JPH07231533A - 管接続具 - Google Patents

管接続具

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JPH07231533A
JPH07231533A JP6062549A JP6254994A JPH07231533A JP H07231533 A JPH07231533 A JP H07231533A JP 6062549 A JP6062549 A JP 6062549A JP 6254994 A JP6254994 A JP 6254994A JP H07231533 A JPH07231533 A JP H07231533A
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locking claw
pipe
claw
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Shohachi Shimizu
昭八 清水
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/06Joints for connecting lengths of protective tubing or channels, to each other or to casings, e.g. to distribution boxes; Ensuring electrical continuity in the joint

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤って接続された管を容易に取り外すことが
できる管接続具を提供する。 【構成】 この管接続具は、管が挿入される受口11を
備えた接続具本体10と、この接続具本体10の受口1
1に周方向に回動自在に装着されるキャップ体20とを
具備し、キャップ体20には接続具本体10の受口11
に挿入される管を係止するための爪部22を内方に突出
させた弾性係止爪21を内側に備え、接続具本体10の
受口11には、弾性係止爪21の端部23と周方向に摺
接する拡開部12を備えており、キャップ体20の回動
により端部23を拡開部12に摺り合わせて拡開させ、
爪部22と管との係止を解除し、管を取り外すことがで
きるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ、カップリン
グ等の管接続具に関し、特には、誤って接続された管を
容易に取り外しできる構造を備えた管接続具に関する。
本発明に関する管接続具は、各種ケーブルを挿通させる
電線管、あるいは給排水湯管、ガス管を挿通させる鞘管
等の管を、建物の壁裏や天井裏、あるいはコンクリート
壁内又は建物の屋内、屋外に設置される各種ボックスや
保護具等の配設資材に連結する場合や、管どうしを連結
する場合に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、とくに山部と谷部が交互に形成さ
れた波付電線管を接続する管接続具としては、図35に
示すように、電線管が挿入される受口51を備えた接続
具本体50と、受口51に挿入される電線管を係止する
ための爪部63を内方に突出させた弾性係止爪62を内
側に備えたキャップ体60とからなる電線管接続具が知
られている。この電線管接続具は、接続具本体50の受
口51の外周面に雄ねじ52が形成され、この接続具本
体50の雄ねじ52に螺合する雌ねじ61が内周面に形
成されたキャップ体60が螺着されるようになってい
る。そして、電線管をキャップ体60の挿入口から挿入
すれば、弾性係止爪62が拡開して接続具本体50の受
口51に電線管が挿入され、弾性係止爪62の戻りによ
って爪部63が電線管の谷部に係止され、電線管が抜け
止め状態に接続されるようになっている。
【0003】しかしながら、このような従来の電線管接
続具の場合には、誤って電線管を接続してしまった場合
にその電線管を取り外すことは容易でなく、接続具本体
50の受口51に螺着されたキャップ体60を取り外さ
ない限り、電線管の係止を解除できないので作業が非常
に面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、キャップ体を取り外すことなく電線管等の管の係
止を解除し、誤って接続された管の取り外しを容易に行
うことができる管接続具を提供することにある。
【0005】とくに本発明はキャップ体の回動操作によ
り管の係止を解除して管を取り外すことができるもので
あって、一旦回動したキャップ体を再び回動して戻さな
くても回動前の状態に戻り、引き続き管を挿入すれば管
を係止した状態で接続することができる管接続具を、
又、キャップ体を回動した位置に停止させてキャップ体
から手を離して管を取り外すことができる管接続具を提
供することを目的とし、又、管を接続した状態において
引き抜き強度を高めることができ、キャップ体の操作に
ついて少ない回転角で管を係止したり、係止を解除した
りすることができる管接続具を、又、少ない抵抗でキャ
ップ体を回動させることができる管接続具を、さらには
キャップ体を必要以上に回動させることがなく、弾性係
止爪の端部を拡開させる操作を確実に行うことができる
管接続具を提供することを目的とするものである。また
さらに本発明は、手によるキャップ体の回動操作が困難
な使用場所において、その回動操作を容易に行うことが
できる管接続具を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、「管が挿入され
る受口を備えた接続具本体と、この接続具本体の受口に
周方向に回動自在に装着されるキャップ体とを具備し、
キャップ体には、接続具本体に挿入される管を係止する
ための爪部を内方に突出させた弾性係止爪を内側に備
え、接続具本体の受口には、キャップ体の回動により弾
性係止爪の端部と周方向に摺接して該端部を拡開させる
拡開部を備えたことを特徴とする管接続具」を、その内
容としている。
【0007】受口とは、山部と谷部とが交互に形成され
た波付管、外面が平滑な平滑管を問わず、管が挿入され
る口を形成するものであればよい。
【0008】又、拡開部は、キャップ体の回動により弾
性係止爪の弾性に坑して拡開させるものと、キャップ体
の回動により弾性係止爪の弾性がはたらいて拡開させる
ものとの両方を含んでいる。
【0009】又、請求項2記載の発明は、「弾性係止爪
の端部又は拡開部の少なくとも一方に周方向に傾斜した
斜面を有して成ることを特徴とする請求項1記載の管接
続具」を、その内容としている。
【0010】斜面とは、弾性係止爪の端部と拡開部との
摺接によって弾性係止爪の端部が拡開する方向に傾斜す
るものであって、傾斜角が一定した直線状のものに限ら
ず、傾斜角を段階的に異ならせた多角形状に形成された
もの、あるいは円弧状に形成されたものを含んでいる。
又、弾性係止爪の端部又は拡開部の少なくとも一方に周
方向に傾斜した斜面を有して成るとは、弾性係止爪の端
部にのみ周方向に傾斜した斜面を有する場合、拡開部に
のみ周方向に傾斜した斜面を有する場合、及び弾性係止
爪の端部及び拡開部の両方に斜面を有する場合をいい、
これらの場合において形成される斜面は、弾性係止爪の
端部と拡開部との各摺接部分についてその一部に形成さ
れる場合と、全部に形成される場合とを含んでいる。
【0011】又、請求項3記載の発明は、「外力により
回動したキャップ体を、該外力を解放することにより回
動前の状態に戻す戻し部を形成して成ることを特徴とす
る請求項1又は2記載の管接続具」を、その内容として
いる。
【0012】戻し部は、弾性係止爪の弾性を利用する構
造と、付勢部材を設けてキャップ体を回動前の状態に戻
す構造とがある。前者は、弾性係止爪の端部を拡開させ
た状態において前記拡開した端部を弾性係止爪の端部又
は拡開部に形成される斜面上に位置させるように前記斜
面を形成することにより構成することができ、後者は、
キャップ体の回動に坑してキャップ体を回動前の状態に
戻す方向に付勢するバネ等の付勢部材をキャップ体と接
続具本体との間に介在させることにより構成することが
できる。
【0013】又、請求項4記載の発明は、「弾性係止爪
の端部を拡開させた位置に回動したキャップ体を停止さ
せる停止部を形成して成ることを特徴とする請求項1又
は2記載の管接続具」を、その内容としている。
【0014】停止部は、弾性係止爪の端部と拡開部との
摺接部分の形態、すなわち、弾性係止爪の端部を拡開さ
せた位置に乗り上げ状態とする乗り上げ面を拡開部に形
成することにより構成することができ、又、接続具本体
とキャップ体との間での摩擦面の形成や圧接構造、ある
いは凹凸による係合構造によって構成することができ
る。
【0015】次に、請求項5記載の発明は、「弾性係止
爪の端部を該係止爪の爪幅より短い幅に形成して成るこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の管接続
具」を、その内容としている。
【0016】又、請求項6記載の発明は、「弾性係止爪
の端部を該係止爪の爪幅より短い幅に形成し、かつ拡開
部の一部又は全部を該係止爪の爪幅内に配置して成るこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の管接続
具」を、その内容としている。
【0017】弾性係止爪の爪幅は、爪部を含めた幅をい
う。
【0018】又、請求項7記載の発明は、「複数の弾性
係止爪の端部を一つの拡開部により拡開させる構造とし
たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記
載の管接続具」を、その内容としている。
【0019】請求項8記載の発明は、「キャップ体の回
動を所定の範囲に規制する回り止め部を設けて成ること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
の管接続具」を、その内容としている。
【0020】回り止め部は、キャップ体を回動させたと
きにキャップ体の一部に当接してその回動を阻止する構
造を備えたものであればよく、キャップ体の一部は弾性
係止爪の端部、あるいはそれ以外の部分を含んでいる。
又、所定の範囲とは、キャップ体に設けられた弾性係止
爪の端部が接続具本体の拡開部に摺接して拡開した状態
に至るまでの範囲をいう。
【0021】請求項9記載の発明は、「キャップ体にド
ライバーの差込み部を設けるとともに、接続具本体に前
記差込み部に差し込まれたドライバーを操作するための
支持部を設けて成ることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7又は8記載の管接続具」を、その内
容としている。
【0022】ここでいうドライバーの差込み部は、キャ
ップ体の回動方向に押圧可能に形成される壁を含んでい
る。
【0023】そして、請求項10記載の発明は、「キャ
ップ体の回動方向に掴持可能な掴み代をキャップ体と接
続具本体とにそれぞれ設けて成ることを特徴とする請求
項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の管接続
具」を、その内容としている。
【0024】
【作用】上記請求項1記載の発明に係る管接続具は、接
続具本体の受口に装着されたキャップ体に備わった弾性
係止爪により、接続具本体の受口に挿入された管を、そ
の爪部によって係止した状態に接続することができる一
方、キャップ体の回動により弾性係止爪の端部と周方向
に摺接して該端部を拡開させる拡開部を備えた構成によ
り、キャップ体を周方向に回動すれば、拡開部との摺り
合わせによって弾性係止爪の端部が拡開し、爪部と管と
の係止が解除され、接続具本体からキャップ体を取り外
すことなく管を受口から抜き取って取り外すことができ
るようになっている。そして、キャップ体を回動前の状
態に戻すことにより、弾性係止爪の端部は拡開前の状態
に戻り、次に接続される管を係止可能な状態に戻すこと
ができるようになっている。
【0025】請求項2記載の発明に係る管接続具は、弾
性係止爪の端部又は拡開部の少なくとも一方に周方向に
傾斜した斜面を有して成ることにより、キャップ体を周
方向に回動すれば、弾性係止爪の端部を滑らかに拡開さ
せることができるようになっている。
【0026】又、請求項3記載の発明に係る管接続具で
は、外力により回動したキャップ体を該該力を解放する
ことにより回動前の状態に戻す戻し部の形成によって、
一旦回動したキャップ体を再び回動して戻さなくても回
動前の状態まで戻し、次に接続される管を係止可能な状
態とすることができるようになっている。
【0027】又、請求項4記載の発明に係る管接続具で
は、弾性係止爪の端部を拡開させた位置に回動したキャ
ップ体を停止させる停止部の形成によって、回動したキ
ャップ体を解放しても弾性係止爪の端部が拡開した状態
に維持されるようになっている。
【0028】請求項5記載の発明に係る管接続具は、弾
性係止爪の端部を該係止爪の爪幅より短い幅に形成した
ことにより、拡開部を弾性係止爪の爪幅内に配置する構
造を採ることができる。これにより、弾性係止爪どうし
の間隔を小さくして爪数を増やしたり、管と爪部との係
止部位を広く形成したりすることができ、管の係止状態
を強固にし、引き抜き強度を高めることができる。又、
キャップ体の操作について少ない回転角で管を係止した
り、係止を解除したりすることができる。
【0029】請求項6記載の発明に係る管接続具は、弾
性係止爪の端部を該係止爪の爪幅より短い幅に形成し、
かつ拡開部を該係止爪の爪幅内に配置して成ることによ
り、拡開部が爪幅内に配置される分、弾性係止爪どうし
の間隔を小さくしてキャップ体に多数の弾性係止爪を設
けたり、管と爪部との係止部位を広く形成することがで
き、これによって管の係止状態を強固にし、引き抜き強
度を高めることができる。又、キャップ体の操作につい
て少ない回転角で管を係止したり、係止を解除したりす
ることができるようになっている。
【0030】請求項7記載の発明に係る管接続具は、複
数の弾性係止爪の端部を一つの拡開部により拡開させる
構造としたことにより、全ての弾性係止爪の端部を一度
に拡開させるのではなく、複数回に分けて拡開させるよ
うになっている。これにより、弾性係止爪の端部を拡開
させるときにかかる抵抗を分散させ、少ない抵抗でキャ
ップ体を回動させて弾性係止爪の端部を拡開させること
ができるようになっている。又、拡開部の数を減らすこ
とができるので接続具本体の構造は簡単となり、製造が
容易となる。なお、請求項5又は6記載の発明と組み合
わせた場合には、少ない抵抗でキャップ体を回動させて
弾性係止爪の端部を拡開させることができるとともに、
拡開部を介した弾性係止爪どうしの間隔を小さくして弾
性係止爪の数を増やしたり、管と爪部との係止部位を広
く形成することができ、管の係止をより強固にすること
ができる。
【0031】請求項8記載の発明に係る管接続具は、キ
ャップ体の回動を所定の範囲に規制する回り止め部を設
けたことにより、キャップ体を必要以上に回動させるこ
とがなく、弾性係止爪の端部を拡開させる操作を確実に
行うことができるようになっている。
【0032】請求項9記載の発明に係る管接続具は、キ
ャップ体にドライバーの差込み部を設け、接続具本体に
前記差込み部に差し込まれたドライバーを操作するため
の支持部を設けたことにより、ドライバーの先端を差込
み部に差し込んで支持部を支点にしてこじることにより
キャップ体を回動させ、弾性係止爪の端部を拡開又は拡
開した端部を戻すことができるようになっている。この
とき、支持部によりドライバーを操作位置にきちんと固
定することができ、キャップ体の回動操作を確実かつ迅
速に行うことができるようになっている。なお、請求項
3記載の発明と組み合わせた場合には、ドライバーでこ
じってキャップ体を回動させた後にドライバーを抜くこ
とによって、キャップ体を回動して戻さなくても回動前
の状態まで戻すことができるようになっている。
【0033】又、請求項10記載の発明に係る管接続具
は、キャップ体の回動方向に掴持可能な掴み代をキャッ
プ体と接続具本体とにそれぞれ設けたことにより、手又
はペンチ等の工具によって掴み代を掴むことによってキ
ャップ体を回動させ、弾性係止爪の端部を拡開又は拡開
した端部を戻すことができるようになっている。なお、
請求項3記載の発明と組み合わせた場合には、キャップ
体を回動させた後に掴持した掴み代を解放することによ
って、キャップ体を回動して戻さなくても回動前の状態
まで戻すことができるようになっている。
【0034】
【実施例】以下、図面に示した実施例とともに各請求項
記載の発明について詳細に説明する。図1〜図5には、
各種ボックスや保護具等の配設資材と管とを連結するコ
ネクタに適用された管接続具の一実施例が示されてい
る。この管接続具は、一端に管が挿入される受口11を
備え、他端にナット30が螺合する雄ねじ15が形成さ
れた接続具本体10と、この接続具本体10の受口11
に装着され、受口11に対応した管挿入口24を有する
キャップ体20とにより構成されている。
【0035】図1に示すように、キャップ体20は、そ
の内面に形成された凸部25が接続具本体10の受口1
1外面に軸方向及び周方向に形成された凹部14に嵌め
込まれ、周方向に形成された凹部14内に移動可能に遊
嵌されることにより、接続具本体10の受口11に周方
向に回動自在に装着されるようになっている。この場
合、キャップ体20が受口11から抜け外れないように
するため、凹部14は軸方向に形成された部分を浅く、
周方向に形成された部分を深くした段差を形成するのが
よい。なお、凹部14及び凸部25は一箇所に設けられ
ていても、複数箇所に設けられてもよい。
【0036】キャップ体20は、接続具本体10の受口
11に挿入される管を係止するための爪部22を内方に
突出させた複数の弾性係止爪21を内側に備えている。
この弾性係止爪21は、合成樹脂によりキャップ体20
と一体に成形されており、図3及び図5示すように、キ
ャップ体20内面との間に爪部22の逃がし空間となる
隙間24を設けて内向きに曲げ形成され、端部23が隙
間24に向かってたわみ拡開状態となるように構成され
ており、その端部23が拡開した状態(図5)において
元の状態(図3)に戻るように弾性がはたらくようにな
っている。なお、弾性係止爪21は、金属により作製さ
れるものであってもよく、別体でキャップ体20に取り
付けられるものであってもよい。図3に示すように、爪
部22は、管Pの挿入側を斜面に形成して管Pの挿入を
容易にするとともに管Pの引き抜きに対してはこれを係
止する略垂直壁を備えた断面三角形状のものが好まし
い。
【0037】受口11の端部には、キャップ体20に設
けられた弾性係止爪21に対応して弾性係止爪21の端
部23が嵌まり込む切欠部13と、キャップ体20を回
動させたときに弾性係止爪21の端部23と摺接する拡
開部12とが交互に形成されている。これにより、図2
に示すように、受口11にキャップ体20が装着された
状態では、弾性係止爪21の端部23と拡開部12とが
隣接した状態に配列されるようになっている。すなわ
ち、キャップ体20を回動させたときに弾性係止爪21
の端部23が拡開部12に摺接する位置に該端部23が
配置されるようになっている。
【0038】拡開部12にはその一側縁に外向きの斜面
12aが形成され、一方、弾性係止爪21の端部23に
は、その一側縁に前記外向きの斜面12aに対向する内
向きの斜面23aが形成されている。これにより、キャ
ップ体20を回動させたときに、これら斜面12a、2
3aどうしを摺接させ弾性係止爪21の端部23を拡開
部12上に重ねて、端部23を拡開させることができる
ようになっている。なお、拡開部12及び弾性係止爪2
1の端部23に形成される斜面12a、23aはどちら
か一方に形成されたものであっても、キャップ体20を
回動させて端部23を拡開させることは可能である。上
記のように、拡開部12及び弾性係止爪21の端部23
の両方を斜面12a、23aによって摺接させる形態で
あれば、キャップ体20の回動による端部23の拡開は
スムーズとなり、又、確実となる。
【0039】上記実施例においては、受口11にキャッ
プ体20が装着された状態で、図2及び図3に示すよう
に、切欠部13内に弾性係止爪21の端部23が位置し
ている場合には、爪部22が内方に突出して管Pを抜け
止め状態に係止することができ、一方、図4及び図5に
示すように、キャップ体の回動によって弾性係止爪21
の端部23が拡開部12上に重なった状態に位置してい
る場合には、爪部22が後退して、管Pと爪部22との
係止が解除され、管Pを受口11から抜き取ることがで
きるようになっている。なお、図2は、弾性係止爪21
が図3に示す状態のものをその端部23を含む線で縦に
切断し、キャップ体20側から見た図であり、キャップ
体20の外周壁は省略された図となっている。同じく、
図4は、弾性係止爪21が図5に示す状態のものをその
端部23を含む線で縦に切断し、キャップ体20側から
見た図であり、キャップ体20の外周壁は省略された図
となっている。
【0040】上記実施例の管接続具では、弾性係止爪2
1の端部23を拡開させたときに、弾性係止爪21の端
部23に形成された平坦な内面と、拡開部12に形成さ
れた平坦な外面とが摺接して、回動したキャップ体20
を解放しても弾性係止爪21の端部23が拡開した状態
(図4、5に示す状態)に維持されるようになってい
る。すなわち、拡開部12に形成された平坦な外面が、
弾性係止爪21の端部23を拡開させた位置に乗り上げ
状態とする乗り上げ面を形成し、回動したキャップ体2
0を停止させる停止部として構成されている。このよう
な停止部を有する管接続具にあっては、回動したキャッ
プ体20から手を離してもキャップ体20が回動前の状
態に戻ることがなく、弾性係止爪21の端部23は拡開
した状態に維持され、片手操作で管Pを受口11から抜
き取ることができる。なお、上記実施例では、拡開部1
2に形成された平坦な外面に対して、弾性係止爪21の
端部23に形成された平坦な内面は、弾性係止爪21の
弾性によって相互に圧接した状態となって摺接し、回動
したキャップ体20に多少の外力がはたらいても容易に
ずれることがないようになっている。
【0041】図6及び図7には拡開部12の異なった例
が示されており、この例では、弾性係止爪21の端部2
3と摺接する拡開部12の摺接面全体が斜面12aによ
って形成されており、拡開部12の斜面12a上で弾性
係止爪21の端部23を移動させることにより、弾性係
止爪21の端部23の外方への拡開を可能としている。
この例の場合には、図1〜図5に示された実施例と異な
り、弾性係止爪21の端部23が拡開した図7に示すよ
うな状態で管Pを抜き取った後に、キャップ体から手を
離せば、弾性係止爪21の弾性によって、端部23が斜
面12aを滑り下り、図6に示すような状態に戻るよう
になっている。すなわち、拡開部12の斜面12aの構
成が、回動したキャップ体を解放することによりキャッ
プ体を回動前の状態に戻す戻し部として形成されてい
る。
【0042】このような戻し部を形成した管接続具は、
単に管Pを挿入すれば管Pを係止した状態で接続するこ
とができてキャップ体20を回動前の状態に戻す操作が
簡略され作業能率を上げることができるとともに、キャ
ップ体20を回動前の状態に戻す操作のし忘れを防止す
ることができる。
【0043】又、図8及び図9には拡開部12のさらに
異なった例が示されており、この例では、拡開部12の
他側縁(斜面12aが形成された側と反対側)に、拡開
した弾性係止爪21の端部23が衝止する衝止壁12b
が形成されている。この衝止壁12aは、キャップ体の
回動を所定の範囲に規制する回り止め部として構成され
ており、衝止壁12bよって弾性係止爪21の端部23
を拡開させる場合にキャップ体を必要以上に回動させる
ことがなく、拡開操作を確実に行うことができるように
なっている。なお、衝止壁12bは全ての拡開部12に
備わっている必要ななく、部分的に設けられるものであ
っても良い。
【0044】回り止め部としては、弾性係止爪21の端
部23において衝止させる構造に限られず、図1に示す
ように、キャップ体20の内面に形成された凸部を接続
具本体10の外面に形成された凹部14に嵌め込む形態
の管接続具にあっては、凹部14について周方向の長さ
を、弾性係止爪21の端部23を拡開させるのに必要な
長さに対応させて形成し、凹部14の側壁に凸部を衝止
させる構造により構成することができる。又、前記凹部
14と凸部とを逆にしてもよい。すなわち、接続具本体
10の外周に凸部を設け、この凸部が係合してキャップ
体の回動により凸部が衝止する側壁を形成した凹部又は
切欠をキャップ体20に設けることによって構成しても
よい。又、図6及び図7に示すように、拡開部12の斜
面12aがキャップ体の内面(図6及び図7の最外周円
に位置している)に至るように形成された管接続具にあ
っては、拡開させた端部23を拡開部12の斜面12a
上端に配置されるキャップ体の内面に衝止させることが
でき、このキャップ体内面を回り止め部として構成する
ことができる。
【0045】図10にはコネクタに適用された管接続具
の別の実施例が示されている。この管接続具は、一端に
管が挿入される受口11を備え、他端にナット30が螺
合する雄ねじ15が形成された接続具本体10と、この
接続具本体10の受口11に装着され、受口11に対応
した管挿入口24を有するキャップ体20とにより構成
されている。キャップ体20は、その内面に形成された
凸部25を接続具本体10の外面に形成された凹溝16
に強制的に嵌め込むことにより、接続具本体10の受口
11に周方向に回動自在に装着されるようになってい
る。なお、凸部25の両側には、凸部25のみ外方への
拡開を可能とするスリットを設けることにより、凹溝1
6への強制的な嵌め込みを容易に行えるようにしても良
い。
【0046】キャップ体20の内側には、接続具本体1
0の受口11に挿入される管を係止するための爪部22
を内方に突出させた複数の弾性係止爪21を備え、一
方、接続具本体10の受口11端部には、前記複数の弾
性係止爪21に対して2個を一組として弾性係止爪21
の端部23が嵌まり込む切欠部13と、弾性係止爪21
の端部23と摺接する拡開部12とが交互に形成されて
いる。弾性係止爪21の端部23にはその一部に内向き
の斜面23aが形成され、拡開部12には、その一側縁
に外向きの斜面12aが形成されている。又、拡開部1
2の他側縁には、周り止め部として弾性係止爪21の端
部23が衝止する衝止壁12bが形成されている。
【0047】この例の場合には、弾性係止爪21が2個
ずつの組をなして構成されており、弾性係止爪21の端
部23を拡開させる場合においては、各組の最初の弾性
係止爪21の端部23が拡開部12の斜面12aを乗り
上げ、その後、次の弾性係止爪21の端部23が斜面1
2aを乗り上げるようになっている。このため、キャッ
プ体20を回動させて弾性係止爪21の端部23を拡開
させる場合に要する力は、個々に弾性係止爪21の端部
23を斜面12aに乗り上げさせる構造のものと比べ
て、きわめて小さい力で済ますことができる。すなわ
ち、弾性係止爪21の端部23が斜面12aを乗り上げ
るのにかかる抵抗を分散させてキャップ体20の回動操
作をスムーズにし、かつ弾性係止爪21の数を減らさず
に、管の係止を確実に行える構造となっている。
【0048】上記実施例においては、受口11にキャッ
プ体20が装着された状態で、切欠部13内に弾性係止
爪21の端部23が位置している場合には、図11に示
すように、爪部22が内方に突出して管Pを抜け止め状
態に係止することができ、一方、キャップ体の回動によ
って弾性係止爪21の端部23が拡開部12上に重なっ
た状態に位置している場合には、図12に示すように爪
部22が後退して、管Pと爪部22との係止が解除さ
れ、管Pを受口11から抜き取ることができるようにな
っている。
【0049】なお、上記実施例の管接続具の場合、拡開
部12に形成された平坦な外面は、弾性係止爪21の端
部23を拡開させた位置に乗り上げ状態とする乗り上げ
面を形成し、回動したキャップ体20を停止させる停止
部として構成されており、回動したキャップ体20から
手を離しても弾性係止爪21の端部23が拡開した状態
に維持されるようになっている。
【0050】なお、上記実施例の管接続具では、拡開部
12及び弾性係止爪21の両方に斜面12a、23aが
形成され、これら斜面12a、23aどうしを摺接させ
ることにより弾性係止爪21の端部23を拡開させるこ
とができるようになっているが、斜面は拡開部12又は
弾性係止爪21の端部23のどちらか一方に形成された
ものであってもよい。
【0051】図13及び図14には管どうしを接続する
カップリングに適用された管接続具の各実施例が示され
ており、接続具本体10の両端に受口11を有し、各受
口11にキャップ体20が回動自在に装着されるように
なっている。図13に示す管接続具は、図1に示す管接
続具のキャップ体と接続具本体の受口の構造を適用した
ものであり、図14に示す管接続具は、図10に示す管
接続具のキャップ体と接続具本体の受口の構造を適用し
たものである。なお、図6又は図8に示す例についても
コネクタ、カップリングのいずれの管接続具にも適用で
きるものであり、以下に説明する実施例においても同様
である。
【0052】図15〜図25にはコネクタに適用された
管接続具の別の実施例が示されている。図15及び図1
6はキャップ体20の正面図及び背面図、図17は同じ
くキャップ体20の断面図、図18は接続具本体10の
斜視図である。この管接続具の場合には、キャップ体2
0の内面に形成された凸部25(図17)が接続具本体
10の受口11外面軸方向に形成された凹部14(図1
8)に嵌め込まれ、さらに周方向に形成された凹部14
内に移動可能に遊嵌されることにより、接続具本体10
の受口11に周方向に回動自在に装着されるようになっ
ている。
【0053】この例では、接続具本体10の受口11外
面に軸方向に形成された凹部14と周方向に形成された
凹部14との間にテーパ14aを有する段差が設けられ
ており、又、キャップ体20の凸部25にはその一部に
逆テーパ25aが形成されており、前記逆テーパ25a
とテーパ14aとの摺接によってキャップ体20の装着
を容易に行うことができるようになっているとともに、
キャップ体20の凸部25が周方向に形成された凹部1
4内に抜け止め状態に係合されて、キャップ体20が不
用意に抜け外れることがないようになっている。
【0054】受口11の端部には、キャップ体20に設
けられた弾性係止爪21に対応して弾性係止爪21の端
部23が嵌まり込む切欠部13と、キャップ体20を回
動させたときに弾性係止爪21の端部23と摺接する拡
開部12とが交互に形成されており、図19に示すよう
に、受口11にキャップ体20が装着された状態では、
弾性係止爪21の端部23と拡開部12とは隣接した状
態に配列されるようになっている。すなわち、キャップ
体20を回動させたときに弾性係止爪21の端部23が
拡開部12に摺接する位置に該端部23が配置されるよ
うになっている。
【0055】図20に示すように、キャップ体20に設
けられた弾性係止爪21は、キャップ体20内面との間
に爪部22の逃がし空間となる隙間24を設けて内向き
に曲げ形成され、図の二点鎖線で示すように、端部23
が隙間24に向かってたわみ拡開状態となるように形成
されている。そして、拡開状態のときには元の状態(図
の実線)に戻るように弾性がはたらくようになってい
る。
【0056】図21及び図22に示すように、弾性係止
爪21の端部23には円弧状に形成された内向きの斜面
23aが形成されており、一方、拡開部12には斜面2
3aに対向する外向きの斜面12aが形成されており、
キャップ体20を回動させたときに、これら斜面12
a、23aどうしを摺接させて、端部23を拡開させる
ことができるようになっている。なお、拡開部12及び
弾性係止爪21の端部23に形成される斜面12a、2
3aはどちらか一方に形成されたものであっても、キャ
ップ体20を回動させて端部23を拡開させることは可
能である。上記のように、拡開部12及び弾性係止爪2
1の端部23の両方を斜面12a、23aによって摺接
させる形態であれば、キャップ体20の回動による端部
23の拡開はスムーズとなり、又、確実となる。
【0057】さて、この管接続具においては、図16に
示すように、弾性係止爪21の端部23は、その幅が弾
性係止爪21の爪幅より短く形成されており、かつ拡開
部12は、図21に示すように、全部が弾性係止爪21
の爪幅内に配置されるように形成されている。かかる管
接続具は、図1に示す管接続具の場合と比べて、弾性係
止爪21どうしの間隔を、拡開部12が弾性係止爪21
の爪幅内に配置される分小さくして、キャップ体20に
多数の弾性係止爪21を設けたり、管と爪部22との係
止部位を広く形成したりすることができ、これによって
管の係止状態を強固にすることができ、引き抜き強度を
高めることができるようになっている。又、図1に示す
管接続具の場合と比べて、弾性係止爪21の端部23を
拡開部12上に重ねる距離が短くなり、キャップ体20
の操作について少ない回転角で管を係止したり、係止を
解除したりすることができるようになっている。
【0058】なお、端部23の幅は、管との係止が解除
される程度に爪部22を持ち上げることができ、又、拡
開状態において弾性係止爪21の弾性に対抗し得る強度
をもつことを考慮して、弾性係止爪21の爪幅に対して
半分程度の幅に形成することが好ましい。上記実施例に
おいては、拡開部12の全部が弾性係止爪21の爪幅内
に配置されるものとなっているが、拡開部12の一部が
弾性係止爪21の爪幅内に配置されるものであってもよ
い。
【0059】さて、上記実施例の場合、図21に示すよ
うに、受口11にキャップ体20が装着された状態で、
切欠部13内に弾性係止爪21の端部23が位置してい
る場合には、爪部22が内方に突出して管(図示せず)
を抜け止め状態に係止することができ、一方、図22に
示すように、キャップ体20の回動によって弾性係止爪
21の端部23が拡開部12上に重なった状態に位置し
ている場合には、爪部22が後退して、管と爪部22と
の係止が解除され、管を受口11から抜き取ることがで
きるようになっている。
【0060】なお、上記実施例の管接続具において、拡
開部12に形成された平坦な外面は、弾性係止爪21の
端部23を拡開させた位置に乗り上げ状態とする乗り上
げ面を形成し、回動したキャップ体20を停止させる停
止部として構成されており、回動したキャップ体20か
ら手を離しても弾性係止爪21の端部23が拡開した状
態に維持されるようになっている。
【0061】又、拡開部12の他側縁(斜面12aが形
成された側と反対側)には、拡開した弾性係止爪21の
端部23が衝止する回り止め部としての衝止壁12bが
形成されており、弾性係止爪21の端部23を拡開させ
る場合にキャップ体を必要以上に回動させることがな
く、拡開操作を確実に行うことができるようになってい
る。
【0062】さらに、上記実施例の管接続具において
は、キャップ体20の周壁に凹所26(図16)が設け
られており、一方、接続具本体10の外面にコの字状の
膨出部17(図17)が設けられている。この凹所26
とコの字状の膨出部17とは、キャップ体20が接続具
本体10の受口11に装着されたときに、開口どうしが
向き合った状態で配置されるようになっている。この凹
所26とコの字状の膨出部17とは、ドライバーによっ
てキャップ体20を回動させるために使用される。すな
わち、図23及び図24に示すように、凹所26はドラ
イバーDの先端を差し込む差込み部として構成され、コ
の字状の膨出部17は差し込まれたドライバーDを操作
するための支持部として構成され、凹所26に差し込ん
だドライバーDの先端を、コの字状の膨出部17を支点
にしてこじることによって、キャップ体20を回動させ
ることができるようになっている。なお、この回動操作
は、弾性係止爪の端部を拡開させる方向及び拡開状態か
ら戻す方向の両方向に可能である。
【0063】このような管接続具は、例えば、図25に
示すように、連結ナット31を介して端末保護具Eに取
り付けられ、コンクリートスラブW内から天井裏への管
Pの接続に使用される場合等、手によるキャップ体20
の回動操作が困難な場所での使用に便利である。すなわ
ち、図25において、凹所26及びコの字状の膨出部1
7が下方の開口面に位置するように管接続具を端末保護
具Eに取り付けておくことにより、キャップ体20を回
動させる必要が生じた場合には、上記操作によりドライ
バーを使用してキャップ体20を容易に回動させること
ができるからである。
【0064】なお、このような差込み部及び支持部を備
えた管接続具は、図6及び図7示す実施例のように戻し
部を形成したものと組み合わせた場合には、ドライバー
でこじってキャップ体を回動させた後ドライバーを抜け
ば、キャップ体を回動して戻さなくてもキャップ体は回
動前の状態まで戻り、図25に示す使用状態において
は、ドライバーによってキャップ体を回動前の状態に戻
す操作は不要となり作業性がよい。勿論、上記実施例の
ように停止部を形成した管接続具に差込み部及び支持部
を設けることを妨げるものではない。
【0065】なお、差込み部としての凹所26や支持部
としてのコの字状の膨出部17は、実施例のように二箇
所に設けられる場合に限らず、一箇所あるいは三箇所以
上設けるものであってもよい。多数であれば図25に示
す使用状態においていずれかの凹所26及びコの字状の
膨出部17を下方の開口面に位置させることが可能であ
る。差込み部は、ドライバーによってキャップ体を回動
させることができるものであればよく、ドライバーの先
端を突き当てることができる壁によって構成されるもの
であってもよい。又、支持部は、差込み部に差し込まれ
たドライバーをこじる支点として作用するものであれば
よく、V字状の膨出部17やL字状の膨出部17等によ
り形成されるものであっても良い。
【0066】なお、キャップ体に差込み部のみ設けれ
ば、ドライバーによってキャップ体を回動させることは
可能であるが、接続具本体に支持部を設けることによ
り、ドライバーを操作位置にきちんと固定することがで
き、キャップ体の回動操作を確実かつ迅速に行うことが
できる。
【0067】図26及び図27には管接続具の別例が示
されており、手によるキャップ体の回動操作が困難な場
所(図25)での使用に適した管接続具が示されてい
る。この管接続具は、キャップ体20と接続具本体10
とにペンチTによる掴み代27、18を設けることによ
って構成されている。この例では、掴み代27、18に
は拡開したペンチTの先端を跨がせ、ペンチTで掴み代
27、18を掴むことによってキャップ体20の掴み代
27を接続具本体10の掴み代18に引き寄せ、キャッ
プ体20を回動させることができるようになっている。
なお、この例では、弾性係止爪の端部を拡開させる方向
又は拡開状態から戻す方向の一方向にのみ回動可能な構
造となっているが、接続具本体10の掴み代18をさら
にキャップ体20の掴み代27をはさんで反対位置に設
けることによって、弾性係止爪の端部を拡開させる方向
及び拡開状態から戻す方向の両方向に回動させることが
可能となる。掴み代27、18は、キャップ体20及び
接続具本体10に複数箇所設けるものであってもよい。
多数であれば、図25に示す使用状態においていずれか
の掴み代27、18を下方の開口面に位置させることが
可能である。なお、掴み代はペンチによって掴持される
ものに限られず、手によって掴持できるものでもよい。
【0068】このような掴み代を備えた管接続具は、図
8及び図9示す実施例のように戻し部を形成したものと
組み合わせた場合には、掴んだ掴み代を解放することに
よって、キャップ体を回動して戻さなくても回動前の状
態まで戻すことができる。上記図に示す実施例のように
弾性係止爪の端部を拡開させる方向又は拡開状態から戻
す方向の一方向にのみ回動可能な構造のものについて
は、このような組み合せ構造が適している。
【0069】なお、キャップ体のみに掴み代を設けても
キャップ体を回動させることは可能であるが、接続具本
体にも掴み代を設けることにより、接続具本体を固定し
ながらキャップ体の回動操作を確実かつ迅速に行うこと
ができる。
【0070】図28〜図34にはコネクタに適用された
管接続具のさらに別の実施例が示されている。図28及
び図29はキャップ体20の正面図及び背面図、図30
は同じくキャップ体20の断面図、図31は接続具本体
10の斜視図である。この管接続具は、一端に管が挿入
される受口11を備え、他端にナット30が螺合する雄
ねじ15が形成された接続具本体10と、この接続具本
体10の受口11に対応した管挿入口24を有し、内側
に管を係止するための爪部22を内方に突出させた複数
の弾性係止爪21を備えたキャップ体20とにより構成
されている。
【0071】キャップ体20は、その内面に形成された
凸部25を接続具本体10の受口11外面に軸方向及び
周方向に形成された凹部14に嵌め込むことにより、接
続具本体10の受口11に周方向に回動自在に装着され
るようになっている。なお、この例では、凹部14にテ
ーパ14aを有する段差が設けられており、又、キャッ
プ体20の突起25にはその一部に逆テーパ25aが形
成されており、前記逆テーパ25aとテーパ14aとの
摺接によってキャップ体20の装着を容易に行うことが
できるようになっているとともに、キャップ体20の突
起25が周方向に形成された凹部14内に抜け止め状態
に係合されて、キャップ体20が不用意に抜ることがな
いようになっている。
【0072】受口11の端部には、キャップ体20に設
けられた弾性係止爪21に対応して弾性係止爪21の端
部23が嵌まり込む切欠部13と、キャップ体20を回
動させたときに弾性係止爪21の端部23と摺接する拡
開部12とが交互に形成されており、図32に示すよう
に、受口11にキャップ体20が装着された状態では、
弾性係止爪21の端部23と拡開部12とは隣接した状
態に配列されるようになっている。すなわち、キャップ
体20を回動させたときに弾性係止爪21の端部23が
拡開部12に摺接する位置に該端部23が配置されるよ
うになっている。
【0073】この例では、キャップ体20に設けられる
弾性係止爪21が、その爪幅より短い幅で形成された端
部23を有するものと、同一幅で形成された端部23を
有するものとで構成されており、短い幅で形成された端
部23を有する弾性係止爪21と同一幅で形成された端
部23を有する弾性係止爪21とが組をなして、キャッ
プ体20の内側に配置されている。受口11の端部には
前記組をなす弾性係止爪21に対応して弾性係止爪21
の端部23が嵌まり込む切欠部13と、キャップ体20
を回動させたときに弾性係止爪21の端部23と摺接す
る拡開部12とが交互に形成されている。そして、受口
11にキャップ体20が装着された状態では、小さい幅
で形成された端部23を有する弾性係止爪21の端部2
3と、拡開部12とが隣接した状態に配列されるように
なっている。
【0074】各弾性係止爪21の端部23には、拡開部
12との摺接側に円弧状に形成された内向きの斜面23
aが形成されており、一方、拡開部12には、端部23
との摺接側に外向きの斜面12aが形成されており、キ
ャップ体20の回動による端部23の拡開をスムーズか
つ確実に行えるようになっている。なお、拡開部12及
び弾性係止爪21の端部23に形成される斜面12a、
23aはどちらか一方に形成されたものであっても、キ
ャップ体20を回動させて端部23を拡開させることは
可能である。又、拡開部12の他側縁(斜面12aが形
成された側と反対側)には、弾性係止爪21の短い幅の
端部23を衝止させる周り止め部としての衝止壁12b
が形成されており、弾性係止爪21の端部23を拡開さ
せる場合にキャップ体を必要以上に回動させることがな
く、拡開操作を確実に行うことができるようになってい
る。
【0075】さて、この管接続具においては、弾性係止
爪21が2個ずつの組をなして構成されており、弾性係
止爪21の端部23を拡開させる場合においては、各組
の最初の弾性係止爪21の端部23が拡開部12の斜面
12aを乗り上げ、その後、次の弾性係止爪21の端部
23が斜面12aを乗り上げるようになっている。この
ため、キャップ体20を回動させて弾性係止爪21の端
部23を拡開させる場合に要する力は、個々に弾性係止
爪21の端部23を斜面12aに乗り上げさせる構造の
ものと比べて、きわめて小さい力で済ますことができ
る。すなわち、弾性係止爪21の端部23が斜面12a
を乗り上げるのにかかる抵抗を分散させてキャップ体2
0の回動操作をスムーズにし、かつ弾性係止爪21の数
を減らさずに、管の係止を確実に行える構造となってい
る。
【0076】さらに、上記実施例の管接続具において
は、短い幅で形成された端部23を有する弾性係止爪2
1を有しており、拡開部12の一部はその短い幅で形成
された端部23を有する弾性係止爪21の爪幅内に配置
されるように形成されている。このため、図14に示す
管接続具の場合と比べて、弾性係止爪21どうしの間隔
を、拡開部12が弾性係止爪21の爪幅内に配置される
分小さくして、キャップ体20に多数の弾性係止爪21
を設けたり、管と爪部22との係止部位を広く形成した
りすることができ、これによって、管の係止状態を強固
にすることができ、引き抜き強度を高めることができる
ようになっている。又、図14に示す管接続具の場合と
比べて、弾性係止爪21の端部23を拡開部12上に重
ねる距離が短くなり、キャップ体20の操作について少
ない回転角で管を係止したり、係止を解除したりするこ
とができるようになっている。
【0077】上記実施例においては、図33に示すよう
に、受口11にキャップ体20が装着された状態で、切
欠部13内に弾性係止爪21の端部23が位置している
場合には、爪部22が内方に突出して管(図示せず)を
抜け止め状態に係止することができ、一方、図34に示
すように、キャップ体20の回動によって弾性係止爪2
1の端部23が拡開部12上に重なった状態に位置して
いる場合には、爪部22が後退して、管と爪部22との
係止が解除され、管を受口11から抜き取ることができ
るようになっている。
【0078】以上、管接続具の各種実施例について説明
したが、これら各実施例の管接続具については、管Pを
接続する場合に、管Pを挿入するときの押圧力で弾性係
止爪21の端部を拡開させながら挿入し、弾性係止爪2
1の戻りによって爪部22を管Pに係止させるようにし
てもよく、又、キャップ体20を回動して弾性係止爪2
1の端部23を拡開させた状態で管Pを挿入し、その
後、キャップ体20を回動前の状態に戻すことにより爪
部22を管Pに係止させるようにしてもよい。
【0079】又、上記各実施例の管接続具について、受
口11の端部には、キャップ体20に設けられた弾性係
止爪21に対応して弾性係止爪21の端部23が嵌まり
込む切欠部13が形成されているが、この切欠部13
は、拡開部12に摺接する位置に弾性係止爪21の端部
23が配置されるスペースとして形成されるものであれ
ばよく、その形態としては図に示すように完全に切り欠
かれた形態に限られず、例えば内側に周壁を残したへこ
みにより構成されるものであってもよい。なお、実施例
のように完全に切り欠かれた形態の切欠部13による構
成とすれば、内側に周壁を残したへこみにより構成され
るものと比べて、管を係止するための爪部22の突出量
が周壁の厚み分小さくなって、最小限の突出量で済み、
キャップ体20及び接続具本体10をコンパクト化する
ことができるとともに、製造に必要な材料が少なくて済
み、安価に供給することができる。
【0080】又、図15〜図25に示される管接続具の
差込み部及び支持部の構成、あるいは図26及び図27
に示される管接続具の掴み代の構成は、図28〜図34
に示される管接続具及びその他の各実施例の管接続具に
ついても同様に適用してもよい。
【0081】又、弾性係止爪の端部と拡開部との摺接部
分に形成される斜面は、傾斜角が一定した直線状のもの
に限らず、傾斜角を段階的に異ならせた多角形状に形成
されたもの、あるいは円弧状に形成されたものを各種組
み合わせて実施してもよい。
【0082】又、キャップ体の外周面には、手による回
動操作を行い易くするために、凹凸のグリップを設けた
り、ゴム等の滑り止め部材を貼着又は巻装して実施して
もよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤って接続された管の取り外しを容易に行うことができ
る管接続具を提供することができるものであって、請求
項1〜10記載の発明の構成を採用することにより、キ
ャップ体を取り外すことなくキャップ体の回動操作する
だけで管の係止を解除して管を容易に取り外すことがで
き、取り外し作業の面倒さを解消できるという効果を有
している。
【0084】そして、さらに請求項3記載の発明の構成
を採用することにより、一旦回動したキャップ体を再び
回動して戻さなくても次に接続される管を係止可能な状
態とすることができ、キャップ体を回動前の状態に戻す
操作が簡略され作業能率を上げることができるととも
に、キャップ体を回動前の状態に戻す操作のし忘れを防
止することができるという効果を有している。
【0085】又、請求項4記載の発明の構成を採用する
ことにより、回動したキャップ体を保持しておくことな
く受口から管を抜き取ることができ、片手操作で管の取
り外し作業を行うことができる。又、弾性係止爪の端部
を拡開させた位置にキャップ体を停止させておくことに
より、管の挿入を抵抗なく行うことができ、又、弾性係
止爪の爪部の消耗を抑制することができるという効果を
有している。
【0086】又、請求項5又は6記載の発明の構成を採
用することにより、キャップ体に多数の弾性係止爪を設
けたり、管と爪部との係止部位を広く形成することがで
き、これによって管の係止状態を強固にし、引き抜き強
度を高めることができるという効果を有し、又、キャッ
プ体の操作について少ない回転角で管を係止したり、係
止を解除したりすることができるという効果を有してい
る。
【0087】又、請求項7記載の発明の構成を採用する
ことにより、少ない抵抗でキャップ体を回動させて弾性
係止爪の端部を拡開させることができるという効果を有
し、又、拡開部の数を減らすことができるので接続具本
体の構造は簡単となり、製造を容易に行えるという効果
を有している。なお、請求項4記載の発明と組み合わせ
た場合には、少ない抵抗でキャップ体を回動させて弾性
係止爪の端部を拡開させることができるとともに、拡開
部を介した弾性係止爪どうしの間隔を小さくして弾性係
止爪の数を増やしたり、管と爪部との係止部位を広く形
成することができ、管の係止をより強固にすることがで
きるという効果を有する。
【0088】又、請求項8記載の発明の構成を採用する
ことにより、キャップ体を必要以上に回動させることが
なく、弾性係止爪の端部を拡開させる操作を確実に行う
ことができるという効果を有している。
【0089】さらに、請求項9又は10記載の発明の構
成を採用することにより、手によるキャップ体の回動操
作が困難な使用場所においても、その回動操作を容易に
行うことができ、現場での施工性にすぐれた効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管接続具の一実施例(第1実施
例)を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示す管接続具について管を係止する場
合における弾性係止爪の端部の位置を示す断面図であ
る。
【図3】 同じく図1に示す管接続具について管を係止
する場合における使用状態を示す部分断面図である。
【図4】 図1に示す管接続具について管の係止を解除
する場合における弾性係止爪の端部の位置を示す断面図
である。
【図5】 同じく図1に示す管接続具について管の係止
を解除する場合における使用状態を示す部分断面図であ
る。
【図6】 拡開部が異なる例(第2実施例)について管
を係止する場合における弾性係止爪の端部の位置を示す
断面図である。
【図7】 同じく図6に示す例について管の係止を解除
する場合における使用状態を示す断面図である。
【図8】 拡開部がさらに異なる例(第3実施例)につ
いて管を係止する場合における弾性係止爪の端部の位置
を示す断面図である。
【図9】 同じく図8に示す例について管の係止を解除
する場合における使用状態を示す断面図である。
【図10】 本発明に係る管接続具の別の実施例(第4
実施例)を示す分解斜視図である。
【図11】 図10に示す管接続具について管を係止す
る場合における弾性係止爪の端部の位置を示す断面図で
ある。
【図12】 図10に示す管接続具について管の係止を
解除する場合における弾性係止爪の端部の位置を示す断
面図である。
【図13】 カップリングに適用した本発明に係る管接
続具の別の実施例(第5実施例)を示す分解斜視図であ
る。
【図14】 カップリングに適用した本発明に係る管接
続具のさらに別の実施例(第6実施例)を示す分解斜視
図である。
【図15】 本発明に係る管接続具のさらに別の実施例
(第7実施例)であってキャップ体を示す正面図であ
る。
【図16】 図15に示すキャップ体の背面図である。
【図17】 同じく図15に示すキャップ体の断面図で
ある。
【図18】 図15に示すキャップ体が装着される接続
具本体を示す斜視図である。
【図19】 図15に示すキャップ体と図18に示す接
続具本体との装着状態を示す部分断面図である。
【図20】 図15に示すキャップ体の弾性係止爪を示
す部分断面図である。
【図21】 本発明に係る管接続具の第7実施例につい
て管を係止する場合における弾性係止爪の端部の位置を
示す部分断面図である。
【図22】 同じく本発明に係る管接続具の第7実施例
について管の係止を解除する場合における使用状態を示
す部分断面図である。
【図23】 本発明に係る管接続具の第7実施例につい
てキャップ体の回動構造を示す斜視図である。
【図24】 同じく本発明に係る管接続具の第7実施例
についてキャップ体の回動構造を示す斜視図である。
【図25】 本発明に係る管接続具の第7実施例につい
ての使用例を示す断面図である。
【図26】 回動構造が異なる例(第8実施例)につい
ての管接続具を示す斜視図である。
【図27】 図26に示す管接続具についての使用状態
を示す斜視図である。
【図28】 本発明に係る管接続具のまたさらに別の実
施例(第9実施例)であってキャップ体を示す正面図で
ある。
【図29】 図28に示すキャップ体の背面図である。
【図30】 同じく図28に示すキャップ体の断面図で
ある。
【図31】 図28に示すキャップ体が装着される接続
具本体を示す斜視図である。
【図32】 図28に示すキャップ体と図31に示す接
続具本体との装着状態を示す断面図である。
【図33】 本発明に係る管接続具の第9実施例につい
て管を係止する場合における弾性係止爪の端部の位置を
示す部分断面図である。
【図34】 同じく本発明に係る管接続具の第9実施例
について管の係止を解除する場合における使用状態を示
す部分断面図である。
【図35】 管接続具の従来例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 接続具本体 11 受口 12 拡開部 13 切欠部 20 キャップ体 21 弾性係止爪 22 爪部 23 端部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管が挿入される受口を備えた接続具本体
    と、この接続具本体の受口に周方向に回動自在に装着さ
    れるキャップ体とを具備し、 キャップ体には、接続具本体の受口に挿入される管を係
    止するための爪部を内方に突出させた弾性係止爪を内側
    に備え、 接続具本体の受口には、キャップ体の回動により弾性係
    止爪の端部と周方向に摺接して該端部を拡開させる拡開
    部を備えたことを特徴とする管接続具。
  2. 【請求項2】 弾性係止爪の端部又は拡開部の少なくと
    も一方に周方向に傾斜した斜面を有して成ることを特徴
    とする請求項1記載の管接続具。
  3. 【請求項3】 外力により回動したキャップ体を、該外
    力を解放することにより回動前の状態に戻す戻し部を形
    成して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の管接
    続具。
  4. 【請求項4】 弾性係止爪の端部を拡開させた位置に回
    動したキャップ体を停止させる停止部を形成して成るこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の管接続具。
  5. 【請求項5】 弾性係止爪の端部を該係止爪の爪幅より
    短い幅に形成して成ることを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の管接続具。
  6. 【請求項6】 弾性係止爪の端部を該係止爪の爪幅より
    短い幅に形成し、かつ拡開部の一部又は全部を該係止爪
    の爪幅内に配置して成ることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の管接続具。
  7. 【請求項7】 複数の弾性係止爪の端部を一つの拡開部
    により拡開させる構造としたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の管接続具。
  8. 【請求項8】 キャップ体の回動を所定の範囲に規制す
    る回り止め部を設けて成ることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の管接続具。
  9. 【請求項9】 キャップ体にドライバーの差込み部を設
    けるとともに、接続具本体に前記差込み部に差し込まれ
    たドライバーを操作するための支持部を設けて成ること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の管接続具。
  10. 【請求項10】 キャップ体の回動方向に掴持可能な掴
    み代をキャップ体と接続具本体とにそれぞれ設けて成る
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の管接続具。
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