JPH0662720A - パンケーキ用プレミックス - Google Patents

パンケーキ用プレミックス

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Publication number
JPH0662720A
JPH0662720A JP4244197A JP24419792A JPH0662720A JP H0662720 A JPH0662720 A JP H0662720A JP 4244197 A JP4244197 A JP 4244197A JP 24419792 A JP24419792 A JP 24419792A JP H0662720 A JPH0662720 A JP H0662720A
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JP
Japan
Prior art keywords
pancake
premix
weight
sweetness
wheat flour
Prior art date
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Pending
Application number
JP4244197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Kameo
洋司 亀尾
Yumiko Ono
由美子 大野
Daisuke Yasumura
大介 保村
Hideo Maeda
秀夫 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH0662720A publication Critical patent/JPH0662720A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンケーキ用プレミックスから得られるパン
ケーキについて、柔らかさ、口溶け感、しっとり感等の
食感を損なうことなく、甘味度を主食として好適に食せ
る程度に低くする。 【構成】 小麦粉、甘味糖類及び膨脹剤を含有してなる
パンケーキ用プレミックスにおいて、甘味糖類として低
甘味糖類を含有し、かつ澱粉及び/又はデキストリンを
含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンケーキ用プレミ
ックス、およびこのプレミックスを使用したパンケーキ
用生地を焼成することにより得られるパンケーキに関す
る。更に詳しくは、この発明は、低甘味度でかつ良好な
食感を有し、食事場面で主食として食するのに好適なパ
ンケーキに関する。
【0002】
【従来の技術】パンケーキは、多量の小麦粉および砂糖
などの糖類を主成分とする混合物に卵、牛乳等を混合し
てパンケーキ用生地を調製し、これをフライパン、ホッ
トプレート、鉄板またはオーブン等を使用して焼成する
(焼き上げる)ことにより得られる。
【0003】従来から、このようなパンケーキを簡単に
作ることができるように、予め小麦粉、砂糖、ベーキン
グパウダー(膨脹剤)等を混合した種々のプレミックス
が知られている。これらのプレミックスは、通常のスポ
ンジケーキ用のプレミックスに比較して、多量の小麦粉
を含む点で相違しており、一般には小麦粉60〜85重
量%、砂糖などの甘味糖類3〜30重量%、油脂0〜4
0重量%及び膨脹剤0.5〜5重量%からなっている
(例えば、「食品工業」第198頁、1985年9月2
5日発行)。また、プレミックスには、通常少量の食塩
およびフレーバーも含まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
レミックスを使用して得られるパンケーキは、それ自体
の甘味度が高いため、通常はおやつに食されており、ホ
ットケーキと称されて親しまれている。しかしながら、
このようなパンケーキは、食事場面において食するに
は、特に主食として食するには、それ自体の甘味度が高
いために甚だ不適当なものとなっている。
【0005】そこで甘味度を抑えたパンケーキを得るた
め、従来のパンケーキ用プレミックスの配合成分から砂
糖等の甘味糖類を除去することが試みられたが、得られ
たパンケーキは柔らかさ、口溶け感、しっとり感が低下
し、さらに粉っぽくなるという問題が生じた。また、従
来のパンケーキ用プレミックスの配合において、砂糖等
の甘味糖類の代わりに低甘味糖類を使用しても同様の問
題が生じた。
【0006】この発明は以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、パンケーキ用プレミック
スを使用して得られるパンケーキについて、食事場面に
おいて好適に食せるようにその甘味度を抑え、しかも柔
らかさ、口溶け感、しっとり感を向上させ、粉っぽさを
低減させて良好な食感を有するようにすることを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記の目
的を達成すべく鋭意研究した結果、従来パンケーキ用プ
レミックスに配合されていた砂糖の代替物として低甘味
糖類を使用し、かつ澱粉及び/又はデキストリンを配合
することにより、甘味度が低くかつ優れた食感を有する
パンケーキが得られることを見出し、この発明を完成さ
せるに至った。
【0008】即ち、この発明は、小麦粉、甘味糖類及び
膨脹剤を含有してなるパンケーキ用プレミックスにおい
て、甘味糖類として低甘味糖類を含有し、かつ澱粉及び
/又はデキストリンを含有することを特徴とするパンケ
ーキ用プレミックスを提供する。
【0009】また、この発明は、上記のようなパンケー
キ用プレミックスの成分を使用したパンケーキ用生地を
焼成して得られるパンケーキを提供する。
【0010】以下、この発明を詳細に説明する。
【0011】この発明のプレミックスは、上述したよう
に甘味糖類として低甘味糖類を含有していることを特徴
としており、これによりこのプレミックスを使用して得
られるパンケーキの甘味度を、食事の主食として食する
場合にも好適なように低下させている。この場合、低甘
味糖類としてはその甘味度がシュークロースの甘味度を
100とした時に60未満、より好ましくは10以上4
0以下のものを使用し、具体的には、例えば、オリゴ
糖、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マルトト
リオース、マルトテトラオース等を使用することができ
る。このような低甘味糖類のプレミックス中における含
有率は、使用する当該低甘味糖類の甘味度などにもよる
が、一般には3〜30重量%、好ましくは10〜20重
量%とする。なお、低甘味糖類に加えて、従来より甘味
糖類として使用されている砂糖なども、通常5重量%以
下の少量であれば含有させることができる。
【0012】また、この発明のプレミックスは、澱粉又
はデキストリン、あるいはその双方を含有することを特
徴としている。この発明において、澱粉やデキストリン
は保湿剤として使用されており、これにより、砂糖など
の甘味糖類に代えて低甘味糖類を使用した場合でも、パ
ンケーキの柔らかさ、口溶け感、しっとり感等の食感を
優れたものにすることが可能となる。この場合、澱粉と
しては、地下茎澱粉及びそれらを原料とした加工澱粉を
使用することが好ましく、例えば、馬鈴薯澱粉、タピオ
カ澱粉等を好適に使用することができる。また、デキス
トリンとしては、D.E.値(Dextrose Equivalent)が
15以上40以下のものを使用することが好ましい。
【0013】澱粉及び/又はデキストリンのプレスミッ
クス中における含有率は、一般には5〜30重量%、好
ましくは8〜25重量%とする。5重量%未満である
と、しっとり感及び口溶け感が低下することとなり、ま
た、30重量%を超えるとかたくなり食感をそこなうこ
ととなる。
【0014】この発明のプレミックスは、低甘味糖類
と、澱粉及び/又はデキストリンとを含有する他は従来
のプレミックスと同様に小麦粉、膨脹剤等を含有するこ
とができる。
【0015】すなわち、小麦粉としては種々のものを含
有することができ、例えば漂白剤や小麦粉改良剤を使用
していない無漂白小麦粉、漂白小麦粉、あるいは特開昭
62−96032号公報、特開昭63−258529号
公報に記載されているような熱処理した小麦粉を使用す
ることができる。中でも、焼成品の食感の点から無漂白
小麦粉を使用することが好ましい。また、小麦粉のプレ
ミックス中における含有率としては、一般には40〜7
5重量%、好ましくは50〜68重量%とする。40重
量%未満であると柔らかさが低下し、また、75重量%
を超えるとネトつきが生じて食感が低下する。
【0016】膨脹剤としては、炭酸アンモニウム、炭酸
水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ性
物質及びこれらに酸または酸性物質(クエン酸、酒石
酸、酒石酸水素カリウム、フマール酸、グルコノデルタ
ラクトン等)を適宜配合したもの等を使用することがで
きる。特に、炭酸水素ナトリウムが無臭の点で好まし
く、また、酸性物質としてはグルコノデルタラクトンが
無味の点で好ましい。膨脹剤の含有率は、一般には0.
05〜30重量%,好ましくは5〜15重量%とする。
【0017】この他、この発明のプレミックスは食塩、
界面活性剤、調味料、香辛料、フレーバー、着色量、野
菜パウダー、油脂等の各種添加剤を必要に応じて含有す
ることができる。この場合、油脂としては種々のものを
使用することができ、例えば、従来のプレミックスと同
様に固体状若しくは液状の動植物性油脂を使用すること
ができる。これらは粉末状に加工された油脂としても使
用することができる。また、このような油脂の含有率
は、一般には0.05〜30重量%、好ましくは5〜1
5重量%とする。
【0018】この発明のプレミックスは、以上のような
各種成分をブレンダーあるいはミキサー等により混合す
ることにより得られる。
【0019】また、この発明のプレミックスからパンケ
ーキを得る方法としては、従来のプレミックスと同様
に、プレミックスに卵、牛乳、クリーム、水さらに必要
に応じて油脂などを混合してパンケーキ用生地を調製
し、これをフライパン、ホットプレート、鉄板またはオ
ーブン等を使用して焼成する。
【0020】なお、この発明に於けるパンケーキの中に
は、当然のことながらこの発明のプレミックスに用いら
れる配合成分をこの発明記載の比率でプレミックスの形
態でなく使用し焼成して得られるパンケーキも含まれ
る。
【0021】
【作用】この発明のパンケーキ用プレミックスは、従来
の砂糖などの甘味糖類の代替成分として低甘味糖類を含
有しているので、このプレミックスから得られるパンケ
ーキは甘味度が低くなり、食事の主食としても好適なも
のとなる。
【0022】また、この発明のパンケーキ用プレミック
スは、低甘味糖類に加えて澱粉及び/又はデキストリン
も含有するので、得られるパンケーキは柔らかさ、口溶
け感、しっとり感などの食感に優れたものとなる。
【0023】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて具体的に
説明するが、この発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0024】実施例1 下記の配合のパンケーキ用プレミックス100gをボー
ルに入れ、これに牛乳100ml、全卵26.5gを添
加し、泡立て器で150rpm/minで混合して生地
を得た。
【0025】 (パンケーキ用プレミックスの配合) 小麦粉 65重量% 馬鈴薯澱粉 16重量% オリゴ糖 13重量% 市販べーキングパウダー 6重量% 次に、得られた生地100gを160℃のホットプレー
ト上に円形に流し、焼成してパンケーキを得た。
【0026】このパンケーキについて、しっとり感およ
び口溶け感を10人のパネラーによるパネルテストで以
下の基準により評価した。その結果を表1に示す。
【0027】◎:10人中8人以上が良好であると評価 ○:10人中6〜7人が良好であると評価 △:10人中4〜5人が良好であると評価 ×:10人中3人以下が良好であると評価 実施例2 馬鈴薯澱粉の代わりにデキストリン(D.E.=30)を使
用した以外は実施例1と同様にしてパンケーキ用プレミ
ックスを調製し、そのパンケーキ用プレミックスからパ
ンケーキを得た。そして、得られたパンケーキについて
しっとり感および口溶け感を評価した。結果を表1に合
わせて示す。
【0028】実施例3 パンケーキ用プレミックスの配合を下記の通りにした以
外は実施例1と同様にしてパンケーキ用プレミックスを
調製し、そのパンケーキ用プレミックスからパンケーキ
を得た。そして、得られたパンケーキについてしっとり
感および口溶け感を評価した。結果を表1に合わせて示
す。
【0029】 (パンケーキ用プレミックスの配合) 小麦粉 65重量% 馬鈴薯澱粉 16重量% オリゴ糖 13重量% 炭酸水素ナトリウム 2重量% グルコノデルタラクトン 2重量% 酒石酸水素カリウム 1重量% 第1リン酸カルシウム 1重量% 比較例1 パンケーキ用プレミックスの配合を下記の通りにした以
外は実施例1と同様にしてパンケーキ用プレミックスを
調製し、そのパンケーキ用プレミックスからパンケーキ
を得た。そして、得られたパンケーキについてしっとり
感および口溶け感を評価した。結果を表1に合わせて示
す。
【0030】 (パンケーキ用プレミックスの配合) 小麦粉 94重量% 市販べーキングパウダー 6重量% 比較例2 パンケーキ用プレミックスの配合を下記の通りにした以
外は実施例1と同様にしてパンケーキ用プレミックスを
調製し、そのパンケーキ用プレミックスからパンケーキ
を得た。そして、得られたパンケーキについてしっとり
感および口溶け感を評価した。結果を表1に合わせて示
す。
【0031】 (パンケーキ用プレミックスの配合) 小麦粉 81重量% オリゴ糖 13重量% 市販べーキングパウダー 6重量% 比較例3 パンケーキ用プレミックスの配合を下記の通りにした以
外は実施例1と同様にしてパンケーキ用プレミックスを
調製し、そのパンケーキ用プレミックスからパンケーキ
を得た。そして、得られたパンケーキについてしっとり
感および口溶け感を評価した。結果を表1に合わせて示
す。
【0032】 (パンケーキ用プレミックスの配合) 小麦粉 92重量% 蔗糖 2重量% 市販べーキングパウダー 6重量%
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】この発明のパンケーキ用プレミックスに
よれば、このプレミックスを調理して得られるパンケー
キが、主食として好適に食せるような低い甘味度とな
り、しかも柔らかさ、口溶け感、しっとり感等の食感も
優れたものとなる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉、甘味糖類及び膨脹剤を含有して
    なるパンケーキ用プレミックスにおいて、甘味糖類とし
    て低甘味糖類を含有し、かつ澱粉及び/又はデキストリ
    ンを含有することを特徴とするパンケーキ用プレミック
    ス。
  2. 【請求項2】 低甘味糖類の甘味度がシュークロースの
    甘味度を100とした時に60未満である請求項1記載
    のパンケーキ用プレミックス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のパンケーキ用プ
    レミックスの成分を使用したパンケーキ用生地を焼成し
    て得られるパンケーキ。
JP4244197A 1992-08-19 1992-08-19 パンケーキ用プレミックス Pending JPH0662720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4244197A JPH0662720A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 パンケーキ用プレミックス

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JP4244197A JPH0662720A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 パンケーキ用プレミックス

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JPH0662720A true JPH0662720A (ja) 1994-03-08

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ID=17115224

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4244197A Pending JPH0662720A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 パンケーキ用プレミックス

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JP (1) JPH0662720A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07231533A (ja) * 1993-12-24 1995-08-29 Mirai Ind Co Ltd 管接続具
JPH11113478A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd スポンジケーキ用ミックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07231533A (ja) * 1993-12-24 1995-08-29 Mirai Ind Co Ltd 管接続具
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