JP2889451B2 - サンルーフ装置の開閉駆動機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、乗用自動車等の乗り物
に使用されるサンルーフ装置の開閉駆動機構に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来のサンルーフ装置としては、特開昭
６２−２６１５２７号公報に開示されているような、ス
ライドタルガルーフタイプのものがある。このタイプで
は、車体に固定のフロントガラス取り付け用前枠と、前
ドアより後側で車両に固定された後枠との間に大開口部
を形成し、前記後枠に前後移動することにより大開口部
を開閉するルーフ部材を設けて構成されている。

【０００３】前記後枠はリヤガラス取り付け用であり、
この後枠に固定のロールバーでルーフ部材を摺動自在に
支持し、後枠に設けた駆動手段でケーブルを介して固定
ルーフを前後移動させるように構成されており、大開口
部を開放すると、ルーフ部材は後枠から後方へ大きく突
出し、その前端のみが支持されるようになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、ルーフ部材はケーブルで駆動されるので、その支持
は後枠のロールバーで支持されるだけであり、そのた
め、大開口部を全開したときに支持安定性が低く、風圧
によってルーフ部材に振動を生じることがある。また、
開閉途中でもこじれて駆動手段に負荷がかかることがあ
り、ケーブル駆動では余り駆動力を大きくし難く、特に
走行中の開閉が困難になる。

【０００５】本発明は、大開口部７の開放時にルーフ部
材を固定ルーフに収納可能にし、このルーフ部材を固定
ルーフ内の固定レールで支持・案内すると共に、平行に
配置されたドライブシャフトの回転で前後移動自在にす
ることにより、前記従来技術の問題点を解決できるよう
にしたサンルーフ開閉方法及びその装置を提供すること
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、車体３に固定のフロントガラス
取り付け用前枠６と前ドア２より後側で車体３に固定さ
れた後枠４との間に前ドア２により開放される乗降口と
連続する大開口部７を形成し、前記後枠４に前後移動す
ることにより大開口部７を開閉するルーフ部材５を設
け、前記後枠４にルーフ部材５を収納可能な固定ルーフ
８を設け、前記大開口部７の後方でかつ後枠４の左右側
部に固定レール２５を配置すると共にそれと平行にドラ
イブシャフト３０を配置し、この左右ドライブシャフト
３０にその回転によって前後動するスライダ３１を設
け、後枠４の後部に左右ドライブシャフト３０を同時に
回転駆動するモータ３４を設け、ルーフ部材５の左右側
部を固定レール２５に前後摺動自在に支持すると共に左
右スライダ３１と連結していることである。

【０００７】

【作用】固定ルーフ８は後枠４に固定されかつ左右側部
が後部で連結された平面視略コ字形に形成され、その内
部にルーフ部材５を収納可能であり、後枠４はルーフ部
材５を後方位置へ移動したときその略全長を支持する。
後枠４と前枠６との間の大開口部７はルーフ部材５で開
閉され、大開口部７を全面閉鎖しているとき、ルーフ部
材５の前部は前枠６に当接して当接位置Ｂになる。

【０００８】このルーフ部材５の開閉は、駆動手段３６
を作動することにより行われ、駆動手段３６のモータ３
４を駆動すると、左右ドライブシャフト３０が同時に回
転し、このドライブシャフト３０に螺合した左右スライ
ダ３１が前後動して、ルーフ部材５が固定ルーフ８の左
右側部に設けた固定レール２５に案内されて、前後摺動
する。

【０００９】ルーフ部材５は固定レール２５に支持・案
内され、左右スライダ３１を介してドライブシャフト３
０で駆動することになり、大開口部７を開放していると
きも閉鎖しているときも支持安定性がよく、駆動部への
負担も軽減される。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜１４において、１は左右前ドア２とリヤド
アとを有する２ボックス３ドアハッチバッグ車の屋根に
設けたサンルーフ装置であり、車体３に固定のフロント
ガラス１４取り付け用前枠６と前ドア２より後側で車体
３に固定された後枠４との間に大開口部７を形成してお
り、この大開口部７は前ドア２まで達し、これによって
開放される乗降口と連続している。

【００１１】後枠４は左右のサイドピラー１５、リヤピ
ラー１６、後上部のリヤスポイラ１７及びそれらを連結
している屋根フレーム１８等を有し、この屋根フレーム
１８には内開口２０が形成され、サイドピラー１５とリ
ヤピラー１６との間にはサイドガラス１９が設けられて
いる。前記内開口２０を有することにより、後枠４は平
面視四角枠形状となっている。サイドガラス１９は開閉
可能な窓又はドアの一部になっていても良い。

【００１２】５は後枠４に設けられていて前後移動する
ことにより大開口部７を開閉するルーフ部材である。こ
のルーフ部材５は可動ルーフ９、パネルルーフ１１、幌
ルーフ１２等を有している。固定ルーフ８は後枠４上に
被さるように固定されており、左右側部が後部で連結さ
れた平面視略コ字形で、その前部から中央は開放されて
いる。この固定ルーフ８の開口は前記屋根フレーム１８
の内開口２０に対向しており、内開口２０の前部は左右
サイドピラー１５を連結している架設体２１によって区
切られている。前記固定ルーフ８及び屋根フレーム１８
等によって、車両の後半分の固定屋根が構成されてい
る。

【００１３】図５〜１０において、屋根フレーム１８の
左右側部には前後方向に長い基台２４が固着され、この
左右基台２４は互いに連結され、その各外側上部には固
定レール２５が設けられている。この固定レール２５に
は断面門形をした長尺の移動体２６が嵌合しており、固
定レール２５に枢支した多数のコロが移動体２６のガイ
ド溝に係合し、また、移動体２６に枢支した多数のコロ
が固定レール２５のガイド溝に係合しており、移動体２
６が傾くことのなく直線前後摺動するように支持してい
る。

【００１４】前記左右移動体２６には、ブラケット２７
を介して可動ルーフ９の側部が連結されている。この可
動ルーフ９は左右側部が前部で連結された平面視略コ字
形で、中央から後部にかけて小開口２８が形成され、そ
の前部は前枠６に当接可能である。可動ルーフ９の左右
側部は固定ルーフ８の左右側部の下側にそれに沿って位
置し、後方移動したとき固定ルーフ８内に収納されて収
納位置Ａ（開放位置）となり、前方移動したときその先
端が前枠６に当接して当接位置Ｂ（閉鎖位置）となり、
このとき大開口部７の外周部を閉鎖し、固定ルーフ８の
左右側部を前枠６に連結するような状態になる。

【００１５】前記左右基台２４の内側上部には、固定レ
ール２５の側方でそれと平行にドライブシャフト３０が
配置されている。このドライブシャフト３０はネジ軸で
形成されて軸受２９を介して回転自在に設けられ、スラ
イダ３１が螺合されており、回転することによってスラ
イダ３１を前後動する。このスライダ３１は連結板３２
を介して移動体２６の後部と連結しており、スライダ３
１の前後動により移動体２６及び可動ルーフ９が移動す
る。

【００１６】ドライブシャフト３０の後端は基台２４に
固定のギヤケース３３に支持され、このギヤケース３３
内には一対のベベルギヤが収納され、一方のベベルギヤ
にドライブシャフト３０が連結されている。左右ギヤケ
ース３３の一方には減速機付のモータ３４が固定され、
このモータ３４の出力軸が直接又は伝達軸３５を介して
ギヤケース３３内の他方のベベルギヤに連結されてい
る。

【００１７】前記ドライブシャフト３０、ギヤケース３
３、減速機付のモータ３４等によって、可動ルーフ９を
高速かつ確実に摺動する駆動手段３６が構成されてお
り、モータ３４の回転によって左右ドライブシャフト３
０が同時に駆動される。前記左右移動体２６の上部には
内側方突出状に可動レール３９が平行に設けられ、この
可動レール３９にシューを介して支持ブラケット４０が
前後摺動自在に係合しており、左右前支持ブラケット４
０にパネルルーフ１１の左右前側部が固定されている。

【００１８】パネルルーフ１１は平面視略四角枠形状
で、その中央部はルーフ窓１０となっており、このルー
フ窓１０は開口であっても又はガラスを埋め込んでいて
も良い。パネルルーフ１１の前部及び左右側部はウェザ
ーストリップを介して可動ルーフ９の上面に摺動可能に
当接しており、左右側部の上面には幌ルーフ１２用の前
ガイドレール４１が設けられ、後部の下面には幌ルーフ
１２用の駆動手段４２が設けられている。

【００１９】前記パネルルーフ１１の左右後側部には後
支持ブラケット４３が固定され、この後支持ブラケット
４３は屋根フレーム１８に固定の後ガイドレール４４に
前後動自在に支持されている。後支持ブラケット４３に
は連結具４５が設けられ、駆動手段４６のケーブルと連
結されている。前記可動ルーフ９の駆動手段３６がドラ
イブシャフト駆動形であるのに対し、パネルルーフ１１
の駆動手段４６と幌ルーフ１２の駆動手段４２とは、共
にケーブル駆動形であり、モータ４７、４８の回転をケ
ーブルの押し引き動作に変えて、パネルルーフ１１及び
幌ルーフ１２を前後動させる。

【００２０】図３、５、７、１１、１２において、幌ル
ーフ１２は固定ルーフ８の後部から前枠６にわたる長さ
のものであり、可動ルーフ９閉鎖時の可動ルーフ９内の
小開口２８及び固定ルーフ８内の開口を覆い、内開口２
０及びルーフ窓１０を開閉する。この幌ルーフ１２は、
幌布５１及び裏布５２と、この幌布５１及び裏布５２の
前後に設けられた前後カバー５３、５４と、幌布５１及
び裏布５２間でそれらに連結された複数本（実施例では
２本）の固定骨５５と、前カバー５３及び各固定骨５５
にリンク及び引っ張りスプリングを介して連結された浮
上骨５６とを有する。

【００２１】前記後カバー５４は固定ルーフ８の後部上
に連結され、前後固定骨５５は左右両端にシューを有
し、前固定骨５５は前ガイドレール４１に、後固定骨５
５は後ガイドレール４４にそれぞれ前後摺動自在に案内
されている。幌ルーフ１２の前カバー５３はパネルルー
フ１１の前部を覆うことができ、この前カバー５３の下
面には左右一対の支持ブラケット５７が固着され、この
支持ブラケット５７にはカム溝５８と前後シュー５９、
６０とが設けられている。カム溝５８は後部が下向き傾
斜している。

【００２２】後シュー６０は前ガイドレール４１の溝４
１Ａ内を摺動し、前シュー５９は前ガイドレール４１の
上面を摺動する。前ガイドレール４１の前端には凹部６
１が形成され、その上面は溝４１Ａの下面と略同高さに
なっている。前記前ガイドレール４１にはスライダ６２
が係合され、このスライダ６２は駆動手段４２のケーブ
ルに連結されている。このスライダ６２にはカム溝５８
と係合するカムピン６３が設けられている。

【００２３】前シュー５９が凹部６１に入っていると
き、即ち、幌ルーフ１２が閉鎖状態にあるとき、カムピ
ン６３はカム溝５８の水平部に位置し、前カバー５３は
可動ルーフ９の上面に当接している。この状態からスラ
イダ６２を後方移動すると、カムピン６３はカム溝５８
の下向き傾斜部に入り、これにより前シュー５９を凹部
６１から抜け出させ、前カバー５３を前上がり姿勢にし
た状態で後方摺動させる。前カバー５３は前上がり姿勢
になると、パネルルーフ１１との摺接抵抗が小さくな
る。

【００２４】図１３において、６６はサンルーフ装置１
の制御機構を示している。前記固定レール２５には可動
ルーフ９の開閉位置を検出する検出手段６７が、可動レ
ール３９にはパネルルーフ１１の開閉位置及び中間位置
を検出する検出手段６８が、前ガイドレール４１には幌
ルーフ１２の開閉位置を検出する検出手段６９がそれぞ
れ設けられており、制御機構６６の制御部６６Ａに接続
されている。前記検出手段６７、６８、６９はリミット
スイッチ、無接点スイッチ等のセンサで形成されてい
る。

【００２５】また、図外の操作ボックスには、可動ルー
フ９用のスイッチ７０と、パネルルーフ１１用のスイッ
チ７１と、幌ルーフ１２用のスイッチ７２とが接続され
ており、各スイッチ７０、７１、７２を操作して、制御
部６６Ａを介して駆動手段３６、４６、４２をそれぞれ
適宜動作させるようになっている。次に、前記サンルー
フ装置１の開閉動作を主に図２、１３、１４を用いて説
明する。

【００２６】図１４ａに示すように、ルーフ部材５が大
開口部７を閉鎖しているとき、可動ルーフ９は固定ルー
フ８から突出してその先端は前枠６に当接（当接位置
Ｂ）し、パネルルーフ１１の前部は可動ルーフ９の前部
に被さり、幌ルーフ１２の前部はパネルルーフ１１の前
部を覆い隠すように被さっている。この閉鎖状態（図１
４ａ）から可動ルーフ９用のスイッチ７０を開操作する
と、駆動手段３６のモータ３４が作動してドライブシャ
フト３０を回転し、移動体２６を介して可動ルーフ９を
後方移動し、検出手段６７が作動するまで、固定ルーフ
８内に収納していく（図１４ｅ）。

【００２７】このとき、パネルルーフ１１及び幌ルーフ
１２の前部は可動ルーフ９と一体的に移動し、幌ルーフ
１２の後部は後固定骨５５が後ガイドレール４４に案内
されて後方移動し、後浮上骨５６が浮き上がって幌ルー
フ１２の後部を折畳む。このようにして可動ルーフ９は
固定ルーフ８に収納され、収納位置Ａとなり、大開口部
７を全面にわたって開放する。これが第１開行程で、第
１閉行程は前記と逆動作になる。

【００２８】前記可動ルーフ９は前後移動中でも図１４
ｅに示す収納状態でも、固定レール２５に支持され、ド
ライブシャフト３０に負担がかからないようになってい
る。前記閉鎖状態（図１４ａ）からスイッチ７１を開操
作すると、駆動手段４６が作動して後支持ブラケット４
３を介してパネルルーフ１１を後方移動し、検出手段６
８が作動するまで、固定ルーフ８内に収納していく（図
２ｂ、１４ｃ）。

【００２９】このとき、可動ルーフ９は不動で、幌ルー
フ１２の前部は可動ルーフ９と一体的に移動する。この
ようにしてパネルルーフ１１は固定ルーフ８に収納さ
れ、可動ルーフ９は固定ルーフ８と前枠６とを連結した
状態のまま残る。これが第２開行程で、第２閉行程は前
記と逆動作になる。前記閉鎖状態（図１４ａ）からスイ
ッチ７２を開操作すると、駆動手段４２が作動して支持
ブラケット５７を介して幌ルーフ１２の前部を前上向き
姿勢にしながら後方移動し、検出手段６９が作動するま
で、パネルルーフ１１の後部まで後退する（図１４
ｂ）。

【００３０】このとき、可動ルーフ９及びパネルルーフ
１１は不動であり、幌ルーフ１２の前側は前固定骨５５
が前ガイドレール４１に案内されて後方移動し、前浮上
骨５６が浮き上がって前カバー５３の後側を折畳む。こ
れが第３開行程で、第３閉行程は前記と逆動作になる。
また、図２ｃ実線、１４ｄの状態は、図１４ｂの状態か
ら第２開行程又は図１４ｃの状態から第１開行程を行う
ことにより得られ、図２ｃ２点鎖線、１４ｆの状態は、
図２ｂ、１４ｂの状態から第１開行程を行うことにより
得られる。

【００３１】第１〜３開閉行程は適宜選択して行われる
が、複数同時に行うこともできる。例えば、図１４ａ状
態から第２、３開行程を同時に行って図１４ｄ状態にし
たり、図１４ａ状態から第２、３開行程を同時に行って
図１４ｆ状態にしたりできる。また、１つのスイッチを
操作することにより、複数の駆動手段３６、４２、４６
を同時に又は順次に作動させることもできる。例えば、
可動ルーフ用スイッチ７０を操作したとき、駆動手段３
６を作動させる前に駆動手段４６を作動して、パネルル
ーフ１１を中間位置まで開放し、その後に駆動手段３６
を作動させるようにしたりできる。

【００３２】図１５は本発明の第１変形例を示してお
り、このルーフ部材５は可動ルーフ９と幌ルーフ１２と
を有し、パネルルーフ１１は可動ルーフ９に固定されて
一体的に移動するようになっており、可動ルーフ９の小
開口は開閉できなく、可動ルーフ９にルーフ窓１０が形
成された構成になっている。従って、前記実施例で示し
た可動レール３９、前後支持ブラケット４０、４３及び
駆動手段４６等が削除され、大開口部７の開閉とルーフ
窓１０の開閉とが行われる。

【００３３】図１６は第２変形例を示しており、ルーフ
部材５は可動ルーフ９とパネルルーフ１１とを有し、前
記実施例で示した幌ルーフ１２、前ガイドレール４１及
び駆動手段４２等は設けられていない。パネルルーフ１
１にルーフ窓１０を形成しても良いが、ガラスを埋め込
んでおく必要がある。固定ルーフ８は平面視コ字形状で
はなく後枠４の上方を全面にわたって覆う形状であり、
可動ルーフ９及びパネルルーフ１１の全面を収納可能で
ある。可動ルーフ９を当接位置Ｂにして大開口部７を閉
鎖したときに、パネルルーフ１１で小開口２８を開閉す
ることができる。

【００３４】図１７は第３変形例を示しており、ルーフ
部材５は１枚のルーフパネル、例えば小開口２８を形成
していない可動ルーフ９のみで形成され、固定ルーフ８
は第２変形例と同一である。従って、大開口部７のみを
開閉できる。尚、ドライブシャフト駆動はケーブル駆動
に比して、開閉速度、設計上の荷重条件等の設定を、シ
ャフトの条数及びリードを変化させることによりでき、
モータの設計変更には及ばないので、設定が容易であ
る。

【００３５】

【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、前枠６と
後枠４との間でドア２により開放される乗降口と連続す
るような大きな大開口部７をルーフ部材５で開閉するの
に、ルーフ部材５を前後移動時でも収納位置Ａでも、固
定ルーフ８内の固定レール２５で支持・案内し、スライ
ダ３１を介してドライブシャフト３０の正逆回転により
前後駆動することができ、支持安定性が向上して風圧に
よる振動発生も減少でき、前後移動中に駆動手段３６に
大きな負荷がかかり難く、しかもケーブル駆動より大き
い駆動力をだすことが可能になり、走行中の開閉が可能
になる。さらには、ルーフ部材５を主に固定レール２５
で支持しているので、ドライブシャフト３０の変形がな
く、スムーズな開閉が得られ、大開口部７の後方でかつ
後枠４の左右側部に固定レール２５を配置すると共にそ
れと平行にドライブシャフト３０を配置しているので、
乗降口と連続する大開口部７が形成可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す斜視説明図である。

【図２】開閉状態の３例を示す斜視説明図である。

【図３】概略断面側面図である。

【図４】概略正面図である。

【図５】大開口部を開放した状態の要部の断面側面図で
ある。

【図６】要部の断面正面図である。

【図７】全体分解斜視図である。

【図８】全体平面図である。

【図９】可動ルーフ駆動機構の斜視図である。

【図１０】可動ルーフ駆動機構の分解斜視図である。

【図１１】パネルルーフ及びその駆動機構の分解斜視図
である。

【図１２】幌ルーフの分解斜視図である。

【図１３】制御機構のブロック図である。

【図１４】ルーフ開放の態様を示す説明図である。

【図１５】本発明の第１変形例を示す斜視説明図であ
る。

【図１６】本発明の第２変形例を示す斜視説明図であ
る。

【図１７】本発明の第３変形例を示す斜視説明図であ
る。

【符号の説明】

１ サンルーフ装置 ２ 前ドア ３ 車体 ４ 後枠 ５ ルーフ部材 ６ 前枠 ７ 大開口部 ８ 固定ルーフ ９ 可動ルーフ １０ ルーフ窓 １１ パネルルーフ １２ 幌ルーフ ２５ 固定レール ２８ 小開口 ３０ ドライブシャフト ３１ スライダ ３６ 駆動手段 Ａ 収納位置（開放位置） Ｂ 当接位置（閉鎖位置）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜山 茂樹 広島県東広島市八本松町大字飯田1484− 79 (72)発明者 原田 勝久 広島県安芸郡府中町柳ケ丘21−15 (72)発明者 中岡 昭信 広島県東広島市八本松町大字飯田1551− 14 (56)参考文献 特開 平３−271025（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−859（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−22124（ＪＰ，Ｕ) 特表 昭63−502022（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B60J 7/02 B60J 7/057

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車体（３）に固定のフロントガラス取り
   付け用前枠（６）と前ドア（２）より後側で車体（３）
   に固定された後枠（４）との間に前ドア（２）により開
   放される乗降口と連続する大開口部（７）を形成し、前
   記後枠（４）に前後移動することにより大開口部（７）
   を開閉するルーフ部材（５）を設け、前記後枠（４）に
   ルーフ部材（５）を収納可能な固定ルーフ（８）を設
   け、前記大開口部（７）の後方でかつ後枠（４）の左右
   側部に固定レール（２５）を配置すると共にそれと平行
   にドライブシャフト（３０）を配置し、この左右ドライ
   ブシャフト（３０）にその回転によって前後動するスラ
   イダ（３１）を設け、後枠（４）の後部に左右ドライブ
   シャフト（３０）を同時に回転駆動するモータ（３４）
   を設け、ルーフ部材（５）の左右側部を固定レール（２
   ５）に前後摺動自在に支持すると共に左右スライダ（３
   １）と連結していることを特徴とするサンルーフ装置の
   開閉駆動機構。