挿入溝が設けられ、
    前記一対の把持片の少なくとも一方に形成された係止歯列は、前記把持片より小さい幅に形成され、
    前記把持部の挿入溝は、前記把持片において前記係止歯列の設けられていない部位によって形成され、
    前記工具の先端部を前記挿入溝に挿入し回動しつつ該挿入溝の両側面を押圧することにより、前記一対の把持片は、互いに離間して前記一対の係止歯列の係止が解除されつつ拡開するよう形成されたことを特徴とする配線・配管材固定具。
  2. 前記一対の把持片は、工具の先端部を挿入溝に挿入して回動することにより、一方の把持片における前記工具の先端部の一側端部との当接部を支点に、他方の把持片における該工具の先端部の他側端部との当接部が外側に押上げられつつ回動し、相互に離間して拡開することを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材固定具。
  3. 前記一対の把持片は、それぞれ外側突出片と内側突出片との2段で構成され、
    前記一方の把持片の係止歯列は、前記外側突出片の内側表面に形成され、
    前記他方の把持片の係止歯列は、前記内側突出片の外側表面に形成され、
    前記把持部は、前記4個の突出片が交互に交差した状態で嵌合し、配線・配管材を把持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線・配管材固定具。
  4. 前記工具は、マイナスドライバであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線・配管材固定具。
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