JP3019648B2 - サンルーフ装置の開閉操作方法 - Google Patents

サンルーフ装置の開閉操作方法

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JP3019648B2
JP3019648B2 JP5030942A JP3094293A JP3019648B2 JP 3019648 B2 JP3019648 B2 JP 3019648B2 JP 5030942 A JP5030942 A JP 5030942A JP 3094293 A JP3094293 A JP 3094293A JP 3019648 B2 JP3019648 B2 JP 3019648B2
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秀記 吉岡
浩司 黒田
茂樹 檜山
勝久 原田
均 青野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用自動車等の乗り物
に使用されるサンルーフ装置の開閉操作方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のサンルーフ装置としては、特開昭
62−261527号公報に開示されているような、ス
ライドタルガルーフタイプのものがある。このタイプで
は、車体に固定のフロントガラス取り付け用前枠と、前
ドアより後側で車両に固定された後枠との間に大開口部
を形成し、前記後枠に前後移動することにより大開口部
を開閉するルーフ部材を設けて構成されている。
【0003】前記後枠はリヤガラス取り付け用であり、
この後枠に固定のロールバーでルーフ部材を摺動自在に
支持しており、大開口部を開放すると、ルーフ部材は後
枠から後方へ大きく突出し、その前端のみが支持される
ようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、ルーフ部材は後枠のロールバーで支持されるだけで
あるため、大開口部を開放したときに支持安定性が低
く、また、走行中の開閉においても、風圧によって振動
を生じることがある。また、従来のルーフ部材は大開口
部を開放するか否かだけで、ルーフ部材には小開口がな
く、タルガルーフタイプ以外のタイプのサンルーフ装置
のような、小さな開放は行い難い構造になっている。
【0005】そこで、大開口部を開閉する部材に小開口
を形成し、この小開口を開閉する部材を大開口部開閉部
材に支持させることが考えらるが、この小開口開閉部材
を駆動する駆動手段を大開口部開閉部材を駆動する駆動
手段と同様に後枠に設けていると、大開口部開閉部材を
開放駆動するときに小開口開閉部材用駆動手段が牽制
(けんか)し、正常な動きができなくなる可能性があ
る。
【0006】これは、小開口開閉部材用駆動手段を先に
作動させるか、両方の駆動手段を全く同一の構造にし
て、大開口部開閉部材を開放駆動するときに小開口開閉
部材を同一速度で後方移動させれば解決するのである
が、前者ではスイッチ操作が面倒になり、後者では設置
スペース等の種々の理由で、駆動手段を全く同一構造に
することは困難になる。また、異種駆動手段で同一開閉
速度にするには、モータ回転速度の制御が困難でかつコ
スト高になる。
【0007】本発明の目的は、ルーフ部材を可動ルーフ
とパネルルーフとを有して構成し、後枠と前枠との間の
大開口部を可動ルーフで、この可動ルーフに形成した小
開口をパネルルーフでそれぞれ開閉できるようにし、か
つ可動ルーフを後方移動するスイッチ操作だけでパネル
ルーフを先行後方移動できるようにしたサンルーフ装置
の開閉操作方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明方法における課題
解決のための具体的手段は、ドア2より後側で車体3に
固定された後枠4からルーフ部材5を前後移動すること
により、車体3に固定の前枠6との間に形成した大開口
部7を開閉するサンルーフ開閉方法において、前記後枠
4に固定された固定ルーフ8に収納可能でかつ略中央に
小開口28が形成された可動ルーフ9を、収納位置Aと
その前部が前枠6に当接する位置Bとの間で前後摺動さ
せて大開口部7を開閉する第1開閉行程と、この可動ル
ーフ9上でパネルルーフ11を前後摺動させて小開口2
8を開閉する第2開閉行程とを有し、前記第1開行程を
行うスイッチ70の操作で第1開行程開始に先行して第
2開行程を開始させることである。
【0009】
【作用】固定ルーフ8は後枠4に固定されかつ左右側部
が後部で連結された平面視略コ字形に形成され、その左
右側部内に可動ルーフ9を収納可能であり、後枠4は可
動ルーフ9を後方位置へ移動したときその略全長を支持
する。後枠4と前枠6との間の大開口部7は可動ルーフ
9で開閉され、可動ルーフ9に形成した小開口28はパ
ネルルーフ11で開閉され、パネルルーフ11に形成し
たルーフ窓10は幌ルーフ12によって開閉され、全面
閉鎖から大開口部7を開放する態様と、小開口28を開
放する態様と、ルーフ窓10を開放する態様とをとるこ
とが可能であり、全面閉鎖から大開口部7にルーフ窓1
0を加えた大きさまで開口量を調整可能である。
【0010】大開口部7を全面閉鎖しているとき、可動
ルーフ9の前部は前枠6に当接して当接位置Bにあり、
パネルルーフ11の前部は可動ルーフ9に被さり、幌ル
ーフ12の前部はパネルルーフ11の前部を覆い隠すよ
うに被さっている。この閉鎖状態から、可動ルーフ9を
後方移動(第1開行程)するためにスイッチ70を操作
すると、可動ルーフ9の駆動手段36が作動する前に、
このスイッチ70により駆動手段46が作動して、パネ
ルルーフ11を先行後方移動する(第2開行程)。
【0011】このパネルルーフ11が小開口28を開放
していって中間位置に到達すると、これを中間位置検出
センサ68Cが検出し、この検出によって可動ルーフ9
の駆動手段36が初めて作動し、可動ルーフ9の後方移
動を開始する。これにより、駆動手段36を先に作動す
ることにより駆動手段46が牽制状態になるのを回避す
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜16において、1は左右前ドア2とリヤド
アとを有する2ボックス3ドアハッチバッグ車の屋根に
設けたサンルーフ装置であり、車体3に固定のフロント
ガラス14取り付け用前枠6と前ドア2より後側で車体
3に固定された後枠4との間に大開口部7を形成してお
り、この大開口部7は前ドア2のガラスまで達し、これ
によって開放される乗降口と連続している。
【0013】後枠4は左右のサイドピラー15、リヤピ
ラー16、後上部のリヤスポイラ17及びそれらを連結
している屋根フレーム18等を有し、この屋根フレーム
18には内開口20が形成され、サイドピラー15とリ
ヤピラー16との間にはサイドガラス19が設けられて
いる。前記内開口20を有することにより、後枠4は平
面視四角枠形状となっている。サイドガラス19は開閉
可能な窓又はドアの一部になっていても良い。
【0014】5は後枠4に設けられていて前後移動する
ことにより大開口部7を開閉するルーフ部材である。こ
のルーフ部材5は可動ルーフ9、パネルルーフ11、幌
ルーフ12等を有している。固定ルーフ8は後枠4上に
被さるように固定されており、左右側部が後部で連結さ
れた平面視略コ字形で、その前部から中央は開放されて
いる。この固定ルーフ8の開口は前記屋根フレーム18
の内開口20に対向しており、内開口20の前部は左右
サイドピラー15を連結している架設体21によって区
切られている。前記固定ルーフ8及び屋根フレーム18
等によって、車両の後半分の固定屋根が構成されてい
る。
【0015】図5〜10において、屋根フレーム18の
左右側部には前後方向に長い基台24が固着され、この
左右基台24は互いに連結され、その各外側上部には固
定レール25が設けられている。この固定レール25に
は断面門形をした長尺の移動体26が嵌合しており、固
定レール25に枢支した多数のコロが移動体26のガイ
ド溝に係合し、また、移動体26に枢支した多数のコロ
が固定レール25のガイド溝に係合しており、移動体2
6が傾くことのなく直線前後摺動するように支持してい
る。
【0016】前記左右移動体26には、ブラケット27
を介して可動ルーフ9の側部が連結されている。この可
動ルーフ9は左右側部が前部で連結された平面視略コ字
形で、中央から後部にかけて小開口28が形成され、そ
の前部は前枠6に当接可能である。可動ルーフ9の左右
側部は固定ルーフ8の左右側部の下側にそれに沿って位
置し、後方移動したとき固定ルーフ8内に収納されて収
納位置A(開放状態)となり、前方移動したときその先
端が前枠6に当接して当接位置B(閉鎖状態)となり、
このとき大開口部7の外周部を閉鎖し、固定ルーフ8の
左右側部を前枠6に連結するような状態になる。
【0017】前記左右基台24の内側上部には、固定レ
ール25の側方でそれと平行にドライブシャフト30が
配置されている。このドライブシャフト30はネジ軸で
形成されて軸受29を介して回転自在に設けられ、スラ
イダ31が螺合されており、回転することによってスラ
イダ31を前後動する。このスライダ31は連結板32
を介して移動体26の後部と連結しており、スライダ3
1の前後動により移動体26及び可動ルーフ9が移動す
る。
【0018】ドライブシャフト30の後端は基台24に
固定のギヤケース33に支持され、このギヤケース33
内には一対のベベルギヤが収納され、一方のベベルギヤ
にドライブシャフト30が連結されている。左右ギヤケ
ース33の一方には減速機付のモータ34が固定され、
このモータ34の出力軸が直接又は伝達軸35を介して
ギヤケース33内の他方のベベルギヤに連結されてい
る。
【0019】前記ドライブシャフト30、ギヤケース3
3、減速機付のモータ34等によって、可動ルーフ9を
高速かつ確実に摺動する駆動手段36が構成されてお
り、モータ34の回転によって左右ドライブシャフト3
0が同時に駆動される。前記左右移動体26の上部には
内側方突出状に可動レール39が平行に設けられ、この
可動レール39にシューを介して支持ブラケット40が
前後摺動自在に係合しており、左右前支持ブラケット4
0にパネルルーフ11の左右前側部が固定されている。
【0020】パネルルーフ11は平面視略四角枠形状
で、その中央部はルーフ窓10となっており、このルー
フ窓10は開口であっても又はガラスを埋め込んでいて
も良い。パネルルーフ11の前部及び左右側部はウェザ
ーストリップを介して可動ルーフ9の上面に摺動可能に
当接しており、左右側部の上面には幌ルーフ12用の前
ガイドレール41が設けられ、後部の下面には幌ルーフ
12用の駆動手段42が設けられている。
【0021】前記パネルルーフ11の左右後側部には後
支持ブラケット43が固定され、この後支持ブラケット
43は屋根フレーム18に固定の後ガイドレール44に
前後動自在に支持されている。後支持ブラケット43に
は連結具45が設けられ、駆動手段46のケーブルと連
結されている。前記可動ルーフ9の駆動手段36がドラ
イブシャフト駆動形であるのに対し、パネルルーフ11
の駆動手段46と幌ルーフ12の駆動手段42とは、共
にケーブル駆動形であり、モータ47、48の回転をケ
ーブルの押し引き動作に変えて、パネルルーフ11及び
幌ルーフ12を前後動させる。
【0022】図3、5、7、11、12において、幌ル
ーフ12は固定ルーフ8の後部から前枠6にわたる長さ
のものであり、可動ルーフ9閉鎖時の可動ルーフ9内の
小開口28及び固定ルーフ8内の開口を覆い、内開口2
0及びルーフ窓10を開閉する。この幌ルーフ12は、
幌布51及び裏布52と、この幌布51及び裏布52の
前後に設けられた前後カバー53、54と、幌布51及
び裏布52間でそれらに連結された複数本(実施例では
2本)の固定骨55と、前カバー53及び各固定骨55
にリンク及び引っ張りスプリングを介して連結された浮
上骨56とを有する。
【0023】前記後カバー54は固定ルーフ8の後部上
に連結され、前後固定骨55は左右両端にシューを有
し、前固定骨55は前ガイドレール41に、後固定骨5
5は屋根フレーム18に固定の後ガイドレール44にそ
れぞれ前後摺動自在に案内されている。幌ルーフ12の
前カバー53はパネルルーフ11の前部を覆うことがで
き、この前カバー53の下面には左右一対の支持ブラケ
ット57が固着され、この支持ブラケット57にはカム
溝58と前後シュー59、60とが設けられている。カ
ム溝58は後部が下向き傾斜している。
【0024】後シュー60は前ガイドレール41の溝4
1A内を摺動し、前シュー59は前ガイドレール41の
上面を摺動する。前ガイドレール41の前端には凹部6
1が形成され、その上面は溝41Aの下面と略同高さに
なっている。前記前ガイドレール41にはスライダ62
が係合され、このスライダ62は駆動手段42のケーブ
ルに連結されている。このスライダ62にはカム溝58
と係合するカムピン63が設けられている。
【0025】前シュー59が凹部61に入っていると
き、即ち、幌ルーフ12が閉鎖状態にあるとき、カムピ
ン63はカム溝58の水平部に位置し、前カバー53は
可動ルーフ9の上面に当接している。この状態からスラ
イダ62を後方移動すると、カムピン63はカム溝58
の下向き傾斜部に入り、これにより前シュー59を凹部
61から抜け出させ、前カバー53を前上がり姿勢にし
た状態で後方摺動させる。前カバー53は前上がり姿勢
になると、パネルルーフ11との摺接抵抗が小さくな
る。
【0026】図1〜3、8、13において、66はサン
ルーフ装置1の制御機構を示している。前記基台24又
は固定レール25には,可動ルーフ9の開閉位置を検出
する検出手段67が、可動レール39にはパネルルーフ
11の開閉位置及び中間位置を検出する検出手段68
が、前ガイドレール41近傍には幌ルーフ12の開閉位
置を検出する検出手段69がそれぞれ設けられており、
制御機構66の制御部66Aに接続されている。
【0027】前記検出手段67、68、69はリミット
スイッチ、無接点スイッチ等のセンサで形成されてお
り、可動ルーフ9用の開閉位置検出手段67は閉位置検
出センサ67Aと開位置検出センサ67Bとを有し、基
台24、固定レール25の他に前後枠6、4、固定ルー
フ8又は屋根ルーフ18等に設けても良い。パネルルー
フ11用の開閉位置検出手段68は閉位置検出センサ6
8Aと開位置検出センサ68Bと中間位置検出センサ6
8Cとを有している。幌ルーフ12用の開閉位置検出手
段69は閉位置検出センサ69Aと開位置検出センサ6
9Bとを有し、また、図外の操作ボックスには、可動ル
ーフ9用のスイッチ70と、幌ルーフ12用のスイッチ
71とが設けられていて、制御部66Aに接続されてお
り、各スイッチ70、71を操作して、制御部66Aを
介して駆動手段36、46、42をそれぞれ適宜動作さ
せるようになっている。
【0028】スイッチ70は制御部66Aによって制御
されていて、可動ルーフ9が当接位置Bにある状態から
スイッチ70を開放側オン操作すると、駆動手段36を
作動させる前に駆動手段46を作動させ、この駆動手段
46が作動してパネルルーフ11を先行後方移動し、中
間位置検出センサ68Cがパネルルーフ11中間位置に
到達したことを検出したとき、その検出信号により駆動
手段36を作動させるように設定されている。
【0029】次に、前記サンルーフ装置1の開閉動作を
主に図2、13〜16を用いて説明する。図2a、14
aに示すように、ルーフ部材5が大開口部7を閉鎖して
いるとき、可動ルーフ9は固定ルーフ8から突出してそ
の先端は前枠6に当接(当接位置B)し、パネルルーフ
11の前部は可動ルーフ9の前部に被さり、幌ルーフ1
2の前部は可動ルーフ9の前部を覆い隠すように被さっ
ている。
【0030】この閉鎖状態(図14a)から可動ルーフ
9用スイッチ70を開放側オン操作(第1開行程操作)
すると、まずパネルルーフ11の位置を検出し、パネル
ルーフ11の中間及び開位置検出センサ68C、68B
が作動していないとき、即ち、小開口28を閉鎖してい
るとき、駆動手段46のモータ48を作動してパネルル
ーフ11を後方移動させる(第2開行程)。
【0031】パネルルーフ11が後方移動して小開口2
8を開放していき、中間位置検出センサ68Cで中間位
置に達したことを検出すると(図14b)、その検出信
号で駆動手段36が初めて作動してドライブシャフト3
0を回転し、移動体26を介して可動ルーフ9を後方移
動し、開位置検出センサ67Bが作動するまで、固定ル
ーフ8内に収納していく(図2b、14e)。尚、パネ
ルルーフ11は中間位置に達した後の更に後方移動し、
可動ルーフ9が収納位置Aに達するまでに収納される。
【0032】このようにして、可動ルーフ9及びパネル
ルーフ11は固定ルーフ8に収納され、収納位置Aとな
り、大開口部7を全面にわたって開放するが、パネルル
ーフ11は可動ルーフ9に対して相対的に移動するの
で、また、収納位置Aより後方には移動できないので、
小開口28は閉鎖状態になる。このとき、幌ルーフ12
の前部はパネルルーフ11と一体的に移動し、幌ルーフ
12の後部は後固定骨55が後ガイドレール44に案内
されて後方移動し、後浮上骨56が浮き上がって幌ルー
フ12の後部を折畳む。
【0033】前記閉鎖状態(図14a)からスイッチ7
1を開操作すると、駆動手段46が作動して後支持ブラ
ケット43を介してパネルルーフ11を後方移動し、検
出手段68が作動するまで、固定ルーフ8内に収納して
いく(図14c)。このとき、可動ルーフ9は不動で、
幌ルーフ12の前部はパネルルーフ11と一体的に移動
する。このようにしてパネルルーフ11は固定ルーフ8
に収納され、可動ルーフ9は固定ルーフ8と前枠6とを
連結した状態のまま残る。これが第2開行程で、第2閉
行程は前記と逆動作になる。
【0034】前記閉鎖状態(図14a)からスイッチ7
1を開放側オン操作すると、駆動手段42が作動して支
持ブラケット57を介して幌ルーフ12の前部を前上向
き姿勢にしながら後方移動し、開位置検出センサ69B
が作動するまで、パネルルーフ11の後部まで後退す
る。このとき、可動ルーフ9及びパネルルーフ11は不
動であり、幌ルーフ12の前側は前固定骨55が前ガイ
ドレール41に案内されて後方移動し、前浮上骨56が
浮き上がって前カバー53の後側を折畳む。これが第3
開行程で、第3閉行程は前記と逆動作になる。
【0035】また、図14dの状態は、図14cの状態
から第3開行程を行うことにより得られ、図14fの状
態は、図14dの状態から第1開行程又は図14eの状
態から第3開行程を行うことにより得られる。図14f
の全開状態からの閉鎖動作は、各スイッチ70、71を
閉鎖側にオン操作することにより行うことができる。
尚、スイッチ70を閉鎖側オン操作したきに、駆動手段
36、42を同時に又は駆動手段42を先行して作動し
て、可動ルーフ9が前枠6に当接するときに幌ルーフ1
2もルーフ窓10を閉鎖できるようにすることも可能で
あり、この場合、モータ34、47を同時に駆動するこ
とになるが、モータ47の駆動は短時間であるので余り
支障はない。
【0036】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、幌ルー
フ12の先端をパネルルーフ11の後部に連結固定し、
パネルルーフ11のルーフ窓10にガラスを埋め込んで
おいて、ルーフ部材5を実質的に可動ルーフ9とパネル
ルーフ11とで構成したり、パネルルーフ11の中間位
置検出センサの代わりにタイマを設けておいて、可動ル
ーフ9用のスイッチ70で一定時間だけパネルルーフ1
1の駆動手段46を先行作動させるようにしたりしても
良い。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した本発明方法によれば、後枠
4と前枠6との間の大開口部7を可動ルーフ9で開閉で
き、可動ルーフ9に形成した小開口28をパネルルーフ
11で開放できる。しかも、可動ルーフ9の開行程を行
うスイッチ操作で可動ルーフ9の開行程開始に先行して
パネルルーフ11の開行程を開始させるので、パネルル
ーフ11の開行程用スイッチ操作をしなくても良く、ス
イッチ操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視説明図である。
【図2】開閉状態の3例を示す斜視説明図である。
【図3】概略断面側面図である。
【図4】概略正面図である。
【図5】大開口部を開放した状態の要部の断面側面図で
ある。
【図6】要部の断面正面図である。
【図7】全体分解斜視図である。
【図8】全体平面図である。
【図9】可動ルーフ駆動機構の斜視図である。
【図10】可動ルーフ駆動機構の分解斜視図である。
【図11】パネルルーフ及びその駆動機構の分解斜視図
である。
【図12】幌ルーフの分解斜視図である。
【図13】制御機構のブロック図である。
【図14】ルーフ開放の態様を示す説明図である。
【図15】開閉操作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図16】開閉操作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 サンルーフ装置 2 前ドア 3 車体 4 後枠 5 ルーフ部材 6 前枠 7 大開口部 8 固定ルーフ 9 可動ルーフ 10 ルーフ窓 11 パネルルーフ 12 幌ルーフ 28 小開口 68 開閉位置検出手段 68C 中間位置検出センサ 70 スイッチ A 収納位置(開放位置) B 当接位置(閉鎖位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 勝久 広島県安芸郡府中町柳ケ丘21−15 (72)発明者 青野 均 広島県呉市吉浦中町2−3−16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/05 B60J 7/057 B60J 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア(2)より後側で車体(3)に固定
    された後枠(4)からルーフ部材(5)を前後移動する
    ことにより、車体(3)に固定の前枠(6)との間に形
    成した大開口部(7)を開閉するサンルーフ装置の開閉
    操作方法において、 前記後枠(4)に固定された固定ルーフ(8)に収納可
    能でかつ略中央に小開口(28)が形成された可動ルー
    フ(9)を、収納位置(A)とその前部が前枠(6)に
    当接する位置(B)との間で前後摺動させて大開口部
    (7)を開閉する第1開閉行程と、この可動ルーフ
    (9)上でパネルルーフ(11)を前後摺動させて小開
    口(28)を開閉する第2開閉行程とを有し、前記第1
    開行程を行うスイッチ(70)の操作で第1開行程開始
    に先行して第2開行程を開始させることを特徴とするサ
    ンルーフ装置の開閉操作方法。
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